飛行機チケットの購入
今回のフライトはエールフランスコードでフィンエアの運航。
なのでチケットの予約はエールフランスからとった。 さてここで問題は赤ちゃんのチケットをどう買うかである。 私たちがチケットを購入した時、赤ちゃんはまだおなかの中。 チケットの購入には誕生日の情報が必要なのだ。
とりあえずウェブサイトでいろいろ情報を収集してみた。 英語のウェブサイトでは、名前さえ決まっていればダミーの誕生日でチケット購入できると書いてあるページが見つかった。 しかし、やはりダミーでというのは若干気持ちが悪い。
そこでエールフランスに直接問い合わせをしてみた。 彼らの返答は、先に両親のチケットは購入しておき、赤ちゃんのものは生まれてからチケットを買ってくださいとのことであった。 前述の英語サイトの方法でもいけるのかもしれないが、私たちは公式の方法で行くことにした。
さて赤ちゃんが無事生まれたので、エールフランスに電話をかける。 なぜだかわからないが、エールフランスの英語のラインがどれだけかけても繋がらない状態になっていた。 そこで家主夫妻の助けを借りてフランス語のラインの方に電話をかける。 すると今度はすぐにつながった。
電話ですることは、私たちの予約番号などを伝えてチケットを探す。 そうしたら赤ちゃんの生年月日・名前などの情報を伝えて、チケットを購入する。 座席は必要ないので、赤ちゃんのチケットの値段は正規料金の10%。 私たちが2ヶ月前に購入したチケットの10%くらいの値段だったので、幸いそれほど値上がりはしなかったようだ。
ちなみに赤ちゃんと搭乗する場合、機材によってはベビーベッドが付けられる場合がある。 電話の時に可能なら利用したいという旨を伝えておくと良い。 ちなみに私たちの飛行機には付いていなかった。
フライト当日チェックイン手続き
空港ホテルからターミナル2へ移動し、チェックインカウンターを探す。 シャルルドゴール空港はやたらと歩く必要のある距離が長い気がする。 指定のターミナルエリアに向かってみると、なぜかエールフランスのカウンターがない。 フィンエアーのカウンターはあったので、チェックインできるか聞いみるとオーケーとのこと。
二つで45kgあったスーツケースを預けしばしの間重さから解放される。 私たちはフィンランドの滞在許可証とパスポートを渡し、赤ちゃんは急いで取得したパスポートだけで手続き。 無事航空券を発券してもらった。
その後セキュリティーへと向かう。 ここで赤ちゃん連れの特典1。 並んでいる列をスキップして直接セキュリティーに向かえる。 とはいえセキュリティー手続きは同じだし、むしろ赤ちゃんがいる分大変だ。 特に問題なくゲートを潜り抜けて搭乗ゲートへと向かった。
搭乗ゲートの近くのおむつ交換台がついている多目的トイレ(トイレの入り口のところについていることが多い)でオムツの交換をして、搭乗を待つのであった。
ヘルシンキへのフライト
搭乗が始まると、赤ちゃん連れの特典2がある。 早めに機内へと入れるのだ。 とはいえこのフライトの場合Zone2という区分けであり、Zone1の人たちが終わってからの搭乗ではあったが。
飛行機に乗り込んだらさっさと荷物をしまうと、キャビンアテンダントに赤ちゃんのオムツ交換について聞いてみる。 するとオムツ交換はトイレでできるとのこと。 またオムツはゴミ箱に捨てて良いが、ビニール袋を持ってくるのでそれでしっかり密閉してから捨ててくれとのことであった。 またちょっと後で赤ちゃん用のシートベルトと、ライフジャケットを持って来てくれた。
赤ちゃんの場合、気圧の変化に対して耳抜きができないので問題になることがあるとの情報を見ていた。 そこでフライトが始まる少し前から授乳を開始した。 そのおかげもあってか、離陸の際はとてもおとなしかった。
ヘルシンキまでは三時間のフライト。 しばらくしていなかったから可能性はあるかなと思っていたことが起こる。 赤ちゃんから巨大な破裂音とともにちょっとした匂いが漏れ出す。 空調の風を強くして匂いを換気するとともに、赤ちゃんを連れてトイレへと向かったのだった。
飛行機のトイレは普段は意識していなかったが、おむつ交換台が引っ張り出せるようになっている。 ちょっと狭いもののオムツ交換はとても簡単だ。 赤ちゃんは大量にいたしていたが、さっさとオムツを交換すると座席に戻ったのだった。
後は飛行機が高度を下げ始めた後の適当なタイミングでもう一度授乳開始。 着陸の間もほぼずっとおとなしくしていてくれた赤ちゃんであった。
空港からはタクシーで移動。 途中ちょろっと立ち寄った大学でもう1回うんちをいたしたくらいで、無事アパートまでたどり着くことができたのだった。
ヨーロッパでの赤ちゃんの飛行機移動
生後数ヶ月までの赤ちゃんの飛行機搭乗には賛否両論がある。 私たちの場合はフランスの滞在許可証の期限が切れるため、どこかしらに移動することが必要だった。 フェリーでの移動も少し考えたのだが、十時間以上船の上にいるのは飛行機に乗るよりリスクが高かっただろう。 助産婦や他の人たちの意見も聞いたが、飛行機で行くのが一番とのことだった。 ちなみに航空会社は生後8日以内の搭乗は許可していない。 逆に言えばそれ以降であれば搭乗はできる。
リスクマネージメントはもちろん重要だが、TGV・ホテル・空港・フライトと、赤ちゃん連れで旅をするのによく整備・配慮がされていたと思う。 赤ちゃんとあえて飛行機旅をする必要があるわけでもないが、ヨーロッパではそれが必要な時には特に問題なくできると感じた旅であった。
関連記事
3. 赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜シャルルドゴール空港ホテル
D