pythonでraw形式の画像を読み込んで処理する方法

pythonは画像処理のパッケージが結構あるので、ちょっと画像処理をしてみようなんて始めるにも良い言語だったりする。
とはいえ研究者が2次元データの処理を自分でする機会というのはそんなにはないだろう。 手元に来る頃には1Dプロファイルなどの扱いやすい形に変換されていることが多いからだ。
しかし時たまそんな変換が納得できるものではなかったり、もしくはニッチすぎる分野にいるせいで十分なソフトウエアに恵まれない場合もある。
今回はRAW形式のデータを読み込んで、処理して書き出す方法についてまとめておきたい。

私が今使っているのはanacondaのpython3(anaconda4.4.0 python3.6.1)であるが、前のバージョンでも問題ないはずだ。 python2の場合はちょろちょろと変える必要があるかもしれないが。
さて画像処理するのには、まずは画像を読み込む必要がある。RAW形式の画像を読み込めるパッケージは色々ある。
私が最初二次元X線データの画像処理を試みたときも、色々とソフトを試した記憶がある。
ちなみにデジカメの写真なんかを読み込みたい場合は、専用のライブラリやwrapperがpythonには用意されている。

内部リンク: pythonでデジカメのraw画像を一括読み込みして別形式で保存する

しかしここで私が使うことにしたのはpillowという画像処理ライブラリ。これを選んだ理由は、様々な形式のrawデータを読み込んでくれたからであった。
私が具体的に使いたかったのは16ビットのunsignedのpixcelデータだったのだが、これを読み込んでくれたのがこのpillowであった。pillowはpipでインストールすることができる。

pip install pillow

プログラムではまずこのpillowでの画像読み込みをするのにImageを呼び出しておく。

from PIL import Image

まずはピクセルデータをバイナリモードでファイルに読み込んでrawdataに格納。ヘッダーがある場合はseekを使ってピクセルデータの場所までスキップしておく(file.seek(number))。

2022年6月23日追記:

私の使ってた画像データでは確かヘッダーサイズは画像のピクセルサイズに依存してたはずで、3000x3000ピクセルの画像ファイルではnumber=6000、4000x4000の画像ファイルではnumber=8000てな感じでうまく読み込めていたかと思います。ファイル次第な気はしますが……間違っていると画像がとてもおかしくなるので、意味のある画像が出てきたらnumberがあってるはずです。

追記終わり。

file = open(filename, 'rb')
rawdata = file.seek(number)
rawdata = file.read()
file.close()

読み込んだバイナリをpillowのImage.frombytesを使ってイメージ形式に変換する。
オプションは左から、mode、size、filename、data、decoder_name、args。 modeは公式を読むと32ビット?と思いつつもFで良い。
sizeは私の場合ピクセルサイズで(2000,2000)など。 dataはこの例だとrawdata。

最後の二つが実質重要で、decoderでrawを指定して、argsで実際のファイルフォーマットを指定する。 私の場合は16ビットのbig endianだったので16B。
ここの指定がおかしくて、変なデータになることがよくある。 正しくプロセスするには、自分の使っている画像データをよく知っておく必要がある。 ちなみにどのデータタイプにどのargsを使えば良いかは公式ページに詳しい

img = Image.frombytes('F', Imagesize, rawdata,"raw", 'F;16B')

ここまできたらimgはイメージデータになっているので、適当な画像形式で出力してあげれば正しく処理されているかが確認できる。

img.save("test.tif")

私はnumpyを使ってデータ処理することが多いのでさらにnumpyのarrayに突っ込んでおく。

npimg = np.array(img)

ここまできたらnumpyの(ピクセル、ピクセル)のデータになっているはずなので、あとは好きな様に補正を加えるなり図表を作ることができる。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜エストニアの古都タリン

タリン旧市街を歩く

タリンのフェリーターミナルから

タリンのフェリーターミナルから眺めたタリンの街並み

フェリーターミナルからホテルまでは歩いて15分くらいで到着。 ホテルに着いたのは12時ちょっと過ぎだった。 空いてればチェックインできるかなとちょっと期待していたのだが、残念ながら3時までチェックインできないとのこと。 そこで大きな荷物だけ預けてお昼を食べに行くことにした。
最初は予約していなかったので無理かなと思いつつも、とても人気のレストランRataskaevu 16を訪ねてみた。 しかし本当に大人気のようで翌日のランチまでフルで予約が埋まっているとのことであった。
そこで私たちは近場のレストランVon Krahli Aedを訪ねることにした。 こちらのレストランもなかなか人気のようだが、時間が1時半とちょうどお客さんがはけてきたところですぐ入ることができた。 レストランについての詳細は投稿下部にまとめてある。

タリンの素敵な小道

タリンの素敵な小道を抜けて・・

タリンのアレクサンダーネブスキ大聖堂

アレクサンダーネブスキ教会のたまねぎのちょうど後ろに太陽が・・

ランチが終わったのは2時半くらい。 レストランが旧市街の西の方に位置していたので、この日は旧市街の南西方面を片付けることにした。 まずは聖ニコラス教会をちょろっと眺めつつ、素敵な小道(luhike jalg)を通り抜けてアレキサンダーネヴスキ大聖堂へと向かった。 ロシアっぽいたまねぎ型の教会でしばし写真撮影。

タリンの展望台からの眺め

タリン旧市街からバルト海まで眺められる展望台

そのままもう少し歩いていくと、旧市街からバルト海までを一望できる展望台へとたどり着く。 この展望台からの眺めは明るい屋根の色に染まった旧市街を見ることができるのでとてもオススメだ。 その後帰り道にちょろっと眺めた聖母マリア聖堂ではちょうど結婚式をやっていた、おめでとう。

その後はちょっと足にきていたのでホテルまで戻ってチェックイン、4時半くらいだったかな。 二時間ほど仮眠をとってから、夕食を食べるのに旧市街を再訪。 夕食を食べた後はもう結構疲れていたので、ちょろっとショッピングセンター(Viru Keskus Shopping Centre)を回って、アイスクリームと次の日の朝食を購入しただけ。 スーパーでちょっと市場調査をしたところ、ヘルシンキに比べて本当に物価が安い。

レストラン・ホテル情報

ホテル Nordic Hotel Forum

期限切れになりそうだったユナイテッドのマイルを使って予約した四つ星ホテル。 おしゃれな外観と清潔な部屋が良かった。 水着を持っていたら最上階のSPAを試したいところであったが、残念ながら持参せず。 ちょろっと覗きにいったらSPA側の眺めはかなり良さそうだった。 併設されているジム側はさほどでもない。 ベビーベッドと充電用のコンセントのコンバーターをを貸し出ししてくれた。 難点をあげるとすればホテルの規模に対してフロントの人数が少なく、チェックインに多少時間がかかったことくらいか。

昼食 Von Krahli Aed ☆☆☆☆

Von Krahli Aedでランチ

Von Krahli Aedでランチ2

Von Krahli Aedでランチ3

エストニア料理なのかな? メインの肉料理や魚料理にカラフルな野菜の付け合わせがついていて目にも舌にも美味しいレストランであった。 頼んだのはラムのローストとサーモン、サラダに前菜盛り合わせのプレートで4皿。 3人で簡単に食べられたので、ちょっと多めに注文しても大丈夫。 特にラム料理は丁寧に料理してあってとても美味しかった。 料理のレベルに対して値段はお手ごろ。 ちょっと舌慣れない味付けもあったので星4つとしたが、もう一度再訪したいと思うレストランである。 ちなみに内装もかなり気を使っていて、裏庭の席もかなり良さそうだったし、上の写真のように地下の座席も素敵だった。

夕食 Tai Restoran Krua ☆☆☆

Tai Restoran Kruaでのディナー

ちょっと寝起きでアジア系のものが食べたいなと思い選択。 旧市街の東端のあたりなのでホテルからすぐそこだったのも良かった。 ベビーカー連れで訪ねたところ、店員さんはベビーカーは中に運んでも良いし外の空きスペースに置いておいてもよいと親切なオファー。 結局外に置いておくことにした。 このレストランはこの日ほとんどお客さんがいなかったが、味は普通に美味しいタイ料理であった。 赤ちゃん連れだったのでガラガラだったのは気を使わなくてよくてむしろ良かった。 グリーンカレーと豚肉の生姜オイスター炒めを注文。 ベストのタイ料理というわけではないが、旅行中にちょっとアジア系のものが食べたいなんてときには充分オススメできるレストランだ。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜ヘルシンキからタリンへのフェリー

フィンランドでの子連れ夏旅行第二弾。 前回の自然を楽しむヌークシオ国立公園から一転して、東欧はエストニアの古都であり首都でもあるタリンを訪れることにしたのだった。

ヘルシンキからタリンに行くにはフェリーが便利だ。 タリン行きのフェリーを出している会社は、tallink silja line・vikind line・Eckerö Line・linda lineなどがある。 どれも時間は二時間前後。 値段は時期にもよるがだいたい一人20−30ユーロといったところ。
結局私たちはLinda Lineを選んだ。 特に理由があったわけではなくなんとなく。 月曜日に金曜日のチケットを購入して、大人3人幼児一人で58.5ユーロだった。

タリンへのフェリー

リンダラインのフェリーターミナル

リンダラインのフェリーターミナル

当日はアパートからバスでKamppiまで移動し、そこからトラム2でフェリーターミナルMakasiiniterminaaliまで移動。 トラムをEtelärantaという駅で降りるとフェリーターミナルは目の前にあるので迷うことはないだろう。
Linda Lineは15分前にはチェックインを締め切るということだったので、一応45分前に着くように移動した。  フェリーターミナルに入るとすぐにチケット売り場がある。 オンラインでチケットを購入してある場合は、チケット売り場はスルーして待合所でチェックイン時間まで待って入れば良い。
出船の30分前くらいになるとチェックインが始まる。 車イスとベビーカーの人は一等席の方のチェックインカウンターが利用でき、二等席の列の先頭まで直接行くことができる。 チェックインからさらにしばらく待つと乗船が開始された。

フェリー内ベビーカー置き場

フェリー内のベビーカー置き場

フェリーに乗船すると、入口を入ってすぐのところにベビーカーをおいておける場所がある。 この日のベビーカーは4台であった。 席はベビーカー置き場の近くの売店の前のあたりに座ることにした。 赤ちゃんは抱えて座席まで一緒に。
階段をのぼって2階に上がると、二倍くらい席数がある。 窓が広い分2階の方が明るく感じるし、また2階の方が空気の通りが良い。 私たちは授乳の必要があった場合に備えて、隠れやすい1階の端の方の席を選択したのだった。 しかし席だけで選ぶなら2階の方が良いと思う。 ちょろっと一等席の方ものぞいて見たが、そこまで席のグレードが違うようには見えなかった。
入り口を入ってすぐのところにハンディキャップ用のトイレがある。 このトイレにはおむつ交換台がついているので、オムツ交換に利用できる。 最近うちの子は旅慣れしてきたのか、移動中にいたすようになってきた。 ちなみに1階は普通のトイレがもう一箇所あり、2階には二個ついている。 しっかり清潔に掃除されていた。

フェリーの売店で買ったワインとクロワッサン

売店で購入したスパークリングワインとクロワッサン

出航したら売店でスパークリングワインや軽食を購入しを船旅を楽しんだ。 ワインやビール、またちょっとしたスナックがそれぞれ5ユーロくらい。 また2階からデッキに出られるので、海の上の空気を楽しむことができる。 しかし船内のエンターテインメントという意味では他のフェリー会社の方が良いのかもしれない。 リンダラインはまさに移動のための高速船という感じだった。
途中から子供がぐずってたのでだっこして船内をぶらぶら。 しかし特にトラブルもなく、一時間半と少しでタリンまで無事到着したのだった。 到着前になると出口の前には行列ができるので、早くおりたい人は並ぶ必要がある。 とはいえちっちゃな船なので最後まで待っても大して時間はかからない。

リンダラインのフェリー

リンダラインのフェリーは小型の高速船

出港前は慌ただしいので、船の外観はタリンに着いてからの方が写真に収めやすかった。 結構長くなってしまったので、タリンの観光については次の投稿で書くことにする

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海外旅行記・アメリカ東部 〜ニューヨークのレストラン

頑張って書いてはみたものの、ニューヨークはあまり食事の記憶がなかった。 買い食いで済ませたのが多かったのかな。 以下は思い出せたレストランたち。 大都市はどこでもそうかもしれないが、ニューヨークはお金を出せば美味しいものが食べられる。

Petrossian Boutique & Cafe  朝食

友達とニューヨーク旅行に行った時に友達が見つけてきたお店。 男二人の朝食にはちょっとお洒落過ぎたかもしれないが、味は抜群だった。 素材がよかったのかな。 今グーグルしてみたら見つかったので、今でもあるということは美味しいのだろう。 ロシア料理の店だと思ってたんだけど、今適当に見た感じではロシア料理とは書いていなかった。 名前の印象かな?

KNICKERBOCKER BAR&GRIL

正直アメリカのステーキのポテンシャルを見謝っていたと思わされたお店。 友達とでかいtボーンをシェア。 肉質も脂質も良く結構な量を一気にたべきってしまった。 サイドも美味しく満足。 ちょっと時間をはずしていたので、予約なしで待つことなく食べられた。 今調べて見るとべらぼうに有名店という感じでもなさそう。 しかし評価も高いし、それなりに出るところには出ているお店のようだ。 なんで当時の我々がこのお店を選んだかは謎だが、間違いなく記憶に残るステーキだった。

Wolfgang’s Steakhouse ウルフギャングス・ステーキ・ハウス

上記のステーキ屋でこれなんだから超有名店のここならと期待して入ったお店。 ここは超人気店なので予約が必要だろう。 頼んだのはやはりtボーンステーキ。 このときは4人だったのだが、3人前くらいを頼んだったのかな。
さて味の方だが、おいしかったのだ。 おいしかったのだが、上のお店の方がもっと美味しかったのだ。 私の感覚としては、こちらのお店はいわゆるアメリカのステーキで、ウェット感が足りなかったのかな。 結局のところ私は牛は脂質が好きなのかもしれない。

Grand Central Oyster Bar グランドセントラル駅のオイスターバー

ニューヨークにいくたびに使っている気がする。 お一人様だとカウンターで気楽に、複数の時はテーブル席でのんびりと。 生牡蠣新鮮で美味しいものを揃えていると思う。 名物らしいクラムチャウダーは妙に塩気がなかったりあまり良い印象はない。 他のメニューも美味しかったとは思うけど、やっぱり生牡蠣を食べるとこだなここは。

china grill MoMAの近くの中華レストラン

ちょっとホテルの近場で食べれるとこを探していて入ったお店。 アメリカンな中華だったけど美味しかった。 ちょっと高かったけど。 トイレが地下にあった。

China Wok ハーレム地区の中華

ほぼ持ち帰り専用的な様相。 私たちも持ち帰りでビーフブロッコリーなどを注文。 やはりアメリカンな中華だけど、味は結構おいしかった。 受け渡しがガラス張りの直接手が届かないようになっているカウンターで、昔は治安が悪かったんだろうなあという印象を抱いた。

Yatenga ハーレム地区にあるおしゃれなフレンチビストロ

こちらもハーレム地区。 ホテルに近かったので夕食を食べに向かったのだった。 とてもおしゃれな感じのお店で、この一角には観光客が多かった。 料理はあんまり覚えてないけど、おしゃれなお店だった。 地下鉄からも135の通りと大通りでアクセスできるので比較的アクセスしやすいだろう。

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海外旅行記・アメリカ東部 〜世界の中心ニューヨークの名所

海外旅行をする中で、いろいろな都市を訪れた。 その中でもやはり一番の大都市は世界の中心ニューヨークだろう。 訪れたのはだいぶ昔になってしまったので、記憶に残っていることだけ簡単に書いていくことにする。 1度目は友人と3日ほど。 この時はホテルがハーレム地区の中でちょっとドキドキだったんだけどまあ大丈夫だった。 2度目は両親とナイアガラ観光を合わせて。 この投稿では観光場所について書き、食事に関しては別投稿にまとめたいと思う。

メトロポリタン美術館

言わずと知れた世界最大級の美術館。一日じゃ回り切れない展示物が陳列されている。 見たいものがあるなら、ある程度回る場所を決めておいた方がよいだろう。 私たちは適当にぷらぷらしていたが、それはそれでよかった。 ちなみに任意だからいくらでも良いとかいう入場料だが、普通にチケットカウンターで言われた値段で入場した。

MoMA

近代美術館とはいうものの、他にも良質な作品が揃っている。 印象派の作品が結構あるので私には良かった。 特に巨大なモネの睡蓮があるので一度は見ておくと良いものだ。 最近パリのオランジェリー美術館を訪ねる機会があった。 オランジェリーの睡蓮を見たあとで、このMoMAの睡蓮がどのように見えるか気になっている。 ぜひもう一度おとずれてみたい美術館である。 他にもゴッホの”the starry night”など必見の絵画が結構ある。

Guggenheim

一方こちらは結構しっかりと現代美術。 そのため私には展示美術の理解は難しかったが、螺旋状に配置された美術と建物がおしゃれ。 パリの現代美術館ポンピドゥセンターもそうだったが、あまり深く考えないと楽しめる。

ロックフェラーセンター

ニューヨークは登れる高いビルがたくさんある。 我々が登ることにしたのは、ロックフェラーセンター。 トップオブザロックと言われている。 なんでここにしたかは忘れたが、とてもおしゃれな建物で眺めもばっちりだった。 一階のチケット売り場で切符を購入し、エレベーターで一気に最上階へ。
最上階とはいったけど、確かここからもう一階、二階上がって屋上へいくのだったかな。 トップオブザロックからはセントラルパークがよく見えるのも良い。 この時は昼間に登ったので、夜景時にもう一度ためしたいところだ。 シカゴのウィリスタワーと比べると、眺めの中のビルの密集度の高さと、やはりセントラルパークが見えるのが特徴的かな。

ヤンキースの観戦

この時代はヤンキースにイチローと黒田がいた時代だったのだ。 行ける日は限られていたので、チケットはウェブであらかじめ購入。 連れが野球派ではなく、そんなに投資はしたくないとのことであった。 そこで安めの外野席の中列から後列辺りの席を購入。
当日はプリントしたチケットを持参した。 友人はヨーロッパからのフライトが少し遅れて、試合開始には間に合わず。 アメリカの野球観戦は参加型のエンターテインメント重視。 野球派でない途中合流した友人も楽しんでいた。
この日は運良く黒田がピッチャーでイチローも先発。 そこで運を使い果たしたのか、途中雨天中断が入り最後まで観戦出来なかったのだった。 食事は焼肉サンドイッチみたいのが美味しかったような。

自由の女神

自由の女神は島に直接向かう人が多いだろう。 確かこのときは台風かなんかで自由の女神には登れないようになっていたのだ。 そこで隣の島・スタンテンアイランドに向かうフェリーに乗り船の上から自由の女神見学することにしたのだった。 同じ目的の人が結構いたので、自由の女神サイドのテラスは早めにおさえておく必要がある。 そんなに近くは通らないので、おっきく見たい人はやはり島に行った方が良いだろう。

ブロードウェイミュージカル

ネットで席を予約。 定番のオペラ座の怪人を鑑賞。 普通に良かった。 幕間のトイレがやたらと混んでいる。 ワインを買うとオペラ座の怪人がプリントされた特製のカップが手に入る。

こうして書いてみるとやはり結構忘れてしまっているということに気づいた。 旅行記は記憶がフレッシュなうちにかかないとダメだなと思った投稿であった。

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アメリカでトラックを借りてセルフ引越し

久々にアメリカのことも書いてみようかと思い、アメリカで引っ越しをした時の体験を書いてみることにした。

引っ越しのためのアパート探し

最初にアメリカでアパートを探したときはあまり時間がなかったので、最初にいったアパートがそれなりに良かったのでそこで決めてしまったのだった。 アメリカ生活2年目になったころに、嫁と一緒に暮らそうという話になったのだった。 そこでちょっと手狭になるので新しいアパートを探そうという話になったのだった。 この時はそれなりに時間があったので、近くのエリアの中でいくつかアパートを回って見ることにしたのだった。

アメリカに初めて来た時は、電話一本で簡単にアパート見学のアポイントメントが取れたのだった。 その時訪れたアパートは安いのは良いが結構古めのアパートで、常に部屋が何部屋か余っていた。
今回はより人気のエリアでアパートを探すことにしたので、アパートを見学するためのアポイントを取るのが少し大変だった。 初めに5つくらいのアパートメントコンプレックスにターゲットを絞り電話をかけた。 そのうちの一つは完全に部屋がいっぱいで空きがなし、二つは希望のタイプの部屋がなし。 残りの二つはとりあえず部屋は空いているとのことであったので、なにはともあれとアパート見学のアポイントメントをとったのだった。
アパートの見学は空いている部屋を実際に見ることができるところもあるし、見学用のモデルルームが作ってある場合もある。 見学したところは人気のアパートだけあってどこも良い部屋を揃えていたし、見学の案内をしてくれる管理人さんも慣れたものでテキパキしていた。 あ、ちなみに部屋の見学をしている間は免許証など身分証を預ける必要があった。

結局後から見学した方のアパートのモデルルームがとても良かったので、部屋の空きがあるかどうか確認。 するとさすがに人気のアパートで1ヶ月後に入れそうなの部屋が一部屋あるとのことであった。 しかし部屋の方角があまり嫁の好みではなかったので、その場では保留して帰って来たのだった。
のちほどもう一度電話をかけて見たところ、方角が実は間違っていたことが判明。 日当たりの良いバルコニーのついた2ベッドルームの部屋だったのだ。 この時にはすでにその部屋の前住人は出て行っていたので、部屋を直接確認しに行くことにした。 部屋はとても清潔だったし、間取りも管理しやすそうな部屋だったのでその場でその部屋に決めたのだった。 ちなみに2バスルーム付きの2ベッドルームで1000ドルで、国立研究所勤務なのでちょろっと割引付きという感じ。 アメリカのアパートは割と何かしら割引があることが多いので調べておくとよい。

U-haulを利用しての自力引っ越し

さて引っ越しをするにあたってだが、嫁も私も前の住居に1年以上住んでおり家具が結構揃っていたのだった。 買い換えるのももったいないし、できれば新しいアパートに持っていきたい。 とはいえ近場であるし引っ越し業者を雇うほど物が多いわけでもなかった。 そこで自分たちで大きめのトラックを借りてセルフ引っ越しをすることにしたのであった。 トラックレンタルの会社は、アメリカはたくさんある。 その中で私たちがピックしたのは大手の一つU-haulであった。

大手なのでウエブサイトはとても丁寧に作られている。 ウエブページからトラックの予約ができて、借りに行く店舗を指定する必要がある。 地域に何店舗もあり、そのお店に希望のサイズのトラックがない場合でも、他の店舗からなら借りられるということもある。 他に指定するのは借りる時間くらいだったかな。 アメリカの場合は長距離引っ越しの可能性もあるので、数日間レンタルする人もいるのだ。 私たちは朝借りて夜までに返却。

当日は朝方自分の車を運転してU-haulへと向かった。 トラックレンタルする人などそんなにいないので、店舗内は結構ガラガラ。 プリントアウトしておいた予約の紙を見せて、トラックを借りる。 トラックレンタルの保険の契約は確かこの時にしたような。 なぜだか予約していたのより1サイズ大きいトラックになったが、値段は予約通りだったので良いということにした。 ちなみに自分の車はU-haulの駐車場に止めておいて良いが、長時間用の駐車場があるのでそちらに止める必要があった。
トラックのメーカーはフォードやGMなどが多かったと思う。 少しアクセルに癖があったり、トラックなので後方の視界が悪かったりする。 なれるまでは結構運転が大変。 田舎だったから大した問題はなかったが、都市部でレンタルする場合は十分気をつける必要あり。 トラックの倉庫の開け閉めなどは、ベルトを引っ張るだけの割と簡単なシステムで問題なし。 私たちの借りたトラックはベッド二つとソファー、それからたくさんの家具を突っ込んでもまだ余裕があった。 普通の引っ越しなら小さめのトラック1台で余裕だろう。 ちなみにそんなに荷物がないのだったら、車で牽引するタイプの箱をレンタルすることもできる。 どちらの方が運転しやすいかは謎だが。

返却はガスを満タンにして返す必要がある。 例のごとく表示がフルなら問題ないので、多少遠目のガススタンドでガスを入れてしまっても問題ない。 返却に行くと職員が簡単にトラックのチェックをしておしまいである。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜北欧の森ヌークシオ国立公園

フィンランドに移動して1ヶ月が経過した。 子供の住民登録などまだまだやることはあるのだが、一応生活に落ち着きは出てきた。 陽の長いこの時期でないとフィンランドでの旅行はなかなか難しい。 そこで少しずつ旅行を再開することにした。
とはいえ子供連れなのでいけるところは限られている。 まずは近場から攻めようということで、うちからバスで一時間ほどでいけるヌークシオ国立公園を訪れることにした。

朝方のんびり起き出しランチを食べてから、近くのバス停からバスに乗り込む。 私たちはベビーカーで赤ちゃん連れなのでお一人様はバス無料。 残りの二人は以前書いたように約2ユーロの片道切符を支払わなければいけないのだけど、なぜかこの日の行きは機械が壊れていたみたいで無料。 帰りはしっかり払わないといけなかったが。 バスはうちの近くを通っている42から245Aに途中で乗り換え。 公共交通網が便利なフィンランドとはいえ、さすがにこんな山方面のバスだと結構待たないといけなかった。
バスの中には同じくヌークシオに向かう、日本人女性のグループがいた。 ハイキングコースでも一組日本人の親子を見たし、フィンランドは外で見かける日本人比率が相対的に高い気がする。

ヌークシオ国立公園 バス停

奥の小さな黄色の看板がハウッカランピへ向かうバス停

ヌークシオ国立公園の林道

ハウッカランピに向かう林道

さてちょっとわかりにくいバス停のHaukkalammentieでバスを降りる。 別投稿でも書いたが、フィンランドの次停まるバス停の名前がバス内の電光掲示板に表示されている確率は50%くらい(2017年現在)。 公共交通HSLの携帯アプリをgpsと合わせて使うか、誰か近くの人か運転手に助けてもらうと良い。 このバス停は降りる人が多いので止まる確率は高いが、誰もボタンを押していないと素通りする。
バス停から林道をハウッカランピ(Haukkalampi)の看板を目印に歩いて行く。 この道は結構車通りが多いので注意する必要があり。 砂道の登りくだりだが、ベビーカーを押すのに苦労するほどではなかった。

ヌークシオ国立公園のインフォメーションセンター

木造りのインフォメーションセンター・サウナ付き

2kmを20分ほどかけて歩くと駐車場にたどり着く。 駐車場からまたまた1分ほど歩くとインフォメーションセンターにたどり着く。 ここのインフォメーションセンターではちょろっとした買い物もできる。 また無料の水汲み場とトイレがついている。 トイレはぼっとんだったけど、清潔だったし気温が低いせいか匂いなどは感じなかった。 またありがたいことにこんなハイキングコースのトイレにもオムツ変え場がついていた。 結局使うことはなかったのだけど、小さい子供連れには有難い配慮だ。 あ、そうそうここのインフォメーションセンターだがサウナもついていた。 土曜日だけのようだが、興味がある方は体験してみたら楽しいかもしれない。

ヌークシオ国立公園 ハイキングコースの看板

ハウッカランピのトレイルの看板・コースごとに色分けされている

ヌークシオ国立公園 簡単なトレイル

ハウッカランピの赤コース・足元は悪くてもこのくらい

さてトイレやもろもろを済ませた後、せっかくなのでハイキングコースに乗り出すことにした。 やはり子供連れだと2kmがせいぜいだろうと一番短いコース。 しばらく歩いて行くと短いコース(2km)と長いコース(4・7km)への分岐点がある。 このあたりからはベビーカーはちょっと無理そうな足元になっている。 ちょっと考えたのちにベビーカーを物陰に隠して、ループを1周してからベビーカーを取りに戻ることにしたのだった。 高いベビーカーだとこんなことはしにくいが、私たちのは中古屋で見つけた10ユーロのベビーカー。 フィンランドは治安が良いので、盗まれる心配はしていなかったのだけど、管理人が来たら持って行かれてしまう可能性はあるかなとは思っていた。 子供はスリングに入れて2kmは持ち運び、まだまだ6kgくらいなので楽勝だ。

ヌークシオ国立公園のブルーベリー

ハウッカランピのブルーベリー・小さな緑の実がなっていた

ここからはちょっとのぼりくだりが多いけど、歩くのには苦労しない程度の道のり。 2個ほど湖を通り過ぎ、写真撮影などに時間を使う。 ふと気づくと周りにはブルーベリーが群生していることに気づいた。 しかし残念ながら今年はシーズンにはまだ早かったようで、食べられそうなブルーベリーがたまに見つかるくらい。 1個試して見たけどそんなに美味しくなかった。 そのまま一時間ほどかけて周回コースを終え、ベビーカーを回収した後に同じコースを辿ってうちまで戻ったのであった。 今度は是非ベリーが満載の時期に訪問したいものである。 中国語版の方に違う写真を嫁が載せているのでよかったらそちらもご覧になっていただきたい。

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ウインブルドン2017決勝の観戦記

さてあっという間に決勝まで来てしまいました。 Women’sは昨年あたりから調子が良さそうなビーナス・ウィリアムズと、私はあまり知らないムグルザ。 ムグルザは若いけど、良いプレースタイルをしているとの嫁の談。 37歳対23歳の対決。 Men’sは前評判通りに上がって来たフェデラーとチリッチ。 チリッチは調子を上げているときはめっぽう強い。 全米で錦織と決勝をやったときもえらい強かった。 というわけで調子の良いフェデラーとチリッチ。 こちらも35歳対28歳でなかなかの歳の差だ。

ビーナスvsムグルザ

立ち上がりはどちらもしっかりとサービスゲームをコントロールしてキープしている。 ムグルザに若干ミスが多い気もするが、ストローク戦は五分五分といったところ。 ビーナスにブレイクのチャンスがあったが、バックハンドのミス。3−3。 ビーナスもブレークポイントを堪えて4−3。 拮抗した良いゲームだ。 サービスキープしあった5−4のゲーム、ビーナスが攻めて2ブレークポイント。 しかしムグルザが堪えて5−5。 ビーナスのサービスゲームもムグルザが粘ってブレークし5−6。 さてこのまますんなりいくのか。 ビーナスも頑張ったけどムグルザがキープ。

第一セット:7−5 ムグルザ

第二セットはムグルザのブレークからスタート。 ビーナスは粘られた時にポイントが取れないのが辛いところ。 ビーナスはサービスポイントを利用して粘っているがブレークで3−0。 ムグルザが勝利を意識して硬くなったりしなければ、このまま行ってしまうかな。 ムグルザって全仏一度とっているのだよね。 良いストローク戦を制して4−0。 うーんちょっと集中切れちゃったかな、ラブゲームで5ー0。 そのままムグルザが押し切った。

第二セット:6−0 ムグルザ

スコアだけ見るとムグルザの圧勝だが、第一セットの微妙なポイントが何個か違っていただけで結果も変わっていた可能性もあるような内容。 そういう意味ではムルグザは流れを掴むのがすごくうまかった。 ビーナスはまだ現役ってところを見せつけたところ。 しかしこの歳でこのプレーができるんだからすごい。 セリーナが出産後にまだまだ戻ってこれるのを証明しているようだ。 ママでもグランドスラム。

Men’sの決勝は明日見られたらこの投稿でアップデート。

チリッチvsフェデラー

立ち上がりで気になるのはフェデラーが今大会絶好調のサービスゲームの安定性を維持できるか。 またチリッチが良い時のチリッチ状態をキープしているか。 1stポイントはチリッチのミス。 ちょっとチリッチがナーバスな立ち上がりか。 ミスが目立ちデュースに突入。 しかし良いサービスなどもあり無事キープ。
さてきになるフェデラーのサービスの立ち上がり。 チリッチが良いプレーをして0−15。 フェデラーはファーストサーブがよく入っておりサービス自体の調子は良さそう。 しかしチリッチもそれによく対応しており、デュースまで突入。 最後はフェデラーのサービスポイントで1−1。 どちらも良さげ、良ゲームの予感。 チリッチが落ち着いてきたか無難にキープして1−2。 最初のブレークポイントはチリッチに来たがミス。 チリッチにミスが続いて2−2。 両方ネットに詰めての良プレー、フェデラーがとって0−30。 チリッチのイージーミスで0−40。 2ポイント粘ったがミスが出てブレーク2−3。 子供のオムツを替えている間にフェデラーキープ、2−4。 チリッチの40−0からスーパーリターン、ドロップショット、ダブルフォルトでデュース。 若干フェデラーの流れだがチリッチが粘って3−4。 安定のフェデラーサーブ、ラブゲームで3−5。 チリッチも悪くないのだけどフェデラーが上げて来た感じ、30−40でセットポイント。 ここはチリッチが良いサーブで粘る。 フェデラーのアドバンテージ。 ダブルフォルトでブレーク、第一セットはフェデラー。

第一セット: フェデラー 6−3

フェデラーのサーブはしばらく落ちてこなさそうな感じ。 チリッチはできるだけ粘ってこのセットをなんとかしたいところ。
サービスポイント4つでフェデラー1−0。 チリッチもサーブが少しあったまってきた感。 しかしフェデラーってリターンうまいんだなあ。 チリッチは若干プレッシャーを受けているのか、フェデラーのブレーク2−0。 このセットフェデラーサーブしか売ってないんじゃないか30−0。 ようやくラリー戦でチリッチがとって30−15。 チリッチ少しバックハンドミスが多いか・・最後はエースでフェデラー3−0。 チリッチが深刻な怪我? これは残念。 お、でもまだ続行はできる様だ。 とはいえやっぱり残念。 左手の怪我なのかな、サーブボレーと回り込みでバックハンドを避けていた印象。 3−1。 リターンゲームは大丈夫そうに見えるけどどうなんだろう、フェデラーキープで4−1。 チリッチやはり少し元気がないか。 デュースからフェデラーのブレーク5−1。 あっさりキープで第二セットもフェデラー。

第二セット: フェデラー 6−1

なんとかチリッチはサービスゲームをキープして粘りたいところだけど、このコンディションでは少し辛いか。 治療を受けている様なので、これが良い方向に働くことを祈る。 どうやら左足の怪我であった様だ。

チリッチが良いサーブを決めてファーストゲームをとった0−1。 チリッチ少し良くなったかな。。 しかし相変わらずフェデラーのサーブはハイクオリティーで1−1。 チリッチミスで0−30。 良いラリーを3本続けて制して40−30。 デゥースに突入するがこのゲームはチリッチ1−2。 フェデラーのサーブが少しあれてデュースまで突入。 しかしフェデラーのエースから、さらにストローク戦を制して2−2。 チリッチも粘っていたが、3−3からのサービスゲームをフェデラーがブレークして4−3。 こうなってしまうともうフェデラーかな。 そのままフェデラーがサービスキープを続けてフェデラーがウインブルドンを制した。

第三セット: フェデラー 6−4

サービスキープを続けながら、フェデラーのサーブにどう対応するかというのが見所だと思っていた。 しかしチリッチのコンディションがあまりよろしくなかったので、むしろ一方的にチリッチが押し込まれる展開になってしまった。 35歳で決勝までコンディションキープができるフェデラーは凄まじいプレーヤーだ。 今回でウインブルドン8回優勝したことになり、これでサンプラスを抜いて単独1位ということになる。 もう数個のグランドスラムをかっさらっていっても不思議ではない。 チリッチはグランドスラムが取れるポテンシャルを見せつけたトーナメントであった。 下の世代が出来上がる前に、グランドスラムをまた取る姿を見せてほしい。

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ウインブルドン2017の2週目の観戦記

八日目

ナダルvsミュラー

5セット目からの観戦。 しかしサービスとばかりに5セット目を延々とプレーしてくれた。 ナダルは良くも悪くもないって感じ。 ミュラーはプレーを見るの初めてかな。 サーブが深さも角度も良くコントロールされててサービスゲームが安定していた。 このプレッシャーのかかる展開でナダル相手にここまでサーブキープできるのは素晴らしい。 9−9のブレイクポイントを4個くらいしのいだミュラーさんかっこいい。 ゲーム時間四時間超えた。 どちらも負けにつながるブレークポイントをセーブしてのこのスコア。 ナダルがマッチポイントをもう2本しのいで10−10。 そろそろ決まりそうな感じにもなってきたけど、太陽が持つかどうか。 ん?壁が光っていてまぶしかったのかナダルからの注文で壁に布がかけられた。 この対応は初めて見た、11−11。 ミュラーが1個ボール審判に渡してた、パンクかな?12−13。 1セットで丸2セット分、どちらが勝っても次に疲れは残ってしまいそう。 ミュラーのボレーが良くなってきた?13−14。 ファイナリー・・最初のマッチポイントから一時間半でようやくミュラーがブレイク、13−15で試合終了。

十日目

フェデラーvsラオニッチ

帰って来るのが遅くなってしまったのでこのゲームの3セット目から。 始めの2ゲームを見る感じラオニッチそんなに悪くなさそうだけど、やっぱりフェデラーのサービスゲームがキレッキレなのかな。 スピードもそうだけど、打ち分けとかタイミングとかが良いのでしょうね。フェデラーはストロークも良い感じ。 しかしラオニッチもファーストサーブをよく入れている。 この感じだとタイブレーク行くかしら。 ラオニッチは少しストローク戦で体が重そう。 疲れてるのかな。 ラオニッチが5度ほどブレークポイントを迎えた、3−4でのゲーム。 フェデラーはプレッシャーがかかる場面でもサーブもストロークも攻撃的にコントロールしていた。 素晴らしいフェデラー。 ラオニッチも良いので、このセットはタイブレークかな。 タイブレークでフェデラーのアンフォースドエラーとラオニッチの素晴らしいショットで3−0。 ここから巻き返せるかな? ストローク戦と素晴らしいリターンで3−2。 ちょっと危なかったけど3−3。 うーん、この展開で巻き返しちゃうのか、すごいな。 素晴らしいスーパーショットで5−3。 そのまま押し切ってフェデラー! いやー強い。

ラオニッチにこれができるならフェデラーがやはり今大会の本命でしょうか。 マリーも負けちゃったし、ジョコビッチの調子がめちゃくちゃ上がってきてるとかじゃなければ。 このフェデラーはいけいけのチリッチとかには、なんだか勝てそうな雰囲気がある。 あ、ジョコビッチ棄権してる。 うーんフェデラー固そう。

十二日目

チリッチvsクエリー

4セット目を少し見ただけ。 クエリーはサーブがちょこちょこ良かったけど、4セット目にはなんか疲れちゃってた印象。 チリッチは相変わらずストロークもサーブも良し。 フェデラーと良い決勝をしてくれるでしょう。

フェデラーvsベルディヒ

1セット目は1ブレークずつして4−4。 フェデラーサーブは相変わらず安定していたは、ブレークされたゲームだけ急にサーブからのミスがちょろちょろ見られたが。 こういうほころびをチリッチに突かれるとフェデラーの優勝も楽ではないだろう。 5−6。 ベルディヒも持ち直して来たのでタイプレークでしょうかね。 ビッグサーバー対決みたいなタイブレークになっているな。 フェデラーが綺麗なネットへ詰めてミニブレーク。3−1。 ベルディヒも一つ返した。 目を離した隙に5−4、このまま行くか。 ベルディヒのミスでフェデラーの7−4
1セット:7−6フェデラー
ダブルフォルトはあったけど、第二セットもフェデラーは順調なスタートで1−0。 ベルディヒもファーストサーブが結構入っている、1−1。 ベルディヒはセカンドをフェデラーに叩かれて辛そう。 しかしファーストを入れておけばベルディヒの戦闘力は高いね、デュースで粘って2−2。 3−2、しかしフェデラーのセカンドサーブはすごいな、今日はダブルフォルトも出てるけど。 ベルディヒのサーブがよく3−3。 ちょっとポイント先行されたりもしたけど、スーパーショットにビッグサーブで4−3。 そろそろブレーク?なんてことはなくラブゲームで4−4。 5−4で15−30、ベルディヒにプレッシャー。 しかし今日は要所でファーストが入ってるね30−30。 ベルディヒ良い展開で40−30。 エースでゲーム、5−5。 フェデラーのラブゲームであっさり6−5。 ラブゲーム返しでタイブレーク。 さて五分五分の展開、どちらがとるでしょうか。 フェデラーの良いクロス方向へのフォアハンドが3つ続いて、4−1フェデラー。 今度は逆クロスに行って5−1。 ちょっと危ないボレーだったけど6−3。 最後はベルディヒのバックハンドミスで7−4
2セット:7−6フェデラー
ベルディヒが無難にキープ、0−1でスタート。 ベルディヒ0−30と先行したけど、ビッグサーバーフェデラー降臨で1−1。 ベルディヒがしっかりプレーして1−2。 ビッグサーバーフェデラー再臨で2−2。 30−40になったけどフォアハンドミスでデュース。 ベルディヒが2本綺麗に決めて2−3。 ベルディヒの15−40。 これはチャンス。 と思ったらエース2本・・ビッグサーバーフェデラー。 続いてサービスポイントにエースで、3−3。 フェデラーのネットへの素早いつめの良い展開で30−40。 そのままフェデラーがブレークして4−3。 フェデラーがラブゲームでキープして5−3。 フェデラーがノールックパッシングを決めたりしたけど、ベルディヒで5−4。 さてすんなりいくでしょうか。 すんなりフェデラーでした。
3セット:6−4フェデラー

ベルディヒ頑張ってたけど、最後のちょろっとしたところの差に泣いたなあ。  タイブレークどっちか取れてたら今日のフェデラーなら少しはチャンスがあったかもしれないなと思う。 フェデラーさすがに少し疲れてきたのかな? でもまだまだクオリティーは高い。 チリッチとは数ポイントを争う良いゲームになって欲しい。 やっぱりフェデラーの優勝をもう一度見てみたいので是非頑張って欲しい。 決勝までこの投稿に入れようと思っていたけど、長くなってしまったので見れたら別に投稿することにしよう。

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海外でのポスドクの始め方 〜応募から面接まで

ようやく100投稿目ということで何を書こうかと少しなやんだ。 色々考えてみたのだが、このブログを始めるきっかけともなった海外ポスドクの始め方について書いてみることにした。

海外でポスドクをすることについての雑感

さて始め方とはいったものの、将来的に日本で就職を考えている方々は始めない方が良いのかもしれない。 就職をしっかり決めてからサバティカルなり、海外学振なりで経験を積みに行くのが王道なのだろう。 または共同プロジェクトでもやってるとこなら、日本所属のまま海外出られるし。 アメリカの国立研究所にいた時は、そのようにアメリカで働いているポスドクが結構いた。
海外雇いになると日本の学会にいくのに予算を出してもらえるかわからないし、日本での就職のためのコネクションをキープするのも結構大変だ。 某東大の先生に日本での就職についてご教示いただく機会があったのだが、博士の就職活動はまずはコネと若さ。 業績やスキルが重要でないわけではないが。 海外に下手に出るとより大切な若さとコネを失う可能性がある。 ちなみに海外で就職する場合でもコネは重要。 若さについては年齢差別になるから海外の人はまず言わないけど。
しかしさまざまな都合で海外でポスドクをするのがベストの選択という方もいるだろう。 海外でそのままポジションを取りたい人とか。 または私のように国内で就職先が全く見つからなかったから、海外逃亡するという方もいるのかいないのか。

どうやって海外ポスドクへの応募するか

さて海外でポスドクを始めたいときにどうするかである。 まずは公募に普通に応募するパターン。 有名どころだと、サイエンス・ネイチャー・ACSなどのウェブページにたくさん公募が出ている。 最近だと色々とポータルがあるので、求人情報には困らないだろう。 あとはとても行きたい大学や施設がある場合は、そこのホームページの求人をちょこちょこ直接チェックする。 結構出せそうなポスドクがあったりするものだ。
自分のスキルやテーマにあっている求人を見つけたら、CVなどの要求書類を添付して応募することになる。 ポスドクだったら大して書類はない。 書類選考を抜けると電話面接などの連絡が来る。 ここまできたら数人の最終候補での競争になっている。 ここまで来ると結構チャンスはあるものだ。 たとえ一番ではなくても、他の候補者が別のポストを優先するかもしれないので。
ちなみにどこでもそうだと思うが、知り合いの本命候補がいてまず無理って公募は結構ある。 妙にスペシフィックな条件が記述されていたら、そうなのかもしれないなと思いつつcvだけ送っておくとよい。 いずれにしろこのパターンでは数を撃たなければあたらない。 二ヶ所以上お話が同時に来たら条件のよいところを選べばよいのだ
しかしニッチな研究分野では、そうそう都合の良い公募が見つかるものでもない。 そんな時はやっぱりコネだ。 博士論文を書くのにも、今の時代一人や二人海外からの共同研究者がいるものだろう。 そういった人たちにちょろっとポスドクの予算がないかきいてみるとよい。 結構予算持ってたりするし、彼らの友達に予算を持っている人がいるか聞いてくれたりするかもしれない。 先に話しが通っていると、大分採用される確率が高くなる。 いずれにしろ公募にはなるのだが、条件が大分絞られていて競争率が低くなっていたりする。 こちらのパターンでも落ちるときは落ちるようだが、成功率はかなり良いはずだ。 ちなみにこちらのパターンでも、他にもっと良い職があったらそっちを取るってことは結構あるようだ。 アメリカのポスドクに応募した時は、受かったら本当に来るのかどうかってことを面接でしっかり確認された。

以下は実際にアメリカとフィンランドのぽすどくに応募したときの体験である。

アメリカのポスドク・応募と面接

博士号を取得してしばらく就職先が見つからず、大学で無給の研究員をやっていたときだった。 元ボスから共同研究者の一人がどでかい予算を当てたからポスドクを一人とれるかもしれないとの連絡。 すぐさま雇ってくれるなら頑張って働きますと伝える。 しばらく待っていると、面接試験がしたいとの連絡があった。 電話面接でも良いけど、来てくれたら飛行機と食事ホテル費用はだすとのことであった。 そこで当時電話での英語にまったく自信のなかった私は、アメリカまで面接しにいくことにしたのだった。

さてこの時の面接試験は丸一日を使ったなかなか盛大なものであった。 日程的には夜到着。 次の日が一日試験。 翌々日の早朝には帰りの飛行機に向けて空港へ向かうという二泊四日の強行軍。 なのでコンディションはなかなかに最悪だった。 とはいえ共同研究者は相変わらずとてもよい人で、最初にお話して英語をならしつつリラックス。 それからそのラボで一緒に働くことになる研究者たちと一人30分ずつくらいの面接ラッシュ。 お昼ご飯を食べたら小さなセミナーで30分程度の発表。 その後も面接がいくつかと、施設見学などをびっちりと。 すべてが終わったのは6時くらいだったかな。 とても密度の濃い一日であった。 面接が終わった後は精魂尽き果てており、翌日のフライトに備えてホテルで寝るのみであった。

日本に戻った後はサンキューレターを一応書いたけど、元々知り合いの所にいく場合はそこまで重要ではないのかな。 まあ一応礼儀として。 数週間待った後に無事採用の連絡が来たのだった。
ちなみに後日談だが共同研究者はよっぽどでなければ私をとる予定だったそう。 同僚にはほぼ決まってたんだから、旅費の無駄だったんじゃないかと冗談混じりに言われてしまった。 しかし強行軍の面接と慣れない電話面接のどちらがよかったかは今でもよくわからない。

フィンランドのポスドク・応募と面接

こちらはフランスのボスの所にフィンランドの知り合いから、ちょうど私のような研究をしてるぽすどくが欲しいとのメールが来たのだった。 とても良いプロジェクトだったので、ボスに転送してもらった後にすぐさま応募。 書類はCVと論文3報だったかな。 しばらく待つと、スカイプで面接をしましょうとの連絡が来たのであった。
面接当日はネットワーク障害か何かでなぜかスカイプがつながらず。 しょうがないので、携帯電話で話すことにしたのだった。 こちらは予算は大きいけれど、規模は小さなプロジェクトだったので今のボスとだけ面接で良かったのだった。 なので電話でちょろっと話すというので問題はなかった。

面接で話したことと言えばまずはプロジェクトの内容について。 内容は応募したときにもちろん把握はしていたのだが、どの程度すでにプロジェクトが進んでいるのかや、就職先で使える実験装置などについて具体的に話した。 後このポジションは結構旅が多くなりそうなので、どの程度旅に出られるかなどの確認。
また契約期間や契約条件などについても、しっかりと確認しておいた方が良い。 結構適当に喋っていると後ほど細かいところが違っていたってこともあったりする。 アメリカの時は3年までポスドク更新できると面接の時に話した記憶があったのだが、ボスは2年までだと思っていたのだ。 結局問題なく更新はできたのだが、最初にしっかりと確認しておく方が後々問題がなくて良い。
この面接時には私の先行きがきまっていなかったこともあり、できるだけ一年は続けて欲しいと向こうから言われたのだった。 私はこの時テニュアトラックのポジションも出していたので、それを伝えた上でできるだけ1年やれるように努力はしますと伝えた。 結局他は全敗だったので何の問題もなかったのだけど。
ちょっと採用先で色々事情があったようで、お返事は数ヶ月待つことにはなったのだけど、最終的には採用の連絡が来たのであった。

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