フランスで妊娠・出産11 〜出産後の手続き

出生届の提出と出生証明の取得

フランスで子供ができた場合、出生届を5日以内に出す必要がある。 この届を出さないと、フランスはおろか日本の出生登録まで滞るという非常に重要な届だ。 前情報では3日以内ということであったので、期日的には多少改善されたのかもしれない。 しかし5日以内と書いてある割に、何曜日までに登録しなさいという方の記載が若干不思議な感じなので注意が必要だ。

月曜日ー月曜日

火曜日ー月曜日

水曜日ー月曜日

木曜日ー火曜日

金曜日ー水曜日

土曜日ー木曜日

日曜日ー金曜日

さてグルノーブルアルプス病院の場合、出産証明は病院の方で作製し町役場の方に送ってくれる。 出産証明の作製には名前が必要なので、できれば先に名前を決めておいた方が良いだろう。 名前さえ決まっていれば出産後に即作ってくれる。 さて町役場(Mairie)に行くのに私が持参する必要があった書類は、嫁と私の滞在許可証とパスポート、戸籍の法定翻訳である。 記載事項に間違いがないかの確認を細かく行うため、フランス語に自信のない方は色々準備しておいた方が良いだろう。

ラトロンシュ役場

ラトロンシュ役場にて出生届

ラトロンシュ(La tronche)の役場はとても小さな役場だ。 入口を通り抜けると、受付は一人だけ。 出生届について書いてあるパンフレットを見せると、中に入るように言われる。 中に入ると、また受付の人がおり出生届は入口左側のコーナーだと言われる。
6席ほどの椅子に2人ほど待っている人がいたので、軽く挨拶をすると「出生届を出しに来たのか?」と聞かれる。 そうだと答えると、ここで待ってれば良いと教えてくれる。 特にチケットを取ったりはしないので、来た順番を自分たちで覚えておかないといけない。 次の人〜という感じで呼ばれるので、順番になったら中に入れば良い。
一人当たりの所用時間は30分から一時間といったところ。 両親の名前・生まれた場所・職業や子供の名前・生まれた場所・時間、住所などの個人情報を念入りに確認して、出生登録と出生証明書の発行を行う。 こちらも前情報とは少し異なっており、フランス語のフルコピー(copie intégrale acte de naissance)は何も言わずとも8部を作ってくれた。 多国籍言語での説明書きがついたコピー(extrait de l’acte de naissance)は何部欲しいか聞かれたため、5部欲しいといったらくれた。 後者が何個までもらえるのかは未確認。 ちなみにその日働いていた二人の職員は英語を話すことができた。

出生証明の提出先

証明書の有効期限は3ヶ月。 そのため出生後必要な手続きは3ヶ月以内に行うこととなっている場合が多い。 後々必要になった場合は、ラトロンシュ役場まで取りに来てくださいね。。と言われたが、海外にいる場合は郵送してもらえるのだろうか。 聞きそびれた。

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