全仏オープンテニス2018の決勝

長いグランドスラムもあっという間に決勝。今年の赤土を制するのは誰になるのでしょうか。

全仏オープン2018Women’s singlesの決勝

ハレプ対スティーブンスの決勝となった全仏オープン2018ウィメンズシングルス。

セリーナがまだ完調には遠く混沌としたままのウィメンズシングルス。
ハレプはそんな中で順調に勝ち進むことが多くランキング1位。一方でグランドスラム決勝にはなぜか勝てない。この大会は1試合も見れてないのでなんともいけないけど、決勝まで上がってきてるくらいだし調子悪くはないのだろう。第一シードでしっかりと決勝に残るウィメンズプレーヤーってセリナ以外だとあんまりいないよね。
一方スティーブンスはコンスタントに勝っている印象はなく、ランキングも10ほどとそこまで高くない。しかし昨年の全米をかっさらったように、ぽんっとビッグマッチを取るタイプになろうのだろうか。女版パブリンカ?
今大会何試合か見ることができた。得意の安定したラリーに加えて強めのショットも結構決まっていてコンディションが良さそう。今シーズン1勝しかしてないのが不思議な感じ。
というわけでセリナが戻るまではトップで戦いそうな両者の楽しみな一戦。

1セット目両者落ち着いた立ち上がり。ややスティーブンスが優勢な模様だけど、どっちに転ぶこともありえそう。
スティーブンスが早めにブレークしたけれど、ハレプもきれずに頑張っている。ハレプは厳しいところに打たれたときにミス(forced error)が出てしまうのをなんとかしたいところ。
スティーブンスは守っても攻めても基本的には打ち勝っている。このままいけば良さそう。ドロップショットだけ全然決まらないけど。
結局最後にハレプが見せ場は作ったけどそのままスティーブンス。

このままスティーブンスが勝ちそうだなと思っていたら、子供がぐずりだして観戦中断。そのまま天ぷらあげてたりして戻ってきた時には試合が終わっていた。びっくりしたことにハレプが逆転で勝利していた。1セット目の調子から見ると少し不思議だけど、ハレプが上げてきたのかスティーブンスが落ちたのか。
いずれにしろハレプがグランドスラムを取ったことで名実ともにナンバー1ということで、女子テニス界を引っ張っていくのだろうか。

全仏オープン2018のMen’s Singlesの決勝

ナダルとティエムの勝負。新旧クレイマスター同士の対戦と言っていいのだろうか。

ナダルはシュバルツマンに1セット取られたくらい?ほぼ完勝で勝ち上がってきた。強敵らしい強敵はそのシュバルツマンとデルポトロくらいだったか。デルポトロも1セット目のメディカルからピリッとしなかったし、ナダルとしては体力を温存しつつ勝ち上がってきたといえるだろう。
対照的にティエム。錦織・ズベレフなどクレイでも強さを見せる難敵を倒して勝ち上がってきた。セットもそれなりに落としているが、2週目からむしろサクサクと勝ち上がっているぶん疲労は少ないか。

何事も起こらないとナダルが勝つのかもしれない。ナダルは油断しないし、相手の状況に合わせて対策もとって来るゲーム巧者でもある。
だがティエムにも勢いがある。 特に錦織を始め何人かの相手が打ちにくそうにしていたフォアハンドがナダルにも効果的に通じるかどうか。あとは強烈なファーストサーブがどこまで確率を上げられるか。そこらへんをうまくやれればティエムの勝機が見えてきそう。

さて1セット目。ちょっと最初の方を見逃して途中から観戦。五分の打ち合いをしている。すでに1ブレークずつしているようだ。その後集中が切れたのか0−40になったところで、すっとナダルがブレークしてセットをとった。ティエムはこういうブレークはちょっと残念なので無くしたいところ。6−4

2セット目に入ってもナダルのペースは変わらず。ティエムも随所でいいプレーはするんだけど、ナダルが全体的にレベルが高い。撃ち合ってもあまりミスしないし、ウィナーも取りに行けば取れる。6−3

3セット目はちょっとナダルが怪我か・・・という場面があってひやっとしたけれど、その後も特に波乱はなくナダルが勝ち切った。最後のゲームで3チャンピオンシップポイントを凌いだティエムには意地と将来性を感じたけれど。6−2

結局ナダルに勝つにはナダルにしっかり打ち勝てないといけないということ。フェデラーやいい時の錦織ばりに攻めまくるか、いい時のジョコビッチ並みに守れるか。クレイコートでナダルに勝つにはそんなクオリティーが求められるのだろう。そしてそんなプレイヤー滅多にいないよねっていう。ナダルが衰える前にナダルを全仏で倒すプレーヤーは現れるのだろうか。
ティエムは着実にステップアップしているので来年が楽しみ。最近みんなそうだけど怪我だけ気をつけてほしいところ。

全仏オープン2018の雑感

女子の方はハレプが初めてグランドスラムを取ったということで、ちょっと記憶に残るトーナメントになった。

男子はナダルの11勝目。10勝目がインパクトがあっただけに、それを超えて来ると少し惰性感が出てきている。とはいえしっかりと強さを見せて優勝しきったナダルはさすが。まさか今年もこのままフェデラー・ナダル・フェデラー・ナダルで終わるのだろうか。
一方で全豪のチョンとエドモンドのように、全仏ではチェッキナートとティエムがベスト4に入ってきた。優勝こそビッグ4が譲らないものの、少しずつ若手の侵食は始まっているのかもしれない。

全仏オープン2018Men’s singles結果

優勝   ナダル
準優勝  ティエム
ベスト4 チェッキナート・デルポトロ

D

全仏オープン2018の2週目の観戦記

2週目の見れたゲームの感想

だいたい有力どころが残ってきた2周目。 さてはてナダルを倒すプレーヤーは現れるのでしょうか。

4回戦

ズベレフ弟vsカチャノフ

すっかり上位定着してきたズベレフ弟。なぜだかグランドスラムで勝てない説を吹き飛ばすことができるか。これまで苦労しつつもなんとか勝ち進んでいる。
ズベレフは派手な顔の割にプレーは堅実というか、間違いないプレーを選択している大人のテニス。そして全体にレベルが高いので、勝率が高そう。高身長からのサーブも威力が高く普通の状態ではそうそう負けなさそう。
じゃあなんでグランドスラム勝てないのかなってところ。
ぷっつんするってのは一つだけど、意外とそのあと普通にプレイするから問題なさそう?
大事なポイントで若干軽いプレイが多い。相手のブレイクポイントとかでイージーミスが少し目立った。自分のブレイクのピンチは結構しっかりプレイしてたけど。ただギアが少し弱いのかな。どんな状況でも同じようにプレイできるのは利点にもなるけど、隠し球がないとも言えるか。一気にギア上げて来た相手にブレイクされて負けるとかしてるのかしらね。しかしこれだとマスターズより5セットマッチの方が向いてそうな気がするな。単純にグランドスラム運がなかったのかしらね。

カチャノフは綺麗なストロークを打ち分けるプレーヤー。ウイナーもとれるし、打ち合いにも耐えうる。サーブはサービスポイントとりまくるってほどではないけれど、綺麗なサーブを重要どころでしっかり決めていた。セカンドサーブも良い。
変なことしようとしてミスってのが結構あったのでそこら変をなんとかしたいところ。こちらもまだまだ若いのでこれからが楽しみ。

2セット目のタイブレークをズベレフがとったところで錦織戦に移動。カチャノフがフルセットで勝利した模様。3ゲーム連続フルセット勝利はかなりレアなんじゃないだろうか。

錦織vsティエム

久々のティエム戦の錦織。2−0戦績のようだけど、だいぶ前なのであてにはならない。

チャンネル変えたらすでに1ブレークされてた。1セット目見る限りそんなによろしくなさそうな錦織。2ブレークされて1セット目を落とす。そして2セット目はベーグル。
錦織はなんだかしっかり打ててない感じがあったのだけど、ティエムの球筋がいいのかな?ちょっと不思議な感じ。早いファーストサーブがガスガス入ってたから、それは錦織には辛かったかもしれないが。
3セット目からなぜか改善したのだけどなんでだろ。2セットでティエムの球筋に合うようになった?終わってみれば1・2セットがもったいなかったという内容に。
ティエムは最近のプレーヤーでは珍しく錦織のセカンドサーブをあまりぶっ叩いていなかった。フォアハンドがしっかり入っている間はかなり強いけど、抜けている時間もあった。でもやっぱり困った時に時速210km越えのサーブを打てるのは有利だよなあ。

残念ながら錦織の全仏の挑戦は4回戦で終わったけれど、今後にはまだまだ期待が持てると思う。全米とか。しかし錦織右リストバンドの下に何か巻いてるのはいつも?怪我じゃないといいけど。

ベルダスコvsジョコビッチ

しぶといグラウンドストローク対決になったこの顔合わせ。6−3なんてスコアで1セットを1時間近くプレイする人たちも珍しい。しかしこのベルダスコを見ていると西岡は体力さえつけば結構いけそうじゃないかと思われる。やっぱりジョコビッチはだいぶ戻って来てるかな。でも粘って深く返してて最後にカウンターで仕留めるみたいなジョコビッチの代名詞はまだまだか。
次はチェッキナートというイタリア人プレーヤー。今シーズン1勝してるようだし調子良いのかな。

デルポトロvsイズナー

デルポトロが3セットで完勝。
見れたのは2セット目ちょろっとと3セット目。ブレークのゲームは見逃した。しかし他のゲームだけ見ていても、どうやってビッグサーバーを倒すかというお手本のようなプレー。しっかりとサービスゲームをキープして、リターンゲームは甘い球を逃さずに決めてプレッシャーをかける。デルポトロ次はフルセット中のチリッチかフォニーニか。二人とも悪くはないけれど、デルポトロが勝ちそうな印象。
イズナーは私が見たゲーム中では悪くはなさそうだったけど、やっぱりちょっとしたところでデルポトロのリターンボールが良いんだろうな。エルベール戦に比べて余裕がなかったか。しかしこれから芝からハードシーズンにかけて活躍が期待できそう。

準々決勝

ジョコビッチvsチェッキナート

熱戦のタイブレークを制してチェッキナートの勝ち。3・4セット目からしか見れなかったから他のセットのことはわからない。
ジョコビッチは悪くもなかったけど、こういう打ち合いの展開で先に攻めてるのはチェッキナートのペースだったのかな。守ってカウンターズドンが決まってる時の方がジョコビッチのペースな感じがする。いずれにしろだいぶ戻ってきてはいそうなので、これからの上位にまた戻ってきてくれるでしょう。まだまだ老け込むには早い。
さて残っている唯一ノーシードのチェッキナート。イタリア人らしくフォニーニみたいのかと思ったら、ストロークをしっかり粘って丁寧に打つタイプ。シングルバックだったのに。次のティエムにはチャンスがありそうな気もするけど、ナダル・デルポトロだと無理そうな印象。

デルポトロvsチリッチ

もうちょっとデルポトロよりの展開になると思っていたら、チリッチがかなり頑張っている。スーパーチリッチってほどではないけれど。
1セット目タイブレークの終盤でサスペンド翌日へってなかなか勝負を左右しそうな展開。まだデルポトロ有利な気はするんだけど、さて明日どうなるでしょうか。
結局そのタイブレークをとったデルポトロが勝利した模様。

準決勝

ティエムvsチェッキナート

チェッキナートが頑張ったけどティエムが重要なところで力の差を見せつけたという印象。
チェッキナートは2セット目タイブレークの重要なところでファーストサーブがなぜか日和ったのがもったいなかった。3セット目は集中切れちゃった感じか。ジョコビッチ戦もそうだったけど守りに入った時の方がポイント取れてる印象。
ティエムは調子が良さそう。錦織もそうだったけどティエムのフォアハンドみんな打ちにくそうにしてるのは球筋がいいのかな。そして勝負所で深くて早いサーブが効果的。決勝はいい勝負になりそうだけど、ナダルが来ると勝てるイメージがないんだよなあ。

 ナダルvsデルポトロ

入りは良かったデルポトロだけど、1セット目の最初の方で負った負傷が気にかかっていたのかな。残念ながらその後はピリッとしないままに試合が終了。
それなりに普通のプレイしてたから深刻な怪我ではないんだろう。じゃないといいな。
ナダルはなんというか盤石に強い上で、全仏の神様にも愛されている感じ。舞台がナダルが勝つために整っていくようにできている。最後の難敵ティエムも無事倒すんだろうなって思わせる何かがナダルにはある。まあティエムは怪我はしなさそうだし、見ていて楽しい勝負にはなりそう。楽しみな決勝戦だ。

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全仏オープン2018の1週目の観戦記

1週目の見れたゲームの感想

1回戦

錦織vsジャンビエ

ガツガツ打ち込むジャンビエに耐える錦織という展開。
私のこれまで見てきた錦織の試合だと、なぜだか博打みたいなガツガツ強打を成功させられてしまうことの多かった錦織。だけど、このゲームはきれずにミスを抑えて上手に立ち回っていた。エースを取られつつも着々とポイントをとっていった。
3セットでの勝利は3回戦から先を見ると好材料か。

西岡vsベルダスコ

西岡が怪我を押してフルセットを頑張ったけど及ばすな試合。2セット目見たときはガチガチ打ち合っていて、なんだか大変そうな試合だなと。ちょうどラリーの力が拮抗している感じでとても面白い試合だった。
ちょっと目を離して戻ってきたら5セット目。西岡はあからさまに足の調子が悪そうだった。最近はあのくらいの調子の悪さだと続行なのかしらね。1回戦リタイアの新ルールの影響もあるのかな?

ゴファンvsハース

なぜだか2セット落としていたゴファン。私が見始めたところからは全く調子が悪そうじゃなかったので不思議。
一方お相手のハースは審判と喧嘩しつつどんどん調子を落としていた。怪我だったのかな?フルセットだけどあんまり良いフルセットじゃなかったかな。

ジョコビッチvsドゥトゥラ・シルバ

シングルバックのベテランを相手にしたジョコビッチ。前半はなんだかやる気がなさそうにも見えたけど、危なげなく3セットで勝利。
ゲームを通して全体にレベルが高く、ジョコビッチに必要なものはだいたい戻ってきているように感じた。一方で一時期のような突き抜けたエグさは感じられない。また時折ふわっとしたプレーが混ざるのが不安材料か。
まだまだ1回戦なのでじわじわ上がっていけば良いし、そうでなければシード勢との争いから苦労しそうな感じか。

ナダルvsボレリ

こちらもシングルバックのベテランボレリとの対戦。割と拮抗した試合。
ナダルが1・2セットあっさりとったようなスコアだけど、強かったというよりはナダルの試合巧者っぷりが際立ってはいた。順延翌日3セット目はさらにせったけど結局ナダルがセットを失うことはなかった。
ナダルもこれから負けない程度に調整しながらあげていく感じでしょうか。ボレリは普通に良いプレーヤーだったな。

エドモンドvsデミノール

カイルエドモンドをチェックするためにだけちょろっとだけ観戦。
見た限りグラウンドストロークには隙がなさそう。フォアハンドはトップスピン強めに見えたけど、ウイナーも結構とってたから球が速いのかな。ダブルバックは普通に良いという感じ。
しかし3ゲームくらいしか見れなかったので、もう1回見ないと良くわからない。幸いエドモンドが3−0勝利だったのでまた見よう。

デルポトロvsマユ

2セット目から観戦。デルポトロがあっさり2セット目からをとった。
マユはちょこちょこ動く見てて面白い感じのフランス人。地元の応援を背に頑張ったのだろうけど、1セット目1−6はちょっと謎。
デルポトロは少しダブルバックの割合増やしたかな。フォアハンドの方向の変え方がうまいなあ。このままの調子で登って行ってほしい。

2回戦

錦織vsペール

錦織の2回戦。フルセットで錦織の勝利。
地元の応援を背にしたペールはしぶとかった。フレンチオープンでフランス人選手相手は一番難しそう。ショットは全般に落ち着いていた感じ?強打も結構入っていたけど、ウイナーはそこまでなかった印象。
これがイマイチ調子が上がっていないのか、今日の地元ペール効果なのかは謎。次もまた地元のシモンだけど、シモンは割と得意なんじゃなかろうか。

モンフィスvsクリザン

モンフィスが久しぶりに見たら坊主に近い短髪になっていた。なんだかバスケットボールプレーヤーみたい。ドレッドの方が好きだったかな。
いつだかから大人のプレーをするようになったモンフィスは相変わらず落ち着いていた。サーブが効果的に入っていた間はだいぶ楽そうだった。
クリザンはサウスポーの面白いプレーヤー。ドロップショットが上手。タイミングを外すのがうまいのかな。この日はちょっと強打にミスが多かった。フォアの強打がもうちょっと入ってればひょっとしたかも。

クリザンのサーブ対策がハマった第3セットは少し苦労してたけど、それ以外は順当にモンフィスが勝利した印象。

ナダルvsペジャ

ナダルがあっさりと勝利。
ペジャは初めて見たけどナダルの雰囲気に飲まれちゃった感じかな。特に特徴はないサウスポーのプレイヤーといった感じだったけれど、1回戦勝っているくらいだし本当はもう少しできるのだろう。
ナダルは1回戦は簡単じゃなかったので良い休憩が挟めたか。サーフェスがあまり好きじゃないようなコメントを出していたけれど、次のガスケくらいから真価が問われて来るかしらね。

デルポトロvsベネトー

錦織と同じくフランス人相手が続くデルポトロ。この試合は普通に付け入る隙のない感じの強さ。この感じならばトップシードと当たるところまでは問題なさそう。スーパーイズナーやスーパーチリッチとか出てこなければベスト4はいけるかな。錦織とは違い次はスペイン人相手。
ベネトーは今年で引退だそうでちょっとしたスピーチをしていた。フランス語だから何いってるかわからなかったけど。お疲れ様でした!

3回戦

ティエムvsベレッティニ

ちらっと流し見。
ティエム去年何かの試合を見て強くなったなと思ってたんだけど、この試合はさほど強さを感じなかった。この調子なら錦織いけるんじゃないかと思うけど、次は上げて来るのかな?
ベレッティニはなんだかイタリア人ぽいプレーヤー。フォニーニっぽいのだろうか。すごくいいプレーしたり急にぷっつんしたり。まだ若そうなのでこれからに期待か。

エドモンドvsフォニーニ

フルセットでフォニーニの勝利。
集中切れてない時のフォニーニはとても良い。キレッキレのフォアハンドをバシバシ決めていた。一方で集中が切れるとグタグタになるのもらしいところ。
エドモンドは全体的にレベルは高かったんだけど、今一つ決めてにかけたってところ。正統派なのでレベルが上がり切れば勝てるところまで行きそう。そうでないとベルディヒ化しそうだけど。

イズナーvsエルベール

イズナーがタイブレーク二つ制して押し切った。
いや、イズナーのサーブは本当にいい。テニスめっちゃうまくてもテニスで食べてく気にならないだろうけど、イズナーのサーブ打てるならテニスで食ってけそうな気になると思う。
タイブレークまでにブレイクできたらラッキーくらいの心持ちなのかな。 サービスゲームはサーブで決めて、リターンゲームはバチバチ打つ。 こんな展開を落ち着いてするイズナーは誰にとっても強敵になりうるでしょう。
エルベールは正統派のしっかりストロークをするプレーヤー。膝を落として背中をそらして上むいてのサーブは最近あんまり見ないタイプ。もう一つ何かないと3回戦くらいが壁になりそう。

これで1周目がおしまいかな。 2周目からの感想は次の投稿で。

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全仏オープン2018の開幕 〜ナダルか否か

今年もクレイコートのグランドスラムが幕を開けた。
今のところまるで昨年の結果をなぞるように全豪をフェデラーがとって、クレイシーズンはナダル無双中。
このまま去年と同じような展開で進むのか。さすがにそんなことはさせなくて他の人たちが頑張るのか。特に全豪で若い世代がベスト4まで台頭したような流れが続くのか。なかなか今年は面白い展開になっていきそうだなと思う。

残念ながらそんな面白そうな今シーズンのテニスが今のところほとんど見られていない。
しかしグランドスラムくらいはと思いユーロスポーツのオンラインストリーミング(Eurosports player)を1月購入した。7ユーロで色々スポーツ見られるからまあ悪くない。そういえばEurosports playerはW杯は見られるのかな?

全仏オープン2018のベスト4予想

参考までに2017年のベスト4。

優勝   ナダル
準優勝  パブリンカ
ベスト4 マリー・ティエム

ナダルが決勝に強いパブリンカを下して全仏10勝目。
そればっかりが記憶に残っていたけれど、そういえばこのころはまだマリーがいたんだった。その反対側がティエムだったのは全く記憶になし。

Dの予想

ナダル山:ナダル

まさにナダルのためのナダル山。怪我でもしなければナダルでしょう。
相変わらず土での強さに翳りは見えない。土マスターズを二つ勝っての全仏オープン。ただ去年と異なり今年はマドリッドでなく最後のローマを勝ったので、やや休憩が短いのが不安材料?しかしこの山を疲れなしで登ったら11勝はかなり近いか。

あとはシュバルツマンに頑張って欲しいところだけど、今年あんまり調子よくないのかな。あまり名前を見ない。あとはシャポバロフがどこまでやれるか。

チリッチ山:デルポトロ

なんだかシードが順当そうな山。
こちらも怪我がなければデルポトロが強そう。怪我がありそうな気もするが。なぜだかチリッチがクレイでデルポトロに勝つイメージがない。
最近名前をよく聞くエドモンドが割と良さげなドローでどこまで行くか。1試合くらい見てみたいところ。
一方最近調子の悪そうな杉田さんには初戦を取って、イズナーをなんとか攻略して欲しい。

ディミトロフ山:ジョコビッチ

いろんな人にチャンスのありそうな山。
ジョコビッチがベスト4いけるくらいは戻ってきてるんじゃないかと予想。ディミトロフは昨年からしばらく良さげだけどクレイだしなあ。

ズベレフ山:錦織

なんだか大変そうな山。
錦織さんもけったいな山に入ってしまったけれど組み合わせ次第では。普通にベスト4の力はあるよね。
ズベレフはグランドスラム勝てない説を吹き飛ばせるかどうか。ティエムもいいんだけど、大切なところで絶好調強敵を引く錦織さんぽさが。パブリンカはさすがにまだ戻ってないじゃないかと予想。

というわけでベスト4は以下のような予想。

優勝   錦織
準優勝  ナダル
ベスト4 デルポトロ・ジョコビッチ

Xの予想

優勝   ナダル
準優勝  ジョコビッチ
ベスト4 デルポトロ・ティーム

珍しく嫁とベスト4のメンツがほぼ一致した。
しかしユーロスポーツプレーヤーいろんな会場見れるからどこを見るか悩むな。

D&X

国による生活環境の違いについて 〜4カ国+1に住んでみての感想

ブログを始めてから1年と少し。 気づいたら投稿数も200に至っていた。
せっかくなので何かしら節目に書くのに良いテーマがないものかとしばらく考えていたのだけど、これがなかなか思い浮かばないもの。

100投稿目の時には何を書いたのかと見直して見たら、海外ポスドクのための就職活動などについて書いていた。

内部リンク: 海外でのポスドクの始め方 〜応募から面接まで

何かこの投稿に関連した内容でも書いてみようかなと思ったのだけどこれもまたとくにネタがない。 久しぶりにその投稿を最後まで読んでみたら、国による労働環境の違いについて書いた投稿へのリンクをみつけた。

内部リンク: 国による労働環境の違い 〜四カ国働いてみた感想

各国いろいろと特色のある労働環境があって、一概に良いとか悪いとかは言い難いもの。 とはいえその違いはとても大きいので、人によって合う国合わない国とあるだろう。

生活環境についても同じようなことが言えると思う。
せっかく数カ国を渡り歩き各国での居住経験が増えてきたので、各国での生活環境の違いについて簡単に振り返ってみることにした。 主に居住環境、食環境、それから最近気になるところの安全面について。
この投稿では各国(日本、アメリカ、フランス、フィンランド、とおまけで中国の短期滞在)の生活環境の違いについて書いてみる。

日本の生活環境

日本の居住環境

生活施設  ☆☆☆☆
賃貸住宅  ☆☆
公共交通  ☆☆☆

生まれた国で慣れているからというのはあるのだろうけど、ハード的な意味で暮らしやすい国だと思う。
都市部は基本的にどこでも清潔だし、田舎に行ってもよく整備されている。 よく話題になるように、トイレにはだいぶ気合が入っている。 日本旅行をした外国人の友人はやっぱりトイレの話はしていた。
公衆トイレのウオッシュレットは他の国で御目に掛かることはまずないだろう。 フィンランドはシャワーがついてるけど。
そうそうコンビニの品揃えはとても良いと思う。 海外でも24時間のコンビニはたくさんあるけれど、出来合えのお弁当・お惣菜やホットフードの品揃えが日本ほど揃ってるお店はなかなかお目にかからない。

アパートは東京はべらぼうに高いけれど、他だとそうでもない。
問題点としては東京を中心にして部屋が狭いことが多い。 もちろん家賃をあげればいいのだけどね。 でも以外と土地のある田舎でもこざっぱりとしたアパートが多いのが不思議。
靴を脱ぐ前提で作られているアパートってのは珍しいかね。 フィンランドも割とそうかな。

公共交通もよく整っている。 特に都市部ではよく鉄道・地下鉄網が整備されてるので便利。 東京ではあまり使っていなかったけれど、バスはどうだったんだろう。 値段は短距離ならさほど高くないか。 でも長距離になると急に高くなったりする。 新幹線は先進国と比べてもちょっと高い。
車はあれば便利だけど、都市部ではなくてもなんとかなるところも多い。 田舎での生活には必要だけど。

日本の食生活

食材       ☆☆☆☆☆
レストラン    ☆☆☆☆☆
ファストフード  ☆☆☆☆☆

これもやはり地元の贔屓目はあるけれど、食環境は極めて良好でしょう。
まずは食材が豊富だし美味しい。 体験した国の中では生の野菜の味、それから種類は日本がかなり優秀だと思う。 キノコ類も色々簡単に買えるし。
それに魚の刺身を気兼ねなく美味しく食べられるのはやっぱり日本。 というか他の国だとサーモン以外の刺身を手に入れるのは少し苦労する。 沿岸都市ならそんなことはないかもしれないけど。

ただやっぱりどの国の人でも、自分の地元の国じゃないとベストの食材が手に入らないという。 一度中国人とインドネシア人と食材について語らっていたのだけど、みんな自分の国じゃないから思うように料理できないって言っていた。
例えばインドネシアだと、新鮮な香草が料理に重要。 彼らにとって新鮮な香草が手に入って美味しく料理できるのは自国だけだそうな。

レストランに話を移すと、日本は各国の料理がバランスよく食べられるのも良いところ。 値段もヨーロッパ圏と比較すればさほど高くはない。 というかだいぶ安いか。 同時に高級レストランに行けば最高級の味も楽しめる。
あと安いチェーン店のバリエーションが素敵だと思う。 定食屋さん的なチェーン店って海外だとあまり見かけない。 一方でいわゆるファストフード的なチェーンもたくさんある。

日本の安全面

大事件    ☆☆☆☆☆
軽犯罪    ☆☆☆
自然災害   ☆☆

日本は安全な国だとはよく言われているが、これについてはそういうところもあるしそうでもないところもあると思う。 テロの危険はないとは言わないが、ヨーロッパに比べたらだいぶ低いのは確かだろう。
アメリカのように銃乱射が起こるなんてこともまずはないだろう。

とはいえ都市部の繁華街が安全な雰囲気かって言われると、新宿の繁華街あたりや上野の場末なんて行くと結構変な人多いし。 しつこいキャッチに絡まれるようなことって、他の国ではあまりないんじゃないかな。
いや何もしていないで犯罪に巻き込まれる確率は低いのかもしれないが、他の先進国でも犯罪に巻き込まれそうな場所に行くことなんてそうそうない。
日本でもちょっと気をぬくとスリはいるし、変な詐欺師みたいのに出会うこともある。 田舎に行けばヤンキーに絡まれることもあるし。

結局普通の暮らしをしているぶんにはやや安全といったくらいだろうか。
ただしかしそれを相殺するくらい、地震をはじめとした天災が多い国でもあるのでトータルでとんとんかな。

日本の総合的な暮らしやすさ

というわけで全般的にはとても過ごしやすいと思う。
一方で長期間暮らすにはちょっと気疲れする国でもあると思う。 外国からふらっとやってきて数ヶ月観光するにはとても良い国だけど。 外国人が長期間住んで働いてとするなら、悪いとは言わないがおすすめするというほどでもない。

アメリカの居住環境

アメリカの居住環境

生活施設  ☆☆☆
賃貸住宅  ☆☆☆☆
公共交通  ☆☆☆

アメリカも最近はどこに行っても清潔な感じだ。 とくに観光地は綺麗に整備されていることが多い。 田舎の高速の休憩所のトイレとかでも綺麗になってきているし。
田舎は田舎でのんびりとした車生活という感じで、やっぱりアメリカは過ごしやすい国。

アパートは田舎ならかなり安い。 かなり広いアパートをリーズナブルな値段で借りられる。 ただ最近少しずつ値上がりしている印象。
家具付きのアパートもないことはないけれど、ヨーロッパに比べると少ないかな。 フィンランドもあまりないけれど。
一方で都市部で良いところに住もうと思うとべらぼうに高い。 そういう意味では日本と同じか。

公共交通は田舎ではほとんどないので、車必須な社会なところも結構ある。 一方で都市部はそれなりに地下鉄などが便利。
東京ほどの交通ネットワークを作ってるところはそうそうないだろうけど。

アメリカの食生活

食材       ☆☆☆☆
レストラン    ☆☆☆☆
ファストフード  ☆☆☆☆

アメリカは食材は悪くない。
意外と生の野菜が美味しいし値段も安い。 肉類は豚牛鳥に加えてターキーくらいだけど安い。 内陸部だと魚介はあんまり。 中華スーパーとかでそれなりには手に入ったけど。

食事はもちろん高いレストランに行けば美味しいけど、普通のレストランは大味なことも多い。 それはそれで食べ過ぎなければ美味しいんだけどね。
値段は少し高め ただ量は結構多いし、余った料理をバッグに詰めて持って帰れるのが良いところ。 高級レストランだと知らないけれど、それなりにしっかりしたレストランでも持ち帰れる。 ガスガスと余った料理を詰めて持って帰るのってヨーロッパではあまり見ないんだけどアメリカだけかな?

ファストフードのチェーンも結構種類がある。 バーガー系、サブ系は美味しいし安い。 ピザやフライドチキン系も良い。 メキシカン系や中華系も良い。
でもやっぱりアメリカ生活中は吉野家、松屋とか大戸屋が欲しいと思ってたな。

アメリカの安全面

大事件    ☆☆
軽犯罪    ☆☆☆☆
自然災害   ☆☆☆

アメリカの安全性って気になるところかもしれないが、普通に田舎町で働いている分に危険を感じることは全くない。 大都市の危ない区画に行けばもちろん危ないんだろうけど。
普通の一般人が銃持ってる世界だからちょろっとした悪ガキが絡んでくるってことがむしろない。 突っ切ってるのはもちろんいるけど、そんなのはどこの国でもいるので考えてもしょうがない。

時折起こるマスシューティングは如何ともしがたいところ。 注意していても避けにくいし、意外とどこでも起こるし、出会ってしまったらどうしようもない系なのも困りどころ。
とはいえまあ確率は低いので運に身をまかせる感じか。 ネィティブなアメリカ人の銃趣味を見ていると、銃規制が進むような気はしなかったりする。 アメリカ人の友人は普通に持っていた。

広大なアメリカは各種の自然災害を取り揃えているけれど、一地方では一つ二つかな。 私の住んでいたところでは、時折竜巻警報が出ていた。 あと南の方なので雪が降ると結構被害が大きかった。

アメリカの総合的な暮らしやすさ

やっぱりなんだかんだで世界の中心はアメリカ。 住むだけでなく何をするにしても良い国だと思う。 ちょっとした欠点を補うに余りある利点がある。 長期の仕事さえあれば戻りたいと思う国だ。
だけど最近ちょっと排他的になっているようで、どうなのかというところはある。 当時の友人たちは変わらず楽しそうに生活しているけれど、最近移住した人たちはどうなのだろうか。

フランスの生活環境

フランスの居住環境

生活施設  ☆☆
賃貸住宅  ☆☆☆
公共交通  ☆☆☆☆

フランスってなぜかあんまり建物やインフラをアップデートしないイメージがある。 あんまり綺麗じゃないトイレなどを見つける確率は、他の国に比べて高い。 古いものを大切にする国なのかしら。
一方でトイレの座るところを誰かが盗んでいく。

アパートは普通に借りると結構高い。 でもルームシェアで貸してるところも多いので、いいところが見つかれば安く長く滞在できる可能性もあり。
私は2回の中期滞在ともルームシェアで一部屋借りてたんだけど、どちらも良いところだった。 やっぱり建物は全般に古いんだけど中は綺麗。 広さもそこそこあるアパートが多い。

公共交通はトラムとかバスが便利だったな。 パリは地下鉄も便利だし。 ただちょっと治安が不安に感じるようなところもあるのが残念なところ。

フランスの食生活

食材       ☆☆☆☆☆
レストラン    ☆☆☆
ファストフード  ☆☆☆

フランスの食材は肉類が豊富なのが特徴的かな。 ウサギやら子牛やら鹿やら普通にスーパーで売っていたかと。 野菜も結構美味しいし種類がある。
ファーマーズマーケットが盛んなので、見る目がある人は良いものが手に入るのだろう。

レストランは料理は丁寧に作ってあるところが多い。 値段もそこそこするけれど。 結構ひどい接客に当たることが多かったので、あまりフランスのレストランの印象が良くない。 まあ運が悪かったのだろうけれど。

マクドナルドやケバブ・ピザなどのチェーン店はあるけれど、チェーンレストランはそんなにない印象。 ただカフェでクロワッサン食べてれば美味しいのでそれで良い気もするが。

フランスの安全面

大事件    ☆
軽犯罪    ☆
自然災害   ☆☆☆☆☆

安全面という意味では、最近だと一番不安があるかな。
とくにパリはちょっと地元民でも恐れている節があった。 私自身も実際に一度テロリストから避難する経験をしたくらいだし。

内部リンク: 海外旅行記・ヨーロッパ 〜何かが起こったルーブル美術館

つい最近友達もフランスの空港で避難体験をしたと言っていた。

スリや詐欺、強盗なども多いそうなので、普通に街中を歩くのにも気を使う感じ。

田舎ならば目に見える不安はないけれど、突発的なテロニュースが在住前後で時折流れていた。
最近はあまりニュースを聞かないから比較的良いのかしら。

軽犯罪も多い印象。 ていうか田舎で歩いてただけで、絡まれたことがある。 知り合いがトラムの中でつばを吐かれたこともあるらしいし、あまり軽犯罪の印象も良くない。

これといった自然災害は体験していない。

フランスの総合的な暮らしやすさ

短期間しか暮らしてないわりに、ここでの生活はもういいかなって思った不思議な国。 別に安全面以外では取り立てた欠点はないのだけどね。 まあ私が合わない国の筆頭というだけか。

フィンランドの生活環境

フィンランドの居住環境

生活施設  ☆☆☆☆
賃貸住宅  ☆☆☆☆
公共交通  ☆☆☆☆

フィンランドもとても綺麗に整った国。 そんなに新しい建物を建てまくってるわけではないけど、フランスほど古めかしくもない。 特にヘルシンキは設備が良く整っている。

公共交通機関もヘルシンキではよく整っている。
地下鉄は東西に走る路線だけだけど、本数は多い。 バスが網の目のように張り巡っているので、慣れてしまえばとても便利。 最近いったトゥルクもバスが多かったけど、基本的にはバスがメインなのかな。
いずれにしろ都市部の周りでは車を購入しないでも生活できる印象。

一方で車もとても運転しやすい印象。 道路の感じはアメリカのような印象。 友人の話ではヘルシンキの街中だけは難しいようだけど。 トラムも走っているから余計に難しくなっているそうな。
ただ国産車がなくて全部輸入車なので車が高い。

フィンランドの食生活

食材       ☆☆☆
レストラン    ☆☆☆
ファストフード  ☆☆☆

野菜の素材がイマイチな印象。 今は慣れちゃって気にならないけど、フランスから移動してきたときはそう感じた。 一方でベリー系の果物やキノコ類は他の国ではみない素材が手に入るし美味しい。
近所のスーパーだとお肉は若干欲しいものが手に入らなかったりすることもあるが、だいたい一通りは置いてある。 大きいスーパーにいけば問題ないだろうけど。
魚介は結構色々売っている。 冷凍のものも含めれば、結構な魚介素材が手に入る。 日本ほどではない。

レストランは美味しいところもある。 けれど美味しくないところも結構ある。
なので事前調査が重要。 基本的には高いので。

ファストフードは悪くないけれど、こちらも高い。 マクドナルドのチキンバーガーが美味しかったんだけど、最近食べてなかったからかな。
その他サブ系などもろもろのチェーン店が各地にある。

フィンランドの安全面

大事件    ☆☆☆☆☆
軽犯罪    ☆☆☆☆☆
自然災害   ☆☆☆☆

昨年一度テロがあったけれど、それがまだしっかりと記憶に残っているくらいヨーロッパの中ではテロが少ない国。 ロシアはときたまテロがあるので、寒いからというだけではなくて地政学的な影響なのかしらね。

軽犯罪もエスポーの田舎では問題ないし、ヘルシンキのダウンタウンもとても治安が良い印象。 最近少し物乞いは多いけれど、治安が悪くなっているというわけでもなさそう。

自然は雪や冬の暗さ、夏の白夜っていうのはあるけれど、慣れてしまえば実害は少ないようだ。

フィンランドの総合的な暮らしやすさ

理由はわからないけど、なぜだかとても暮らしやすい国。
特別愛想が良いわけではないのだけど、最終的には面倒見が良い人が多い印象。 設備も良く整ってるし外国人にも過ごしやすい場所。 気候さえ問題にならなければ長期滞在に耐える国。

中国の生活環境

中国の居住環境

生活施設  ☆☆
賃貸住宅  ☆☆
公共交通  ☆☆☆

都市部は綺麗だけど、田舎に行くとまだまだ田舎が楽しめる国。 未だになんだかすごいトイレにお目にかかれる国。 一方で経済成長に合わせて一気にアップデートを進めているようだから、どんどん綺麗になっていくのだろうな。

住宅もどんどん高騰している模様。 都市部ではアパートがかなり高くなっているので、収入次第ではちょっとアパート探しに苦労するそうだ。 田舎ではまだまだ普通に高いというレベルのようだが。

新幹線のネットワークがどんどん育っている。 結構大都市から外れた嫁の実家にももうすぐ新幹線が通るそうだし。 値段も高くないので利用しやすい。
同時に各都市をつなぐ高速バスも便利。 バスの集合駅がやたらと古いままなのがちょっと利用しにくいところはあるけれど。
ちなみに新幹線もバスも受け付けで英語が通じない可能性はある。 そこだけちょっと注意が必要。
大都市では都市部内でのバスや地下鉄も便利。 ただ大都市だと人が多すぎて、時間帯によっては満杯で乗りこみたくないような地下鉄やバスが走っている。

中国の食生活

食材       ☆☆☆☆☆
レストラン    ☆☆☆☆
ファストフード  ☆☆☆☆☆

あんまり印象良くない人もいるかもしれないけど、中国の食材の豊富さはとても良い。 都市部は知らないけど。
田舎のファーマーズマーケットだとみたことないような野菜もたくさんあるし、普通の野菜の質も良い。 ついでに安い。 有機栽培などに気を使ってる農家もいるし、買う場所さえ知っていれば良いものが安く手に入る世界。
逆に言うと知らないと結構大変なんだろうけど。 まあ普通のスーパーもそれなりに品揃えは良かった。

レストランは安くてとても美味しい。 だけど都市部以外だとほぼ中華レストラン一択になるってところで星一つ減らしてみた。 だけど中華だけで全然満足できるから実は問題ないんだけどね。

チェーン店は美味しい。 なぜかマクドナルドとかも美味しい。 ケンタッキーも色々売って美味しいし、エッグタルトがとてもおすすめ。
肉魚野菜の炒め物を中心とした中華系列のファストフードも、もちろん安くて美味しい。 でも地元の餃子とか小籠包屋、中華麺屋さんの方が安くて美味しかったりもする。
いずれにしろこの手のお店は地元のお友達がいないと店が選びにくいのが難点。

中国の安全面

大事件    ☆☆☆☆☆
軽犯罪    ☆☆
自然災害   ☆☆☆☆

重大な身の危険はもしかすると一番感じない国かもしれない。 一応テロはあるんだけど、身近に感じるほどはない。
公共交通機関とか田舎に行っても常に荷物チェックをしているし凶悪犯罪に対する取り締まりは厳しい。
一方でぼったくりタクシーとか、スリとかはぼちぼちいる。 ていうかまあ制度で縛られていない商売が多いので、ある意味自己責任の国とも言えるかもしれない。
たまに管理不行き届きで起こる種々の事故が一番の問題点かな。 あ、あと車の運転事情が極めて悪いので、事故に遭遇する確率も高い。

自然災害はやはり広大な国なので場所次第で異なる。
私がちょろっと住んでたところだと、問題は夏の暑さくらいだったけど。 四川とかにいけば地震もあるし、川沿いだと洪水もあるよう。

中国の総合的な暮らしやすさ

私は意外と中国の田舎暮らしはいける気がしている。 設備は良くないけどまあなんだかのんびりした感じで良い。 とはいえこのご時世、そののんびりした感じがいつまで保たれるかは謎だけど。
だけど都市部はちょっと辛いかな。 中国は人が多すぎるのが良いところでもあるのだけど難点でもある。 ご飯美味しいからしばらくはいけそうだけど、3年以上とかになるとどうなるかはやってみないとわからに。

まとめ

結局のところ私の過ごした国は物質的な面ではどこも過ごしやすかった。 設備は新しくアップデートされているし、食事に困ることもない。 もう少し発展途上国に行くと設備面でも大きな違いがあるのかもしれないが、私はその体験はしていない。

メンタルの面では国ごとにかなり違いがあると思う。 私が良いと思ったのはアメリカやフィンランドだったけれど、他の国が好きになる人も多いだろう。
感覚的なところなので言葉で説明するのは難しい。 しかし今いる国にあまりあってないなと思った場合、思い切って環境を変えてみるとひょっこり良いところに出会うころもあるかもしれない。 国によって人の生活のクオリティーを変えるくらいの違いがある・・・というのがこの投稿のテイクホームメッセージ。

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アスパラガスと鶏ササミ肉の豆板醤炒めのレシピ [簡単中華]

[概要]

アスパラガスと鶏肉の豆板醤炒め

前回アスパラガスを雪菜で炒めるレシピを書いた。

内部リンク: アスパラガスと豚ひき肉の雪菜炒めのレシピ [簡単中華]

これはこれで結構美味しかったのだけど、アスパラを中華風に炒めるのには豆板醤が一番合うような気がしている。
というわけでこの投稿は豆板醤で炒めたアスパラガスのレシピ。 今回は鶏のササミ肉と合わせて調理した。 しかしもう少し赤目の豆板醤の方が色合いは綺麗に見えるな。

[調理時間]

20分

[準備するもの]

アスパラガス

アスパラガス    太めのを8本くらい
鶏ササミ肉     100gくらいかな。 大きいのだと3本くらい。

A醤油        小さじ2
Aごま油       大さじ1
A片栗粉       大さじ1
A酒         小さじ1

辛くない豆板醤

B豆板醤       大さじ1 (上の写真は辛くないやつ。 辛めの豆板醤でももちろん美味しい)
B酒         大さじ1
B水         大さじ2くらい(調理酒の種類次第で水分調整。 私はウオッカを使ってるので水を結構いれる)

調理油       大さじ1

[手順]

アスパラガスとササミを斜め細切りに

1.  鶏ササミ肉を5mm幅くらいの斜め細切りに。 筋はとっても良いけれど私は気にせずそのまま。

2. 切ったササミ肉をボウルなどにいれて、調味料Aとよく混ぜ合わせて下味をつけておく。

3. アスパラガスは根元が固い場合は、ピーラーで剥いておく。 それから斜め細切りに。 2ー3mm幅くらいかな。 もっと細めでもいいけど。 味付けと歯ごたえのバランスの良いところを探すと良い。

4. 小さなおわんに調味料Bを混ぜておく。 これで下準備は完了。 炒めるのはすぐに終わるので、食べる直前に炒めれば良い。

5. フライパンを中火であっためてササミ肉を炒める。 中に火が通るまでだいたい2−3分かな。 鶏肉の太めの部分を切って色が変わっていれば良い。 火が通ったら一度ササミ肉を器にあげておく。

ササミ肉を一度あげてアスパラガスを炒める

6. 続けてフライパンの上に調理油を引いて、アスパラガスを炒める。 最初は強火で良いけど、強すぎたら少し火を落とす。

7. 1−2分炒めてアスパラガスに火が通り柔らかくなってきたら、鶏肉を戻し入れる。 そのままよく混ぜるように炒め合わせる。

8. 調味料Bの投入。 しばらく炒めて全体にソースが絡んだら完成!

[雑感]

  • アスパラガスの中華炒めは豆板醤が一番
  • ご飯によく合う
  • ササミ肉と合わせるとさっぱりして良かった
  • 豚ひき肉やバラ肉でも良いと思うけど
  • アスパラガスは少しだけ根元を早めに炒め始めても良いかもしれない

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アスパラガスと豚ひき肉の雪菜炒めのレシピ [簡単中華]

[概要]

アスパラガス豚ひき肉雪菜炒め

アスパラガスの炒め物はとても美味しい。
中華的に炒めるならば豆板醤が王道かとは思うのだけど、ちょっと違う風に仕上げてみようかと雪菜と合わせて炒めてみた。 雪菜は高菜漬けのような中華の漬物。

やっぱり豆板醤の方が美味しいとは思うけど、これはこれで違った風に美味しかったので投稿してみる。 今回は豚のひき肉と合わせて。

[調理時間]

20分

[準備するもの]

二人前ほど

アスパラガス豚ひき肉雪菜炒めの材料

アスパラガス   8本くらい
豚ひき肉     50ー100gくらい。 風味付け

雪菜       大さじ2

A生姜       一片
A醤油       小さじ1
A片栗粉      大さじ1
Aごま油      小さじ1

調理油      大さじ1

        小さじ1/4程度

調理酒      お好みで大さじ1から2

[手順]

アスパラガス雪菜炒めの材料2

1. アスパラガスは斜め細切りに。 適当に切ってしまいがちだけど、やっぱり丁寧にサイズを揃えて切っておいた方が仕上がりは良くなる。

2. 豚ひき肉はスプーンの裏などを使って潰すように練っておく。 さらに調味料Aを加えてよく混ぜる。 生姜は今回は細切りで。 ひき肉に埋まるので生姜をかじるのが好きじゃない人はすりおろした方が良いかも。

3. 豚ひき肉を中火で炒める。 最初はフライパンに塗り広げるように。 豚ひき肉はこの段階で中までしっかり火を通しておいた方が後々のコントロールは楽。 ベストのコンディションを狙うなら少し緩めに焼くのだろうけれど。 ある程度焼いて固まったらスプーンなどで小さなサイズに切っておく。

豚ひき肉を炒める

4. ひき肉に雪菜を投入して混ぜ合わせる。 雪菜は最後に炒め合わせても良い。 好み次第。

ひき肉に雪菜を投入

5. よく混ぜ合わせたら一度ひき肉を皿に上げておく。

6. 油大さじ1ほど引いたフライパンで、アスパラガスを強火で炒める。 アスパラガスが柔らかくなり火が通ったら、軽く塩を振って味付け。

アスパラガスを炒める

7. 豚ひき肉を戻し合わせて混ぜ合わせる。

8. 最後にお好みで調理酒や水などで水分調整して完成!

[雑感]

  • というわけで雪菜麺に続いて、雪菜を使ったレシピでした
  • 酸味の強い雪菜は肉と相性が良い
  • 酸味といえば酸菜という漬物も牛肉などと炒めるととても美味しい
  • 塩を控えめにしておいて醤油で最後に味を整えても良い
  • 雪菜はイカなどと炒めても美味しい。 あとでレシピを書こう
  • アスパラガスと雪菜は悪くはなかったけど、アスパラだけなら豆板醤の方が美味しいかな
  • そういえば調理酒っていつも書いているけど、フィンランドは調理酒売ってないので水で割ったウォッカを使っている。 調理酒の場合は量次第で味の調整が必要かな。

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スナップえんどうのにんにく炒めのレシピ [簡単中華]

[概要]

スナップえんどうのにんにく炒め

甘くて美味しいスナップエンドウ。
私最近までこれが生で食べられることを知らなかった。 フィンランドで買ったら生でも食べれるって書いてあったので、試して見たらこれがびっくりしたことに美味しかった。

とはいえフィンランドはまだ冷たいものを大量にぽりぽり食べる季節でもないので、残りはにんにくと軽く塩で炒めてみた。 元が甘いのでほとんど味付けしなくて良いけれど、塩でバランスをとってあげると量が食べ易い。
なんでも良いけど赤いパプリカ的なものを入れて上げると見た目のバランスが良くなる。

[調理時間]

15分

[準備するもの]

スナップエンドウ   一袋(20本くらい?)
赤パプリカ      色付けにちょろっと
にんにく       一片。 少しで良い。

          小さじ1/4以下。 ちょっとで良い
調理酒        大さじ1。 水分調整
調理油        大さじ1

 

[手順]

1. この商品は生で食べられるくらいなので筋はなし。 しかしスナップエンドウはものによっては筋取りする必要があるのかな?

2. にんにくは縦の細切りに。 パプリカは1cmくらいの細切りに。 適当にお好みのサイズに。

スナップエンドウ炒めの材料

2. 弱火で調理油ににんにくを炒めて軽く香りを出す。

にんにくを炒める

3. 中火から強火くらいでスナップエンドウにさっと火を通す。 生でも食べれるくらいなので、1−2分あっためるイメージで火を通せば良い。

スナップエンドウを炒める

4. パプリカを投入して1分ほど軽く混ぜ合わせながら火を通す。

パプリカを投入して炒める

5. 軽く(小さじ1/4以下くらい)塩を振って味の調節

6. ウェットな仕上げにしたかったら、調理酒と水を少し入れて完成!
入れないで乾いた感じでも美味しい。

[雑感]

  • 調理しなくても良い野菜はあまり火を通さない方が美味しいと私は思う
  • 緑の野菜炒めは少し赤いものを入れておいた方が美味しそうに見える
  • 赤パプリカだとスープにもちょっと赤みがつくので美味しそうに見える

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フィンランドで迎える2018年4月1日のイースター

今日4月1日は2018年のイースター。 日本語では復活祭というのかな。 言葉くらいは聞いた事があったけれど、日本にいた頃にはあまり馴染みのあるイベントではなかった。

イースターとは

easter egg

ムーミンとFazerのイースターエッグ(2−3€)、中はチョコレート

「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」[1]

に行われる、イエス・キリストが十字架に架けられた後に復活した日を記念する祭。 キリスト教徒にとってはとても大切な日。

キリスト教徒でなくても、なんとなくカラフルに色付けされた卵を見るとこの日を思い出す人はいるかな。

ヨーロッパでのイースターの日付について

今年は4月1日とキリの良い日となったイースターだけど、この祝日は太陰暦由来なので毎年日付が変わる。 ついでに東ヨーロッパ(主に正教会の東方教会)と西ヨーロッパ(カトリックやプロテスタントなどの西方教会)では、たまにかぶるけれど日付が異なることの方が多い。 これは西方教会ではグレゴリオ暦を使い、東方教会ではユリウス暦で計算するため。

さて我らが北ヨーロッパに位置するフィンランドはどうなんだというと、どうやら西ヨーロッパの日付を用いている模様。 今年の東ヨーロッパでのイースターは4月8日なので。 地図だけ見るとフィンランドの位置はほぼ東ヨーロッパなので不思議といえば不思議。

しかしフィンランドではルター派のプロテスタントが多数派なので、そういう意味では西方教会由来の日付というのは自然なことなのだろう。 ちなみにヘルシンキの名物であるヘルシンキ大聖堂はルター派に属しているそうだ。
一方で少数派とはいえフィンランド正教会も国教とされている。 フィンランド正教会は東方教会に属するのだろうけど、正教会系列では珍しくなぜだかグレゴリオ暦をイースターの日付の計算に使うそう。
というわけでフィンランドのイースターは、宗派によらず西方教会の日付で良いということになる。

イースターに関する雑感

さてフィンランドではイースターに合わせて、金曜日、そして次の月曜日が祝日となっている4連休。 なので別にキリスト教ではない我々外国人にも連休で嬉しい日々だ。

最近ボスとこのイースターについて話していたのだけど、カトリック系のキリスト教国では大々的にイベンドをやっているとのこと。 なのでイースターの雰囲気を味わいたかったらスペインなどそういった国に行った方が良いと。
一方でフィンランドなどでは大きなイベントはないけれど、ゆっくりと過ごすのには良いそうな。

そういえばアメリカにいた時も金曜日はgood fridayと呼ばれて祝日になっていた。
この投稿を書いていて、キリスト教徒のフィリピンの友達が結構イースターを重要視していたことを思い出した。 彼女の家族はエッグハントのイベントに顔を出しに行ったと言っていた。
子供がもう少し大きくなったらそういうイベントを探すのも良いかな。 フィンランドにあるかは知らないけれど。

mammiとpasha

マンミとパスハ

ちなみにフィンランドでは正教圏ではチーズケーキのようなパスハ(Pasha)を食べる。
K-Supermarketではちっちゃなパッケージしか売っていなかった。 これだと1つ1ユーロしない。
ちなみに味はチーズケーキというよりはヨーグルトっぽいかった。

マンミを牛乳と合わせて

牛乳と合わせたマンミ

それ以外ではマンミ(Mämmi)という黒いペースト状のお菓子を食べるのが一般的だそう。 練り上げたライ麦粉を糖蜜やオレンジピールと混ぜて焼き上げたもの。
上の写真のものは700gで2ユーロほど。 ブランド次第で結構お高いものもあった。
味は・・・うーん。 黒糖菓子みたいのが好きな人にはいいかもしれない。 私の好みではなかったけど。

このお菓子は見た目がなかなかあれなので、ダーティージョークに使われたりする。 どこか栃木の郷土料理しもつかれを思い出す話だ。

[1] 「復活祭」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2018年3月11日 (水) 08:29更新版

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青梗菜とマッシュルームと卵の中華スープのレシピ [簡単中華]

[概要]

青梗菜とマッシュルームの卵スープ

青梗菜とマッシュルームのスープ。 卵でとじる感じで。
ごま油を入れとけばとりあえず中華っぽいスープになる気がするんだけど、嫁に言わせるとごま油はそんなに中華じゃないそう。 私の感覚としては少し不思議だけれども。

[調理時間]

10分

[準備するもの]

二人前くらい

青梗菜スープの材料

青梗菜      中2枚くらい
マッシュルーム  中4個くらい
卵        1個

水        400mlくらい

干し筍      あれば良いけれど、なければ適当に出汁の出る感じのものを。 椎茸とかザーサイとか。 それもなければ塩だけで味を調整。
        小さじ1/4くらいから調整
ごま油      適当にたらせば良いけど小さじ2くらいかな

[手順]

1. 青梗菜は根元を縦に半分くらいに切ってそれから1cm幅ほどで細切りに。 マッシュルームは半分から1/4くらいに切っておく。 サイズがある程度揃って入れば、火を通す時間の調節だけで良い。 日本のサイズのそろったマッシュルームで苦労することはないだろう。

青梗菜とマッシュルームの材料のカット

2. 鍋に水と干し筍(か何かしら)、そして青梗菜を突っ込んで強火にかける。 少し青梗菜の茎を早めに煮ても良い。 もちろん加熱時間は料理にはクリティカルなので、1個1個こだわれば結果に跳ね返ってくれる。
あ、こだわらないにしても青梗菜の葉っぱくらいは最後にしておくと良い。 葉っぱは数十秒火を通せば十分。

材料を煮る

3. 沸騰したら溶きほぐしておいた卵を投入して、固まりかけくらいで軽くかき混ぜる。 このタイミングは慣れと好み次第で。 卵の形状や食感が少々変わる。

卵を投入

4. 卵があったまったら火を止める。 仕上げにごま油をちょろっとこぼして完成!

[雑感]

  • さっぱりとしたスープ。 ごま油を削ればもっとスッキリするけど、そこらへんはおかず用か口直し用かの目的次第
  • 個性がないスープなので色々変更しても対応できる。 特にキノコ類は何入れても大概いける
  • 水溶き片栗粉で雰囲気が変えられる
  • ていうか中華スープは少し塩味をつけて卵でとじとけば大概美味しい。 ご飯と卵スープは最強時短レシピ!

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