フィンランドで迎える2018年4月1日のイースター

今日4月1日は2018年のイースター。 日本語では復活祭というのかな。 言葉くらいは聞いた事があったけれど、日本にいた頃にはあまり馴染みのあるイベントではなかった。

イースターとは

easter egg

ムーミンとFazerのイースターエッグ(2−3€)、中はチョコレート

「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」[1]

に行われる、イエス・キリストが十字架に架けられた後に復活した日を記念する祭。 キリスト教徒にとってはとても大切な日。

キリスト教徒でなくても、なんとなくカラフルに色付けされた卵を見るとこの日を思い出す人はいるかな。

ヨーロッパでのイースターの日付について

今年は4月1日とキリの良い日となったイースターだけど、この祝日は太陰暦由来なので毎年日付が変わる。 ついでに東ヨーロッパ(主に正教会の東方教会)と西ヨーロッパ(カトリックやプロテスタントなどの西方教会)では、たまにかぶるけれど日付が異なることの方が多い。 これは西方教会ではグレゴリオ暦を使い、東方教会ではユリウス暦で計算するため。

さて我らが北ヨーロッパに位置するフィンランドはどうなんだというと、どうやら西ヨーロッパの日付を用いている模様。 今年の東ヨーロッパでのイースターは4月8日なので。 地図だけ見るとフィンランドの位置はほぼ東ヨーロッパなので不思議といえば不思議。

しかしフィンランドではルター派のプロテスタントが多数派なので、そういう意味では西方教会由来の日付というのは自然なことなのだろう。 ちなみにヘルシンキの名物であるヘルシンキ大聖堂はルター派に属しているそうだ。
一方で少数派とはいえフィンランド正教会も国教とされている。 フィンランド正教会は東方教会に属するのだろうけど、正教会系列では珍しくなぜだかグレゴリオ暦をイースターの日付の計算に使うそう。
というわけでフィンランドのイースターは、宗派によらず西方教会の日付で良いということになる。

イースターに関する雑感

さてフィンランドではイースターに合わせて、金曜日、そして次の月曜日が祝日となっている4連休。 なので別にキリスト教ではない我々外国人にも連休で嬉しい日々だ。

最近ボスとこのイースターについて話していたのだけど、カトリック系のキリスト教国では大々的にイベンドをやっているとのこと。 なのでイースターの雰囲気を味わいたかったらスペインなどそういった国に行った方が良いと。
一方でフィンランドなどでは大きなイベントはないけれど、ゆっくりと過ごすのには良いそうな。

そういえばアメリカにいた時も金曜日はgood fridayと呼ばれて祝日になっていた。
この投稿を書いていて、キリスト教徒のフィリピンの友達が結構イースターを重要視していたことを思い出した。 彼女の家族はエッグハントのイベントに顔を出しに行ったと言っていた。
子供がもう少し大きくなったらそういうイベントを探すのも良いかな。 フィンランドにあるかは知らないけれど。

mammiとpasha

マンミとパスハ

ちなみにフィンランドでは正教圏ではチーズケーキのようなパスハ(Pasha)を食べる。
K-Supermarketではちっちゃなパッケージしか売っていなかった。 これだと1つ1ユーロしない。
ちなみに味はチーズケーキというよりはヨーグルトっぽいかった。

マンミを牛乳と合わせて

牛乳と合わせたマンミ

それ以外ではマンミ(Mämmi)という黒いペースト状のお菓子を食べるのが一般的だそう。 練り上げたライ麦粉を糖蜜やオレンジピールと混ぜて焼き上げたもの。
上の写真のものは700gで2ユーロほど。 ブランド次第で結構お高いものもあった。
味は・・・うーん。 黒糖菓子みたいのが好きな人にはいいかもしれない。 私の好みではなかったけど。

このお菓子は見た目がなかなかあれなので、ダーティージョークに使われたりする。 どこか栃木の郷土料理しもつかれを思い出す話だ。

[1] 「復活祭」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2018年3月11日 (水) 08:29更新版

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日本で時折り起こる研究不正疑惑への雑感

旬は過ぎたけど京大のips細胞研究所の研究不正が話題になっていた。 サプリメンタリーを含めて論文のほぼ全ての図表が対象ということ。 なので残念だが意図的な改竄なのだろう。

表に出てこない研究不正というのもあるだろう。 しかしこういった生命科学の分野は成果や雑誌が派手になりやすいもの。 インパクトが大きい反面比較的バレやすい分野なのかもしれない。 それだけ期待をされている分野ともいえよう。

私のいる分野は正式だろうが不正だろうがあまり注目されない分野なのだが、この機会にせっかくなのでちょっと研究不正について考えてみることにした。

研究不正が起こるのはなぜか?

最近あまり見ないけれど、きっとこういう改竄もあるのだろうね。 資金出すから都合の良いデータ出しといて的な。
網羅しているかは知らないが、発覚した研究不正の一覧についてはwikiでみることができる[1]。

研究者は研究資金の提供先から影響されちゃいけないのだ。

研究者の不安定な将来

最近はむしろこっちが多いのではないだろうか。 やっぱりなんだかんだで研究者の不安定身分ってのは大きいよ。 特に日本では。
某東大の教授がおっしゃっていたけれど、日本ではある年齢域を超えるとそれに合わないポジションが取れなくなる。 だからなんでも良いからさっさとポジション取れと。
そういうシステムを変えることのできる立場の人が、学生をそっち方向に後押ししてるんだからシステムが変わることは当分ないはず。

現状そういう状態なのだからポスドクや任期付助教は、できるだけ早くにやめたいというポジション。 それではじっくりと腰を落ち着けて研究に邁進することも難しい。
年が行ってようが行ってまいが能力のある人がふさわしいポジションを取れる制度ならば焦ることもない。 むしろしっかりとポスドクや任期職中に技術・知識・人脈を広げることに集中できるだろう。 逆に実力に合わないポジションを早々に掴んでしまうのもなかなかにして不幸なことだろうしね。

私もポスドク期間がだいぶ長いが、次のステップに進んでも大丈夫かなと思えたのはつい最近だ。 私はいろいろと他の問題も抱えているから、実際に次のステップに進めるかどうかはわからないがそこは今は問題じゃない。
数年前に運だけで次のステップに進んでいたら、きっとうまくいかなかっただろうなと思うのだ。

それからドロップアウトした研究者の受け皿ってのもはっきりしていない。 というかあるのかな? 例えば企業が研究職のような特化した人たちを中途で上手に採用するのにはそれなりに経験とノウハウが入りそう。 ヨーロッパ・アメリカは少なくとも求人は見るけれど、日本はどうなのだろう。
もちろんボスのコネとかで企業に行く人もいるし、自力で何かしら見つけて転職する人もいる。 とはいえどこに行ったかわからない人もいるのだからもったいない。
なんだかんだでphdまでとる才能か努力を見せた研究者。 そんな人材をうまいこと再利用できる仕組みってのがあっても良いのじゃないかとも思う。
わかりやすい逃げ先があれば不正してまで待遇の良いわけでもないアカデミックな研究職に執着することもないだろう。

だいぶ脱線したので話を戻す。 そんな不安定な状況下で一発当たれば大きい研究テーマをやっていたとする。 後1・2個良いデータがあるだけでハイインパクトな雑誌に投稿できるってなったら、何かしら悪魔が耳元で囁いちゃう人もいるんじゃないか。 特に職が期限切れ間近だったらね。

技術的容易性

実験研究者の場合研究不正は技術的には難しくない。 理論研究の研究不正ってあったのかしら?

実験の場合数値の改竄なんて追試をしなきゃ分からないだろう。 近年だと得られた図を適当に捏造するなんてのも別に難しいことではない。 そういった画像改変スキルなどは別の職種ではむしろ求められるものなんじゃないだろうか。

そもそも論文を書くときに生データをそのまま載せることはまずない。 生データってとってもわかりにくいから。 そんな生データを綺麗にみせるために色々と工夫する必要がある。
そんなデータプロセスはデータを綺麗に見せつつも、科学的本質を変えないようにというところに苦労するものなのだ。 これには理論的な補正、偶発的機械的エラーの修正、バックグラウンド除去、スムージングなどの操作が含まれる。

しかしあまりにこういったデータプロセスに慣れすぎると、思わず手が滑ってデータを綺麗にしすぎた! なんて不正もあるのでしょうかね。

内部発覚の可能性も低い

一番気がつく可能性が高いのは直接の研究の上司だろう。 しかし同じ目標を目指して苦労してデータを集めていて、ちょっと都合のいいデータが出てきたとする。 それを疑うことのできる研究者というのはあまりいないかもしれない。
というかいちいちデータの捏造を疑ってくるボスとか嫌だし。 解析ミスを疑う人はかなりいるので、その過程でふと改竄を見つけるなんてことはあるのかな。

シニアオーサーが直近のボスじゃない場合はそこでも発覚のチャンスありか。 シニアオーサーは結構しっかり読む人が多いと思う。
ここでもやはり捏造を疑うってよりは、何かおかしいから追試したらってくらいで言われるのだろうけど。

それ以外の著者が気づくかというと微妙だと思う。 今回の論文も10人も著者がいるらしいけど、逆にしっかり読んでる人が少ないって可能性もある。
自分の実験と結果考察が絡んでいない場所までがっつりと読み込んでくれる。 そんな時間のある素敵な共同研究者って残念ながらあまりいない。 たまにいると逆に面倒臭かったりもするけれど。

雑誌の査読を通り抜けちゃう可能性も結構ある

さていよいよ論文をどっかの雑誌に投稿するとする。 科学論文は最初に雑誌のエディターが読む。 論文が新規性があってその雑誌にふさわしいかどうかを判断するのだ。
ここが通常の論文を通す時には意外と難しいところなんだ。 しかしエディターはよっぽどあからさまでなければ研究不正かどうかなんて考えもしないだろう。
あからさまならその前段階ではじかれているだろうし。 というわけで改竄されたような派手論文はむしろ通り抜ける可能性が高い。

エディターの審査を通り抜けるといよいよ同じ分野で学ぶ研究者の査読(論文が正しい方法でデータをとって、正しく解釈しているかのチェック)へと回ることになる。
査読に当たる研究者は著者からも推薦できる雑誌が多い。 それから査読をしてほしくない研究者を数人選ぶこともできる(とても同じ分野を競っている同業研究者など)。
大概は推薦から一人か二人、雑誌独自に選んで一人か二人といった感じで査読者が選ばれるだろう。

さて。 分野しだいだろうけど完全に同じことをやっていて、かつ公正に評価してくれる研究者ってのはなかなかいない。
そうすると同じテーマをやってるけれど解析手法は違う人。 同じ解析手法だけどちょっと違うタイプのサンプルを使ってる人。 そんな人たちへと査読が回ることになる。
そうなると査読が回ってきた研究者は、自分の専門でわかるところを中心に読むことになる。 そのため自分の専門以外の部分へのチェックは甘くなることもあるだろう。
私自身が査読した経験でも似たような事例がある。 かなり考察の甘い論文だったので、かなりきつめの修正を要求したことがあったのだ。 だがその時のもう一人の査読者は4行くらいの短文。 しかも問題なしの良い論文だとのことで終わっていた。
翻って自分が論文を投稿する場合でもだいたいそんな感じだ。 一人か二人は真面目に読みこんでくれることが多いけど、読んだか読んでないかわからないような返答が混ざっていることもあるものだ。

それから査読をするにしても査読者は研究不正を前提に論文を読んだりはしない。 なのでむしろデータが綺麗な不正論文は、ここをあっさり通り抜けてしまう可能性が高いとすら言える。

真面目に追試する時間のある人があまりいない

さて一旦査読者の審査を通り抜けると、論文が出版されることになる。 ここまできたら発覚の最後のチャンスだ。
少しでも興味を持たれる内容の論文だった場合、どこかしらのグループが再試や実験手法を応用しようとするかもしれない。 今回のケースはこの例だろうか?
なので興味を持たれない不正論文は単に埋もれていくんじゃないだろうか。

ちょうど私も今ある論文の実験の追試をボスに頼まれてやっている。 これがなかなかにして面倒臭い。 適当に書いてあることも多い実験手法を、一つ一つと再現していかないといけないからだ。
完全に実験をコピーできたと思っても何かしらその論文の手法と異なるところがあるかもしれない。
というわけでぱっと追試して同じ結果が出なかったとしても、研究不正という言葉は浮かばない。 手法の細かい条件設定や何かしら書き洩らされた描写があるんじゃないかなど、チェックすることがたくさんあるからだ。

何度か追試をして同じ結果が出ない場合、いよいよ論文の著者に連絡することになるだろう。 論文を投稿すると一人か二人連絡担当の著者を決めているはずだ。 論文を読んでも不明なことは彼らにメールして確認することができるのだ。 そこで書き落とされた手法がないかを確認する。
そこでいろいろと言われたら一つ一つチェックしていくことになる。 それでも再現できないとなったとき、初めてどうなってんだってことになる。

この追試の過程ってかなりの時間がかかる。 ぱっとやって再現しなかったら諦めちゃう研究者もいるんじゃないかな。 よっぽど結果に興味があるだとか、その方法をどうしても応用したいとかじゃなければね。

研究不正を防ぐには

実験ノートよりもパソコンをなんとかしたい所

よく言われる実験ノート。 数年前の理研での一件の後、大学での実験ノートが厳しくなったとの話を聞いた。
しかしこれは今の時代あまり効かないんじゃないかな。 京大でも実験ノートを使うように指示していたというし。 手書きのだから不正できないっていうのはどうなんだろうかね。 不正するくらいやる気のある人だったら、そこの隠蔽もしっかりするだろう。
また硫酸など試薬をこぼして読めなくなった実験ノートがあったとして、実際その間の取得データ全部廃棄するのかしら。 まあ毎日スキャンをとって保管するようにすれば良いのか。 しかしそれ用の職員を雇うんでもなければ数多い研究者に対してコストが高そう。

やはり今の時代普通はパソコンでデータをまとめるのだから、こちらの透明性を高めるような努力があった方が良いのではないだろうか。
仕事は個人のパソコンの使用を禁止して公的パソコンだけで作業するようにするとか。 ポスドクからは良いけど学生はちょっと大変かな。 でもやっぱり不正はパソコンの中で起こるのだから、パソコンをなんとかするのが一番だよね。

そういった意味では実験装置も変えた方が良いのか。 手書きでデータを取っていくような装置は廃止して、パソコンに自動出力するような装置に変えていく。
生データもしばらく装置本体にも保管されるようにしておけばなお良い。

しかしなんだかギスギスした感じで嫌な感じになるね。 しょうがないのかな。

研究者の待遇改善

これは研究者に限らずだけど。 それなりに努力が報われる社会が良いよね。 努力の方向性が間違っていたとしても。 そういった方向性ってボス次第でどうしようもないこともあるし。

それからドロップアウトに優しい社会の方が、むしろドロップアウトが少なくなるんじゃないかな。 特に頑張って、頑張った上でドロップアウトする人たちには、それなりに良い代替の道が用意されていてほしいもの。

ここでは具体的な話には踏み込まないけど、こういった対策の方が優しい感じがして良い。

アメリカでの印象なんだけど、研究者ってそんなに人気じゃない。 たくさん勉強しなきゃいけないし。 科学は多くいる中国人・インド人を中心としたphdやポスドクに支えられている部分がある。
アメリカ人の優秀所の人たちは生来の科学好きを除けば、もっと給料や待遇の良い道を選んでいるのじゃないか。 ちなみにアメリカの研究者の待遇は悪くなくて、他の仕事の方が努力に対するコストパフォーマンスが良いというだけだけど。

日本だと研究者の人気がないわけではなさそう。 研究職が若い人たちに人気みたいな記事を最近どっかで読んだ。
しかしそういった職業に能力のある人たちに定期的に来てもらうには、それなりの給料や安定した生活を保証する必要がある。 そうでなければ好きでやっている以外の能力ある人たちは別の仕事に行ってしまうよね。 実際理系から文系就職する人ってとても多いし。
アメリカみたいに外人部隊を雇うってのなら良いけれど、日本っていう国はあまり向かないと思うんだ。

研究不正のタイプ別対処

こういう不正の対策に対応するのって、やはりお偉い先生方ってことになるのだろう。
印象先行のところはあるかもしれない。 だがお偉くなっている年代の人たちが自分で研究不正をする場合って金目当てだったり名誉目当てだったりと人生の追加目的って感じがする。 そういった不正に対する対策だったらなんとなくうまいんじゃないかなって。

今回みたいな若手の不正って、先が見えなくて切羽詰まってみたいなところがあるのじゃないか。 そいういのって上の人たちには頭ではわかっても感覚ではわからないんじゃないだろうか。 もちろん状況は理解できるんだろうけど、経験してない人にはそれがどれだけ切実かなんてわからないもんだし。

特に今の30代くらいの人たちって経済が悪化し続けるなかで生きて来た世代。 若い間にどんどん成長する社会を経験してきた人たちとはそもそも精神性からして違いそう。

こういった世代格差って研究分野じゃなくてもよくある。 どちらが悪いってんではなくて違うってだけなんだけど。 自分の常識は自分の成長過程において形成されるものってことで、そんな自分の常識打ち破るのって結構なエネルギーいるよね。

機械的論文審査

またまた脱線してきたので話を戻す。
論文不正は今の時代人に判定させるよりも機械的に判定させた方がよいのでは。 図表やデータにおかしなところがないか読み込ませて判定するようなソフトがあれば良い。 作られたデータに綺麗すぎるなどの特徴があればだけど。 それなりにあるんじゃないかな。
AI研究者の人たちには是非とも頑張って欲しいところ。 そっちで不正が起こってしまったりするかもしれないが。

ソフト自体は別に正確じゃなくても良いんだ。 怪しげだったら追試データを求めるくらいのゆるい審査をすれば良い。 それくらいならみんな嫌がらずに読み込ませるのじゃないか。

研究不正が本当に何か将来に繋がるとも思わないけれど、やったもの勝ちの世界になってしまうのも何か違うよね。

まとめ

*研究不正は技術的に簡単だしバレない可能性も高い

*不正を止めるよりは不正の温床となる原因を取り除こう

*不正審査・不正対策をするなら人的よりも機械的な対策を

[1] 「科学における不正行為」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2018年1月23日 (水) 15:04更新版

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2018年の初めに 〜フィンランドの新年と新しいバス路線

明けましておめでとうございます。 2018年が皆様にとって実りのある良い年になることを祈っております。

フィンランドの新年

ヘルシンキはEU圏内ではトルコとロシアを除いておくと、一番早く新年を迎えるタイムゾーン。 というわけでヨーロッパで一早いハッピーニューイヤーを味わうことのできる国だ。 日本にいるときは基本的に日本の新年が終わったら寝る感じだった。 そのため他の国の新年に意識を向けることはあまりなかった。 今回はフィンランドにいるので、日本から中国、そしてアジア諸国を通って新年が近づいてくるのを感じることができてなかなか面白い経験だった。

さてフィンランドでの年越しは例のごとくテレビの1chの年末特番。 日本の紅白からゆく年くる年への流れのようなものか。 どうやらヘルシンキではフェリー港のあたりで大きなイベントをやっていたようだ。 大道芸からロックミュージックやダンスの舞台。 そして新年が近づくとカウントダウン。 それから新年の花火。  ヘルシンキの花火はさすが北欧といったところ。 お洒落なデザインの花火だった。 花火が終わった後はDJが出てきてダンスミュージックでみんな踊っていた。
一方私の住まいのエスポーエリア。 こちらでも5時過ぎくらいから個人の花火が続々と打ちあがっていた。 エスポーエリアはどこでも花火打ち上げて良いのかしら? ルールはわからないが、新年周りではいたるところで花火が打ちあがっていた。 もちろん大都市の花火とは規模が段違いだけれど、十分綺麗な花火をマンションの一室から楽しむことができたのは嬉しい誤算。

エスポーエリアの新しいバス路線の開始

ISO OMENAの地下鉄駅からバスへ

地下鉄matinkylä駅を出るとバスステーションは左手側

エスポーエリアの2017年のハイライトは、地下鉄路線の開通と言って良いだろう。 この地下鉄路線の開通に合わせてエスポーエリアのバス路線が変更されることになった。 変更は1月3日から。

バスステーション

電光掲示板でバスターミナルを確認してその番号へ

変更の内容としては基本的にヘルシンキのKamppiセンターへの直通のバスがなくなる模様。 その代わりとしてISO OMENAの中に屋内バスセンターが新しくできた。 このエスポーの西部ではISO OMENAのバスセンターを中心としたバスネットワークを作り、ヘルシンキとは地下鉄でつなごうというアイディアなのだろう。

IsoOmenaバス駅

バスが到着したらドア横のボタンを押してドアを開ける

というわけで早速新しいバスを使ってみた。 まずバスが地下鉄の乗り換え場所の横の屋内ターミナルへと乗り付けるようになった。 バスを降りたら数十メートル歩けば地下鉄の入り口だ。 外に出なくていいし、これは便利。
地下鉄から上がってくる場合だと少しだけ余計に時間がかかるけど誤差範囲内かな。 バスの時刻表示版は地下鉄の出口を出たらすぐにある。
すぐバスがなくても屋内で寒くないし時間を潰すお店もたくさんある。 そういうわけで今の所かなり好印象の新バス路線である。

関連記事

1. ついにヘルシンキからエスポーへの地下鉄が開通

2. フィンランドの公共交通 〜バスの乗り方

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エクセルにスクリプト言語としてpythonが導入される?

エクセルにpythonが導入される?

最近エクセルにpythonが導入されるかもしれないという記事をいくつか読んだ。 実際に導入されるかはまだ決定はされていない模様。

python as an Excel scripting language

ことの発端は上記のマイクロソフトのユーザーフォーラム。 pythonの導入がだいぶ前にリクエストされていたそうなのだ。 もともとのポストは2015年の11月4日だから2年前。 それに対してマイクロソフトチームが昨年末の2017年11月14日に突如コメントをつける。 どういう需要があるのかを調査したいのでアンケートに協力してねっ、てことなのでポジティブなコメントと言えるだろう。 しかしアンケートしてるぐらいだしまだまだ初期も初期段階。

マイクロソフトエクセルチームからのアンケート

せっかくなのでアンケートに答えてきた。

  1. どこ住んでるの?
  2. お仕事の種類はお金目的?
  3. 会社の種類はどんな感じ?
  4. 研究開発的な専門職についてるの?
  5. どんだけの間python使ってる?
  6. pythonは何に使ってるの?
  7. エクセルとpythonが統合するとしたらどんなことに一番便利かな?
  8. 7と同じ質問だけど、こっちは一番じゃないので何個も答えて良い
  9. エクセルにpython導入されたら君の仕事のどんな役にたつの? 特に7、8の質問と関連づけてくれるとわかりやすいな。
  10. pythonスクリプトは自分で使ってるの? 他の人に提供してるの?
  11. いままでに何かエクセルとpythonを繋げるようなソフト使ってた?
  12. 他にどんなプログラミングする?
  13. 何か他にも意見ある?
  14. もうちょっと協力してくれるならemailアドレス教えて

重要な質問は7−9と11くらいかな。

エクセルとpython統合に関する私見

さてエクセルもpythonもデータ解析にちょろっとずつ使っている私の意見。
自分用にだけならば今のところこの二つを統合する利点は感じていない。 大量計算を簡単にしたいだけならpythonを使う。 もっと大量に早く計算したいとなるとむしろCとかにいく必要がある。
元データがエクセルデータなら簡単な計算はエクセルでそのまま計算。 そうじゃないならばpandasでpythonにインポートして計算させる。

ただし他の人のためのスクリプトを書くとなるとちょっと話しは別かな。 サイエンス界隈の人たちでもエクセルを使ってる人は多い。 裾野を広げたらもっと多くなるだろう。 何かしらスクリプトを書くとしたらデータがエクセルフォーマットでやってくることは多い。 しかも中身が統一されていない様々なフォーマットだったり。 そんな時にいちいちスクリプトを書き直すのは面倒臭い。 エクセルにネイティブにpythonが組み込まれていれば、そこらへんの融通は効きやすくなるんじゃないかなと期待はしている。

といわけでエクセルとpythonの統合で何かが便利になりそうという期待はあまりしていない。 しかし統合されたならば使ってみたい、と思うくらいの興味はあるというのが現状。 上のアンケートなどでとても便利でエクセレントなアイディアを出す人たちがいると良いのだけど。
またエクセルのような大御所がpythonを導入するならば、pythonコミュニティーがまた広がるんじゃないかなと思う。 pythonってわかりやすいし書きやすい良い言語だと思うのだよね。 遅いけど。

関連記事

1. pythonでのテキストデータの入出力方法いろいろ

2. pythonのまとめ

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2017年の年の終わりに1年を振り返って

皆様2017年は良い年を過ごされましたか? 2017年も残すところ1日ですが、良いお年をお過ごし下さい。 また来年2018年も皆様にとって良い年となることをフィンランドの片隅から祈っております。

さて、今年は移動がとても多く忙しい年だった。 この投稿を書くにあたって嫁と今年何があったっけと話してみた。 しかし忙しかったせいか色々していたわりにはあまり正確には覚えていないものであった。
とはいえ思い出そうとすると思い出は蘇るもの。 それから今年書いた多くのブログの記事もいろいろと出来事を思い出すのに役立ってくれた。 この投稿ではそんな2017年の出来事を書いていきたい。

2017年の私的五大印象的出来事

まずは特にカテゴリーはなしに2017年の印象的だった出来事を5つ選んでみたい。

1 子供の誕生

やっぱりこの出産の日が今年の中で一番記憶に残っている。 フランスはグルノーブルでの出産。
早朝起き出した嫁とともに病院に向かったのだった。 そのまま順調に昼過ぎに出産。 そのまま入院で、病室に入ったのが夜7時。 入院用のお泊りセットを病院に持って来たのが夜11時。 そして生後0日の赤ちゃんとの眠れない夜。
それからは今に至るまで子供中心の慌ただしく寝不足の日々が続いている。

フランスで妊娠・出産8 〜急にやって来たその日・無痛分娩

2 フィンランドへの移住

もともとフランスの仕事は元ボスの好意で半年だけ雇っていただいていたのだった。 その半年の間に運良く次の仕事が近場のフィンランドで決定。
そういうわけでフィンランドに移住することになったのだ。 移住をするにあたって一つ大変なことがあった。 ちょうどこの移住の1ヶ月ほど前に子供が生まれたのだ。 そのため移動の準備も実際の移動もなかなかに大変。 とはいえフランスもフィンランドも赤ちゃん連れが旅できるように設備が良く整っていた。 他の国を旅するよりは全然楽だったのかなと今では思う。

赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜フランス国内移動

赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜飛行機編

3 ブログ始めました

今年の3月に始めたこのブログ。 なんだかんだで続いている。 あまりアクセスのないこのブログだけれど、それなりのユーザーが訪れてくれている投稿もできて来た。 ブログを書くのは結構楽しいので来年もそれなりの頻度で更新していきたいものだ。

Xserverでwordpressブログの始め方

4 ルーブル美術館でテロ事件に巻き込まれる

私たちがパリのルーブル美術館を見学していたちょうどその時、美術館の入り口に刃物を持った男が現れたのだった。 実際にそのテロリストがいた現場に遭遇したわけではない。 美術館のその時見学していた場所から美術館の一室に避難しないといけなかっただけ。
振り返って見るとそんなに差し迫って大変だったわけではない。 しかし本場フランス・パリでテロ事件から避難するというのは、その時にはなかなかショッキングなできごとであった。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜何かが起こったルーブル美術館

5 フィンランドでの仕事の契約延長

ちょっと5つ目は何にするか悩んだのだけどこれ。 仕事はとても楽しいプロジェクトで満足。 それから今のところフィンランドという国にもとても満足している。 設備的には日本と同じレベルで住みやすく整っていると思う。 人々は一見むっつりしてる人も多いけど優しい人が多い。
というわけで仕事の契約を一年延長した。 次をどうするかはわからないけれど、来年の仕事の結果次第かな。 そろそろ定住できる場所を考えないといけない時期になってきた。

フィンランドでの仕事の契約延長に伴う諸手続き

2017年の五大ベスト観光スポット

今年は子供ができたこともあり、思うように旅行ができなかった。 とはいえフランスやフィンランドの近場で何箇所か旅することはできた。 その中で印象に残っている観光場所を上げていきたい。

1 サンクトペテルブルグの街並み

サンクトペテルブルグ

水の都サンクトペテルブルグ

初ロシア。 ロシア第二の都市サンクトペテルブルグはとても綺麗な街だった。 11月という北の地の観光にはあまり良い時期ではなかったけれど十分満足できた。 天気が良ければ最高だろう。 今度は是非夏に再訪したい。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグ市内散策

2 パリのマルモッタン・モネ美術館

ほぼ全ての公立観光施設が無料になる第一日曜日。 私たちはマルモッタン・モネ美術館を訪れた。 しかし訪ねてみてびっくり。 マルモッタン・モネ美術館は私立美術館だったのだ。 無料特典はなし。 空いてて見学しやすかったのはそのおかげかもしれないけれど。
この美術館はとても良い。 印象派を見るならオルセーの最上階が第一候補だろうけれど、ここの大量のモネは全くもって見劣りしない。 モネの作品が展示されている地下室は美術館の内装や雰囲気も良い。 小さいけど平気で数時間くらいは過ごせそうな美術館であった。 ちなみに中は写真撮影禁止だったので写真がない。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜パリの素敵な美術館

3 ドゥザルプ(les deux alpes)でスキー

les deux alpes

晴れたドゥザルプ

グルノーブルに来るたびに行こう行こうと思っていていけなかったアルプスのスキー場。 ついにそのうちの一つであるドゥザルプを訪れることができた。
このスキー場の売りはなんといっても標高3600mからの壮大な眺め。 そして高低差2000mのコースを一気に滑り降りたのはかなり爽快だった。 できることならばもう一度行きたいスキー場である。

海外旅行記・グルノーブル 〜3600mからのスキー

4 タリンのプラットフォームからの眺め

タリンのプラットフォーム

タリンの旧市街からバルト海まで一望

タリンの旧市街の眺めはなんだか明るいヨーロッパ臭のする眺め。 グルノーブルは割と暗めのイメージだったし、ヘルシンキはもう少し白っぽいイメージ。 タリンのプラットフォームからは、明るいヨーロッパの街並みを一望することができる。 北なのでやはり夏場がオススメだけど秋も悪くなかった。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜エストニアの古都タリン

5 バルト海をフェリーで渡る北欧クルーズ旅行

地平線の雲に切られた太陽

フェリーから眺めるバルト海に落ちる夕陽

北欧はバルト海が各国をつないでいるのでフェリー旅行が盛んだ。 いくつか利点がある。 まず飛行機よりだいぶ安いことが多い。 それから小さいとはいえクルーズ船なので、中の施設には結構気合が入っている。 免税店で安いのはビールくらいだけど、品揃えは結構良し。 船の上、色々な雑事を忘れてのんびりと過ごすことができる。
ちょっと時間はかかるけれど遊んでいたり寝ていればすぐ到着する。 日程がおしてなければ北欧旅行はフェリーがオススメだ。

フェリーでの北欧クルーズ旅行色々

五大ベストレストラン

子供ができてからはやはりレストランに行く頻度もだいぶ減ってしまった。 とはいえ5個くらいなら上げられるだろうと頑張って書いてみることにする。

1 Restaurant L’INITIAL (PARIS)

パリのノートルダム大聖堂からセーヌ川を渡ってすぐそこ。 贔屓目はあるけれど、贔屓目抜きにしても今年の一番のレストラン。 日本人シェフが作り出すフレンチの味。 50ユーロのコースでこれだけ美味しいものが食べられるのなら通う価値あり。 最近混んでるとの噂。 予約はお早めに。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜一度は訪れたい都パリ

2 Fisken på Disken (HELSINKI)

年末に駆け込みで出会った久々に美味しかったレストラン。 Kamppiセンターの5階。 値段も結構するけど、全般に新鮮な印象で美味しかった。 生牡蠣がとても美味しかった。 魚のスープも絶品。

ヘルシンキ・エスポーエリアのレストラン・バーその2

3 Teplo (ST. PETERSBURG)

サンクトペテルブルグは聖イサアク大聖堂のすぐ近くのカフェ。 フェリーの時間まで結構あったので立ち寄ったのだけど大正解。
まず食事が普通に美味しい。 ロシア料理も結構ある。 それからソファー席はもちろんテーブル席もおしゃれで良い感じ。
何と言ってもキッズルームが併設されているので子供づれに優しい。 やはりお子様連れに人気のようで、入り口にベビーカーがたくさん駐車されていたのを覚えている。 入り口が少し見つけにくいのでそこだけ注意。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグ市内散策

4 Urban Deli (STOCKHOLM)

こちらもお洒落なストックホルムのレストラン。 フィッシュスープがなかなかのレベル。 混んでいるので予約した方が良いかもしれない。 私たちはレストラン席には入れず、バーカウンターで食べたんだった。 蟹も美味しかったんだけど、バーカウンターで蟹をほじくるのは結構大変だった。

海外旅行期・ヨーロッパ 〜ストックホルム観光一日目

5 Von Krahli Aed (TALLINN)

タリンの旧市街の中。 カラフルな野菜に彩られたメインプレートが特徴のレストラン。 そのカラフルな野菜はちょっと独特の味なので好き嫌いは分かれるかもしれない。 しかしラムのソテーは絶品だった。 内装もかなりおしゃれ。 中庭席や地下の席を今度は試してみたい。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜エストニアの古都タリン

おまけ:ベストホテル Hotel Ekaterina (ST. PETERSBURG)

5大ってやろうと思ったら5箇所しかホテルに泊まっていなかった。 そういえば子供ができてからは同じホテルに連泊にすることが多い。 だいたいどこも100ユーロくらいのホテルだったと思うのだけど、ここが一番パフォーマンスが高かった。 ロシアの物価が安い影響もあるのだろうけど。 唯一の難点はバリアフリーじゃないのでベビーカーを運ぶのが大変だったこと。

海外旅行記・ヨーロッパ 〜エルミタージュ美術館へ

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いろいろと各国異なる冬至の文化

今年の冬至は12月22日。 この日は子供の中国への旅行許可証を申請するのに中国大使館を訪れたのだった。 フィンランドの中国大使館はとても庶民的な感じ。 申請中も半分くらいは雑談をしながら。 その中で出た話題の一つが冬至の料理って何ということだった。
考えてみるとアメリカやフランスに住んでいた時は冬至を意識することはなかった。 クリスマス直前だからだ。 だけど中国・日本では冬至という日もそれなりに重要な日と言える。 またフィンランドでは冬至は暗さの頂点。 ここからはどんどんと明るくなるばかり。 そういう意味でも重要な日と言えるかもしれない。

中国の冬至

中国は旧正月の方を重視しているので、この年末年始の時期では冬至も結構重要なイベント。

湯円

黒胡麻餡の湯圓

嫁と大使館のお姉さんの話では、中国では冬至にはある食べものを食べるそうだ。 面白いことにこれが地方によって異なっている。 北部では餃子だそう。 中国は何かにつけて餃子は食べるが、北部では一斉に水餃子を消費する日となる。
一方南部では胡麻餡の入ったお餅のようなもの(湯圓)。 私の感覚だとこの餅は蒸した方が美味しいんじゃないかなと思ったけれど、伝統的には水煮で食べるそう。 水煮でも美味しかったけど。 ちなみに冷凍のものが中国マーケットで売っている。 このマーケットについてはちょっと前に記事を書いたので、投稿下部に関連記事を貼っておいた。
嫁の話だと胡麻餡が最も伝統的とのこと。 地方によってはナッツ類や肉や魚の場合もあるようだ。

フィンランドの冬至

ヘルシンキ冬至の1時の太陽

ヘルシンキの冬至の1時の太陽はこの高さ

さてフィンランドの冬至はクリスマスの直前。 なのでそんなにイベントイベントしている感じではなかった。
一方でフィンランドの冬至は気候的にとても特殊だ。 日の出は9時過ぎ。 日の入りは3時半。 今年は良く晴れていたので逆にその1日の短さを楽しむことができた。
上の写真は1時の太陽。 日の出や日の入りの写真と見紛うその太陽の低さ。 一日中、日の出・日の入りが続いているような感じだ。

日本の冬至

さて中国大使館のお姉さんに日本では冬至では何を食べるのかと尋ねられたわけだが、冬至の食べ物のイメージがなかった。 日本の冬至というと柚子湯のイメージはあったのだけど、食べ物は考えてみても浮かばなかった。 ということでせっかくなので調べてみた。
wikipediaによると、小豆粥、かぼちゃ、冷酒、こんにゃく、などなどを食べるそうだ[1]。 かぼちゃはギリギリ聞いたことがある気がするけれど、他は全く心当たりがない。 うちの地方ではあまり冬至の習慣がなかったしなあ。
しかしこれで次聞かれたら答えられるので良しとしよう。 文化的なことは聞かれることが多いのだ。

[1]「冬至」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2017年12月23日 (水) 05:57更新版

関連記事

フィンランド・エスポーのスーパーマーケット

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サッカーロシアW杯2018のグループ分けが決定

最近ではめっきりサッカーを1ゲーム見るってこともなくなってしまった。 それでもW杯ともなると観戦欲が戻ってくるものだ。 前回のブラジルW杯はアメリカからはほぼ時差がなし。 なのでテネシーで嫁のアパートの大きなテレビで結構観戦することができた。
ロシアW杯はフィンランドで見るということを考えると、最近は結構W杯の近場へと移動していることになる。 最近旅行したサンクトペテルブルグでも何試合か行われるようだ。 せっかくなので前回のW杯を振り返りつつ、ロシアW杯のグループの様子について調べてみることにした。 ついでにちょっと初見のグループ予想。

2014年ブラジルW杯のおさらい

南米に偏った山を順当に勝ち上がったブラジルと、フランスとの接戦を制したドイツとのベスト4の対戦。 これが衝撃の7−1という結果。 ライブ放送で見ていてここまで衝撃的な試合はなかなか記憶にない。 ブラジルはオランダとの3位決定戦もしっかり3−0で負けたのだった。

逆山は地味にしっかり勝ち上がったアルゼンチンと割とメンバーの揃っていたオランダの対戦。 結果はpkでアルゼンチン。 この試合見ていたはずなんだけど、ブラジル戦の方が衝撃的すぎて記憶から飛んでる。 若干pk戦の記憶は残っているけど。

決勝はアルゼンチンとドイツ。 延長戦をドイツが制してドイツが久々の優勝。 メッシ率いるアルゼンチンは一歩届きませんでした。 南米W杯でヨーロッパ勢が勝つという珍しいワールドカップになった。

DとXのロシアW杯のグループ予想

グループA

D 1ウルグアイ 2ロシア 3エジプト 4サウジアラビア
X 1ウルグアイ 2ロシア 3サウジアラビア 4エジプト

ウルグアイはまあ南米だし、噛みつかなければグループ突破はするでしょう。 ロシアはホストだし勝ち抜けできそうな感じ? エジプトがどうなんだろう。 サウジとしてもそんなに悪い組みでもない気もするけど、勝ち抜けも難しそうな。

グループB

D 1スペイン 2ポルトガル 3イラン 4モロッコ
X 1スペイン 2ポルトガル 3イラン 4モロッコ

pot3に入ったのにすごい引きを見せたイラン。 イランは前回大会でも準優勝のアルゼンチンを引いている。 順当にスペイン・ポルトガルが抜けるのだろうけど、イランにも頑張って欲しいところ。 ポルトガルはグループリーグじゃスペインに勝たなさそうということで2位通過。

グループC

D 1フランス 2ペルー 3オーストラリア 4デンマーク
X 1フランス 2オーストラリア 3ペルー 4デンマーク

順当にフランスと南米で。 デンマークも結構ランキング高いし、アジアからはオーストラリアもやる気になれば強い。 フランスがやる気ない感じになると、荒れる可能性もあり? 厳しそうなグループ。

グループD

D 1アイスランド 2アルゼンチン 3クロアチア 4ナイジェリア
X 1アルゼンチン 2ナイジェリア 3アイスランド 4クロアチア

最近噂のアイスランド。 来年の夏はアイスランド行きたいなあ。 ヘルシンキから飛行機で4時間くらい。 アルゼンチンは予選の時のようにギリギリになってメッシのスーパープレーで通過とかやって欲しいところ。 クロアチアもいるしこちらも厳しそうなリーグ。 でもメッシ最後かもしれないしアルゼンチンには頑張って欲しいところ。

グループE

D 1ブラジル 2スイス 3コスタリカ 4セルビア
X 1ブラジル 2セルビア 3スイス 4コスタリカ

最近のブラジルは固いのかな。 やっぱり固そうだった南アW杯ではこけたのでなんとも言い難いところだけど、グループは首位通過しそうだけど。 コスタリカ・セルビアはまったくわからない。 と思ったらコスタリカは前回大会ベスト8だったのか。 今回はどうでしょう。

グループF

D 1ドイツ 2メキシコ 3スェーデン 4韓国
X 1ドイツ 2メキシコ 3韓国 4スェーデン

お隣韓国もイラン並みのくじ運を見せた。 スェーデン・・・イブラヒモビッチいらないって論調だったらしいけど、この組みだとやっぱりいるんじゃないかって感じ。 組織力でドイツ・メキシコを倒すのは大変そう。

グループG

D 1ベルギー 2イングランド 3チュニジア 4パナマ
X 1イングランド 2ベルギー 3チュニジア 4パナマ

荒れなさそうなグループ。 イングランドはよく転んでる印象があるけれど、さすがに今回は大丈夫か?

グループH

D 1コロンビア 2日本 3ポーランド 4セネガル
H 1コロンビア 2日本 3ポーランド 4セネガル

日本はやっぱり南米に勝てるイメージはないのだけど、なんとか初戦で勝ち点を拾いたいところ。 ヨーロッパ勢には時折良い試合を見せるので、そこでもなんとか勝ち点を拾ってもらいたい。 実際の実力はどうであれ、有名どころの国よりは萎縮しなくてよいのじゃないだろうか。 日本がアフリカを得意としているイメージは全くないのだけど、なんとかセネガルから3ポイント取れないかなあ。 ニュース読む限りセネガル強いらしいけど。

近場のサンクトペテルブルグでの試合

どうやらW杯期間中は試合のチケットを購入してあれば、パスポートとFan IDというものでビザフリーでロシア入国できる模様。 サンクトペテルブルグは普段から一定のフェリー旅行はビザフリーなんだけど、他の都市でもW杯期間はビザフリーになるようだ。 とはいえフィンランドからだとサンクトペテルブルグが近いので便利。 試合は以下のような感じ。 日本がサンクトペテルブルグに来る可能性は、グループH2位抜けで準決勝か、3位決定戦進出。 ふーむ。。。

6月15日 モロッコvsイラン
6月19日 ロシアvsエジプト
6月22日 ブラジルvsコスタリカ
6月26日 ナイジェリアvsアルゼンチン
7月3日  F組1位vsE組2位
7月10日 準決勝
7月14日 3位決定戦

今調べてたらモスクワにもヘルシンキからの夜行電車がある。 夜出て朝8時半には着くようだ。 しかしモスクワでも日本の試合があるのはH組1位抜けした場合だけか。 なかなか難しい。

関連記事

海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグへのフェリー旅

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2017年のATPテニスを振り返って

2017年のテニスがディミトロフのファイナル優勝で終わりを告げた。 今年はフェデラーとナダルの復帰。 デルポトロの本格復帰。 ディミトロフの復活。 そしてマリーとジョコビッチの離脱。 錦織とラオニッチの離脱。 などなどと入れ替わりの激しい年であった。

ATP Tour Finals 2017

まさかのディミトロフの全勝優勝。 思えばブリスベン国際でディミトロフが錦織を倒して始まった今シーズン。 ディミトロフに始まりディミトロフに終わるシーズンだったのかもしれない。 残念ながらEurosports playerではファイナルの放映がなかったので、ハイライトしか見ていない。

フェデラー山は順当にフェデラーが勝ち上がり、ズベレフとジャックソックの争いをジャックソックが制した。 ジャックソックはダブルスでマスターズを持ってたような気がする。 しかし今年はシングルスでマスターズを制してファイナルの決勝ラウンド進出と躍進の年であった。 なぜか彼のシングルスを見たことがほとんどないので、来年は観れたら良いなと思う。
ナダル山は一部では予想されていたらしいナダルの棄権から幕を開ける。 ナダルが最初から棄権していたらどういう組み合わせだったのだろうか。 勝ったとはいえナダルとフルセットをやったゴファンはちょっと可哀想だったかな。 結果はティエムのシーズン後半の調子を見れば、ディミトロフ、ゴファンの決勝ラウンド進出は順当か。

決勝ランドではディミトロフが、ジャックソックとゴファンを倒して優勝。 フェデラー・ナダルに勝ったゴファンは普通なら優勝に値するのだろうけど、結果はディミトロフがフルセットを制した。
今年のディミトロフは何かを持っていたのだろうな。 サーフェスや屋内コートがフェデラーとかディミトロフ向きだったという話もあるし。 フェデラー・ナダルをゴファンが倒しといてくれたってのもある。

2017年のグランドスラムを振り返って

グランドスラムに目を移すと、フェデラー・ナダル・フェデラー・ナダル。 完全にナダルとフェデラーの年。 いやグランドスラムだけじゃなくてもそうだけど。 ベスト4以上は以下のような感じであった。

全豪オープン

優勝 フェデラー
準優勝 ナダル
ベスト4 ディミトロフ・パブリンカ

全仏オープン

優勝 ナダル
準優勝 パブリンカ
ベスト4 ティエム・マリー

全英オープン

優勝 フェデラー
準優勝 チリッチ
ベスト4 サムクエリー・ベルディヒ

全米オープン

優勝 ナダル
準優勝 ケヴィンアンダーソン
ベスト4 カレノブスタ・デルポトロ

全豪オープンはフェデラーが錦織やパブリンカ・ナダルなどを打ち破って優勝。 迷惑17シードフェデラーを引く錦織くんはついていなかった。 その後のハードシーズンはフェデラーの無双状態。
クレイシーズンに入ると一転。 フェデラーが休養に入り、ナダルが無双。 そのままフレンチオープンを制した。 そういえばグランドスラム決勝でパブリンカが初めて破れた年にもなった。
グラスシーズンは戻ってきたフェデラーが順当勝ち。 ウインブルドンのサービスゲームのフェデラーはおかしなことになっていた。 あれは滅多なことじゃブレイクできない。 チリッチは時々ピークを合わせてくるから不思議でもないけど、サムクエリーの躍進とベルディヒの帰還が印象的だったトーナメント。
棄権たくさんでどうなるかと思った全米オープン。 蓋を開けて見ればフェデラーがナダル前に転びナダルがとった。 そういえばとても豪華なメンツが片側に偏ったトーナメントだった。 しかしそちら側をナダルが順当に勝ち上がり優勝。 反対側からはケヴィンアンダーソンが勝ち上がってきたが、ビッグサーバーがナダルに勝つにはもうちょっとサーブだけでなんとかならないと厳しいかなって感じの決勝だった。 そういう意味ではやはりフェデラーのサービスゲームはすごい。

2017年から2018年シーズンへ

というわけでフェデラーとナダルが華々しく戻った2017年。 それでもジャックソック・チリッチ・ディミトロフ・ズベレフ弟がマスターズを取るなど、ややBIG4+パブリンカの支配から中堅・若手への移行が見られはじめた2017年であった。
さすがに2018年はフェデラー・ナダルでタイトルを分け合うってことにはならないだろうけれど、ジョコビッチ・マリーが戻ってくる。 ティエム・ズベレフ・キリオスが伸びてくるのか、錦織・ラオニッチ・ディミトロフ・チリッチ・ゴファンがまだまだ譲らないのか。 いずれにしろベテランから若手まで拮抗したゲームが見れそうだし、2018年はとても面白いシーズンになりそうな予感。

まずは最初の全豪オープンがどうなるか気になるところだが、我らが錦織くんはどうやらまだわからないような報道がされている。 シードが16人になるということならば、調子次第ではかなり面白いことになりそうに思えるのだけどな。

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適当セルフカットでそれなりにまとめる方法

適当セルフカットが必用になるとき

海外で生活していると、ちょっとしたことがめんどくさかったりするものである。 髪を切りに行くなんてのもその一つで、自分の気に入る床屋を見つけるなんてのは結構大変だったりする。 短くなれば良いと近くの床屋にいくのもありだが、それだったらいっそ自分で切ってしまうというのも選択肢だろう。 私が最初アメリカに行った時にインド人に紹介された床屋は行く人全員角刈りになって戻ってくる床屋であった(いや、みんなそうリクエストしたのかもしれないけれど・・)。
あ、大都市だともちろん話しは別で、日本の美容室の支店とかもあったりする。 値段を気にしなければ簡単に良いところが見つかるだろう。
さてお洒落にセルフカットを目指すWebページはたくさんあるので、この投稿では適当に見れれば良いやくらいで、必要にかられた場合のセルフカットの仕方について書いてみたい。

適当セルフカットに必用なもの

自分で髪を切るときに必要なものは何か。 それはもちろんハサミである。 床屋さん用のハサミがあるならベストなのかもしれないが、必ずしも必要なわけでもない。 私の経験では普通の文房具用のはさみが結構使いがってが良い。 サイズや切れ味などがちょうどよいのだ。
キッチンハサミも使ったことがあるが、少々髪を切るにはでかすぎた。 特に後ろ側や耳そばを切るのが結構怖い。 切れ味は申し分ないのだが。
翻って眉毛用の小さなハサミ。 こちらは小さすぎて指が痛くなるが、細かい調整や髪の量を減らすのには意外といけた。
すきばさみはあると便利だが、ないならないで髪をつまんで量を減らせばよい。 ちなみにすきばさみは安いやつの方が切れすぎなくて失敗しにくい印象。 ちょっと高いのを買って見たことがあるのだけど、ざっくり適当にすくには向かなかった。 ついでにすきばさみはフィンランドでも売っていた。 アメリカでは見た記憶がないけれどあったのかな?
慣れてくればなくてもなんとかなるが鏡はあった方が良い。 後は飛び散った髪の掃除がめんどくさい人は、新聞紙か何か用意しておくと良い。 私は適当にビニール袋に突っ込んで、漏れたのはトイレットペーパーで集めてフラッシュ。 ついでにトイレ掃除でもすればなお良し。

適当セルフカットの仕方

さてきり始めは長さを短くしていく。 右利きの場合は左手で髪をつまんで引っ張り、その指際をサクサク切っていく。 指を切らないように注意。 意外と切らないもので長い歴史の中で、怪我をしたのは刃を直接指にぶつけて切った一回だけだ。 同じように引っ張って、指からはみ出る毛がなくなったらだいたい良い。  ちょっとずつ摘まんでいったほうが失敗はしにくいが時間もかかる。 この引っ張り具合を微調整すれば長さがコントロールできる。
聞き手の反対側は割りと切りやすいが、同じ側が難しい。 感覚が違うので初めは右側と左側が不揃いにならないよう注意が必要だ。 後ろ側は見えないので難しいのだけど、髪が全面を覆っているので多少失敗しても気付かれにく。 さくさく短くしていこう。 襟足の長さだけ不揃いにならないように。 気になる場合は後ろだけ誰かに手伝ってもらうと良いかもしれない。
長さが短くなったら、必用に応じて量を減らしていく。 わたしの場合は髪をぐしゃっと掌で握った感覚で重さを判断し、重たいところにすきばさみをいれていく。 すきばさみは毛先からいれて感覚を掴む。 根本に少しハサミをいれて軽くしたい場合もあるが、勢いよく根元に行くとハゲる。 普通のハサミを使う場合はごく少量の毛束をつまんで全体バランスが良くなるように落としていく。

セルフカットのTIPS

日本で美容室に行った時に教えて もらったのだが、髪の質というか生えてる向きなどは左右で結構違う。 私の場合だと左はすいたほうが収まりが良いが、右はむしろあまりすかない方が跳ねないよいだ。 これは髪の生え方で違うそう。 まあこれは人次第なので美容師に聞こう。
また別の美容師の言うところによると、ワックスを使わない前提ならそもそも空かないで短くするだけの方が良いとか。 と言いつつすかないと仕事した気がしないからちょっとすいときますねって、陽気なお兄さんだった。 これもすかないと髪が乾きにくかったりするので一長一短。
美容師は聞くと結構セルフカットのためのこつを教えてくれるものだ。 しっかりセットしたかったらセルフじゃ難しいと知っているからかな?

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ウインブルドン2017決勝の観戦記

さてあっという間に決勝まで来てしまいました。 Women’sは昨年あたりから調子が良さそうなビーナス・ウィリアムズと、私はあまり知らないムグルザ。 ムグルザは若いけど、良いプレースタイルをしているとの嫁の談。 37歳対23歳の対決。 Men’sは前評判通りに上がって来たフェデラーとチリッチ。 チリッチは調子を上げているときはめっぽう強い。 全米で錦織と決勝をやったときもえらい強かった。 というわけで調子の良いフェデラーとチリッチ。 こちらも35歳対28歳でなかなかの歳の差だ。

ビーナスvsムグルザ

立ち上がりはどちらもしっかりとサービスゲームをコントロールしてキープしている。 ムグルザに若干ミスが多い気もするが、ストローク戦は五分五分といったところ。 ビーナスにブレイクのチャンスがあったが、バックハンドのミス。3−3。 ビーナスもブレークポイントを堪えて4−3。 拮抗した良いゲームだ。 サービスキープしあった5−4のゲーム、ビーナスが攻めて2ブレークポイント。 しかしムグルザが堪えて5−5。 ビーナスのサービスゲームもムグルザが粘ってブレークし5−6。 さてこのまますんなりいくのか。 ビーナスも頑張ったけどムグルザがキープ。

第一セット:7−5 ムグルザ

第二セットはムグルザのブレークからスタート。 ビーナスは粘られた時にポイントが取れないのが辛いところ。 ビーナスはサービスポイントを利用して粘っているがブレークで3−0。 ムグルザが勝利を意識して硬くなったりしなければ、このまま行ってしまうかな。 ムグルザって全仏一度とっているのだよね。 良いストローク戦を制して4−0。 うーんちょっと集中切れちゃったかな、ラブゲームで5ー0。 そのままムグルザが押し切った。

第二セット:6−0 ムグルザ

スコアだけ見るとムグルザの圧勝だが、第一セットの微妙なポイントが何個か違っていただけで結果も変わっていた可能性もあるような内容。 そういう意味ではムルグザは流れを掴むのがすごくうまかった。 ビーナスはまだ現役ってところを見せつけたところ。 しかしこの歳でこのプレーができるんだからすごい。 セリーナが出産後にまだまだ戻ってこれるのを証明しているようだ。 ママでもグランドスラム。

Men’sの決勝は明日見られたらこの投稿でアップデート。

チリッチvsフェデラー

立ち上がりで気になるのはフェデラーが今大会絶好調のサービスゲームの安定性を維持できるか。 またチリッチが良い時のチリッチ状態をキープしているか。 1stポイントはチリッチのミス。 ちょっとチリッチがナーバスな立ち上がりか。 ミスが目立ちデュースに突入。 しかし良いサービスなどもあり無事キープ。
さてきになるフェデラーのサービスの立ち上がり。 チリッチが良いプレーをして0−15。 フェデラーはファーストサーブがよく入っておりサービス自体の調子は良さそう。 しかしチリッチもそれによく対応しており、デュースまで突入。 最後はフェデラーのサービスポイントで1−1。 どちらも良さげ、良ゲームの予感。 チリッチが落ち着いてきたか無難にキープして1−2。 最初のブレークポイントはチリッチに来たがミス。 チリッチにミスが続いて2−2。 両方ネットに詰めての良プレー、フェデラーがとって0−30。 チリッチのイージーミスで0−40。 2ポイント粘ったがミスが出てブレーク2−3。 子供のオムツを替えている間にフェデラーキープ、2−4。 チリッチの40−0からスーパーリターン、ドロップショット、ダブルフォルトでデュース。 若干フェデラーの流れだがチリッチが粘って3−4。 安定のフェデラーサーブ、ラブゲームで3−5。 チリッチも悪くないのだけどフェデラーが上げて来た感じ、30−40でセットポイント。 ここはチリッチが良いサーブで粘る。 フェデラーのアドバンテージ。 ダブルフォルトでブレーク、第一セットはフェデラー。

第一セット: フェデラー 6−3

フェデラーのサーブはしばらく落ちてこなさそうな感じ。 チリッチはできるだけ粘ってこのセットをなんとかしたいところ。
サービスポイント4つでフェデラー1−0。 チリッチもサーブが少しあったまってきた感。 しかしフェデラーってリターンうまいんだなあ。 チリッチは若干プレッシャーを受けているのか、フェデラーのブレーク2−0。 このセットフェデラーサーブしか売ってないんじゃないか30−0。 ようやくラリー戦でチリッチがとって30−15。 チリッチ少しバックハンドミスが多いか・・最後はエースでフェデラー3−0。 チリッチが深刻な怪我? これは残念。 お、でもまだ続行はできる様だ。 とはいえやっぱり残念。 左手の怪我なのかな、サーブボレーと回り込みでバックハンドを避けていた印象。 3−1。 リターンゲームは大丈夫そうに見えるけどどうなんだろう、フェデラーキープで4−1。 チリッチやはり少し元気がないか。 デュースからフェデラーのブレーク5−1。 あっさりキープで第二セットもフェデラー。

第二セット: フェデラー 6−1

なんとかチリッチはサービスゲームをキープして粘りたいところだけど、このコンディションでは少し辛いか。 治療を受けている様なので、これが良い方向に働くことを祈る。 どうやら左足の怪我であった様だ。

チリッチが良いサーブを決めてファーストゲームをとった0−1。 チリッチ少し良くなったかな。。 しかし相変わらずフェデラーのサーブはハイクオリティーで1−1。 チリッチミスで0−30。 良いラリーを3本続けて制して40−30。 デゥースに突入するがこのゲームはチリッチ1−2。 フェデラーのサーブが少しあれてデュースまで突入。 しかしフェデラーのエースから、さらにストローク戦を制して2−2。 チリッチも粘っていたが、3−3からのサービスゲームをフェデラーがブレークして4−3。 こうなってしまうともうフェデラーかな。 そのままフェデラーがサービスキープを続けてフェデラーがウインブルドンを制した。

第三セット: フェデラー 6−4

サービスキープを続けながら、フェデラーのサーブにどう対応するかというのが見所だと思っていた。 しかしチリッチのコンディションがあまりよろしくなかったので、むしろ一方的にチリッチが押し込まれる展開になってしまった。 35歳で決勝までコンディションキープができるフェデラーは凄まじいプレーヤーだ。 今回でウインブルドン8回優勝したことになり、これでサンプラスを抜いて単独1位ということになる。 もう数個のグランドスラムをかっさらっていっても不思議ではない。 チリッチはグランドスラムが取れるポテンシャルを見せつけたトーナメントであった。 下の世代が出来上がる前に、グランドスラムをまた取る姿を見せてほしい。

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