コペンハーゲン旅行もいよいよ4日目。旅の終わりが少しずつ見えてきた。
この日はコペンハーゲン市街地の南側を中心に散策することにした。
通勤フェリーでコペンハーゲン市街地の南側へと移動
フェリー駅に近づいてくる通勤フェリー
市街地の北側に居を構えていた私たち。南側まで移動するには少し距離がある。
歩いても大した時間がかかるわけでもないけれど、長い1日を考えると少し体力を節約したいということもあり、公共交通で移動することにした。
電車や地下鉄って手もあったのだけど、私たちが選んだのはフェリー。
運河が張り巡らされたコペンハーゲンの都市、南北への移動には通勤フェリーを利用することができる。
チケットは他の交通機関と同じように携帯のアプリから。下記のリンクにもう少し詳しく書いてある。
私たちは前日に買った1日券がギリギリ残っていたので、その有効期間で乗ることができた。
内部リンク: フライトとコペンハーゲン空港から市街地への移動 〜4泊5日CPH (2)
黄色の看板と電光掲示板
通勤フェリーはバス乗り場と同じように黄色の看板が出ている。
電光掲示板には次に来るフェリーの種類と、待ち時間が表示されている。フェリーが近づいてきたら一応手を上げて合図したけど、停留所に人がいれば停まっているようだった。
通勤フェリーの中
フェリーの中は50席ほどシートがある。なかなか座り心地の良い座席。
朝早いこの時間はお客さんは我々の他には一人しかいなかった。いっぱいになることもあるのかしら。
通勤フェリーの停留所と諸注意
上の写真が停留所や諸注意が書いてある掲示板。
ちょっと手ブレしてしまったけど、拡大すれば絵でどこに停まるかはだいたいわかるはず。
注意書きとしては、運転中は座っててね、終着駅では降りてねってことと、降りる駅を車掌に伝えといてねってことが書かれていた。
そういえば車掌さんがとてもいい人で子供におもちゃをくれた。
通勤フェリーの停留所
リトルマーメイドのあたりの駅から王立図書館のブラックダイアモンドまでは30分ほど。
早い交通手段ではないけれど、川沿いの景色を眺めながら移動できるので、一度は乗って見ると良いかもしれない。
王立図書館ブラックダイアモンドの散策
黒光りするブラックダイアモンド
というわけでまずやってきたのがデンマーク王立図書館、通称ブラックダイアモンド。
ダイアモンドっていう印象は受けなかったんだけど、黒光りした綺麗な建物ではある。
図書館なので入場は無料。トイレがそれなりに綺麗。
ブラックダイアモンドの館内案内図
さて私たちがこのブラックダイアモンドにやってきた理由は子供を遊ばせたかったから。その目的からいうとこの訪問はイマイチ失敗だった。
それはなぜか。フィンランドとは異なり、この図書館はどちらかというと真面目に勉強したり本を読む場所だったから。子供を連れてきたり、特に幼児を遊ばせておくような施設は特に見当たらなかった。
手ブレたけれど2階図書館奥にある旧館側の様子
そもそもにしてベビーカーでくると2階に行くのすら大変だった。
エスカレータはベビーカーの使用が禁止されているし、普通のエレベータでは2階へのアクセスができない。
ではどうするかというと、受付に行って専用のエレベータのキーをもらう必要がある。そのためには何かしらIDカードを受付の人に預ける必要がある。
観光としては1階や外見などの現代建築を楽しむ感じか。それから私たちはいかなかったけど、地階では特別展示をやっているようだ。こちらは料金がかかる。
チボリ公園で子供と戯れる
というわけで図書館で子供を遊ばせることのできなかった私たち。チボリ公園へと向かうことにした。
ブラックダイアモンドからチボリ公園への移動は徒歩で20分くらい。ちょこちょこ見るものが道中にあるので、それほど長く感じはしない。
アンデルセン像側のチボリ公園の門
チボリ公園の出入り口はいくつかあるようだ。
アンデルセンの像の前のところはすごくそれっぽい出入り口なんだけど、たどり着くと一本前の交差点を左折した方の入口に行ってとの張り紙。
オープン直後のチボリ公園の正門
言われるままにやってくると確かにそれっぽい門があった。ちなみにこちらの正門は最近コペンハーゲンにできたAxel Towersっていう面白い見た目のタワーの正面。なのでそちらを目印にやってくると見つけやすい。
チボリ公園の前のアクセルタワー
チボリ公園正門のゲートは、前売り券を持っている人とその場でチケットを買いたい人の並ぶ場所が異なっていたので注意が必要。
それからベビーカーが入れないゲートっていうのもあったと思うので、そこらへんのマークも注意しておいた方が良い。
チボリ公園の子供向けコーナーで遊ぶL君
さて私たちの子供はこの時15ヶ月ほど。
なので乗り物で乗れそうなのはボートくらい。園内を見て回ったら楽しいかなってくらいで来たのだけど、小さな子供が遊ぶようのコーナーが北側よりにあった。
柔らかい地面なので素足でペタペタ歩いても大丈夫な感じで遊戯用の器具がたくさんおいてある感じ。やっぱりもう少し大きいお子様向けのようだったけどね。
コペンハーゲンにしては珍しくとても熱い日だったので、息子のL君をあまり遊ばせておくことはできなかった。だけどそれなりに運動することはできたので満足してくれたようだ。
結構自然豊かなチボリ公園の園内
子供を遊ばせた後は少しだけ園内を散策。
それから私たちは昼食にチボリ公園のフードコートを試してみることにした。
このフードコート実はチボリ公園の外にある。なのでチボリ公園に入っていなくても食べにくることができる。
一方でチボリ公園の中から出る場合は、再入場用のスタンプを手に押してもらってから出る必要がある。それ用の職員がフードコートに向かうゲートのところにいるからすぐわかる。
オープンサンドイッチは頼んだ中で一番美味しかった
さてこのフードコート。お店がたくさんあるので好きな料理を好きなお店から少量づつ買うってことができる。
私たちはCPH名物のオープンサンドイッチを一つ、中華屋からヌードルを一つ、それからラップサンドイッチっていうのかな、シャワマを一つ買ってシェアした。私はそれからドラフトビールをいっぱい。
チボリ公園のアトラクション
食事の後はチボリ公園に再入場。
最初はいくつか絶叫系を試そうかと思っていたのだけど、あまりの暑さとビールを飲んじゃったことでイマイチやる気が起きず。
園内をのんびりと散歩していたらL君が眠ったこともあり、そのままチボリ公園内のお散歩を続けることにした。
L君が再起動したところで、私たちは次の目的地ニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館(Ny Carlsberg Glyptotek)に向かうことにした。
ちなみに美術館よりの出口からでると、チボリ公園から美術館までは交差点を渡るだけ。とっても近い。
チボリ公園の滞在は3時間くらいだったかな。真面目に乗り物に乗りだすならチボリ公園は1日を見ても良いかもしれない。
無料でニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館の見学
さてこちらのなかなか立派な美術館。結構フランス絵画を持っていたりするのに、なんと火曜日に訪れると無料。
ニイ・カールスベルグ美術館の入口
ベビーカーは上の写真の美術館の入口の脇に駐車している人が多かった。
それから最近の美術館らしく、大きめのバッグはロッカーに収納することとのこと。地下に珍しく暗証番号式のロッカーがあったのでそちらに預けた。
私たちの主目的はフランス絵画。3部屋くらいあったし、いくつか良い作品もあったので満足。
個人的には下の3枚の絵画が作者にしては画風が珍しいなと思ったのだけど、うちの父に聞いたらあっさり当てていた。なのでわかる人には簡単にわかるのだろう。
皆さんはそれぞれ誰の絵だかわかりますか?それぞれとても有名な画家です。
展示1
展示2
展示3
美術館への滞在時間はフランス絵画と他いくつかを見て1時間半ほど。全部見たらもう少し時間がかかるだろう。
朝のリトルマーメイドからカステレット要塞を散歩する
最終日はちょこっと散歩しただけなのでここで一緒に投稿。
夏の朝のコペンハーゲンはとても過ごしやすい気温なのでお散歩に最適。私は最終日まで近寄らなかったリトルマーメイドへと向かった。
遠くから写すとたくさんの観光客が
近くから写すと背景に工場が
さて世界3大がっかり名所の一つリトルマーメイド。
比較的小さめの像に対して大量の観光客、そして背景が工場。普通の時間にくると確かになかなかがっかりすることができる。
でもあまりがっかりすることを期待してくるとさほどがっかりしないかもしれないので難しいところ。
カステレット要塞の形
リトルマーメイドから星型要塞のカステレット要塞までは歩いてすぐ。高いところにいけるわけでもないので星型を見てとるのは難しいのだけど、複雑な造形の入口やお堀を見ているとそうなのだろうなと思う。
カステレット要塞の入口
中はこれといって特に何もないのだけど、30分くらいのお散歩をするのにとても良いところ。
リトルマーメイドから北側に回って中を見ながら、南に抜けるとちょうど30分くらいじゃなかろうか。
というわけでコペンハーゲン4泊5日の旅の旅行記はこれでおしまい。
あとは観光地と利用したレストランのまとめをもう1投稿する予定。
関連記事
2. コペンハーゲン旅行の準備と計画 〜4泊5日CPH (1)
3. フライトとコペンハーゲン空港から市街地への移動 〜4泊5日CPH (2)
4. コペンハーゲン市内散策から運河ボートツアーへ 〜CPH4泊5日(3)
5. コペンハーゲンから世界遺産への電車旅 〜CPH4泊5日(4)
D