グランドサークルの旅行記の第二弾。
アンテロープキャニオンツアーへの申し込み
今回はアンテロープキャニオンでの体験について書きたい。 アンテロープキャニオンは、アリゾナ州のページにある渓谷である。 上流からの鉄砲水と風により作られた独特の形と渓谷に差し込む光が、私の嫁のような写真好きにはたまらない場所なのだそうだ。
渓谷はナバホ族の敷地内にあるため、渓谷へのアクセスは制限されている。 そのためナバホ族によるガイド付きのツアーに参加する必要がある。 ツアーには普通の観光目的のツアーと、写真を集中して撮りたい人のための写真家のためのツアーがある。
私たちは1ヶ月半前にオンラインで予約を取ったが、その時にはすでに写真家用のツアーは予約が埋まっていた。 そこで一人50$のアッパーアンテロープキャニオンへの観光ツアーを選んだのだが、うまく11:30から13:10の渓谷への採光がベストな時間を予約することができた。
アンテロープキャニオンツアーの流れ
その日はカナブ(Kanab)のホテルに泊まっていたので、ツアーの集合場所のページ(Page)までは一時間ほどのんびりドライブ。 集合場所はショッピングセンターの一角にあるオフィスだが、駐車場が指定されていたと思うので指定場所に駐車する必要がある。
30分ほど早くたどり着いたため、とりあえずツアー会社のカウンターでチケットを受けとる。 チケットは色で分けられていて、色ごとに違うツアーバスに乗る。 別のガイドについて行ってしまわないように、アナウンスに気をつける必要があった。
近場のお店で売っていたクレープを食べていたらすぐに時間になったので、ツアーガイドの案内のままにバスに乗り込む。 バスは屋根はあるが壁が付いていないタイプのトラックなので、何か顔を覆えるような埃除けを持って行くと良いかもしれない。 途中で野生の牛?などを眺めつつ、30分ほどでアッパーアンテロープキャニオンにたどり着いた。
アンテロープキャニオンに隠れる岩肌と光の芸術
9月の初めだったので外は日差しが強くうだるような暑さだったのだが、渓谷の中に入った瞬間に雰囲気が一変した。 流線型の岩肌が流麗な形を作っており、そこに上部から差し込む光がとても美しい景観を作り上げていた。 まさに自然が作り上げた芸術であった。
渓谷内では歩き続ければ片道15分くらいの距離を往復するが、刻一刻と表情を変えて行く渓谷内の景色に飽きることはない。 また、ガイドが写真撮影にベストな場所や撮りかたを説明してくれたり、光の通り道を写真に写すためのトリックをやってくれたりする。 バスに戻ってくる頃にはそれなりの時間が経過していた。
惜しむらくは、一番ベストな時間を選択したためもあって、やや狭い渓谷内にとても人が多かったことだろうか。 私は写真はほどほどで見ることに集中していたのでそうでもなかったが、写真家たちが満足のいく写真を撮るには、ややせわしないツアーであったかもしれない。 綺麗な写真を撮影する目的で行く場合は、早めに写真家用のツアーを予約すると良いかもしれない。 そちらのツアーだと三脚の持ち込みも可能ということであった。
バスでツアー会社まで戻ったら、ナバホ族のツアーガイドに3人分で5ドルか10ドルのチップを渡してツアーはおしまい。 ページを後にした私たちは、ホースシューベンドへと向かったのであった。
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