海外旅行記・ヨーロッパ 〜ストックホルム観光二日目

朝食は昨晩Urban Deliにて購入しておいたサラダやパンなどをホテルで食べた。 ホテルの朝食会場でコーヒーだけ購入。 なかなか美味しそうな朝食を揃えていたので、今度来た時は試して見るのも良いかも。 朝食をすませるとチェックアウトをして、ホテルへ荷物を預けて観光へと出かけた。

ヴァーサ号博物館へ

ストックホルム・トラムのチケット売り場

トラムのチケット売り場はトラム駅のベンチのすぐ脇に

最初の目的地はヴァーサ号博物館。 ホテルHOBOからは歩いていけないこともないが、せっかくなのでこの日はストックホルムのトラムを試すことにした。
チケットマシンはトラムの駅についている。 人数分まとめ買いしたかったのだけど、方法がわからなかったので一枚ずつ購入した。 運転手から買える場合もあるそうだけど、全てのトラムで買えるわけではないそう。
ここでちょっとしたトラブル。 チケットの確認に乗務員が回って来たのだけど、ベビーカーを連れた嫁の母にもチケットを見せてという。
私たちはヘルシンキと同じでバスは無料になるという情報だけチェックしており、トラムも同じく無料になると思いこんでいた。 しかし、ストックホルムの場合トラムと地下鉄は無料ではないそうだ。 乗務員に確認したけど、バスだけは無料なようである。 ベビーカー連れでストックホルムへ行く方はご注意されたい。

ストックホルムのヴァーサ号博物館の外で

ヴァーサ号博物館の外は波止場や公園など良い眺め

よく見ていなくてトラムの駅を一駅乗り過ごしたけど、ヴァーサ号博物館はそれほど遠くなかった。 海沿いをのんびり歩いて博物館まで。 ヴァーサ号博物館の中に入るととても立派な船が。 ベビーカーはロッカーに置いて、赤ちゃんは抱えて博物館を見て回ることにした。

ヴァーサ号

迫力のあるヴァーサ号と多くの観光客

船の内部の様子やヴァーサ号沈没の原因の動画などを見終わったあたりで、息子からお腹が減ったとのアピール。 ヴァーサ号博物館は授乳用のスペースはなかったので、ちょっと影になっているあたりで授乳をすることにした。
ここで再びトラブル。 授乳タイムで気が緩んだのかベビーがいたしてしまったのだ。 しかも角度が悪かったのかちょい漏れ。 これはいかんと慌ててトイレに向かったのであった。 この時はちょっとトイレが混んでいて、オムツ交換台がついているハンディキャップ用のトイレにも列が。 まあもう漏れちゃってるし慌ててもしょうがないかと並んで待つことにした。
そんなこんなで無事オムツと服の交換が済んだのだが、赤ちゃんの交換の服が薄手のセーターしか準備していなかった。 風邪でも引いてしまったら困るので、ヴァーサ号の残りは諦めてホテルまで一度戻ることにしたのであった。

ストックホルムの街並み

ヴァーサ号博物館から市街地へ向かう途中

ヴァーサ号博物館からホテルまでは徒歩で二十分くらい。 陽気な天気であったので、そのまま歩いて戻ることに。 このヴァーサ号博物館から市街地のホテルHOBOへ戻る川沿いの道は、綺麗な船や建物が多いのでお散歩におすすめ。
ところでホテルで荷物を回収してロイヤルパレスに向かう途中であったが、川を越えた王立公園側で衛兵交換式に向かう音楽騎馬隊と遭遇した。 衛兵交換式に向かう騎馬隊が見たいだけだったら、ロイヤルパレスの混雑の中に行かないでも王立公園のあたりで見ることができるようだ。
少々小雨が降っていたので雨避けにロイヤルパレスを再訪。 ちょうど衛兵交換の時間であった。 その時息子がまたまたお腹が減ったとアピールしてきたので、係員の方に授乳できるところがないか聞いてみた。
すると、この時間は衛兵交換の都合入り口がクローズになっていたのだけど、博物館の地下へと案内してくれた。 地下へと降りたところは人がいないわけではにのだけど、薄暗くなっていたので授乳にちょうどよかったのだ。 この手の質問は女性の係員さんに聞いた方が適した場所を教えてくれる確率が高い。

ガムラスタン散策から地下鉄でフェリーポートへ

ガムラスタンの街並み

ガムラスタンの街並みはとても綺麗

ガムラスタンはとても綺麗な街並みが保存されている。 石畳の道を歩いているだけで、ヨーロッパの昔に迷い込んだような気分。 この日はあまり時間がなかったのでサクサクと歩いたがのんびり散歩したらきっと楽しいことだろう。

ガムラスタンの細い道

細いけど落書きが悲しい細い道

ガムラスタンの南に向かって十分ほど歩くと、ガムラスタンの人気の場所の一つ細い道(Mårten Trotzigs gränd)へとたどり着く。 落書きが多くなっているのがとても残念だけど、まあ細いので写真撮影。
その後カフェ(Cafe Kladdkakan)でサラダやケーキなどを食べてこの日はおしまい。 おすすめされていたシーザーサラダが美味しかった。 パニーニもなかなか。

ストックホルムの地下鉄

gärdet駅構内の様子

最後にストックホルムの地下鉄を試すことにした。 13番線でガムラスタンの駅(細い道のすぐ近く)からフェリーポートの近くのgärdet駅まで。 チケットの購入はトラムと同じくマシンからでも簡単だが、まとめ買いしたかったので駅員さんから購入した(一人43クローナ)。 ストックホルムは地下鉄がおしゃれという話を聞いていたのだけど、ガムラスタンの駅はただの古い駅だった。 gärdet駅の方は綺麗ではあったけど。

フェリーポートへの看板

港へは看板が出ている。 私たちの港はVartaって方。

gärdet駅から出るとフェリーポートまでは十分ほど。 看板が出ているのでフェリーポートの名前の看板を辿ればよい。 フェリーポートの建物に入ってからの距離も結構あるので、ギリギリに行く場合は注意が必要。 チェックインはたくさんセルフチェックインのマシンがあるので、よっぽど混んでいなければ時間はかからないだろう。 チェックイン後も何箇所か異なる目的地があるので、ヘルシンキ行きに間違えないように向かう必要がある。

ヘルシンキへ向かうtallink serenade号

bクラスは窓の代わりに絵が

Bクラスの部屋は窓の代わりに絵が飾られていた

さて行きに乗ったシンフォニー号ではなく帰りはセレナーデ号。 少しできた時期は違うようだけど、部屋の様子はほとんど同じだったと思う。 どちらに乗っても大して変わらないだろう。 帰りは窓のないBクラスの部屋。 窓がない以外はほぼ同じ構成の部屋であった。

フェリー内のイタリアンレストラン

イタリアンレストランのエビパスタ。 美味しかった。

帰りの船はリラックスモード。 まずはイタリアンレストランでワインを傾けつつパスタなどを食べる。 ちょっと量は少ないけど、味は申し分なし。 私は行きのブッフェよりコストパフォーマンスは良いかと思った。 そのあとはパブに行って生ビールを片手にデッキに出て日の入り鑑賞。 ストックホルム発の日の入りはまだ島があるエリアを航行していたので、島に沈んで行く夕陽を見ることができた。

フェリー ナイトクラブのダンスショー

ナイトクラブのダンスショー

少し部屋で休憩した後は、ナイトクラブに出直してライブ音楽とダンスショーを鑑賞。 ナイトクラブとはいっても家族連れがたくさんで和気藹々といった感じ。 バーでカクテルなど飲みつつとても楽しい夜であった。

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海外旅行期・ヨーロッパ 〜ストックホルム観光一日目

フェリーターミナルからストックホルム市街地へ

無事フェリーでストックホルムへ到着した私たち。 チェクインカウンターの辺りから、階段を降りるとバス専用の出口がある。 市中心部へのシャトルバス乗り場はA。
バスの運転手からチケット購入できるのかと思っていたら、分かりにくいが小さなチケットマシンがターミナル出口を出てすぐについている。 ベビーカーをすでにバスへ積んでしまっていたので慌ててチケットを買いに走った。 シャトルは出発時間は設定されていたのだけど、実際はいっぱいになったところで随時出発するようであった。
市内に向かうには地下鉄も便利なのだけど、駅は若干遠い。 荷物がある場合はシャトルを利用した方が良いと思う。 ちなみにシャトルは一人60クローナ(6ユーロほど)。 地下鉄だと一人43クローナちょっとといったところ。

シャトルバスは15分ほどでストックホルムのセントラルステーションに到着する。 歩ける距離だったので、まずはこの日のホテルHOBOへ。 ストックホルムの街並みも北欧らしく綺麗だったけど、若干落書きが多いのが残念なところ。 治安はヘルシンキの方が少し良さげ。 11時過ぎくらいにホテルに到着したのだが、チェックインは残念ながらまだできず。 荷物はホテルの地下のロッカーに預けて、観光へと向かった。

ロイヤルパレス観光

ロイヤルパレスの中庭のカフェ

ロイヤルパレス中庭のカフェでのんびり昼食

ホテルからまずはロイヤルパレスへと歩いて移動。 ロイヤルパレスの外観などを眺めつつ記念撮影。 続いてロイヤルパレスアパートメントのガイドツアーのチケットを購入。 ガイドツアーのチケット売り場は地下にある。 嫁の母もいたので中国語のツアーに参加することにした。 ガイドが20クローナで入場券が160クローナ。 ガイドツアーは英語とスェーデン語もあった。
その後はロイヤルパレスの衛兵交換の時間を待ちながら中庭のカフェで軽食。 と思いきやサラダも付いていたし、なかなかしっかりしていた。 このカフェは夏場だけの営業のようだ。

ロイヤルパレスの衛兵交換

衛兵交換を側方から。 奥の方小さく見える人達周辺がベストか・・

ロイヤルパレス衛兵交換

こちらはぐるっと回って正面出口の外側から・・

食事が終わると衛兵交換の時間の十二時十五分。 私たちは直前だったので、どこに行ってもすごい人だかり。 メインの衛兵交換場所(正面入り口側)を見たかったら、早めに場所を確保する必要がある。 ちょろっと衛兵や音楽隊がみたいというのであれば、適当な場所にいればそれなりには見えるが。
私たちは正面入り口のさらに外側で少し見学。 ちなみにトイレはこの衛兵交換場所のすぐ近くにあるので、衛兵交換の後はすごい混んでいた。

衛兵交換の後は二時からのガイドツアーを待ちつつロイヤルパレス内をぷらぷら。 ガイドツアーにはベビーカーの持ち込みはできない。 各入り口にベビーカー用の駐車スペースがあるのでそこに止めておくことになる。 特に防犯対策はないようだったけど、それなりに係員はいるしベビーカー持ってく人はあまりいないのだろう。
中国語のガイドツアーは何言っているかわからないので、子供を抱えながら後ろからフォロー。 ベルサイユ宮殿を思い出す感じの、なかなか綺麗な建物だった。 しかし階段が多いので赤ちゃん抱えながらは少し大変だった。

ノーベル博物館

ノーベル博物館の正面

ノーベル博物館正面入り口

ロイヤルパレスの後は歩いて数分のノーベル博物館へ。 正面入り口は階段なので、ベビーカーの人は裏庭側のインターフォンを押すとドアを開けてもらえる。 チケットは正面入り口側まできて購入するように言われる。
この博物館はとても小さいのだけど、色々見て回ってるとどんどん時間を使える博物館でもある。 嫁と二人でタッチパネルで過去のノーベル賞受賞者を探したりしていた。 嫁の博士課程の教授の父親が受賞者だったのだ。 後ちょうど山中先生の五分ほどのムービーがやっていたので鑑賞。

ノーベル博物館のショートムービー

次のフィルムは山中先生

そのほかにも色々とノーベルの遺品や各受賞者の記念品など見るものはたくさんある。 嫁の母は全く興味がなかったのか気づいたら博物館の裏庭側へと出てしまっていた。 待ち合わせ場所だけでも決めておこうとおいかけるが、裏庭側のドアを開けると警報が鳴り響く。 どうやらこちらのドアは係員の案内なしには開けてはいけない模様。 嫁の母がどうやって抜けたのは全く謎だがその辺を歩いているかと、しばらく博物館周りを続行することにした。
博物館を満喫したのちに嫁の母を迎えにと外に出て見ると、なんとその姿が見当たらない。 慌てて嫁と周囲を暫くの間探したのだがどこにもいない。 ノーベル博物館は再入場はチケットとレシートを見せないといけないシステムである。 中にはいないだろうと思いつつ一応博物館内も確認してみるかと戻ると・・・なんとそこには嫁の母の姿が。。 一安心しつつどうやって入ったのか聞いて見たら、後ろ側のハンディキャップ用のドアを開けて入ってきたとのこと。 そちら側のドアを開けると警報がなるはず・・というかそもそも外からだとインターフォンなしでは開けられないはずなのに全くもって謎である。 久々に大陸の風が吹いたのを感じたノーベル博物館であった。

ビストロノーベルのサイン

ビストロノーベル入り口に飾ってある椅子の後ろ

ほんとはビストロノーベルでアイスクリームを食べる予定だったのだけど、そんな騒動で疲れてしまったのでスキップしてノーベル博物館を後にすることにした。 ビストロの入り口に飾ってある椅子の写真だけせっかくなので撮影。

ストックホルム市内散策

ストックホルム王立公園のカフェ

大木の下にある素敵なカフェで一杯

その後は川沿いを歩きつつ橋を渡って王立公園(Kungsträdgården)へ。 ちょっと疲れたしホテルも近いので、王立公園の素敵なカフェでビールを一杯やることに。 その後は同公園でやっていた韓国フェアをちょろっとチラ見してからホテルへと戻ったのであった。

その後嫁の母が二人で夕食を食べてきて良いと言うので、スェーデンの友人がおすすめしてくれたUrban Deliというレストランへと嫁と向かった。 レストラン席は予約でいっぱいであったが、幸いバーカウンターが空いていた。 夕食の後は翌日の朝食などを買い込んで、ホテルへと戻ったのだった。

ホテルレストラン情報

ホテル:HOBO(Brunkebergstorg 4, 111 51 Stockholm)

HOBOホテル

Hotels.comから1週間前に予約して167,67ユーロ(大人3人)。 部屋の内装がとてもおしゃれで良かった。 ベビーカーのおかげかハンディキャップアクセスの部屋にしてくれて、とても広い部屋。 バスルームはとても清潔。 ベッドもなかなか寝心地がよかった。
面白いのはフロントへの連絡。 最初に連絡用の名刺をくれるのだけど、携帯のショートメール(SMS)を優先しているようであった。 声が聞きたかったらショートメール用とは違う番号にかけてねっていうメッセージが書いてあった。
朝食の評判は良さそうだったのだけど、前日に軽食を購入済み。 朝食会場へおりてコーヒーだけ購入した(32クローナ)。

昼食:Kungliga Slotts Cafe (ロイヤルパレス中庭のカフェ) ☆☆☆

ロイヤルパレスカフェのランチ

ロイヤルパレスについたときにはもうお昼時になっていて、衛兵交換までに外で食べて来るのも難しいだろうと入った中庭の簡易カフェ。 ほうれん草のキッシュ・チキンパニーニ・サーモンとポテトを重ねた料理を注文。 料理だけかと思ったら、サラダとスイカも付いてきた。 キッシュはちょっとチーズが強めで私の好みから外れていたが、他の料理は美味しかった。 赤ちゃん連れで気兼ねしないのもよかった。 1品130クローナ程度。

夕食:Urban Deli (Sveavägen 44, 111 34 Stockholm)☆☆☆☆

Urban Deli restaurant

urban deli soup

とてもおしゃれな内装のレストラン。 入り口を入るとスーパーが最初にあるのでわかりにくいが、そのまま抜けて行くとレストラン・バーがある。 広いレストランなのだけど、この日は金曜の良い時間。 テーブル席は予約でいっぱいであった。 しかしバーカウンターで食事もできるとのことだったので、そちらで食事を食べることにした。
クラシックメニューから魚介のスープと、生物から蟹を半分にぶった切ったものを注文。 魚介のスープはとても美味しかった。 特に中に入っていたムール貝は、これまで色々なところで食べた中でも一番生臭さがないムール貝だった。 蟹は美味しかったのだけど、バーカウンターで食べるのはちょっと大変だった。

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海外旅行期・ヨーロッパ 〜ヘルシンキ・ストックホルム間フェリー

フェリーチケットの購入

フィンランド子連れ夏旅行第3弾は、週末プラスちょっとでスェーデンはストックホルムへ。 ヘルシンキからストックホルムへは飛行機もあるが、フェリーで行く人が多い模様だ。 フェリー会社はtallink silja lineかviking lineの二つがメイン。 今回は職場のボスのおすすめに従って、tallink silja lineのフェリーでストックホルムを訪れることにした。

フェリーの購入はフェリー会社のホームページからオンラインで。 値段はダイレクトフェリーなどの比較サイトを使えば一番安いものを探すことができるが、そちらで購入しても会社から購入しても値段は同じはずだ。 ちなみに私たちの場合は金曜夜ヘルシンキ発がAクラスキャビンで75ユーロ、月曜夜ストックホルム発がBクラスキャビンで154ユーロだった。 混んでる時間の方が安いのかな?
今回はここでヘルシンキからストックホルム行きのチケットにちょっとした問題があった。 tallink silja lineのフィンランド語のホームページから購入するとダイレクトフェリーなどと同じ値段だったのだが、英語版のホームページから行くとなぜか値段が二倍以上になっていた。 これは今回限りのエラーな気もするが、念のためダイレクトフェリーなどで値段をチェックしておくと良いかもしれない。

フェリーSilja Symphonyでストックホルムへ

フェリーへの乗船

tallink silja lineのフェリーターミナル

よく晴れたヘルシンキのフェリーターミナル

5時発のフェリーは3時半から乗船できるとのことであった。 そこで3時半くらいに着くようにバスとトラムでtallink siljaのフェリーターミナルへと向かった。 トラム2のOlympialaituriという駅で降りたらフェリーターミナルはすぐそこだ。

tallink siljaのフェリー乗船を待つ列

フェリー乗船を待つ列。 ベビーカー用のラインもある

フェリーターミナルに入ると、チェックインカウンターがある。 私たちはちょうど3時半くらいに到着したのだが、そこには長蛇の列ができていた。 仕方ないので並ぶかーと思ったのだけど、実はこれは船に乗船するためのライン。 チェックインの列はその列の後ろに隠れていたのだ。
チェックインの方にも多少の列ができていたので、おすすめはセルフチェックイン。 予約番号を入力するだけで速やかに搭乗券を発券してくれる。
搭乗券を手に入れたら今度は列に並ぶわけだが、ヨーロッパの小さな子供連れのよいところ。 ベビーカー連れはラインをスキップできた。

tallink siljaフェリーのレストランやお店

フェリーに乗船するとレストランやお店が

そのままフェリーに向かって歩いていくと、エスカレーターを二つ上がっていよいよ乗船である。 一旦船に乗ってしまうとさすがはクルーズ船、レストランやお店が並んだ船の上とは思えないような光景であった。

tallink silja海側の窓付きの部屋

船内の収納式の2段ベッドのある窓付きの部屋

フェリーの出航

まずは出港に備えて展望デッキの良い席を確保といきたいところであったが、赤ちゃん連れなのでまずは部屋に入って授乳。 2段ベッドが2つ着いた海側の部屋で、なかなかに快適だった。 ベビーベッドもあらかじめ申請しておくと、準備してもらえる。 ちなみに2段ベッドの上に登る階段は収納の中に入っているのだが、私たちは下のベッドしか使わなかった。 部屋には十分清潔なトイレとシャワーが付いている。

tallink silja フェリーデッキからの眺め

フェリーデッキから一望したヘルシンキの眺め

金曜発の便の場合、出港時のデッキは混んでいるけれど写真撮影には問題ない。 しかしデッキのテーブル確保がしたかったら少し早めに来る必要がありそう。
ヘルシンキのフェリー港は中心部のすぐそばなので、ヘルシンキの建物や世界遺産の島などを見ることができる。 デッキの簡易バーでビールは6ユーロ。 他にもシャンパンやソフトドリンクなど色々売っている。 30分ほどすると小さな島以外は何もなくなるので、みなさん部屋へ戻ったり買い物へ出かけたりする。
私たちもショッピング街の散策をしたり、レストランの下見などをしたりした。 行きなので購入はしなかったが、免税店もチェック。 空港と一緒であからさまに安いのはお酒くらいか。 私たちが行った時にはブランデーの試飲とチョコレートの試食があった。

フェリー内でのブッフェディナー

tallink siljaのディナーブッフェ

このブッフェはシーフード系統をちょこちょこ食べるのが良いのかも?

私たちの夕食は7時半から。 チケット購入の際にブッフェを予約しておいたので、ブッフェ会場の受付でチケットを見せて席を決めてもらう。 ベビーカーを持っていける席があるかと聞いたら、端のほうの広めの席にしてくれた。
ビュッフェは海鮮と肉が中心。 冷菜のコーナーが肉・魚・野菜・デザートとあり、この同じ内容のセットが3組ある。 なので同じ内容のものは、空いているところに行くと良い。 冷菜の方では貝やサーモンなどが美味しかった。
メインのホットフードのコーナも同じ内容が2セットあり、暖かい肉・魚・野菜を提供していた。 ここのローストビーフがなかなかに美味しかった。 炭水化物はパンがちょろっとあったくらいだったかな。
またアルコールはビールと赤・白ワインがセルフで飲み放題。 デザートは7種類くらい、コーヒーお茶などもセルフである。
しかし40ユーロのブッフェというのは、船の上にしてもちょっとお高いかな。 30半ばになりあまり食べられない私たちには、一度試せば良いかなという印象だった。 帰りはレストランで食べたのだが、レストランの方が美味しかったし安かった。

フェリーから眺めるバルト海へ沈む夕陽

tallink siljaフェリーデッキからの日の入り

デッキから眺めたバルト海に沈む夕陽

夕食後はちょうど日の入りの時間。 デッキに再び上がって日の入り鑑賞。 この時間になると風が強く少し寒かった。 シャンパン片手に日の入りでも見ようかと思っていたのだが、デッキのバーは既にしまっていた。 日の入りはよく晴れていて綺麗に見えた。 日の入り後は船の上で少しお酒が回ったのか、すぐに爆睡してしまった。

ストックホルムへ到着

tallink siljaの軽食喫茶的なお店

喫茶店でクロワッサンなどを購入

翌日の朝は日の出を見ようと思っていたのだけど私は起きるのに失敗。 嫁はデッキに向かったが、少し日の出は過ぎていた模様。 とはいえ結構良い写真が取れたようではあった。
朝食は軽食カフェのようなところで、クロワッサン、シナモンロール、ヨーグルト、コーヒーなどを購入。 部屋に持ち帰ってのんびり食べた。 味はそこそこだったけど、朝食ブッフェの半額くらい。 前情報では朝食ブッフェの評判は良いようだったけど、今回はパスすることにした。

そんなこんなでのんびりしているとすぐに到着の時間。 到着をデッキに見に行っても良いけど、ストックホルムはヘルシンキに比べて港が都市部に近くない。 私たちは部屋でのんびりと過ごすことにした。
そんなわけで一日をまたぐフェリーであったけど、あまり疲れることもなくストックホルムまで到着することができた。 飛行機での移動の方がもちろん早いのだろうけど、急ぎでない場合ならフェリーはかなりおすすめできる。

ストックホルム市内への移動からは次の投稿で

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜フェリーでEspooの島巡りとBBQ

さてフィンランドも夏の比較的暖かいシーズンに入って来たこともあり、うちのボスとバーベキューをしようという話になった。 ボスがいうにはこの時期にフィンランドでバーベキューをするなら、島が良いということのこと。 幸いうちの近くからフェリーが発着していたので、子供連れでも大した労力はいらない。 天気がよさげな週末にフェリーで島へと向かうことになったのだった。

さてヘルシンキのお隣の都市エスポーの島巡りフェリーには2つのルートがある。 Kivenlahtiから発着しているものとOtaniemiからのものだ。 観光でフィンランドに来ている時にローカルの島巡り観光がしたいという場合は、ヘルシンキに割と近いOtaniemi発着が良いだろう。 ローカルな人はそれぞれの路線でいくつか発着場があるので、便利なところを選ぶと良い。 発着場や何時発の便があるかなどは、エスポー市のホームページに詳しい(英語版あり)

Kivenlahtiのビーチから眺めた船着場

Kivenlahtiのビーチから見た小さな船着場

さて私たちはKivenlahtiの船着場からの9時発のフェリーを利用することにした。 朝方アパートから歩き出して船着場へと向かう。 船着場は公式ホームページのマップではビーチよりにあるように見えたのだが、実際には反対側にあるレストランの方にフェリーがいた。 まあ小さい船着場なので10分前にでも来れば一番遠くにいたとしても捕まえるのは簡単だろう。 見たところ他のフェリー乗り場も似たような小さなものであった。

espooのフェリーチケット

大人用チケット(赤)と無料の幼児用(白)

9時少し前にフェリーがやってくるので、フェリーの船員からチケットを購入する。 チケットは大人一人5ユーロで、幼児は無料。 往復チケットがある的なことが公式ホームページには書いてあったけど、船員には帰りにまた購入してくださいとのことを言われた。

エスポーのフェリーの座席

フェリー内の座席

チケットをもらったらフェリーに乗り込む。 さすがに小さなフェリーなので、ベビーカーの持ち込みは持ち上げて運び入れる必要があった。 ベビーカーは入り口を入ってすぐの階段の前に置いておいて良いとのことであった。 子供はかついで座席まで。 座席は木製のベンチに座布団がしいてあるような感じだが、一時間と少しの船旅には問題なし。 デッキに出てそちらのベンチに座っていることもできる。 バルト海だしほぼ湾内なので船が大きく揺れることもなかった。 ちなみにフェリーによってはコーヒーが付いていることもあるとの連れが言っていたが、この日のフェリーには付いていなかった。 飲み物が欲しければ持って来た方が良いだろう。 あ、確認はしなかったけど、トイレは見たところ付いていなかった。

Gåsgrundetのフェリー着き場

小さなEspooの遊覧フェリーとGåsgrundetのフェリー着き場

一時間半ほどかけて今回の目的地であるGåsgrundetという島まで到着した。 GåsgrundetはEspooの小さな島々の中では割と大きい方で、キャンプをしている人たちを多く見かけた。 私たちはBBQが主目的だったが、まずは島の半分を20分ほどかけてのんびり散策した。 島を一周したくても一時間かからないくらいのサイズだ。

GåsgrundetのBBQ場

Gåsgrundetの屋根付きBBQ場

BBQ用の場所はフェリー乗り場の目の前にある。 上の写真のような屋根付きの場所に加えて、すぐ外のベンチのところにもう一つBBQ用のかまどが置いてある。 またもう一つ建設中のBBQ場があったので、来年には新しいものもできていることだろう。
この日は私たちのグループが屋根付きの方を使って、もう一組のグループが外側のベンチでソーセージを焼いていた。 かまどはそんなに大きくないので、混んでいるときはかまどを交換で使うのだろうか。 予約のシステムは無いようなので、来た人から順番にシェアして使っていくようだ。 薪はよく乾燥された薪が近くの薪置き場に大量に置いてある。 その他の必要なものは自分で準備して持ってくる必要がある。
トイレは近くにボットンが一箇所あり、使用後には自分でおがくずをかけて消臭をするというシステムであった。 おがくずのおかげか中は匂いがしたりはしなかった。

GåsgrundetでのBBQ

GåsgrundetでのBBQ

三時間ほどかけてのんびりとBBQを楽しんだ後は、BBQ場の片付けをしてから再び同じ船員さんの運転するフェリーへと乗り込んだのであった。 来た時と同じ方向へ向かうフェリーに乗ったのだが、Kivenlahtiまで戻るのにかかった時間は行きとほぼ同じ一時間半であった。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリン聖オラブ教会からの眺め

タリン滞在に二日間と余裕を持った旅行プランだったので、二日目の日の朝はのんびりと起き出したのだった。 この日は子供の百日歳だったので、午前中はホテルで記念に写真撮影などしていた。

11時過ぎにホテルをチェックアウトすると、ホテルに荷物を預けてから再び旧市街へと向かった。 この日はヴィル門から入って、城壁沿いに観光しながら旧市街の北端を目指したのだった。

聖カトリーナ通り

ちょっと人通りが途絶えたタイミングで・・

旧市街に入ってすぐのカトリーナ通りはとても雰囲気の良い通りだ。 写真撮影にしばし時間を使う。 ウェブの前情報ではここの人通りは少ないということであったが、この日は結構観光客が通っていた。

タリンのマスターズコートヤード

多くの手芸店などがあるマスターズコートヤード

その後カトリーナ通りを抜けて少し左側にあるマスターズコートヤードを訪れガラス細工などをちょろっと見学。 ここにある有名なチョコレートカフェに入るか少し悩んだのだけど、時間がなくなるかもしれないのでスキップ。
その後も写真撮影などをしつつ北を目指す。 聖オラブ教会を一度スキップして太っちょマルガレータでの写真を取ろうとしたが、ちょうど太陽が逆光になる時間帯であまり良い写真が撮れなかった。 ちなみにここら辺が一番観光客が少なかった印象。

タリン聖オラブ教会の螺旋階段

聖オラブ教会の細くて急な螺旋階段

再び南下して再び聖オラブ教会へ。 今度は中に入って屋上まで登ってみることにした。 1階の聖堂には無料で入場できるが、屋上の展望台に登るには3ユーロの入場料がかかる。
展望台まで上るには狭い螺旋階段を100m程ひたすら登ることになる。 結構急だったり狭かったりするのですれ違いが難しいが、しっかりロープが張ってあるので危険というほどではない。 結構な段数を登りきって屋上までたどり着くと、そこからのパノラマはかなり良い。

聖オラブ教会屋上からの眺め

聖オラブ教会の屋上からは旧市街を一望できる

屋上はかなり狭いので時計回りの一方通行で一周するようになっている。 360度色々と違ったタリンの風景を楽しむことができるが、やはり旧市街側の眺めが一番印象的であった。 昨日登った展望台を上から眺めることができるのだ。
十分に気をつけて再び階段を下りきると、子供がそろそろお腹が減ったとのアピール。 教会の近場では授乳場所で良さそうな場所を見かけなかったので、教会の職員さんにどこか近場で授乳場所がついた施設がないか聞いてみることにした。 するとなんと教会の奥の一室を使ってよいとのオファー。 おかげで落ち着いて授乳をすることができた。 いやはやとても親切な教会であった。

聖オラブ教会を後にした私たちは城壁を遠目に眺めつつ南下し、ラエコヤ広場まで降ってきた。 ラエコヤ広場には多くの出店が出ており、ショッピングを楽しむことができる。 私たちはちょっと時間がなくなってきてしまったので、ほぼ素通りして昼食を食べるべくOlde Hansaへと向かったのであった。 昼食を食べ終わると、ほぼフェリーにギリギリの時間になっていた。 慌ててホテルへ向かって荷物をピックアップすると、急ぎ足でフェリーターミナルへと向かったのであった。

旧市街の中心ラエコヤ広場

旧市街の中心ラエコヤ広場には多くの出店が出ている

フェリーターミナルはちょっとわかりにくいのだが、ヘルシンキからのフェリーが到着した場所の向かい側がチェックイン用の場所になっている。 到着したときにはすでに乗船が始まっていたが、なんとか無事にフェリーを捕まえることができた。 帰りの船内では免税店でちょろっとお買い物。

タリンの街並みの写真ギャラリーは中国語版の方にたくさん貼ってあるので、そちらも是非ご覧いただきたい

昼食:Olde Hansa ☆☆☆

Olde Hansaの外テーブルからの眺め

開放感のある外のテーブル

olde Hansaの料理

ほぼ旧市街の真ん中に位置する人気のレストラン。 3時ちょっとという時間に訪ねたのだが、結構客が入っていた。 しかしちょうど運良く3人分あいていたので、屋外の席をゲットすることができた。 まず頼んだのはハーブビールだが、これは結構甘い味付けだったので好みが分かれるところだろう。 陶器製のカップがおしゃれなのは良かったけど。 料理はneptun feastという海鮮の盛り合わせがなかなか美味しかった。 後ラムの煮物と燻製肉のサラダも良いクオリティー。 ベジタリアンプレートは私たちの好みではなかった。 内装やウェイターの衣装など雰囲気がとても良いし店員さんも親切。 また味も美味しいので、観光には良いと思うがちょっと高い。 料理だけだと前日訪ねたVon Krahli Aedの方が好みだった

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜エストニアの古都タリン

タリン旧市街を歩く

タリンのフェリーターミナルから

タリンのフェリーターミナルから眺めたタリンの街並み

フェリーターミナルからホテルまでは歩いて15分くらいで到着。 ホテルに着いたのは12時ちょっと過ぎだった。 空いてればチェックインできるかなとちょっと期待していたのだが、残念ながら3時までチェックインできないとのこと。 そこで大きな荷物だけ預けてお昼を食べに行くことにした。
最初は予約していなかったので無理かなと思いつつも、とても人気のレストランRataskaevu 16を訪ねてみた。 しかし本当に大人気のようで翌日のランチまでフルで予約が埋まっているとのことであった。
そこで私たちは近場のレストランVon Krahli Aedを訪ねることにした。 こちらのレストランもなかなか人気のようだが、時間が1時半とちょうどお客さんがはけてきたところですぐ入ることができた。 レストランについての詳細は投稿下部にまとめてある。

タリンの素敵な小道

タリンの素敵な小道を抜けて・・

タリンのアレクサンダーネブスキ大聖堂

アレクサンダーネブスキ教会のたまねぎのちょうど後ろに太陽が・・

ランチが終わったのは2時半くらい。 レストランが旧市街の西の方に位置していたので、この日は旧市街の南西方面を片付けることにした。 まずは聖ニコラス教会をちょろっと眺めつつ、素敵な小道(luhike jalg)を通り抜けてアレキサンダーネヴスキ大聖堂へと向かった。 ロシアっぽいたまねぎ型の教会でしばし写真撮影。

タリンの展望台からの眺め

タリン旧市街からバルト海まで眺められる展望台

そのままもう少し歩いていくと、旧市街からバルト海までを一望できる展望台へとたどり着く。 この展望台からの眺めは明るい屋根の色に染まった旧市街を見ることができるのでとてもオススメだ。 その後帰り道にちょろっと眺めた聖母マリア聖堂ではちょうど結婚式をやっていた、おめでとう。

その後はちょっと足にきていたのでホテルまで戻ってチェックイン、4時半くらいだったかな。 二時間ほど仮眠をとってから、夕食を食べるのに旧市街を再訪。 夕食を食べた後はもう結構疲れていたので、ちょろっとショッピングセンター(Viru Keskus Shopping Centre)を回って、アイスクリームと次の日の朝食を購入しただけ。 スーパーでちょっと市場調査をしたところ、ヘルシンキに比べて本当に物価が安い。

レストラン・ホテル情報

ホテル Nordic Hotel Forum

期限切れになりそうだったユナイテッドのマイルを使って予約した四つ星ホテル。 おしゃれな外観と清潔な部屋が良かった。 水着を持っていたら最上階のSPAを試したいところであったが、残念ながら持参せず。 ちょろっと覗きにいったらSPA側の眺めはかなり良さそうだった。 併設されているジム側はさほどでもない。 ベビーベッドと充電用のコンセントのコンバーターをを貸し出ししてくれた。 難点をあげるとすればホテルの規模に対してフロントの人数が少なく、チェックインに多少時間がかかったことくらいか。

昼食 Von Krahli Aed ☆☆☆☆

Von Krahli Aedでランチ

Von Krahli Aedでランチ2

Von Krahli Aedでランチ3

エストニア料理なのかな? メインの肉料理や魚料理にカラフルな野菜の付け合わせがついていて目にも舌にも美味しいレストランであった。 頼んだのはラムのローストとサーモン、サラダに前菜盛り合わせのプレートで4皿。 3人で簡単に食べられたので、ちょっと多めに注文しても大丈夫。 特にラム料理は丁寧に料理してあってとても美味しかった。 料理のレベルに対して値段はお手ごろ。 ちょっと舌慣れない味付けもあったので星4つとしたが、もう一度再訪したいと思うレストランである。 ちなみに内装もかなり気を使っていて、裏庭の席もかなり良さそうだったし、上の写真のように地下の座席も素敵だった。

夕食 Tai Restoran Krua ☆☆☆

Tai Restoran Kruaでのディナー

ちょっと寝起きでアジア系のものが食べたいなと思い選択。 旧市街の東端のあたりなのでホテルからすぐそこだったのも良かった。 ベビーカー連れで訪ねたところ、店員さんはベビーカーは中に運んでも良いし外の空きスペースに置いておいてもよいと親切なオファー。 結局外に置いておくことにした。 このレストランはこの日ほとんどお客さんがいなかったが、味は普通に美味しいタイ料理であった。 赤ちゃん連れだったのでガラガラだったのは気を使わなくてよくてむしろ良かった。 グリーンカレーと豚肉の生姜オイスター炒めを注文。 ベストのタイ料理というわけではないが、旅行中にちょっとアジア系のものが食べたいなんてときには充分オススメできるレストランだ。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜ヘルシンキからタリンへのフェリー

フィンランドでの子連れ夏旅行第二弾。 前回の自然を楽しむヌークシオ国立公園から一転して、東欧はエストニアの古都であり首都でもあるタリンを訪れることにしたのだった。

ヘルシンキからタリンに行くにはフェリーが便利だ。 タリン行きのフェリーを出している会社は、tallink silja line・vikind line・Eckerö Line・linda lineなどがある。 どれも時間は二時間前後。 値段は時期にもよるがだいたい一人20−30ユーロといったところ。
結局私たちはLinda Lineを選んだ。 特に理由があったわけではなくなんとなく。 月曜日に金曜日のチケットを購入して、大人3人幼児一人で58.5ユーロだった。

タリンへのフェリー

リンダラインのフェリーターミナル

リンダラインのフェリーターミナル

当日はアパートからバスでKamppiまで移動し、そこからトラム2でフェリーターミナルMakasiiniterminaaliまで移動。 トラムをEtelärantaという駅で降りるとフェリーターミナルは目の前にあるので迷うことはないだろう。
Linda Lineは15分前にはチェックインを締め切るということだったので、一応45分前に着くように移動した。  フェリーターミナルに入るとすぐにチケット売り場がある。 オンラインでチケットを購入してある場合は、チケット売り場はスルーして待合所でチェックイン時間まで待って入れば良い。
出船の30分前くらいになるとチェックインが始まる。 車イスとベビーカーの人は一等席の方のチェックインカウンターが利用でき、二等席の列の先頭まで直接行くことができる。 チェックインからさらにしばらく待つと乗船が開始された。

フェリー内ベビーカー置き場

フェリー内のベビーカー置き場

フェリーに乗船すると、入口を入ってすぐのところにベビーカーをおいておける場所がある。 この日のベビーカーは4台であった。 席はベビーカー置き場の近くの売店の前のあたりに座ることにした。 赤ちゃんは抱えて座席まで一緒に。
階段をのぼって2階に上がると、二倍くらい席数がある。 窓が広い分2階の方が明るく感じるし、また2階の方が空気の通りが良い。 私たちは授乳の必要があった場合に備えて、隠れやすい1階の端の方の席を選択したのだった。 しかし席だけで選ぶなら2階の方が良いと思う。 ちょろっと一等席の方ものぞいて見たが、そこまで席のグレードが違うようには見えなかった。
入り口を入ってすぐのところにハンディキャップ用のトイレがある。 このトイレにはおむつ交換台がついているので、オムツ交換に利用できる。 最近うちの子は旅慣れしてきたのか、移動中にいたすようになってきた。 ちなみに1階は普通のトイレがもう一箇所あり、2階には二個ついている。 しっかり清潔に掃除されていた。

フェリーの売店で買ったワインとクロワッサン

売店で購入したスパークリングワインとクロワッサン

出航したら売店でスパークリングワインや軽食を購入しを船旅を楽しんだ。 ワインやビール、またちょっとしたスナックがそれぞれ5ユーロくらい。 また2階からデッキに出られるので、海の上の空気を楽しむことができる。 しかし船内のエンターテインメントという意味では他のフェリー会社の方が良いのかもしれない。 リンダラインはまさに移動のための高速船という感じだった。
途中から子供がぐずってたのでだっこして船内をぶらぶら。 しかし特にトラブルもなく、一時間半と少しでタリンまで無事到着したのだった。 到着前になると出口の前には行列ができるので、早くおりたい人は並ぶ必要がある。 とはいえちっちゃな船なので最後まで待っても大して時間はかからない。

リンダラインのフェリー

リンダラインのフェリーは小型の高速船

出港前は慌ただしいので、船の外観はタリンに着いてからの方が写真に収めやすかった。 結構長くなってしまったので、タリンの観光については次の投稿で書くことにする

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜北欧の森ヌークシオ国立公園

フィンランドに移動して1ヶ月が経過した。 子供の住民登録などまだまだやることはあるのだが、一応生活に落ち着きは出てきた。 陽の長いこの時期でないとフィンランドでの旅行はなかなか難しい。 そこで少しずつ旅行を再開することにした。
とはいえ子供連れなのでいけるところは限られている。 まずは近場から攻めようということで、うちからバスで一時間ほどでいけるヌークシオ国立公園を訪れることにした。

朝方のんびり起き出しランチを食べてから、近くのバス停からバスに乗り込む。 私たちはベビーカーで赤ちゃん連れなのでお一人様はバス無料。 残りの二人は以前書いたように約2ユーロの片道切符を支払わなければいけないのだけど、なぜかこの日の行きは機械が壊れていたみたいで無料。 帰りはしっかり払わないといけなかったが。 バスはうちの近くを通っている42から245Aに途中で乗り換え。 公共交通網が便利なフィンランドとはいえ、さすがにこんな山方面のバスだと結構待たないといけなかった。
バスの中には同じくヌークシオに向かう、日本人女性のグループがいた。 ハイキングコースでも一組日本人の親子を見たし、フィンランドは外で見かける日本人比率が相対的に高い気がする。

ヌークシオ国立公園 バス停

奥の小さな黄色の看板がハウッカランピへ向かうバス停

ヌークシオ国立公園の林道

ハウッカランピに向かう林道

さてちょっとわかりにくいバス停のHaukkalammentieでバスを降りる。 別投稿でも書いたが、フィンランドの次停まるバス停の名前がバス内の電光掲示板に表示されている確率は50%くらい(2017年現在)。 公共交通HSLの携帯アプリをgpsと合わせて使うか、誰か近くの人か運転手に助けてもらうと良い。 このバス停は降りる人が多いので止まる確率は高いが、誰もボタンを押していないと素通りする。
バス停から林道をハウッカランピ(Haukkalampi)の看板を目印に歩いて行く。 この道は結構車通りが多いので注意する必要があり。 砂道の登りくだりだが、ベビーカーを押すのに苦労するほどではなかった。

ヌークシオ国立公園のインフォメーションセンター

木造りのインフォメーションセンター・サウナ付き

2kmを20分ほどかけて歩くと駐車場にたどり着く。 駐車場からまたまた1分ほど歩くとインフォメーションセンターにたどり着く。 ここのインフォメーションセンターではちょろっとした買い物もできる。 また無料の水汲み場とトイレがついている。 トイレはぼっとんだったけど、清潔だったし気温が低いせいか匂いなどは感じなかった。 またありがたいことにこんなハイキングコースのトイレにもオムツ変え場がついていた。 結局使うことはなかったのだけど、小さい子供連れには有難い配慮だ。 あ、そうそうここのインフォメーションセンターだがサウナもついていた。 土曜日だけのようだが、興味がある方は体験してみたら楽しいかもしれない。

ヌークシオ国立公園 ハイキングコースの看板

ハウッカランピのトレイルの看板・コースごとに色分けされている

ヌークシオ国立公園 簡単なトレイル

ハウッカランピの赤コース・足元は悪くてもこのくらい

さてトイレやもろもろを済ませた後、せっかくなのでハイキングコースに乗り出すことにした。 やはり子供連れだと2kmがせいぜいだろうと一番短いコース。 しばらく歩いて行くと短いコース(2km)と長いコース(4・7km)への分岐点がある。 このあたりからはベビーカーはちょっと無理そうな足元になっている。 ちょっと考えたのちにベビーカーを物陰に隠して、ループを1周してからベビーカーを取りに戻ることにしたのだった。 高いベビーカーだとこんなことはしにくいが、私たちのは中古屋で見つけた10ユーロのベビーカー。 フィンランドは治安が良いので、盗まれる心配はしていなかったのだけど、管理人が来たら持って行かれてしまう可能性はあるかなとは思っていた。 子供はスリングに入れて2kmは持ち運び、まだまだ6kgくらいなので楽勝だ。

ヌークシオ国立公園のブルーベリー

ハウッカランピのブルーベリー・小さな緑の実がなっていた

ここからはちょっとのぼりくだりが多いけど、歩くのには苦労しない程度の道のり。 2個ほど湖を通り過ぎ、写真撮影などに時間を使う。 ふと気づくと周りにはブルーベリーが群生していることに気づいた。 しかし残念ながら今年はシーズンにはまだ早かったようで、食べられそうなブルーベリーがたまに見つかるくらい。 1個試して見たけどそんなに美味しくなかった。 そのまま一時間ほどかけて周回コースを終え、ベビーカーを回収した後に同じコースを辿ってうちまで戻ったのであった。 今度は是非ベリーが満載の時期に訪問したいものである。 中国語版の方に違う写真を嫁が載せているのでよかったらそちらもご覧になっていただきたい。

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海外でのポスドクの始め方 〜応募から面接まで

ようやく100投稿目ということで何を書こうかと少しなやんだ。 色々考えてみたのだが、このブログを始めるきっかけともなった海外ポスドクの始め方について書いてみることにした。

海外でポスドクをすることについての雑感

さて始め方とはいったものの、将来的に日本で就職を考えている方々は始めない方が良いのかもしれない。 就職をしっかり決めてからサバティカルなり、海外学振なりで経験を積みに行くのが王道なのだろう。 または共同プロジェクトでもやってるとこなら、日本所属のまま海外出られるし。 アメリカの国立研究所にいた時は、そのようにアメリカで働いているポスドクが結構いた。
海外雇いになると日本の学会にいくのに予算を出してもらえるかわからないし、日本での就職のためのコネクションをキープするのも結構大変だ。 某東大の先生に日本での就職についてご教示いただく機会があったのだが、博士の就職活動はまずはコネと若さ。 業績やスキルが重要でないわけではないが。 海外に下手に出るとより大切な若さとコネを失う可能性がある。 ちなみに海外で就職する場合でもコネは重要。 若さについては年齢差別になるから海外の人はまず言わないけど。
しかしさまざまな都合で海外でポスドクをするのがベストの選択という方もいるだろう。 海外でそのままポジションを取りたい人とか。 または私のように国内で就職先が全く見つからなかったから、海外逃亡するという方もいるのかいないのか。

どうやって海外ポスドクへの応募するか

さて海外でポスドクを始めたいときにどうするかである。 まずは公募に普通に応募するパターン。 有名どころだと、サイエンス・ネイチャー・ACSなどのウェブページにたくさん公募が出ている。 最近だと色々とポータルがあるので、求人情報には困らないだろう。 あとはとても行きたい大学や施設がある場合は、そこのホームページの求人をちょこちょこ直接チェックする。 結構出せそうなポスドクがあったりするものだ。
自分のスキルやテーマにあっている求人を見つけたら、CVなどの要求書類を添付して応募することになる。 ポスドクだったら大して書類はない。 書類選考を抜けると電話面接などの連絡が来る。 ここまできたら数人の最終候補での競争になっている。 ここまで来ると結構チャンスはあるものだ。 たとえ一番ではなくても、他の候補者が別のポストを優先するかもしれないので。
ちなみにどこでもそうだと思うが、知り合いの本命候補がいてまず無理って公募は結構ある。 妙にスペシフィックな条件が記述されていたら、そうなのかもしれないなと思いつつcvだけ送っておくとよい。 いずれにしろこのパターンでは数を撃たなければあたらない。 二ヶ所以上お話が同時に来たら条件のよいところを選べばよいのだ
しかしニッチな研究分野では、そうそう都合の良い公募が見つかるものでもない。 そんな時はやっぱりコネだ。 博士論文を書くのにも、今の時代一人や二人海外からの共同研究者がいるものだろう。 そういった人たちにちょろっとポスドクの予算がないかきいてみるとよい。 結構予算持ってたりするし、彼らの友達に予算を持っている人がいるか聞いてくれたりするかもしれない。 先に話しが通っていると、大分採用される確率が高くなる。 いずれにしろ公募にはなるのだが、条件が大分絞られていて競争率が低くなっていたりする。 こちらのパターンでも落ちるときは落ちるようだが、成功率はかなり良いはずだ。 ちなみにこちらのパターンでも、他にもっと良い職があったらそっちを取るってことは結構あるようだ。 アメリカのポスドクに応募した時は、受かったら本当に来るのかどうかってことを面接でしっかり確認された。

以下は実際にアメリカとフィンランドのぽすどくに応募したときの体験である。

アメリカのポスドク・応募と面接

博士号を取得してしばらく就職先が見つからず、大学で無給の研究員をやっていたときだった。 元ボスから共同研究者の一人がどでかい予算を当てたからポスドクを一人とれるかもしれないとの連絡。 すぐさま雇ってくれるなら頑張って働きますと伝える。 しばらく待っていると、面接試験がしたいとの連絡があった。 電話面接でも良いけど、来てくれたら飛行機と食事ホテル費用はだすとのことであった。 そこで当時電話での英語にまったく自信のなかった私は、アメリカまで面接しにいくことにしたのだった。

さてこの時の面接試験は丸一日を使ったなかなか盛大なものであった。 日程的には夜到着。 次の日が一日試験。 翌々日の早朝には帰りの飛行機に向けて空港へ向かうという二泊四日の強行軍。 なのでコンディションはなかなかに最悪だった。 とはいえ共同研究者は相変わらずとてもよい人で、最初にお話して英語をならしつつリラックス。 それからそのラボで一緒に働くことになる研究者たちと一人30分ずつくらいの面接ラッシュ。 お昼ご飯を食べたら小さなセミナーで30分程度の発表。 その後も面接がいくつかと、施設見学などをびっちりと。 すべてが終わったのは6時くらいだったかな。 とても密度の濃い一日であった。 面接が終わった後は精魂尽き果てており、翌日のフライトに備えてホテルで寝るのみであった。

日本に戻った後はサンキューレターを一応書いたけど、元々知り合いの所にいく場合はそこまで重要ではないのかな。 まあ一応礼儀として。 数週間待った後に無事採用の連絡が来たのだった。
ちなみに後日談だが共同研究者はよっぽどでなければ私をとる予定だったそう。 同僚にはほぼ決まってたんだから、旅費の無駄だったんじゃないかと冗談混じりに言われてしまった。 しかし強行軍の面接と慣れない電話面接のどちらがよかったかは今でもよくわからない。

フィンランドのポスドク・応募と面接

こちらはフランスのボスの所にフィンランドの知り合いから、ちょうど私のような研究をしてるぽすどくが欲しいとのメールが来たのだった。 とても良いプロジェクトだったので、ボスに転送してもらった後にすぐさま応募。 書類はCVと論文3報だったかな。 しばらく待つと、スカイプで面接をしましょうとの連絡が来たのであった。
面接当日はネットワーク障害か何かでなぜかスカイプがつながらず。 しょうがないので、携帯電話で話すことにしたのだった。 こちらは予算は大きいけれど、規模は小さなプロジェクトだったので今のボスとだけ面接で良かったのだった。 なので電話でちょろっと話すというので問題はなかった。

面接で話したことと言えばまずはプロジェクトの内容について。 内容は応募したときにもちろん把握はしていたのだが、どの程度すでにプロジェクトが進んでいるのかや、就職先で使える実験装置などについて具体的に話した。 後このポジションは結構旅が多くなりそうなので、どの程度旅に出られるかなどの確認。
また契約期間や契約条件などについても、しっかりと確認しておいた方が良い。 結構適当に喋っていると後ほど細かいところが違っていたってこともあったりする。 アメリカの時は3年までポスドク更新できると面接の時に話した記憶があったのだが、ボスは2年までだと思っていたのだ。 結局問題なく更新はできたのだが、最初にしっかりと確認しておく方が後々問題がなくて良い。
この面接時には私の先行きがきまっていなかったこともあり、できるだけ一年は続けて欲しいと向こうから言われたのだった。 私はこの時テニュアトラックのポジションも出していたので、それを伝えた上でできるだけ1年やれるように努力はしますと伝えた。 結局他は全敗だったので何の問題もなかったのだけど。
ちょっと採用先で色々事情があったようで、お返事は数ヶ月待つことにはなったのだけど、最終的には採用の連絡が来たのであった。

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フィンランドの公共交通HSL 〜バス・地下鉄・電車の乗り方

路線探索のためのHSLアプリ

ヘルシンキ・エスポーエリアでは入り組んだバスネットワークが形成されている。おかげで便利なのだが、どのバスに乗っていいかわかりにくくたどり着くのが大変だ。
そんな時に便利なのが公共交通HSLの携帯アプリ。
アプリにはチケットの購入機能と、路線検索がメインの機能。クリックするとウェブページに飛ぶので、最初からウェブページに行っても良いのかな。最近HSLのアプリがアップデートされて、独立のアプリになった。

外部リンク: HSL App

クレジットカードを入力しておけば簡単にチケットが購入できるので、ヘルシンキに旅行するなら入れといても良いかも。それにちょっとチケットが安くなる。

路線検索はGoogle mapでも結構正確だけど、特にバスを使う場合だとオンラインで正確な時刻をアップデートしてくれるHSLのappも便利。

たくさんのバスが停まるバス停

たくさんのバスが停まるフィンランドのバス停

使い方は出発地と到着地のアドレス、もしくは目的地(空港とか、ショッピングセンターとか)を入れるだけ。歩きの指示も出してくれるので、到着地の住所をそのまま入れれば良い。
GPSをオンにしておけば、現在地からの案内もできる。ルートをサーチすると、3つのルートが到着の早い順に表示される。バス停の近さ・乗り換えの待ち時間・乗り換え駅などで選ぶと良い。
同じ行き先のバスがたくさんあったりするが、どれが一番良いかは慣れるしかない。冬ならたどり着くのが遅くとも最初に来たバスに乗る必要があるかもしれないが。
また同じ番号でも後ろについているアルファベッドで経路が異なっていたりするので注意が必要だ。最近別の行き先のバスに乗ってしまって、家まで走って帰った。

バスの中では案内の放送はない。フィンランド語でもないのでバスの中はとても静か。
フィンランドに来て初めてバスに乗ったとき、運悪く行き先表示の電光掲示板が停留所の名前を出さないバスだった。今までの経験だと半分くらいのバスは停留所の名前を出さない。こうなると停留所を知っていなければバスを停めることもできないので大変だ。
2019年5月現在では、ほぼ全てのバスがしっかりバス内の電光掲示板で次の駅や、終点を表示している。稀に壊れていることはあるけどね。
バスは降りたかったらSTOPボタンを押して運転手に伝える必要がある。押さないとバス停には止まらない。トラムも同じようにボタンを押す。地下鉄と電車は勝手に各駅止まる。

以前降りる駅がわからなかった時は近くのお姉さんが英語が話せて助けてくれた。HSLの経路案内のウェブページにGPSの利用を許可していれば、停留所マップや現在地表示を出してくれる。これを見ていれば初見でも自分でなんとかできるかな。
GPSやウェブページにエラーがある場合は諦めて運転手かその辺の人に助けてもらうしかない。フィンランド人は親切な人が多いので助けてくれる。

トラベルカードの取得

長期滞在の場合はトラベルカードを取得すると良い。トラベルカードを取得するには、HSLのサービスポイントに行く必要がある。サービスポイントは各エリアに一つくらい。二週間から定期券的に買えて、大分チケットが安くなる。1日1.5から2ユーロくらい?
ただし安くするには住民登録が済んでいることが必要。私が最初取りに行った時は住民登録前だったので、高くなっちゃうよっておばちゃんに忠告された。そこで住民登録が済んでから出直すことにしたのだった。
ちなみに普通のトラベルカードは入金しておいて電子マネー的に使える。これも実は結構安くなるのだ。ヘルシンキだけなど狭いエリアチケットの場合、ドライバーから買うと3.2ユーロ携帯のアプリのチケットで2.9ユーロ、トラベルカードだと2.2ユーロといった具合だ。ヘルシンキ・エスポーなど広いエリアのチケットになると大体倍額になる。

2018年1月3日追記: HSLのアプリで携帯から購入できるチケットの価格が上記のトラベルカードと同じになったようだ。なので定期券を購入しない場合トラベルカードを取得する意味合いは薄くなった。携帯のアプリを使った方がお手軽。ついでに1ヶ月の定期券までは携帯のアプリで購入できる模様。

その後住民登録手続き後にサービスポイントを再訪。
住民登録の完了には、二、三週間かかるとのことであったので、申請中でも大丈夫かなと思いトライ。結果無事撃沈。三・四日待ってからまた来てねとのことであった。そこで住民登録オフィスから登録完了のお手紙が来るまで待ってから
再びトライ。しかし今度は別の問題が発生。
1年の滞在の場合だと、登録される住所がテンポラリーの住所になるそうなのだ。残念ながらテンポラリーの住所では格安のトラベルカードの取得ができないそう。諦めて普通のトラベルカードを取得することにしたのだった。
パーマネントのアドレスを取得したらまた試すことにする。

追記: パーマネントアドレスを手に入れたのでトラベルカードの定期券が取得できた。

HSLチケット購入のための新しいABCゾーンシステム

2019年5月4日追記:

チケット購入のためのゾーンやシステムが変更された。前はエスポート、ヘルシンキ・ヴァンターエリアなどで分かれていたのが、ABCとなったのでわかりやすいようなそうでもないような。

私が住んでいるところはCなのでBに行こうと思うとBCチケットを購入する必要がある。これが前回までのエスポー内チケットとほぼ一緒なんだけど、携帯アプリでの購入の場合で、2.2ユーロが2.8ユーロに値上げされている。
同じようにAまで行こうと思ったらABCチケット。空港と市街地の往復なんかがそう。んで4.2ユーロだったのが今は4.6ユーロかな。

これだけ聞くとちょっと残念な値上げなんだけど、前回のシステムだとエリアまたぎのところで値段が変わっていたので、エスポーからヘルシンキへの短距離地下鉄で4ユーロ以上払わないといけなかったのが、2.8ユーロだけで大丈夫ということになったのが利点。
それからゾーンの定期券を持っている場合で、そのゾーンの外に行く場合はエクステンション用のチケットが買える。この場合2.5ユーロだそうなので、30ユーロセントお得ということになる。最近2.5ユーロじゃなくて1.2ユーロだっていう話を聞いた。確認してないのではっきりしたら後でまた追記するかも。

値上げになるか値下げになるかはどれだけエスポー・ヘルシンキゾーンをまたぐか次第かなあ。アールト大学とヘルシンキ大学を行き来するような人には良い変更かもしれない。

バス・地下鉄・電車への乗り込み

バスに乗り込む時はほとんどのバスは前方のドアにチケットの読み取りマシンが付いている。トラベルカードやカードタイプのデイチケットを持っている場合はマシンでスキャンすればよい。
携帯アプリのチケットや紙のチケットは運転手に見せればよくて、チケットを持っていない場合はちょっと高いけど運転手から購入できる。

地下鉄は読み取りマシンはエレベータやエスカレータの前についていることが多い。ごく稀にホームに入るところについている駅もあった気がするけれど、基本的には先にスキャンしておく必要がある。
それからチケットマシンも読み取り機のそばにあることが多いかな。
定期券を持っている場合は特に毎回スキャンしなくて良い模様。チケットチェック何度かされているけれど、定期券をスキャンしてなくて問題だったことはない。

電車の場合は車内にチケットの読み取りマシンがついている。空港もそうだけどホームにチケット読み取り機がないので、電車に乗り込んでからスキャンすることになる。カードタイプのデイチケットの最初の時とか、スキャンする必要のあるチケットは忘れずにスキャンしておく必要がある。

というわけでバス以外はチケットなしで乗り込めてしまうのだけど、もちろん職員によるチケットチェックがそこそこ頻繁にある。チケットなしで乗り込んでいると問答無用で80ユーロ払わなければならない。

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