国外に出る前にやっておくべき手続き 〜アメリカ編

思い出した時に書いておこうシリーズ。 国外出国手続きフランス編を書いていて、アメリカの国外に出る前にしたことも覚えているうちに書いておく。

アパートの解約

基本的に1年契約なので切れ目だったら更新しない旨を伝えれば良い。 途中の場合だと解約料が契約の時に決めただけかかる。 ちなみにアメリカで就職都合で移動する場合、新しい就職先が解約料を払ってくれるということは結構あるらしい。

インターネット・テレビの契約停止

私たちはcomcastという会社を使っていた。 停止するのには電話をする必要がある。 サービスを止めようというラインに電話をすると、いくつかの自動転送のボタンを押したのちに専用の電話受付につながる。 英語で電話はちょっと難しい感じもするかもしれないが、こういうところの人は結構綺麗な英語をしゃべるし、こちらの特殊なアクセントにも結構なれてたりするのでやりやすいものなのだ。 まあ契約の時はともかく、解約のときに英語に不安がある人は少ないかもしれないが。
最初に必ず聞かれることは、なんで止めたいのかということ。 値段に不満があるというようなことを言うと、いろいろとサービスパッケージをオファーしてきたりする。 実は契約解除用の電話ラインというのは、月々の契約料を下げる交渉に使えるラインだったりするのだ。 それについてはチャンスがあれば後で書くかもしれないが、ここでは割愛する。

といことで、国外に出るからインターネット・ケーブルテレビを止めたいという旨を伝える。 そういう事情だと向こうも特に引き留めたりとかはしてこない。 こちらの住所や契約の個人番号などの情報提供を求められ、その後引っ越し日時を伝えるとその日で契約を止めるということにしてくれる。
こちら側でしないといけないことは、レンタルしていたモデムなどを近くのcomcastショップまで返却すること(郵送もできたと思う)。 また引っ越し日時次第かもしれないが、翌月の請求までオンラインでは出てくるが、無視して良いとのことを言われた。

携帯の停止

私はプリペイド、嫁はマンスリーで入金のタイプだったので入金を止めておしまい。

水道・電気の停止

最後に私の住んでいたアパートでは、水道・電気は自分で個別に契約することになっていた。 なので水道会社と電気会社に行って契約を止める必要があった。 この時の電気会社は電話でのやり取りで契約を止めることができた。
最終月の料金はデポジットから落として、残りのデポジットをチェックで送ってくれると言うことになった。 水道は水道会社に直接赴く必要があったが、手続きは同じであった。 どちらの会社も日本まで国際郵便でチェックを送ってくれた。 ちなみにバンク・オブ・アメリカの場合、チェックは銀行の携帯アプリとかで銀行に入金できる。

家具の売却

Craigslistで売却。 急ぎだったので買値の半額以下の値段でおいたら飛ぶように売れた。 郵送などはめんどくさいので、直接引き取り限定。 田舎だったこともあるだろうけど、購入に来た人はみんなジェントルで良い取引ができた。 引っ越し日時に余裕がある場合は少し高めに置いても、見てる人は結構いそうな雰囲気だった。 売れそうにもない家具や古い服などはGoodwillに寄付をした。

車の売却

車の売却はcarmaxという中古車ディーラーに売った。 最初は職場の売買掲示板などにkelly blue bookの値段で広告を出してみた。 いくつか問い合わせはあったのだが、車を見る前から10万以上値引きをしろとかいうたちの悪い人たちしか集まらなかったので断念(kelly blue bookはかなりフェアな値段だし、私の車の状態は整備済みでかなり良かった)。 嫌な思いをするくらいならと、売却日程やプロセスに都合がつく大手中古ディーラーに売っぱらうことに決めた。
Carmaxでは最初に見積もりを取りに店舗まで行く必要がある。 予約はオンラインでできたと思う。 Carmaxの見積もりは無料なので、他の媒体で売るにしてもとりあえず見積もりを取っておいても損はない。 Carmaxのオファーは7日間有効で、その後の場合はもう一度見積もりを取ってもらう必要がある。 傷でもつけなければ値段は同じであろうが。 アメリカ最終日の前日にレンタルカーを借りてから、Carmaxまで車を売りに行った。 当日は見積もりの時に受け取った書類を渡して、後は鍵と車のタイトルを渡しておしまい。 待ち時間もほぼなし。 早めに売却してレンタルカーを長期間借りる可能性を考えたら、結果としては良かったのではないかと思っている。
私の嫁の場合は家具と同じくCraigslistに広告を出して、ほぼkelly blue bookと同じ値段で売買契約を決めていた。 私も職場の掲示板などよりもCraigslistに行くべきだったのかもしれない。

郵便の転送手続き

郵便の国際転送手続きはオンラインではできなかったと思う。 郵便局でやる必要があるので早めにやって置いた方がよい。

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海外旅行記・フロリダ 〜ディズニー・ワールド EPCOT

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは飛行機で行く場合は、オーランド国際空港からのアクセスが良い。 私たちは田舎暮らしなので直通の飛行機はなく、アトランタ乗り換えでオーランド国際空港まで来たのだった。 幸いなことに乗り換えがあっても、お昼にはたどり着くことのできるフライトだった。

オーランド国際空港からレンタルカーでディズニーワールドへ

オーランド国際空港はすでにディズニー色の見え隠れする空港で、ちょっとずつ気持ちが盛り上がってくるのを感じた。 まずは腹ごしらえと空港内にあったChick-fil-Aでスパイシーチキンサンドイッチとその他もろもろを食べる。 スパイシーチキンサンドイッチはいつでもどこでも美味しいのでおすすめ。
その後空港を出口方面に向かって歩いて行くと、レンタルカーのオフィスは出口のすぐそばのあたりにある。 さすがに一大観光地のレンタルカーオフィスであり、各店舗大きめのオフィスに加えて並ぶためのロープのラインがはられていた。 とはいえこの時間は全く混んではおらず、予約していたbudgetのオフィスへと向かうと並ぶことなく受付ができた。
親切なお姉さんが予約の確認をし、借りられる車の車種を教えてくれる。 確かこのときはディスカバーカード経由で申し込んでおり、特典のランクアップが使えるかどうかを聞いてみた。 するとトヨタのカムリ(CAMRY)にすることができるようだったのでお願いすることにした。
私たちはアメリカの車保険を持っていて、レンタルカーに適用することができる契約になっているので通常はレンタルカーの保険には加入しない。 しかしフロリダ州の州法でレンタルカーを借りる場合は、自賠責保険は自動で加入しないといけないことになっていると言われた。 保険が二重になってしまったわけだが、しょうがないので何かあった場合はレンタルカー会社の方を使うことにした。
もう一つフロリダ州で独特なのが、高速道路の料金だ。 高速道路の料金は車に日本でのETCのようなものが付いている場合は、そのまま走っていれば自動でカードから引き落とされる。 そうでない場合は高速を走ってる最中に、道路脇にある料金所に自分で入って払う必要がある。 この料金所が結構な数があるため、いちいち払うのは結構大変なのだ。 ちなみに高速にはカメラが付いていて、払わないと罰金の請求が来る。
さてレンタルカーを借りた場合だが、大概の車にはこの自動引き落としのシステムが付いている。 私たちはこの説明の部分を聞き逃してしまったようで、何度か料金所に入って払っていた。 しかし冷静に考えれば普通レンタルカーには付いているだろうと、budgetに電話をかけて聞いてみた。 案の定そのシステムが搭載されており、それからは気にすることをやめて、ディズニーワールドまでひた走るのだった。

オーランド国際空港からウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートまでは30分しないくらい。 普段乗っている車から3ランクくらい上のカムリで快適なドライブを楽しむことができた。

ウォルトディズニーワールドのホテルへチェックイン

リゾードに着いたらまずはホテルにチェックイン。 ホテルはディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート。 公式ホームページから予約した。 ところでウォルトディズニーワールドでの支払いやホテル・レストランの予約情報は事前に送られて来るリストバンドに全て入っている。 なのでホテルのチェックインもこのリストバンドをかざすだけで大丈夫。
ちょっと早めの時間だったが、部屋は準備ができているとのことであった。 そこでまずは荷物を部屋においてから、EPCOTに向かうことにした。 部屋はちょっとディズニー風に内装された、2星ホテルのスタンダードルームといったところ。 部屋の中は事前情報である程度覚悟していたのでまあ良かったのだ。 だが部屋の外の壁に近くのプールだか水場で大量に発生した羽虫のようなものがびっしりとついていたのは、ちょっとリゾートホテルとしてはどうかなと思ったが。
しかしうちの両親はリトルマーメイドの内装に満足してくれたようだ。 部屋で写真を撮っては孫に送ったりして、楽しそうにしていたので良かった。

EPCOTを半日で駆け抜ける

さてディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾートからEPCOTまでは正面入り口からバスが出ている。 朝方はかなりの本数がでているし、お昼過ぎの時間でもそんなに待つことなく乗れた。 ホテルからEPCOTまでは10分くらいで到着。

エプコット 入り口

エプコットの入り口

さてこの日のエプコットは半日だけだったので、ちょっと駆け足。 まずはファーストパスで予約しておいた、ミッションスペースへと行く。 ファーストパスというのは初めて使ったが、ほんとに待ち時間がなくて快適にアトラクションが回れて良かった。 ミッションスペースは指示が英語なので、私の両親は少し難しそうにこなしていた。 しかし無事ミッションをクリアすることができたのだった。
続いて向かったのがThe Seas with Nemo & Friends。 確かここもファストパスを取っておいたが、ここはそんなに混んでいなかった。 ゆっくりした展示を楽しむ系の乗り物。
夕食前の最後に向かったのが、スペースシップアース。 エプコット名物のボールの中だ。 ここもゆっくりとした乗り物なのだが、地球の過去から未来に向かっての展示がされている中を動いて行く。 最初の方で撮る写真を使って、ちょっとした個人用のムービーを作ってくれるのが楽しい。 スペースシップアースの後はちょろっと買い物をしてから夕食にした。

夕食はコーラルリーフ・レストラン(Coral Reef Restaurant)。 予約をしていたのだが、それでもなぜかちょっと待ち時間があった。 このレストランは水族館の中で食事を楽しむことができる。 食事は普通の洋食といった感じだが、なかなかに美味しかった。

EPCOTの花火

エプコット 花火

夕食後はこの日のメインである花火を見るために、ワールドショーケースの方へと移動を開始した。 このエリアにある各国のブースをちょろちょろっと見つつ花火までの時間をつぶす。 花火は日本館の前あたりで池沿いの先頭を取ることができたので、そこから眺めることにした。 花火はライトショーと合わせて、だいたい30分程度。 エプコットの花火は繊細な感じというよりは、ダイナミックで勢いのある感じ。 翌日のマジックキングダムの方が個人的には好みだったが、エプコットの花火も別タイプとして一見の価値がある。

エプコット 花火

帰りのバスは花火の後でやや混んでいたが、想定していたよりは全然待たないでホテルまで戻ることができた。 ホテルに戻った私たちは、次の日に備えてすぐさま就寝するのであった。

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海外旅行記・フロリダ 〜オーランド・マイアミ リゾート旅

アメリカ滞在も最終年。 私の両親がアパートを訪ねてくれたタイミングでマイアミ・オーランド方面に旅行に行くことにした。 マイアミ・オーランド方面は基本的にはリゾートである。 ディズニーワールド・ビーチ・クルーズ・良いホテル・良い食事などをのんびりと楽しむことにした。
この投稿では全体の流れを簡単に書くことにし、詳しい内容は1日ごとにわけて投稿することにする。 後ほど〜日目のところにリンクを貼っておくので、興味があったらそちらも覗いていただけたらと思う。

1日目

目的地:ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(エプコット)
ホテル:ディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート
昼食:chick-fil-A(オーランド空港)
夕食:コーラルリーフ・レストラン(Coral Reef Restaurant)

サマリー:この日は移動日。 しかしお昼前にオーランド空港に到着する航空券がとれたので、ディズニーワールドのエプコットを見てまわることにした。 夜の花火は大迫力。
ホテルは両親のリクエストでディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾートの人魚姫の部屋。 内装はまあ絵などが書いてあって良いのだが、部屋のランクは二つ星ホテルのスタンダードルームといったところ。 ディズニーリゾートの中にあるので立地は良いが。 正直私と嫁はもうちょっと良い部屋に泊まりたかったのだが、両親は孫(私の姪)に人魚姫の部屋に泊まったという自慢がしたかったとのこと。

2日目

目的地:ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(マジックキングダム)
ホテル:ディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート
昼食:クリスタル・パレス(The Crystal Palace)

夕食:メキシカン?安めのカフェのようなところで食べたのだがお店がちょっと見つけられなかった。 私は巨大な七面鳥の足を外で買ってきて食べた。

サマリー:1日マジックキングダム。 さすがにディズニーランドって年ではないかなと思う年になってきたが、行ってみると全然楽しめた。 いくつになってもディズニーは良いものらしい。
昼食のクリスタルパレスのブッフェは値段もそれなりだが、意外なほどに美味しかった。 夜のお城のライトアップとともに行われる花火はとても良かった。 ホテルは同じところに連泊。

3日目

目的地:ケネディー宇宙センター、マイアミビーチ
ホテル:サボイホテル(the savoy hotel)
昼食:ORBIT CAFE(ケネディー宇宙センター)
夕食:The Local House(マイアミサウスビーチ)

サマリー:朝食を食べたらディズニーリゾートを離れ、ケネディー宇宙センターへと向かった。 ここは父のリクエスト。 ここもなんとなく子供向けなのかなという勝手な印象を抱いていたのだが、行ってみるととても楽しめた。 3D映画も見たけど、こちらは特に印象には残っていない。 バスで行くセンター内のツアーはとても良かった。
その後マイアミビーチまで移動し、この日のホテルはサウスビーチthe savoy hotelのスイート。 とても良い部屋だったし、スイートとは言っても二部屋取るよりは安いのだ。

4日目

目的地:キーウエスト
ホテル:サンタ・マリア・スイーツ・リゾート
朝食:Europa Delicatessen & Gourmet Market(マイアミ)
昼食:Keys Fisheries(マラソン)
夕食:Half Shell Raw Bar(キーウエスト)

サマリー:朝方にビーチに出かけ日の出時のビーチを散策する。 この日はマイアミからキーウエストまでのドライブ。 途中おいしいシーフードなんぞを食べつつ、エメラルドの海の中の道路をひた走る。 最高に綺麗な海の中のドライブは最高だった。 この日のホテルは高級ホテル・サンタマリアスイート。 しかしほとんどホテルに滞在することなく、クルージングのツアーに旅立つ。 ツアー後は再びシーフードレストラン・バー。 ストーンクラブを試す。 美味しかったが、日本のカニのが好みかな。
ちなみにホテルは素晴らしかった。 ここに泊まるならホテルでゆっくり滞在するのがお勧めだ。 駆け足の旅行にはちょっともったいなかった。

5日目

目的地:キーウエスト
ホテル:フェアフィールド・イン&スイート・マイアミ・エアポート・サウス (Fairfield Inn & Suites by Marriott Miami Airport South)
昼食:Herbie’s Restaurant(マラソン)
夕食:Matsuri(マイアミ)

サマリー:この日はキーウエストでまずは早朝の散歩。 その後朝食後に再び朝のキーウエストを散歩する。 お昼過ぎにはキーウエストを離れ、いくつかの島で観光をしつつマイアミのホテルまで戻るのだった。
夕食はマイアミの祭という日本食レストラン。 日本と遜色のない味で、かつ安い。 アメリカで就職するとしたら沿岸部だなと思ったものだ。 ホテルはフェアフィールドインのLarger studioというタイプの部屋。 キングベッドが一つと、ソファーベッドで4人まで泊まれた。

6日目

移動日

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アメリカの田舎でアパート探し

思い出した時に書いておこうシリーズ。 フィンランドのアパートも決まったことだしアメリカのときのことを思い出して書いてみる。

それはアメリカの某国立研究所でポスドクをすることが決まり、アメリカ移住を待っていたときだった。 アメリカに移住するとなるとアパートを決めなければいけない。 職場のHRがいろいろと不動産のチラシを送ってくれていたのだが、これは正直あまり良いものが載っていなかった。 その後アメリカ時代のボスが職場の若手ポスドクを紹介してくれたので、彼らのおすすめのアパートを訪ねて見ることにしたのだった。 やはり直接住んでいる人に聞くのが一番だ。

アメリカの国立研究所は転勤の費用はポスドクでも5000ドルまでは出してくれる。 なのでアパートを実際に探すのはアメリカについてからで大丈夫であった。 結構良いホテルに泊まっていたが、田舎なので10日でせいぜい1000ドルといったところ。 30日までは泊まってていいというのだから太っ腹な研究所だ。
若手ポスドクたちがオススメしてくれたアパートは二つあった。 しかし一つのアパートは近年中に殺人事件が起こっているということが発覚したので、リストから消去した。 必然残りの一つのアパートをまず訪ねて見たのだった。 この地方(結構な田舎)の普通のアパートメントコンプレックスの価格帯は2ベッドルームで600−1000ドルといったところ。 私の訪ねたところは650ドルだったのでまあ安めの方。
とりあえずアパートに電話をかけてみる。 アメリカに来たばかりで電話でのリスニングはつらいものがあったが、営業時間にリーシングオフィスに来てねと言ってるのくらいはわかった。 リーシングオフィスはぷらっと尋ねていっても対応してくるところもあるが、電話で確認しておかないとかなり待たされることもある。
当日はレンタルしていたピックアップトラックに乗り込みアパートを訪ねた。 管理室の脇には、広い駐車場に結構綺麗なプールが見える。 なかなか良い感じだ。 平日の昼間だったから誰もいなかったが。 リーシングオフィスに入ると、優しそうなおばちゃんがアパートについて簡単に説明してくれた。 部屋を見たいとのことをつげると空き部屋まで案内してくれた。 部屋はやや古いものの、それなりに綺麗な絨毯引きのリビングルーム、ベッドルームとウオークインクローゼット。 ちょっと古いが清潔と言って良いレベルのバスルーム。 また広いキッチンがあった。 シャワーの水圧をチェックしたところ水の勢いは十分以上。 2ベッドルームに650ドルという値段を考えたら、即決で良いかなというレベルであった。

そこでリーシングオフィスに戻った私は契約したいという旨を伝えた。 すると今見た空き部屋のクリーニングが終わるのが、数日後とのことであった。 そこでその日から入居するということで、管理人と契約書を交わしたのだった。 契約は10枚ぐらいの契約書類にイニシャルでサインをしていくだけ。 一枚だけフルの署名を求められたかな。 書いてあるのは部屋を汚したらどうのこうのや、出て行くときにどの程度前に知らせる必要があるかなどの事項。 もちろん一通り読むべきだろうが、そんなに大したことは書いていない。
その後クリーニングの都合予定していた部屋じゃなくて別の部屋になってしまうが良いか?というメールが来た。 日当たりなどを考えると新しい部屋の方がむしろ良かったので快諾。 数日後には無事新しい部屋に入居することができたのだった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜立ち寄りスポットと豆情報

グランドサークルシリーズは、この投稿で一休み。 グランドサークルは是非とももう一度訪れたい場所なので、その時にはこのシリーズも再開したいと思う。 このひとまず最後の投稿では、ちょっと立ち寄った場所・ポイントや、良かったホテル・レストランなどを記していきたい。

〜ドライブだけでテンションが上がるグランドサークル〜

他に何もない荒野を突っ走るのはとても気持ちが良い。

絶景の中をゆっくりとドライブするのもまた良し。

白い雲と青い空の下、砂道を疾走するのも面白い。

グランドサークルには素晴らしいドライブコースが揃っている。

 

〜ほっとする普通の観光地・レイクパウエル〜

日の入り時のレイクパウエル

日の入り時のレイクパウエル

レイクパウエルはアリゾナ州ページからすぐの綺麗な湖、リゾート地になっている。 クルージングなどしてみたり、のんびり休憩を1日挟むのも悪くないかもしれない。 私たちは湖そばの眺めの良いレストランでディナーを食べただけだが。 眺めはとても良く、味はそこそこだったかな。

〜砂漠の日の入り・コーラルピンク砂丘州立公園〜

コーラルピンク砂丘州立公園

コーラルピンク砂丘州立公園の日の入り

予定にはなかったが、時間があったので立ち寄った州立公園。 ユタ州カナブ(kanab)にて日の入りまで一時間ほど。 日の入りが綺麗に見える近くの場所をウェブでサーチした結果見つかったのがコーラルピンク砂丘州立公園(coral pink sand dunes state park)であった。 カナブからは車で30分ほどの距離。 到着するころには、太陽はちょうど地平線の木々の中に隠れ出すところであった。 そんな時間なので職員さんはもう帰ってるかなと思いきや、しっかりと入場料を払う必要があった(夕方だったので3ドルくらい)。 せっかくなので日の入りの写真を撮った後も、残りの明かりで砂の上で二人しばらく遊んでいた。

コーラルピンク砂丘州立公園

コーラルピンク砂丘州立公園・日の入り後

ちなみに帰り道では暗闇の中で、大量の牛さんたちが道路を塞いでいた。 ここに限らずだが、夜間は動物注意である。

コーラルピンク砂丘の牛

コーラルピンク砂丘の牛

美味しかったレストラン情報

Thai sapa(ザイオン国立公園)

ドランクンヌードルの味付けがとても良かった。 グリーンカレーも美味しかった。

Szechuan restaurant(モアブ)

ナスの炒め物が美味しかったかな。

良かったホテル情報

Best western plus canyonlands inn(モアブ)

部屋はきれい。 朝食のブッフェもいろいろ選択肢があって良かった。

the view hotel(モニュメントバレー)

何よりもバルコニーからの眺め、日の出が最高。

Grand Circle Bed & Breakfast(カナブ)

B&B。 綺麗な部屋と大きなバス。 朝食がとても美味しかった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜エンジェルズランディング

グランドサークルの旅七日目。 ザ・ウェーブの抽選を三たびはずしたこの日、私たちは前日のナローズでの川歩きに続きザイオン国立公園を再訪することになったのだ。 ザイオン国立公園にはエンジェルズランディングという素敵な名前のトレイルがある。 名前通りというべきなのか似合わずというべきか、なかなかに歩きごたえのあるトレイルであった。

舗装路を登るエンジェルズランディング前半

ザイオン国立公園 エンジェルズランディング

エンジェルズランディング・最初は整備された登り道

前日同様ユタ州カナブ(kanab)からビジターセンターまで移動した私たち。 エンジェルズランディングは天気が良ければ、鉄砲水などの心配はない。 そこでビジターセンターはスキップして、シャトルバスに直接乗り込む。 グロット(The grotto)という停留所で降りると、ハイキングトレイルの入口はすぐそこである。 最初は上写真のような割と整備された道をウォーミングアップとばかりに登って行く。 それなりに傾斜のある登りが続くので、水など必要なもの以外は荷物を最低限にしておいた方が楽に登れるだろう。 下写真のようなジグザグの登り道までたどり着いたら中間地点はもうすぐそこだ。

ザイオン国立公園 エンジェルズランディング

エンジェルズランディング・中間地点まで後少し

岩を登るエンジェルズランディング後半

私たちは休みをとりつつゆっくり目のペースで登ったので、中間地点にたどり着いた時には一時間半程の時が過ぎていた。 中間地点までは走って登って行く人もいるくらいなので、時間が押している人はずっと早く登ることが可能だろう。 さて、ここからがエンジェルズランディングの本番である。 下の写真のような岩場の尾根を踏破するのだ。 拡大していただくと、豆粒のような人々が尾根の上に見えるかと思う。

ザイオン エンジェルズランディングエンジェルズランディングの本番・山頂への尾根

ザイオン エンジェルズランディング

チェーンの補助付きの岩登り

岩場は狭く、時折ほぼ垂直に登っていかないといけないような場所もある。 また脇の方をひょいとのぞけば絶壁の崖だ。 しかし難しい場所には必ずチェーンが張ってあるので、下を見ないように少しずつ登って行けば問題ない。 私は高所は苦手な方なのだが、一時間ほどかけてエンジェルズランディングの山頂までたどり着くことができた。

ザイオン エンジェルズランディング 山頂

エンジェルズランディングの終点・山頂

エンジェルズランディングの山頂からの峡谷の眺めは、苦労して登って来たこともプラスして格別の絶景となる。 4−5時間をザイオン国立公園で取れる方は是非この景色を自分の目で見ていただきたい。

しばらく山頂で過ごしていると、小さな雨雲が近づいて来て小雨が降り出した。 幸いなことに小雨程度であれば足元が悪化して劇的に滑り易くなったりはしなかった。 しかし雨が強く降り出したら話は別だろう、天候には十分注意する必要がある。 幸い軽い通り雨であったため、私たちは問題なく下り切ることができた。 私たちは四時間半をかけてエンジェルズランディングを踏破したのだ。 その後ブライスキャニオン国立公園へと移動するのだが、運転中に足がつりかけて大変だったことを覚えている。

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海外旅行記・グランドサークル 〜ナローズのんびり川歩き

グランドサークルシリーズは、場所を移してユタ州ザイオン国立公園。 ザイオン国立公園は、グランドサークルの国立公園の中ではやや特殊な感じがある。
まず岩や大地などの無機物の美しさが目を引くことの多いグランドサークルの中で、比較的緑に包まれた国立公園である。 その景観はもちろん美しく、見ておくべきスポットは多い。
しかしそれより何より、ザイオン国立公園内の各所はエンターテインメント性に富んでいるのだ。 ザ・ウェイブの抽選を外したこともあり、ザイオン国立公園のハイキングトレイルを二つ試すことができた。 そのうちの一つがコロラド川の支流ヴァージン川(virgin river)の中をひたすら歩くハイキングトレイル・・・ナローズである。

ザイオン国立公園ナローズへのアクセス

ザイオン国立公園ナローズ

ヴァージン川を歩くザイオン国立公園・ナローズ

グランドサークルの旅6日目の朝。 ユタ州カナブ(kanab)のビジターセンターで無事ザ・ウェーブの抽選を外した私たちは、その足でザイオン国立公園へと向かった。
カナブからザイオン国立公園のゲートまでは車で40分程度。 道も非常にわかりやすくアクセスの良い国立公園だ。 年間パスを使ってゲートをくぐり抜ける。 のんびりとドライブしていると、道路沿いのいくつかの観光スポットを見ることができる。 トンネルをいくつかくぐりつつ山道を走ると、大きな駐車場があるビジターセンターにたどりつく。
ビジターセンターで今日のナローズの最新情報を簡単に確認した後、シャトルバスに乗り込む。 シャトルバスは5ー10分おきくらいだっただろう。 ナローズに行くには、終点のテンプルオブシナワバ(temple of shinawava)まで行けば良い。 途中鹿などの野生動物に遭遇すると運転手がスピードを落として、教えてくれたりする。
シナワバのシャトルバスの停留所には比較的綺麗なトイレがついていた。 ここからナローズの入口にたどり着くには、1kmと少し川沿いの舗装路を歩いて行く必要がある。 このリバーサイドウオークの入口に、ナローズでの鉄砲水の可能性を表示する掲示板があり、この日は確率が非常に低いという表示であった。

ナローズでの川歩きに準備するもの

ナローズ ザイオン国立公園

膝程度までの深さのあるナローズ

さてナローズは川沿いではなく川の中を歩くので、しっかりと準備を整えておく必要がある。 上半身は暑ければTシャツで良いが、川の中にいると意外と涼しく感じるかもしれないので、念のため上着は持っていた方が良いだろう。 下半身は私はハーフスパッツ型の競泳用水着を履いていたが、普通の薄手のショートパンツでも大丈夫。
靴は川歩き用の水に濡れても良く歩き易いウオーターシューズ的なものを準備した方が良いだろう。 また結構な距離を歩いてしまうものなので、十分に靴はならしておいた方が良い。 私は数度しか履いていない新しい靴で若干靴擦れした。
川の中を歩くわけだが、川の水は飲めないので、十分な飲料水も持って行く必要もある。 そこらへんに落ちている流木を使っても良いが、杖を使っている人は多かった。 それなりに流れの速いところを歩くこともあるので、装備が整っているにこしたことはない。

ナローズでの川歩き

ナローズの開始地点付近

ナローズのスタート付近

この日は天候に恵まれていた。 やや冷たい川の中を歩いていて、暑くも寒くも感じない程度の気温。
スタート地点は足が浸かる程度の深さで流れもさほど早くない感じ。 上流に向かって進むにつれて、膝から太もも程度までの深さの場所を歩く必要があったり、浅くとも流れが早く歩きにくい場所などもあった。
しかし川の中を濡れるのも気にせず歩くというのはなかなかにして楽しい。 童心に帰りつつ三時間ほど進んだところで、目標地点であった分岐点までたどり着くことができた。 それほど疲れていたわけでもなかったが、帰り道も同じ距離を歩かないといけないのでここで引き返すことにしたのだ。 ちなみにこの先にもう少し進むと、かなり水深が深い場所があるようだ。
帰り道は川の流れと同じ方向に歩くわけだが、だからといってそんなに楽できるというわけでもない。 下流側からスタートする場合は、十分に余力を持った段階で引き返す必要がある。 ちなみに上流側からスタートする場合は事前に許可を得る必要があり、キャンプを挟みつつ1日かけて踏破するそうだ。

無事スタート地点まで戻った私たちは、川の中を歩いたため普段とは違うタイプの疲れを感じていた。 ビジターセンターまでシャトルバスで戻り、入って来た方とは反対側の出口側のタイ料理レストランにて夕食をとった。 あまりよろしくないレビューも散見されたが、私たちが頼んだメニューは国立公園の側で食べてるとは思えないほどとても美味しかった(グリーンカレー、ドランクンヌードル、サモサだったかな・・・)。 メニューかシェフの当たり外れがあるのかもしれない。 その後ザイオン国立公園を通り抜けて、カナブまで戻るのであった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜西部の荒野モニュメントバレー

多くの人が西部劇という言葉でイメージする景観というのは、ここモニュメントバレーなのではないだろうか。 果てしない荒野と、メサ・ビュートと呼ばれる大岩のオブジェが独特の景観を作り出している。 私たちのグランドサークルの旅の二つ目の目的地であった。

モニュメントバレーへのアクセスとビューホテル

ビューホテルからのモニュメントバレー

お昼過ぎにモアブ(moab)を発った私たちは、夕方にはモニュメントバレーに到着した。 道中はメキシカンハットと呼ばれる岩に立ち寄ったくらい。 有名なモニュメントバレーに続く一本道の写真撮影はしたかったのだが、ちょうどその辺りを通る時に視界がほぼ無いくらいの豪雷雨に遭遇。 諦めることにする。
モニュメントバレーへのゲートにたどり着いた頃には雨は上がったのだが、残念ながら天気は今ひとつであった。 ゲートで20ドルの入場料を払い敷地に入りビューホテルに向かった。
ビューホテルはモニュメントバレーの敷地内にある唯一のホテルで、部屋のバルコニーからモニュメントバレーの荒野を一望することができる。 そのぶんお値段は高くなっており、普通のアメリカンタイプの一部屋が300ドルほどする。 しかし部屋のバルコニーにのんびりと座りつつ、夕暮れ時のモニュメントバレーの景観を満喫できることを考えれば安いものだろう。
唯一残念であったのは、天候に恵まれず夕日に染まって行くモニュメントバレーを見ることができなかったことだ。 日没後はちょっと疲れていたこともあり、部屋でインスタントヌードルを食べて就寝することにした。

ビューホテルからの日の出鑑賞

ビューホテルの部屋からの日の出

早朝夜明け前に起き出して日の出を待つ。 ビューホテルのもう一つの良い点は、バルコニーが東向きであることだ。 この方角のおかげでモニュメントバレーでは日の出を部屋のバルコニーから楽しむことができたのだ。 太陽がビュートの後ろから現れて来る様子に、眠たさも忘れて見入ってしまった。 ちなみに嫁はベストの角度と視界を求めて、ホテルのレストラン側の方に写真を撮りに行っていた。
朝食付きでホテルを取っていたので、その後朝食のブッフェを食べた。 レストランからの眺めもとても良いが、そんなにチョイスもなく味も普通。 何か買っておいて食べるならそれも良いだろう。

モニュメントバレーのトレイルで荒野の散策

朝食後にホテルをチェックアウトし、モニュメントバレー内のビュートの周りを一周するワイルドキャットトレイル(wildcat trail)に向かうことにした。 このトレイルの開始地点はとてもわかりにくく、しばらく見つけることができなかった。 掃除のお姉さんに聞くと、道なき道をおりて行けば良いとのこと。 実際には別の正しい開始地点があったのかもしれないが、とりあえずそこからおりていきいつのまにやらトレイルに合流していた。
ワイルドキャットトレイルは5kmの周回コース。 ホテルにはそれなりに人がいたが、このトレイルで見かけたのは一組くらい。 近づくと巨大なビュートと私たちだけが広大な荒野の中に静かに佇んでいるというのは、何やら不思議でもあり心地よい感じでもあった。 気温はかなり高くなっていたので、水休憩を頻繁にとりつつのんびりと一周。

Monument Valley

ワイルドキャットトレイルから撮影

モニュメントバレーの荒野をドライブ

ウォーキングの後は車に乗り換えて、モニュメントバレー内のドライビングコースに向かった。 SUVの車をレンタルし、またできれば4WDにしておきたかったのはここを走るためでもある。 とはいえ前日の雨にもかかわらず想定していたよりはずっと道の状態は良く、このドライブコースは普通の車でも大丈夫であったかもしれない(実際に普通の車が走っているのを見かけた)。
最初の下りが若干急勾配であり見た目的には不安な感じだが、走り始めてしまえば大したことはない。 このドライブコースには映画の撮影に使われたような場所がいくつかあり、そう行った地点での景観は確かに何かの西部劇で見たことのあるような感じであった。 しかし何よりもそういった光景の中を自分でドライブできるというのは、とても気持ちの良い体験でもあった。
敷地内のドライブはナバホ族のツアーに参加することもできるが、自分でドライブしてみるのも悪くないプランだと思う。

モニュメントバレービューホテルから去りつつ

ウォーキングとドライブが終わったのが午後2時前後であっただろう。 モニュメントバレーを離れ、アリゾナ州ページへと向かうのであった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜メサアーチでの日の出

私たちのグランドサークルの旅でのベストの日の出は、ここメサアーチのものであった。
ちょうど東側向きに配置されたメサアーチと眼前に広がる広大な大地からの日の出は、言葉では言い表しがたい圧倒的なものであったのだ。

キャニオンランズ国立公園・メサアーチへのアクセス

メサアーチでの日の出

この日は日の出の二時間半前4時に起きだし、4時半にはホテルを発った。 モアブ(moab)からメサアーチのあるキャニオンランズ国立公園(canyonlands national park)までは車で45分ほど。
暗闇の中を運転していくことになるので、野生動物の飛び出しを含め運転には気をつける必要がある。 途中キャニオンランズ国立公園への入場ゲートをくぐるが、早朝の時間帯ならば無料で通り抜けられたはずだ。
駐車場はそれなりに広く、日の出の時間帯に埋まっていることはないだろう。 確かトイレも駐車場についていたと思う。

短いトレイルを歩きメサアーチへ

さて駐車場からは1kmちょっとの周回トレイル。 メサアーチはちょうど中間地点くらいにあるので、500mほども歩けばたどり着くことができる。 道中は日の出前であるのでもちろん真っ暗闇なので、何かしら照明を準備しておく必要がある。 私たちはヘッドライトを持参した。
多少道順がわかりにくいところがあるものの、大きく道を間違えるようなところはないと思う。 なんとなく歩き続けていれば、メサアーチにたどり着くことができるはずだ。
私たちは日の出一時間ほど前にメサアーチにたどり着き、この日の一番乗り。 嫁は写真を収めるベストスポットを探すべく、いくつかのポイントを見比べてテストをしていた。 しばらくうろちょろしていると嫁はベストな位置を見つけたようで、三脚を固定して日の出の時を待っていた。
私はアーチの周りを散策しつつ、ぼんやりと明るくなりつつある渓谷の眺めを楽しんでいた。  20分から30分前になるとメサアーチの周りには次々と人が現れ、各々自分のベストの場所を探しつつ日の出を待つ。 嫁は良い場所を取れていたようで、嫁の周りには多くの人が三脚を設置していた。

メサアーチに昇る日の出

そして冒頭に戻る。 太陽が最初に顔を出して、広大な渓谷を照らし出していき、そしてメサアーチを赤く染め上げる。 その十数分の間の景観の変化の美しさは、早起きして苦労してたどり着く価値のあるものであった。 英語版の方でそのうちの数瞬を切り取った写真を見ることができる。

日の出後のメサアーチ・別角度から

メサアーチでは、日の出の後も広大なキャニオンランズの眺めを楽しむこともできる。 しかし時間に余裕のある方は是非この日の出の時間帯を試していただきたい。

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海外旅行記・グランドサークル 〜アーチーズ国立公園

アーチーズ国立公園は私たちの旅の最初の目的地であった。 グランドサークルの北側に位置しており、グランドジャンクション空港から二時間ほどのドライブとアクセスが良かったからだ。 2時過ぎくらいだっただろうか、私たちはまずユタ州モアブ(Moab)に到着した。

デリケートアーチでの日の入りを目指したが

この日のメインの目的はデリケートアーチでの日の入りの鑑賞であったため、ベストウエスタンキャニオンランズインに先にチェックインをした。 その後ホテルの近くの四川レストランで、数品テイクアウトをしてホテルで食べた。 このレストランは最近のレビューはさほどでもないようだが、私たちの頼んだメニューは結構美味しかった。 それから近くのスーパーに立ち寄り、携帯食とペットボトルの水を30本くらいまとめ買いし車に積み込む。
もともと5時過ぎくらいにアーチーズ国立公園を訪れる予定だったのだが、この時点で4時。 待っているのもなんなので少し早めにアーチーズ国立公園に向かうことにした。

アーチーズ国立公園の入口はモアブから車で10分ほど。 ゲートでは国立公園の入場券を買う必要がある。 私たちは複数の国立公園を回る予定であったので、80ドルの年間パスを購入した。 ゲートをくぐってからのドライブの方がやや長く、30分ほどのんびりドライブをするとデリケートアーチの駐車場(Wolfe Ranch parking area)にたどり着いた。
デリケートアーチへのトレイルは2kmと少しだが、約150mの勾配がある。 この時点での気温が39度ー40度あり、また日陰のない岩場の中ではさらに暑く感じた。 しかし一つ目の訪問地に興奮していた私たちは、休みを取ることなく20分ほど歩き続けたのだ。
そんな中デリケートアーチへの中間地点くらいだっただろうか・・初めての水休憩を取っていたところで、嫁の母が日当たりをおこして倒れてしまったのだ。 少しだけ生えている木の陰に移動して、十分に水分をとってもらう。 しばらく休むともう大丈夫だという嫁の母であったが、これ以上登り続ける危険をおかすことはない。 デリケートアーチは諦めて、ゆっくりと下山することにした。
あーチーズ国立公園を夏場に訪問される方は、十分に休みをとりつつ歩く計画を立てていただきたい。 下山後車の冷房の中で十分に休んだ私たちは、もう一つ奥の駐車場に向かうことにした。 デリケートアーチは下からのビューポイントもあるのだ。

ビューポイントから:デリケートアーチと日没を待つ多くの人々

ウインドウズセクションの日の入りから月の出

その後で私たちはウインドウズセクション(windows section)に向かうことにした。 ウインドウズセクションでは、駐車場からほとんど歩く必要がなかったからだ。 この日は日没時はそれほど天気が良くなかったが、ウインドウズセクションのアーチと日没の雰囲気は何か静謐な感じがするものであった。
その後帰り道で車が何台か止まっているのに気づいた。 動物でもいたのかと隣に停めて周りを見渡して見ると、ちょうど月が昇るところであったのだ。 アーチーズ国立公園の平野を月明かりが照らす様はとても印象深いものであった。

アーチーズ国立公園での月の出

デビルズガーデンの散策

二日目は朝方にメサアーチでの日の出鑑賞をしてから再びアーチーズ国立公園を訪れた。 嫁の母も完全回復したため、デビルズカーデン(devils garden)のトレイルにチャレンジすることにした。 デビルズガーデンには広い駐車場があり、ビジターセンターから約30分ほどのドライブで到着できる。
この日もとても暑かったので、前日の反省を踏まえてゆっくりと休憩をとりつつ進むことにした。 とはいえこのトレイルはだいぶ平坦な道のりであり、また日陰も比較的探しやすい。 一時間ほどかけてランドスケープアーチ(landscape arch)までたどり着くことができた。 ランドスケープアーチは今にも崩れ去りそうな巨大な細いアーチである。 時折崩落があり、いつかは崩れ去ってしまう可能性があるので見れるうちに見ておいた方が良いアーチだ。 その先にも良いスポットがいくつもあるのだが、私たちはここで戻ることにした。

細く巨大なランドスケープアーチ

その後モアブのカフェでサンドイッチをつまんだ後、モニュメントバレーへと旅立ったのだった。

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