海外旅行記・フロリダ 〜ディズニー・ワールド EPCOT

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは飛行機で行く場合は、オーランド国際空港からのアクセスが良い。 私たちは田舎暮らしなので直通の飛行機はなく、アトランタ乗り換えでオーランド国際空港まで来たのだった。 幸いなことに乗り換えがあっても、お昼にはたどり着くことのできるフライトだった。

オーランド国際空港からレンタルカーでディズニーワールドへ

オーランド国際空港はすでにディズニー色の見え隠れする空港で、ちょっとずつ気持ちが盛り上がってくるのを感じた。 まずは腹ごしらえと空港内にあったChick-fil-Aでスパイシーチキンサンドイッチとその他もろもろを食べる。 スパイシーチキンサンドイッチはいつでもどこでも美味しいのでおすすめ。
その後空港を出口方面に向かって歩いて行くと、レンタルカーのオフィスは出口のすぐそばのあたりにある。 さすがに一大観光地のレンタルカーオフィスであり、各店舗大きめのオフィスに加えて並ぶためのロープのラインがはられていた。 とはいえこの時間は全く混んではおらず、予約していたbudgetのオフィスへと向かうと並ぶことなく受付ができた。
親切なお姉さんが予約の確認をし、借りられる車の車種を教えてくれる。 確かこのときはディスカバーカード経由で申し込んでおり、特典のランクアップが使えるかどうかを聞いてみた。 するとトヨタのカムリ(CAMRY)にすることができるようだったのでお願いすることにした。
私たちはアメリカの車保険を持っていて、レンタルカーに適用することができる契約になっているので通常はレンタルカーの保険には加入しない。 しかしフロリダ州の州法でレンタルカーを借りる場合は、自賠責保険は自動で加入しないといけないことになっていると言われた。 保険が二重になってしまったわけだが、しょうがないので何かあった場合はレンタルカー会社の方を使うことにした。
もう一つフロリダ州で独特なのが、高速道路の料金だ。 高速道路の料金は車に日本でのETCのようなものが付いている場合は、そのまま走っていれば自動でカードから引き落とされる。 そうでない場合は高速を走ってる最中に、道路脇にある料金所に自分で入って払う必要がある。 この料金所が結構な数があるため、いちいち払うのは結構大変なのだ。 ちなみに高速にはカメラが付いていて、払わないと罰金の請求が来る。
さてレンタルカーを借りた場合だが、大概の車にはこの自動引き落としのシステムが付いている。 私たちはこの説明の部分を聞き逃してしまったようで、何度か料金所に入って払っていた。 しかし冷静に考えれば普通レンタルカーには付いているだろうと、budgetに電話をかけて聞いてみた。 案の定そのシステムが搭載されており、それからは気にすることをやめて、ディズニーワールドまでひた走るのだった。

オーランド国際空港からウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートまでは30分しないくらい。 普段乗っている車から3ランクくらい上のカムリで快適なドライブを楽しむことができた。

ウォルトディズニーワールドのホテルへチェックイン

リゾードに着いたらまずはホテルにチェックイン。 ホテルはディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート。 公式ホームページから予約した。 ところでウォルトディズニーワールドでの支払いやホテル・レストランの予約情報は事前に送られて来るリストバンドに全て入っている。 なのでホテルのチェックインもこのリストバンドをかざすだけで大丈夫。
ちょっと早めの時間だったが、部屋は準備ができているとのことであった。 そこでまずは荷物を部屋においてから、EPCOTに向かうことにした。 部屋はちょっとディズニー風に内装された、2星ホテルのスタンダードルームといったところ。 部屋の中は事前情報である程度覚悟していたのでまあ良かったのだ。 だが部屋の外の壁に近くのプールだか水場で大量に発生した羽虫のようなものがびっしりとついていたのは、ちょっとリゾートホテルとしてはどうかなと思ったが。
しかしうちの両親はリトルマーメイドの内装に満足してくれたようだ。 部屋で写真を撮っては孫に送ったりして、楽しそうにしていたので良かった。

EPCOTを半日で駆け抜ける

さてディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾートからEPCOTまでは正面入り口からバスが出ている。 朝方はかなりの本数がでているし、お昼過ぎの時間でもそんなに待つことなく乗れた。 ホテルからEPCOTまでは10分くらいで到着。

エプコット 入り口

エプコットの入り口

さてこの日のエプコットは半日だけだったので、ちょっと駆け足。 まずはファーストパスで予約しておいた、ミッションスペースへと行く。 ファーストパスというのは初めて使ったが、ほんとに待ち時間がなくて快適にアトラクションが回れて良かった。 ミッションスペースは指示が英語なので、私の両親は少し難しそうにこなしていた。 しかし無事ミッションをクリアすることができたのだった。
続いて向かったのがThe Seas with Nemo & Friends。 確かここもファストパスを取っておいたが、ここはそんなに混んでいなかった。 ゆっくりした展示を楽しむ系の乗り物。
夕食前の最後に向かったのが、スペースシップアース。 エプコット名物のボールの中だ。 ここもゆっくりとした乗り物なのだが、地球の過去から未来に向かっての展示がされている中を動いて行く。 最初の方で撮る写真を使って、ちょっとした個人用のムービーを作ってくれるのが楽しい。 スペースシップアースの後はちょろっと買い物をしてから夕食にした。

夕食はコーラルリーフ・レストラン(Coral Reef Restaurant)。 予約をしていたのだが、それでもなぜかちょっと待ち時間があった。 このレストランは水族館の中で食事を楽しむことができる。 食事は普通の洋食といった感じだが、なかなかに美味しかった。

EPCOTの花火

エプコット 花火

夕食後はこの日のメインである花火を見るために、ワールドショーケースの方へと移動を開始した。 このエリアにある各国のブースをちょろちょろっと見つつ花火までの時間をつぶす。 花火は日本館の前あたりで池沿いの先頭を取ることができたので、そこから眺めることにした。 花火はライトショーと合わせて、だいたい30分程度。 エプコットの花火は繊細な感じというよりは、ダイナミックで勢いのある感じ。 翌日のマジックキングダムの方が個人的には好みだったが、エプコットの花火も別タイプとして一見の価値がある。

エプコット 花火

帰りのバスは花火の後でやや混んでいたが、想定していたよりは全然待たないでホテルまで戻ることができた。 ホテルに戻った私たちは、次の日に備えてすぐさま就寝するのであった。

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海外旅行記・フロリダ 〜オーランド・マイアミ リゾート旅

アメリカ滞在も最終年。 私の両親がアパートを訪ねてくれたタイミングでマイアミ・オーランド方面に旅行に行くことにした。 マイアミ・オーランド方面は基本的にはリゾートである。 ディズニーワールド・ビーチ・クルーズ・良いホテル・良い食事などをのんびりと楽しむことにした。
この投稿では全体の流れを簡単に書くことにし、詳しい内容は1日ごとにわけて投稿することにする。 後ほど〜日目のところにリンクを貼っておくので、興味があったらそちらも覗いていただけたらと思う。

1日目

目的地:ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(エプコット)
ホテル:ディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート
昼食:chick-fil-A(オーランド空港)
夕食:コーラルリーフ・レストラン(Coral Reef Restaurant)

サマリー:この日は移動日。 しかしお昼前にオーランド空港に到着する航空券がとれたので、ディズニーワールドのエプコットを見てまわることにした。 夜の花火は大迫力。
ホテルは両親のリクエストでディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾートの人魚姫の部屋。 内装はまあ絵などが書いてあって良いのだが、部屋のランクは二つ星ホテルのスタンダードルームといったところ。 ディズニーリゾートの中にあるので立地は良いが。 正直私と嫁はもうちょっと良い部屋に泊まりたかったのだが、両親は孫(私の姪)に人魚姫の部屋に泊まったという自慢がしたかったとのこと。

2日目

目的地:ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(マジックキングダム)
ホテル:ディズニーズ・アート・オブ・アニメーション・リゾート
昼食:クリスタル・パレス(The Crystal Palace)

夕食:メキシカン?安めのカフェのようなところで食べたのだがお店がちょっと見つけられなかった。 私は巨大な七面鳥の足を外で買ってきて食べた。

サマリー:1日マジックキングダム。 さすがにディズニーランドって年ではないかなと思う年になってきたが、行ってみると全然楽しめた。 いくつになってもディズニーは良いものらしい。
昼食のクリスタルパレスのブッフェは値段もそれなりだが、意外なほどに美味しかった。 夜のお城のライトアップとともに行われる花火はとても良かった。 ホテルは同じところに連泊。

3日目

目的地:ケネディー宇宙センター、マイアミビーチ
ホテル:サボイホテル(the savoy hotel)
昼食:ORBIT CAFE(ケネディー宇宙センター)
夕食:The Local House(マイアミサウスビーチ)

サマリー:朝食を食べたらディズニーリゾートを離れ、ケネディー宇宙センターへと向かった。 ここは父のリクエスト。 ここもなんとなく子供向けなのかなという勝手な印象を抱いていたのだが、行ってみるととても楽しめた。 3D映画も見たけど、こちらは特に印象には残っていない。 バスで行くセンター内のツアーはとても良かった。
その後マイアミビーチまで移動し、この日のホテルはサウスビーチthe savoy hotelのスイート。 とても良い部屋だったし、スイートとは言っても二部屋取るよりは安いのだ。

4日目

目的地:キーウエスト
ホテル:サンタ・マリア・スイーツ・リゾート
朝食:Europa Delicatessen & Gourmet Market(マイアミ)
昼食:Keys Fisheries(マラソン)
夕食:Half Shell Raw Bar(キーウエスト)

サマリー:朝方にビーチに出かけ日の出時のビーチを散策する。 この日はマイアミからキーウエストまでのドライブ。 途中おいしいシーフードなんぞを食べつつ、エメラルドの海の中の道路をひた走る。 最高に綺麗な海の中のドライブは最高だった。 この日のホテルは高級ホテル・サンタマリアスイート。 しかしほとんどホテルに滞在することなく、クルージングのツアーに旅立つ。 ツアー後は再びシーフードレストラン・バー。 ストーンクラブを試す。 美味しかったが、日本のカニのが好みかな。
ちなみにホテルは素晴らしかった。 ここに泊まるならホテルでゆっくり滞在するのがお勧めだ。 駆け足の旅行にはちょっともったいなかった。

5日目

目的地:キーウエスト
ホテル:フェアフィールド・イン&スイート・マイアミ・エアポート・サウス (Fairfield Inn & Suites by Marriott Miami Airport South)
昼食:Herbie’s Restaurant(マラソン)
夕食:Matsuri(マイアミ)

サマリー:この日はキーウエストでまずは早朝の散歩。 その後朝食後に再び朝のキーウエストを散歩する。 お昼過ぎにはキーウエストを離れ、いくつかの島で観光をしつつマイアミのホテルまで戻るのだった。
夕食はマイアミの祭という日本食レストラン。 日本と遜色のない味で、かつ安い。 アメリカで就職するとしたら沿岸部だなと思ったものだ。 ホテルはフェアフィールドインのLarger studioというタイプの部屋。 キングベッドが一つと、ソファーベッドで4人まで泊まれた。

6日目

移動日

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海外旅行記・中国 〜黄山3日目 下山は楽だが足にくる

さていよいよ黄山も最終日の3日目。

清涼台からの日の出

今度こそはと日の出を狙いに、夜明け前に出立した。 場所は前日の下見で決めておいた清涼台。 やはり一時間前くらいにはポイントへ到着した。 今回もこのポイントでは一番乗り。 途中私たちを抜いて行った人たちがちらほらいたのだが、きっと彼らは猴子観海・獅子峰に向かったのだろう。 待つことしばらく、夜明け近くになると大量の人が日の出ポイントに集まっていた。

黄山 清涼台の日の出
黄山 日の出時の清涼台

しかし、この日も残念ながら天候には恵まれなかった。 雲の流れが早かったのでしばらく待って見たものの、ご来光を拝むことは叶わず。 やや赤くなった雲と黄山の朝の眺めはそれでも荘厳であったが。 日本からの団体のグループも見かけたが、残念そうに戻っていっていた。 せっかくなので、しばらく周囲の朝の景色を楽しんでからホテルへと戻った。

ホテルの朝食はバイキング形式。 確かホテルの地階の結構きれいなレストランが会場。 おかゆ・包子などの主食類が豊富でそれなりの品数のおかずもついていて、味もなかなかに美味しかった。

お手軽に眺めの良い始信峰

黄山 始信峰

黄山・アクセスの良い始信峰からの良い眺め

朝食後荷物をまとめてからチェックアウトをすませた。 最終日なのでこの日は再び荷物と一緒に移動する必要がありちょっと大変。 この日の最初の目的地は始信峰。 ホテル獅林大酒店からはすぐそこで30分しないくらい。 アクセスの良いピークである。
始信峰は最後の登りが狭い道になっていて、一方通行しかできないくらい。 しかしここもアスレチック的な感じでなかなか楽しい。 始信峰の頂上にはいくつかビューポイントがあり、どこも眺めがとても良い。 アクセスの良さとその景観の良さを考えると、コストパフォーマンスの良いピークだといえる。

后山側をひたすら降る

始信峰の後ははいくつか松や岩などの景観ポイントを流し見しつつ、后山側のロープウェイを目指した。 ロープウェイの駅までたどりついたら最後のもう一踏ん張り。 数百メートルほどの登りがある。 ここを乗り越えたら、後はひたすら出口に向かって下るのみである。 三時間ほどかけて、后山側の入り口までたどり着くことができた。 この日はほぼ降りだったが、この時には足を動かすのが難しいくらい疲れていた。
后山側の入り口についたらバス乗り場がある。 チケット売り場でチケットを購入し乗り込めば良い。 私たちは長距離バスステーションの近くまで乗せてもらった。 行き先が有名どころでない場合は運転手に確認して置いた方がよいのかもしれない。 1グループが彼らのバス降り場をめぐって運転手と口論を繰り広げていた。

バスを降りたのが12時半くらいで、杭州へのバスへは一時間ほど待ち時間があった。 近場にいた公安のおじいさんにおいしい麺の店を聞いて入ってみる。 長距離ステーションの近くの屋台だったが、このお店は残念ながらハズレであった。 またまにはこういうこともあるかと諦めて杭州への帰路へついたのだった。

 

コース:
獅林大酒店(4:30)ーー清涼台(5:00-6:00)ーー獅林大酒店(6:30)
獅林大酒店(8:00)ーー始信峰(8:20-8:40)ーー云谷ロープウェイ白鹅岭駅(9:00)ーー云谷ロープウェイ云谷寺駅(12:15)
*最終日なのでこんなものでしょう。 バスの時間に合わせて降りを調節するのが良い。

日の出:清涼台
このオーバールックの先頭はかなり見晴らしが良い。 逆に少し引っ込むとあまり眺めがよくなくなるので、ここも早めに来てポイントを抑える必要がある。 やはり天気が良ければ最高だろう。 この周辺を少し歩いて見たのだが、この清涼台の先頭付近でないと日の出の鑑賞には向かないようだ。 先頭付近が取れなかった場合は、もう少し登って猴子観海・獅子峰をトライするのもよし。

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海外旅行記・中国 〜黄山の二日目・西海大峡谷に潜む仙境

夜明け二時間ほど前。 昨日の運動で疲れ果てた体であったが、日の出を見るというモチベーションの元ベッドからなんとか抜け出す。 トイレなどを済ませると、日の出のベストポジションを確保すべく早々に出発した。 時期は7月の初めだが、早朝はとても寒い。 ホテルが各部屋に貸し出しているスキー用のジャケットを羽織り、この日の日の出ポイント・丹霞峰の近くのオーバールックを目指した。

丹霞峰からの日の出を目指して

黄山は夜はほぼ真っ暗闇である。 私たちは小さな懐中電灯を片手に丹霞峰への階段をひたすら登った。 途中ロープウェイに向かう分岐点があるが、ここは丹霞峰側に歩いて行けばよいのでわかりやすい。 しばらく登ると丹霞峰の頂上とオーバールックに向かう分岐点がある。 この日?時間?は頂上への道は閉じられており、私たちはオーバールックに向かった。 オーバールックにたどり着いた時は日の出の一時間ほど前。 グランドサークルのメサアーチの日の出の時もそうだったが、今回も無事一番のりだった。
しかし残念なことに天気はどんより曇り空。 また夜明けが近づくころには、雨もちらつきはじめていた。 しかし黄山の山々の上少しづつ明るくなっていく空と、やや朝日に赤く染まった部分を見せつつ流れる雲は十分に印象的な光景であった。 写真は全く良いものがとれなかったが。。
夜明けが近づく頃には個人客に加えて団体客も現れ始め、ほぼ身動きがとれない状態になっていた。 天気が悪くてもそんな様子だったので、晴れそうな日は言わずもがなだろう。 早めに良いポジションをお確保した方が良い。 そんなわけで夜明けの帰り道は渋滞していたので、のんびりとホテルまで戻った。 ちょっと疲れを感じた私たちは、チェックアウトの時間まで寝直すことにしたのだった。

西海大峡谷の散策

排云楼宾馆をチェックアウトした私たちは、この日のホテルである獅林大酒店に向かった。 荷物を預けるつもりだったのだが、もうチェックインできると言われる。 そこで部屋に重めの荷物を置いてから出発することにした。
獅林大酒店から来た道を戻る必要があったが、荷物がないおかげで足取りはとても軽い。 さっさと排云楼宾馆・排云亭を通り抜け、この日のメイン西海大峡谷へと足を進めたのであった。

黄山 西海大峡谷

黄山 西海大峡谷を下る・・・

黄山 西海大峡谷の通路

西海大峡谷の山沿いの石段通路

西海大峡谷はまさに仙人の住処といった様相だ。 渓谷の絶景に目を見張りつつ、急斜度の狭い石段を降りて行く。 一環と二環と呼ばれる8の字のコースは、初日のホテルの店員のおすすめのコースを辿った。 一環は右側を通り、二環は左側を。 反対側を試すほどの体力は残っていなかったので、どちらの方が良かったのかはわからない。
谷底までは約2.5kmの道のりである。 下まで降りた時にはだいぶ疲れていたので、歩いて登ることは諦めてケーブルカーに乗ることにしたのであった。 ケーブルカーからの眺めもなかなか良かった。 半分くらいは霧の中であったが。

光明頂・猴子観海・獅子峰

黄山 光明頂のボール

黄山 光明頂のボール

だいぶ疲れもたまって来ていたが、もう一踏ん張りと光明頂を目指す。 ケーブルカーの天海駅から光明頂はすぐそこ。 光明頂はボールが置いてあるからなんとなくわかりやすいが、他のピークに比べると何かあるというわけでもない。 しかしアクセスが良いので、大概のプランだと行っておくことになるだろう。

光明頂を出た後は特に寄り道することもなく獅林大酒店まで戻った。 この日は獅林大酒店のレストランで夕食を食べた。 レストランの値段はふもとに比べるとだいぶ高いが、中国はもともと食費は安いので大したことはない。 きのこの炒め物、麻婆豆腐、鴨の冷菜とビールで3000円程度。 おいしかった。

黄山 獅子観海

黄山・猴子観海 猴子がどこかに・・?

食後は翌日の日の出の下見も兼ねて猴子観海・獅子峰を見に行った。 獅子峰はしまっていたので、猴子観海まで登って雰囲気を楽しんだ。 ここは最後が少しアスレチックのような感じで楽しいのだ。
何箇所かチェックした結果、翌日の日の出は少し下の清涼台で見ることにした。 日が落ちて暗くなってきたのでホテルに戻り休息を取ることにしたのだった。

プラン:
排云楼宾馆(4:30)ーー丹霞峰(日の出, 5:00-6:30)ーー排云楼宾馆(7:00)
排云楼宾馆(10:00)ーー獅林大酒店(チェックイン,10:20)ーー排云亭(12:00)ーー西海大峡谷谷底(14:00)ーーケーブルカー天海駅(14:30)ーー光明頂(15:00)ーー獅林大酒店(16:30)
獅林大酒店(18:00)
ーー猴子観海・獅子峰(18:30-19:15)ーー獅林大酒店(20:00)

*ゆっくり歩いてちょうど良いくらいのプラン。 楽すぎず疲れすぎず。 健脚な方だとケーブルカーを使わず、西海大峡谷から登ってくるのも良いプランだろう。

ホテル:獅林大酒店

*スタンダードルーム・朝食込みで一万円程度のホテル代だが、部屋は清潔でしっかりと湿度がコントロールされていた。 朝食も結構チョイスがあって美味しかった。 排云楼宾馆と同価格帯だが部屋と食事だけならこちらの方が良い。 とはいえ黄山の場合目的次第の立地が重要だろうけど。

日の出:丹霧峰の近くのオーバールック

*日の出方向の見晴らしがとても良い。 天気が良かったら最高の日の出が見れそう。 私たちは残念だったが。 しかし先頭をとらないと人の波に飲まれる可能性がある、早めにくることをお勧めする。

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海外旅行記・中国 〜徒歩で登りきった黄山入山

黄山のふもとのホテルに前日入りしたおかげか、この日の黄山登山に向けコンディションは絶好調。 朝食はホテルのレストランでさっぱりした麺を注文して食べた。 結構美味しかったので、お昼用にチャーハンのテイクアウトも追加注文。

バスを乗り継ぎ黄山の前山から入山

チェックアウトした私たちは公認バスのバス乗り場まで歩いて向かった。 するとその途中で前日聞いていたことが起こった。 一台の車が近づいて来て黄山の入り口まで安く乗せてってくれるというのだ。 しかし黄山に入山するためのエリアにアクセスできるのは、実は公認のバスだけなのである。 前情報が十分にあったため、これが例のどっか別の山に連れてってしまうというあれか・・と思いつつやり過ごすことができた。 中国の場合だと何かしらの方法でアクセスがあるドライバーもいるのかもしれないが、バスはたくさん走っている。 リスクをとる必要は皆無だ。
バス乗り場にたどり着くとチケット売り場があるので、一人19元でバスチケットを購入。 列の先頭でバスを待っていると、私はバスの運転手の知り合いだから先に乗せなさい、と言うおばちゃんが現れた。 しかし、幸いなことにチケット売り場のおばちゃんがやって来て撃退してくれた。
10分ほど待ってバスに乗り込み、前山側の入り口・慈光閣ロープウェイ乗り場までバスで移動した。 ロープウェイ乗り場は少し場所が変わったようで、慈光閣より手前にある。 結構綺麗なトイレなどがついている。

黄山 ロープウェイ

黄山のロープウェイ

さて黄山への入山だが、二箇所入り口がある。 前山と后山である。 歩きやすさ・勾配の楽さの関係から、ホテルのお兄さんは后山側から登ることを勧めていた。 どこのホテルもそのように勧めるので、最近は多くの人が后山側から登っているようである。 私たちの場合は日の入り・日の出を見ることを中心にホテルやルートを決めていった。 その都合、前山側から登ることにしたのだった。
前山にも后山にもロープウェイがついている。
時間が限られている場合や、体に負担をかけたく無い場合は、ロープウェイを使うと良い。 私たちは山中二泊のコースだったので、時間はたっぷりある。 せっかくなので歩いて登ることにした。

黄山 人力輸送

黄山・物資の人力輸送

歩いて登る場合は、慈光閣のロープウェイ乗り場から慈光閣までもう一本バスが出ている。 このバスはチケットを見せる必要はなく、乗客がそれなり溜まったところで出発した。 バスを降りたら、慈光閣の改札を通っていよいよ入山だ。ちなみに260元の入山チケットはあらかじめホテルで買っておいた。

石段を歩き登り迎客松へ

入山したらさっそく石段を登り始める。 黄山はほぼ全てのルートが石で舗装がされている。 そのため登山靴というよりは、石で滑りにくい靴を履いておくとよいだろう。 野菜や様々な商品を山上のホテルまで人力で運ぶ人々や、子連れの凶暴な猿などを横目にしつつ、ゆっくりと着実に登っていく。
前山側から登って行くと黄山の最高峰の二つ、天都峰と蓮花峰がある。 自然保護の観点から、この二峰は4年ごとに交互に開放されている。 この年開いていたのは天都峰の方。 しかしとても残念なことに、この日はこの天都峰に向かうコースが小雨のため臨時休業であった。 ちなみに最高峰の蓮花峰が次にオープンするのは、2018年4月1日だそうだ。 もうすぐ。

黄山の猿

子連れの凶暴な猿

登ること4時間ほど。 目的地の一つである迎客松までたどり着いた。 迎客松はお客さんを歓迎しているように見えるそうだが、私にはちょっと難しかった。
このあたりにはレストランなどの休憩施設がある。 ちょうどお昼時だったので、ここでお昼を食べることにする。 ホテルで買ったチャーハンと、インスタントヌードル、後は家から持って来た筍の漬物を野外のテーブルで食べた。 四時間登り続けた後の昼食はとても美味いものであった。 山の上にしてはとても綺麗なトイレを済ませて、午後の部に再出発。

百歩雲梯・光明頂・飛来石

黄山 百歩雲梯

見た目より急な黄山・百歩雲梯

迎客松のあたりでは蓮花峰を遠目に眺めたり、百歩雲梯の急な階段コースを楽しむことができる。 2時間ほどかけて光明頂周辺までたどり着くが、この日は素通りしてそのまま飛来石方面へと進む。 飛来石は名前の通りどっかから飛んで来たような石。 自然は不思議だ。

黄山 飛来石

黄山・たまたまちょっと晴れた飛来石

排云楼宾馆へのチェックイン・排云亭での日の入り

光明頂から再び二時間ほど歩き、この日のホテルである排云楼宾馆に到着した。 部屋はベッドルームとそれなりに大きいバスルーム。 黄山の高湿度の影響をもろにうけており、湿度が高いとてもウェットな部屋であった。 とはいえ不潔な感じはしなかったが。
ひとまず荷物を置いて少し休憩。 その後日の入りの写真を撮りに行くことにした。 この日の日の入りポイントはホテルからすぐ近くの排云亭周辺。 しかし天気はしっかり曇り。 黄山は天気がとても難しい。 綺麗な日の出日の入りを見るには、長期滞在か幸運が必要なようだ。

夕食はホテルに戻りカップ麺と雪花啤酒で済ませた。 fitbitで計測したところこの日は約382階分の階段を上り下りしたようだ(途中で電源が落ちたのでもう少しかも)。 私たちは翌日の日の出こそはリベンジ・・と早めに就寝することにしたのだった。

 

コース慈光閣ー(4時間)ー>迎客松ー(2時間)ー>光明頂ー(2時間)ー>排云楼宾馆
*最初の予定では天都峰を挟む予定だったが、入れるとホテル到着はかなり遅れたと思う。

ホテル:排云楼宾馆
*本文記載の通り。 スタンダードルームが朝食付きで1万円程度。 朝食のブッフェは遅く行ったせいもあるだろうが、品切れや冷えた残り物的なメニューだった。 とてもおすすめというほどでもないが立地は良い。 日の出日の入りフリークの方には良いホテル。

日の入り:排云亭周辺
*私たちは外したが、天気が良ければ絶景だと思われる。

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海外旅行記・中国 〜黄山への旅立ち

水の九寨溝に対して、山の黄山。 中国の訪れるべき自然景観地をあげていったら、必ずこの二つは入って来るだろう。 九寨溝の旅行記でも書いたが、「五岳归来不看山 黄山归来不看岳 九寨归来不看水」(五岳を見たら他の山には行きたくなくなるが、黄山を見たら五岳にも行きたくなくなる。 九寨溝を見たら他の川を見たくはならない)という詩になっているくらいだ。

黄山の雲海

黄山に佇む雲海

杭州から黄山へのバス移動

2016年の夏、中国の嫁の実家に滞在中だった私と嫁は近場での旅行の計画をたてた。 私にとって初めての中国滞在であり、すぐに候補に上がったのが中国ベストの自然観光地の一つである黄山であった。
嫁の実家は杭州のすぐ近くなので、黄山に行くには杭州からバスで三時間程度。 中国の広さを考えたらすぐそこだ。 ちなみに数年内に新幹線が通るそうなので、さらにアクセスは簡単になるだろう。

初日はまずバスで一時間ほどかけて嫁の実家から杭州に移動。 その後市内でちょっと用事を済ませた後、市バスで杭州市の長距離バスステーション(西駅)へと向かった。 バスステーションで、マクドナルドを食べてからバスに乗り込む。 ときに中国のマクドナルドはなぜかチキンがメイン。
バスは運転手のポケットマネーにでもなるのか、路上で結構人を拾っていた。 それ以外は渋滞もなく、一度のトイレ休憩だけであっさり黄山に到着した。 ちなみに休憩のトイレはとても古めかしかった。 バス駅も大概古かったが。
バスの運転手が到着前に簡単な黄山の案内をしてくれた。 正規のバス以外の車がよくタクシーを申し出てくるが、黄山ではない別の山に連れて行かれてしまうそうな。。

ホテルへのチェックインと黄山入りの準備

ホテルはバスの停留所から送迎で10分くらいの黄山自遊人客棧。 中国の運転手はすべからく運転が荒いが、このホテルの送迎の運転手は1日1回くらい事故ってそうな運転だった。 いい人ではあったけど。 この地方は高湿度なのでどうしてもウェットな感じになってしまうが、それでもホテルの部屋は結構清潔であった。

近くのお店で水、カップラーメン・雨具などを購入し準備を整える。 ちなみにバスの停留所やホテルの周りで、押し売りのごとく雨具を売りつけようとしてくる人々が大量にいる。 別に対して高く売ってるわけではないのだろうが、あえて彼らから買う必要もない。
夕食はホテルのレストランで食べることにした。 臭豆腐の料理がおすすめメニューに入っていたが、店員に聞いたら臭いからやめとけと言われる。 店員のおすすめの川魚料理・山菜料理と雪花啤酒を注文。
夕食後に送迎の運転手でもあったホテルの店員が来て、黄山の観光案内をしてくれた。 見るべきポイントやおすすめのコースなどを教えてくれたのだ。 コースについては山上で一泊のコースをやたらとおすすめしていたが、私たちはすでに二泊宿を取っていたので自分たちのプランで行くことにした。
またホテルは登山用のスティックを無料で貸し出ししていた。 黄山に登る前に前泊する旅程ならば、とてもおすすめできるホテルである。

ちょっと長くなって来たので、黄山入山からは次の投稿にて。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜グルノーブルのホテル

今はグルノーブルに住んでいるので厳密には海外旅行記ではないのだが、ホテル・レストランなどの情報はこのカテゴリーの方が便利かなと思う。グルノーブルは研究旅行で実験などによく来ていたので、この投稿ではホテル情報をいくつか書いておきたい。

ちなみに価格については時期によって全く違うので参考までに。

グルノーブルの二つ星ホテル

二つ星ホテルはエアコンが付いていないことが多いので、夏場のすごく暑い日は扇風機だけだとちょっと寝苦しい。でも安いし部屋は綺麗だし、基本的には全く問題ない。

Hôtel Gloria à Grenoble

12 Rue Aristide Berges, 38000 Grenoble

グルノーブルの二つ星ホテル。
施設はまあ二つ星らしい感じで結構古めかしい感じだが、駅から近く立地は良い。一泊シングルルーム50ユーロといったところ。普通のベッドにそれなりに清潔なシャワーとトイレがついている。
朝食のクロワッサンとパンは結構美味しい。なぜだか私たちのグループは伝統的にここを使う傾向があった。

Hôtel des Alpes 

45 Avenue Félix Viallet, 38000 Grenoble

同じくグルノーブルの二つ星ホテル。何かの間違いで、グロリアが満室予約だったときに使った。70ユーロ前後。部屋はグロリアより広かったかな。朝食は記憶にないので外で食べたのだろう。

hôtel lux

6 Rue Crepu, 38000 Grenoble

同じく二つ星ホテル。やはりグロリアが空いてなくて一泊だけ取ったのだと思う。しかし部屋の内装も何も覚えていない。まあ覚えていないということは悪かったわけではないのだろう。何の情報にもならないな。。

Hôtel Institut

10 Rue Barbillon, 38000 Grenoble

1階のお部屋だったのだけど、迷路みたいな廊下になっていて階段からだと辿り着くのが大変だった。
部屋はダブルルームで60ユーロほど。ダブルベッドに加えてなぜだかシングルベッドも付いている部屋だった。部屋は清潔に掃除されていたし割と広かった。全部屋ではないかもしれないけど、私が泊まった部屋はシャワールームではなく、バスタブがついていた。暑い夏の日だったので使わなかったけど。
暑い夏の日といえば、この夜はエアコンなしではちょっと寝苦しい夜だった。扇風機全開で回してたらそれなりに涼しくはなったけれど。
朝食グーグルでは評判が良さそうだったけど、試す機会がなかった残念。

グルノーブルの三つ星ホテル

三つ星ホテルは設備が結構整うわりには、それほど値段が上がらないところもある。特にだいたいエアコンが付いているので、真夏は3つ星にしておいた方が寝やすいかもしれないね。

Hôtel ibis

27 Quai Claude Bernard, 38000 Grenoble

駅近くに二箇所ある三つ星ホテル。アメリカでポスドクをしていた時に利用。川沿いの方を利用した。部屋はコンパクトだが、清潔なバスルームがついていた。
朝食は結構セレクションがあって良かった記憶あり。クロワッサンはグロリアの方がおいしかったかな。
このとき一泊60ユーロ前後だったので、ここら辺の価格帯だとここが一番良かったかな。
グルノーブル市内にはたくさんあるようだけど、どこも全般に評判が良いようだ。ただし場所と時期によっては値段が上がる。

Residhotel Grenette

12 Rue de Palanka, 38000 Grenoble

こちらは同じ3つ星ホテルでもアパートホテルタイプ。私の泊まった部屋はシングルベッドが二つの部屋で、価格は70ユーロほどだった。全般に好印象。特に価格帯を考えても、長期滞在にオススメできる。
アパートホテルだけあって部屋は広々としていてキッチン付き。簡単な料理は可能。私の部屋はシャワールームだったけど、バス付きの部屋もあるって書いてあった。そしてヨーロッパのホテルにしては珍しくバストイレがセパレートだった。問題点としてはドライヤーが付いていなかったことくらい。髪短かったから問題なかったけど。
朝食は9€でつけられるけど、そこそこといったところ。クロワッサン、パンオショコラをはじめとして一通りパンが揃っている。ハムはあったけれどホットフードはなかった。甘味類は結構充実してたかな。
キッチンが付いていることを考えれば、自分で作っても良いという印象。

グルノーブルの四つ星ホテル

4つ星になるとだいぶ良い部屋になるけれど、価格帯も100€を超えて来る。

Le Grand Hôtel 

もうちょっとグルノーブルのセンターより。 トラムb線maison du tourismeのすぐそばの四つ星ホテル。私の両親が訪ねて来た時に、彼らが利用。 hotels.comで予約したところバス付きの部屋となっていたのだが、部屋に入ってみるとバスなし。フロントに確認すると、hotels.comからとるとバス付きの部屋にはならないとのこと。hotels.comのミスかなと思いつつも、一応設備は保証しないという但し書きがついていたので、まあしょうがないのかもしれない。
バス付きの部屋が空いてるか聞いたところ、ジュニアスイートが空いているとのこと。フロントのお姉さんがほんとはこの部屋50ユーロくらい高いんだけど一泊25ユーロプラスでいいわよ。とおっしゃっていたのでアップグレードした。 覗きにいってみたところ、部屋は広いしバス・トイレも清潔で大きい。 値段は結局1日130ユーロくらいだったのかな。

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九寨溝の散策(則査窪溝)

1日目は日則溝の方を見たので、2日目は則査窪溝の奥から見て行くことにした。 一番奥に位置する長海は、諾日朗瀑布のバス停からは約20分程度。 普通の湖といえば湖だが、山あいに抜けて行く湖の形からはどこかで見たことがあるような印象を受けた。 おそらくテレビか何かで見ているのだろう。 しばらく写真撮影。

九寨溝 長海

九寨溝・山あいに抜けて行く秋の長海

長海から歩いてすぐのところに、五彩池がある。 九寨溝の中では一番カラフルな湖なのではないだろうか。
アクセスの良さもあって、ここはべらぼうに人がいる。 綺麗な写真を撮りたかったら、いかに人を避けつつ五彩池とバックグラウンドをとるかを計算する必要がある。 下の写真は人入りのもの。 初日の投稿に人抜きの写真を載せたが、やはり池が小さくなってしまうのだ。 この日はちょっと人混みに突っ込む気力はなく、この程度の写真と頭に映像を焼き付けて撤収した。

九寨溝 五彩池

九寨溝・五彩池の色彩と観光客の色彩

五彩池と諾日朗瀑布の間も何個か綺麗な湖などがあるのだが、あまりバスを降りて行く人はいないようだ。 なのでバスから眺めるために、バスでの席どりが重要になる。 行きは左側、帰りは右側サイドがより色々見れたと思う。 ちなみに入り口から諾日朗瀑布までのバスも行きが左側、帰りが右側の方が眺めが良いだろう。 即日溝は反対になる。
さて、何度も通りすがってきた諾日朗瀑布を、この時はじめて眺めることになった。 横にとても規模の大きな滝だが、他の場所の美しさと比べると印象としては普通な感じ。

九寨溝 諾日朗瀑布から長海へ

諾日朗瀑布から長海へ抜けるトレイルにて

さてここで時間的に少し余裕があったので、諾日朗瀑布のバス停に戻るよりも、鏡海までのハイキングトレイルを通り抜けることにした。 このトレイルはあまり人気がなく、他の混雑っぷりと比べてとても落ち着いていた。 眺めも良く密かにお気に入りのコースである。 諾日朗瀑布側からだと少し登りになるので、逆側から歩く方が楽だろうが。

九寨溝の散策(樹正溝)

九寨溝 葦の中の流れ

葦の中の綺麗な流れ

最後は樹正溝エリアをひたすらハイキング。 連日の疲れでちょっと足にきていたが、メインのところだけでもと頑張ることにした。 確か犀牛海だけスキップし、あとは老虎海から火花海まで歩ききったのだったと思う。
このハイキング中だけでも、他の場所では見ることができないような景色を次から次へと見ることができる。 最後の方にある葦ばたけの中を綺麗な川が流れている光景が私にはとても印象的に写った。 ここまで歩き切ったところで、この日の歩数は約2万5千歩。 とても良いハイキングであった。
九寨溝はこれにて切り上げ、観光はおしまい。 あとはホテルでのんびりと休むことにした。

ホテル インターコンチネンタル九寨パラダイス(九寨天堂洲際大飯店)

九寨溝 インターコンチネンタル

この旅唯一の高級ホテル。10月の初旬で2万円と少し。 部屋とトイレはとても綺麗で広かった。 確かお風呂がついていなかったのが少し残念。 このホテルだけでリゾートとして滞在できるように作られているので、スパや買い物・散策を楽しむことができる。
私たちは疲れていたのでしばらくのんびり。 夕食は数あるレストランの中から、鍋のお店を選択。 いろんな種類の地元のキノコが入った鍋は美味しかった。 途中チベット民族のショーなどあり。
次の日も飛行機の時間までのんびりとリゾートを満喫。

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タクシーでの九寨溝への移動

この日は疲れが溜まっており、朝方少し寝過ごしてしまう。 ホテルの食堂で朝食を食べいざホテルの送迎で九寨溝に向かおうとする。 しかしフロントに向かってみると、なんとその日の送迎は終わってしまったとのこと。 しょうがないので、タクシーを拾って九寨溝に向かうことにした。
さてここで問題が一つ。 中国の観光地のタクシーは信用ならない可能性があるのだ。 見た目がタクシーの車だろうが、普通の車だろうがあまり関係ないそう。 ぼったくりの可能性、または適当なところに送られてしまう可能性もある(さすがに誘拐されるようなことはないだろうが)。
とりあえず嫁がその辺に座ってた公安に聞いたところ、10元前後だったらぼったくりではないとのことだ。 するとそこに通りがかった普通車のおじさんが、九寨溝の入り口まで乗せてってくれるという。 嫁が話してみたところ15元と少し割高であったが、気にするほどではないので乗せてもらうことにした。 行き先には注意を払っておくことにする。

さて九寨溝の入り口まで乗せてってもらっている途中であった。 運転手が何やら言うには、九寨溝への入場チケットを安く手配できるという。 嫁はとりあえずそのチケット売りの人に会うだけ会ってみることにしたらしい。
私たちは九寨溝の入り口で、その斡旋をしているというお姉さんに会い話を聞いてみた。 システムとしては関係者枠の安い入場券があるらしく、関係者枠で中に入れるということ。 そして私たちの払った金額との差額分が、紹介のお姉さんに入るということらしい。
しばらく待たないといけなかったのが難であったが、実際に問題なく入場することができたのだ。 しかし紙のチケットがもらえなかったので、中に入ってからチケットの確認をされたら罰金を払わなくてはいけなかったのではないだろうか・・・まあ結果として問題がなかったのでよしとしよう。

九寨溝の深部へバスで移動

さて九寨溝の中は多くのバスが走っており、バスを利用して奥地に進んで行くことになる。 私たちはまず中心地点の諾日朗瀑布のあたりに向かった。 ちなみにその奥まで行きたい場合は、行き先が二つに分かれているので注意する必要がある。
諾日朗瀑布を少し過ぎたところのチベット族の経営する食堂でお湯をもらい、外で買ったインスタントヌードルを食べ栄養補給。

九寨溝の散策(日則溝)

この日は日則溝を探索することにし、諾日朗瀑布から煎竹海までバスで移動した。 煎竹海からはハイキングの始まりである。 ちなみにハイキングコース沿いにトイレは結構ある、結構清潔だ。 このあたりでは美しい湖を眺めつつのんびりとハイキングが出来るのだが、この日はあいにくと小雨が降ったり止んだり。 しかし滝などを眺めつつ熊猫海を通り過ぎ、五花海までたどり着く頃にはその雨も上がっていた。
こういうルートで来ると、五花海からは珍珠灘瀑布に行く人が多いかもしれない。 一方私たちは五花海の道路沿を登っていき、高台からの五花海の景色を楽しむことにした。 この日はこれでおしまいということにし、バスを使ってホテルまで戻った。 あとで確認したら、この日は2万歩近く歩いていた。

ホテル 某チベット族のホテル

某グッドスポットに存在する、知る人ぞ知る宿泊施設。 中国人が九寨溝に泊りがけで行く時はよく使われるそうな。 小さいベッドルームだが、シャワーとトイレは付いていた。 夕食と朝食は普通の中華料理だが(多少味付けがチベット風だったのかな?)、とても美味しかった。

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海外旅行記・中国 〜黄龍風景区の色彩美

九寨溝も黄龍も自然が作りあげた美しい色に彩られている。 豊かな自然の中で青色や緑色に美しく染めあげられた九寨溝に対し、複雑な石灰華の造形と超自然的な色彩を楽しむことができるのが黄龍だ。

松潘川主寺阿帝大酒店での朝食

黄龍の美しい池

黄龍の石灰華と水の美しいコンビネーション

前日の移動疲れもあり、ホテルではしっかり熟睡することができた。 またどうやら高地にも順応できているようであった。 しっかりとお腹が空いていたので、フロントで朝食を食べられるとこを聞いてみる。 するとどうやらお隣の食堂で食事ができるらしい。
行ってみるとここら辺一帯の労働者の朝食の場所のようだ。 多くの現地の労働者に混じって朝食をいただくことにした。 人気メニューは牛肉麺だったが、みんな頼んでいたので時間がかかりそう。 美味しそうではあったものの、すぐ出てくる包子を食べることにした。
しばらく食べていると、どうやら一つの牛肉麺が誰が注文したかわからず行き場を失っていた。 せっかくなので私たちのテーブルに回収して食べることにした。 結構しっかりと味付けがされた牛肉で美味しかった。 それもそのはずで、この一帯は牛肉の産地なのだ。 しっかりと食べて二人で300円ほど。

黄龍へのアクセスとロープウェイ

黄龍への道にいた牛

黄龍への車内から撮影した羊

昨日出会った男性と食堂で合流し、そのままホテル前からフロントで予約しておいたタクシーに乗り込んだ。 この日のホテル松潘川主寺阿帝大酒店から黄龍までは車で一時間ほど。
私たちがいた九寨黄龍空港側の町から黄龍に行くには、4000m超えの峠を超えていく必要がある。 最高地点あたりは私たちが訪れた10月初めでも、雪が降っていた。 多くの放し飼いにされた牛たちや羊をチラ見しつつ、黄龍までのドライブを楽しんだ。

黄龍はあまり標高差はないが山だ。 山頂までのアクセスは、歩いて登るかロープウェイを使うかである。 私たちはロープウェイを使うことにし、同行の男性は歩いて登ることにしたようだ。 するとタクシーの運転手が、代わりにチケットを買ってくるという。 値段は正規の料金と同じ4000円程度。 どうやら彼らはチケット購入の紹介をすることで、同料金でも多少の紹介料が受け取れるということらしい。 タクシーはホテル紹介だし運転手も信頼できる感じではあったので、私たちには特に問題はなかった。 しばらく待つと、入場とロープウェイのチケットを持って来てくれた。

色彩豊かな黄龍の風景

ロープウェイを登ると標高は3200m程度。 ここから黄龍のメインの一つである五彩池には、ほぼ平坦な道を歩いて行く。 この道はしっかりと整備された道であり、トイレや酸素バーが備え付けられている。 多少調子が悪いくらいなら酸素バーを利用しつつやりすごすことになる。 もちろん高山病がひどい場合はすぐさま下山だろうが。
しばらく歩くと黄龍の美しい景観が目に入るようになる。 最後に五彩池の周りで少し登りがあるが、その美しい景観を眺めながらなので疲れも忘れることができるだろう。
ベストのポイントに行くと写真を撮ってくれる業者がいる。 普段は鬱陶しい感じもするが、中国の観光地はシーズンだとめちゃくちゃ人が多いので、それらをかき分けて写真を撮りたかったら彼らを利用するのもありかな。 私たちは使わなかったけど。

黄龍の五彩池

黄龍の五彩池

ここでタクシーをシェアした男性と遭遇。 私たちはかなりゆっくり歩いてきたが、五彩池にたどり着くまでの時間は歩いて登ってもさほど変わらないようだ。
さて、ここまで来たあとは黄龍独特の美しい景色を眺めながら降っていくことになる。 この間の写真は下のギャラリーにまとめておいたので時間があったらご覧いただきたい。

黄龍から九寨溝への移動

黄龍を下りきった私たちは、もう一人の男性・タクシー運転手と合流し、一路九寨溝へと旅立つことになる。 どういう契約になっているのかはわからないが、途中のガソリンスタンドから別の運転手への交代があった。 それも含めて九寨溝のホテルへのドライブは三時間ほどかかったのだった。 ホテルに着いたあとは買い物などをしつつ、次の日からの九寨溝観光の準備をした。

ホテル 九寨童活精品酒店 (3000円)

このホテルは夕食が含まれていた。 味も結構美味しかったし、何か怪しげな薬膳酒が一杯無料で付いていた。 入り口のところで牛肉とジャガイモのBBQのようなこともやっており、食後にビールを片手に一つ二つつまんだらなかなか美味しかった。 部屋は広くて結構綺麗。 問題だったのはシャワー室の水はけが異常に悪かったくらいだろうか。 使ったあとしばらくバスルームの床が水浸しだった。 夕食後に九寨溝の観光案内を30分ほどホテルの人がしてくれる。 次の日の予定が決まってない人には役立つだろう。 おすすめできるホテル。

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