今回はちょうど嫁の母を空港まで送り届けてきたので、電車を使った空港へのアクセスについて書いてみたい。バスと電車を乗り継いで空港まで行くとエリアチケット1回、一人5ユーロほどでいける。
特にヘルシンキはベビーカーに子供を乗せていると大人一人分が無料になる。小さなお子様連れだとさらにお得なのだ。
話は変わるがお隣スェーデンのストックホルムでは、バスだけが無料でトラムと地下鉄は無料ではなかった。
ヘルシンキに話を戻すと、お金を考えないならタクシーで空港に行ってしまうのも楽。うちからだと70ユーロくらいかかるけど、ヘルシンキ周りなら50ユーロしないんじゃないだろうか。ちなみにチップの習慣はないようだ。
HSLの自動発券機からデイチケットの購入
(2018年8月4日追記)
ちょっと空港の自動発券機からデイチケットを買う機会があって、使い方に戸惑ったので追記。
2018年8月現在、空港にある大きい自動販売機からだと1−7日間有効のデイチケットを買うことができる。パッと見たところサイズの小さいほうの自動発券機では1日間有効のデイチケットしか見つからなかった。
さて私はこの自動販売機から二日間有効のチケットを購入したのだ(確か21ユーロだったかな)。
すると上の写真のようなカードが出てくる。見た目は定期券に使えるトラベルカードのようにも見えるけれど、薄い紙のような素材でできたカード。
昔は自動販売機からデイチケットを買うと、買った時点から24時間有効の紙が出てきたと思うのだ。なのでその紙を持っていれば有効なチケットを持っていることになった。
だけどこの新しいカードの場合だと最初にvalidate(有効化)した時点から、有効時間が始まるとカードの後ろに書いてある。
というわけで最初に使う時に有効化しないといけないのだけど、どうやって有効化すれば良いのか少し悩んだのだ。
正解は普通のトラベルカードと同じように、自動読み取り機で普通にスキャンすればよかった。
チケットの自動読み取り機は、この投稿下部にある電車内の写真の中に見ることができる。
チケットの読み取り機は電車やバスの場合だと車内にあるけれど、地下鉄の場合だとホームに入るところにしかないので注意が必要。
ヘルシンキエリアの新しいチケットゾーンABCシステム
(2019年5月4日追記)
チケット購入のためのゾーンやシステムが変更された。前はエスポート、ヘルシンキ・ヴァンターエリアなどで分かれていたのが、ABCとなったのでわかりやすいようなそうでもないような。
電光掲示板とか、バス停とかのサインがAとかBとかゾーンを示すアルファベットを表示するようになっている。
ヴァンターの空港からヘルシンキ市街地へ行く場合は、CからAに移動するということでABCチケットを購入する必要がある。
ちなみに私の住んでるエスポーに空港から直接移動するには、電車を乗り継げばAを避けてBCチケットでたどり着くってことができる模様。
携帯アプリで購入して4.6ユーロかな。チケットマシンから買うともう少し高いと思うんだけど、パッと調べたら値段が見つからなかった。チケットマシンを覗く機会があったら後でアップデートする。
ちなみにABCチケットは90分有効みたい。10分長くなった。
まずはヘルシンキ中央駅へ
電車の駅はあちこちにあるので、どこの駅からでも空港行きにアクセスは可能だ。だけどヘルシンキ市街地に入る人が多いだろうし、ヘルシンキ中央駅に向かってから出発という設定で。
ヘルシンキエリアにいる場合、ヘルシンキ中央駅にはバスでも地下鉄でもトラムでも簡単に乗り付けることができる。
少し遠くからのバスの場合だとKamppiの方に向かうバスの方が多いかもしれない。Kamppiからヘルシンキ中央駅へは地下鉄一駅だけの移動。地下鉄は数分おきなので、よっぽど変な時間じゃなければ時間を気にする必要はない。
バスから地下鉄・電車へは適切なエリアチケットを買ってあれば同じチケットで乗り換えができる。というか空港へ行く場合だと、そもそもエリアチケットを買っておく必要がある。
ヘルシンキのオレンジの地下鉄
地下鉄のチケットもバスとほぼ同じシステムである。
読み取り式のカードを使う場合、地下鉄ホームに降りる前のエスカレータ前などにチケット読み取り機があるので注意が必要。ホームに入る前に有効なチケットを持っておくというルールになっている。電車に乗りながら携帯でチケットを買ったら、電波が悪くてなかなか購入が終わらなくて焦るなんてこともあった。
kamppiからヘルシンキ中央駅は歩いてもせいぜい10分くらいなので、荷物が少なければ歩いても良い。
ヘルシンキ中央駅から空港へ
ヘルシンキ中央駅I線に向かう
ヘルシンキ中央駅からはIかPという電車に乗ると、ヘルシンキ空港まで三十分程度で到着する。この電車は混んでいないことが多い。
IとPの乗り場は駅の端っこと端っこと遠いので、Iにギリギリ乗れなかったからとPに行こうとすると結構大変。逆もしかり。とは言え普通の時間ならばIもPもそれなり走ってるので焦る必要もないけれど。
ちなみに電車の出発案内の電光掲示板はホームに入ってからだと振り返る方向にあるのでちょっと見つけにくい。あとホームの1−3は右奥の方にあるので少し歩いて行く必要がある。
IとPは両方山手線みたいな周回電車で、違いは逆方向に向かって走っているというだけ。ヘルシンキ中央駅から空港に行く場合は、どちらを使ってもほぼ時間は一緒になる。
周回電車なのでヘルシンキ空港が終点ではない。乗り過ごさない様にだけ注意が必要。寝てたらヘルシンキに戻っているなんてこともあるかもしれない。
車内のディスプレイの到着駅の案内が丁寧なので、降りるタイミングはわかりやすい。
電車の中。青く光っているのがチケットの読み取り機。
電車の場合チケット読み込み機はホームと電車の中の両方にあった。
ところでこの日帰りの電車の中で、チケットをしっかり持っているかのチェックにあった。初めて使った我々がチェックにあったくらいなので、この路線は結構頻繁にチェックがあるのかもしれない。一人切符を買っていなかったのか何やら手続きをしていた。
ちなみにHSLの携帯アプリ(HSL mobileticket)などでチケットを個別に購入している場合だと、80分の制限時間が切れてしまいそうなんてこともあるかもしれない。そんな場合電車に乗るところまでが制限時間内であれば、最後まで乗っていて良いそうだ。制限時間を過ぎてから乗り換えをしたい場合は、新しくチケットを購入する必要がある。
空港駅まで着いたらヘルシンキ空港のチェックインカウンターまでは歩いて五〜十分ほど。空港会社次第でターミナルが1・2と二つあるので、事前にチェックをしておく必要がある。
空港内ではエスカレーター、エレベーターがしっかりあるので荷物が多少多くても問題ないでしょう。
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