さて、助産婦からの指示を受けて、フランスでの初の超音波検査(echography)をすることになった。 フランスでの超音波検査は3度だけとのことだ。 妊娠3ヶ月目に1度目、5・6ヶ月目に2度目、そして8ヶ月目に3度目を行う。 私たちは渡仏前に中国で3回ほど超音波検査をすでにしてたが、フランスでは5・6ヶ月目の2度目から行うことになった。
さて超音波検査だが、グルノーブルアルプス病院(CHU grenoble alpes)で行うことができる。 なので前回の助産婦との検診の後に、受付で問題なく予約を取ることができた。 超音波検査の目的は正確な出産予定日の確認と、胎児に異常が見られないかの確認のため。 今回の超音波検査は検診の助産婦とは別の助産婦が担当し、また大学病院であるためインターンの学生が一緒に同席していた。 その学生が英語が得意だったので、私たちにとってはラッキーであった。
超音波検査は、30分ほどかけてゆっくりと胎児の様子とサイズの確認を行った。 見ている場所を変えるたびに見ている場所について説明をしてくれたので、超音波画像でもなんとなく理解することができた。
そして、その途中で唐突に赤ちゃんの性別を知りたいかを尋ねられた。 私たちはまだ性別を知らなかったので、せっかくなので教えていただくことにした。 その結果は・・・男の子であった。 ちなみにフランスでは基本的に教えるのが普通のようなので、知りたくない場合はむしろ先に伝えておかないといけない、との友人談であった。 また、いくつかの画像から合成した3D表示の赤ちゃんの顔も作ってくれた。
最後に、10数枚の赤ちゃんの超音波写真と一緒にレポートを私たちに作ってくれたのだが、なんと再検査が必要だということであった。 どうやら、赤ちゃんのポジションの都合、全ての必要な写真をとることができなかったというのが一つ目の理由。 もう一つの理由が、私たちの提供した情報から推測されるよりも、赤ちゃんのサイズが少し小さいということであった。
というわけでやや緊張しつつも、1週間後に2度目の超音波検査をしにグルノーブル病院を再訪した。 2度目の超音波検査の結果に加えて、中国で行った最初の超音波検査のフランス語翻訳を見せたところ、結局最初の予想出産日が間違っていたということであったのだ。 というわけで、無事赤ちゃんが育っていることがわかり、私たちは安心することができたのである。 妊娠途中でフランスの病院に移る場合は、元の国での検査結果のフランス語翻訳を作っておいた方が話がスムーズに進むだろう。
3回目の超音波検査は、33週目に同病院にて。 2回目と同じくらいの時間をかけて、再び全身のサイズの測定を行った。 サイズから推測される体重は約1900g、この時期の赤ちゃんとしては標準のサイズである。 また赤ちゃんのポジションも、下向きであったため問題はなし。 後は出産を待つのみである。。。
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