カナリア諸島・テネリフェ島のコスタ・アデヘでリラックス

暗くて寒いフィンランドの12月。
そんな冬真っ只中のヘルシンキを突然脱出しようと思い立って購入したフライトチケットは1週間後のもの。目的地はスペイン領カナリア諸島の一つ、テネリフェ島。氷点下のヘルシンキから常春のカナリア諸島までは直行便でたった6時間の旅だった。

playa de las americasのビーチ

テネリフェ南部を満喫するバカンスへの出発

ヘルシンキからテネリフェ・スール空港へのフライト

さて、何はともあれカナリア諸島に行くには飛行機に乗る必要がある。幸いヘルシンキからカナリア諸島へは直行便が出ている。1週間前に急遽購入して一人400ユーロくらい。安くもないけど、まあしょうがないかなというくらいの値段。

私たちの選んだフライトは11時20分発のFinnair便。
Finnairにはだいぶ慣れたもので、まっすぐファミリーレーンに向かってチェックイン。
チェックイン手続き中に、カウンターでもらえる大きなビニール袋にベビーカーを詰めて預け荷物にする。預け荷物だけどベビーカーは無料で運んでもらえるのだ。ちなみにヘルシンキ空港の場合だとFinnairカウンターならベビーカーをそのままカウンターで受け付けてもらえる。多くの空港では特別カウンターまで自分で運ばないといけないので、そこはヘルシンキ空港のFinnairの良いところ。

続いてセキュリティもファミリーレーンで、ベビー用の液体などを確認してもらいささっと済ませる。最近ランダムチェックによく引っかかるけど、特に問題なく通過。
セキュリティーを抜けたら子供用のプレイグラウンドゾーンへ一直線。フライト前に少しでも息子のL君のエネルギーを奪っておく作戦。

搭乗は一応息子本人と、息子と関連付けといた方の片親が少しだけ優先搭乗になるのだけど、荷物の少ない場合はそんなに早く入るメリットもない。
というわけでのんびりと搭乗。片側三席の二列だったのだけど、混んでたけど満員でなかったフライト。Finnairはだいたい小さな子供連れの横を開けておいてくれたのかな。うちを始めとして目についた小さな子供連れのところの隣が空いているように見えた。

というわけで自分の座席があって、割りかしハッピーな感じのL君。
しばらく窓際で遊んでいたりしたけれど、ちょっとしたら無事睡眠の旅に旅立ってくれた。

テネリフェ空港からホテルへの移動

飛行機を降りたらそこは春だった。
飛行機の中でTシャツに変えといたんだけど、12月だというのにそれでほんと十分な気候。なんだかワクワクする感じ。日本で冬でも沖縄旅行をする人の気分がよく分かった。

ベビーカーのピックアップを待っていたのだけど、どれだけ待ってもベビーカーが出てこない。いくつかベビーカーが流れていたから別口ではないのだろうと思っていたら、どうやら私たちのベビーカーはオーバーサイズだった模様。オーバーサイズの特別窓口の方にいったらポツンと置いてあった。

ベビーカーを組み立てたらいよいよテネリフェ島への上陸。

バスカードの購入

空港内のLycamobileでバスカードの購入

まず私たちがしたことといえば、バスカード(ten+カード)の購入。まあ市内でも買えるんだろうけれど、値段は変わらないので確実に手に入る空港で買ってしまおうと嫁Xと話し合っていたのだ。
荷物のピックアップの出口にあったインフォメーションのお姉さんに、バスカードがどこで買えるか聞いてみたら、出てすぐ左にあるお店で買えるとのこと。
実際に出てみたらとてもわかりやすかった。レンタカー窓口の前の通路のど真ん中に、お姉さんの言っていたお店の名前を発見。

ちょっと並んでいたのだけど、10分ほど待って順番がやってくる。並んでいた人たちみんなバスカードを買っていたので、私にもバスカードって言ったら簡単に購入できた。
ten+カード自体が2ユーロで、私たちは50ユーロチャージした。ほんとは必要料金を計算していたので53ユーロチャージしたかったのだけど、いくつかキリの良い数字しかチャージできないシステムなんだそうな。

というわけでバスカードを無事手に入れた私たち。
だけど空港からはバスではなくてタクシーで。この日はフライト疲れもあったので、さっさとホテルまでたどり着きたかったのだ。南のビーチエリアのコスタ・アデヘのあたりまでならタクシーでも30ユーロくらい。タクシーもそんなに高くない。

空港の看板案内に従って歩いて行くとタクシー乗り場がある。固まっておしゃべりしてたうちの一人のお兄さんが近づいてきて、そのうちのタクシーの一つへご案内。ベビーカーを見たせいかバンのような大きいタクシーだった。おかげでベビーカーを畳まなくてよかったから楽だった。
道はほとんど混雑なし。タクシーの窓からの眺めは、まさに南国といった感じの植物や砂漠っぽい感じの風景にサボテンまで。南に来たなあということを実感した瞬間だった。
サクサクと運転してくれて20分ほどでホテルまで到着。自分で運転しても楽しそうな眺めの良い運転しやすそうな道だった。

コスタ・アデヘの五つ星ホテルを楽しむ

チェックインとお部屋の様子

Vincciホテルのお部屋

キングベッドとなぜか準備されていたソファーベッド

今回私たちが利用したのはvincci selección la plantación del surという五つ星ホテル。

外部リンク: vincci selección la plantación del surのウェブサイト

五つ星ホテルとはいってもカナリア諸島だと100ユーロくらいから利用可能なところもある。海の眺めが良い部屋とかにするともう少し高くなるけれど。
私たちの部屋はそんな眺めの良い部屋で1泊150ユーロくらいだった。しっかりとした朝食バイキング付きの五つ星ホテルでこの値段、と考えれば安いんじゃなかろうか。Half boardなどのオプションもあったけれど、今回はノーマルプランで。

というわけで早速チェックイン。
ロビーは割りかし小さめのロビー。だけど落ち着いた感じで好印象。綺麗な英語を喋るお姉さんがテキパキと手続きしてくれた。あ、英語といえば、割とテネリフェの多くの人の英語は発音が独特。スペイン系の英語なのかな、結構リスニングが難しいことが多かった。慣れの問題だろうけど。
チェックインに必要なのはパスポートくらい。予約が間違えてなければ何の問題もないでしょう。

Vincciホテルのお風呂

大きなバスタブ付き

外にオープンの廊下を通って部屋まで。
中はかなり広めの一室。広いバスルームに大きなバスタブ、シャワーとトイレは一応ドアでセパレート。
リビングルームも結構広くてキングベッドにソファーとテーブル。それからベビーベッドを置いても十分余裕のあるスペース。ちなみにベビーベッドは予約のときにリクエストしておいたのだけど、準備されてなかったのでフロントに頼んだらすぐ持ってきてくれた。

vincciホテルのバルコニーから

ホテルのバルコニーからの眺め

バルコニーもとても広くて、背もたれを倒せるタイプのリクライニングチェアが二つついていた。濡れてもいいようにかプラスチック製だったけど、柔らかいクッションが乗っていて寝心地とてもよし。

バルコニーはバッチリ大西洋が見える景色だったし、日の入りも完璧に見えた。とても好印象。

ちなみにこの日の夕食はホテルの近くのRestaurante Costa Caletaで。本当は近くの違うレストランに行く予定だったのだけど、臨時休業だったようで急遽選んだこのシーフード系のレストラン。残念ながらちょっと外れだった。Google reviewの悪い方の評価が結構当たっていた感じ。最初のウェイターがなかなか来ないってのは、まあスペインだししょうがないとして。前菜のbaby squidの唐揚げがジャリッジャリの食感だったんだけど、これもこの料理が元々こういうものなのかもしれないのでコメントは避けておく。だけど海鮮パエリアはちょっとしょっぱすぎだったと思う。それからビールを2回頼んで、1個も来なかったのはさすがに初めての経験。ウェイターたちの人柄自体はフレンドリーで良かったんだけどね。あ、ちなみに子供用に頼んだボロネーゼは美味しかった。

といわけで帰り道にスーパーマーケットのSPARでビールを購入してやけビール。スペインはスーパーのビール・ワインがとても安くていい。そのあとはホテルに帰ってぐっすり熟睡したのだった。

五つ星ホテルの素敵な朝食バイキング

ヨーロッパのホテルって無料の朝食ってイメージはあまりないのだけど、リゾートホテルになるとさすがに朝食がついていたりする。

そしてこのホテルのバイキング形式の朝食はとても良かった。席へ案内してくれるウェーターがいて、最初のコーヒーか紅茶はポットに入れて持ってきてくれる。あとは自由にバイキング。

朝食だからハムやソーセージや卵料理に野菜などだけど、新鮮な感じで味付けも良かった。卵料理はその場で料理してくれるシェフがいた。
パン類が普通のパンからクロワッサンからデザート系までとても豊富で美味しかったのがプラスポイント。
フルーツもたくさん種類があってよし。子供が食べられそうなメニューもたくさんあった。

飲み物は上記のコーヒー紅茶に加えて、ジュースなどがたくさん置いてあった。それからネスプレッソのマシンがあったので、美味しいエスプレッソで朝からシャッキリ。

というわけで日本の観光ホテルのバイキングとまではいかなくても、海外としては十分以上に満足できる朝食バイキングでした。
昨日の夜もこのホテルレストランのブッフェでよかったな、とちょっと思ってしまった。

二日目は五つ星ホテルのプールでリラックス

朝食を満喫したあとはホテルのプールへ。ビーチに行くプランもあったのだけど、あんまり時間もなかったので。

とりあえずお部屋でシャワーをしっかり浴びて体を綺麗にしたら準備完了。プールサイドにもシャワーは付いていたけど。お部屋から水着の上にジーパンを履いてプールサイドへ。

ホテルのプールって使ったことがなかったのだけど、結構しっかり1.5メートルくらいの深さのある立派なプールだった。とはいえほとんどの時間は息子のL君と一緒に浅めの幼児用プールだったけど。

気温は濡れた状態で日陰に立っていると少し肌寒いというくらいだった。温水プールの中はあったかかったし、日差しの中のリクライニングチェアで寝っ転がってたら暑いくらい。日焼けが気になる人はしっかり日焼け止めを塗っておかないといけない日差しの強さだった。

十分泳いだ後にプールの脇のプールバーで昼食。
こちらはまあまあまあといった味と値段だったけど、プールサイドで雰囲気が良かったのでよし。他を知らないからなんとも言えないけれど、プールバーだとこんなものでしょう。

嫁XのTeide山天文台ツアー参加

天文好きの嫁は天文台ツアーへ出発。ホテルまでバスが迎えにきてくれた。

外部リンク: Astronomic tour 

午後2時から10時半までのツアーで62ユーロ。結構良かったようだけど、天文ファンからすると、冬場の星空は夏に比べると魅力が低いそうな。ちなみに天文台のあたりはかなり寒いそうなので、防寒着が必要。
ツアーの詳細は省くけれど、以下写真を数枚ご紹介。

天文台の中

天文台の中

Teide山天文台の日の入り

Teide山に落ちる夕陽

天文台日の入り後

日の入り後の天文台

望遠鏡の中の月

直径25cm望遠鏡の中を写真撮影

その間私と息子のL君はホテルでお留守番。ちょっと買い物に出たくらいであとはテレビを見たり、バルコニーで日光浴したり。

夕食はホテルのルームサービスでハンバーガーを注文。
さほど期待していたわけでもなかったのだけど、とても美味しくてよいサプライズだった。15ユーロとテネリフェ価格からするとちょっと高いけど、五つ星ホテルのルームサービスと考えれば大したことはない。

といった感じでテネリフェ旅行の始まりはリラックス五つ星ホテル生活でした。
テネリフェ北部に向けて出発した翌日からの旅行は、次の投稿で書いていきたい。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 12月のカナリア諸島・テネリフェ島での1週間バカンス 〜準備編

3. 12月のカナリア諸島・テネリフェ島で1週間のバカンス 〜旅程編

4. カナリア諸島・テネリフェ島のPuerto De La Cruzを観光する

5. カナリア諸島・テネリフェ 〜プラヤ・デ・ラス・アメリカスでバカンス

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12月のカナリア諸島・テネリフェ島で1週間のバカンス 〜旅程編

前回の投稿ではカナリア諸島・テネリフェ島旅行の準備について書いた。

内部リンク: 12月のカナリア諸島・テネリフェ島での1週間バカンス 〜準備編

この投稿では私たちのした7泊8日のテネリフェ旅行での旅程についてまとめていきたい。

テネリフェ島1週間旅行の旅程

私たちは普段は結構観光予定を詰め込んだ旅行をすることが多いのだけど、今回は疲れを取るためのバカンス旅行。なのでなるべく予定や移動を少なくするようにと計画した。1週間前に決めた突発旅行だったので、調べてる時間がなかったってのもあるけれど。

この投稿では大雑把に旅程を書いて行きたい。その他詳細については後ほど日記を別に投稿する。

1日目 フライトとホテルへのチェックイン

costa adejeの夜景

1日目の1枚・結構綺麗なcosta adejeの夜景

スケジュール:

11:40 – 16:10 ヘルシンキからテネリフェ・スール空港へのフライト
16:10 – 17:10 まずはベビーカーのピックアップ。テネリフェ・スール空港ではベビーカーは大型荷物の窓口に届く場合がある。普通のところで待っていても出てこなかったらそっちに届いているかも。
それからテネリフェのバスカード(ten+card)の購入とチャージ。カード本体が2ユーロで50ユーロチャージ。カード1枚で複数人の支払いが可能。
17:40 – 18:00 空港からCosta Adejeのホテル(Vincci Selección La Plantación del Sur)までタクシーで移動。タクシー料金は20分ほどの移動で30ユーロほど。ちなみにスペインはチップはいらない模様。
~18:10 ホテルVincci Selección La Plantación del Surにチェックイン
19:30 – 21:00 海沿いのレストランCosta Caletaで食事。目的のレストランがやってなくて急遽選んだのだけど、ちょっと外した。
~21:30 スーパーマーケット(Spar)で買い物をしてホテルへ

ホテル: Vincci Selección La Plantación del Sur

2日目 ホテルでプールと嫁XのTeide山観測所ツアー

部屋から眺めた日の入り

2日目の1枚・ホテルの部屋から日の入り鑑賞

スケジュール:

~8:30 起床
9:00 – 10:30
 のんびりホテルでバイキング朝食。とても良かった。
11:30 – 13:00 ホテルのプールで息子のL君と遊ぶ。とても良いプール。
13:30 – 14:00 プール側のスナックバーで食事。食事はそこそこ。
14:30 – 22:30 バスのお迎えが来て嫁Xが天文観測所ツアーに出発。テイデ山の上部から星空観察。それなりによかったみたいだけれど、冬は天の川も見えないし夏に比べると印象が薄かった模様。62ユーロ。
私はその間息子のL君と部屋でお昼寝、部屋でテレビを見ながらルームサービスでディナー。ハンバーガー美味しかった。L君が眠りについてしばらくしたらXが帰還。
~23:00 就寝

ホテル: Vincci Selección La Plantación del Sur

3日目 公共バスでの北部Puerto De La Cruzへ移動

テネリフェ北海岸

3日目の1枚・Puerto De La Cruzのテネリフェ北海岸

スケジュール:

~7:30 起床
8:15 – 9:30 ホテルのバイキング朝食。二日目もよかった。
~11:30 ホテルのチェックアウト
12:30 – 14:30 公共バスで北部へ移動。costa adejeからバスの467と343を乗り継いで。343は北部と南部をつなぐ高速バスで、終点のPuerto De La Cruzまで。一人10ユーロくらい。
~14:45 Airbnbにチェックイン
15:00 – 15:30 Puerto De La Cruzのテネリフェ北海岸を散策
16:00 – 16:45 AirbnbのオーナーおすすめレストランLa Cofradia De Pescadoresで早めの夕食。なかなか素敵なシーフードレストランだったし味もなかなか。
17:00 – 17:45 夕暮れのPuerto De La Cruzをお散歩。とても素敵な街並みだった。
18:00 – 18:30 近場のスーパーHiperDino Picassoでお買い物。スペインはビールもワインも安くていいね
~22:00 就寝

ホテル: Airbnb in Puerto De La Cruz

4日目 竜血樹を見にParque Del Dragóへ

テネリフェの竜血樹

4日目の1枚・テネリフェ島の竜血樹

スケジュール:

~8:30 起床
9:00 – 10:00 朝の準備と朝食
10:05 – 10:20 歩いてバス停へ
10:30 – 11:10 公共バス325でParque Del Dragóの最寄り駅Mataderoまで移動。この駅は結構わかりにくい場所にあるので、メイン駅のEstadion Icodで降りてしまうのも良いかも。
11:40 – 13:10 植物園と竜血樹の見学。とてもよかった。竜血樹は外からも見えるけど、入場料5ユーロ払う価値あり。
13:10 – 14:10 Parque Del Dragóのすぐ外のレストランRestaurante El Morteroでランチ。豚肉のソテーがとても美味しかった。
14:30 – 15:20 今度は公共バスの363を使ってPuerto De La Cruzへ。
16:00 – 20:30 近所のスーパーHiperDino Picassoでサラダやゆで海老などを購入してお家ディナー。
~22:00 就寝

ホテル: Airbnb in Puerto De La Cruz

5日目 ロロパーク(Loro Park)で動物園と水族館

ロロパークのシャチショー

5日目の1枚・ロロパークのシャチショー

スケジュール:

~6:20 起床
9:00 – 9:30 歩いてロロパークへと移動。チケットは窓口で購入(37ユーロ)
9:30 – 17:45 ロロパークを満喫。4つのショーを見れば、1日は簡単に過ごせる。ランチは中で食べるとまあまあまあという感じ。ただそんなに高くないのでオーケー。外にはそれなりに評価の高いレストランがいくつかあるようだけど、一時退出ができるのかは謎。あ、提携してるのかステーキレストランの一つには途中退出ができるって書いてあった。他のレストランについては謎。
18:30 – 19:30 再びAirbnbオーナーおすすめのレストランLa COCCINAでディナー。美味しかったけど、注文しすぎて満腹すぎた。
~22:00 就寝

ホテル: Airbnb in Puerto De La Cruz

6日目 テネリフェ南部への移動とplaya de las americasの夕方のビーチ

playa de las americas

6日目の1枚・playa de las americasビーチでの日の入り

スケジュール:

~8:00 起床
10:30 – 12:15 公共バス343でLos cristianosへ。
~12:45 歩いてこの日のホテルへ向かう
13:30 -14:00 たまたま見つけた中華レストランHong kong Food Cityで食事。リブ肉の揚げ物とか餃子とか美味しかった。中華は大味になったとしても、だいたいとこでも美味しいから安全。
~15:00 ホテルCleopatra palaceにチェックイン。ここのホテルはHalf boardで夕食付き。
15:30 -18:00 せっかくなので日没までビーチで泳いだり砂遊び。思った以上に大西洋のビーチと日の入りが良かった。満足。
19:00 -20:20 ホテルのブッフェでのディナー。タコの煮物が美味しかった。なぜだか売り切れまくってたのだけど、レストランでもタコ食べたかったな。
~22:00 就寝

ホテル: Cleopatra palace

7日目 playa de las americasの昼のビーチ

playa de las americasのビーチ

7日目の1枚・playa de las americasのビーチのお昼

スケジュール:

~9:30 起床。一番寝坊した1日。
9:50 – 10:30 朝食ブッフェを堪能。ほとんどブランチだけど。朝からCAVAで乾杯。
11:30 – 15:00 ビーチで砂遊びと大西洋でスイミング。それから砂の上での日光浴。
15:30 – 17:30 息子L君のお昼寝タイム。
19:00 -20:30 ホテルのブッフェでディナー。
~22:00 就寝

ホテル: Cleopatra palace

8日目 フィンランドへ帰国へ

~6:30 起床。
7:30 – 8:30 朝食ブッフェをゆっくり堪能。再び朝からCAVAで乾杯。
9:30 – 10:00 タクシーで空港へ移動。ホテルで手配してもらったタクシーだけど、クレジット払い不可だった。30ユーロくらいだけど、あまり現金持ってない人はタクシー乗るときに確認しておいた方が良いかも。
~11:40 ヘルシンキへのフライト

カナリア諸島のテネリフェ島旅行を終えての雑感

1 テネリフェ島での1週間旅行について

  • 全般に良かった。また機会があればくるかもしれない。でも次くるなら他の島を試したいかな。
  • 1週間テネリフェはリラックス旅行としてはかなり良かった。丸二日間ほど何もせずにビーチとプールで高級ホテル生活。言われていた通り12月でも全然ビーチもプールも大丈夫な気候だった。残りの日程は普通に観光。
  • レストランは結構当たり外れがありそうな印象。事前の下調べが重要。
  • 公共バスは安いし良かったけど、タクシーもそこそこ安い。
  • Loro park良かった。
  • 竜血樹が思っていたよりでかくてよかった。植物園もグッド。

2 Finnairフライトについて

  • 相変わらず子供向けの対応が良いところが好印象。
  • 6時間のフライトで座席ディスプレイなしは想定外だった。iPadを持って行くべきだったというのが反省点。
  • 同じく6時間のフライトとはいえヨーロッパ路線なので機内食がない。こちらは知っていたので対応できたけど、ルフトハンザみたいにサンドイッチくらいでたら嬉しいとは思った。
  • テネリフェからの帰国便がヘルシンキの空港でゲートにつけずにまさかのバス移動。ヘルシンキ空港のFinnairでこれが起こるとは想定していなかった。
    ゲートの指示ってどういうシステムになってるのか知らないけど、短時間とはいえシャツ1枚で氷点下はちょっときつかった。気温が変わるフライトの場合は防寒着を機内に持ち込んでおくべき。

あとの詳細は日記の方に書くので、興味がある方はそちらもよろしくお願いします。

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1. 海外旅行記のまとめ

2. 12月のカナリア諸島・テネリフェ島での1週間バカンス 〜準備編

3. カナリア諸島・テネリフェ島のコスタ・アデヘでリラックス

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5. カナリア諸島・テネリフェ 〜プラヤ・デ・ラス・アメリカスでバカンス

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12月のカナリア諸島・テネリフェ島での1週間バカンス 〜準備編

2018年は念願のアイスランドにもいったし、今年はもう旅行はいいかなと思っていた私たち。
だけど年末に近づいて11月・12月と続いたヘルシンキの寒さ、そして何よりも暗さ。ちょっとここら辺で太陽の光が必要だろうということで、急遽南へと旅立つことを思い立った。
適当にフライトを眺めてみるとクリスマス前の方がフライトチケットが安いので1週間以内に旅立ちたいという感じ。フライトがそこそこの値段で天気が良いところという感じで目的地をピックアップした。

テネリフェの竜血樹

テネリフェ北部の竜血樹

候補としてはギリシャやイタリアの下の方の暖かい島、スペインやポルトガルの暖かいところ、それからカナリア諸島。
カナリア諸島はアフリカのモロッコのお隣にある島々だけれど、領土的にはスペイン領。なので場所からするとちょっと不思議だけど、EU内お気楽旅行。平均気温は12月でも二十度越えの常春の島。

結局以前友人がクリスマスのカナリア諸島が良かったと言っていた記憶を道標に、ちょっと遠いけれどカナリア諸島まで飛ぶことにしたのだった。

旅程は長いようで短い7泊8日。

実際の旅程はこんな感じ:

内部リンク: 12月のカナリア諸島・テネリフェ島で1週間のバカンス 〜旅程編

カナリア諸島に行くための準備

カナリア諸島へのフライトの予約

カナリア諸島は北欧やドイツ、イギリスなど寒いあたりのヨーロッパの人たちに大人気の冬の観光地。フィンランドも御多分に洩れずということで、カナリア諸島はこの時期大人気。ちなみに結構お国ごとに行きたい島が分かれているそうな。

そういう事情なのでヘルシンキからもカナリア諸島への直行便が結構飛んでいる。航空会社はFinnairかNorwegian air。乗り換え付きで良いなら各種航空会社がある。
Norwegian airはノルウェーの格安航空会社で、クリスマス前のチケットを1週間前に購入して、お一人300ユーロしないくらいの値段帯だった。安い分だけ色々効率化を図っているので、そこらへんの評価が別れるところだそうな。
一方Finnairはフィンランドのメインの航空会社。一人400ユーロほど。なのでFinnairの方が少し高い。とはいえさほど値段が変わるわけでもない。私たちは子供のL君連れなので、子連れ旅行に慣れているし割と子向けサービスの良いと言われるFinnairを使うことにした。

直行便の行き先はグランカナリア島かテネリフェ島でフライトは6時間と少し。日程次第だけど両島で値段はさほど変わらなかった。私たちはテネリフェ島の南の空港(テネリフェ・スール空港)へと飛ぶことにした。

ちなみに12月あたりだとクリスマスと新年前後がチケットが売り切れてたり、べらぼうに高かったりした。それ以外は安くも高くもないといったところ。

カナリア諸島のどの島に行くか

カナリア諸島は全部で7つの島に分かれている。大きめの島はぱっと回って2・3日、ゆっくり回って1週間、それ以上滞在してもやることは十分にあるといった感じ。小さめの島は2・3日もあれば十分だそうだけど。

というわけで私たちの1週間の旅程だと行けてせいぜい2島。結論から書いておくと、私たちは結局テネリフェだけに1週間滞在した。

さて飛行機の直行便があるグランカナリア島(Gran Canaria)テネリフェ島(Tenerife)がカナリア諸島の中でも人気の大きな島。そしてこの二つの島は割と似通っていると言われていて、両方ともに素敵なビーチと自然公園、そして建物の綺麗な古都に、安くて美味しいレストランがある。
どちらかというとテネリフェ島の方が人気が高いよう。テネリフェにはスペイン最高峰3718mのテイデ山(Pico del Teide)があるからってのが大きいのかな。それからとても長生きの竜血樹を見ることもできる。グランカナリアはビーチが良くて、海鮮系のレストランが美味しいって聞いたけどどうなんだろう。

私たちが行きたくてちょっと調べていたのがランザローテ島(Lanzarote)。火山帯特有の自然が見れるということで、自然景観地を楽しみたいタイプの人たちには良い目的地だそうな。写真で見る限りではここが一番絶景に溢れてそうな雰囲気だった。
だけど結局断念。理由はいくつかあるのだけど、あまり何度も飛行機が使いたくなかったというのが一つ。そして代替手段のフェリーは12時間ほどかかる上に、直前だったためかべらぼうに高いチケットしか見つからなかった。
というわけで今回はパスしたけれど、次カナリア諸島に行くなら訪れてみたい第一候補。

フエルテヴェントゥラ島(Fuerteventura)も敷地面積の大きな島。砂漠っぽい景色やビーチが良さげだったけど、風が強いことが多いっていうのが子供連れの私たちにはちょっとということでパス。
ラ・ゴメラ島(La Gomera)ラ・パルマ島(La Palma)はテネリフェから割と近いのは良かったのだけど、特にこれといった魅力的な情報はなかったので今回はパス。
エル・イエロ島 (El Hierro)は大西洋に向かう最果ての島で、観光客の少ない落ち着いたバカンスを過ごすことができるそう。ちょっと興味はあったけど、やはり今回の旅行には向かなそうだったのでパス。

テネリフェ島での移動手段

私たちは今回は空港への移動はタクシー、そしてそれ以外は公共バスを利用した。

テネリフェ島でタクシー

タクシーは空港から南のメインビーチのCosta adejeや、playa de las americasまでは30ユーロほど。さほど高くない。お釣りを切り上げてチップにしても良いってくらいで、ほとんどチップの文化はない模様。
空港からのタクシーはクレジットカードが使えたのだけど、ホテルで呼んでもらった空港までのタクシーはクレジットカードが不可だった。カード払いしたい人は先に聞いておいた方が良さそう。

テネリフェ島で公共バス

さて公共バス。
行きたい目的地次第では結構安くて便利。ただしたくさんバスがあるし行き先もスペイン語系でわかりにくいので、事前にある程度バスの行き先や時間をチェックしておくと良い。私たちは一回逆方向に乗ってしまった。

バスカードが買えるお店のマーク

ten+カードの買えるお店

公共バスの使い方だけど、まずはバスカードのten+カードを買っておくと良い。便利なだけでなく料金割引も効く。特に長距離バスはかなり安くなる。
私たちは空港の預け荷物ピックアップを出てすぐの携帯電話屋さん?(Lycamobile)で購入。上の写真のバスカードマークがついているお店なら買えるそうな。空港職員とかに聞けば場所を教えてくれる。カード本体が2ユーロで後はお金をチャージして使う感じ。

さてバスの乗り方は簡単。
バスの運転手さんがいる先頭から乗り込んで、わかりやすいten+カードの読み込み機にカードを近づけるだけ。
1枚で何人かの支払いをまとめてすることも可能。その場合バスの運転手に二人以上で使うということと、目的地の行き先を告げる必要がある。

tenerifeのバスカードの降車時読み込み機

降車時のten+カードの読み込み機

重要なのが降りるときにもスキャンする必要があるということ。出口に上の写真のような、乗り込む時とは異なる読み込み機があるので、忘れずにスキャンする必要がある。降車時にスキャンしなかった場合は最長区間料金?を取られるのだとか。
ちなみに乗り込む時に使った読み込み機は、降りる時のスキャンには使えなかった。

そうそう、降りる駅の確認だけど、電光ディスプレイに次の駅名が表示されるのでそれで確認できる。ボタンを押して降りることを伝えないと、止まらないことがあるので注意。メインの駅ならだいたい止まるだろうけどね。
料金についてはten+カードの支払いで、短い区間で一人1ユーロとちょっと。南部から北部まで移動する高速バス(343)で一人10ユーロほど。

それからベビーカー持ちの場合だと、南部のメイン路線を走るローカルバスの場合はベビーカーがそのまま持ち込めることもある。
一方で高速バスとか北部のローカルバスはベビーカーはバス下の収納にしまう必要があった。

ちなみに私たちは使わなかったけど、レンタルカーも安くて良いそう。

テネリフェ旅行のホテル

カナリア諸島は比較的物価が安いので、良いリゾートホテルに比較的リーズナブルな値段で泊まれる。Airbnbはさらにお得な値段だし、リゾート地だと結構面白い物件も転がっていたりするのでどっちを選ぶかは難しいところ。

私たちは今回はバカンス旅行と観光のミックスということで、南部ではリゾートホテルに、北部では安めのAirbnbのスタジオアパートで節約と分けることにした。

Airbnbはいつも通りスーパーホストから適当に選択。そしてホテルはレビューの高い四つ星、五つ星ホテルの中から選択した。

以下は参考までに実際使ったテネリフェ南部のホテル情報。ちょっと長くなるので興味がない方は飛ばしてください。

Vincci Selección La Plantación del Sur

部屋から眺めた日の入り

部屋から眺めた大西洋への日の入り

住所: Calle Roque Nublo, 1, 38670 Costa Adeje, Santa Cruz de Tenerife
オススメ度:☆☆☆☆☆
概要:
Costa Adejeの五つ星ホテル。スタッフはレセプションもレストランもその他もとても丁寧で好印象。それからみんな聴きやすい英語を話していた。

割と落ち着いたエリアの中でも、ビーチからは結構坂を登る必要がある。というわけで、人によっては立地が悪いと感じる人もいるかもしれない。私たちにはむしろ人気の少ない落ち着いた場所ということで好印象。

ホテルは五つ星なだけあって部屋もアメニティーも充実。スリッパ・スポンジ・髭剃り・歯磨き・バスローブなどなどだいたい思いつくものは完備。バスタブ付きのバスルームもとても綺麗だし使いやすかった。
完璧な日の入りを含む部屋からの海の眺め、バルコニーのクッションの乗った背もたれを調整できるリラックスチェアも良かった。ちなみに海の眺めが良い部屋っていうタイプの部屋を選択していた。

朝食は外の眺めの良いテラスでリラックスしたバイキング形式。食事の質も品揃えも良くて満足できた。卵料理などはその場で調理してくれる。普通のコーヒーに加えてエスプレッソマシンもあり。
正直このホテルはhalf boardにして夕食もブッフェで食べてしまっても良かったと思ったくらい。ちなみにこのホテルは日替わりでブッフェメニューのテーマが変わる。スペイン料理、カナリア料理、BBQなどなど。

プールは各種プールに加えて小さな子供用の温水プールもあった。18ヶ月の息子のL君もとてもエンジョイしていた。私はちょろっと深い方のプールも体験。そんなに広いわけではないけれど、リゾートプールとしては十分楽しめた。
ちなみにプール側のバーレストランはそこそこ、さほど料理に気合を入れている感じではない。ただ南の島のプールを眺めながら飲む冷えたビールは美味しかった。

Cleopatra Palace

ホテルの部屋からの大西洋

ホテルの部屋からの大西洋とビーチ

住所: Av. las Américas, 38650 Arona, Santa Cruz de Tenerife
オススメ度:☆☆☆☆☆
概要:
南部の中心地las Américasの四つ星ホテル。こちらのホテルもとても従業員が丁寧で良かったし、英語もとてもお上手だった。それからチェックインの際にウェルカムドリンクが付いていた。
お隣の系列ホテルMediterranean Palaceがファミリー向けなせいもあってか、このホテルのお客さんは年齢層が高めだった。ちなみにもう一つの系列ホテルSir Anthonyが一番ハイエンドで値段が高い模様。

こちらはまさにビーチの目の前に位置したホテル。ホテルから出て一本道路を渡るとすでに砂浜。というわけでビーチに対する立地がとても良いホテル。とはいえmare nostrum resortの3つの大きなホテルに隠されるような場所に位置しているので、賑やかではあるもののさほど混雑感は感じないホテルだった(これは時期も関係してるかもしれないけど)。

部屋はVincciよりはやや小さかったけどバルコニー付き。ちなみにこのバルコニー隣の部屋に対してすごくオープンなので、半裸でバルコニーに出たりすると、お隣さんと気まずくこんにちは的な可能性もある。
より海ぎわのホテルだったので、ビーチが間近に眺められたのが良いところ。逆に高い木に阻まれていたので、日の入りは若干見にくかったけど。ちなみに予約時には、正面からの海の眺めが良いというカテゴリの部屋を選択していた。
アメニティーは歯ブラシがなかったくらいで、問題なし。子供用の小さいバスローブがついていたり、子供用グッズも充実していた。清潔なバスルームは良かったけど、シャワーカーテンが小さくて普通に使っても水がフロアに多少飛び散るタイプ。

朝食はやはりバイキング。Vincciほどではないけど、やはり品揃えが良くてなかなか美味しいバイキングだった。特にこのホテルはスペインの発砲ワインのCAVAが無造作に置いてあった。そんな飲んだわけでもないけれど、朝から発砲ワイン飲み放題はなんとなくリゾート気分。

こちらのホテルは私たちはHalf boardを選択。夕食はレストランかブッフェか選択式なのかなと思っていたら、どうやらブッフェの一択だった模様。
ちなみにHalf boardをディナーでなくランチにするということは可能だった。その場合Mediterranean Palaceのブッフェ会場でランチだったそうな。だけど私たちは普通にディナーを選択。
それで肝心のディナーブッフェだけれど、毎日一つ二つ光るメニューはあったのだけど、全体としてはまあまあといったところ。外にレストランに行っても良かったかなとも思ったけれど、小さな子供連れだとやはり近場でぱぱっと食べれるホテルのブッフェはありがたかったというのも事実。

プールはなかなか綺麗で広いプールがあったのだけど、ホテルの目の前に広がるのは広大な大西洋。私たちはずっとビーチで遊んでいた。ちなみにお隣の五つ星ファミリーホテルMediterranean Palaceのプールも利用することができて、そちらのプールの方が大きい。それから子供向けのプールもそちらにある。
それからプール側でチェックイン時にもらえるタオル交換券とプール用タオルを交換してもらえる。このタオル交換券はデポジットを取られているので、チェックアウト時に返却する必要がある。

その他テネリフェ旅行に準備したもの

暖かい場所なので荷物はだいぶ少なくできたけど、逆に準備しなければいけないものも。ぱっと思い出せるものだけあげておく。


  1. テネリフェなら12月でも晴れていれば昼はTシャツで大丈夫。二十度半ばくらいだけど日差しが強いので。夜は二十度を切って少し肌寒いので、薄手の長袖くらいあると良い。ただし山の方に行く場合は厚着が必要。特に夜間。
  2. 水着
    プールや海に入る方は。12月でも晴れていて風がなければ全然泳げる。温水プールはもちろん海でも。
  3. ビーチサンダル・スリッパ
    同じくプールやビーチで使用。テネリフェで買っても大して高くないけど。ホテルは四つ星以上なら室内スリッパはついているのかな。Airbnbなどを使う場合は部屋用のスリッパ・サンダルがあれば便利。
  4. 日焼け止め
    結構日差しが強い。日焼けが気になる方は特に。
  5. サングラス
    やはり日差しが強いので。
  6. パスポート・滞在許可証
    帰国の際に航空カウンターで滞在許可証の提示を求められた。ヨーロッパ滞在の方は忘れずに。
  7. 現金
    ヨーロッパにしては珍しく、時たま現金を要求される国だった。レストラン一つと帰りの空港へのタクシーが現金払い。手数料が気にならなければ現地でATM使うのも良いだろうけど。

準備としてはこんなものだったかな。
結構長くなってしまったので、実際の旅程などは次の投稿でまとめる。

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2. 12月のカナリア諸島・テネリフェ島で1週間のバカンス 〜旅程編

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8月のアイスランドを10泊11日で一周する旅・旅程編

アイスランド旅行の旅程編

私たちはもともとレンタルカーでアイスランド1周をするという前提で旅行準備を始めたのだけど、ここでボトルネックになったのが宿泊だった。

私たちが予約を取り始めたのは旅行の3ヶ月前くらいからだったのだけど、この時にはホテルはすでに予約でいっぱいになり始めていた。
Airbnbはさすがにまだ結構取れるところがあったのだけど、ある特定の日のある町とかいう条件で探すと全く宿が見つからないなんてこともあった。そういうわけでどうしても旅行計画は宿泊場所に縛られることになってしまった。

これからアイスランド旅行を計画する皆さんには、是非とも早めの計画をお勧めしたい。宿さえ問題がなければ、より自由な旅程が組めるはずだ。

アイスランド10日間ドライブ旅のロードマップ

ちょっと変則のアイスランド1周。
2日目にスナイフェルス半島(Snaefellsnes)に行っているのと、1号線でリングロード1周ではなく、最後が35号線に入ってるのがちょっと変わっているところ。
35号線が走りたかったっていうのと、上で述べたように普通に1周しようとするとホフィンで宿無しになるっていうことがあって、こんな旅程で回ることになった。

見た感じで大体わかるかもしれないけれど、11日あればだいたい無理なく一周できる感じ。1日のドライブ時間はだいたい3から6時間といったところ。人によって長いかどうかは評価の別れる時間かな。しかしドライバーが二人もいれば無理なく運転できる時間でもある。
アイスランドの無数にある観光地とはいえ、10日あれば有名どころの大体は回れる。私たちは小さな子供がいる上に大人も5人と少し大きなグループだったので旅程に制限はあった。それでも大体の観光名所は制覇できたかと思う。

アイスランド1周するための旅行時間の目安としては、2週間あればゆっくりとドライブしながらいろんなところが回れるだろうし、逆に1週間ではかなり急ぎの旅になるかと思う。

以下は私たちの実際のアイスランド10泊11日の旅程。

1日目 フライトでアイスランドへの移動

アイスランド旅行1日目

1日目のドライブマップ

広大なアイスランドの荒野に宿泊

1日目の一枚・広大なアイスランドの荒野Borgarnesのど真ん中の宿

  • ケプラヴィーク国際空港へのフライト
  • Blue Car Rentalでレンタルカーのピックアップ
  • Bonusで日用品の買い物
  • ホテルまでのドライブ

ホテル: Airbnb: Borgarnes周辺
ドライブ: 3時間(ほんとは2時間で着くはずだったのだけど、セッティングを間違えたGPSに変な道に案内されてしまった)
旅行日記: アイスランド初上陸からレンタルカーのピックアップ

2日目 スナイフェルス半島を探索する

2日目のロードマップ

2日目のドライブマップ

美しい山と滝

2日目の1枚・Kirkjufellの美しい山と滝を1枚に

  • Gerðuberg Cliffs
    そびえ立つ荘厳な石柱群。上に登って上から見ることもできる
  • Black Church
    小さな黒い教会。可愛らしい。周りはウォーキングトレイルになっているのかな。歩いている人が結構いた。
  • Vatnshellir Cave
    60分のツアー。思いの外よかった。説明も丁寧だったし、見所もいくつか。ちなみにアイスランド人の英語は北欧にしては聞きにくいけど、他の国に比べればまだまだ聞きやすい。
  • SAXHÓLL
    火山口の跡。眺めはよかったかな。でも他の観光地と比べるとあえていくほどでもない。
  • Kirkjufell
    綺麗な山と滝が美しい。滝だけならもっと美しい滝もあるし、山だけならもっと奇抜な山もある。だけどセットが美しいのはここが一番。

ホテル: Airbnb: Grundarfjörður周辺
ドライブ: 3時間(この日も少し道を間違えた)
旅行日記: アイスランドはスネイフェルネス半島を探検する

3日目 西部の滝とゴールデンサークル・シンクヴェトリル公園へ

3日目のロードマップ

3日目のドライブマップ

アイスランド3日目の1枚

3日目の1枚・アイスランドの大地から湧き出る美しい滝Hraunfossar

  • Deildartunguhver
    煙もくもくと立ち上る地熱地帯。でも小さいので眺めが良いという感じではない。近くに入れる温泉施設もある。
  • Hraunfossar
    幅広い綺麗な滝。どことなく九寨溝を思い出した。
  • Barnafoss
    小さいけど勢いの強い滝。耳で感じる滝。
  • Þingvellir
    ゴールデンサークル・シンクヴェトリル国立公園。もうちょっと事前情報蒐集するべきだった公園。どこに行けばいいのかよくわからなかった。割れ目もたくさんあるので、どこがメインなのやら。

ホテル: Airbnb: Hveragerði周辺
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランド西部の滝からシンクヴェトリル公園へ

 

4日目 アイスランド南部の有名滝と南海岸を巡る

4日目のロードマップ

4日目のドライブマップ

アイスランド4日目の1枚

4日目の1枚・洞窟に隠れる秘滝Gljúfrabúi。川の上の飛び石を超えて

  • Seljalandsfoss
    アイスランドで1・2を争う有名な滝。後ろ側からアイスランドの大地とともに見ると絶景。スーパー綺麗な写真を撮るには運も必要かな。
  • Gljúfrabúi
    上の滝とすぐお隣にあるけれど意外と丸秘滝、ってことだったんだけど最近は人気のようだ。入るのに結構な時間並んで待つ必要があった。
  • Skógafoss
    勢いのある1枚滝。階段を登って上から見ることもできる。すごかったんだけど、この日は南部名物の暴風デー。風に追い立てられた記憶の方が強い。
  • Dyrhólaey
    美しいブラックビーチの海岸線。黒い砂浜に不思議な造形の岩が目に美しい。

ホテル: Airbnb: Kirkjubæjarklaustur周辺
ドライブ: 5時間(ほんとは3時間くらいのはずだったのだけど、まさかの1号線の通行止めで長い迂回路へ)
旅行日記: アイスランド南部の有名滝を巡る1日

5日目 氷河湖Jökulsárlónボートツアーからホフィンへ

5日目のロードマップ

アイスランド5日目のロードマップ

5日目の一枚

5日目の1枚・アイスランドの氷河Jökulsárlónに生み出された青い氷

  • Hofskirkja
    緑に包まれた美しい教会。
  • Jokulsarlon boat trip
    60分のボートツアー。氷河を堪能できる。思っていた以上によかった。なぜか私たちのボートは半分くらい日本人。たまたまだろうけどツアーガイドも日本語を少し喋っていた。
  • Hornafjörður Airport
    The Secret Life of Walter Mittyという映画で使われた飛行場。とくに空港に何があるわけではない。というか何もない。でも好きな映画だったのでちょっと感動。

ホテル: Airbnb: Höfn周辺
ドライブ: 3時間
旅行日記: アイスランドで氷河湖ボートツアー

 

6日目 氷河Hoffellsjökullの見学と東部フィヨルドドライブ

6日目のロードマップ

アイスランド6日目のロードマップ

アイスランド6日目の1枚

6日目の1枚・氷河Hoffellsjökullの終着点に足を運んで

  • Hoffellsjokull
    氷河。ツアーに参加しなくてもダートロードを少し走ればいける。とはいっても氷河に近づこうと思うと、結構大変なトレイルをクリアする必要があるよう。駐車場の近く、割と遠くから見るだけでもかなり美しい。
  • Hvalnes Lighthouse
    アイスランド東南海岸の灯台。海岸線を散歩することができる。このあたりもブラックビーチだし、ホフィンを過ぎるとかなり人が減るのでのんびり観光できる。
  • Fjord drive
    ドライブするだけで素敵な東海岸。侵食された海岸線や変わった形・見た目の山がたくさん。
  • Mountain drive
    ちょっとメインロードを外れると山越えロードに突入する。私たちはショートカットで939号線に入ったのだけど、結構険しい山道だった。とはいえFロードではないので普通の車も運転してたけど。

ホテル: Airbnb: Gíslastaðir周辺
ドライブ: 4時間
旅行日記: アイスランドの東部フィヨルドをドライブする

7日目 デッティフォスと北部の観光名所と

7日目のロードマップ

7日目のロードマップ

7日目の1枚

7日目の1枚・Dettifossにかかる虹

  • Dettifoss
    勢いの強さならアイスランド一番かな。濁流がものすごい勢いで流れていく様は壮観だった。水しぶきもすごいので晴れていれば虹も見える。
  • Selfoss
    Dettifossのお隣。でもDettifossの印象の方がとても強い。864号線側からだとどうなのかが気になるところ。
  • Hverir
    ボコボコと硫黄ガスやら温泉やらが湧いている地熱地帯。ちょっと臭いけどなかなか壮観。通りがかったら寄ってくと良い。
  • Mývatn area
    温泉(Mývatn Nature Baths)でブルーラグーンの次に有名な場所。それ以外でも奇岩(Dimmuborgir)や湖岸(Hofdi)などが美しい。
  • Viti Crater
    火山湖。美しい青の湖。クレーターの周りをぐるっと回れるのだけど、風が強かったので途中で引き返した。
  • Godafoss
    バランスの良い美しい滝。この日は滝を向いて右側から鑑賞。

ホテル: Airbnb: Akureyri
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランド北部の外せない名所

 

8日目 朝のゴッダフォスと草葺き家屋と

8日目のロードマップ

8日目のロードマップ

アイスランドの8日目

8日目の1枚

  • Godafoss
    この日は滝を向いて左側へ。こちら側は滝下に行けたり、上から全体を俯瞰できたりとベターだった。ついでに虹も見えた。
  • Byggðasafn Skagfirðinga – Glaumbær
    博物館。草葺きの家屋が美しい。

ホテル: Airbnb: Sauðárkrókur周辺
ドライブ: 3時間
旅行日記: ゴーザフォスにかかる虹

9日目 35号線を走りアイスランドの深部体験

9日目のロードマップ

9日目のロードマップ

アイスランドの9日目

9日目の1枚・アイスランドの秘境Fロードに入り込んで

  • F35
    実はもうFロード指定解除されているらしい国道35号線。なかなか楽しいダートロード。だけど車高の高い4WDなら問題なく運転できる。
  • Kerlingarfjöll峡谷
    35号線からF347に入る。なかなかの絶景。私たちは時間の都合キャンピングエリアを通り過ぎたくらいで引き返した。
  • Gullfoss
    ゴールデンサークルに戻って。とても良い配置に作られた滝。上部のなだらかな広い滝も、下部の勢いよく落ちる滝もバランスが良い。写真1枚には収まらないし、直接目で見るべき滝。
  • Geysir
    有名な間欠泉。大したことないのかなって思ってたら、意外とたくさん吹き上がっていてかなり満足。あまり期待しないということは重要なのかもしれない。

ホテル: Airbnb: Flúðir周辺
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランドの深部へF35号線を超えて

10日目 最後にレイキャビク市内を観光

10日目のロードマップ

10日目のロードマップ

アイスランド10日目の1枚

10日目の1枚・レイキャビク市内で

  • ハットルグリムス教会
    スタイリッシュなデザインの教会。

ホテル: Airbnb:Heiðarbær
ドライブ: 2時間
旅行日記: レイキャビクにちょい寄りから帰国へ

11日目 ヘルシンキへのフライト

レンタルカーの返却とフィンランドへのフライトだけの1日。
早朝ということで少し心配していたのだけど、レンタルカーの返却プロセスは速やかだったし何の問題もなかった。

アイスランド1周の旅を終えての雑感

アイスランドの大自然の中で生活した11日間。ただその辺をドライブしているだけでも素晴らしい絶景だらけ。
11日間もいたというのに最後まで新鮮な驚きを与えてくれたアイスランドの自然には敬意を覚えた。

10泊11日というのはアイスランドを一周するのに丁度良い時間だと感じた。とはいえ予定していて行けなかったところもあるし、そもそも予定には組み込まなかった行きたいところもまだまだある。日程は長ければ長いほど楽しめる場所は増える。
基本的にはドライブ旅行になるので、小さな子供連れでも特に困ることはない。ベビーシートに座っているのが大丈夫な子供ならだけど。しかし昼寝の時間がうまく合わないなど、少しずつ旅程を調整する必要はあった。
子供連れでない人はもう少し強行スケジュールでガスガス回ることも可能だろう。特に若い人たちは。
一番のリミットになるのは限られた宿泊施設。夏場だと車中泊やキャンプができるグループだとさらに自由度は上がりそう。

というわけで大体アイスランドの有名どころは抑えることができた旅。今度戻るのは子供がある程度歩けるようになってからかな。次回は是非ともアイスランドの深部を攻めていきたい。

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1. 海外旅行記のまとめ

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レイキャビクにちょい寄りから帰国へ ~Iceland11days(10)

アイスランド旅行もいよいよ10日目。
11日目は朝のフライトだけなので実質最終日。この日は元気があれば色々とプランは考えてはいたんだけど、さすがにもう元気が残っていなかった。

ということでこの日はちょろっとレイキャビクに立ち寄っただけ。
そうそう本当はブルーラグーンに行きたかったんだけど、時間がはっきりしないからと直前まで予約を伸ばしていたら、夜中以外のチケットが売り切れになってしまっていた。
やはりブルーラグーンは早めにチケットを取らないとダメだったようだ。

アイスランド10日目・レイキャビク観光

10日目のロードマップ

泊まっていたゴールデンサークルの宿から1時間ほどドライブしてレイキャビクへ。
さすがにレイキャビクに近づくと、高速道路の交通量がかなり増える。でも他国の都市部に比べたらやっぱり全然マシだと思う。
高速道路を降りても都市的な混雑した道になるけれど、日本での運転に慣れている方には問題がないレベルでしょう。
ただしダウンタウンのあたりに入りこむと、道が狭いし歩行者も交通量も多いしということで注意が必要。それから駐車場がかなり混んでいたりする。

レイキャビクのハットルグリムス教会へ

ハットルグリムス教会

近代的なハットリグリムス協会

レイキャビクで見たのはこちらのハットリグリムス教会(Hallgrimskirkja)とその周りだけ。

ハットルグリムス教会の周りの駐車場はべらぼうに混んでいるし、バスなどが多くて大変。だけどハットリグリムス教会の裏手側に回ってみたら、それなりに駐車場が空いていた。

というわけで素敵な教会をパチパチ写真撮影。でもどちらかというと他で見てきたアイスランドの小さな教会の方が好みだったかな。

レイキャビクのダウンタウン

可愛らしいレイキャビクのダウンタウン

お腹が減っていたので、さくっと教会見物をした後は食事へ。
このあたりはお土産屋さんとかレストランがたくさんある。私たちはOstabúðinというレストランへ。ランチメニューは4つのメニューから選ぶシステム。
アイスランド価格ではあったけけど、街中のレストランなせいか十分美味しかった。フィッシュスープはちょっとしょっぱかったけど。

その後はNettoやKronanを巡ってお土産購入をしてアイスランド観光はおしまい。

アイスランド11日目・レンタルカーの返却

ヘルシンキへの飛行機は割と朝が早かったので早朝から空港へ。
この日のタスクはレンタルカーの返却だけ。

たどり着いたBlue Car Rentalのオフィスには一人二人お客さんがいたくらいでとても空いていた。
朝方ということで少し心配していたのだけど、プロセスはとてもクイックだった。
受付番号を取得して呼ばれたらカウンターへ行く。そうすると車の中に何も残っていないかだけ確認される。それから車を止めた場所を伝えると、従業員が傷などがないかのチェックへと向かう。問題なかったら書類に1枚サインしておしまい。
10分くらいで全部終わったかと思う。

その後は空港でチェックインしてフライトを待つばかり。ちょっとチェックインカウンターが混雑していたくらいで、特に問題はなし。
フライトは来た時と同じくアイスランドエアで。ヘルシンキまでの3時間の飛行はあっという間だった。

8月のアイスランド10泊11日の雑感

というわけでこれで8月のアイスランドを旅する10泊11日の旅はおしまい。やはり子連れ旅行ということもあって、予定していたよりもだいぶ行く場所を減らす必要があった。
とはいえずっと自然の中を巡っているので、小さな子供連れでも割と気楽に旅行ができたのも確か。外を見ていればずっと素晴らしい景色なので、ドライブしているだけでも楽しめるし。
火山帯の島なので日本からだと時折風景が似通ってしまうところもあるけれど、それでも日本では見られないような絶景を楽しむことができる。
もっと入り込むのが難しいところにさらなる絶景も隠れているのかもしれないけれど、それはまた今後の課題。アイスランドはチャンスがあればもう一度くらい戻ってきたいところだ。

日程としてはアイスランド1周するのには10泊というのはちょうど良かったと思う。10日より短いとかなりカツカツで一周することになりそう。逆に14日間あればだいぶ余裕を持って回れるとは思うけれどちょっと長い。

そうそうホテルが予約がいっぱいになっちゃっていて、この旅行は全泊Airbnbだったんだけどとても良かった。スーパーホストだけ選んだってのもあるかもだけど、アイスランドのAirbnbは前評判通りの良さだった。

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2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

アイスランドの深部へF35号線を超えて ~Iceland11days(9)

アイスランド9日目はアイスランド北部からF35を通って南部まで一気に戻った。
35号線は本格的な未舗装路。アイスランドの深部をドライブした。

アイスランド9日目・北部からF35を超えてゴールデンサークルへ

9日目のロードマップ

アイスランド9日目はいよいよレイキャビク方面へ向けての帰路。
私たちはリングロード一周で戻るのではなくて、35号線に突入することにした。アイスランド北部と南部をつなぐこの道は、距離的にはショートカットなのだけどほぼ全てダートロード。

35号線に入る前の注意事項

35号線に入る前の看板

35号線に入る前にある注意看板

アイスランドの隠れた名所に行くにはFロードと呼ばれる悪路に入り込まないといけないことが多い。Fロードは未舗装路である上に、荒れた道を進まないといけない。
その中でも一番親しまれて来たFロードがF35。35号線自体は実は最近Fロード指定を外れたそうだ。
でも35号線に入る前には注意書きの看板が出ている。
重要なのはレンタルカーの場合、4WDの車じゃなきゃダメというルール。Fロードや35号線に入る予定があるならば、レンタルカーを借りる段階でFロードが大丈夫な車を借りる必要がある。
Fロードを許可されていない車で走った場合、保険に入っていたとしてもその保険がおりない可能性があるそう。

野生動物が佇む未舗装路を走る

35号線デコボコの未舗装路

デコボコの未舗装路

湖沿いを走る未舗装路

湖沿いを走る未舗装路

というわけで結構ガッタガタに揺れる未舗装路を走って行くことになる。
そうは言っても道路は割とよく整備されている。アメリカのホワイトポケットへ続く道のような、一瞬突っ込むのを躊躇うような場所はなかった。

内部リンク: 海外旅行記・グランドサークル 〜秘境ホワイトポケットの絶景

F35に佇む羊

35号線の上によくいる羊

F35を運転していて気をつけないといけないのは、どちらかというと羊。
この羊たちよくわらかないけれど、道路の上で何かをしている。車が近づけばすぐ逃げて行くことが多いけれど、時にはだいぶのんびりとしている羊もいるので跳ねないように注意が必要。

35号線沿いでのんびりと過ごす羊

35号線沿いの小川ではたくさんの羊が過ごしている

35号線沿いは特にこれといった見るものがあるわけではないけれど、人よりも羊の多いエリアをのんびりとドライブしていくことになる。
ほとんど車とはすれ違わない。

ちなみに北のほうに1箇所カフェ兼ホテルみたいのがあった。
カフェを利用しないでもトイレが使えるけれど、一人4ユーロほどの使用料がかかる。まあ処理費がかかるのでしょう。
カフェのお客さんは無料かな。たぶん。

F35の道路標識

ほぼ中間地点でのF35の道路標識

35号線を外れてF347へ

途中ちょろっと本当のFロードを味見がてらF347号線へ突入。向かったのはKerlingarfjöll峡谷。

F347の滝

F347に入ってすぐの名前も知らぬ滝

F347に入っても道の状態は35号線とほとんど変わらない。少しだけ水たまりが増えるくらい。
10分ほど運転すると滝がある。高地らしい岩っぽい滝。ほとんど車とすれ違わなかったF347だけど、この滝のあたりには数名人がいた。

F347のキャンプ場

F347に隠れるキャンプ場

滝を通り抜けてもう少し走るとキャンプ場へとたどり着く。キャンプ場にはさすがに人がワラワラ。
このキャンプ場は水洗のトイレがついているのだけど、こちらもおひとり様1回4ユーロほど。35号線の北の入り口の方にあったカフェと同じなので、35号線の中はそんな感じなのでしょう。

F347の山道へ

キャンプ場を超えると若干、道が悪化する。運転しにくいというよりは、山道に入り道の角度が上がるという感じだけど。まあハイクリアランスの4WDならとくに問題はないはず。

雪渓の溶けるところ

雪渓が融けた継ぎ目

そのままドライブして雪渓とほぼ同じ高さまでたどり着いた。
8月というだけあって雪渓が融けているところがところどころ見ることができた。

F347の峡谷

F347から眺めるアイスランドの峡谷

このあたりまでくればまさに火山帯の高山の景色といった眺め。とても良い風景を楽しむことができる。
もう少し先まで行くこともできそうだったけど、天気が後ほど崩れるとの予想もあったのでほどほどのところで引き返した。

F347の水たまり

F347の一番道が悪かったところ

というわけでここからは、ひたすら未舗装路をゴールデンサークルまでドライブ。
一番運転に抵抗があったのが上の写真の水たまりだったけれど、実際のところとても浅い水たまりだったので全く問題無かった。

F347に寄り道をしたのを合わせて、35号線に入ってからグトルフォスにたどり着くまでには5時間半ほどの道のりだった。

ゴールデンサークルの名滝グトルフォス(gullfoss)へ

アスファルト舗装路に変わった35号線を少し走ると、急に車が大量に停まっている駐車場が見えてくる。
こちらがゴールデンサークルの名滝・グトルフォスの駐車場。
かなり広いので結構な車が止められるけど、ゴールデンサークルなだけあって非常に混みあっていた。35号線を抜けてきた後では、余計にその人の多さが感じられる。

グトルフォスの俯瞰

俯瞰したグトルフォス

さてこちらのグトルフォスは上下の2段滝。
上の滝は幅広く緩やかに流れ落ちる綺麗な滝。そして下の滝は勢いよく流れ落ちる雄大な滝。
上の写真に見えるように、上の滝のすぐ近くまで歩いていくことができる。一方で下の滝は思いの外しっかり見れる場所が少なかったのが残念なところ。

以下はいくつか写真ギャラリー。

上側の滝の近接写真

上側の滝のすぐ近くからの写真

グトルフォスの下滝

下側の滝の横方向からの眺め

下側の滝のビューポイント

下側の滝のビューポイントから

ウェブに載っている写真だと下側の滝をもう少し綺麗にとっている写真があったんだけど、どっかから望遠レンズで撮ったのかしら。
どこに行っても下の滝はあまりよく見えなかった。

滝を眺めていた時間は、短い歩きの時間を含めて30分ほど。
その後駐車場の横のカフェで軽く食事を取って休憩。こちらのカフェがなかなかオシャレだし、席も広いし、さほど高くないしで、アイスランドの観光地のカフェとしてはとてもよかった。
ちなみに外のトイレは有料だけど、この建物の中のトイレは無料だった。不思議。

思いのほかよかったゲイシール間欠泉

吸い込まれそうな温泉

吸い込まれそうな穴の開く美しい温泉

いよいよこの日最後の目的地ゲイシール。グトルフォスからはすぐそば。だけどグトルフォスよりはだいぶ人が少なかった。
駐車場に車を止めると、目的地はすぐそば。写真のように温泉がたくさん湧いているのが見える。

ゲイシールの間欠泉

天高く打ち上がる間欠泉

数ある泉の中でも一番人気はやはり間欠泉。いつもなのかは知らないけれど、この日打ちあがっていた間欠泉は一つだけだった。ここだけ周囲を囲むように人の列ができていたのでどこに行けば良いかはわかりやすい。
こちらの間欠泉最近あんまり活発じゃないという前情報を聞いていた。なのであまり期待はしていなかったのだけど、思ったより高く打ちあがっていて私的にはとても満足できた。

遠くからでもよく見える間欠泉

打ち上がると遠くからでも簡単に分かる

打ち上げの間隔は平均すれば10分。もしくはそれより少し短いくらいだったかしら。でも時折連発で打ちあがったりして飽きさせない。
音も結構いい音を出しながら吹き上がっていたし十分楽しめた。

嫁はやっぱり間欠泉ならイエローストーンが一番だったって言っていたけれど。

内部リンク: Why I will visit Yellowstone again

40分ほど間欠泉を眺めて退散。

これでアイスランドの旅はほぼおしまい。次の日はいよいよレイキャビクまで帰還し、フィンランドへの帰国に向けて買い物などの準備に入ったのだった。

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2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

ゴーザフォスにかかる虹 ~Iceland11days(8)

アイスランド8日目はちょっとした休憩と移動日。
疲れが溜まっていたこともあり、訪れた観光地は2箇所だけ。そのうち1箇所は前日すでに訪れたgodafoss。

アイスランド8日目・ゴーザフォスにかかる虹

8日目のロードマップ

アイスランド旅行もいよいよ8日目。終わりが少しずつ見えて来た。そのせいもあってか私たちはすっかりガス欠気味。
この日は本当は宿泊地のアークレイリからフーサヴィーク(Húsavík)まで戻って、ホェールウオッチングをする予定だった。
しかしそんな元気はもうないよねってことで、近場のゴーザフォスと通り道の観光地だけ寄って行くことにしたのだった。

朝のゴーザフォスは虹とともに

ということで戻って来たのはゴーザフォス(Goðafoss)。
前日は滝を向いて右側にある駐車場から、滝の右側へと向かったのだった。

内部リンク: アイスランド北部の外せない名所 ~Iceland11days(7)

この日も同じく右側の駐車場に止めていたんだけど、せっかくなので反対側も見てみることにした。

橋の上から

滝の手前にかかる橋の上から

というわけで川の反対側へと行かなければいけなかった私。車で行ってもよかったのだけど、駐車場のすぐそばに歩いて渡れる橋も付いている。朝方でまだ元気もあったので歩いて向かうことにした。
上の写真はその橋の上から撮ったもの。手前に写っている小さな滝ではなく、奥の方に見える水しぶきがgodafoss。

ゴーザフォスと虹

虹のかかった午前中のゴーザフォス

さてGodafossも晴れていると虹がかかる。
だけど日差しの方向によって見える場所が変わるようだ。私は運良く上の写真のように虹を見ることができた。一方で反対側から滝を見ていたうちの両親は、見ることができなかったそう。
というわけで晴れているなら、ぐるっと回って見ると虹が見える可能性がある。

滝下から見たゴーザフォス

ゴーザフォス滝壺の近くからの一枚

ゴーザフォスは左側に回ると河原におりて滝壺の近くまで歩いていくことができる。それほど大きい滝ではないけれど、近づけばそれなりの迫力がある。

ゴーザフォスを生み出すアイスランドの大地

ゴーザフォスを生み出すアイスランドの大地

アイスランドの大地を背景にした滝上の眺めも素敵だった。
滝の左右どちら側もいいところがあった。だけどどちらか片方を選ばなければいけないとしたら左側の方がオススメ。滝下・滝上からの眺めのヴァリエーションが良い。

左側へ少し長めのトレイルを歩いたこともあり、この日の滞在時間は40分ほど。
前日は右側だけで20分ほどだったから、両側へ回ることを考えると1時間くらいあっても良いかもしれない。

草に包まれたアイスランドの集落Byggðasafn Skagfirðinga – Glaumbær

ゴーザフォスから2時間ほど運転するとたどり着く集落跡地。

草葺き屋根のアイスランド

のどかな見た目のアイスランドの草葺き屋根

こちらの集落は一応博物館のようだ。色々と説明も書いてあったのだけど、読み飛ばしていたのでよく覚えていない。建物の中にもそれなりに展示があったようだけど、ほとんど中は見なかった。

それで何をしていたのかというと建物の写真撮影。草の生えた屋根の家屋がたくさん並んでいてでとても可愛らしい。
南部のHofskirkjaの教会も同じような見た目でとても可愛らしかったけど、こちらの博物館はたくさん家屋が並んでいるのが特徴。

内部リンク: アイスランドで氷河湖ボートツアー ~Iceland11days(5)

Varmahlidの教会

同じ敷地内にある可愛らしい教会

それから可愛らしい教会もついている。アイスランドの教会は全般に素朴で素敵。10分ほど写真撮影をして撤収。
遠くからあえて見にくるほどではないけれど、近くを通りかかったのならちょいよりして行くと楽しめる場所。

短いけれどこれにてこの日はおしまい。
すぐ近くにとっていたAirbnbの宿へと向かったのだった。

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アイスランド北部の外せない名所 ~Iceland11days(7)

というわけでアイスランド北部は、Mývatnエリアを中心として見るところが多い。私たちは旅程の都合7日目に北部の見所を結構詰め込むことになった。

アイスランド7日目・怒涛の勢いDettifossからMyvatnへ

7日目のロードマップ

まずは外形の美しいセルフォスへ(Selfoss)

この日宿から2時間半ほどドライブしてたどり着いたのはセルフォス・デッティフォスエリア。
ちょうどうちのL君が睡眠に入ったところだったので、864号線ではなく862号線でアクセス。
864号線はダートロードになるけれどそのぶん滝の眺めが良いという評判だった。けれどダートロードを走るとお昼寝中のL君が起きてしまう可能性があったので、舗装路の862号線側へと向かうことにした。
862号線側は広いよく整備された駐車場があり、ボットンではあるけど割と綺麗なトイレも付いている。確か無料。

dettifossへのトレイル

まるで地球上ではないような岩場を歩く

駐車場からは短いトレイルになる。
上の写真のような岩場の中をしばらく歩くと、DettifossとSelfossへの分かれ道へたどり着く。大体の人にはDettifossの方が印象が強いと思われるので、Selfossから行く方がオススメ。

selfossとdettifossの間の川

川は灰色に濁った流れ

Selfossが近づいてくると川沿いの道になる。
だいぶ濁った川なので綺麗という感じではないけれど、滝のそばだけあって豪快に景気良く流れている。

遠くから見えるSelfossの全貌

Selfossの全貌は遠くからの方が良く見える

川沿いまでくるとSelfossが遠目に見えてくる。
上の写真くらいのところで、Selfossのベスト写真スポットと書かれた看板が立っている。確かにこのSelfossは近づいてもあまり眺めが変わらないどころか、角度の関係で視界が制限されてしまう。

Selfossの滝上の眺め

Selfossの滝上の眺め

それからこちらの862号線側からアクセスするとSelfossにはあまり近くにはいけない。上の写真が一番滝に近づいたところだったのだけど、この先は川を渡らないといけないようになっていた。
というわけでSelfossは864号線側を見るまで評価は保留だけど、この手の滝だとGoðafossの方がレベルが高かったかな。

勢いならアイスランド1のデッティフォス(Dettifoss)

Selfossをサクッと流した後は、いよいよDettifossへと向かった。
SelfossからDettifossまでは歩いて10分ほど。

Dettifoss上流側から

Dettifossの上流側

Selfoss側から歩いてくるとDettifossの上流側にたどり着く。というわけでまずDettifossがすごい勢いで流れ落ちて行く上側を見ることができる。この辺りからもうDettifossの轟音がすごい。

Dettifossのダブルレインボー

Dettifossにかかるダブルレインボー

そして次に見えてくるのがDettifossから立ち上る虹。Dettifossはすごい勢いの水しぶきなので、晴れていれば虹が見えることは多そう。
この日は日差しが強かったおかげかダブルレインボー。

迫るように流れ落ちるDettifossの勢い

ものすごい勢いで流れ落ちるDettifoss

そしてもう少し川沿いに下ると勢いよく流れ落ちるDettifossを横から見ることができる。ゴールデンサークルのgullfossも勢いはすごいけど、盛大に流れ落ちる勢いが一番感じられたのはこのDettifossだった。

というわけで後はベストの写真を撮るための場所探し。この日は虹が出ていたのでどう虹を一緒におさめるか。

丘の上に乗った虹

丘の上にのった虹

滝と虹とアイスランド

滝と虹とアイスランド

というわけでアイスランド滞在の中でも印象的な立ち寄り地の一つになったDettifossでした。864号線側を試しにいつか戻って来たいところ。

滞在時間は2時間ほどだった。

地熱地帯Hverir, Namaskard

こちらはDettifossからドライブしてくると、Mývatnに入るほんの少し手前にある温熱地帯。
駐車場に車を止めるとすぐに硫黄のような独特の香りが漂ってくる。

Hverirの地熱エリア

泥っぽい温水がボコボコと湧き上がっている

地熱地帯って日本にいるとよく見ると思うんだけど、ここの地熱地帯はちょっと見かけた記憶のない見た目だった。
私が行ったことのあるところでは、どちらかというと黄色に色づいているような硫黄地帯が多かったので。
ここはなんというか泥っぽい地熱地帯。灰色の泥がぼこぼこと沸き立っていて、これはこれでなかなか面白い光景。

沸き立つ蒸気を身に受ける人々

それから温泉じゃなくて蒸気が湧いているエリアもあった。なぜだかこの蒸気を体に受けてる人たちがたくさんいたんだけど、そういうものなのだろうか?
温泉に入るような感覚なのでしょうかね。

眺めの良いHverir地熱エリア

晴れているととても眺めの良いHverirエリア

思った以上にぼこぼこ湧いてたし、晴れていればアイスランドの大地を背景にして眺めもとても綺麗。

絶対というほどでもないけど、時間があれば寄って行くとよいところだと思う。滞在時間は20分ほど。一周ぐるっと回っても対して時間はかからない。
以下ちょろっとHverirのギャラリー。

大きめの噴出口

ガスを吹き出す噴出口

Hverirの泥濘

Hverirエリアの泥濘

大きめの泥沼

綺麗なガス噴出口

綺麗なガス噴出口

山を越えればMyvatn

山を越えればそこはもうMývatn

Mývatn地域

myvatn湖へ

晴れ渡ったMývatn湖へ

というわけでHverirから5分ほど運転して山を越えるとMývatnエリアに突入する。
Mývatnは何と言っても温泉エリアなんだけど、残念ながら私たちは時間と旅程の都合でパス。

Dimmuborgirの奇岩

奇岩の並ぶDimmuborgir

代わりに訪れたのがまずDimmuborgir。
こちらはなんとなく日本でも見れそうな馴染みのある光景。奇岩がぼこぼこある。長野とかそこらへんにありそうな感じ。

穴のあいた奇岩

穴の空いた奇岩

洞窟などもある

小さいけれど洞窟なんかもある

一番短いトレイルは10分もあれば一周できる。長い方のトレイルもさほど長くはなかったと思う。
歩いているといたるところに色々な形の奇岩があるので見ていて飽きない。

滞在時間は短いトレイルをぐるっと歩いて45分ほど。

火山湖Viti Craterへ

続いてちょっと道を戻ってViti Craterへと向かった。
私たちは場所を勘違いしていて、実はViti Craterへの曲がり道はHverirのすぐ近く。なのでMývatnに来る前に寄った方が時間的にはお得だった。
とはいえすぐ近くだけど。

Vitiの青い火山湖

Vitiの火山湖らしい青い湖

駐車場に車を停めて少しだけ山に向かって登るとVitiの火山湖がすぐ見えて来る。火山湖らしい青い湖はとても綺麗。遮るものがないので、風が強いので防風装備があると良い。

Vitiを反対側から

反対側から見たviti cratorの眺め

さてこちらのViti Craterは火口の周りを歩いていくことができる。ただし一周ぐるっと回ろうと思うと、火口の周りだけじゃなくてかなり大回りをする必要がある。

小さく隠れる火山湖と地熱発電所

Vitiの後ろに隠れる小さな火山湖と地熱発電所

一周回る時間がなさそうだった私たちは途中で引き返した。
しかしこのあたりまで歩いて来ると、後ろに隠れるもう一つの小さな火山湖、それから地熱発電所のようなものが見ることができる。

30分ほどの滞在ののち、この日最後の目的地のGoðafossへと出発した。

美しくバランスの整った滝Goðafoss

Myvatn地域から1時間ほど運転するとGodafossにたどり着く。
こちらも一号線沿いから滝の水しぶきが見える。

川に大きな橋がかかっているのだけど、駐車場が橋の前後の両方についている。godafossは両サイドから見ることができるので、川のどちら側から見るか次第。
私たちはこの日は滝を向いて右側の方へと向かった。翌日もう一度見に来た時は左側へ。どちらも良さがあったけど、どちらかだけ行くなら滝を向いて左側の方がおすすめ。

美しいgodafoss

美しいgodafoss

バランスの良いgodafoss

バランスの良いgodafoss

というわけでこれらの写真は滝の右からの眺め。
美しいアイスランドの背景、十分な水量、左右の大きな滝、中央の細い滝、青く美しい水。その全てのバランスがとても美しい滝。

夕暮れ時に差し掛かりあまり時間の残っていなかった私たち。
翌日また戻って来ることにして、20分ほどで引き上げた。

この日の宿はAkureyriの中心地。久々に大きめの街での宿泊となった。

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アイスランドの東部フィヨルドをドライブする ~Iceland11days(6)

アイスランド6日目はアイスランド東部のフィヨルドを中心にドライブ。このあたりまで来ると人も車もだいぶ少ない。雄大な自然の中をのんびりドライブしているだけで楽しめるエリア。

アイスランド6日目・南部の町ヘプンから東部フィヨルド探索へ

6日目のロードマップ

ヘプンから自分でいける氷河エリア

この日はちょっとだけ1号線を西へ逆走するところからスタート。

目的地は再び氷河。氷河の上をハイキングしたかったら、アイゼンを借りられるようなツアーに参加する必要がある。だけどそれなり氷河の近くに行くだけならば、ヘプンからちょっと運転すればたどり着けるところがある。

Hoffellsjokullの氷舌

Hoffellsjökullの駐車場近くからの眺め

というわけでやってきた氷河はHoffellsjökull。ここはGlacier Tongue(氷河舌)が観れるってことだったんだけど、氷舌って言葉からイメージするほど伸びている感じではなかった。

さてヘプン方面から来た場合1号線からダートロードに右折してしばらく運転すると駐車スペースがある。ダートロードが若干運転しにくいガタガタのところがあるので、普通の車だと結構注意して運転する必要がある。

さて駐車スペースのすぐ脇が小高い丘になっている。
この丘を登ると目の前に氷河の終着点。氷河湖が見える。
小規模の氷河湖だけどその分全体と氷河湖の流れ込むところが見えるので良い。

Hoffellsjokullの眺め

トレイルを少し歩いて氷河の近くへ接近

ここはいくつかトレイルがある。
私たちはまず氷河湖沿いを氷河方向に向かって歩いてみた。こちらは少しいくと行き止まり。この写真を撮ったあたりがこのトレイルの突き当たりだった。
それでもちょっと近くで写真が撮れるので良い。

山に分け入るいくつかのウォーキングトレール

山側に分け入るウォーキングトレイル

アイスランドの山に分け入って

山の景色も美しい

それから少し山側へ入り込むトレイルもある。私たちはちょろっとこのトレイルに入り込み山登り。
地図を見るにはこの長い方のトレイルを歩ききると、氷河のだいぶ近くまでいけるんじゃないかと思われた。
この日はそんなに時間がなかったので途中で引き返したのだけど。

黄色いトレイルの標識

黄色いトレイル標識が各所にある

ちなみにトレイルは結構適当に山に分け入っていく感じ。だけど黄色い案内の標識がポツポツ生えているので、迷うことはないだろう。

トレイルを少し歩いて、滞在は1時間と少し。
駐車場近くから写真撮るだけだったら20分もあれば良いだろう。

今度来たら長い方のトレイルを制覇してみたいと思う。

オレンジ色の灯台Hvalnes Lighthouseへ

さて一号線に戻ってヘプンを通り抜けると、だいぶ車通りも少なくなる。
東部フィヨルドのドライブを始めてまず向かったのは灯台。Hvalnes Lighthouseという灯台が観光名所になっている。

灯台の駐車場からの眺め

風の比較的弱かったこの日は水面に景色が鏡写しに

一号線沿いだしたくさん車が停まっているので見つけるのは簡単。だけど灯台はそんなに大きくないので住所はチェックしておいた方が良いかも。
私たちが訪れた時は駐車場の入り口が少しボコボコだった。

黒い小石の丘を越えて

黒い小石の敷かれた丘を越えると・・・

駐車場からザクザクと黒い小石の敷き詰められた道を歩いていく。
少しずつその黒い小石の粒径が小さくなっていき、そして最後にはブラックサンドビーチへ変わる。

海岸線に佇むオレンジの灯台

灯台自体はまあ小さな灯台。近くまで歩くこともできるようだけど、まあいいかなってことで遠くから写真撮影だけ。

灯台沿いの海岸線の景色

ここは灯台の反対側の海岸線の景色がとても美しい。後ろに映るアイスランドの山のアクセントも素晴らしい。

滞在時間は海岸線まで歩いて30分と少しだった。灯台まで歩くともう少しかかるかもしれない。

東部フィヨルドを北上するドライブ

侵食されたアイスランド東海岸の景色

侵食されるアイスランド東海岸のフィヨルド

東部はフィヨルド地形になっているので海岸線をくねくね曲がりながらドライブすることになる、なので距離に対して走行時間が結構増える。

東海岸のビーチ

東海岸のビューポイントにあった砂浜

海岸線沿いはとても美しい景色が続くのでドライブしているだけで楽しめる。道路沿いんにはビューポイントもたくさんある。
それから道沿いにはいくつかそれなりに有名な滝もあったのだけど、この日は時間の都合でスキップ。

赤っぽいん砂浜

少し赤みが強い東海岸の砂浜

東部フィヨルドのピラミッド型の山

東部フィヨルドに隠れるピラミッド型の綺麗な山

最後は939号線の山道をショートカットドライブしてこの日の宿へ。

以下は939号線のギャラリー。

939号線の入り口

939号線の入り口。この後しばらく走るともう少し険しい道になる

939号線の滝

939号線の滝その1

939号線の滝その2

背景が美し939号線の滝その2

豪快な939号線の滝その3

豪快な939号線の滝その3。残念ながら普通にアクセスできるところからだと滝の全景は見えない

農場の中で一晩を過ごす

農場の一軒家の裏庭

宿の裏口から出たらこんな壮大な景色

この日宿泊したGíslastaðirのあたりは農場以外何もない。なのでちょっと宿を見つけるのに苦労したのだけれど、辿り着いた宿はとても素敵な農場の中のコテージだった。
コテージのすぐ近くまで農場の馬が散歩に来ており、アイスランドの自然の中の生活を満喫することができた。

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アイスランドで氷河湖ボートツアー ~Iceland11days(5)

アイスランド旅行も5日目。この日のメインは氷河湖Jökulsárlónでのボートツアー。
ドライブは一気に南部で有名な町ヘプン(Höfn)まで。

アイスランド5日目・氷河湖Jökulsárlónボートツアーへの参加

5日目のロードマップ

南部のドライブではちょいちょい氷河が現れる

南部に限らずだけど、アイスランドをドライブしているとちょいちょい景観の良いビューポイントがある。どこもわざわざ駐車場を作ってるだけあってなかなかの景観。全部止まるのは時間的に無理があるだろうけど、気が向いたら止まって見るのも悪くない。
道路沿いに500m先など看板で表示されているのでわかりやすい。駐車場が狭かったりして入りにくいところもあるけれど。

Viewpointからの氷河

ここ南部のでは氷河関連のビューポイントが多い。いくつかある氷河が色々な角度から見ることができるから。
同じ氷河を見れるビューポイントがいくつかあるので焦ることはないけれど、これはって思ったところで止まって見ると良い。近くから見るのとはまた別の趣がある。

緑の草に包まれた教会Hofskirkjaを訪ねる

この日の最初の目的地はHofと呼ばれる小さな村。

緑に包まれた教会1

山あいの可愛らしい教会

この小さな山あいの村に何があるのかというと、のどかな空気に包まれた素敵な教会がある。
1号線から曲がってすぐたどり着くので、ホフィンまで行く方は是非寄って行くと良いと思う。

緑に埋められた教会

緑の草に埋没した教会

この教会はアイスランドの大地に立っているだけではない。アイスランドの自然の草に包まれている教会なのだ。草葺きの屋根がアイスランドの大地によく馴染んでいる。

ぼこぼこに包まれた教会

アイスランドの時の流れに包まれた教会

そしてアイスランドという土地に暮らす人々の歴史を伝える教会でもあるのだろう。落ち着いた美しさに包まれた教会であった。

ちょっと次のボートツアーへの時間が押していたので慌ただしい滞在になってしまったけれど、美しいのどかな村をちょっと歩いて見ても良かったかもと後で思った。

氷河湖Jökulsárlónのボートツアーへ

さていよいよ本日のメイン。Jökulsárlónのボートツアー。
いくつかボートツアーをやっている会社はある。私たちが選んだのはJökulsárlón Glacier Lagoon Boat ToursのAMPHIBIAN BOAT TOUR。

外部リンク: AMPHIBIAN BOAT TOUR

このツアーを選んだ理由は何と言っても0歳児から参加が可能っていうことで、息子のL君が参加可能だったから。水陸両用車での移動なので陸上では若干揺れる。だけど湖の上に出てしまえばほとんど揺れないので子供でも問題ない。

それから予約するときのTIPSを一つ。この会社割とすぐに予約がいっぱいになってしまうのだけど、日程が近づいてくるとボートの数を増やすことが多いようだ。
私たちも最初希望の時間はすでに予約が埋まってしまっていた。しかし旅行の少し前になったら希望の時間の近くに新しいボートツアーのスケジュールが追加されて、無事そこを予約することができた。

さて、ここの湖Jökulsárlónは1号線を走ってくればとてもわかりやすい。ツアーの開始先は西から来た場合橋大きなを渡った先にある。
橋を渡ったら左手に大きな駐車場があるので、そこに止めて歩いていけば良い。こちらの駐車場は無料。
アイスランドにしては珍しくかつかつに止めている駐車場だったけど、まあバックパーキングになれている日本から来る人には全く問題ないだろう。

私たちはちょっとドライブの時間の見積もりを誤ってしまい、予約しておいたツアー開始時間の直前に到着。みんなで慌てて車から降りて、焦りながらボートへと向かった。
ボートが停まっているすぐ目の前にJökulsárlónの会社の受付の場所があるんだけど、そこは数人の人が並んでいた。おそらく当日受付のボートツアーに申し込んでいる人なのだろう。

氷河湖ボートツアーの水陸両用車

Jökulsárlónの水陸両用車両

一方水陸両用のボートカーにはすでに人が乗り込み始めている様子。このまま並んでいたら間に合わないかもしれない、ということでボートの方に行って従業員に直接聞いてみた。そしたら名前を無線で確認してくれて、そのまま乗り込むことができた。
フレキシブルに対応してくれた従業員に感謝感謝。
ボートに乗り込むと救命具をくれるのでそれを身につけて出発を待つ。1つのボートには20人くらい乗っていた。
全員座ったら準備完了。1分ほど陸上モードで走った後にそのまま氷河湖へ突入し、ボートツアーに変わる。

氷河湖の青い氷

ボートモードに移行したら、立ち上がっても良いとの許可が下りる。その頃にはあたりは氷河の青い氷に包まれている。
こうして浮かび始めた氷の寿命は短いので一期一会。同じ形の氷に出会うことはないと思うとなかなかに感慨深い。
ちなみにこの青い氷は密度が高い氷の構造由来だそうな。

しばらくの間はガイドはなしで、写真撮影に集中する感じ。

氷河湖から氷を拾ってくれたガイドさん

氷河湖から氷を拾い上げてくれたガイドさん

一通り写真撮影が終わると、ガイドの説明が始まる。
氷河湖の由来から、氷河の氷がどのくらいの時間をかけてこの湖に流れこんでくるか。この湖に浮かび始めてからの氷の寿命など。
それから氷河湖の氷を拾い上げてくだいてみんなに配ってくれる。私もせっかくなのでひとかけら味見。アイスランドの自然の中で長年を経た氷の味は格別だった。

反転する前の氷河の氷

反転する前の氷河の氷はあまり綺麗ではない

氷河湖の氷が青く美しいのは湖の中の氷の下部表面が洗い流された後に、重さの関係で上下が反転するから。
氷河湖の奥の方までくると、まだ反転していない大きな氷もある。こちらはあまり綺麗ではないけれど、遠くに見える氷河の感じとはこちらの方が似ている。

時折ジョークや日本語を交えながらのガイドツアーはなかなかにして楽しかった。良いガイドに当たったのかもしれないけど、全般にアイスランドは丁寧で優しげな人が多かったな。

駐車場から歩いていける湖の眺め

氷だけ見るなら駐車場の側の高台からもたくさん見える

1時間ほどのツアーを終えると出発したところと同じ場所へと戻ってくる。
今度は歩いて氷河湖の見学に行ったんだけど、湖にはボロボロと氷河からの氷が溜まっている。これはこれでなかなかに印象的な光景。
なのでボートツアーに参加しない人は、湖だけでも見ていくと良いだろう。

それにしてもこのボートツアーはとてもよかった。次来るときはたぶん氷河ハイキングのツアーに参加するとは思うけど、初めて来る人には全然おすすめできるツアーだ。

そういえば同じく有名なダイアモンドビーチもこのすぐ側だったんだけど、ボートツアーで満足してた私たちはうっかり訪問するのを忘れてしまった。

ヘプンでの夕暮れから日没のHornafjörður Airportへ

さて氷河湖ツアーの後はヘプンまで1時間のドライブ。

せっかく南部では大きめの街のヘプンにいるので、この日の夕食はレストランへと向かうことにした。

レストランはヘプンで人気の高かったシーフードレストランのPakkhús Restaurant。大きな店だったので予約してなかったけど席を取ることができた。
店員さんも丁寧だったし、料理もなかなか美味しかったし満足。価格はまあアイスランド価格だけど、雰囲気と味がよければ問題無し。

Hornafjörður Airport

日没後で誰もいない小さなHornafjörður空港

夕食を食べた後にまだ幾分元気のあった私と嫁はHornafjörður Airportへと向かうことにした。
この空港はとても小さなかわいらしい空港。特に見るものがあるわけではない。

私たちがここにきた理由は、映画「The Secret Life of Walter Mitty」の撮影に使われていたから。日本語名はライフかな?

映画では何もない空港だったけど、実際にも何もない空港。
でもなんとなく雰囲気を感じることができてよかった。

というわけでアイスランド5日目はなかなかに充実した1日だった。翌日からはいよいよアイスランド東部へと進出だ。

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