カナリア諸島・テネリフェ島のコスタ・アデヘでリラックス

暗くて寒いフィンランドの12月。
そんな冬真っ只中のヘルシンキを突然脱出しようと思い立って購入したフライトチケットは1週間後のもの。目的地はスペイン領カナリア諸島の一つ、テネリフェ島。氷点下のヘルシンキから常春のカナリア諸島までは直行便でたった6時間の旅だった。

playa de las americasのビーチ

テネリフェ南部を満喫するバカンスへの出発

ヘルシンキからテネリフェ・スール空港へのフライト

さて、何はともあれカナリア諸島に行くには飛行機に乗る必要がある。幸いヘルシンキからカナリア諸島へは直行便が出ている。1週間前に急遽購入して一人400ユーロくらい。安くもないけど、まあしょうがないかなというくらいの値段。

私たちの選んだフライトは11時20分発のFinnair便。
Finnairにはだいぶ慣れたもので、まっすぐファミリーレーンに向かってチェックイン。
チェックイン手続き中に、カウンターでもらえる大きなビニール袋にベビーカーを詰めて預け荷物にする。預け荷物だけどベビーカーは無料で運んでもらえるのだ。ちなみにヘルシンキ空港の場合だとFinnairカウンターならベビーカーをそのままカウンターで受け付けてもらえる。多くの空港では特別カウンターまで自分で運ばないといけないので、そこはヘルシンキ空港のFinnairの良いところ。

続いてセキュリティもファミリーレーンで、ベビー用の液体などを確認してもらいささっと済ませる。最近ランダムチェックによく引っかかるけど、特に問題なく通過。
セキュリティーを抜けたら子供用のプレイグラウンドゾーンへ一直線。フライト前に少しでも息子のL君のエネルギーを奪っておく作戦。

搭乗は一応息子本人と、息子と関連付けといた方の片親が少しだけ優先搭乗になるのだけど、荷物の少ない場合はそんなに早く入るメリットもない。
というわけでのんびりと搭乗。片側三席の二列だったのだけど、混んでたけど満員でなかったフライト。Finnairはだいたい小さな子供連れの横を開けておいてくれたのかな。うちを始めとして目についた小さな子供連れのところの隣が空いているように見えた。

というわけで自分の座席があって、割りかしハッピーな感じのL君。
しばらく窓際で遊んでいたりしたけれど、ちょっとしたら無事睡眠の旅に旅立ってくれた。

テネリフェ空港からホテルへの移動

飛行機を降りたらそこは春だった。
飛行機の中でTシャツに変えといたんだけど、12月だというのにそれでほんと十分な気候。なんだかワクワクする感じ。日本で冬でも沖縄旅行をする人の気分がよく分かった。

ベビーカーのピックアップを待っていたのだけど、どれだけ待ってもベビーカーが出てこない。いくつかベビーカーが流れていたから別口ではないのだろうと思っていたら、どうやら私たちのベビーカーはオーバーサイズだった模様。オーバーサイズの特別窓口の方にいったらポツンと置いてあった。

ベビーカーを組み立てたらいよいよテネリフェ島への上陸。

バスカードの購入

空港内のLycamobileでバスカードの購入

まず私たちがしたことといえば、バスカード(ten+カード)の購入。まあ市内でも買えるんだろうけれど、値段は変わらないので確実に手に入る空港で買ってしまおうと嫁Xと話し合っていたのだ。
荷物のピックアップの出口にあったインフォメーションのお姉さんに、バスカードがどこで買えるか聞いてみたら、出てすぐ左にあるお店で買えるとのこと。
実際に出てみたらとてもわかりやすかった。レンタカー窓口の前の通路のど真ん中に、お姉さんの言っていたお店の名前を発見。

ちょっと並んでいたのだけど、10分ほど待って順番がやってくる。並んでいた人たちみんなバスカードを買っていたので、私にもバスカードって言ったら簡単に購入できた。
ten+カード自体が2ユーロで、私たちは50ユーロチャージした。ほんとは必要料金を計算していたので53ユーロチャージしたかったのだけど、いくつかキリの良い数字しかチャージできないシステムなんだそうな。

というわけでバスカードを無事手に入れた私たち。
だけど空港からはバスではなくてタクシーで。この日はフライト疲れもあったので、さっさとホテルまでたどり着きたかったのだ。南のビーチエリアのコスタ・アデヘのあたりまでならタクシーでも30ユーロくらい。タクシーもそんなに高くない。

空港の看板案内に従って歩いて行くとタクシー乗り場がある。固まっておしゃべりしてたうちの一人のお兄さんが近づいてきて、そのうちのタクシーの一つへご案内。ベビーカーを見たせいかバンのような大きいタクシーだった。おかげでベビーカーを畳まなくてよかったから楽だった。
道はほとんど混雑なし。タクシーの窓からの眺めは、まさに南国といった感じの植物や砂漠っぽい感じの風景にサボテンまで。南に来たなあということを実感した瞬間だった。
サクサクと運転してくれて20分ほどでホテルまで到着。自分で運転しても楽しそうな眺めの良い運転しやすそうな道だった。

コスタ・アデヘの五つ星ホテルを楽しむ

チェックインとお部屋の様子

Vincciホテルのお部屋

キングベッドとなぜか準備されていたソファーベッド

今回私たちが利用したのはvincci selección la plantación del surという五つ星ホテル。

外部リンク: vincci selección la plantación del surのウェブサイト

五つ星ホテルとはいってもカナリア諸島だと100ユーロくらいから利用可能なところもある。海の眺めが良い部屋とかにするともう少し高くなるけれど。
私たちの部屋はそんな眺めの良い部屋で1泊150ユーロくらいだった。しっかりとした朝食バイキング付きの五つ星ホテルでこの値段、と考えれば安いんじゃなかろうか。Half boardなどのオプションもあったけれど、今回はノーマルプランで。

というわけで早速チェックイン。
ロビーは割りかし小さめのロビー。だけど落ち着いた感じで好印象。綺麗な英語を喋るお姉さんがテキパキと手続きしてくれた。あ、英語といえば、割とテネリフェの多くの人の英語は発音が独特。スペイン系の英語なのかな、結構リスニングが難しいことが多かった。慣れの問題だろうけど。
チェックインに必要なのはパスポートくらい。予約が間違えてなければ何の問題もないでしょう。

Vincciホテルのお風呂

大きなバスタブ付き

外にオープンの廊下を通って部屋まで。
中はかなり広めの一室。広いバスルームに大きなバスタブ、シャワーとトイレは一応ドアでセパレート。
リビングルームも結構広くてキングベッドにソファーとテーブル。それからベビーベッドを置いても十分余裕のあるスペース。ちなみにベビーベッドは予約のときにリクエストしておいたのだけど、準備されてなかったのでフロントに頼んだらすぐ持ってきてくれた。

vincciホテルのバルコニーから

ホテルのバルコニーからの眺め

バルコニーもとても広くて、背もたれを倒せるタイプのリクライニングチェアが二つついていた。濡れてもいいようにかプラスチック製だったけど、柔らかいクッションが乗っていて寝心地とてもよし。

バルコニーはバッチリ大西洋が見える景色だったし、日の入りも完璧に見えた。とても好印象。

ちなみにこの日の夕食はホテルの近くのRestaurante Costa Caletaで。本当は近くの違うレストランに行く予定だったのだけど、臨時休業だったようで急遽選んだこのシーフード系のレストラン。残念ながらちょっと外れだった。Google reviewの悪い方の評価が結構当たっていた感じ。最初のウェイターがなかなか来ないってのは、まあスペインだししょうがないとして。前菜のbaby squidの唐揚げがジャリッジャリの食感だったんだけど、これもこの料理が元々こういうものなのかもしれないのでコメントは避けておく。だけど海鮮パエリアはちょっとしょっぱすぎだったと思う。それからビールを2回頼んで、1個も来なかったのはさすがに初めての経験。ウェイターたちの人柄自体はフレンドリーで良かったんだけどね。あ、ちなみに子供用に頼んだボロネーゼは美味しかった。

といわけで帰り道にスーパーマーケットのSPARでビールを購入してやけビール。スペインはスーパーのビール・ワインがとても安くていい。そのあとはホテルに帰ってぐっすり熟睡したのだった。

五つ星ホテルの素敵な朝食バイキング

ヨーロッパのホテルって無料の朝食ってイメージはあまりないのだけど、リゾートホテルになるとさすがに朝食がついていたりする。

そしてこのホテルのバイキング形式の朝食はとても良かった。席へ案内してくれるウェーターがいて、最初のコーヒーか紅茶はポットに入れて持ってきてくれる。あとは自由にバイキング。

朝食だからハムやソーセージや卵料理に野菜などだけど、新鮮な感じで味付けも良かった。卵料理はその場で料理してくれるシェフがいた。
パン類が普通のパンからクロワッサンからデザート系までとても豊富で美味しかったのがプラスポイント。
フルーツもたくさん種類があってよし。子供が食べられそうなメニューもたくさんあった。

飲み物は上記のコーヒー紅茶に加えて、ジュースなどがたくさん置いてあった。それからネスプレッソのマシンがあったので、美味しいエスプレッソで朝からシャッキリ。

というわけで日本の観光ホテルのバイキングとまではいかなくても、海外としては十分以上に満足できる朝食バイキングでした。
昨日の夜もこのホテルレストランのブッフェでよかったな、とちょっと思ってしまった。

二日目は五つ星ホテルのプールでリラックス

朝食を満喫したあとはホテルのプールへ。ビーチに行くプランもあったのだけど、あんまり時間もなかったので。

とりあえずお部屋でシャワーをしっかり浴びて体を綺麗にしたら準備完了。プールサイドにもシャワーは付いていたけど。お部屋から水着の上にジーパンを履いてプールサイドへ。

ホテルのプールって使ったことがなかったのだけど、結構しっかり1.5メートルくらいの深さのある立派なプールだった。とはいえほとんどの時間は息子のL君と一緒に浅めの幼児用プールだったけど。

気温は濡れた状態で日陰に立っていると少し肌寒いというくらいだった。温水プールの中はあったかかったし、日差しの中のリクライニングチェアで寝っ転がってたら暑いくらい。日焼けが気になる人はしっかり日焼け止めを塗っておかないといけない日差しの強さだった。

十分泳いだ後にプールの脇のプールバーで昼食。
こちらはまあまあまあといった味と値段だったけど、プールサイドで雰囲気が良かったのでよし。他を知らないからなんとも言えないけれど、プールバーだとこんなものでしょう。

嫁XのTeide山天文台ツアー参加

天文好きの嫁は天文台ツアーへ出発。ホテルまでバスが迎えにきてくれた。

外部リンク: Astronomic tour 

午後2時から10時半までのツアーで62ユーロ。結構良かったようだけど、天文ファンからすると、冬場の星空は夏に比べると魅力が低いそうな。ちなみに天文台のあたりはかなり寒いそうなので、防寒着が必要。
ツアーの詳細は省くけれど、以下写真を数枚ご紹介。

天文台の中

天文台の中

Teide山天文台の日の入り

Teide山に落ちる夕陽

天文台日の入り後

日の入り後の天文台

望遠鏡の中の月

直径25cm望遠鏡の中を写真撮影

その間私と息子のL君はホテルでお留守番。ちょっと買い物に出たくらいであとはテレビを見たり、バルコニーで日光浴したり。

夕食はホテルのルームサービスでハンバーガーを注文。
さほど期待していたわけでもなかったのだけど、とても美味しくてよいサプライズだった。15ユーロとテネリフェ価格からするとちょっと高いけど、五つ星ホテルのルームサービスと考えれば大したことはない。

といった感じでテネリフェ旅行の始まりはリラックス五つ星ホテル生活でした。
テネリフェ北部に向けて出発した翌日からの旅行は、次の投稿で書いていきたい。

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