国内旅行記・北海道 〜オホーツク流氷館と知床の自然

北海道の東北部の自然を楽しむ旅5日目は網走から知床半島入り。 ついに折り返し地点へと到着したのだ。

オホーツク流氷館 クリオネ

オホーツク流氷館のクリオネ

網走東横インで朝食を食べ終わった私たちは、オホーツク流氷館へと向かったのだった。 このオホーツク流氷館が、なかなかに良かったのだ。 流氷館じたいは昔からあったようだけど、2015年にリニューアルオープンした模様。 とても綺麗な建物の中で、様々な展示が行われていた。
入って地階に降りるとクリオネの展示がある。 なかなかクリオネをアップで見る機会もなかったので、近くからマジマジと観察できて良かった。 他にも流氷に生きる変わった生き物たちが展示されており、興味深く観察させてもらった。 またマイナス15度の流氷体感テラスはとても良かった。 濡れたタオルを凍らせて遊べる。 今住んでいるフィンランドは冬になったらこの気温より寒いんだな・・・と思うとちょっと困ったものであるが。

斜里町 天に続く道

斜里町 天に続く道と呼ばれるまっすぐに続く道路

流氷記念館を離れたら海沿いに知床半島を目指してドライブ。 途中斜里町によってお昼ご飯休憩。 斜里町では最近話題になっている”天に続く道”に立ち寄り、まっすぐに続く道の写真撮影をしてみた。 ほとんど車はこないが、道路なので写真撮影には注意が必要だ。

知床へのドライブを再開して、まずは知床八景の一つオシンコシンの滝に立ち寄った。 なかなか規模の大きな滝で雄大な感じ。 その後知床ウトロ港までたどり着いたのは2時くらいだったかな。
早速ウトロ港にある知床八景の一つ、オロンコ岩に登ることにする。 結構急な石段を10分ほどかけて登りきると、オロンコ岩の上からの良い眺めを楽しむことができる。 オロンコ岩のすぐそばにはゴジラ岩と呼ばれる最近できた観光スポットもある。

その後は知床第一ホテルにチェックインし、温泉に入ってひとまずのんびりしたのだった。 その後夕食にバイキング会場へと向かったのだが、ちょうど夕日の時間と夕食の時間がかぶっていた。 そこで私と嫁は知床八景の一つ・夕陽台からの日の入りを見るべく、バイキング会場からぬけだすことにした。 一応係の人に聞いたところ、夕陽を見て戻ってきたらまたバイキング再開して良いですとのことであった。 親切!

知床八景 夕陽台

知床八景の一つ夕陽台からの日の入り

ホテルから夕陽台までは歩いて5分ほど。 適当に行ってもたどり着けそうなわかりやすい場所にあるが、先に案内を聞いておけば簡単にたどり着ける。 私たちがたどり着いた時には前列には人だかりができており、ちょっと出遅れた感があった。 ちょっと外れや人ごみの上からの写真はとれたが、ベストのポジションを確保したかったら少し早めに行った方が良い。 そんなに広くないのだ。

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ホテル:知床第一ホテル

知床の巨大ホテル。 この度唯一の連泊。 海からは結構離れているが、高台なので海側に行けば海も見える。 結構豪華な感じのロビー。 借りた和洋室の部屋は清潔感があってとても良かった。 大浴場はとても広くて、露天風呂からは海が見える。 私たちは夕陽台にいったのだが、お風呂から日の入り鑑賞ができるならそれはそれで良いだろう。 家族風呂が付いていたのでせっかくなので嫁と借りたのだけど、こちらは普通のお風呂といった感じでちょっと残念。

朝食:東横インの朝食

東横インの普通の朝食。

昼食:そば処味彩(斜里町) ☆☆☆☆

斜里町のお蕎麦やさん

斜里町でふらっと立ち寄った蕎麦屋。 そばも美味しかったし、天ぷらも丁寧に作ってあって美味しかった。 食後のコーヒーがサービスで付いていた。

夕食:知床第一ホテル ☆☆☆☆

バイキング。 会場がとても広く、和洋中またデザートから多くのチョイスがあった。 とてもレベルが高かったとは思うのだけど、個人的にはもう少し厳選タイプのバイキングの方が好みなので星4つ。 とはいえ天ぷらをその場で揚げていたり、ラーメンを作っていたりと色々工夫をしていて好感の持てるバイキングだった。

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国内旅行記・北海道 〜湖巡りからの網走入り

北海道の東北部を中心に周る旅も4日目に入り、いよいよ東北端の方に近づいて来たのだった。 この日の最終目的地は網走だったので、出発地のサロマ湖からはすぐそこ。 そこで南の屈斜路湖や摩周湖などをぐるっと回って網走まで戻ってくることにしたのだった。

美幌峠からの屈斜路湖

美幌峠からの眺め

最初の目的地は美幌峠の展望台。 サロマ湖から美幌峠への道中はとても良いドライビングコース。 美幌峠に駐車すると、展望台の上までは5ー10分ほどの登り。 周囲は高原の景色といった感じで良い感じだし、展望台から屈斜路湖の眺めは壮大だ。 駐車場のそばには売店などもあるので、お土産や軽食なども買える。

20分ほどの滞在ののち、美幌峠を超えて摩周駅に向かったのだった。 ぽっぽ亭で昼食を食べた後、摩周駅を少しぶらぶら。 摩周駅には温泉の飲泉ができる場所が付いている。
摩周駅から次に向かった先は摩周湖である。 霧の摩周湖の名に負けず、しっかりと霧がかかっていた。 とはいえ時折霧の合間から太陽が顔を出したりしていたので、景色を楽しむことができた。

続いて硫黄山にちょろっと立ち寄ったのちに大鵬記念館へと向かった。 大鵬は私の両親世代なので私もほとんど知識はなかったのだが、嫁に日本文化の一つとして相撲の紹介をするのに良いだろうということで立ち寄ったのだった。 あんまり観光客はいなかったが、のんびりと見学することができたので良かったと思う。

神の子池

透明度が極めて高い神の子池

この日の最後に向かったのが、最近人気の神の子池である。 一般道から駐車場までの道は多少砂利道を走らないといけないが、運転が難しいというほどではない。 駐車場から池へのアクセスもすぐなので、結構辿り着きやすい。 ちょっと残念だった先日の青い池に比べて、こちらは前評判に違わない透明度の高い池を見ることができた。  池のサイズも丁度良い感じで、ぜひ時間があるなら立ち寄ることをお勧めしたい場所だ。
ただし問題が一つ。 季節的な問題だったのかもしれないが、ものっすごい数のアブがいた。 上の写真が手ぶれてるのもアブに噛まれながらの撮影だったため。 嫁は「この大量の虫たちが神の子なのね」などと言い出したくらい。 歩き続けてないとすぐアブに噛まれる状態だったので、何かしらの対策が必要だろう。 参考までに私たちが訪れたのは8月初めの4時くらいだったかな。

神の子池から網走までは一時間半ほど。 途中はちょろっと小清水原生花園に立ち寄ったくらい。 網走の東横インにチェックインした後は、近くのファミレスでご飯を食べたのだった。

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ホテル:東横インオホーツク・網走駅前

朝食:サロマ湖 鶴雅リゾート ☆☆☆☆

バイキングの朝食。 朝から品揃えが良く満足できるバイキング。 満足。

昼食:御食事処 ぽっぽ亭(摩周駅)☆☆☆☆

摩周 ぽっぽ亭のラーメン

摩周駅 ぽっぽ亭のラーメン

豚丼目的で選んだお店。 豚丼はしっかりとした味付けで美味しかった。 全員豚丼もなんなのでラーメンも頼んだのだけど、さっぱりしたラーメンで美味しかった。 値段もあまり高くないので気楽に入れる感じで良い。

夕食:ヴィクトリアステーション 網走駅前店 ☆☆☆

ちょっと観光食事疲れを感じてくるころでの普通のファミレス。 私は肉を食べたが、サラダバーにカレーが付いていてそれもまた美味しかった。 長期の旅行には1日くらいこういう食事があると良いかも。

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国内旅行記・北海道 〜旭山動物園からサロマ湖へ

北海道を周る11日の旅は3日目。 この日は旭川に宿泊していたので、旭山動物園を訪れるところからから旅行を始めたのだった。

旭川から旭山動物園までは30分かからないくらい。 この日の旭山動物園はそんなに混んでいなかった。 東横インで買っておいた前売りチケットを見せて正門から入場した。
まず向かったのが、ペンギン館。 続いてあざらし館にほっきょくぐま館。 ここら辺が人気どころで混雑時には並ぶ可能性があるとのこと。 あざらし館では、あざらしが縦に通された水中トンネルの中を通っていくのが観れた。 ホッキョクグマは割とサービス精神が旺盛で、のっしのっしと歩き回ったりプールの中に飛び込んだりと元気に活動していた。 ほっきょくぐまのすぐ近くにいけるトンネルには行列ができていたが、その周りにホッキョクグマがきている様子はこの日は見られなかったかな。

その後は途中東門のレストランで休憩を挟んだが、半日と少しくらいの時間でほぼ全ての動物たちを見ることができた。 上記の3つの館に加えて、かば館が結構しっかり作ってあって良かった。 カバがダイナミックに泳いでいるところを見れるのって結構珍しんじゃないだろうか。

サロマ湖ホテルの部屋からの眺め

ホテルの部屋からのサロマ湖の眺め

旭山動物園からサロマ湖までは休憩を入れて三時間ほどのドライブ。 夕方にはサロマ湖鶴雅リゾートにチェックインすることができたのだった。 サロマ湖の沿岸に位置しており、眺めがとても良いホテルだ。

 

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ホテル:サロマ湖鶴雅リゾート

サービスはとても丁寧でチェックインからチェックアウトまで感じの良いホテルだった。 温泉は清潔で眺めも良く、露天風呂がしっかりと付いている。 私たちが泊まったときはそんなに混んでいなかったので、のんびりとできて良かった。 また部屋からサロマ湖が一望できるようになっており、部屋から外を眺めてるだけで楽しい。 残念ながらこの日の夕暮れは天気が悪く、夕焼けを見ることはできなかった。 後久々に卓球が付いている宿だったので、温泉卓球を楽しむことができた。

朝食:東横インの朝食

東横インの朝食。

昼食:GARDEN TERRACE LION 旭山動物園東門店 ☆☆☆

豚丼やら洋風の定食やらだったかな。 味はあんまり記憶には残っていないので普通だったのだろう。 値段は少しお高めだけど、立地代と考えたら悪くない。

夕食:サロマ湖 鶴雅リゾート ☆☆☆☆☆

サロマ湖鶴雅リゾートの夕食

食事はバイキングにプラスで少し海鮮を頼んだ。 追加の海鮮はもちろんとても美味しかったのだが、普通のバイキングのメニューもしっかり料理がしてあって良かった。

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国内旅行記・北海道 〜美瑛の美しい丘

北海道を周る11日間旅行の二日目。 この日は美瑛を観光して旭川に移動する旅程であった。 美瑛は日本人にはもちろんだが、外国人にもとても人気が高い場所である。

少し前日が遅かったこともあり、この日の朝はややのんびり。 札幌の東横インで朝食を食べた私たちは、10時くらいに美瑛に向けて出発したのであった。 途中砂川ハイウェイオアシスというところに寄ったのだが、試食をすごい勢いでくれるお土産屋さんがたくさんあった。 外国人のお客さんを連れていくのには良いところだろう。

美瑛 ぜるぶの丘

美瑛にあるぜるぶの丘の花畑

さて美瑛にたどり着いた私たちはまずぜるぶの丘を訪ねたのだった。 ぜるぶの丘にはとても多くの花が植えられている。 また花々が整然と植えられているため、丘がカラフルなラインで染め上げられた様子はとても美しく見えたのだった。
ぜるぶの丘ではバギーカーで場内を一周するようなアトラクションもあったがこれには参加せず。 丘の上までゆっくりと歩いて登って降りて来て、20分ほどの滞在であった。
入場料は無料だがゼルブの丘の運営の補助のための寄付金を募っている。 楽しめた人は少しずつでも寄付すると良いだろう。

美瑛 四季彩の丘

四季彩の丘の花畑

続いて訪れたのが四季彩の丘。 こちらはぜるぶの丘より少し広く、もう少し精緻に作られている印象。 また丘をもう少し拡張しているような様子も伺えた。 バスで園内を周ることもできるようだったが、歩いて周るのが大変というほうど広いわけではない。 のんびり歩いて散歩するのにちょうど良い感じだ。
ぜるぶの丘に比べてバスでの団体客が多かった。 中国人の団体客も来ていたし、結構観光客がわらわらしていた。 なのでお土産やさんは気合が入っていた印象。 ちょっと時間を外していたせいもあるかもしれないが、売店2階のレストランはそんなに混んでいなかった。

あまり青くなかった青い池

あまり青くなかった青い池

ゼルブの丘を離れた後は、最近話題の青い池を訪れた。 青い池はMacの壁紙に使われたところから人気になったそうだ。 ウェブに色々落ちている写真を見るととても幻想的な青い池。 しかし私たちが訪れたときは、天気が悪かったせいなのか他の影響なのかあんまり青くはなかった。 とても綺麗な青い池を見るには少しの運が必要なのかもしれない。

青い池の後は、セブンスターの木やら展望台やらをチラ見しつつ旭川までドライブ。 観光を終えてから旭川までは一時間ほどだったかな。 まずは東横インにチェックイン。 夕食は旭川のラーメンを食べようということになって、旭川の町を散歩した。 どっかのラーメン屋さんを探していたんだと思うんだけど、見つからなかったので、その辺で見つけたラーメン屋さんで食べたような記憶。 夕食後はそのままホテルに戻ったのだった。

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ホテル:東横イン旭川駅前一条通

朝食:東横インの朝食

普通の東横インの朝食。

昼食:フロックスホール(美瑛) ☆☆☆☆

四季彩の丘の売店の2階にある食堂・レストラン。 大衆食堂のような見た目だが、なかなかに美味しかった。 野菜がたくさん乗っかったスープカレーとカツカレーを注文したんだったかな。 お値段も程よい感じで、観光地のレストランとしてはかなりコストパフォーマンスが良かったと思う。

夕食:まつ田(旭川) ☆☆☆

旭川のラーメン屋さん。 別のラーメン屋さんを探してた気もするのだが、なぜだかここに入ることになった。 ラーメンと餃子を頼んだのだったかな。 ラーメンも餃子も普通に美味しいっていう感じ。 グーグルのレビューにもあったが、おばちゃんが結構適当に注文を取っていた。 注文の確認はしっかりしておいた方が良いかもしれない。

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国内旅行記・北海道 〜対照的な夕張と札幌

2016年の夏。 嫁を中国から招待して十泊の北海道旅行をすることにした。 嫁とは羽田空港で合流して新千歳に一緒にフライト・・・の予定が杭州から北京行きの最初の飛行機が遅れに遅れた。 北京にはたどり着いたのだが、そこからのその日の飛行機はなし。 30ドルがホテル代として渡されたものの、周りのホテルは一番安いのでも60ドル。 ついでに乗客の次の日の飛行機の手配をする前に、翌日出直してきてねと職員は帰ってしまった。
中国国際航空は遅延では有名な航空会社ではあったのだが、最近の北京経由の便はさらに注意が必要なよう。 遅延に対する対応・サービスもあまりよろしくなかったので、時間にシビアな旅行に使うことはオススメしない。 嫁は結局北京空港で1日を明かし、次の日の夕方に羽田に到着したのだった。 さらに新千歳空港までたどり着けたのは、札幌行きの電車のほぼ最終の時間であった。

幸せの黄色いハンカチ 夕張

夕張・幸せの黄色いハンカチの撮影現場

さて嫁がそんな苦労をしている間だが、私たちはのんびりと夕張旅行をしていた。 夕張ではほんとに人が少なくなっている様子が伺えた。 私は田舎の人が少ない感じはとても好きなのだが、暮らすとなると大変なこともあるだろう。
まあ今住んでいるフィンランドも人口が多いわけではないけれど。 ヨーロッパは街がコンパクトにできているので、人口の少なさが感じにくいかもしれない。 日本もこれから人口がどんどん減っていくので、人口減少とどう向き合っていくかを考える良い機会となる。
夕張では幸せの黄色いハンカチという映画の撮影に使われた撮影場所が観光地となっている。 ぷらっと入っていけそうな感じの場所だったが、一応入場料が一人五百円ちょっとかかる。 炭鉱の街として栄えた夕張の雰囲気を感じることができるようになっている。 私は映画は見たことがなかったのだが、映画を見た世代の人たちには感慨深い場所のようである。

一時間ほどドライブして札幌に戻るとこちらは大都市。 街中をちょろちょろと運転してホテルに着いたのは5時くらいだったかな。 少し休憩して夕食は札幌駅ビルの中の回転寿司にいくことにした。
回転寿司をのんびりとつまんでいたら、嫁から入国審査の書類の住所についての問い合わせのメッセージ。 無事入国審査が終わり、三時間ほどで新千歳空港に到着できることがわかり一安心したのだった。

札幌駅から新千歳空港までは電車で一本でいける。 新千歳から札幌に戻るのには下手したら電車がなくなっているかなと思っていたのだが、ギリギリ大丈夫だった。  ちなみに新千歳から札幌へのバスは、最終便が到着するまでは適時出ているようである。

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ホテル:東横イン札幌駅南口

東横インは安定してて良い。 長期の旅行になると、さっぱりと素泊まりしたいときには良い。

朝食:東横イン羽田空港の朝食

羽田空港の東横インは1と2があり、和食と洋食に分かれている。 1・2どちらに行っても良いので、朝の気分で選べるのが良い。

昼食:おーやまレストラン(夕張) ☆☆☆☆

ちょっと値段が高いというレビューが散見されたが、計算できるお客さんの数を考えたら安売りはできないだろうとも思う。 実際値段はお高めとも言えたが、味については十分に美味しかったと思う。 おばちゃんが親切に料理の説明もしてくれたし、夕張についても少し話してくれた。 長いもを使った料理が名物らしく、これがなかなかに美味しかった。

夕食:北海道四季彩亭(札幌駅) ☆☆☆

本当は根室はなまるに行きたかったのだけど、すごい待ち人数で一瞬で諦めた。 携帯で待機の登録だけしといたのだけど、席ができた連絡がきたのは三時間後くらい。
代わりに訪れた北海道四季彩亭はあまりレビューはよろしくなかったのだけど、まあ普通に美味しい回転寿司だったとは思う。 あまり並ばずに入ることができたし。 北海道の寿司!って考えると、もう少し期待してしまうのはしょうがないかもしれないが。

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国内旅行記・北海道 〜北海道東北部を中心に周る11日の旅

日本なので国内旅行記とタイトルを変えたのだけど、一応私たち海外在住だしカテゴリは海外旅行記のアジアに入れておくことにした。 この旅行は結婚前に嫁を日本へと招待したときの旅行。 実家だけに呼ぶのもなんなので、中国で人気の高い北海道を周る旅をすることにしたのだった。 北海道10泊11日の旅。 例のごとくこの投稿では簡単な要略を、詳しい内容は〜日目のリンクから。

0日目

羽田空港近くの東横インに前泊した。 嫁とはこの日羽田で合流する予定だったのだが、フライトの遅延とキャンセルで日本までたどり着かず。 翌日直接札幌で合流することになったのだった。

ホテル: 東横イン羽田空港
夕食: ガスト大鳥居店

1日目 〜夕張・黄色いハンカチ・札幌

朝食は東横インで。 朝方のフライトで新千歳空港へ。 新千歳空港からレンタルカー会社のバスでレンタルカー会社まで移動し、そこからレンタルカーを借りた。 嫁はまだまだたどり着きそうになかったので、私と両親で夕張観光へと出かけた。 昼食を食べて夕張から札幌に向かい東横イン札幌駅南口にチェックイン。 夕食は札幌駅の駅ビルの一つで回転寿司。 なんてことを終えたあたりでようやく嫁が羽田空港に到着。 終電でギリギリ戻ってこれるくらいの時間に、嫁を迎えに新千歳空港へと向かったのだった。 無事嫁をピックアップして札幌まで戻ってこの日はおしまい。

ホテル:東横イン札幌駅南口
朝食:東横イン羽田空港の朝食
昼食:おーやまレストラン(夕張)
夕食:北海道四季彩亭(札幌駅)

2日目 〜札幌・美瑛・青い池・旭川

朝食は再び東横インの朝食。 朝食を食べ終わった私たちは、美瑛方面へとドライブを開始したのだった。 美瑛ではぜるぶの丘・四季彩の丘をはじめとしてちょろちょろと観光スポットを周る。 最近人気の青い池も訪ねたが天気がイマイチ。 その後は旭川までドライブ。 旭川に着いたら夕食を食べてこの日はおしまい。

ホテル:東横INN旭川駅前一条通
朝食:東横インの朝食
昼食:フロックスホール(美瑛)
夕食:まつ田(旭川)

3日目 〜旭川・旭山動物園・サロマ湖

この日は旭山動物園を朝から楽しむ。 3時過ぎくらいに動物園を離れ、サロマ湖へのドライブ。 サロマ湖ではサロマ湖 鶴雅リゾートというホテルに滞在。 なかなか良いホテルで、食事も温泉も楽しめた。

ホテル:サロマ湖 鶴雅リゾート
朝食:東横インの朝食
昼食:GARDEN TERRACE LION 旭山動物園東門店
夕食:サロマ湖 鶴雅リゾート

4日目 〜サロマ湖・屈斜路湖・摩周湖・硫黄山・大鵬記念館・神の子池・網走

ホテルで朝風呂・朝食を堪能したあとは、サロマ湖から屈斜路湖や摩周湖を見に南下したのだった。 その後硫黄山・大鵬記念館などを周る。 最後に最近人気の神の子池をのぞいた後に、網走へと向かったのであった。

ホテル:東横インオホーツク・網走駅前
朝食:サロマ湖 鶴雅リゾート
昼食:御食事処 ぽっぽ亭(摩周駅)
夕食:ヴィクトリアステーション 網走駅前店

5日目 〜オホーツク流氷館・斜里町・天に続く道・知床・オシンコシンの滝・夕陽台日の入り

午前中はオホーツク流氷館を訪問した。 ここからは海沿いに知床へのドライブ。 途中斜里でお蕎麦を食べて休憩。 知床第一ホテルに早めにチェックインして、温泉を楽しむ。 その後は夕食を食べつつ、オホーツク海に沈む日の入りを鑑賞。

ホテル:知床第一ホテル
朝食:東横インの朝食
昼食:そば処味彩(斜里町)
夕食:知床第一ホテル

6日目 〜知床・クルーズ・知床五湖・スターゲイジング

知床を存分に楽しむため、この旅唯一の連泊。 朝はややのんびりと起きだして、ホテルの朝食を楽しんだ。 午前中はまず知床クルーズに参加したのだった。 クルーズ後は知床五湖へと向かった。 知床五湖では二時間ほどかけてハイキングコースをのんびりと歩いた。 夕食はホテルに戻ってバイキング。 夜間には知床峠方面に繰り出して、スターゲイジングにトライしたのだった。

ホテル:知床第一ホテル
朝食:知床第一ホテル
昼食:セブンイレブン
夕食:知床第一ホテル

7日目 〜知床・羅臼・野付半島・根室

この日の朝ものんびりと朝食と温泉を楽しむ。 その後知床峠を越えて羅臼方面に向かったのだった。 北方領土を眺めつつ南下。 野付半島でお昼を食べて、そのまま根室方面へと向かった。 ねむろ 海陽亭にチェックインし、この日の夜は次の日の日の出を見るために早めに就寝。

ホテル:ねむろ 海陽亭
朝食:知床第一ホテル
昼食:レストラン野花(野付半島)
夕食:ホテル ねむろ 海陽亭

8日目 〜納沙布岬日の出・根室・霧多布湿原・厚岸・釧路湿原・釧路

この日の朝はこの季節では日本で一番早い日の出を見ることのできる納沙布岬を訪れた。 この日も例のごとくポイントには一番乗り。 ホテルに戻って朝食を終えると、霧多布湿原方面へとむかったのだった。 その後は厚岸の道の駅・グルメパークなどにちょい寄りしつつ釧路へのドライブ。 釧路に着いた後は釧路湿原を訪れ日の入り鑑賞を目論んだが、残念ながら天気はイマイチであった。 釧路の街に戻ったら東横インにチェックインして、炉端焼きを食べに釧路川沿いへと赴いたのだった。

ホテル:東横イン釧路十字街
朝食:ホテル ねむろ 海陽亭
昼食:やちぼうずカフェ
夕食:岸壁 炉ばた

9日目 〜釧路・阿寒湖・十勝平原

この日は阿寒湖のクルーズ。 クルーズ途中マリモ博物館みたいなところで、マリモの見学をしつつ静かな北海道を楽しむ。 阿寒湖を出た後は十勝平原へと向かったのだった。 途中道の駅や、巨大なフキ農園に立ち寄り。 十勝平原はモール温泉で有名。 大平原ホテルのモール温泉を存分に楽しんだのだった。

ホテル:ホテル大平原(十勝川温泉)
朝食:東横インの朝食
昼食:コンビニで軽食
夕食:ホテル大平原

10日目 〜十勝・帯広・幸福駅・札幌

いよいよ旅も大詰め。 大平原ホテルで朝食を食べ終わった後は、帯広六花亭でお土産の購入。 その足で幸福駅に向かい、何やら鐘を鳴らしてきた。 昼食は道の駅なかさつないの屋外についていた方の軽食処。 札幌まで戻った私たちは、旅の締めにと回転寿司を食べたのだった。

ホテル:東横イン札幌駅南口
朝食:ホテル大平原
昼食:道の駅 なかさつない
夕食:回転寿しトリトン平岸店

11日目 〜札幌・新千歳空港

東京への移動日。 新千歳空港でレンタルカーを返却して、新千歳空港で少しお買い物と昼ごはん。 お昼過ぎの新千歳から羽田までのフライトを終え、蒸し暑い東京へと戻って来たのであった。

ホテル:東横イン札幌駅南口
朝食:東横インの朝食
昼食:新千歳空港フードコート

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海外旅行記・中国 〜黄山3日目 下山は楽だが足にくる

さていよいよ黄山も最終日の3日目。

清涼台からの日の出

今度こそはと日の出を狙いに、夜明け前に出立した。 場所は前日の下見で決めておいた清涼台。 やはり一時間前くらいにはポイントへ到着した。 今回もこのポイントでは一番乗り。 途中私たちを抜いて行った人たちがちらほらいたのだが、きっと彼らは猴子観海・獅子峰に向かったのだろう。 待つことしばらく、夜明け近くになると大量の人が日の出ポイントに集まっていた。

黄山 清涼台の日の出
黄山 日の出時の清涼台

しかし、この日も残念ながら天候には恵まれなかった。 雲の流れが早かったのでしばらく待って見たものの、ご来光を拝むことは叶わず。 やや赤くなった雲と黄山の朝の眺めはそれでも荘厳であったが。 日本からの団体のグループも見かけたが、残念そうに戻っていっていた。 せっかくなので、しばらく周囲の朝の景色を楽しんでからホテルへと戻った。

ホテルの朝食はバイキング形式。 確かホテルの地階の結構きれいなレストランが会場。 おかゆ・包子などの主食類が豊富でそれなりの品数のおかずもついていて、味もなかなかに美味しかった。

お手軽に眺めの良い始信峰

黄山 始信峰

黄山・アクセスの良い始信峰からの良い眺め

朝食後荷物をまとめてからチェックアウトをすませた。 最終日なのでこの日は再び荷物と一緒に移動する必要がありちょっと大変。 この日の最初の目的地は始信峰。 ホテル獅林大酒店からはすぐそこで30分しないくらい。 アクセスの良いピークである。
始信峰は最後の登りが狭い道になっていて、一方通行しかできないくらい。 しかしここもアスレチック的な感じでなかなか楽しい。 始信峰の頂上にはいくつかビューポイントがあり、どこも眺めがとても良い。 アクセスの良さとその景観の良さを考えると、コストパフォーマンスの良いピークだといえる。

后山側をひたすら降る

始信峰の後ははいくつか松や岩などの景観ポイントを流し見しつつ、后山側のロープウェイを目指した。 ロープウェイの駅までたどりついたら最後のもう一踏ん張り。 数百メートルほどの登りがある。 ここを乗り越えたら、後はひたすら出口に向かって下るのみである。 三時間ほどかけて、后山側の入り口までたどり着くことができた。 この日はほぼ降りだったが、この時には足を動かすのが難しいくらい疲れていた。
后山側の入り口についたらバス乗り場がある。 チケット売り場でチケットを購入し乗り込めば良い。 私たちは長距離バスステーションの近くまで乗せてもらった。 行き先が有名どころでない場合は運転手に確認して置いた方がよいのかもしれない。 1グループが彼らのバス降り場をめぐって運転手と口論を繰り広げていた。

バスを降りたのが12時半くらいで、杭州へのバスへは一時間ほど待ち時間があった。 近場にいた公安のおじいさんにおいしい麺の店を聞いて入ってみる。 長距離ステーションの近くの屋台だったが、このお店は残念ながらハズレであった。 またまにはこういうこともあるかと諦めて杭州への帰路へついたのだった。

 

コース:
獅林大酒店(4:30)ーー清涼台(5:00-6:00)ーー獅林大酒店(6:30)
獅林大酒店(8:00)ーー始信峰(8:20-8:40)ーー云谷ロープウェイ白鹅岭駅(9:00)ーー云谷ロープウェイ云谷寺駅(12:15)
*最終日なのでこんなものでしょう。 バスの時間に合わせて降りを調節するのが良い。

日の出:清涼台
このオーバールックの先頭はかなり見晴らしが良い。 逆に少し引っ込むとあまり眺めがよくなくなるので、ここも早めに来てポイントを抑える必要がある。 やはり天気が良ければ最高だろう。 この周辺を少し歩いて見たのだが、この清涼台の先頭付近でないと日の出の鑑賞には向かないようだ。 先頭付近が取れなかった場合は、もう少し登って猴子観海・獅子峰をトライするのもよし。

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海外旅行記・中国 〜黄山の二日目・西海大峡谷に潜む仙境

夜明け二時間ほど前。 昨日の運動で疲れ果てた体であったが、日の出を見るというモチベーションの元ベッドからなんとか抜け出す。 トイレなどを済ませると、日の出のベストポジションを確保すべく早々に出発した。 時期は7月の初めだが、早朝はとても寒い。 ホテルが各部屋に貸し出しているスキー用のジャケットを羽織り、この日の日の出ポイント・丹霞峰の近くのオーバールックを目指した。

丹霞峰からの日の出を目指して

黄山は夜はほぼ真っ暗闇である。 私たちは小さな懐中電灯を片手に丹霞峰への階段をひたすら登った。 途中ロープウェイに向かう分岐点があるが、ここは丹霞峰側に歩いて行けばよいのでわかりやすい。 しばらく登ると丹霞峰の頂上とオーバールックに向かう分岐点がある。 この日?時間?は頂上への道は閉じられており、私たちはオーバールックに向かった。 オーバールックにたどり着いた時は日の出の一時間ほど前。 グランドサークルのメサアーチの日の出の時もそうだったが、今回も無事一番のりだった。
しかし残念なことに天気はどんより曇り空。 また夜明けが近づくころには、雨もちらつきはじめていた。 しかし黄山の山々の上少しづつ明るくなっていく空と、やや朝日に赤く染まった部分を見せつつ流れる雲は十分に印象的な光景であった。 写真は全く良いものがとれなかったが。。
夜明けが近づく頃には個人客に加えて団体客も現れ始め、ほぼ身動きがとれない状態になっていた。 天気が悪くてもそんな様子だったので、晴れそうな日は言わずもがなだろう。 早めに良いポジションをお確保した方が良い。 そんなわけで夜明けの帰り道は渋滞していたので、のんびりとホテルまで戻った。 ちょっと疲れを感じた私たちは、チェックアウトの時間まで寝直すことにしたのだった。

西海大峡谷の散策

排云楼宾馆をチェックアウトした私たちは、この日のホテルである獅林大酒店に向かった。 荷物を預けるつもりだったのだが、もうチェックインできると言われる。 そこで部屋に重めの荷物を置いてから出発することにした。
獅林大酒店から来た道を戻る必要があったが、荷物がないおかげで足取りはとても軽い。 さっさと排云楼宾馆・排云亭を通り抜け、この日のメイン西海大峡谷へと足を進めたのであった。

黄山 西海大峡谷

黄山 西海大峡谷を下る・・・

黄山 西海大峡谷の通路

西海大峡谷の山沿いの石段通路

西海大峡谷はまさに仙人の住処といった様相だ。 渓谷の絶景に目を見張りつつ、急斜度の狭い石段を降りて行く。 一環と二環と呼ばれる8の字のコースは、初日のホテルの店員のおすすめのコースを辿った。 一環は右側を通り、二環は左側を。 反対側を試すほどの体力は残っていなかったので、どちらの方が良かったのかはわからない。
谷底までは約2.5kmの道のりである。 下まで降りた時にはだいぶ疲れていたので、歩いて登ることは諦めてケーブルカーに乗ることにしたのであった。 ケーブルカーからの眺めもなかなか良かった。 半分くらいは霧の中であったが。

光明頂・猴子観海・獅子峰

黄山 光明頂のボール

黄山 光明頂のボール

だいぶ疲れもたまって来ていたが、もう一踏ん張りと光明頂を目指す。 ケーブルカーの天海駅から光明頂はすぐそこ。 光明頂はボールが置いてあるからなんとなくわかりやすいが、他のピークに比べると何かあるというわけでもない。 しかしアクセスが良いので、大概のプランだと行っておくことになるだろう。

光明頂を出た後は特に寄り道することもなく獅林大酒店まで戻った。 この日は獅林大酒店のレストランで夕食を食べた。 レストランの値段はふもとに比べるとだいぶ高いが、中国はもともと食費は安いので大したことはない。 きのこの炒め物、麻婆豆腐、鴨の冷菜とビールで3000円程度。 おいしかった。

黄山 獅子観海

黄山・猴子観海 猴子がどこかに・・?

食後は翌日の日の出の下見も兼ねて猴子観海・獅子峰を見に行った。 獅子峰はしまっていたので、猴子観海まで登って雰囲気を楽しんだ。 ここは最後が少しアスレチックのような感じで楽しいのだ。
何箇所かチェックした結果、翌日の日の出は少し下の清涼台で見ることにした。 日が落ちて暗くなってきたのでホテルに戻り休息を取ることにしたのだった。

プラン:
排云楼宾馆(4:30)ーー丹霞峰(日の出, 5:00-6:30)ーー排云楼宾馆(7:00)
排云楼宾馆(10:00)ーー獅林大酒店(チェックイン,10:20)ーー排云亭(12:00)ーー西海大峡谷谷底(14:00)ーーケーブルカー天海駅(14:30)ーー光明頂(15:00)ーー獅林大酒店(16:30)
獅林大酒店(18:00)
ーー猴子観海・獅子峰(18:30-19:15)ーー獅林大酒店(20:00)

*ゆっくり歩いてちょうど良いくらいのプラン。 楽すぎず疲れすぎず。 健脚な方だとケーブルカーを使わず、西海大峡谷から登ってくるのも良いプランだろう。

ホテル:獅林大酒店

*スタンダードルーム・朝食込みで一万円程度のホテル代だが、部屋は清潔でしっかりと湿度がコントロールされていた。 朝食も結構チョイスがあって美味しかった。 排云楼宾馆と同価格帯だが部屋と食事だけならこちらの方が良い。 とはいえ黄山の場合目的次第の立地が重要だろうけど。

日の出:丹霧峰の近くのオーバールック

*日の出方向の見晴らしがとても良い。 天気が良かったら最高の日の出が見れそう。 私たちは残念だったが。 しかし先頭をとらないと人の波に飲まれる可能性がある、早めにくることをお勧めする。

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海外旅行記・中国 〜徒歩で登りきった黄山入山

黄山のふもとのホテルに前日入りしたおかげか、この日の黄山登山に向けコンディションは絶好調。 朝食はホテルのレストランでさっぱりした麺を注文して食べた。 結構美味しかったので、お昼用にチャーハンのテイクアウトも追加注文。

バスを乗り継ぎ黄山の前山から入山

チェックアウトした私たちは公認バスのバス乗り場まで歩いて向かった。 するとその途中で前日聞いていたことが起こった。 一台の車が近づいて来て黄山の入り口まで安く乗せてってくれるというのだ。 しかし黄山に入山するためのエリアにアクセスできるのは、実は公認のバスだけなのである。 前情報が十分にあったため、これが例のどっか別の山に連れてってしまうというあれか・・と思いつつやり過ごすことができた。 中国の場合だと何かしらの方法でアクセスがあるドライバーもいるのかもしれないが、バスはたくさん走っている。 リスクをとる必要は皆無だ。
バス乗り場にたどり着くとチケット売り場があるので、一人19元でバスチケットを購入。 列の先頭でバスを待っていると、私はバスの運転手の知り合いだから先に乗せなさい、と言うおばちゃんが現れた。 しかし、幸いなことにチケット売り場のおばちゃんがやって来て撃退してくれた。
10分ほど待ってバスに乗り込み、前山側の入り口・慈光閣ロープウェイ乗り場までバスで移動した。 ロープウェイ乗り場は少し場所が変わったようで、慈光閣より手前にある。 結構綺麗なトイレなどがついている。

黄山 ロープウェイ

黄山のロープウェイ

さて黄山への入山だが、二箇所入り口がある。 前山と后山である。 歩きやすさ・勾配の楽さの関係から、ホテルのお兄さんは后山側から登ることを勧めていた。 どこのホテルもそのように勧めるので、最近は多くの人が后山側から登っているようである。 私たちの場合は日の入り・日の出を見ることを中心にホテルやルートを決めていった。 その都合、前山側から登ることにしたのだった。
前山にも后山にもロープウェイがついている。
時間が限られている場合や、体に負担をかけたく無い場合は、ロープウェイを使うと良い。 私たちは山中二泊のコースだったので、時間はたっぷりある。 せっかくなので歩いて登ることにした。

黄山 人力輸送

黄山・物資の人力輸送

歩いて登る場合は、慈光閣のロープウェイ乗り場から慈光閣までもう一本バスが出ている。 このバスはチケットを見せる必要はなく、乗客がそれなり溜まったところで出発した。 バスを降りたら、慈光閣の改札を通っていよいよ入山だ。ちなみに260元の入山チケットはあらかじめホテルで買っておいた。

石段を歩き登り迎客松へ

入山したらさっそく石段を登り始める。 黄山はほぼ全てのルートが石で舗装がされている。 そのため登山靴というよりは、石で滑りにくい靴を履いておくとよいだろう。 野菜や様々な商品を山上のホテルまで人力で運ぶ人々や、子連れの凶暴な猿などを横目にしつつ、ゆっくりと着実に登っていく。
前山側から登って行くと黄山の最高峰の二つ、天都峰と蓮花峰がある。 自然保護の観点から、この二峰は4年ごとに交互に開放されている。 この年開いていたのは天都峰の方。 しかしとても残念なことに、この日はこの天都峰に向かうコースが小雨のため臨時休業であった。 ちなみに最高峰の蓮花峰が次にオープンするのは、2018年4月1日だそうだ。 もうすぐ。

黄山の猿

子連れの凶暴な猿

登ること4時間ほど。 目的地の一つである迎客松までたどり着いた。 迎客松はお客さんを歓迎しているように見えるそうだが、私にはちょっと難しかった。
このあたりにはレストランなどの休憩施設がある。 ちょうどお昼時だったので、ここでお昼を食べることにする。 ホテルで買ったチャーハンと、インスタントヌードル、後は家から持って来た筍の漬物を野外のテーブルで食べた。 四時間登り続けた後の昼食はとても美味いものであった。 山の上にしてはとても綺麗なトイレを済ませて、午後の部に再出発。

百歩雲梯・光明頂・飛来石

黄山 百歩雲梯

見た目より急な黄山・百歩雲梯

迎客松のあたりでは蓮花峰を遠目に眺めたり、百歩雲梯の急な階段コースを楽しむことができる。 2時間ほどかけて光明頂周辺までたどり着くが、この日は素通りしてそのまま飛来石方面へと進む。 飛来石は名前の通りどっかから飛んで来たような石。 自然は不思議だ。

黄山 飛来石

黄山・たまたまちょっと晴れた飛来石

排云楼宾馆へのチェックイン・排云亭での日の入り

光明頂から再び二時間ほど歩き、この日のホテルである排云楼宾馆に到着した。 部屋はベッドルームとそれなりに大きいバスルーム。 黄山の高湿度の影響をもろにうけており、湿度が高いとてもウェットな部屋であった。 とはいえ不潔な感じはしなかったが。
ひとまず荷物を置いて少し休憩。 その後日の入りの写真を撮りに行くことにした。 この日の日の入りポイントはホテルからすぐ近くの排云亭周辺。 しかし天気はしっかり曇り。 黄山は天気がとても難しい。 綺麗な日の出日の入りを見るには、長期滞在か幸運が必要なようだ。

夕食はホテルに戻りカップ麺と雪花啤酒で済ませた。 fitbitで計測したところこの日は約382階分の階段を上り下りしたようだ(途中で電源が落ちたのでもう少しかも)。 私たちは翌日の日の出こそはリベンジ・・と早めに就寝することにしたのだった。

 

コース慈光閣ー(4時間)ー>迎客松ー(2時間)ー>光明頂ー(2時間)ー>排云楼宾馆
*最初の予定では天都峰を挟む予定だったが、入れるとホテル到着はかなり遅れたと思う。

ホテル:排云楼宾馆
*本文記載の通り。 スタンダードルームが朝食付きで1万円程度。 朝食のブッフェは遅く行ったせいもあるだろうが、品切れや冷えた残り物的なメニューだった。 とてもおすすめというほどでもないが立地は良い。 日の出日の入りフリークの方には良いホテル。

日の入り:排云亭周辺
*私たちは外したが、天気が良ければ絶景だと思われる。

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海外旅行記・中国 〜黄山への旅立ち

水の九寨溝に対して、山の黄山。 中国の訪れるべき自然景観地をあげていったら、必ずこの二つは入って来るだろう。 九寨溝の旅行記でも書いたが、「五岳归来不看山 黄山归来不看岳 九寨归来不看水」(五岳を見たら他の山には行きたくなくなるが、黄山を見たら五岳にも行きたくなくなる。 九寨溝を見たら他の川を見たくはならない)という詩になっているくらいだ。

黄山の雲海

黄山に佇む雲海

杭州から黄山へのバス移動

2016年の夏、中国の嫁の実家に滞在中だった私と嫁は近場での旅行の計画をたてた。 私にとって初めての中国滞在であり、すぐに候補に上がったのが中国ベストの自然観光地の一つである黄山であった。
嫁の実家は杭州のすぐ近くなので、黄山に行くには杭州からバスで三時間程度。 中国の広さを考えたらすぐそこだ。 ちなみに数年内に新幹線が通るそうなので、さらにアクセスは簡単になるだろう。

初日はまずバスで一時間ほどかけて嫁の実家から杭州に移動。 その後市内でちょっと用事を済ませた後、市バスで杭州市の長距離バスステーション(西駅)へと向かった。 バスステーションで、マクドナルドを食べてからバスに乗り込む。 ときに中国のマクドナルドはなぜかチキンがメイン。
バスは運転手のポケットマネーにでもなるのか、路上で結構人を拾っていた。 それ以外は渋滞もなく、一度のトイレ休憩だけであっさり黄山に到着した。 ちなみに休憩のトイレはとても古めかしかった。 バス駅も大概古かったが。
バスの運転手が到着前に簡単な黄山の案内をしてくれた。 正規のバス以外の車がよくタクシーを申し出てくるが、黄山ではない別の山に連れて行かれてしまうそうな。。

ホテルへのチェックインと黄山入りの準備

ホテルはバスの停留所から送迎で10分くらいの黄山自遊人客棧。 中国の運転手はすべからく運転が荒いが、このホテルの送迎の運転手は1日1回くらい事故ってそうな運転だった。 いい人ではあったけど。 この地方は高湿度なのでどうしてもウェットな感じになってしまうが、それでもホテルの部屋は結構清潔であった。

近くのお店で水、カップラーメン・雨具などを購入し準備を整える。 ちなみにバスの停留所やホテルの周りで、押し売りのごとく雨具を売りつけようとしてくる人々が大量にいる。 別に対して高く売ってるわけではないのだろうが、あえて彼らから買う必要もない。
夕食はホテルのレストランで食べることにした。 臭豆腐の料理がおすすめメニューに入っていたが、店員に聞いたら臭いからやめとけと言われる。 店員のおすすめの川魚料理・山菜料理と雪花啤酒を注文。
夕食後に送迎の運転手でもあったホテルの店員が来て、黄山の観光案内をしてくれた。 見るべきポイントやおすすめのコースなどを教えてくれたのだ。 コースについては山上で一泊のコースをやたらとおすすめしていたが、私たちはすでに二泊宿を取っていたので自分たちのプランで行くことにした。
またホテルは登山用のスティックを無料で貸し出ししていた。 黄山に登る前に前泊する旅程ならば、とてもおすすめできるホテルである。

ちょっと長くなって来たので、黄山入山からは次の投稿にて。

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