フィンランドで滞在許可証を更新するプロセス

海外で仕事を契約延長すると色々と滞在の延長手続きをする必要がある。

内部リンク: フィンランドでの仕事の契約延長に伴う諸手続き

滞在許可証の更新はその中でも重要なものだろう。 私もだいぶ前に仕事の契約更新は済ませていたので、いつでも滞在許可証の更新の申請はできた。
しかし移民局(MIGRI)の公式ホームページでは3ヶ月を切ってからの申請を勧めている。

嫁と子供が中国にしばらく行っていたこともあり、期限切れ2ヶ月ほど前に更新手続きを始めることになった。

フィンランドでの滞在許可証の更新申請のプロセス

1 延長更新のオンライン申請

オンライン申請は初めに滞在許可証の取得を申請した時と同じようにEnterefinlandのホームページから。

まずはさくさくと必要な個人情報の入力をしていく。 ほとんど初回申請の時と同じだし、とくに疑問を覚えるような入力項目はなかった。

オンライン申請をするのに必要なもの

パスポートのスキャン(出入国のスタンプが増えていたことを忘れて昔スキャンしたパスポートで一度提出してしまった。 そんな時は追加の書類を同申請ホームページからアップロードできる)
延長した仕事の契約書のスキャン
学位証明書など経歴証明書のスキャン(ポスドクの証明書はよくわからないのでCVをアップしておいた)

家族の滞在許可証の申請も同じ書類で良い。 あとは戸籍など関係証明の書類が一応必要なのかな。
延長申請の場合にはパスポートと契約更新書類が重要。 この2部はMIGRIでの面接でも原本の確認がなされる。 他の書類については特に面接での確認はなかった。

MIGRIでの面接の予約

申請が終わると移民局での面接の予約を取るリンクがあるので、オンラインで面接の予約をする。

初回申請時にはえらい待ち時間の長かったMIGRIの面接だが、契約延長の場合には数日後には予約が取れるぐらいにガラガラだった。
10時半で予約を取ろうとしたら、エラーが起きてとれず。 11時だと取れたので、空き時間と出ていても取れない場合は時間を変えてみると良い。

2 移民局(MIGRI)にいっての面接

というわけで色々と書類の原本を用意して移民局MIGRIを訪問。 アドレスは2018年現在Käenkuja 3a, 00101 Helsinki
ヘルシンキのサービスポイントは地下鉄のSörnäinen駅の近くにある。 歩いて5分ほどかな。 場所を知っているならすぐ着くといったところ。 初めての場合だとそんなにわかりやすい場所でもない。

私たちは当日ちょっと早くついてしまった。 建物の前が公園になっているので、天気も良かったのでお散歩しながら時間をつぶした。

時間5分前ほどから建物内で待機。 特に受付などはなく、予約をした時間からしばらく待つと館内放送で直接名前を呼び出されるという形式だ。
前回子供の申請に来た時はすぐ呼ばれたのだけど、今回は少しだけ待ち時間があった。 同じ時間帯の第2グループだったのかな。

内部リンク: 赤ちゃんとフィンランドに移動してからの諸手続き

名前と部屋番号がアナウンスされたので、その部屋に向かう。 部屋に入ると久々にフィンランドらしい寡黙な感じのお兄さん。 書類の確認などテキパキと申請手続きを進めてくれたのでとても良かった。

部屋の中ですることといったら、重要な書類の原本を見せていくことだけ。
私たちの更新手続きの場合だとパスポートと更新した仕事の契約書だけだった。

あとは滞在許可証用の写真を渡して申請料金の支払い(大人200ユーロ、子供150ユーロ)をしておしまい・・・だったのだけどここで一つトラブル。
私と嫁の写真は問題なかったのだけど、なんとなく印刷してきた子供の写真。 これが前回の滞在許可証のものと一緒だったのだ。 写真は6ヶ月以内のものという規定はあるものの、確認する方法もないのであまり問題になることはない。 だけど今回の場合は完全に前回と同じ写真ということでアウトだった模様。

というわけで追加書類として子供の写真を提出することに。
フィンランドの場合指定の写真屋にいって写真を撮ると、電子データを直接移民局に送ってくれるというサービスがある。
その電子データの指定コードを写真屋さんから受け取って、2週間以内に電子メールで移民局に送信すれば良いそうだ。
メールの本文にはこの時MIGRIから渡された書類に書いてあるカスタマー番号と書類番号を書き入れておくと、本人確認がすぐにできて良いよとのことであった。

追加の写真が届いたら申請の手続きが進みます。 承認されれば1ヶ月以内には滞在許可証のカードが届きますよ。 との話しを聞いて面接はおしまい。

2.5 写真屋さんで証明写真の撮影

翌々日にさっそく写真屋さんを訪れた。
滞在許可証用の電子データのコードが欲しいといったらすぐに理解してくれた。
子供を椅子に座らせて何枚か写真撮影。 その場で写真の確認。 その後すぐに写真のコードを発行してくれた。
写真屋さんの滞在時間は10分以内と速やかだった。 といわけで写真を自分で撮ってプリントして切ってっていうのが面倒な人には良いかもしれない。
ただし値段は20ユーロほどと結構しっかりした値段がする。 調べた限りどのお店もこのくらいの値段だったので、コストを取るか手間を取るかは趣味次第だろう。

3 承認と滞在許可証の発効

さて上記の通り写真を送ってから、3日ほどでオンラインのステータスが承認済みに変わった。 とても迅速。 カードが届くのにはやっぱり数週間かかるようだけど。

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