フィンランドの古都トゥルクの観光名所 〜二泊三日のトゥルク旅行

というわけでヘルシンキから電車でやってきましたのは、フィンランド西部の都市トゥルク(Turku)。 アウラ川沿いに発展した美しい都市。

内部リンク: ヘルシンキからトゥルクへの電車旅 〜二泊三日のトゥルク旅行

都市の人口規模的には6番目の様だけど、都市圏で見るとヘルシンキ、テンペレに続く第3の都市圏になるようだ[1]。

何と言ってもフィンランドの最古の都市。 かなりの間首都だったということもあってか、綺麗な建物が多く街並みもとても綺麗。 歩いてお散歩するのにとても良い都市だった。

トゥルクで観光に訪れた場所

マーケット広場(Market square)

トゥルクの電車駅(Rautatieasema)から歩いて15分ほどの場所。

初日に電車駅から直接歩いて訪れた。 昨年フィンランドではとても珍しいテロがあった場所。
今でも警備が厳重にされているって誰かのブログで読んだんだけど、この日はそんなこともなかった。
というか昇天祭のこの日はガラガラでお店もでていなかったし誰もいなかった。 以前アメリカンのチャールストンでクリスマスを過ごした日、夕食難民になったときのことを思い出した。

内部リンク: 海外旅行記・アメリカ東部 〜クリスマス・イン・チャールストン

土曜日のトゥルクマーケット広場

晴れた5月の土曜日のトゥルクのマーケット広場

その二日後の土曜日に再びマーケット広場を訪れたのだけど、この日はそれなりにお店が出ていた。 とはいえそんなに多くもなかった。
川沿いの方が賑わっていたので、この時期はみんな川沿いの方に行くのかもしれない。 嫁とアイスクリームだけ買ってそそくさと退散。

お勧め度 ☆☆

というわけでそんなに活況じゃなかった日なので微妙。 タリンの土曜日のマーケット広場の方が活況だった印象。 同じ日に比べないとフェアじゃないかもだけど。

内部リンク: 海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリン聖オラブ教会からの眺め

滞在時間は20分もあれば良いか。 特に買い物をするとか、イベントをやっているとかでなければだけど。

トゥルク大聖堂(Turku Cathedral)

住所:Tuomiokirkonkatu 1, 20500 Turku

こちらはマーケット広場からさらに歩いて10分ほど。 フィンランドルター派の総本山だそうだ。

アウラ川沿いから見たトゥルク大聖堂

アウラ川沿いから見るトゥルク大聖堂

マーケット広場の方から川沿いを歩いてきたのだけど、川沿いの散歩道から見るととても綺麗に見える。 この写真を撮ったのは有名なフィンランド料理のレストランのMamiのあたりだったはず。

もうちょっと近づいたトゥルク大聖堂

正面広場からのトゥルク大聖堂

もうちょっと近づいて見ても綺麗。 この辺りは団欒の広場というか、のんびりとしている地元の人たちをたくさん見かけた。
一周ぐるっと周囲を散歩することができるけど、大聖堂は正面からの眺めが一番綺麗。 反対側は大学の敷地なので大学の綺麗な建物を見ることはできるけど。

トゥルク大聖堂の中

荘厳なトゥルク大聖堂の中

それから中で特に何もやっていないときは中に入ることもできるそう。 使わなかったけど入り口のところにトイレもついていたので、困った時は借りられるかな?
とても荘厳な教会だった。

お勧め度 ☆☆☆☆

とりあえず外見が綺麗な教会。 中に入れば古い教会独特の厳かな空気も体験できる。
天気の良い日には教会の周りをお散歩しつつ、近場のレストランのテラス席でご飯なんてのは良いだろう。

教会自体は外を一周ぐるっと回って中を一通り見て写真を撮ってで30分もあれば良いかな。

ルオスタリンマキ野外手工芸博物館 (Luostarinmäki Handicrafts Museum)

住所:Vartiovuorenkatu 2, 20101 Turku

屋根に草の生えたお家

草の生えた5月のルオスタリンマキの家屋

初日の夕方5時27分に訪れる。
まだ空いていたけどチケット販売は5時半までで、6時には閉まるということだったのでこの日はスキップ。
2日後土曜日の11時ほどに訪れる。 入り口すぐにチケットオフィスがあり、入場料は7ユーロ。 ちなみにチケットオフィスの横の建物のトイレはとても綺麗だった。

ルオスタリンマキのフグ

ちょっと見にくいけど吊るされたフグの剥製

基本的にはフィンランドの古い建物を見て回るっていうだけなんだけど、時折中に人がいて説明してくれたりする。
面白かったのはセーラーのお家の説明。 はるばる日本まで旅した船が持って帰ってきたというのがフグだったそう。 剥製が吊るされていた。
しかし日本人用の説明を準備していたあたり、フィンランドはまだまだ日本人観光客が多いのだろうね。

ルオメンリンマキの中の郵便局

中に郵便局(Posti)もある。 ポストカードなどが買えるだけではなく、普通に郵便を送ることもできる。 せっかくなので手紙を買って、フィンランドの家まで送ってみた。
それから中の古い建物の中に、手芸品を売っているお店もある。 私は今回は特に興味を惹かれるものはなかった。 入り口のチケット売り場の新しい建物のショップでもだいたい同じものが売っていたかと思う。
こんな感じで1周ぐるっと回ったら1時間半が過ぎていた。 初日に入らなかったのは正解だった。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

ヨーロッパではあまり見かけない、木造の古い建物が見られる場所。 とはいえやはりどこかヨーロッパ風味が感じられたから不思議。 フィンランドらしくしっかりサウナもあったしね。

天気が良かったので写真を結構撮ったりしながらで、滞在時間は1時間半。
ぱっと見て回れば30分で回れるとは思うけど、ちょこちょこ面白いので1時間は見ておいても良い。
逆に言うと天気が悪いとあまり良くないかも。

Turun Kaasukello(Window of the Sun)

住所:Purserinpolku 39, 20810 Turku

宿泊場所のご近所にあった芸術作品。 古ぼけた丸いガスボールタンクを再利用して芸術にしたもののようだ。 芸術の内容については英語の説明もついてたのだけど、いまいち意味がわからなかった。

お勧め度 ☆☆

近場を通りかかったら寄っても良いけれど、わざわざいくほどのものではないと思う。 周りに何もないしね。 頑張ると綺麗な写真が撮れる素材?

Föri(アウラ川渡り用のフェリー)

二日目に宿泊していたアウラ川の東側から西側へと移動するのに利用。

トゥルクの川渡りフェリー

川渡りのためのフェリー

写真のように両岸を行き来している。 川沿いに走っているフェリーもあったはず。
到着すると船についているバーが持ち上がる。 右側から乗車、左側は降りる用みたいな矢印が地面に書かれているけど、そこまで厳密ではない。 無料なのでバーが上がったらそそくさと自分で乗り込む。
そこにいる人が全員乗り込むと、フェリーは出発する。 到着までは1分半。 川の上からの景色を見ることができるのがよい。

トゥルクのフェリーからの眺め

フェリーからの川沿いの眺め

ちなみに冬場は川が凍ってたらフェリーじゃなくて氷の橋になるそうな[2]。 それはそれでちょっと見てみたい。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

ただなので通りかかったら乗っておくべき。 頻繁に行き来しているので無駄に往復しても大して時間はかからない。

トゥルク城

住所:Linnankatu 80, 20100 Turku

トゥルク城正面

トゥルク城の正面入り口から。 右側にカフェもあった

二日目のメインの観光地。 メインの観光地の中では一箇所だけポツンと外れている場所にある。 中心地にいる場合はアウラ川沿いをのんびりお散歩していくか、バスを使ってアクセスすると良い。
ちなみに登録制ではあるけれれど、トゥルクでは30分無料の自転車の貸し出しを始めている模様。 うちはベビーカーがあるので無理だったけど、みんな自転車に乗れるメンバーなら登録するのも良いかも。

さてトゥルク城。 割と大きめの建物なので、それなりに遠くからでも目に入る。 敷地にたどり着くと、城の前や周りはちょっとした公園になっており日光浴している人たちがちらほらいる。

トゥルク城裏口

トゥルク城の裏口。 ひっそりとしてるけど普通に入って大丈夫

バスでのアクセスや中心地の方から歩いてきた場合、正面入り口の方にたどり着くはずだ。 ただ正面入り口からだと階段を登らないといけない。 ベビーカーや車椅子の場合は、お城の真後ろに回ると専用の入り口がある。 とはいえ結構ガタガタの道だからそれなりにアクセスは大変。
ちなみに中は階段だらけなので、歩けない子供は担いで歩く必要がある。 10kgぐらいの子供だと結構大変。

トルゥク城への入り口

チケットオフィスそしてトゥルク城への入り口

お城の中に入りたい場合はチケットオフィスに入ってチケットを購入する。 お城の中への入り口も同じところ。 なんだかひっそりとした入り口なので不安になるけど、ドアを開けると広々としたホールにつながっている。
大人一人11ユーロで、4歳以下の子供は無料。

トゥルク城裏口側から入った中庭

裏口側から入ると中庭はこんな感じ

ちなみにお城の中庭まではただで入ることができる。 急ぎの人は中庭で写真撮影だけして行くのもあり。

階段の多いお城の中

矢印を追いながら階段を上り下りするトゥルク城

有料部分ではお城の中の教会や、お部屋などを次々と見ていく。 通路も昔のままの狭い廊下や階段が多い。 ちょっと道順がわかりにくいところもあるけれど、だいたい上の写真に見えるような矢印を追いかけていけば良い。
展示物は多岐にわたる。 歴史や古物が好きな人は結構楽しめるか。 私たちは子供が途中からエキサイトしていたので、サクサクと歩いて回った。
メインのループと小さなループがあるのだけど、小さな方も結構広い。 全部回るなら余裕の持ったスケジュールにしておいた方が良い。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

お城の中に入らなくて無料部分だけ見てもそれなりに楽しめる。 中も展示品はぱっぱと見て回っただけだけど、お城の造形自体がなかなか面白かった。 子供抱えて一周するとかなりいい運動になる。

私たちの滞在時間は1時間半ほど。 全部見るなら1時間は見ておいた方が良いと思う。 思いの外お城の中が広い。

トゥルクのマーケットホール(Turku Kauppahalli)

住所: Eerikinkatu 16, 20100 Turku

トゥルクのマーケットホール

色々お店が立ち並ぶマーケットホール

前述のマーケット広場の方が有名かもしれないけど、私はこっちの方が好きだった。 たくさんの小さなレストランや、生鮮食品店、ベーカリー、カフェなどが立ち並ぶ。 食事から、喫茶、買い物まで。
ベビーカーを持って入りたい場合は、細長い建物の中ほどの横手側にスロープと自動ドアがついている。

お勧め度 ☆☆☆☆

やはり無料なのでとりあえず訪れておくと良い。 トイレも結構綺麗だし。

基本的には食事時に訪れると良いだろうけど、持ち帰りもできるところが多いのでホテルにいく前に何か買っていくとかにも悪くない。
食事は別投稿にまとめるけれど、ここのpiece of cakeは試す価値あり。 フィンランドでは珍しい程よい甘さのケーキ。

トゥルク市立図書館

住所:Linnankatu 2, 20100 Turku

とてもフィンランドらしい素敵な図書館だった。
我らがEspooの図書館も負けてはいないけれど。

内部リンク: フィンランドの図書館は子供向け設備が充実している

トゥルク図書館の新館

現代的なデザインの新館

街の中心部から歩いてくると新館側にたどり着く。
綺麗な現代的な建物。 写真を撮るには交差点の反対側からじゃないと全体が写りにくい。

トゥルク図書館旧館

趣のある旧館側の眺め

一方内部通路、もしくは外から川沿いの方に歩いていくと旧館にたどり着く。
こちらはまさにヨーロッパの図書館といった外観。 図書館を新館側から旧館側へと抜けるとちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる。

トゥルク図書館のキッズコーナー

各種おもちゃのそろったキッズコーナー

我々の主な目的はキッズコーナーで子供を遊ばせること。 フィンランドの図書館らしくおもちゃや子供用の本など充実していた。
上の写真の手前側のスペースも子供用スペースで結構広々としていた。 地元の子供達がちらほらと訪れているようで、常時3、4人くらいの子供達が入れ替わりで遊んでいた。
この日の年齢層は1歳くらいから3歳くらいまでだったかな。

トゥルク図書館のソファー

図書館キッズコーナーのあたりにあったソファー

その他ぐるっと全体を歩いて回ったけど、全般に真剣に本を読んでいる市民がとても多かった。 ソファーやテーブル席など各種の座席が整っている。 フィンランドらしいシンプルでおしゃれな感じ。

さて遊ばせていたら例のごとく息子が致したので、オムツ交換室へと向かう。 こちらの図書館にはオムツ交換専用のトイレがついていた。 本当にオムツ交換にしか開放していないようで、オムツ交換室のトイレのドアは図書館の受付の人に頼んで鍵を開けてもらう必要がある。
中にはオムツ交換台、普通の洋式トイレ、子供用の小さな洋式トイレがついていた。 オムツを封入するようの小さなビニル袋が付いていた。

お勧め度 ☆☆☆☆

ちょっと遊ばせる必要のある年齢の子供連れの方にはオススメ。 しかし図書館は図書館。 特に目的がなければ本館側と旧館側の外観の違いを楽しむくらいか。
我々は子供を遊ばせるのに1時間半ほど滞在。 建物や内装見学や写真撮影目的ならば30分ほどで良いかな。

アウラ川沿いを歩く

綺麗な川沿いの散歩道が街を貫くように続いている。

アウラ川の上流

アウラ川とトゥルク大聖堂

トルゥク川沿いの出店

出店の並んだアウラ川沿いの道

上流ではトゥルク大聖堂が見える。 川沿いが芝生で整えられており、日光浴を楽しんでいる市民がたくさんいる。 天気の良い週末だったせいかたくさんの出店も出ていて、ちょっとしたお祭り気分を楽しむことができる。

アウラ川の下流

アウラ川下流のクジラのようなオブジェ

一方で下流に下ると川幅も広くなり、上述した川を渡るフェリーなども見られる。 川沿いや川の中に芸術作品が飾られており楽しむことができる。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

天気が良ければここを歩いて日光浴でもすればフィンランド人気分になれそう。

時間的にはトゥルク大聖堂からトゥルク城まで川沿いを歩いてだいたい1時間といったところ。

行かなかったけど行きたかった場所

次回用のメモ。

ラウマの旧市街

フィンランドの世界遺産。 トゥルクから約1時間半。 ちょっと子供がバス1時間は持たなさそうだったので断念。

ムーミンワールド

天気が良かったら行こうと思っていた場所。
トゥルクに着いてからなんとまだオープンしていなかったことが判明。 夏は6月初めくらいにオープンするそう。 冬はクリスマスシーズンかな。

参考資料

[1] 「トゥルク」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2018年3月2日 (水) 15:52更新版

[2] 「Föri」『フリー百科事典 ウィキペディア英語版』(http://en.wikipedia.org)。2018年2月5日 (水) 21:32更新版

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1. 海外旅行記のまとめ

2. ヘルシンキからトゥルクへの電車旅 〜二泊三日のトゥルク旅行

3. トゥルクのレストランとAirbnbでの宿泊 〜二泊三日のトゥルク旅行

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ヘルシンキからトゥルクへの電車旅 〜二泊三日のトゥルク旅行 

フィンランドも5月に入ってようやく暖かくなり、旅行もしやすいシーズンになってきた。

といわけで私たちの2018年の旅行の第一弾。 ヘルシンキの近場のトゥルク(Turku)まで電車で旅行をすることにした。
都市の規模的には1泊だけで十分かなとも思ったのだけど、1歳の子供連れなので2泊3日の余裕を持った旅程にすることにした。

トゥルクへの旅行準備(電車とAirbnbの予約)

トゥルクへの電車の予約

電車の予約はVRの公式ページから。 日にちを入れて適当な時間を入力すれば電車の候補をたくさん出してくれる。

外部リンク: VRの公式Webページ

ちなみに各電車で設備が違うので、何か目的がある場合は1本時間をずらして見ると良い。 私たちは子供を遊ばせるのに遊戯室付きの電車を選択。
トゥルク行きの電車は一人20ユーロ。 これは値引きなしのフルプライス。 ヘルシンキへの帰りのチケットは安いチケットがまだ余っていて一人8.9ユーロで購入できた。
ちなみに赤ちゃんは無料。 バスや地下鉄と異なり、ベビーカー連れの親の方は無料じゃないので注意が必要。

席はチケット代に含まれている席だけでも色々種類があって指定することができる。

  • 普通席
  • 子供用の遊戯室の車両席
  • 車椅子のまま乗れる席
  • アレルギー用の席
  • 家族用に仕切られた席(ただし4席取り切っていない場合は他の人も予約できる)
  • 向かい合わせの席

などなど。 それから2階建なので1階席と2階席もある。
日本の電車は運行時刻の正確さなどで定評があるけれど、フィンランドのこういった色々な人に合わせた座席の種類。 これもまた違ったホスピタリティーが感じられて面白い。

それから一人7ユーロ追加することで、一等席に変えられる模様。 結構一等席は人気のようで、ほとんど埋まっていた。
食堂車の2階席も少し良い席のようで、5ユーロ追加で選ぶことができる。 こちらはなぜだか全然人気がなくてガラガラだったけれど。 食堂車だから騒音があったりするのかな?
我々は子供連れなので遊戯室の着いた車両の席を往復ともにとった。 ちなみになぜだか帰りの電車のチケットでは一等席を含む全ての席が追加料金なしで取れるようになっていた。

チケットはメールか携帯のテキストで送ってくれる。 駅でピックアップもできるようだけどメールの方が楽だよね。 支払いは各種カードで簡単にできる。

宿泊の予約

今回はAirbnbで宿泊場所を予約した。

外部リンク: Airbnbのトップページ

サウナ付きのキャビン(スタジオタイプの部屋と、バスルーム)が一泊55ユーロとなかなかのお手ごろ価格だった。 ちょっと中心部からは遠いからこの価格だったのかな。
ついでに部屋に暖炉もついていたけど、この季節にはちょっと必要ないか。 ベビーベッドもついていたので、私たちには丁度良い感じ。

予約確認をするタイプのオーナーだったけれど、すぐに予約受付のメッセージが来た。 ちなみに英語版だと申し込みのところがBookになっているとそのまま予約がとれて、Request to Bookだとオーナーが申し込みを確認してから予約できたかの返信が来る模様。

当日はアパートを離れているけど、娘さんが母屋に泊まってるから何か困ったら彼女に相談してとのこと。
質問をしてもすぐ返信が返ってくる良い感じのオーナーだった。 チェックインや設備についていくつか質問をした。

ヘルシンキからトゥルクへの電車移動

さて旅行へと出発。

まずはうちからEspoo駅までバスで移動。 普通の通勤電車に乗り換えてLeppävaara stationまで。 Selloと言う大型ショッピングモールがある場所なので、Espooに住んでいる人には馴染みのあるところかもしれない。
ちなみに最初に使っていたバスの終点も実は同じLeppävaaraだったので実は乗り換える必要がなかった。

次の電車の電光掲示

Turku行きの電車の電光掲示板

さてLeppävaaranの駅に到着すると、Turku行きの電車に乗り換える必要があった。 どうやら到着と出発が違うホームだったようなので、エレベータと歩きでホーム1へと移動。
我々はベビーカー連れだったので、できれば予約してある座席の車両へと直接向かいたかった。 そんなときに役立つのがホームの電光掲示板。
上の写真のように電車の各車両がABCDのどこに止まるかが書いてある。 ABCDのアルファベットはホームに大きく表示されているので簡単にどこに行けばよいかがわかる。 ちなみに遊戯室付きの車両は車椅子マークの車両だ。
ヘルシンキから出発の人は始発なのでのんびり探すことができるのかな。

VRの電車

ちょっと旧型だったのかなTuruku行きのVRの電車

電車は遅れることなく時間通りに到着。
ちょっと電車とホームの間が離れているので、ドア横のベビーカーマークボタンを押すと、渡し台がニョキニョキと生えてくる。 まあなくても大丈夫なくらいの隙間だったけどね。

電車の廊下についているロッカー

廊下には大型のロッカーと鍵をかけられる小型ロッカーが

電車に乗りこむと車両の中に結構な広さのベビーカーパーキングがある。
この日は休日だったせいか大量の赤ちゃんが乗っていて、たくさんのベビーカーで埋まっていた。
仕方がないので私たちは廊下の空きスペースに駐車。 一応ばらしてしまえる収納やロッカーもあったけれど。

座席のゴミ袋

各座席にはゴミ袋付き

私たちの乗った電車は結構古めの車両だった。 新しいのもあるのかな? 座席の座り心地はとても良かったけれど。

座席には収納式のテーブルとネットの物入れが付いている。
それから各座席にビニルのゴミ袋がたくさん付いている。 ゴミは降りるときはみなさんそのままにしていたので、きっとそれで良いのだろう。
充電はUSB式はなかったけど、普通の電源はあった。

トイレは電車の古さに見あった感じの古さ。
その一方でドアのロックがボタン式の電子ロックだったりして面白かった。 流すのも壁についたwcと書かれたボタンを押して。
ちなみに帰りの電車はこの電気系統が故障してるから一車両のトイレが使えないとのアナウンスがあった。
大きな車椅子も入れるトイレにはおまるもついていた。

電車内の遊戯コーナー

遊戯コーナー側から座席を見るとこんな感じ

電車内の遊戯コーナー

座席側から見てみた遊戯コーナー

さて肝心の遊戯コーナー。
最初は隔離された遊戯室が付いているのかなと思っていたら、上の写真のように車両の普通の座席の奥がそのまま遊戯コーナーになっている。
置いてあったのは本や少しのおもちゃ、それから電車型の座席など。 面白いのは滑り台がついていた。 大きめの子は滑り台を延々と滑っていた。
全般に良い感じだったけれど、1歳ちょいの年齢は少し若すぎたかな。 小さなおもちゃで少し遊べたくらいだった。
もう少し大きな子供たちはとても楽しそうに遊んでいた。 一方こんな感じの車両なので、この車両内は子供の騒音でいっぱい。 小さな子供連れの大人にとっては気を使う必要がなくて、とても気楽な車両だった。

電車からの田園地帯の眺め

電車からののどかの眺め

ひたすら田園地帯を走ること1時間半ほどでトゥルクまで到着。 途中停車は4回くらいだったかな。
トラブルと言ったら途中急に部屋が一度大便くさくなったくらい。 まあ乗っている大人たちは慣れたものなのかみんな気にしていなかった。 みんな自分の子供のお尻をチェックしていたけれど。

帰りの電車で気づいたけど、無料Wi-Fiもついている。 普通にウェブページを見るのには全く問題ない、それなりの速度が出る。
それから食堂車が付いている。 今回は残念ながらチェックにいけなかったけど。

そうそう、電車のチケットチェックは出発してしばらくすると車掌さんが見回りに来る。 帰りの電車ではチケットチェックがなぜか2回来た。

というわけで子供向け施設の整ったフィンランドの鉄道のお話でした。 フランスのTGVも赤ちゃん向け設備は整っていたけどね。

内部リンク: 赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜フランス国内移動

さてだいぶ長くなって来たのでトゥルク市内での観光とレストラン・Airbnbの宿泊については別の投稿で。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. フィンランドの古都トゥルクの観光名所 〜二泊三日のトゥルク旅行

3. トゥルクのレストランとAirbnbでの宿泊 〜二泊三日のトゥルク旅行

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグ市内散策

サンクトペテルブルグ最終日はのんびり起き出す。 ホテルでブランチ的に朝食を食べて、お昼から市内散策へと出かけたのであった。 朝食の詳細は投稿下部で。

水の都サンクトペテルブルグ

水の都でもあるサンクトペテルブルグを歩く

徒歩でのサンクトペテルブルグ市内散策

血の上の救世主教会

修理中と曇り空が残念だった血の上の救世主教会

この日はサンクトペテルブルグを歩きまわる日。 まずは血の上の救世主教会へ。 恐ろしい感じの名前だけど、他では見れない感じのファンシーな装飾の教会。 残念ながら補修中だし天気がイマイチだったけど雰囲気はなんとなく出ていた。
教会の近くでコスプレした人たちが一緒に写真をとった後でお金を請求するってのをたぶんやっていた。 いくらなのかは知らないけど、言い値を払う気がないなら写真はとらない方がよいかな。 若干もめてた人たちもいたので高いのかもしれない。 このような写真グループはネブスキ大通りまで結構いた。

ネブスキ大通り

とても広いネブスキ大通り。 両脇には古い町並みやショップが並ぶ

そのまま歩いてカザン聖堂まで進み、有名なネブスキ大通りを川までゆっくり散策。 この大通りは開けた視界が気持ち良く、両脇の建物がとても綺麗なので歩いているだけで楽しい。 ちょこちょことお土産が買える屋台やお店があるので、ショッピングをする人には良い感じ。 私たちはアニチコフ・モストという橋まで街を見ながらウオーキング。

カザン聖堂

曲線が美しいカザン聖堂

橋からは再びカザン聖堂まで戻ってくる。 今度は少し中を見学。 観光で入るのは問題なさそうなのだけど、教徒の人たちが普通に使っている教会。 お祈りしながら教会のドアをくぐっていく人々。 中もとても厳かで静謐な感じ。 あまり邪魔してもいけないので、早々に出て来た。
入り口のあたりにいくつか注意書きに書かれたルールがある。 私は注意書を見落としてしまい、帽子をとるようにと注意を受けてしまった。 ちなみに女性は逆に頭をカバーする方が望ましいとグーグルのレビューには書いてあった。

St. Nicholas Cathedral

この日の天気の下では一番綺麗に見えた聖堂

カザン聖堂からは、また30分ほど歩いてSt. Nicholas Cathedralまで。 日本語だと聖ニコラス大聖堂かな? ここら辺まで来るとそんなに観光客はいない。 こちらは青白金の色のコントラストがとても美しい教会。 色が派手なので曇りの天気でも綺麗に見えた。 まわりを一周ぐるっと回って写真撮影。 中には入らずにそのままウォーキングを続行。
近場までは行かなかったけど、この辺りには他にもいくつか綺麗な教会が見えた。 時間がある方は是非回っていただきたい。

イサアク大聖堂を背景に青銅の騎士

イサアク大聖堂を背景にした青銅の騎士像

同じ道を戻るのもなんなのでマリインスキー劇場の脇を通って北上することにした。 ニコラエフスキー宮殿の前の細長い公園を右手に曲がり青銅の騎士像まで歩く。 この公園の通りにはウオッカ博物館もある。 ちょっと興味をそそられたけど今回はスキップ。
青銅の騎士像で写真撮影をしてイサアク大聖堂をチラ見。 イサアク大聖堂はシティーバスの停留所だったのでチラチラ見てたのだけど、逆にしっかりとは見学しなかったな。 それから早めの夕食を食べにカフェTeploへ。

だいたいこの経路で三時間と少しのウォーキングといったところ。 荘厳な建物が次々とあるので歩いていて飽きない街であった。

イサアク大聖堂からフェリーへ

シャトルバス乗り場は降りた場所と一緒。 初め3時くらいに通りすがったら結構な数のシャトルが止まっていた。 しかし私たちが5時前後に行った時は2台だけ。 早めにフェリーに向かう人の方が多いのかな?
運転手は車の中にいたので、近づいていって乗りたいことを伝える。 それから来たときと同じくベビーカーをばらして荷台に積み込む。 バスに乗り込んで5分ほど待ってから空港へ向かって出発した。

空港に到着するとチェックインの窓口に長蛇の列。 これは時間がかかりそうと思ったら、実は我々のチケットは往復でチェックイン済みだったのだ。 そうではないチケットもあるようなので、チェックインが必要な人は少し早めに来た方が良いかもしれない。
それから出国審査へと向かうが、こちらは全くもって並んでいなかった。 しかし審査官が妙に丁寧な人で審査に時間がかかった。 質問されたのではなくパスポートの写真と顔をマジマジと比較したりで。 隣のレーンはサクサクと流れていたので運が悪かったんだろうけど、急ぎではなかったので問題なし。 たくさん並んでる場合はちょっと流れの早いところに行くと早く抜けられるかもしれない。
いずれにしろチェックインの必要がないなら、5時のシャトルに乗れば余裕を持ってフェリーに間に合うと思う。 あ、フェリーの出航は7時。

princess anastasia

ファンシーな外見のprincess anastasia

フェリーへの乗船は再びタラップ。 今回は係員に別の入り口がないか聞こうかと思ってたのだけど、そのあたりには誰もいなかった。 しょうがないのでベビーカーを抱えて再び登る。 是非次来る時には直接通路があってほしいものだ。
タラップをのぼると搭乗券の確認とセキュリティチェック。 その後来た時と同じ部屋に入る。 出国してリラックスしていたので、出発前にバーにビールを買いに向かう。 そうしたらなぜか一つしか注文してないのに二つビールをくれた。 ちなみに部屋で飲みたかったらだいたいどこのお店でもプラスチック容器にビールを入れてくれる。
出港後免税店をチェックしてみたけれど、tallink silja lineやEckerö Lineよりは品揃えがいまいちかな。 缶ビールは3種類くらいだったし、運搬用にキャリアと一緒になったビールとかはなかった。 でもロシアウォッカをせっかくなので購入した。

夕食はちょっと疲れていたので、非常食に持ってきたカップヌードルを食べることにした。 お湯は6階のカフェで中国人グループがお湯をもらっていたのに混ざってゲット。 疲れもありその後はヘルシンキまで部屋でのんびり寝ていたのであった。

ヘルシンキへの到着

ヘルシンキ到着はサンクトペテルブルグ到着より少し早い8時。 6階のカフェを再び訪ねてコーヒーだけ購入。 フェリーを降りた時には9時ごろになっていた。 ヘルシンキ側は直接ターミナルに出口をつなげてくれるので楽チン。 フィンランドのバリアフリーっぷりを再確認した旅であった。
フィンランドの入国審査もあるけれどさっさとパスポートと滞在許可証を確認しておしまい。 ゆっくり出て来たこともあり全く並んでいなかった。 後はいつも通りトラムとバスでお家まで。 これでサンクトペテルブルグの旅はおしまい。

レストラン情報

ブランチ: Hotel Ekaterinaのブッフェ ☆☆☆

ルームサービスかブッフェか悩んだけど、せっかくなのでブッフェへ。 暖かい食べ物の品揃えも良く、サーモンやハムなども美味しかった。 パンのバターもディナーと同じく数種類あってとても秀逸。
飲みものはジュース、ミルク、水、コーヒー、お茶など。 アルコールのボトルもたくさん置いてあったけど無料だったのかは聞かなかったので謎。 甘いものはクッキーとジャムパンくらいだったかな。
全般に良かったのだけど値段も結構しっかりする。 次来たらブッフェでも良いけど、外で食べても良いかなという感じ。

夕食: Teplo (Bol’shaya Morskaya Ulitsa, 45, St Petersburg) ☆☆☆☆☆

サンクトペテルブルグteploの入り口

嫁が見つけた人気のカフェ。 聖イサアク大聖堂の近くなので、シャトルバス待ちの間に利用することにしたのだ。
入り口が少しわかりにくい。 まずは通りからは看板が見えるので場所はわかると思う。 そこまでいったらトンネルのようになっている建物の下をくぐり抜けて中庭に抜ける。 そうすると右手の方に地階に下りていくような階段があるので、そこがカフェの入り口だ。 上の写真のような案内サインが地面に書いてあるけど。 ベビーカーが入り口にたくさん止まっていたので、隣に私たちのも駐車して中へ。

サンクトペテルブルグteploゲーム

店員さんはみんな綺麗な英語を話した。 店員さんによると3時だというのに予約なしでは席がないとのこと(バーカウンターの席は空いていたけど)。 とても人気のお店だった。 しかし20分待てば入れるとのことなので、中のベンチに座って待つことにした。 ちなみにコートを置いておく大きなクロークがあったのがロシアらしい。

サンクトペテルブルグteploキッヅルーム

中には小さな子供向けの遊具やキッズルームさえ設置されている。 授乳もキッズルームの中でカーテンで区切ることができるので気楽にできる。 トイレもなかなか綺麗だった。 店内はとてもお洒落にデコレートされている。 そんなところを見ていたら20分はあっという間に過ぎた。

サンクトペテルブルグteploのソファー席

席はテーブル席もあったけれど、私たちは運良くソファー席へ。 なかなか座り心地の良いソファー。 赤ワインを飲みつつ料理を待つ。 ちなみに店員さんは7時まで席にいて良いよって言ってた。 結構長居する人もいるのかもしれない。 私たちはフェリーの時間があるので、すぐ出ないといけなかったけど。

サンクトペテルブルグteploの料理

私たちは、赤ワイン、ツナサラダ、ボルシチ、シーフードパスタ、それからケーキとアイスクリーム、コーヒーを注文。 料理はどれもとても美味しかった。 量はあまり多くないので、メインをもう1品頼んでも大丈夫だったと思う。 ケーキは若干外した感があったけどそれなりのレベル。
しめて2020ルーブルなのでだいたい30ユーロ。 サンクトペテルブルグだとわからないけど、ヘルシンキから考えればかなりリーズナブル。

観光に良いのはもちろん住んでても通いたい感じのカフェ。 フィンランドではまだ見つけてないけど、こういう子供向け設備のついたカフェってヨーロッパには結構あるのかな? 日本では子供がいなかったのであまり注目してなかったけど、日本ではどうでしょう。

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1. 海外旅行記のまとめ

2. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグへのフェリー旅

3. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜エルミタージュ美術館へ

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜エルミタージュ美術館へ

フェリーのオーバーナイトクルーズでサンクトペテルブルグへたどり着いた私たち。 市内へ向かうにはまず入国手続きを済ませる必要がある。

サンクトペテルブルグ港での入国審査

フェリーのタラップを降りて少し外を歩くと、ターミナルの建物の入り口にたどり着く。 ドアの前にロシア人と外国人を振り分ける看板があるので、外国人用の方へと向かう。
さて私たちは並ばないで済むように、フェリーからゆっくり出てきたのだった。 9時にフェリーの入り口がオープンし、私たちが入国審査に来たのが9時40分くらい。 しかし私たちのそんな思惑は外れて、この時間ではまだ結構並んでいた。
7箇所の入国審査の窓口は全て働いていたが、一人一人かなりゆっくりの審査。 どの列でも大して変わらないとは思うが、早めに奥の方にいくと少しだけ早いのかもしれない。

そんな感じで順番を待って入国審査へと進む。 入国審査ではいつも通りパスポート、滞在許可証、それから到着カード(arrival card)を渡す。 私への質問はいつ出国するかという確認だけだった。 あ、後は連れていた赤ちゃんが息子か娘かという質問もあったけど。
しばらくするとパスポートに一枚紙を挟んでスタンプを押して返却してくれた。 この挟んでくれた紙は出国審査で使う。 これも大切に保管しておく必要がある。
さてこれで晴れてロシアに入国である。 ちなみにここの入国審査は家族でも一人一人別でやっていた。 なので嫁は次の順番。 とはいえ二人入っているパターンも見かけはしたので、別に一緒でも良かったのかもしれないが。

我々が入国審査を終えると、その後ろには並んでいる人はほとんどいなかった。 この時でだいたい10時半。 つまり10時半まで待ってフェリーから出てくれば並ばないで済むことになる。 忙しい時期だともう少し待たないといけないだろうけど。

サンクトペテルブルグ市内へのシャトルバスからホテルへ

入国審査をぬけるとちょろっとセキュリティーもあるがすぐに出口。 正面出口を出てすぐ左側に市内へのシャトルバス乗り場がある。 看板はシティーバスとかシャトルバスとか書いてあるけれど、どちらも同じバスのことだ。 ドアのすぐ近くにシティーバスの案内所があるのでそこで質問もできる。 彼らは綺麗な英語を話す。
シャトルバスはちょっと大きなバンという感じ。 特に荷台が狭くてベビーカーをばらす必要があった。 いや分解までは覚悟していたのだけど、タイヤまで分解する必要があったのは想定外。 それでも無事乗れたのでよかったが。 ちなみに運転手さんがベビーカーの分解を手伝ってくれたのだけど、彼は英語は話さなかった。 スパシーバくらい覚えておいた方が良いかもしれない。

聖イサアク大聖堂

シャトルバスはちょうどこの写真を撮っている私のあたりに止まる

古き良きヨーロッパ的な良い眺めの道を走り抜けて市街地まで。 シャトルバスは途中で止まらなかった。 終点のイサアク聖堂まで15分くらい。 途中の停留所で止めたい場合はどうするのかな。 別のシャトルに乗る必要があるのか、運転手にあらかじめ伝えておくのかどっちなんだろう。

Hotel Ekaterina

Hotel Ekaterinaの外観

イサアク聖堂からは歩いてHotel Ekaterinaへ。 エルミタージュ美術館の周りの公園や川沿いの眺めが良い道をのんびりと歩く。 ロシアの歩道はバリアフリーって感じではない。 ベビーカー連れには少し段差の多い町だ。 しかしそこまで苦労はせずにホテルまで到着。
ホテルもバリアフリーではなく階段がいくつか。 最初だけ少し苦労したけど、ホテルの従業員が部屋まで運ぶのを手伝ってくれた。 荷物をおいて授乳だけ済ませたら、さっそくエルミタージュ美術館へ向かう。 そういうわけであまりバリアフリー感がなかったので、ベビーカーは部屋に残し子供は抱っこ紐で連れていくことにした。

エルミタージュ美術館

さてメトロポリタン美術館・ルーブル美術館に続いて世界4大美術館の一つへ。

チケットを購入して入場

私たちはオンラインで前売りのチケットを買うか悩んだ末に買わずに訪問したのだった。 結果としては前売りを買わないでもまったく問題がなかった。 訪れたのはオフシーズンの平日の午後1時半。 ほとんど並ばずにチケットが入手できた。 お一人様700ルーブル。 ちなみにチケット売り場は広場方面から来た場合、中庭を通り過ぎて反対側から建物に入るとすぐにある。
チケットカウンターでチケットを購入したらクロークへ。 クロークは団体用と個人用があるので個人旅行なら個人用に向かう。 窓口がたくさんあるので空いているところに預ければ良い。 小さなバッグは中に持ち込めるが、リュックなどは預ける必要あり。 嫁のショルダーバッグは大丈夫だった。 身軽になったら一階にある入り口へ。 セキュリティーチェックとチケットの読み取り機を抜けて入場する。

エルミタージュ本館散策

エルミタージュ美術館 1917年から100年

ロシア革命からちょうど100年だそう

入り口を入ると正面に大階段がある。 しかしお昼を食べていなかったので、まずは腹ごしらえとエルミタージュ美術館のカフェに向かうことにした。 サンドイッチとケーキで昼食を終えたら、まずはヨーロッパ絵画などが集められている2階へ。
2階へ上がると1917年のロシア革命から100年の特別展示をしていた。 しかし今回のメインの目的は絵画なのでスルー。 2階の絵画コーナーから攻めることにする。 以下は簡単に見たものの羅列。

ダビンチのブノアの聖母

ダヴィンチコーナーはやっぱり人が多かった

レオナルドダヴィンチの二つの聖母像は有名なので、ちょっと時間をかけてみる。 特にリッタの聖母の赤ちゃんとはどこから見ても目があうというのが有名だそうなので、しばらく試してみた。 その他ルネッサンス絵画をたくさん。
またエルミタージュにはレンブラントが結構な数あるのでまとめて鑑賞。 他にもヨーロッパ絵画がたくさん。

黄金のからくり時計

からくり時計は残念ながら動いてなかった

エルミタージュ 剥製騎馬隊

エルミタージュの騎馬隊

エルミタージュ美術館は絵画以外の展示も結構有名。 黄金のからくり時計の動物たちや、なんだかじんわりと有名な騎馬隊の剥製。 他にはシルバーの加工品なども。

エルミタージュの豪華通路

豪華絢爛な通路

エルミタージュの綺麗な天井

美しい彩りの天井

それから豪華な装飾の通路。 その他にも綺麗な建築・天井画など色々。 エルミタージュでは建物を見ているだけでも時間がどんどん過ぎてしまう。 やっぱりエルミタージュは午後だけだと時間が足りなかったな。 今調べなおしていたら、結構重要な展示品も見逃していた。 再訪する必要あり。

エルミタージュの印象派の別館

エルミタージュ 印象派の別館

印象派の作品は綺麗な別館に収められている

エルミタージュの印象派はアレクサンドルの円柱のある広場を挟んで反対側の建物に収められている。 最初これに気づかず危うく主目的でもある印象派を逃すところであった。 ちなみに入り口は本館を背にして広場を向くと、中央よりやや左といったところ。 人の出入りが結構あるのでわかるでしょう。
こちらの棟には本館と同じチケットで入場できる。 こちらはチケット読み取り機を抜けてからクロークがある。 クロークから上写真の大階段とエレベータを乗り継いで4階までまず登った。

エルミタージュのモネ

モネはどこでも素敵

4階にモネをはじめとして、ルノワール・ゴッホ・セザンヌ・シスレーと一通り印象派が揃っている。 保護ガラスでちょっと反射が入ってたのが残念だけど、まあしょうがないのだろう。 4階だけだったら1時間とちょっとで抜けられるけど、2階と3階にも展示があるよう。 こちらもサンクトペテルブルグに戻ったらもう一度訪問したいところだ。

エルミタージュの夜景

エルミタージュは木曜日は6時まで。 外に出ると風が強くてとても寒くなっていた。 この寒さにさえ耐えられれば、エルミタージュの周りの夜景はとても綺麗。 しかし寒いので周囲の写真だけちょろっと撮って足早にホテルまで戻ったのだった。

ホテル・レストラン情報

Hotel Ekaterina(ホテル エカテリーナ) Millionnaya St, 10, St Petersburg

Hotel Ekaterinaの部屋

Hotels.comで予約して100ユーロ。 デラックスルームを予約。 しかし私たちがホテルに到着した時は、予定の部屋はまだ準備中だった。 授乳したいとのことを伝えると、準備が終わっていた別の部屋に入れてくれた。 なのでどのタイプの部屋になったのかは謎。
しかし部屋は広くて清潔。 シャワールームもとても清潔だった。 アメニティーも、コーヒー、チョコレートから歯ブラシ、スリッパまで一通り揃っていた。 ビールしか頼まなかったけど、ルームサービスも他の国よりはだいぶ安い値段でオーダーできる。 とても良いホテルだった。
問題点をあえてあげるなら、googleのレビューにもあったがシャワーの水温。 水圧の方は特に問題を感じなかったけど、水温が安定していなかった。 少しずつ熱くなったり冷たくなったり。 なのでシャワー中に水温レバーの微調整が必要だった。

昼食: エルミタージュ美術館のカフェ ☆☆☆

エルミタージュ美術館のカフェ

サーモンの乗ったサンドイッチが美味しかった。 ローストビーフのサンドイッチは普通。 エクレアやケーキはそこそこといったところ。 コーヒーは美味しかった。 値段は上の写真で980ルーブル。 サンクトペテルブルグとしては高いけど、美術館内という立地を考えたら問題なし。

夕食: Hotel Ekaterinaのレストラン ☆☆☆☆

ekaterinaのレストラン

ekaterinaのレストラン2

ekaterina_restaurant3

ホテルで夕食。 時期も時期なのでガラガラ。 だけど子供連れの私たちにはちょうど良かった。 ビーフストロガノフとホタテのソテーを注文。 両方丁寧に作ってあって美味しかった。 あと一番下の写真のようにパンのバターが数種類あって、これも美味しかった。 値段も結構したけど。 全部で75ユーロくらい。 いやワイン2杯とデザート、アイリッシュコーヒー付きだから別に高くないか。
このホテルに滞在しているなら10%割引も効くので、とてもオススメできる。

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2. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグへのフェリー旅

3. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグ市内散策

4. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜何かが起こったルーブル美術館

 

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグへのフェリー旅

さてだいぶ陽も短くなってきた十月のフィンランド。 落ち込んでいく気持ちを盛り上げていくのも重要ということで、ロシアはサンクトペテルブルグへの小旅行を敢行することにした。

サンクトペテルブルグへのフェリー切符の購入

ロシアは日本人が旅行にビザを取らないといけない数少ない先進国の一つである。 しかしこのビザ取得をスキップできるルートがある。 フィンランドのヘルシンキからフェリーで行く往復旅行だ。

フェリーを運営しているのはロシアの会社のSt Peter Line。 どういうシステムかは知らないが、この会社のフェリーで往復チケットを購入して七十二時間以内のロシア滞在だとビザがいらないということ。 フェリーの中で入国・出国時間を調整するとサンクトペテルブルグ三泊ということも可能だそう。 普通は二泊までだろうけど。 基本的にはその時期に運航しているフェリーのスケジュールによるのだろう。
さてチケット購入はSt Peter LineのWebページから。 私たちは行きは水曜日の夜出発で木曜日の朝到着。 サンクトペテルブルグで一泊。 そして帰りは金曜日の夜出発、土曜日の朝到着という往復チケットを購入した。 この時期のヘルシンキからの往復航路で見つかったのは、このチケットだけだった。
2ベッドのBクラスの船室で往復164ユーロ。 ビザフリーの要件でバスツアーを一つ追加しないといけない。 これが一人25ユーロかかる(子供は半額)。 バスツアーといっても市内まで送ってくれるだけだが。 トータルの値段としてはストックホルム行きのtallink silja lineよりも安いけど、フェリーの中身はtallink silja lineの方が良いという前情報であった。
購入が済むとロシア語で色々と書かれた注意書きと、英語で日付・名前などが書かれたチケットがメールで送られて来る。 当日までに印刷して準備しておく。

フェリーでサンクトペテルブルグへ

st peter lineのフェリーターミナル

St Peter Lineのターミナルは若干古いT1

当日準備する必要があるのは、パスポート、滞在許可証、船のチケット、それからホテルの予約をプリントアウトしたもの。 タリンやストックホルム行きに比べるとしっかりと準備する必要がある。 しかし夜発のフェリーなので、のんびりと準備できるのが良いところ。 私は午前中仕事をしてからの旅行。
St Peter Lineのフェリーターミナル(T1)は、最近タリン行きで使ったEckerö Lineのターミナル(T2)の少し手前。 我々はKamppiの手前で乗り換えてトラムの7へ。 フェリーターミナル以外にはぱっとしたものがない方向だけど、トラム内には同じフェリー目的のたくさんの人。 Länsiterm T1で下車。

St Peter Lineへのチェックイン

st peter lineへのチェックインカウンター

1階のSt Peter Lineのチェックインカウンター

一階の奥にチェックインカウンターがある。 雑多にならんでいるのでわかりにくいが適当なラインへ並ぶ。 1グループあたり結構時間がかかるのでそれなりに余裕を持って来た方が良い。
順番が来たらチケット、パスポート、滞在許可証を見せる。 後重要なのはホテルの予約表。 ホテルの予約についてはその場でパソコンで確認をしていた。 しばらくすると、出発カード、到着カード、搭乗券を発行してくれる。 これらの書類はビザ代わりにもなるので大切に保管しておく。 それから免税店で100ユーロ購入したら10ユーロ割引してくれる券と簡単な地図をくれた。
チェックインが終わったら二階に上がり出国審査へ。 出国審査は先ほどもらったチケットとパスポート、そして滞在許可証を見せる。 何やら少しの間チェックしていたけれど無事通過できた。
それからしばらく通路を歩いてフェリーまで。 フェリーの入り口ではこれまでの船旅とは異なりセキュリティチェックがあった。 問題なく通過し部屋を目指した。

私たちは5時半にターミナル1に到着して、フェリーの部屋に入ったのが6時くらいであった。 このくらいの時間で間に合うのだけど、乗船したのは最後の方だったようだ。 余裕を持ちたい人はもう少し早めに来ても良いかも。

Princess Anastasiaの部屋

st peter lineのb2部屋

部屋は予定通り窓なしの2ベッドとシャワールーム(B2)。 しかし部屋は想定よりも通路が少し狭かった。 ベビーカーが奥(ベッドの間)まで入れなかったので部屋の出入りが少し大変だった。 入り口の近くに詰めて、ドアが閉められたから問題はなかったけど。
部屋は新しくはないけど、トイレも含めて十分清潔に掃除されている。 ベッドは固めだったので、結構寝心地が良かった。 また部屋の空調は自分でいじれる。 この時期だと空調なしだと少し寒いかな。

ヘルシンキからの出港

出港は午後7時。 10月の終わりだとこの時間はもう真っ暗。 こちらの港もEckerö Lineと同じく中心より南なので、出航してからはあまり見るものがない。 スオメンリンナを待とうかとも思ったけど、寒いし暗いしギブアップ。 6−8階からはデッキに出られる。 8階から上はデッキから登れるようだったけど、やっぱり寒いのでスキップした。 この日は悪天候の影響か結構フェリーが揺れていた。

Princess Anastasiaの設備

princess anastasiaのバー

ショー用の舞台のついたバー

比較的小さめだが一応クルーズ船なので娯楽施設は結構ある。
レストランは7階にブッフェに加えてイタリアンなど。 和食レストランがあると聞いていたのだけどなくなったようだ。 船内地図ではまだ寿司バーと表示されていたけれど、そこには何やら別のレストランがあった。
普通のバーに加えて、スポーツバー、ナイトクラブ、カラオケなどがある。 生ビールが一杯5ユーロくらいなので、ヘルシンキ市内よりは安いかな。 それからカジノやゲームーセンターなどもある。 あとはキッズルームがあるので、小さなお子様連れはそちらへ。
免税店でショッピングもできるが、例のごとく安いのはまとめ売りのビールくらい。 他のクルーズ船よりはだいぶ小さな免税店で、ビールも数種類くらいしか売っていなかった。

Princess Anastasiaでの食事

princess anastasiaのカフェ

夕食も朝食も6階のこのカフェで

船が揺れていた影響か子供が少しぐずっていたので買い食いに決定。 6階にサラダ、ラザニア、サンドイッチ、スープなどが買えるカフェがある。 私たちはサーモンサラダとラザニアを注文し、部屋にテイクアウト。 サラダは13ユーロだけど、大量のサーモンが入っていたし結構美味しかった。 ラザニアも同じくらいの値段で味もなかなかよし。
このフェリーのビュッフェは28ユーロだから、飲み物を考えるとビュッフェで食べても少し高いってくらいかな。
ちなみにビュッフェじゃないレストランは結構混んでいる。 レストランで食べる人はピークの時間だと少し待つ必要があるかもしれない。 夕食後は朝までのんびり就寝。

princess anastasiaのカフェ

朝食の時間には窓際の席にはロシアの街並みが

翌朝はのんびりと起き出し、同じカフェでコーヒーとドーナツ、マフィンを食べた。 全部で7ユーロ。 朝食もビュッフェがあるので、朝から食べる人には良い。

princess anastasiaからの下船

princess anastasiaのタラップ

Princess anastasiaはロシア側ではタラップを使用

フェリーが港へ到着したのは9時前後といたところ。 急ぎでない私たちは混雑を避ける為、身支度をのんびりとした。 そして9時半くらいにフェリーの出口へと向かう。
ピーク時間を避けたおかげか、フェリーの出口にはほとんど列はなし。 下船の前に搭乗券をスキャン。 これはフェリーに残っている人を確認するためかな。
フェリーの出口ドアをくぐると問題が一つ。 直接ターミナルにつながっているのではなく、港へと降りるタラップがそこに。 仕方がないのでベビーカーを担いでタラップを降りた。 タラップを降りたらロシアの入国審査がすぐそこなのだが、入国審査からは次の投稿で書くことにする。

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2. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜エルミタージュ美術館へ

3. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜サンクトペテルブルグ市内散策

4. 海外旅行期・ヨーロッパ 〜ヘルシンキ・ストックホルム間フェリー

5. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリンへの再訪

 

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜ヘルシンキの世界遺産

というわけでやってきたのはヘルシンキの世界遺産スオメンリンナの要塞(Suomenlinna)。 フィンランドには6個の文化遺産があり、その中で一番アクセスの良い場所だ。 ちなみにフィンランドの自然遺産はスェーデンと分け合う群島の一つだけ。 時期はだいぶ寒くなってきた十月の半ば。 木々の黄色に染まった葉が陽光に映える美しい日であった。

スオメンリンナ

スオメンリンナの古建築の中から

スオメンリンナの要塞へのアクセス

スオメンリンナは非常にアクセスの良い世界遺産。 フィンランドの首都ヘルシンキの中心部から三十分もしないで到着できる。 私たちはヘルシンキへの移動時間がかかるのでもう少しかかったけれど。
さてまずはバス駅のKamppiでも電車の中央駅にでも良いがヘルシンキに移動する。 そしてトラムの2か7へ乗って海岸方向へ。 私たちが使ったトラム7だったらSenaatintori駅まで。 ただこの駅からだとフェリー乗り場まで少し遠い。 トラム7を使う場合は乗り換えに余裕があった方が良い。
とは行ってもフェリーは多い時で20分おき、少ない時でも40分おきくらいで出ている。 フェリー乗り場の回りは栄えているので、適当にコーヒーでもビールでも飲んでいればすぐだ。

スオメンリンナ行きのフェリー乗り場

スオメンリンナ行きのフェリー乗り場へ

フェリー乗り場はそんなにわかりやすくもないけれど、上の写真のような感じ。 青い看板が目印。 停まっているのは小さなフェリーだけど、見ればわかるとは思う。
さてこのフェリーだが、通勤などに使うHSLの生活フェリー。 なのでバス・トラムチケットと共通チケットなのだ。 一日チケットを持っていればもちろんだが、そこまでの移動にバス・トラムで来ていれば80分以内ならその普通チケットでも乗れるはずだ。 トラベルカードを持っているならば、スキャン用の読み取り機が2台ほど置かれている。 紙のチケットの場合はそのまま入っていけば良い。
他にフェリーチケットを往復で買うこともできるようだけど、前後で合わせてトラムなどを利用する場合はそれほどお得というわけでもなさそう。 あ、例のごとくベビーカー連れは無料である。 それから並んでいる場合はベビーカー専用のレーンもある。

スオメンリンナのフェリー乗り場

スオメンリンナのフェリー乗り場に到着

そんなこんなで時間になったらフェリーへと乗り込む。 フェリーの中には多くの観光客に合わせて普通の地元民も混ざっている。 フェリーからの眺めは良いといえば良いけど、ヘルシンキの市内が普通に眺められる感じ。 フェリーには室内の座席とデッキの座席がある。 短い船旅なので自由席だ。
トイレも付いている。 通勤フェリーの船としてはまあ綺麗な方なんじゃないだろうか。 カフェも付いているようだったけど、この時間は休業中。 通勤時間中とかだと営業しているのかな。

スオメンリンナからのフェリー

こちらは帰りのフェリーの船内

そんな感じで船内をチェックしていたら、すぐにスオメンリンナまで到着。 スオメンリンナまではたったの15分の船旅だ。 帰りのフェリーは別の船だったので、少なくとも2種類のフェリーが出ている模様。

スオメンリンナの散策

スオメンリンナのkmarket

スオメンリンナにはスーパーマーケットも

スオメンリンナに到着すると、車やバイクなどがいたら最初に降りていく。 そのあとはみんな一斉に降りて行く。 さてここで注意。 ここは普通に生活に使われている島でもあるので、結構メインの観光場所じゃない方に行く人もいるのだ。
私たちはなんとなく人々の後を追って右方向に歩いていったら、メインの要塞とは反対方向に歩いて行ってしまっていたのだ。 三十分ほど何もないあたりを散策したり子供に授乳したりした後で、ようやくそのことに気づいた私たちであった。 最初に橋を渡ったりしたら、メインの方向ではない。

フェリー乗り場の近くの教会

フェリー乗り場の近く。 教会の方に歩いてくれば正しい道。

そんなわけで戻ってきたスタート地点。 船を降りたら前にある建物をくぐり抜けるようにしてまっすぐ進んでいけば良い。 各所各所にスオメンリンナの先端までの距離を記してある看板がある。 フェリーからは1kmと少しといったところ。

フェリーから見たスオメンリンナ

こちらはストックホルム行きのフェリーから見たスオメンリンナ

スオメンリンナの先端、星型の要塞までは石畳の道を歩いて行くことになる。 メインの道はちょっとガタツクけどベビーカーでも問題なしの道だ。 私たちは少し急ぎ足で写真を撮りながら移動して三十分くらい。 ところどころに歴史的な建物や美しい木々が配置されている。

スオメンリンナのkings gate

スオメンリンナのkings gateにベビーカーと立つ

終点のあたりには王門(kings gate)と呼ばれる門があり、なかなか眺めが良い。 この辺りの要塞壁は登れるようになっているところが多いので、大きな子供を連れて行ったら楽しく暴れまわれることだろう。 だけど進入禁止のところもある。 私たちは交換でベビーカーを見合って、写真撮影をしたり周囲を簡単に散策したのだった。

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2. 海外旅行期・ヨーロッパ 〜ヘルシンキ・ストックホルム間フェリー

3. ヘルシンキ・エスポーエリアのレストラン・バーその1

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリンへの再訪

ヘルシンキからフェリーでたったの二、三時間とアクセスの良いタリン。 前回の訪問では綺麗な街並みや、安くて美味しいレストランなど存分に楽しむことができた。 いつかまた訪れることがあるだろうなとは思っていたのだけど、そのチャンスが随分と早く訪れることになった。
このたび我々のサイエンスプロジェクトのオーストラリアの共同研究者が、フィンランドの研究所まで訪問してくれることになった。 そこで歓迎と親善を兼ねて、近場のタリンへと小旅行をすることになったのである。

ヘルシンキからタリンへのフェリー

前回使ったLinda Lineの高速船も早くてよかったのだけど、今回はphdの学生のオススメだったEckerö LineのFinlandia。 タリンまでの短い航路ではあるけれど、なかなか豪華な感じの客船だ。 スェーデンに行くのに使ったTallink Silja Lineをちょっとスケールダウンした感じ。 一日二往復しているそう。
チケットはボスがまとめ買いしておいてくれたのだけど、往復で一人40ユーロくらい。 プラスで荷物置き用にキャビンをとった。

Eckerö LineのフェリーはWest Harbor Terminal T2から。 トラムの6Tか7を使ってLänsiterm. T2駅まで。 ちょっと普段行かない方なので、間違えないように注意が必要。
一度トラムに乗ってしまえば同じ目的の人がたくさんいるので、降りる駅は簡単。 たぶん終点だったかな。
トラムを降りたら人並みに飲まれながらフェリーターミナルの入り口を目指す。 このフェリーターミナルは新しいようでかなり綺麗。

Eckero Lineの有人カウンター

Eckerö Lineの有人カウンターは少し並んでいる

ターミナルに入ると有人カウンターと自動チェックイン機がある。 有人でも良いけど、自動チェックイン機でも簡単に一瞬でチケットが発行できる。 ちなみにチェックインカウンターの周りには綺麗なトイレがある。
自動のチケット読み取り機を超えて数分歩くと乗船場所までたどり着く。 チケット読み取りはヘルシンキ側はバーコードが下向き。 一方帰りのタリンからのフェリーでは、バーコードを上向きにして読み取るというなかなか困惑させてくれるシステムだった。

ライブ音楽の聞けるシート

船前方のバーではライブ音楽が楽しめる

キャビンや有料席を抑えている場合はまずそちらへ。 そうでない場合は、良い席は早い者勝ちなので眺めの良い席などが取りたければ急ぐ必要がある。 バーの席などは場所によっては1オーダーが必要なよう。 我々が開いてるからと座っていたら何か頼んでとバーのお兄さんに言われた。
ちなみにキャビンの部屋は普通の船室といった外観。 ベッドもあるけど三時間寝るためにキャビンを取る人はレアかもしれない。
出港時だけちょっとデッキに出てヘルシンキを眺めて見たりしたけど、この航路からの眺めは普通。 tallink silja lineのストックホルム行きの方がヘルシンキの街並みや綺麗な島々を見ることができて良い。
出航後はバーに戻って朝からビールを飲みながら雑談。 あっという間の二時間半であった。 あ、無料Wi-Fiが利用可能だ。

ちなみにフェリーの中の物価はタリンから考えるとなかなかお高くヘルシンキからだと普通。 いくつか例を挙げておくと、コーヒー2.2ユーロ。 クロワッサンなどパン2.5ユーロ。 ビールは5ユーロくらい。 バーで頼んだカクテルは8ユーロだった。

九月末のタリン

前回のLinda Lineとは結構離れたフェリーポートに到着。 Linda Lineでは船を出たらすでにタリン上陸という感じだったけど、Eckerö Lineではランダムだけど入国審査があるなど少しだけフェリーポートで時間がかかる。 そんなランダムチェックになぜか引っかかる私たち。 一人ずつパスポートとフェリーの乗船券を見せる必要があった。 なのでフェリーの乗船券とパスポートはすぐ出せる位置にしまっておくと良い。

タリンの旧市街手前の通り

タリンは旧市街の外も結構オシャレ

さてこのEckerö Lineのフェリーポートから旧市街に向かって歩く20分ほどの道がなかなかオシャレで良い感じ。 前回はこの辺りは通らなかったので、ゆっくりと写真撮影などをしながら旧市街を目指した。

閑散としたラエコヤ広場

閑散とした金曜朝のラエコヤ広場

到着した旧市街。 結構ゴミゴミしていた七月のタリン旅行に比べると、今回のタリンは観光客がとても少なかった。 ついでに出店などの数もだいぶ少なくて、夏の観光シーズンに比べたらとても落ち着いた感じ。 私はむしろこちらの方が落ち着いていて好感が持てた。
旧市街についたところですでにお昼時間になっていたので、まずは昼食から済ませることにした。 レストランはMunga Kelder。 詳細は投稿下部に。

タリン旧市街プラットフォームへの途中

タリンのプラットフォームへ登る途中

昼食後はタリンの旧市街を抜けてプラットフォームに上がり記念撮影。 上の写真に写る壁。 階段を登ると上に行けて、そこがカフェになっている。 今回はスキップしたけど、次は試して見たいカフェだ。
プラットフォームからの眺めは相変わらずよかったけど、あまり緑豊かな町ではないのでこの秋口の季節感はあまり感じなかった。

プラットフォームから降りたら、旧市街を出てカフェ(CARMEN CAFE)で休憩。 このカフェは旧市街を出たところにある。 その後はタリンのショッピングモールを何箇所か回るものの特に何も買わず。

タリンからヘルシンキへのフェリー

タリンの上の夕陽

タリン市街地に沈もうかという夕陽

地平線の雲に切られた太陽

水平線の雲に区切られた日の入り時の太陽

Finlandiaのヘルシンキ行きは6時半出航。 九月二十九日のこの日は少し出航が遅れていたけど、ちょうど日の入り少し前くらいの時間。 私は出航に合わせてデッキに出て日の入りの写真撮影に挑戦。 しかし日の出日の入りはカメラの写真だとなかなか良いものを取るのは難しい。 結構強風だったので寒かった。 あと1、2週間くらい経つとタリンに沈んで行く夕陽が撮影できるのかな。

フェリーのカフェテリアのチキンフィレ

その後はカフェテリアにて夕食。 24ユーロくらいのビュッフェも考えたのだけど、飲み物一杯と上のチキンフィレで15ユーロくらいだし結構美味しい。 特にお腹が減ってなければカフェテリアで十分かも。
その後はバーで一杯やりつつフィンランド語のライブ音楽を楽しみながら残りの時間を過ごした。 ちなみにカラオケもある。 お客さんの前の舞台で歌う形式のやつだけど。

ヘルシンキに到着したのは9時ちょっと過ぎ。 私は帰りは友達の車に同乗させてもらったのだけど、トラムはかなり混雑しているようだった。 フェリーは早めに降りるか、しばらくゆっくりしてのんびり出るかのどちらかの方がよいかもしれない。

レストラン情報

Munga Kelder ☆☆☆

Munga Kelderのラム

カトリーナ通りの入り口(出口?)にあるレストラン。 地下にある。 赤ワインとラムのローストを注文。 普通に美味しかったけど、前回のタリンのレストランVon Krahli Aedの方が美味しかった。 ちなみにトイレが入り口すぐのところにあるのだけど、暗い上にドアについた男女の絵がわかりにくくて間違えそうになった。 レストラン入り口から遠い方が男性用である。

CARMEN CAFE ☆☆☆☆

タリンのカフェ(CARMEN CAFE)

タリンの旧市街を出て少し歩いたところにあるカフェ。 ケーキは少し甘かったけどなかなか手が混んでいる。 コーヒーは待ち時間が長かったけど、その分香りが良く美味しいコーヒーだった。 テラス席に座るととても眺めが良い。 その他軽食なども売っている。

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1.  海外旅行記のまとめ

2. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜ヘルシンキからタリンへのフェリー

3. 海外旅行期・ヨーロッパ 〜ヘルシンキ・ストックホルム間フェリー

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜ストックホルム観光二日目

朝食は昨晩Urban Deliにて購入しておいたサラダやパンなどをホテルで食べた。 ホテルの朝食会場でコーヒーだけ購入。 なかなか美味しそうな朝食を揃えていたので、今度来た時は試して見るのも良いかも。 朝食をすませるとチェックアウトをして、ホテルへ荷物を預けて観光へと出かけた。

ヴァーサ号博物館へ

ストックホルム・トラムのチケット売り場

トラムのチケット売り場はトラム駅のベンチのすぐ脇に

最初の目的地はヴァーサ号博物館。 ホテルHOBOからは歩いていけないこともないが、せっかくなのでこの日はストックホルムのトラムを試すことにした。
チケットマシンはトラムの駅についている。 人数分まとめ買いしたかったのだけど、方法がわからなかったので一枚ずつ購入した。 運転手から買える場合もあるそうだけど、全てのトラムで買えるわけではないそう。
ここでちょっとしたトラブル。 チケットの確認に乗務員が回って来たのだけど、ベビーカーを連れた嫁の母にもチケットを見せてという。
私たちはヘルシンキと同じでバスは無料になるという情報だけチェックしており、トラムも同じく無料になると思いこんでいた。 しかし、ストックホルムの場合トラムと地下鉄は無料ではないそうだ。 乗務員に確認したけど、バスだけは無料なようである。 ベビーカー連れでストックホルムへ行く方はご注意されたい。

ストックホルムのヴァーサ号博物館の外で

ヴァーサ号博物館の外は波止場や公園など良い眺め

よく見ていなくてトラムの駅を一駅乗り過ごしたけど、ヴァーサ号博物館はそれほど遠くなかった。 海沿いをのんびり歩いて博物館まで。 ヴァーサ号博物館の中に入るととても立派な船が。 ベビーカーはロッカーに置いて、赤ちゃんは抱えて博物館を見て回ることにした。

ヴァーサ号

迫力のあるヴァーサ号と多くの観光客

船の内部の様子やヴァーサ号沈没の原因の動画などを見終わったあたりで、息子からお腹が減ったとのアピール。 ヴァーサ号博物館は授乳用のスペースはなかったので、ちょっと影になっているあたりで授乳をすることにした。
ここで再びトラブル。 授乳タイムで気が緩んだのかベビーがいたしてしまったのだ。 しかも角度が悪かったのかちょい漏れ。 これはいかんと慌ててトイレに向かったのであった。 この時はちょっとトイレが混んでいて、オムツ交換台がついているハンディキャップ用のトイレにも列が。 まあもう漏れちゃってるし慌ててもしょうがないかと並んで待つことにした。
そんなこんなで無事オムツと服の交換が済んだのだが、赤ちゃんの交換の服が薄手のセーターしか準備していなかった。 風邪でも引いてしまったら困るので、ヴァーサ号の残りは諦めてホテルまで一度戻ることにしたのであった。

ストックホルムの街並み

ヴァーサ号博物館から市街地へ向かう途中

ヴァーサ号博物館からホテルまでは徒歩で二十分くらい。 陽気な天気であったので、そのまま歩いて戻ることに。 このヴァーサ号博物館から市街地のホテルHOBOへ戻る川沿いの道は、綺麗な船や建物が多いのでお散歩におすすめ。
ところでホテルで荷物を回収してロイヤルパレスに向かう途中であったが、川を越えた王立公園側で衛兵交換式に向かう音楽騎馬隊と遭遇した。 衛兵交換式に向かう騎馬隊が見たいだけだったら、ロイヤルパレスの混雑の中に行かないでも王立公園のあたりで見ることができるようだ。
少々小雨が降っていたので雨避けにロイヤルパレスを再訪。 ちょうど衛兵交換の時間であった。 その時息子がまたまたお腹が減ったとアピールしてきたので、係員の方に授乳できるところがないか聞いてみた。
すると、この時間は衛兵交換の都合入り口がクローズになっていたのだけど、博物館の地下へと案内してくれた。 地下へと降りたところは人がいないわけではにのだけど、薄暗くなっていたので授乳にちょうどよかったのだ。 この手の質問は女性の係員さんに聞いた方が適した場所を教えてくれる確率が高い。

ガムラスタン散策から地下鉄でフェリーポートへ

ガムラスタンの街並み

ガムラスタンの街並みはとても綺麗

ガムラスタンはとても綺麗な街並みが保存されている。 石畳の道を歩いているだけで、ヨーロッパの昔に迷い込んだような気分。 この日はあまり時間がなかったのでサクサクと歩いたがのんびり散歩したらきっと楽しいことだろう。

ガムラスタンの細い道

細いけど落書きが悲しい細い道

ガムラスタンの南に向かって十分ほど歩くと、ガムラスタンの人気の場所の一つ細い道(Mårten Trotzigs gränd)へとたどり着く。 落書きが多くなっているのがとても残念だけど、まあ細いので写真撮影。
その後カフェ(Cafe Kladdkakan)でサラダやケーキなどを食べてこの日はおしまい。 おすすめされていたシーザーサラダが美味しかった。 パニーニもなかなか。

ストックホルムの地下鉄

gärdet駅構内の様子

最後にストックホルムの地下鉄を試すことにした。 13番線でガムラスタンの駅(細い道のすぐ近く)からフェリーポートの近くのgärdet駅まで。 チケットの購入はトラムと同じくマシンからでも簡単だが、まとめ買いしたかったので駅員さんから購入した(一人43クローナ)。 ストックホルムは地下鉄がおしゃれという話を聞いていたのだけど、ガムラスタンの駅はただの古い駅だった。 gärdet駅の方は綺麗ではあったけど。

フェリーポートへの看板

港へは看板が出ている。 私たちの港はVartaって方。

gärdet駅から出るとフェリーポートまでは十分ほど。 看板が出ているのでフェリーポートの名前の看板を辿ればよい。 フェリーポートの建物に入ってからの距離も結構あるので、ギリギリに行く場合は注意が必要。 チェックインはたくさんセルフチェックインのマシンがあるので、よっぽど混んでいなければ時間はかからないだろう。 チェックイン後も何箇所か異なる目的地があるので、ヘルシンキ行きに間違えないように向かう必要がある。

ヘルシンキへ向かうtallink serenade号

bクラスは窓の代わりに絵が

Bクラスの部屋は窓の代わりに絵が飾られていた

さて行きに乗ったシンフォニー号ではなく帰りはセレナーデ号。 少しできた時期は違うようだけど、部屋の様子はほとんど同じだったと思う。 どちらに乗っても大して変わらないだろう。 帰りは窓のないBクラスの部屋。 窓がない以外はほぼ同じ構成の部屋であった。

フェリー内のイタリアンレストラン

イタリアンレストランのエビパスタ。 美味しかった。

帰りの船はリラックスモード。 まずはイタリアンレストランでワインを傾けつつパスタなどを食べる。 ちょっと量は少ないけど、味は申し分なし。 私は行きのブッフェよりコストパフォーマンスは良いかと思った。 そのあとはパブに行って生ビールを片手にデッキに出て日の入り鑑賞。 ストックホルム発の日の入りはまだ島があるエリアを航行していたので、島に沈んで行く夕陽を見ることができた。

フェリー ナイトクラブのダンスショー

ナイトクラブのダンスショー

少し部屋で休憩した後は、ナイトクラブに出直してライブ音楽とダンスショーを鑑賞。 ナイトクラブとはいっても家族連れがたくさんで和気藹々といった感じ。 バーでカクテルなど飲みつつとても楽しい夜であった。

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海外旅行期・ヨーロッパ 〜ストックホルム観光一日目

フェリーターミナルからストックホルム市街地へ

無事フェリーでストックホルムへ到着した私たち。 チェクインカウンターの辺りから、階段を降りるとバス専用の出口がある。 市中心部へのシャトルバス乗り場はA。
バスの運転手からチケット購入できるのかと思っていたら、分かりにくいが小さなチケットマシンがターミナル出口を出てすぐについている。 ベビーカーをすでにバスへ積んでしまっていたので慌ててチケットを買いに走った。 シャトルは出発時間は設定されていたのだけど、実際はいっぱいになったところで随時出発するようであった。
市内に向かうには地下鉄も便利なのだけど、駅は若干遠い。 荷物がある場合はシャトルを利用した方が良いと思う。 ちなみにシャトルは一人60クローナ(6ユーロほど)。 地下鉄だと一人43クローナちょっとといったところ。

シャトルバスは15分ほどでストックホルムのセントラルステーションに到着する。 歩ける距離だったので、まずはこの日のホテルHOBOへ。 ストックホルムの街並みも北欧らしく綺麗だったけど、若干落書きが多いのが残念なところ。 治安はヘルシンキの方が少し良さげ。 11時過ぎくらいにホテルに到着したのだが、チェックインは残念ながらまだできず。 荷物はホテルの地下のロッカーに預けて、観光へと向かった。

ロイヤルパレス観光

ロイヤルパレスの中庭のカフェ

ロイヤルパレス中庭のカフェでのんびり昼食

ホテルからまずはロイヤルパレスへと歩いて移動。 ロイヤルパレスの外観などを眺めつつ記念撮影。 続いてロイヤルパレスアパートメントのガイドツアーのチケットを購入。 ガイドツアーのチケット売り場は地下にある。 嫁の母もいたので中国語のツアーに参加することにした。 ガイドが20クローナで入場券が160クローナ。 ガイドツアーは英語とスェーデン語もあった。
その後はロイヤルパレスの衛兵交換の時間を待ちながら中庭のカフェで軽食。 と思いきやサラダも付いていたし、なかなかしっかりしていた。 このカフェは夏場だけの営業のようだ。

ロイヤルパレスの衛兵交換

衛兵交換を側方から。 奥の方小さく見える人達周辺がベストか・・

ロイヤルパレス衛兵交換

こちらはぐるっと回って正面出口の外側から・・

食事が終わると衛兵交換の時間の十二時十五分。 私たちは直前だったので、どこに行ってもすごい人だかり。 メインの衛兵交換場所(正面入り口側)を見たかったら、早めに場所を確保する必要がある。 ちょろっと衛兵や音楽隊がみたいというのであれば、適当な場所にいればそれなりには見えるが。
私たちは正面入り口のさらに外側で少し見学。 ちなみにトイレはこの衛兵交換場所のすぐ近くにあるので、衛兵交換の後はすごい混んでいた。

衛兵交換の後は二時からのガイドツアーを待ちつつロイヤルパレス内をぷらぷら。 ガイドツアーにはベビーカーの持ち込みはできない。 各入り口にベビーカー用の駐車スペースがあるのでそこに止めておくことになる。 特に防犯対策はないようだったけど、それなりに係員はいるしベビーカー持ってく人はあまりいないのだろう。
中国語のガイドツアーは何言っているかわからないので、子供を抱えながら後ろからフォロー。 ベルサイユ宮殿を思い出す感じの、なかなか綺麗な建物だった。 しかし階段が多いので赤ちゃん抱えながらは少し大変だった。

ノーベル博物館

ノーベル博物館の正面

ノーベル博物館正面入り口

ロイヤルパレスの後は歩いて数分のノーベル博物館へ。 正面入り口は階段なので、ベビーカーの人は裏庭側のインターフォンを押すとドアを開けてもらえる。 チケットは正面入り口側まできて購入するように言われる。
この博物館はとても小さいのだけど、色々見て回ってるとどんどん時間を使える博物館でもある。 嫁と二人でタッチパネルで過去のノーベル賞受賞者を探したりしていた。 嫁の博士課程の教授の父親が受賞者だったのだ。 後ちょうど山中先生の五分ほどのムービーがやっていたので鑑賞。

ノーベル博物館のショートムービー

次のフィルムは山中先生

そのほかにも色々とノーベルの遺品や各受賞者の記念品など見るものはたくさんある。 嫁の母は全く興味がなかったのか気づいたら博物館の裏庭側へと出てしまっていた。 待ち合わせ場所だけでも決めておこうとおいかけるが、裏庭側のドアを開けると警報が鳴り響く。 どうやらこちらのドアは係員の案内なしには開けてはいけない模様。 嫁の母がどうやって抜けたのは全く謎だがその辺を歩いているかと、しばらく博物館周りを続行することにした。
博物館を満喫したのちに嫁の母を迎えにと外に出て見ると、なんとその姿が見当たらない。 慌てて嫁と周囲を暫くの間探したのだがどこにもいない。 ノーベル博物館は再入場はチケットとレシートを見せないといけないシステムである。 中にはいないだろうと思いつつ一応博物館内も確認してみるかと戻ると・・・なんとそこには嫁の母の姿が。。 一安心しつつどうやって入ったのか聞いて見たら、後ろ側のハンディキャップ用のドアを開けて入ってきたとのこと。 そちら側のドアを開けると警報がなるはず・・というかそもそも外からだとインターフォンなしでは開けられないはずなのに全くもって謎である。 久々に大陸の風が吹いたのを感じたノーベル博物館であった。

ビストロノーベルのサイン

ビストロノーベル入り口に飾ってある椅子の後ろ

ほんとはビストロノーベルでアイスクリームを食べる予定だったのだけど、そんな騒動で疲れてしまったのでスキップしてノーベル博物館を後にすることにした。 ビストロの入り口に飾ってある椅子の写真だけせっかくなので撮影。

ストックホルム市内散策

ストックホルム王立公園のカフェ

大木の下にある素敵なカフェで一杯

その後は川沿いを歩きつつ橋を渡って王立公園(Kungsträdgården)へ。 ちょっと疲れたしホテルも近いので、王立公園の素敵なカフェでビールを一杯やることに。 その後は同公園でやっていた韓国フェアをちょろっとチラ見してからホテルへと戻ったのであった。

その後嫁の母が二人で夕食を食べてきて良いと言うので、スェーデンの友人がおすすめしてくれたUrban Deliというレストランへと嫁と向かった。 レストラン席は予約でいっぱいであったが、幸いバーカウンターが空いていた。 夕食の後は翌日の朝食などを買い込んで、ホテルへと戻ったのだった。

ホテルレストラン情報

ホテル:HOBO(Brunkebergstorg 4, 111 51 Stockholm)

HOBOホテル

Hotels.comから1週間前に予約して167,67ユーロ(大人3人)。 部屋の内装がとてもおしゃれで良かった。 ベビーカーのおかげかハンディキャップアクセスの部屋にしてくれて、とても広い部屋。 バスルームはとても清潔。 ベッドもなかなか寝心地がよかった。
面白いのはフロントへの連絡。 最初に連絡用の名刺をくれるのだけど、携帯のショートメール(SMS)を優先しているようであった。 声が聞きたかったらショートメール用とは違う番号にかけてねっていうメッセージが書いてあった。
朝食の評判は良さそうだったのだけど、前日に軽食を購入済み。 朝食会場へおりてコーヒーだけ購入した(32クローナ)。

昼食:Kungliga Slotts Cafe (ロイヤルパレス中庭のカフェ) ☆☆☆

ロイヤルパレスカフェのランチ

ロイヤルパレスについたときにはもうお昼時になっていて、衛兵交換までに外で食べて来るのも難しいだろうと入った中庭の簡易カフェ。 ほうれん草のキッシュ・チキンパニーニ・サーモンとポテトを重ねた料理を注文。 料理だけかと思ったら、サラダとスイカも付いてきた。 キッシュはちょっとチーズが強めで私の好みから外れていたが、他の料理は美味しかった。 赤ちゃん連れで気兼ねしないのもよかった。 1品130クローナ程度。

夕食:Urban Deli (Sveavägen 44, 111 34 Stockholm)☆☆☆☆

Urban Deli restaurant

urban deli soup

とてもおしゃれな内装のレストラン。 入り口を入るとスーパーが最初にあるのでわかりにくいが、そのまま抜けて行くとレストラン・バーがある。 広いレストランなのだけど、この日は金曜の良い時間。 テーブル席は予約でいっぱいであった。 しかしバーカウンターで食事もできるとのことだったので、そちらで食事を食べることにした。
クラシックメニューから魚介のスープと、生物から蟹を半分にぶった切ったものを注文。 魚介のスープはとても美味しかった。 特に中に入っていたムール貝は、これまで色々なところで食べた中でも一番生臭さがないムール貝だった。 蟹は美味しかったのだけど、バーカウンターで食べるのはちょっと大変だった。

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海外旅行期・ヨーロッパ 〜ヘルシンキ・ストックホルム間フェリー

フェリーチケットの購入

フィンランド子連れ夏旅行第3弾は、週末プラスちょっとでスェーデンはストックホルムへ。 ヘルシンキからストックホルムへは飛行機もあるが、フェリーで行く人が多い模様だ。 フェリー会社はtallink silja lineかviking lineの二つがメイン。 今回は職場のボスのおすすめに従って、tallink silja lineのフェリーでストックホルムを訪れることにした。

フェリーの購入はフェリー会社のホームページからオンラインで。 値段はダイレクトフェリーなどの比較サイトを使えば一番安いものを探すことができるが、そちらで購入しても会社から購入しても値段は同じはずだ。 ちなみに私たちの場合は金曜夜ヘルシンキ発がAクラスキャビンで75ユーロ、月曜夜ストックホルム発がBクラスキャビンで154ユーロだった。 混んでる時間の方が安いのかな?
今回はここでヘルシンキからストックホルム行きのチケットにちょっとした問題があった。 tallink silja lineのフィンランド語のホームページから購入するとダイレクトフェリーなどと同じ値段だったのだが、英語版のホームページから行くとなぜか値段が二倍以上になっていた。 これは今回限りのエラーな気もするが、念のためダイレクトフェリーなどで値段をチェックしておくと良いかもしれない。

フェリーSilja Symphonyでストックホルムへ

フェリーへの乗船

tallink silja lineのフェリーターミナル

よく晴れたヘルシンキのフェリーターミナル

5時発のフェリーは3時半から乗船できるとのことであった。 そこで3時半くらいに着くようにバスとトラムでtallink siljaのフェリーターミナルへと向かった。 トラム2のOlympialaituriという駅で降りたらフェリーターミナルはすぐそこだ。

tallink siljaのフェリー乗船を待つ列

フェリー乗船を待つ列。 ベビーカー用のラインもある

フェリーターミナルに入ると、チェックインカウンターがある。 私たちはちょうど3時半くらいに到着したのだが、そこには長蛇の列ができていた。 仕方ないので並ぶかーと思ったのだけど、実はこれは船に乗船するためのライン。 チェックインの列はその列の後ろに隠れていたのだ。
チェックインの方にも多少の列ができていたので、おすすめはセルフチェックイン。 予約番号を入力するだけで速やかに搭乗券を発券してくれる。
搭乗券を手に入れたら今度は列に並ぶわけだが、ヨーロッパの小さな子供連れのよいところ。 ベビーカー連れはラインをスキップできた。

tallink siljaフェリーのレストランやお店

フェリーに乗船するとレストランやお店が

そのままフェリーに向かって歩いていくと、エスカレーターを二つ上がっていよいよ乗船である。 一旦船に乗ってしまうとさすがはクルーズ船、レストランやお店が並んだ船の上とは思えないような光景であった。

tallink silja海側の窓付きの部屋

船内の収納式の2段ベッドのある窓付きの部屋

フェリーの出航

まずは出港に備えて展望デッキの良い席を確保といきたいところであったが、赤ちゃん連れなのでまずは部屋に入って授乳。 2段ベッドが2つ着いた海側の部屋で、なかなかに快適だった。 ベビーベッドもあらかじめ申請しておくと、準備してもらえる。 ちなみに2段ベッドの上に登る階段は収納の中に入っているのだが、私たちは下のベッドしか使わなかった。 部屋には十分清潔なトイレとシャワーが付いている。

tallink silja フェリーデッキからの眺め

フェリーデッキから一望したヘルシンキの眺め

金曜発の便の場合、出港時のデッキは混んでいるけれど写真撮影には問題ない。 しかしデッキのテーブル確保がしたかったら少し早めに来る必要がありそう。
ヘルシンキのフェリー港は中心部のすぐそばなので、ヘルシンキの建物や世界遺産の島などを見ることができる。 デッキの簡易バーでビールは6ユーロ。 他にもシャンパンやソフトドリンクなど色々売っている。 30分ほどすると小さな島以外は何もなくなるので、みなさん部屋へ戻ったり買い物へ出かけたりする。
私たちもショッピング街の散策をしたり、レストランの下見などをしたりした。 行きなので購入はしなかったが、免税店もチェック。 空港と一緒であからさまに安いのはお酒くらいか。 私たちが行った時にはブランデーの試飲とチョコレートの試食があった。

フェリー内でのブッフェディナー

tallink siljaのディナーブッフェ

このブッフェはシーフード系統をちょこちょこ食べるのが良いのかも?

私たちの夕食は7時半から。 チケット購入の際にブッフェを予約しておいたので、ブッフェ会場の受付でチケットを見せて席を決めてもらう。 ベビーカーを持っていける席があるかと聞いたら、端のほうの広めの席にしてくれた。
ビュッフェは海鮮と肉が中心。 冷菜のコーナーが肉・魚・野菜・デザートとあり、この同じ内容のセットが3組ある。 なので同じ内容のものは、空いているところに行くと良い。 冷菜の方では貝やサーモンなどが美味しかった。
メインのホットフードのコーナも同じ内容が2セットあり、暖かい肉・魚・野菜を提供していた。 ここのローストビーフがなかなかに美味しかった。 炭水化物はパンがちょろっとあったくらいだったかな。
またアルコールはビールと赤・白ワインがセルフで飲み放題。 デザートは7種類くらい、コーヒーお茶などもセルフである。
しかし40ユーロのブッフェというのは、船の上にしてもちょっとお高いかな。 30半ばになりあまり食べられない私たちには、一度試せば良いかなという印象だった。 帰りはレストランで食べたのだが、レストランの方が美味しかったし安かった。

フェリーから眺めるバルト海へ沈む夕陽

tallink siljaフェリーデッキからの日の入り

デッキから眺めたバルト海に沈む夕陽

夕食後はちょうど日の入りの時間。 デッキに再び上がって日の入り鑑賞。 この時間になると風が強く少し寒かった。 シャンパン片手に日の入りでも見ようかと思っていたのだが、デッキのバーは既にしまっていた。 日の入りはよく晴れていて綺麗に見えた。 日の入り後は船の上で少しお酒が回ったのか、すぐに爆睡してしまった。

ストックホルムへ到着

tallink siljaの軽食喫茶的なお店

喫茶店でクロワッサンなどを購入

翌日の朝は日の出を見ようと思っていたのだけど私は起きるのに失敗。 嫁はデッキに向かったが、少し日の出は過ぎていた模様。 とはいえ結構良い写真が取れたようではあった。
朝食は軽食カフェのようなところで、クロワッサン、シナモンロール、ヨーグルト、コーヒーなどを購入。 部屋に持ち帰ってのんびり食べた。 味はそこそこだったけど、朝食ブッフェの半額くらい。 前情報では朝食ブッフェの評判は良いようだったけど、今回はパスすることにした。

そんなこんなでのんびりしているとすぐに到着の時間。 到着をデッキに見に行っても良いけど、ストックホルムはヘルシンキに比べて港が都市部に近くない。 私たちは部屋でのんびりと過ごすことにした。
そんなわけで一日をまたぐフェリーであったけど、あまり疲れることもなくストックホルムまで到着することができた。 飛行機での移動の方がもちろん早いのだろうけど、急ぎでない場合ならフェリーはかなりおすすめできる。

ストックホルム市内への移動からは次の投稿で

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