pythonでデジカメのraw画像を一括読み込みして別形式で保存する

以前Raw画像を取り込んで処理するっていう投稿を書いた。

内部リンク: pythonでraw形式の画像を読み込んで処理する方法

この投稿はX線データなどの画像処理を書いたものだった。しかし後々考えるとRaw画像の取り込みっていうタイトルだと、写真画像が取り込みたくて訪れてくれてる人もいるのかなとちょっと気になっていた。

それが理由というわけでもないのだけど、この投稿では写真の画像を取り込んで処理するプログラムについて書いていきたい。
こんなプログラムを書いた理由は、容量がきつくなってきた古いパソコンのお掃除がしたかったこと。嫁が大量の写真データを保存していたので、Raw形式で保存しておく必要のないものを一括で読み込んで、jpegかなんかで小さめのファイルで書き出そうという試み。

使用した画像はNikonのデジタルカメラのRaw画像。拡張子はNEF。

rawpyを使ってRaw画像の読み込みと保存

というわけで画像の読み込みに使ったのはLibRawという様々なデジカメ画像を読み込んでくれるライブラリ。pythonの場合だとrawpyという素敵なwrapperがあるのでとても便利。installはpipで。

外部リンク1: LibRawのウェブページ

外部リンク2: rawpyのウェブページ

pip install rawpy

必要なライブラリなどのインポート

まずは必要なパッケージをインポートする。この投稿で使っているのはtkinter, rawpy, imageio, PILのImage,それとos。

from PIL import Image
from tkinter import Tk, ttk
import tkinter.filedialog as tkfd
import tkinter.messagebox as tkms
import rawpy
import imageio
import os

tkinterを使ってファイルの一括読み込み

まずはいつも通りtkinterを使ってファイルを一括読み込みする。

def main():
  tk = Tk()
  tk.withdraw()
  print ('select data files')
  filenames = tkfd.askopenfilenames(filetypes= [('raw','*.NEF')], initialdir='./')
  tkms.showinfo('file paths are',filenames)
  tk.destroy()

これでファイル名の読み込みは完了。読み込みの詳細は別投稿で。

内部リンク: pythonでファイルを読み込む時にファイル名を取得する方法のまとめ

rawpyを使っての読み込みとフォーマットを変えて保存

ファイル名の取得ができたらメインパート。

#forを使って読み込んだファイルを1個1個処理。
for i in range(len(filenames)):
  rawData = rawpy.imread(filenames[i])
  basename = os.path.basename(filenames[i])
#postprocessを使うとnumpyのarrayにデータを詰め込める。最初のオプションはホワイトバランスをカメラの設定で。2個目は明るさを勝手に調整しないっていう設定をオフにしている。
  rgb = rawData.postprocess(use_camera_wb=True,no_auto_bright=False)
#imageioを使ってjpegに書き出すパターン。
  imageio.imsave('test.jpeg',rgb)
#同じくPILを使って。
  img = Image.fromarray(rgb)
  img.save(basename+".jpeg",quality=85,optimize=True)
#保存フォーマットは適当に目的に合わせて。
  img.save(basename+".tiff")

  rawData.close()

というわけでこんな感じでrawpyを使うと、とてもあっさりと写真画像の読み込みができるということがわかった。
上のrgbはnumpyのarrayに詰まっているので、色々と処理をしたかったらここですることができる。
書き出しはまあ何を使ってもすぐ簡単にできるので問題はないでしょう。

rawpyの難点としては少し読み込みが遅いこと。
初期設定を使うと1ファイルの読み込みで4秒ほど、2ファイルをforで回して7秒ほどだった。特にforで遅くなるわけでもなさそう。
demosaic_algorithmを変えたらスピードが結構変わった。どこかウェブの片隅で早いらしいと読んだLINEARを使ったら約2倍の速度になった。何か速さの代償があるのかは知らない。

それでも1ファイル2秒ほどかかるので結構遅い。しかし一回動かしたら放っておけば良いタイプのプログラムなので、別に多少遅くても問題はないでしょう。

左:macのプレビューで書き出し 右:rawpy経由で書き出し

もう一つ問題点としては、ホワイトバランスなど画像読み込みの調整。
これは別にrawpyの問題というわけではなく、Rawデータを開くとどんなソフトだろうと起こる問題だそうな。
Rawデータから元々のデジカメがjpegなどに変換している詳細は企業秘密。カメラのホワイトバランスの値は使うことができるけど、同じ画像にしたかったら詳細をかなり頑張って調整しないといけないのだとか。
以下はそんな感じで色々と設定をいじりながら試していた時の一つ。一番よく映ったオプションというわけではない。
読み込みのオプションの詳細についてはrawpyのホームページに乗っている。

外部リンク: rawpyのオプション

rgb = rawData.postprocess(output_color=rawpy.ColorSpace.sRGB, demosaic_algorithm=rawpy.DemosaicAlgorithm.LINEAR,output_bps=8, use_camera_wb=True,no_auto_bright=True,bright = 1.8,gamma=(1.8,4.0), no_auto_scale=False)

カメラのホワイトバランスを使うuse_camera_wbか、rawpyにホワイトバランスを調整してもらうuse_auto_wbが一番劇的に結果が変わる。
基本的にはこの二つのどちらか好きな方を使ってあとは微調整をする感じだろうか。
それっぽく画像が変換できるオプションを知っている方がいたら教えていただきたいところ。

というわけでこの投稿はひとまずここでおしまい。時間ができたらもう少し他の読み込み方法など試してみたいところ。

関連記事

1. pythonのまとめ

2. pythonを使ってjpeg画像をまとめて圧縮する方法

D

8月のアイスランドを10泊11日で一周する旅・旅程編

アイスランド旅行の旅程編

私たちはもともとレンタルカーでアイスランド1周をするという前提で旅行準備を始めたのだけど、ここでボトルネックになったのが宿泊だった。

私たちが予約を取り始めたのは旅行の3ヶ月前くらいからだったのだけど、この時にはホテルはすでに予約でいっぱいになり始めていた。
Airbnbはさすがにまだ結構取れるところがあったのだけど、ある特定の日のある町とかいう条件で探すと全く宿が見つからないなんてこともあった。そういうわけでどうしても旅行計画は宿泊場所に縛られることになってしまった。

これからアイスランド旅行を計画する皆さんには、是非とも早めの計画をお勧めしたい。宿さえ問題がなければ、より自由な旅程が組めるはずだ。

アイスランド10日間ドライブ旅のロードマップ

ちょっと変則のアイスランド1周。
2日目にスナイフェルス半島(Snaefellsnes)に行っているのと、1号線でリングロード1周ではなく、最後が35号線に入ってるのがちょっと変わっているところ。
35号線が走りたかったっていうのと、上で述べたように普通に1周しようとするとホフィンで宿無しになるっていうことがあって、こんな旅程で回ることになった。

見た感じで大体わかるかもしれないけれど、11日あればだいたい無理なく一周できる感じ。1日のドライブ時間はだいたい3から6時間といったところ。人によって長いかどうかは評価の別れる時間かな。しかしドライバーが二人もいれば無理なく運転できる時間でもある。
アイスランドの無数にある観光地とはいえ、10日あれば有名どころの大体は回れる。私たちは小さな子供がいる上に大人も5人と少し大きなグループだったので旅程に制限はあった。それでも大体の観光名所は制覇できたかと思う。

アイスランド1周するための旅行時間の目安としては、2週間あればゆっくりとドライブしながらいろんなところが回れるだろうし、逆に1週間ではかなり急ぎの旅になるかと思う。

以下は私たちの実際のアイスランド10泊11日の旅程。

1日目 フライトでアイスランドへの移動

アイスランド旅行1日目

1日目のドライブマップ

広大なアイスランドの荒野に宿泊

1日目の一枚・広大なアイスランドの荒野Borgarnesのど真ん中の宿

  • ケプラヴィーク国際空港へのフライト
  • Blue Car Rentalでレンタルカーのピックアップ
  • Bonusで日用品の買い物
  • ホテルまでのドライブ

ホテル: Airbnb: Borgarnes周辺
ドライブ: 3時間(ほんとは2時間で着くはずだったのだけど、セッティングを間違えたGPSに変な道に案内されてしまった)
旅行日記: アイスランド初上陸からレンタルカーのピックアップ

2日目 スナイフェルス半島を探索する

2日目のロードマップ

2日目のドライブマップ

美しい山と滝

2日目の1枚・Kirkjufellの美しい山と滝を1枚に

  • Gerðuberg Cliffs
    そびえ立つ荘厳な石柱群。上に登って上から見ることもできる
  • Black Church
    小さな黒い教会。可愛らしい。周りはウォーキングトレイルになっているのかな。歩いている人が結構いた。
  • Vatnshellir Cave
    60分のツアー。思いの外よかった。説明も丁寧だったし、見所もいくつか。ちなみにアイスランド人の英語は北欧にしては聞きにくいけど、他の国に比べればまだまだ聞きやすい。
  • SAXHÓLL
    火山口の跡。眺めはよかったかな。でも他の観光地と比べるとあえていくほどでもない。
  • Kirkjufell
    綺麗な山と滝が美しい。滝だけならもっと美しい滝もあるし、山だけならもっと奇抜な山もある。だけどセットが美しいのはここが一番。

ホテル: Airbnb: Grundarfjörður周辺
ドライブ: 3時間(この日も少し道を間違えた)
旅行日記: アイスランドはスネイフェルネス半島を探検する

3日目 西部の滝とゴールデンサークル・シンクヴェトリル公園へ

3日目のロードマップ

3日目のドライブマップ

アイスランド3日目の1枚

3日目の1枚・アイスランドの大地から湧き出る美しい滝Hraunfossar

  • Deildartunguhver
    煙もくもくと立ち上る地熱地帯。でも小さいので眺めが良いという感じではない。近くに入れる温泉施設もある。
  • Hraunfossar
    幅広い綺麗な滝。どことなく九寨溝を思い出した。
  • Barnafoss
    小さいけど勢いの強い滝。耳で感じる滝。
  • Þingvellir
    ゴールデンサークル・シンクヴェトリル国立公園。もうちょっと事前情報蒐集するべきだった公園。どこに行けばいいのかよくわからなかった。割れ目もたくさんあるので、どこがメインなのやら。

ホテル: Airbnb: Hveragerði周辺
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランド西部の滝からシンクヴェトリル公園へ

 

4日目 アイスランド南部の有名滝と南海岸を巡る

4日目のロードマップ

4日目のドライブマップ

アイスランド4日目の1枚

4日目の1枚・洞窟に隠れる秘滝Gljúfrabúi。川の上の飛び石を超えて

  • Seljalandsfoss
    アイスランドで1・2を争う有名な滝。後ろ側からアイスランドの大地とともに見ると絶景。スーパー綺麗な写真を撮るには運も必要かな。
  • Gljúfrabúi
    上の滝とすぐお隣にあるけれど意外と丸秘滝、ってことだったんだけど最近は人気のようだ。入るのに結構な時間並んで待つ必要があった。
  • Skógafoss
    勢いのある1枚滝。階段を登って上から見ることもできる。すごかったんだけど、この日は南部名物の暴風デー。風に追い立てられた記憶の方が強い。
  • Dyrhólaey
    美しいブラックビーチの海岸線。黒い砂浜に不思議な造形の岩が目に美しい。

ホテル: Airbnb: Kirkjubæjarklaustur周辺
ドライブ: 5時間(ほんとは3時間くらいのはずだったのだけど、まさかの1号線の通行止めで長い迂回路へ)
旅行日記: アイスランド南部の有名滝を巡る1日

5日目 氷河湖Jökulsárlónボートツアーからホフィンへ

5日目のロードマップ

アイスランド5日目のロードマップ

5日目の一枚

5日目の1枚・アイスランドの氷河Jökulsárlónに生み出された青い氷

  • Hofskirkja
    緑に包まれた美しい教会。
  • Jokulsarlon boat trip
    60分のボートツアー。氷河を堪能できる。思っていた以上によかった。なぜか私たちのボートは半分くらい日本人。たまたまだろうけどツアーガイドも日本語を少し喋っていた。
  • Hornafjörður Airport
    The Secret Life of Walter Mittyという映画で使われた飛行場。とくに空港に何があるわけではない。というか何もない。でも好きな映画だったのでちょっと感動。

ホテル: Airbnb: Höfn周辺
ドライブ: 3時間
旅行日記: アイスランドで氷河湖ボートツアー

 

6日目 氷河Hoffellsjökullの見学と東部フィヨルドドライブ

6日目のロードマップ

アイスランド6日目のロードマップ

アイスランド6日目の1枚

6日目の1枚・氷河Hoffellsjökullの終着点に足を運んで

  • Hoffellsjokull
    氷河。ツアーに参加しなくてもダートロードを少し走ればいける。とはいっても氷河に近づこうと思うと、結構大変なトレイルをクリアする必要があるよう。駐車場の近く、割と遠くから見るだけでもかなり美しい。
  • Hvalnes Lighthouse
    アイスランド東南海岸の灯台。海岸線を散歩することができる。このあたりもブラックビーチだし、ホフィンを過ぎるとかなり人が減るのでのんびり観光できる。
  • Fjord drive
    ドライブするだけで素敵な東海岸。侵食された海岸線や変わった形・見た目の山がたくさん。
  • Mountain drive
    ちょっとメインロードを外れると山越えロードに突入する。私たちはショートカットで939号線に入ったのだけど、結構険しい山道だった。とはいえFロードではないので普通の車も運転してたけど。

ホテル: Airbnb: Gíslastaðir周辺
ドライブ: 4時間
旅行日記: アイスランドの東部フィヨルドをドライブする

7日目 デッティフォスと北部の観光名所と

7日目のロードマップ

7日目のロードマップ

7日目の1枚

7日目の1枚・Dettifossにかかる虹

  • Dettifoss
    勢いの強さならアイスランド一番かな。濁流がものすごい勢いで流れていく様は壮観だった。水しぶきもすごいので晴れていれば虹も見える。
  • Selfoss
    Dettifossのお隣。でもDettifossの印象の方がとても強い。864号線側からだとどうなのかが気になるところ。
  • Hverir
    ボコボコと硫黄ガスやら温泉やらが湧いている地熱地帯。ちょっと臭いけどなかなか壮観。通りがかったら寄ってくと良い。
  • Mývatn area
    温泉(Mývatn Nature Baths)でブルーラグーンの次に有名な場所。それ以外でも奇岩(Dimmuborgir)や湖岸(Hofdi)などが美しい。
  • Viti Crater
    火山湖。美しい青の湖。クレーターの周りをぐるっと回れるのだけど、風が強かったので途中で引き返した。
  • Godafoss
    バランスの良い美しい滝。この日は滝を向いて右側から鑑賞。

ホテル: Airbnb: Akureyri
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランド北部の外せない名所

 

8日目 朝のゴッダフォスと草葺き家屋と

8日目のロードマップ

8日目のロードマップ

アイスランドの8日目

8日目の1枚

  • Godafoss
    この日は滝を向いて左側へ。こちら側は滝下に行けたり、上から全体を俯瞰できたりとベターだった。ついでに虹も見えた。
  • Byggðasafn Skagfirðinga – Glaumbær
    博物館。草葺きの家屋が美しい。

ホテル: Airbnb: Sauðárkrókur周辺
ドライブ: 3時間
旅行日記: ゴーザフォスにかかる虹

9日目 35号線を走りアイスランドの深部体験

9日目のロードマップ

9日目のロードマップ

アイスランドの9日目

9日目の1枚・アイスランドの秘境Fロードに入り込んで

  • F35
    実はもうFロード指定解除されているらしい国道35号線。なかなか楽しいダートロード。だけど車高の高い4WDなら問題なく運転できる。
  • Kerlingarfjöll峡谷
    35号線からF347に入る。なかなかの絶景。私たちは時間の都合キャンピングエリアを通り過ぎたくらいで引き返した。
  • Gullfoss
    ゴールデンサークルに戻って。とても良い配置に作られた滝。上部のなだらかな広い滝も、下部の勢いよく落ちる滝もバランスが良い。写真1枚には収まらないし、直接目で見るべき滝。
  • Geysir
    有名な間欠泉。大したことないのかなって思ってたら、意外とたくさん吹き上がっていてかなり満足。あまり期待しないということは重要なのかもしれない。

ホテル: Airbnb: Flúðir周辺
ドライブ: 6時間
旅行日記: アイスランドの深部へF35号線を超えて

10日目 最後にレイキャビク市内を観光

10日目のロードマップ

10日目のロードマップ

アイスランド10日目の1枚

10日目の1枚・レイキャビク市内で

  • ハットルグリムス教会
    スタイリッシュなデザインの教会。

ホテル: Airbnb:Heiðarbær
ドライブ: 2時間
旅行日記: レイキャビクにちょい寄りから帰国へ

11日目 ヘルシンキへのフライト

レンタルカーの返却とフィンランドへのフライトだけの1日。
早朝ということで少し心配していたのだけど、レンタルカーの返却プロセスは速やかだったし何の問題もなかった。

アイスランド1周の旅を終えての雑感

アイスランドの大自然の中で生活した11日間。ただその辺をドライブしているだけでも素晴らしい絶景だらけ。
11日間もいたというのに最後まで新鮮な驚きを与えてくれたアイスランドの自然には敬意を覚えた。

10泊11日というのはアイスランドを一周するのに丁度良い時間だと感じた。とはいえ予定していて行けなかったところもあるし、そもそも予定には組み込まなかった行きたいところもまだまだある。日程は長ければ長いほど楽しめる場所は増える。
基本的にはドライブ旅行になるので、小さな子供連れでも特に困ることはない。ベビーシートに座っているのが大丈夫な子供ならだけど。しかし昼寝の時間がうまく合わないなど、少しずつ旅程を調整する必要はあった。
子供連れでない人はもう少し強行スケジュールでガスガス回ることも可能だろう。特に若い人たちは。
一番のリミットになるのは限られた宿泊施設。夏場だと車中泊やキャンプができるグループだとさらに自由度は上がりそう。

というわけで大体アイスランドの有名どころは抑えることができた旅。今度戻るのは子供がある程度歩けるようになってからかな。次回は是非ともアイスランドの深部を攻めていきたい。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

D

レイキャビクにちょい寄りから帰国へ ~Iceland11days(10)

アイスランド旅行もいよいよ10日目。
11日目は朝のフライトだけなので実質最終日。この日は元気があれば色々とプランは考えてはいたんだけど、さすがにもう元気が残っていなかった。

ということでこの日はちょろっとレイキャビクに立ち寄っただけ。
そうそう本当はブルーラグーンに行きたかったんだけど、時間がはっきりしないからと直前まで予約を伸ばしていたら、夜中以外のチケットが売り切れになってしまっていた。
やはりブルーラグーンは早めにチケットを取らないとダメだったようだ。

アイスランド10日目・レイキャビク観光

10日目のロードマップ

泊まっていたゴールデンサークルの宿から1時間ほどドライブしてレイキャビクへ。
さすがにレイキャビクに近づくと、高速道路の交通量がかなり増える。でも他国の都市部に比べたらやっぱり全然マシだと思う。
高速道路を降りても都市的な混雑した道になるけれど、日本での運転に慣れている方には問題がないレベルでしょう。
ただしダウンタウンのあたりに入りこむと、道が狭いし歩行者も交通量も多いしということで注意が必要。それから駐車場がかなり混んでいたりする。

レイキャビクのハットルグリムス教会へ

ハットルグリムス教会

近代的なハットリグリムス協会

レイキャビクで見たのはこちらのハットリグリムス教会(Hallgrimskirkja)とその周りだけ。

ハットルグリムス教会の周りの駐車場はべらぼうに混んでいるし、バスなどが多くて大変。だけどハットリグリムス教会の裏手側に回ってみたら、それなりに駐車場が空いていた。

というわけで素敵な教会をパチパチ写真撮影。でもどちらかというと他で見てきたアイスランドの小さな教会の方が好みだったかな。

レイキャビクのダウンタウン

可愛らしいレイキャビクのダウンタウン

お腹が減っていたので、さくっと教会見物をした後は食事へ。
このあたりはお土産屋さんとかレストランがたくさんある。私たちはOstabúðinというレストランへ。ランチメニューは4つのメニューから選ぶシステム。
アイスランド価格ではあったけけど、街中のレストランなせいか十分美味しかった。フィッシュスープはちょっとしょっぱかったけど。

その後はNettoやKronanを巡ってお土産購入をしてアイスランド観光はおしまい。

アイスランド11日目・レンタルカーの返却

ヘルシンキへの飛行機は割と朝が早かったので早朝から空港へ。
この日のタスクはレンタルカーの返却だけ。

たどり着いたBlue Car Rentalのオフィスには一人二人お客さんがいたくらいでとても空いていた。
朝方ということで少し心配していたのだけど、プロセスはとてもクイックだった。
受付番号を取得して呼ばれたらカウンターへ行く。そうすると車の中に何も残っていないかだけ確認される。それから車を止めた場所を伝えると、従業員が傷などがないかのチェックへと向かう。問題なかったら書類に1枚サインしておしまい。
10分くらいで全部終わったかと思う。

その後は空港でチェックインしてフライトを待つばかり。ちょっとチェックインカウンターが混雑していたくらいで、特に問題はなし。
フライトは来た時と同じくアイスランドエアで。ヘルシンキまでの3時間の飛行はあっという間だった。

8月のアイスランド10泊11日の雑感

というわけでこれで8月のアイスランドを旅する10泊11日の旅はおしまい。やはり子連れ旅行ということもあって、予定していたよりもだいぶ行く場所を減らす必要があった。
とはいえずっと自然の中を巡っているので、小さな子供連れでも割と気楽に旅行ができたのも確か。外を見ていればずっと素晴らしい景色なので、ドライブしているだけでも楽しめるし。
火山帯の島なので日本からだと時折風景が似通ってしまうところもあるけれど、それでも日本では見られないような絶景を楽しむことができる。
もっと入り込むのが難しいところにさらなる絶景も隠れているのかもしれないけれど、それはまた今後の課題。アイスランドはチャンスがあればもう一度くらい戻ってきたいところだ。

日程としてはアイスランド1周するのには10泊というのはちょうど良かったと思う。10日より短いとかなりカツカツで一周することになりそう。逆に14日間あればだいぶ余裕を持って回れるとは思うけれどちょっと長い。

そうそうホテルが予約がいっぱいになっちゃっていて、この旅行は全泊Airbnbだったんだけどとても良かった。スーパーホストだけ選んだってのもあるかもだけど、アイスランドのAirbnbは前評判通りの良さだった。

D

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

アイスランドの深部へF35号線を超えて ~Iceland11days(9)

アイスランド9日目はアイスランド北部からF35を通って南部まで一気に戻った。
35号線は本格的な未舗装路。アイスランドの深部をドライブした。

アイスランド9日目・北部からF35を超えてゴールデンサークルへ

9日目のロードマップ

アイスランド9日目はいよいよレイキャビク方面へ向けての帰路。
私たちはリングロード一周で戻るのではなくて、35号線に突入することにした。アイスランド北部と南部をつなぐこの道は、距離的にはショートカットなのだけどほぼ全てダートロード。

35号線に入る前の注意事項

35号線に入る前の看板

35号線に入る前にある注意看板

アイスランドの隠れた名所に行くにはFロードと呼ばれる悪路に入り込まないといけないことが多い。Fロードは未舗装路である上に、荒れた道を進まないといけない。
その中でも一番親しまれて来たFロードがF35。35号線自体は実は最近Fロード指定を外れたそうだ。
でも35号線に入る前には注意書きの看板が出ている。
重要なのはレンタルカーの場合、4WDの車じゃなきゃダメというルール。Fロードや35号線に入る予定があるならば、レンタルカーを借りる段階でFロードが大丈夫な車を借りる必要がある。
Fロードを許可されていない車で走った場合、保険に入っていたとしてもその保険がおりない可能性があるそう。

野生動物が佇む未舗装路を走る

35号線デコボコの未舗装路

デコボコの未舗装路

湖沿いを走る未舗装路

湖沿いを走る未舗装路

というわけで結構ガッタガタに揺れる未舗装路を走って行くことになる。
そうは言っても道路は割とよく整備されている。アメリカのホワイトポケットへ続く道のような、一瞬突っ込むのを躊躇うような場所はなかった。

内部リンク: 海外旅行記・グランドサークル 〜秘境ホワイトポケットの絶景

F35に佇む羊

35号線の上によくいる羊

F35を運転していて気をつけないといけないのは、どちらかというと羊。
この羊たちよくわらかないけれど、道路の上で何かをしている。車が近づけばすぐ逃げて行くことが多いけれど、時にはだいぶのんびりとしている羊もいるので跳ねないように注意が必要。

35号線沿いでのんびりと過ごす羊

35号線沿いの小川ではたくさんの羊が過ごしている

35号線沿いは特にこれといった見るものがあるわけではないけれど、人よりも羊の多いエリアをのんびりとドライブしていくことになる。
ほとんど車とはすれ違わない。

ちなみに北のほうに1箇所カフェ兼ホテルみたいのがあった。
カフェを利用しないでもトイレが使えるけれど、一人4ユーロほどの使用料がかかる。まあ処理費がかかるのでしょう。
カフェのお客さんは無料かな。たぶん。

F35の道路標識

ほぼ中間地点でのF35の道路標識

35号線を外れてF347へ

途中ちょろっと本当のFロードを味見がてらF347号線へ突入。向かったのはKerlingarfjöll峡谷。

F347の滝

F347に入ってすぐの名前も知らぬ滝

F347に入っても道の状態は35号線とほとんど変わらない。少しだけ水たまりが増えるくらい。
10分ほど運転すると滝がある。高地らしい岩っぽい滝。ほとんど車とすれ違わなかったF347だけど、この滝のあたりには数名人がいた。

F347のキャンプ場

F347に隠れるキャンプ場

滝を通り抜けてもう少し走るとキャンプ場へとたどり着く。キャンプ場にはさすがに人がワラワラ。
このキャンプ場は水洗のトイレがついているのだけど、こちらもおひとり様1回4ユーロほど。35号線の北の入り口の方にあったカフェと同じなので、35号線の中はそんな感じなのでしょう。

F347の山道へ

キャンプ場を超えると若干、道が悪化する。運転しにくいというよりは、山道に入り道の角度が上がるという感じだけど。まあハイクリアランスの4WDならとくに問題はないはず。

雪渓の溶けるところ

雪渓が融けた継ぎ目

そのままドライブして雪渓とほぼ同じ高さまでたどり着いた。
8月というだけあって雪渓が融けているところがところどころ見ることができた。

F347の峡谷

F347から眺めるアイスランドの峡谷

このあたりまでくればまさに火山帯の高山の景色といった眺め。とても良い風景を楽しむことができる。
もう少し先まで行くこともできそうだったけど、天気が後ほど崩れるとの予想もあったのでほどほどのところで引き返した。

F347の水たまり

F347の一番道が悪かったところ

というわけでここからは、ひたすら未舗装路をゴールデンサークルまでドライブ。
一番運転に抵抗があったのが上の写真の水たまりだったけれど、実際のところとても浅い水たまりだったので全く問題無かった。

F347に寄り道をしたのを合わせて、35号線に入ってからグトルフォスにたどり着くまでには5時間半ほどの道のりだった。

ゴールデンサークルの名滝グトルフォス(gullfoss)へ

アスファルト舗装路に変わった35号線を少し走ると、急に車が大量に停まっている駐車場が見えてくる。
こちらがゴールデンサークルの名滝・グトルフォスの駐車場。
かなり広いので結構な車が止められるけど、ゴールデンサークルなだけあって非常に混みあっていた。35号線を抜けてきた後では、余計にその人の多さが感じられる。

グトルフォスの俯瞰

俯瞰したグトルフォス

さてこちらのグトルフォスは上下の2段滝。
上の滝は幅広く緩やかに流れ落ちる綺麗な滝。そして下の滝は勢いよく流れ落ちる雄大な滝。
上の写真に見えるように、上の滝のすぐ近くまで歩いていくことができる。一方で下の滝は思いの外しっかり見れる場所が少なかったのが残念なところ。

以下はいくつか写真ギャラリー。

上側の滝の近接写真

上側の滝のすぐ近くからの写真

グトルフォスの下滝

下側の滝の横方向からの眺め

下側の滝のビューポイント

下側の滝のビューポイントから

ウェブに載っている写真だと下側の滝をもう少し綺麗にとっている写真があったんだけど、どっかから望遠レンズで撮ったのかしら。
どこに行っても下の滝はあまりよく見えなかった。

滝を眺めていた時間は、短い歩きの時間を含めて30分ほど。
その後駐車場の横のカフェで軽く食事を取って休憩。こちらのカフェがなかなかオシャレだし、席も広いし、さほど高くないしで、アイスランドの観光地のカフェとしてはとてもよかった。
ちなみに外のトイレは有料だけど、この建物の中のトイレは無料だった。不思議。

思いのほかよかったゲイシール間欠泉

吸い込まれそうな温泉

吸い込まれそうな穴の開く美しい温泉

いよいよこの日最後の目的地ゲイシール。グトルフォスからはすぐそば。だけどグトルフォスよりはだいぶ人が少なかった。
駐車場に車を止めると、目的地はすぐそば。写真のように温泉がたくさん湧いているのが見える。

ゲイシールの間欠泉

天高く打ち上がる間欠泉

数ある泉の中でも一番人気はやはり間欠泉。いつもなのかは知らないけれど、この日打ちあがっていた間欠泉は一つだけだった。ここだけ周囲を囲むように人の列ができていたのでどこに行けば良いかはわかりやすい。
こちらの間欠泉最近あんまり活発じゃないという前情報を聞いていた。なのであまり期待はしていなかったのだけど、思ったより高く打ちあがっていて私的にはとても満足できた。

遠くからでもよく見える間欠泉

打ち上がると遠くからでも簡単に分かる

打ち上げの間隔は平均すれば10分。もしくはそれより少し短いくらいだったかしら。でも時折連発で打ちあがったりして飽きさせない。
音も結構いい音を出しながら吹き上がっていたし十分楽しめた。

嫁はやっぱり間欠泉ならイエローストーンが一番だったって言っていたけれど。

内部リンク: Why I will visit Yellowstone again

40分ほど間欠泉を眺めて退散。

これでアイスランドの旅はほぼおしまい。次の日はいよいよレイキャビクまで帰還し、フィンランドへの帰国に向けて買い物などの準備に入ったのだった。

D

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

ゴーザフォスにかかる虹 ~Iceland11days(8)

アイスランド8日目はちょっとした休憩と移動日。
疲れが溜まっていたこともあり、訪れた観光地は2箇所だけ。そのうち1箇所は前日すでに訪れたgodafoss。

アイスランド8日目・ゴーザフォスにかかる虹

8日目のロードマップ

アイスランド旅行もいよいよ8日目。終わりが少しずつ見えて来た。そのせいもあってか私たちはすっかりガス欠気味。
この日は本当は宿泊地のアークレイリからフーサヴィーク(Húsavík)まで戻って、ホェールウオッチングをする予定だった。
しかしそんな元気はもうないよねってことで、近場のゴーザフォスと通り道の観光地だけ寄って行くことにしたのだった。

朝のゴーザフォスは虹とともに

ということで戻って来たのはゴーザフォス(Goðafoss)。
前日は滝を向いて右側にある駐車場から、滝の右側へと向かったのだった。

内部リンク: アイスランド北部の外せない名所 ~Iceland11days(7)

この日も同じく右側の駐車場に止めていたんだけど、せっかくなので反対側も見てみることにした。

橋の上から

滝の手前にかかる橋の上から

というわけで川の反対側へと行かなければいけなかった私。車で行ってもよかったのだけど、駐車場のすぐそばに歩いて渡れる橋も付いている。朝方でまだ元気もあったので歩いて向かうことにした。
上の写真はその橋の上から撮ったもの。手前に写っている小さな滝ではなく、奥の方に見える水しぶきがgodafoss。

ゴーザフォスと虹

虹のかかった午前中のゴーザフォス

さてGodafossも晴れていると虹がかかる。
だけど日差しの方向によって見える場所が変わるようだ。私は運良く上の写真のように虹を見ることができた。一方で反対側から滝を見ていたうちの両親は、見ることができなかったそう。
というわけで晴れているなら、ぐるっと回って見ると虹が見える可能性がある。

滝下から見たゴーザフォス

ゴーザフォス滝壺の近くからの一枚

ゴーザフォスは左側に回ると河原におりて滝壺の近くまで歩いていくことができる。それほど大きい滝ではないけれど、近づけばそれなりの迫力がある。

ゴーザフォスを生み出すアイスランドの大地

ゴーザフォスを生み出すアイスランドの大地

アイスランドの大地を背景にした滝上の眺めも素敵だった。
滝の左右どちら側もいいところがあった。だけどどちらか片方を選ばなければいけないとしたら左側の方がオススメ。滝下・滝上からの眺めのヴァリエーションが良い。

左側へ少し長めのトレイルを歩いたこともあり、この日の滞在時間は40分ほど。
前日は右側だけで20分ほどだったから、両側へ回ることを考えると1時間くらいあっても良いかもしれない。

草に包まれたアイスランドの集落Byggðasafn Skagfirðinga – Glaumbær

ゴーザフォスから2時間ほど運転するとたどり着く集落跡地。

草葺き屋根のアイスランド

のどかな見た目のアイスランドの草葺き屋根

こちらの集落は一応博物館のようだ。色々と説明も書いてあったのだけど、読み飛ばしていたのでよく覚えていない。建物の中にもそれなりに展示があったようだけど、ほとんど中は見なかった。

それで何をしていたのかというと建物の写真撮影。草の生えた屋根の家屋がたくさん並んでいてでとても可愛らしい。
南部のHofskirkjaの教会も同じような見た目でとても可愛らしかったけど、こちらの博物館はたくさん家屋が並んでいるのが特徴。

内部リンク: アイスランドで氷河湖ボートツアー ~Iceland11days(5)

Varmahlidの教会

同じ敷地内にある可愛らしい教会

それから可愛らしい教会もついている。アイスランドの教会は全般に素朴で素敵。10分ほど写真撮影をして撤収。
遠くからあえて見にくるほどではないけれど、近くを通りかかったのならちょいよりして行くと楽しめる場所。

短いけれどこれにてこの日はおしまい。
すぐ近くにとっていたAirbnbの宿へと向かったのだった。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

D

アイスランド北部の外せない名所 ~Iceland11days(7)

というわけでアイスランド北部は、Mývatnエリアを中心として見るところが多い。私たちは旅程の都合7日目に北部の見所を結構詰め込むことになった。

アイスランド7日目・怒涛の勢いDettifossからMyvatnへ

7日目のロードマップ

まずは外形の美しいセルフォスへ(Selfoss)

この日宿から2時間半ほどドライブしてたどり着いたのはセルフォス・デッティフォスエリア。
ちょうどうちのL君が睡眠に入ったところだったので、864号線ではなく862号線でアクセス。
864号線はダートロードになるけれどそのぶん滝の眺めが良いという評判だった。けれどダートロードを走るとお昼寝中のL君が起きてしまう可能性があったので、舗装路の862号線側へと向かうことにした。
862号線側は広いよく整備された駐車場があり、ボットンではあるけど割と綺麗なトイレも付いている。確か無料。

dettifossへのトレイル

まるで地球上ではないような岩場を歩く

駐車場からは短いトレイルになる。
上の写真のような岩場の中をしばらく歩くと、DettifossとSelfossへの分かれ道へたどり着く。大体の人にはDettifossの方が印象が強いと思われるので、Selfossから行く方がオススメ。

selfossとdettifossの間の川

川は灰色に濁った流れ

Selfossが近づいてくると川沿いの道になる。
だいぶ濁った川なので綺麗という感じではないけれど、滝のそばだけあって豪快に景気良く流れている。

遠くから見えるSelfossの全貌

Selfossの全貌は遠くからの方が良く見える

川沿いまでくるとSelfossが遠目に見えてくる。
上の写真くらいのところで、Selfossのベスト写真スポットと書かれた看板が立っている。確かにこのSelfossは近づいてもあまり眺めが変わらないどころか、角度の関係で視界が制限されてしまう。

Selfossの滝上の眺め

Selfossの滝上の眺め

それからこちらの862号線側からアクセスするとSelfossにはあまり近くにはいけない。上の写真が一番滝に近づいたところだったのだけど、この先は川を渡らないといけないようになっていた。
というわけでSelfossは864号線側を見るまで評価は保留だけど、この手の滝だとGoðafossの方がレベルが高かったかな。

勢いならアイスランド1のデッティフォス(Dettifoss)

Selfossをサクッと流した後は、いよいよDettifossへと向かった。
SelfossからDettifossまでは歩いて10分ほど。

Dettifoss上流側から

Dettifossの上流側

Selfoss側から歩いてくるとDettifossの上流側にたどり着く。というわけでまずDettifossがすごい勢いで流れ落ちて行く上側を見ることができる。この辺りからもうDettifossの轟音がすごい。

Dettifossのダブルレインボー

Dettifossにかかるダブルレインボー

そして次に見えてくるのがDettifossから立ち上る虹。Dettifossはすごい勢いの水しぶきなので、晴れていれば虹が見えることは多そう。
この日は日差しが強かったおかげかダブルレインボー。

迫るように流れ落ちるDettifossの勢い

ものすごい勢いで流れ落ちるDettifoss

そしてもう少し川沿いに下ると勢いよく流れ落ちるDettifossを横から見ることができる。ゴールデンサークルのgullfossも勢いはすごいけど、盛大に流れ落ちる勢いが一番感じられたのはこのDettifossだった。

というわけで後はベストの写真を撮るための場所探し。この日は虹が出ていたのでどう虹を一緒におさめるか。

丘の上に乗った虹

丘の上にのった虹

滝と虹とアイスランド

滝と虹とアイスランド

というわけでアイスランド滞在の中でも印象的な立ち寄り地の一つになったDettifossでした。864号線側を試しにいつか戻って来たいところ。

滞在時間は2時間ほどだった。

地熱地帯Hverir, Namaskard

こちらはDettifossからドライブしてくると、Mývatnに入るほんの少し手前にある温熱地帯。
駐車場に車を止めるとすぐに硫黄のような独特の香りが漂ってくる。

Hverirの地熱エリア

泥っぽい温水がボコボコと湧き上がっている

地熱地帯って日本にいるとよく見ると思うんだけど、ここの地熱地帯はちょっと見かけた記憶のない見た目だった。
私が行ったことのあるところでは、どちらかというと黄色に色づいているような硫黄地帯が多かったので。
ここはなんというか泥っぽい地熱地帯。灰色の泥がぼこぼこと沸き立っていて、これはこれでなかなか面白い光景。

沸き立つ蒸気を身に受ける人々

それから温泉じゃなくて蒸気が湧いているエリアもあった。なぜだかこの蒸気を体に受けてる人たちがたくさんいたんだけど、そういうものなのだろうか?
温泉に入るような感覚なのでしょうかね。

眺めの良いHverir地熱エリア

晴れているととても眺めの良いHverirエリア

思った以上にぼこぼこ湧いてたし、晴れていればアイスランドの大地を背景にして眺めもとても綺麗。

絶対というほどでもないけど、時間があれば寄って行くとよいところだと思う。滞在時間は20分ほど。一周ぐるっと回っても対して時間はかからない。
以下ちょろっとHverirのギャラリー。

大きめの噴出口

ガスを吹き出す噴出口

Hverirの泥濘

Hverirエリアの泥濘

大きめの泥沼

綺麗なガス噴出口

綺麗なガス噴出口

山を越えればMyvatn

山を越えればそこはもうMývatn

Mývatn地域

myvatn湖へ

晴れ渡ったMývatn湖へ

というわけでHverirから5分ほど運転して山を越えるとMývatnエリアに突入する。
Mývatnは何と言っても温泉エリアなんだけど、残念ながら私たちは時間と旅程の都合でパス。

Dimmuborgirの奇岩

奇岩の並ぶDimmuborgir

代わりに訪れたのがまずDimmuborgir。
こちらはなんとなく日本でも見れそうな馴染みのある光景。奇岩がぼこぼこある。長野とかそこらへんにありそうな感じ。

穴のあいた奇岩

穴の空いた奇岩

洞窟などもある

小さいけれど洞窟なんかもある

一番短いトレイルは10分もあれば一周できる。長い方のトレイルもさほど長くはなかったと思う。
歩いているといたるところに色々な形の奇岩があるので見ていて飽きない。

滞在時間は短いトレイルをぐるっと歩いて45分ほど。

火山湖Viti Craterへ

続いてちょっと道を戻ってViti Craterへと向かった。
私たちは場所を勘違いしていて、実はViti Craterへの曲がり道はHverirのすぐ近く。なのでMývatnに来る前に寄った方が時間的にはお得だった。
とはいえすぐ近くだけど。

Vitiの青い火山湖

Vitiの火山湖らしい青い湖

駐車場に車を停めて少しだけ山に向かって登るとVitiの火山湖がすぐ見えて来る。火山湖らしい青い湖はとても綺麗。遮るものがないので、風が強いので防風装備があると良い。

Vitiを反対側から

反対側から見たviti cratorの眺め

さてこちらのViti Craterは火口の周りを歩いていくことができる。ただし一周ぐるっと回ろうと思うと、火口の周りだけじゃなくてかなり大回りをする必要がある。

小さく隠れる火山湖と地熱発電所

Vitiの後ろに隠れる小さな火山湖と地熱発電所

一周回る時間がなさそうだった私たちは途中で引き返した。
しかしこのあたりまで歩いて来ると、後ろに隠れるもう一つの小さな火山湖、それから地熱発電所のようなものが見ることができる。

30分ほどの滞在ののち、この日最後の目的地のGoðafossへと出発した。

美しくバランスの整った滝Goðafoss

Myvatn地域から1時間ほど運転するとGodafossにたどり着く。
こちらも一号線沿いから滝の水しぶきが見える。

川に大きな橋がかかっているのだけど、駐車場が橋の前後の両方についている。godafossは両サイドから見ることができるので、川のどちら側から見るか次第。
私たちはこの日は滝を向いて右側の方へと向かった。翌日もう一度見に来た時は左側へ。どちらも良さがあったけど、どちらかだけ行くなら滝を向いて左側の方がおすすめ。

美しいgodafoss

美しいgodafoss

バランスの良いgodafoss

バランスの良いgodafoss

というわけでこれらの写真は滝の右からの眺め。
美しいアイスランドの背景、十分な水量、左右の大きな滝、中央の細い滝、青く美しい水。その全てのバランスがとても美しい滝。

夕暮れ時に差し掛かりあまり時間の残っていなかった私たち。
翌日また戻って来ることにして、20分ほどで引き上げた。

この日の宿はAkureyriの中心地。久々に大きめの街での宿泊となった。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

D

アイスランドの東部フィヨルドをドライブする ~Iceland11days(6)

アイスランド6日目はアイスランド東部のフィヨルドを中心にドライブ。このあたりまで来ると人も車もだいぶ少ない。雄大な自然の中をのんびりドライブしているだけで楽しめるエリア。

アイスランド6日目・南部の町ヘプンから東部フィヨルド探索へ

6日目のロードマップ

ヘプンから自分でいける氷河エリア

この日はちょっとだけ1号線を西へ逆走するところからスタート。

目的地は再び氷河。氷河の上をハイキングしたかったら、アイゼンを借りられるようなツアーに参加する必要がある。だけどそれなり氷河の近くに行くだけならば、ヘプンからちょっと運転すればたどり着けるところがある。

Hoffellsjokullの氷舌

Hoffellsjökullの駐車場近くからの眺め

というわけでやってきた氷河はHoffellsjökull。ここはGlacier Tongue(氷河舌)が観れるってことだったんだけど、氷舌って言葉からイメージするほど伸びている感じではなかった。

さてヘプン方面から来た場合1号線からダートロードに右折してしばらく運転すると駐車スペースがある。ダートロードが若干運転しにくいガタガタのところがあるので、普通の車だと結構注意して運転する必要がある。

さて駐車スペースのすぐ脇が小高い丘になっている。
この丘を登ると目の前に氷河の終着点。氷河湖が見える。
小規模の氷河湖だけどその分全体と氷河湖の流れ込むところが見えるので良い。

Hoffellsjokullの眺め

トレイルを少し歩いて氷河の近くへ接近

ここはいくつかトレイルがある。
私たちはまず氷河湖沿いを氷河方向に向かって歩いてみた。こちらは少しいくと行き止まり。この写真を撮ったあたりがこのトレイルの突き当たりだった。
それでもちょっと近くで写真が撮れるので良い。

山に分け入るいくつかのウォーキングトレール

山側に分け入るウォーキングトレイル

アイスランドの山に分け入って

山の景色も美しい

それから少し山側へ入り込むトレイルもある。私たちはちょろっとこのトレイルに入り込み山登り。
地図を見るにはこの長い方のトレイルを歩ききると、氷河のだいぶ近くまでいけるんじゃないかと思われた。
この日はそんなに時間がなかったので途中で引き返したのだけど。

黄色いトレイルの標識

黄色いトレイル標識が各所にある

ちなみにトレイルは結構適当に山に分け入っていく感じ。だけど黄色い案内の標識がポツポツ生えているので、迷うことはないだろう。

トレイルを少し歩いて、滞在は1時間と少し。
駐車場近くから写真撮るだけだったら20分もあれば良いだろう。

今度来たら長い方のトレイルを制覇してみたいと思う。

オレンジ色の灯台Hvalnes Lighthouseへ

さて一号線に戻ってヘプンを通り抜けると、だいぶ車通りも少なくなる。
東部フィヨルドのドライブを始めてまず向かったのは灯台。Hvalnes Lighthouseという灯台が観光名所になっている。

灯台の駐車場からの眺め

風の比較的弱かったこの日は水面に景色が鏡写しに

一号線沿いだしたくさん車が停まっているので見つけるのは簡単。だけど灯台はそんなに大きくないので住所はチェックしておいた方が良いかも。
私たちが訪れた時は駐車場の入り口が少しボコボコだった。

黒い小石の丘を越えて

黒い小石の敷かれた丘を越えると・・・

駐車場からザクザクと黒い小石の敷き詰められた道を歩いていく。
少しずつその黒い小石の粒径が小さくなっていき、そして最後にはブラックサンドビーチへ変わる。

海岸線に佇むオレンジの灯台

灯台自体はまあ小さな灯台。近くまで歩くこともできるようだけど、まあいいかなってことで遠くから写真撮影だけ。

灯台沿いの海岸線の景色

ここは灯台の反対側の海岸線の景色がとても美しい。後ろに映るアイスランドの山のアクセントも素晴らしい。

滞在時間は海岸線まで歩いて30分と少しだった。灯台まで歩くともう少しかかるかもしれない。

東部フィヨルドを北上するドライブ

侵食されたアイスランド東海岸の景色

侵食されるアイスランド東海岸のフィヨルド

東部はフィヨルド地形になっているので海岸線をくねくね曲がりながらドライブすることになる、なので距離に対して走行時間が結構増える。

東海岸のビーチ

東海岸のビューポイントにあった砂浜

海岸線沿いはとても美しい景色が続くのでドライブしているだけで楽しめる。道路沿いんにはビューポイントもたくさんある。
それから道沿いにはいくつかそれなりに有名な滝もあったのだけど、この日は時間の都合でスキップ。

赤っぽいん砂浜

少し赤みが強い東海岸の砂浜

東部フィヨルドのピラミッド型の山

東部フィヨルドに隠れるピラミッド型の綺麗な山

最後は939号線の山道をショートカットドライブしてこの日の宿へ。

以下は939号線のギャラリー。

939号線の入り口

939号線の入り口。この後しばらく走るともう少し険しい道になる

939号線の滝

939号線の滝その1

939号線の滝その2

背景が美し939号線の滝その2

豪快な939号線の滝その3

豪快な939号線の滝その3。残念ながら普通にアクセスできるところからだと滝の全景は見えない

農場の中で一晩を過ごす

農場の一軒家の裏庭

宿の裏口から出たらこんな壮大な景色

この日宿泊したGíslastaðirのあたりは農場以外何もない。なのでちょっと宿を見つけるのに苦労したのだけれど、辿り着いた宿はとても素敵な農場の中のコテージだった。
コテージのすぐ近くまで農場の馬が散歩に来ており、アイスランドの自然の中の生活を満喫することができた。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

D

アイスランドで氷河湖ボートツアー ~Iceland11days(5)

アイスランド旅行も5日目。この日のメインは氷河湖Jökulsárlónでのボートツアー。
ドライブは一気に南部で有名な町ヘプン(Höfn)まで。

アイスランド5日目・氷河湖Jökulsárlónボートツアーへの参加

5日目のロードマップ

南部のドライブではちょいちょい氷河が現れる

南部に限らずだけど、アイスランドをドライブしているとちょいちょい景観の良いビューポイントがある。どこもわざわざ駐車場を作ってるだけあってなかなかの景観。全部止まるのは時間的に無理があるだろうけど、気が向いたら止まって見るのも悪くない。
道路沿いに500m先など看板で表示されているのでわかりやすい。駐車場が狭かったりして入りにくいところもあるけれど。

Viewpointからの氷河

ここ南部のでは氷河関連のビューポイントが多い。いくつかある氷河が色々な角度から見ることができるから。
同じ氷河を見れるビューポイントがいくつかあるので焦ることはないけれど、これはって思ったところで止まって見ると良い。近くから見るのとはまた別の趣がある。

緑の草に包まれた教会Hofskirkjaを訪ねる

この日の最初の目的地はHofと呼ばれる小さな村。

緑に包まれた教会1

山あいの可愛らしい教会

この小さな山あいの村に何があるのかというと、のどかな空気に包まれた素敵な教会がある。
1号線から曲がってすぐたどり着くので、ホフィンまで行く方は是非寄って行くと良いと思う。

緑に埋められた教会

緑の草に埋没した教会

この教会はアイスランドの大地に立っているだけではない。アイスランドの自然の草に包まれている教会なのだ。草葺きの屋根がアイスランドの大地によく馴染んでいる。

ぼこぼこに包まれた教会

アイスランドの時の流れに包まれた教会

そしてアイスランドという土地に暮らす人々の歴史を伝える教会でもあるのだろう。落ち着いた美しさに包まれた教会であった。

ちょっと次のボートツアーへの時間が押していたので慌ただしい滞在になってしまったけれど、美しいのどかな村をちょっと歩いて見ても良かったかもと後で思った。

氷河湖Jökulsárlónのボートツアーへ

さていよいよ本日のメイン。Jökulsárlónのボートツアー。
いくつかボートツアーをやっている会社はある。私たちが選んだのはJökulsárlón Glacier Lagoon Boat ToursのAMPHIBIAN BOAT TOUR。

外部リンク: AMPHIBIAN BOAT TOUR

このツアーを選んだ理由は何と言っても0歳児から参加が可能っていうことで、息子のL君が参加可能だったから。水陸両用車での移動なので陸上では若干揺れる。だけど湖の上に出てしまえばほとんど揺れないので子供でも問題ない。

それから予約するときのTIPSを一つ。この会社割とすぐに予約がいっぱいになってしまうのだけど、日程が近づいてくるとボートの数を増やすことが多いようだ。
私たちも最初希望の時間はすでに予約が埋まってしまっていた。しかし旅行の少し前になったら希望の時間の近くに新しいボートツアーのスケジュールが追加されて、無事そこを予約することができた。

さて、ここの湖Jökulsárlónは1号線を走ってくればとてもわかりやすい。ツアーの開始先は西から来た場合橋大きなを渡った先にある。
橋を渡ったら左手に大きな駐車場があるので、そこに止めて歩いていけば良い。こちらの駐車場は無料。
アイスランドにしては珍しくかつかつに止めている駐車場だったけど、まあバックパーキングになれている日本から来る人には全く問題ないだろう。

私たちはちょっとドライブの時間の見積もりを誤ってしまい、予約しておいたツアー開始時間の直前に到着。みんなで慌てて車から降りて、焦りながらボートへと向かった。
ボートが停まっているすぐ目の前にJökulsárlónの会社の受付の場所があるんだけど、そこは数人の人が並んでいた。おそらく当日受付のボートツアーに申し込んでいる人なのだろう。

氷河湖ボートツアーの水陸両用車

Jökulsárlónの水陸両用車両

一方水陸両用のボートカーにはすでに人が乗り込み始めている様子。このまま並んでいたら間に合わないかもしれない、ということでボートの方に行って従業員に直接聞いてみた。そしたら名前を無線で確認してくれて、そのまま乗り込むことができた。
フレキシブルに対応してくれた従業員に感謝感謝。
ボートに乗り込むと救命具をくれるのでそれを身につけて出発を待つ。1つのボートには20人くらい乗っていた。
全員座ったら準備完了。1分ほど陸上モードで走った後にそのまま氷河湖へ突入し、ボートツアーに変わる。

氷河湖の青い氷

ボートモードに移行したら、立ち上がっても良いとの許可が下りる。その頃にはあたりは氷河の青い氷に包まれている。
こうして浮かび始めた氷の寿命は短いので一期一会。同じ形の氷に出会うことはないと思うとなかなかに感慨深い。
ちなみにこの青い氷は密度が高い氷の構造由来だそうな。

しばらくの間はガイドはなしで、写真撮影に集中する感じ。

氷河湖から氷を拾ってくれたガイドさん

氷河湖から氷を拾い上げてくれたガイドさん

一通り写真撮影が終わると、ガイドの説明が始まる。
氷河湖の由来から、氷河の氷がどのくらいの時間をかけてこの湖に流れこんでくるか。この湖に浮かび始めてからの氷の寿命など。
それから氷河湖の氷を拾い上げてくだいてみんなに配ってくれる。私もせっかくなのでひとかけら味見。アイスランドの自然の中で長年を経た氷の味は格別だった。

反転する前の氷河の氷

反転する前の氷河の氷はあまり綺麗ではない

氷河湖の氷が青く美しいのは湖の中の氷の下部表面が洗い流された後に、重さの関係で上下が反転するから。
氷河湖の奥の方までくると、まだ反転していない大きな氷もある。こちらはあまり綺麗ではないけれど、遠くに見える氷河の感じとはこちらの方が似ている。

時折ジョークや日本語を交えながらのガイドツアーはなかなかにして楽しかった。良いガイドに当たったのかもしれないけど、全般にアイスランドは丁寧で優しげな人が多かったな。

駐車場から歩いていける湖の眺め

氷だけ見るなら駐車場の側の高台からもたくさん見える

1時間ほどのツアーを終えると出発したところと同じ場所へと戻ってくる。
今度は歩いて氷河湖の見学に行ったんだけど、湖にはボロボロと氷河からの氷が溜まっている。これはこれでなかなかに印象的な光景。
なのでボートツアーに参加しない人は、湖だけでも見ていくと良いだろう。

それにしてもこのボートツアーはとてもよかった。次来るときはたぶん氷河ハイキングのツアーに参加するとは思うけど、初めて来る人には全然おすすめできるツアーだ。

そういえば同じく有名なダイアモンドビーチもこのすぐ側だったんだけど、ボートツアーで満足してた私たちはうっかり訪問するのを忘れてしまった。

ヘプンでの夕暮れから日没のHornafjörður Airportへ

さて氷河湖ツアーの後はヘプンまで1時間のドライブ。

せっかく南部では大きめの街のヘプンにいるので、この日の夕食はレストランへと向かうことにした。

レストランはヘプンで人気の高かったシーフードレストランのPakkhús Restaurant。大きな店だったので予約してなかったけど席を取ることができた。
店員さんも丁寧だったし、料理もなかなか美味しかったし満足。価格はまあアイスランド価格だけど、雰囲気と味がよければ問題無し。

Hornafjörður Airport

日没後で誰もいない小さなHornafjörður空港

夕食を食べた後にまだ幾分元気のあった私と嫁はHornafjörður Airportへと向かうことにした。
この空港はとても小さなかわいらしい空港。特に見るものがあるわけではない。

私たちがここにきた理由は、映画「The Secret Life of Walter Mitty」の撮影に使われていたから。日本語名はライフかな?

映画では何もない空港だったけど、実際にも何もない空港。
でもなんとなく雰囲気を感じることができてよかった。

というわけでアイスランド5日目はなかなかに充実した1日だった。翌日からはいよいよアイスランド東部へと進出だ。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

D

アイスランド南部の有名滝を巡る1日 ~Iceland11days(4)

前日はゴールデンサークルのシンクヴェトリル公園を攻めた私たち。
ゴールデンサークルの残りは後で戻ってくることにして、この日は南部の滝巡りへと旅立ったのだった。

アイスランド4日目・南部の有名滝を攻略する1日

4日目のロードマップ

さてアイスランド旅行も4日目。疲れがたまり始めたこともあり、少しずつ予定が崩れ始めた時期でもある。
この日はほんとは朝早くおきてHaifossという滝に向かう予定だったのだけど、寝坊してしまったのでHaifossは次の機会へと残すことにした。

セリャラントスフォスの滝の後ろからの眺め(Seljalandsfoss)

アイスランドで1・2を争う有名滝でしょう。
リングロードからのアクセスも良く、駐車場やトイレ・カフェなど設備も整っている。ちなみに南部では珍しくトイレが無料。
滝の後ろ側に回れる滝ってのは結構あるとは思うのだけど、その先にアイスランドの美しい大地が広がっているのはここだけ。

さて1号線を南部に向かって走っていると、薄く立ち上がる煙が見えてくる。これはセリャラントスフォスの作り出す水しぶきによるもの。
あまりに道路に近い立地に、ちょっと期待はずれの可能性もあるかなと思ってしまったのは秘密。

いずれにしろ行かないという選択肢はないので、セリャラントスフォスに向けてリングロードから左折。
曲がってすぐのところにも駐車場があって確か無料だったかな。だけど滝までは結構歩かないといけない。そのまま少し走らせると滝のすぐそばの駐車場にたどり着く。

こちらの駐車場は有料なので、駐車場についている自動マシンで料金を支払う。クレジットカードを突っ込めば勝手に支払ってチケットをプリントしてくれるタイプだったと思う。
出てくるチケットを車のダッシュボードの上に置いておけばオーケー。

駐車場のあたりからの眺め

駐車場のあたりから見たセリャラントスフォス

車を降りるともう滝は結構すぐ近くに見えるけど、まずあるのがカフェとトイレ。
通り抜けるとすぐにセリャラントスフォスがある。さすがに人気の観光地だけあって人がとても多い。滝の裏に回る階段は並ぶ人が行列を作っているような状態だった。
だけど写真を撮ると、意外と人が邪魔にならないような配置になっている。
それから滝裏は多少水しぶきが飛んでくるけれど少し湿るくらい。この日はびちょぬれになるってことはなかった。風向き次第かな。
でも結構寒いので暴風防水のアウターを着ているくらいで丁度良かった。

滞在時間は写真をとりながらぐるっと一周して30分くらい。

手前からのセリャラントスフォス

手前から撮影

滝の側面からから

側面から撮影

背面に回って

背面に回ってアイスランドの荒野を背景に。この日は天気がイマイチ

滝壺の近くまで降りることもできる

滝壺近くまで降りることもできる

反対側側面に回って

反対側の側面へ。こちら側は駐車場が写ってしまうので微妙

小さな橋からの眺め

外に戻ってきて小さな橋の上からもう1枚

隠された秘滝Gljúfrabúi(Gljúfrafoss)へ

さてセリャラントスフォスのすぐ側だというのにほとんど足を運ぶ人がいないという触れ込みだった秘滝Gljúfrafoss。
実際にセリャラントスフォスからは歩いて五分ほど。看板も出ているので簡単にたどり着ける。

Gljufrafossの行列

Gljúfrafossの入場を待つ行列

だけど今はみんなここまで寄って行くのが定番になっているのかもしれない。結構な人気。私たちがたどり着いたときは30人ほどの行列が並んでいた。
どうやら中が狭いようで、1グループずつ交換で出入りしているようだった。管理している人はいないので、なんとなく順番に交換で入って行く感じ。

直前までくると川を越えた奥に滝がはっきりと見える

30分ほど待ってようやく私たちの順番がやってきた。
上の写真に見られるように、この滝は浅い川の上にある飛び石を渡って入ることになる。10mくらいかな。
一方向のスペースしかないので、奥から人が出てきている時には入って行くことができない。

洞窟内から見た川渡り

洞窟内もそれなりに石渡が続く

石は結構ぐらついてるし小さい石もある。そして距離もそれなり。
普通に注意していれば落っこちないとは思うけれど、1日の中には落ちる人もいるかもなっていうレベル。
とはいえ川は浅い。防水の靴なら踏み込んでもすぐに濡れてしまうことはないってくらい。
うちの60代の両親が大丈夫だったのでまあ大体の人は問題ないでしょう。

ちなみに私たちが入った時は前の二人組がまだいた。1グループずつ交換ってよりは出入りが狭いから自然と順番がコントロールされている感じのようだった。

洞窟の中に降り注ぐ滝

洞窟内に降り落ちてくる滝

という感じで中に入ると洞窟内に降り注いでくる神秘的な滝を見ることができる。入るのに30分待ったわけだけど、その甲斐があったと思える滝だった。この日は結構な曇り空だったけど、光の具合では更に良いのかもしれない。

水しぶきを受けながら写真撮影

水しぶきを受けながら写真撮影

そうそうこちらの滝は奥に入り込むとしっかり水しぶきを受ける。中に入る方は防水装備をしっかり整えておいた方が良いでしょう。それから結構寒いので防寒も。

というわけで待っている人も多かったので、中にいた時間は数分ほどの写真撮影だけ。
でできた私たちは冷えた体をカフェのコーヒーであっためたのだった。

滞在時間は待ち時間を合わせて40分くらい。セリャラントスフォスついでにこちらもって人はそれなりに時間を確保しておいた方が良いかも。待ち時間は運次第だろうけど。

盛大に流れ落ちる一本滝スコゥガフォス(Skógafoss)へ

砂嵐の中をドライブ

うっすらと曇って見えるのは雨ではなくて砂嵐

セリャラントスフォスを出る頃から南部名物の暴風が吹き始めた。
車にカチカチと当たる砂の音を聞きながらのドライブ。スコゥガフォスまでは30分ほどのドライブだった。
スコゥガフォスの駐車場は広いし無料。だけどトイレは確か2ユーロ。

遠目からのスコゥガフォス

遠目から見たスコゥガフォス

というわけで暴風の中のスコゥガフォス。うちの母は外に出ることを諦めて、車で待っていたくらいの暴風。
南部の暴風はしょっちゅうあるらしいのでこればっかしは運。1日くらいならむしろ記憶に残る良い経験かもしれない。

近づいてのスコゥガフォス

近づくと迫力のあるスコゥガフォス

風の中を頑張って滝まで接近したらかなりの水量の滝。暴風のおかげで水しぶきがすごい勢いで吹き飛んでいた。晴れていればよく見えるという虹はこの日は見えず。
しかしこの滝は形が綺麗。こんだけしっかりとした長方形の形の滝って見た記憶がない。

スコゥガフォスの階段

結構長いスコゥガフォスの上へと登る階段

それからこのスコゥガフォスは滝の上側にも登れる。階段はところどころガタがきていたけれど、それなりに新しいもの。

スコゥガフォスの上から

スコゥガフォスを上から眺める

暴風の中をなんとか頑張って頂上まで登り切るとなかなかの眺めが待っていた。たぶんここも晴れていると虹が見えるんじゃないかな。

滝の上側にウォーキングトレイルみたいのがあったのだけど、あの道はどこに続いていたのだろうか。

滞在はぐるっと歩いて30分ほど。

ディルホゥラエイ(Dyrhólaey)からブラックサンドビーチを眺める

そういうわけで暴風のスコゥガフォスを堪能した私たち。次の目的地はVikのすぐ近くのディルホゥラエイ。

まずはお支払い

まずはお支払い

続いて入場

続いてスキャンして入場

駐車場が割と広いこのディルホゥラエイ。駐車場についているトイレが面白かった。クレジットカード支払いをして、出てくるバーコードをスキャンしてトイレに入るっていうシステム。コインで払うこともできるようだったけど。
なんだけど半分入り口が壊れていたようで、コインで払った人は入り口が開かず結局乗り越えて入っていた。

ブラックサンドビーチを見下ろして

ディルホゥラエイ側から眺めるブラックサンドビーチ

さてまだまだ暴風の中にいた私たち。とりあえずはブラックサンドビーチ側を見学。
暴風の中だったこともありブラックサンドビーチはここから眺めるだけにしたのだった。しかしブラックサンドビーチは名前の通り真っ黒だった。

ディルホゥラエイの岩場

ちょっとホワイトアウトしてしまったけどディルホゥラエイの有名な岩場

ブラックサンドビーチの方の展望台の反対側に回ると、この場所で人気の岩場。だけどこちら側からだと逆光な上に角度があまりよろしくない。
この岩場を綺麗に見るには、ぐるっと回って別の駐車場からの展望台にいかないといけないのだろう。

Fjaðrárgljúfurの農場のど真ん中の宿で宿泊

ディルホゥラエイの後はVikに立ち寄って買い物を済ませた私たち。この日はKronanの系列のスーパーで買い物。

Vikから出た後は再び1号線でドライブだったのだけどここで一つトラブル。
警察が道を止めてるから何かなーって思っていたら、まさかの1号線が通行止め。
後で調べたところでは道路の一部が洪水で水没していたようだった。

そういうわけで迂回路に回ることになった私たち。迂回路はさほど悪路ではなかったもののずっと未舗装路。
そう言う意味ではFロードを走る予定はなくても、ある程度しっかりとした車を借りておいたほうが無難かもしれない。

Fjadrargljufurの夕暮れ

Fjaðrárgljúfurの農場の中で体験する夕暮れ

迂回路をぐるっと回ってたどり着いたのは、初日に続いてmiddle of nowhere。でも今度は荒野ってよりは農場のど真ん中。
とはいえ宿の中の設備は十分に良かったし、朝の目覚まし時計代わりの羊と牛までついてくる。アイスランドはAirbnbが良いってことを再確認できた。

関連記事

1. 海外旅行記のまとめ

2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

D

pythonでファイルを読み込む時にファイル名を取得する方法のまとめ

久々のpython投稿。

さてだいぶ前にpythonでのテキストファイルの入出力について書いた。

内部リンク: pythonでのテキストデータの入出力方法いろいろ

上記の投稿はどちらかというと開いたファイルの中のテキストデータをどう処理するかということに焦点を絞って書いた。

今回の投稿はちょっとそれとかぶってもしまうところもあるのだけど、最初にファイルを開くところ、ファイル名(もしくはファイルパス)を取得するということに焦点を絞って書いてみたい。

tkinterでファイル名取得

最近私がもっぱらこれを使っているので最初はtkinterから。
自分で使うのにはいちいち窓が立ち上がるし、クリックしなきゃいけないこともあるので鬱陶しさもある。しかし他の人にプログラムを渡すときには、どうやってファイルを読み込むかをあまり説明しなくていいので楽。

また大量のファイルを一度に読み込みたい場合だと、窓でファイルを選択するときにshiftやcontrol/commandを使って大量選択が簡単にできるのも利点。

というわけで以下はtkinterを使ったファイルパス取得の例。

from tkinter import Tk, ttk
from tkinter import filedialog as tkfd

tk = Tk()
tk.withdraw()
print ('select data files')
filenames = tkfd.askopenfilenames(filetypes= [('text','*.xy'),('EXCEL','*.xls')], initialdir='./')
tkms.showinfo('file paths are',filenames)

print ('select a background file')
bkgname = tkfd.askopenfilename(filetypes=[('text','*.xy')], title = 'bkg file', initialdir='./')
tkms.showinfo('bkg file path is', bkgname)

tk.destroy()

大量のデータファイルを読み込むときはaskopenfilenamesを使って、一つのファイルの場合はaskopenfileを使う。
initialdirで窓を開いた時の最初の位置を指定できるので、適当に./DATAみたいなフォルダを作っておいてデータをそこに入れておけば、command+Aで簡単に全部データが開けるかな。

ただし本当に大量のデータを読み込むって場合は、別の方法を使った方が楽かもしれないけど。

tkinterのその他詳しい使い方については別投稿を参照していただきたい。

内部リンク: pythonのtkinterを使ってユーザー入力を取得する方法

argvsでファイル名取得

C言語の時は一番お世話になっていたargvs。

自分で2、3個のデータファイルを読み込もうとする時には一番楽な方法。
Macのターミナルでtabでの名前補完と組み合わせれば、ファイルの読み込みがサクサクとできる。
ただ大量に読み込ませたいファイルがある場合は大変。せいぜい5個くらいまでの読み込みに使う感じだろうか。

import sys
argvs =sys.argv
argc = len(argvs)
if (argc != 3):
  print ("input filename and output name")
  quit()
file = open(argvs[1], 'rb')

pythonではsysをimportしておく必要がある。

if文は読み込みたいインプットの数が正しい数であるかを確認。間違ってたら正しいインプットを要求して落とす。

一番目に読み込んだ名前はargvs[1]になるので注意が必要。argvs[0]はpythonの.pyファイルになる。argvsは他にも単純に適当な文字列を追加するのにも使える。上の例を書いた時には、argvs[2]に出力ファイルネームを入れていた。

そうしてファイル名を取得したらopenやnp.loadtxtなどで開いてあげると良い。

インプット用のファイルを作っておいてファイル名はプログラム内に

プログラムに直接ファイル名を書き込んでしまっておく。必ず何かしらパラメータの入力を受け付けるタイプのプログラムでは便利。input.txtなどのファイルを作っておいて、プログラムを走らせる前にその中のパラメータだけ書き換える感じ。

プログラムの方を書き換えないで良いのが利点と言える。

ファイル名はパスでも指定できるし、同じ階層にいるなら名前を書いておけば良い。

f = open('./input/input.txt')
f = open('input.txt')

など。

ファイルを出力するための名前を取得する方法

ファイルを書き出すのに名前を設定しておきたい場合ってのも結構ある。数少ないなら上のargvsの例のようにユーザーに名前を決めてもらうのも良い。
もちろんプログラム内に直に出力名を決めておいても良い。ただしこの場合プログラムを回すたびに上書きされるのでそれだけ注意が必要。

たくさんファイルをまとめて読み込んだ時に便利なのは、入力ファイル名に何かしら名前を足して出力ファイルの名前に変えてしまう方法。

以下はargus[1]で入力ファイル名を取得して、入力ファイルにsubtという文字を足して出力するという例で。Subtってのは何かしらデータファイル。

name = 'subt'+argvs[1]
np.savetxt(name, Subt)

これを例えばtkinterで大量に読み込んだファイル名に対して同じことをしてあげれば、入力ファイル名に次々と自動的にファイル名が割り振られていくことになる。

とここまで書いて、思い出した。tkinterの場合だとパス取得になってるから、このままだとおかしなことになるんだ。

basename = os.path.basename(filenames[i]+str(i)+'.txt')

こんな感じにos.path.basenameを使ってファイル名に変換してあげる必要がある。

今の所思い浮かんだ名前の取得方法はこれくらい。何か他のものを使う機会があれば後ほど追記していくことにする。

関連記事

pythonのまとめ

D