北欧の名物お魚ルートフィスク・lutfiskを食す

独立記念日の3連休に特にすることもなくPrismaをふらふら。

特に目的もなかったんだけど、前日食べた味噌ちゃんこ鍋の残りのスープに足せそうなお魚を物色する。

前日と一緒にサーモンにしてもよかったんだけど、白身の魚でも入れてみるかと思い立つ。

適当に売っていた9ユーロくらいの大き目のお魚ブロック。白身魚だし鍋なら問題ないだろう、と適当に買ったお魚……これが北欧名物、ルートフィスクだった。

北欧名物お魚のルートフィスク

適当に買ったこちらのルートフィスクというお魚。実は知る人ぞ知る北欧名物だった模様。

適当に魚の料理タイプを検索してみたら、なかなかにひどい評価が結構並んでいる。

伝統的には干し魚を灰汁に漬けてゼラチンのような食感にしたお魚のこと。なので食べる前に数日水につけてアク抜きする必要がある。

ただし私が買ったルートフィスクは処理済みでパッケージされており、パッケージを開けたらそのまま料理できるものだった模様。

ルートフィスクで味噌ちゃんこ鍋

というわけで早速料理してみたんだけど、最初は予定通り味噌ちゃんこ鍋のあまりのスープに突っ込んで煮てみた。

前日のあまりのスープだし、まあ最悪スープごと捨てればいいと思ってたんだけど、この味噌で煮込んだルートフィスクは意外や意外、結構いけた。

なんていうか……普通に鍋に入ってる鱈?

若干食感が普通の鱈と違うから、それが好き嫌いになりそうだけど、あえて避ける必要は感じないレベル。

というか、日本酒と一緒に全然パクパクいける感じで、作ったぶん全部完食できた。

ルートフィスクをオススメの調理法で調理

気を良くした私は……ってわけでもないんだけど、せっかくなのでパッケージ記載のオススメの方法で調理してみることにした。

こちらもまあ簡単な料理方法で、耐熱容器にルートフィスクを入れてオーブン175度で45分放置するだけ。耐熱容器に溜まった余分な水分を捨てて、塩胡椒でいただく感じだそう。

ちょっと匂いが気になったので塩胡椒ではなく、柚子胡椒とポン酢で食べてみたんだけど……うん、なんていうか、まず食感がヌルってしている。

匂いもまあかなり独特。いかにもな生臭さとはちょっと違う、磯臭さというかなんというか。柚子胡椒では隠しきれない不思議な香りが混ざっていた。

で、肝心の味の方なんだけど……あんまりない?
前日の味噌ちゃんこもスープの味だけで食べてた感はあったけど、それでも少しは鱈味があったと思うんだ。

このオーブンで焼いたルートフィスクは、ひたすらにヌルヌルとした味のない何かを口の中でほぐしながら、飲み下していく感じだった。ポン酢で食べたのがアレだったのだろうか?

というわけで、まあ試すのは1回でいいかなって感じのお魚だったんだけど、食べてみるならオススメに従うよりも味・香りの強目の鍋に突っ込む方が美味しいと思う。

鱈系のお魚を北欧で食べるなら、パリッパリに乾かした干し鱈系統の方が美味しいかな。

靴箱の上のKatja

靴箱の上のKatja

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