皆様2017年は良い年を過ごされましたか? 2017年も残すところ1日ですが、良いお年をお過ごし下さい。 また来年2018年も皆様にとって良い年となることをフィンランドの片隅から祈っております。
さて、今年は移動がとても多く忙しい年だった。 この投稿を書くにあたって嫁と今年何があったっけと話してみた。 しかし忙しかったせいか色々していたわりにはあまり正確には覚えていないものであった。
とはいえ思い出そうとすると思い出は蘇るもの。 それから今年書いた多くのブログの記事もいろいろと出来事を思い出すのに役立ってくれた。 この投稿ではそんな2017年の出来事を書いていきたい。
2017年の私的五大印象的出来事
まずは特にカテゴリーはなしに2017年の印象的だった出来事を5つ選んでみたい。
1 子供の誕生
やっぱりこの出産の日が今年の中で一番記憶に残っている。 フランスはグルノーブルでの出産。
早朝起き出した嫁とともに病院に向かったのだった。 そのまま順調に昼過ぎに出産。 そのまま入院で、病室に入ったのが夜7時。 入院用のお泊りセットを病院に持って来たのが夜11時。 そして生後0日の赤ちゃんとの眠れない夜。
それからは今に至るまで子供中心の慌ただしく寝不足の日々が続いている。
2 フィンランドへの移住
もともとフランスの仕事は元ボスの好意で半年だけ雇っていただいていたのだった。 その半年の間に運良く次の仕事が近場のフィンランドで決定。
そういうわけでフィンランドに移住することになったのだ。 移住をするにあたって一つ大変なことがあった。 ちょうどこの移住の1ヶ月ほど前に子供が生まれたのだ。 そのため移動の準備も実際の移動もなかなかに大変。 とはいえフランスもフィンランドも赤ちゃん連れが旅できるように設備が良く整っていた。 他の国を旅するよりは全然楽だったのかなと今では思う。
3 ブログ始めました
今年の3月に始めたこのブログ。 なんだかんだで続いている。 あまりアクセスのないこのブログだけれど、それなりのユーザーが訪れてくれている投稿もできて来た。 ブログを書くのは結構楽しいので来年もそれなりの頻度で更新していきたいものだ。
4 ルーブル美術館でテロ事件に巻き込まれる
私たちがパリのルーブル美術館を見学していたちょうどその時、美術館の入り口に刃物を持った男が現れたのだった。 実際にそのテロリストがいた現場に遭遇したわけではない。 美術館のその時見学していた場所から美術館の一室に避難しないといけなかっただけ。
振り返って見るとそんなに差し迫って大変だったわけではない。 しかし本場フランス・パリでテロ事件から避難するというのは、その時にはなかなかショッキングなできごとであった。
5 フィンランドでの仕事の契約延長
ちょっと5つ目は何にするか悩んだのだけどこれ。 仕事はとても楽しいプロジェクトで満足。 それから今のところフィンランドという国にもとても満足している。 設備的には日本と同じレベルで住みやすく整っていると思う。 人々は一見むっつりしてる人も多いけど優しい人が多い。
というわけで仕事の契約を一年延長した。 次をどうするかはわからないけれど、来年の仕事の結果次第かな。 そろそろ定住できる場所を考えないといけない時期になってきた。
2017年の五大ベスト観光スポット
今年は子供ができたこともあり、思うように旅行ができなかった。 とはいえフランスやフィンランドの近場で何箇所か旅することはできた。 その中で印象に残っている観光場所を上げていきたい。
1 サンクトペテルブルグの街並み
水の都サンクトペテルブルグ
初ロシア。 ロシア第二の都市サンクトペテルブルグはとても綺麗な街だった。 11月という北の地の観光にはあまり良い時期ではなかったけれど十分満足できた。 天気が良ければ最高だろう。 今度は是非夏に再訪したい。
2 パリのマルモッタン・モネ美術館
ほぼ全ての公立観光施設が無料になる第一日曜日。 私たちはマルモッタン・モネ美術館を訪れた。 しかし訪ねてみてびっくり。 マルモッタン・モネ美術館は私立美術館だったのだ。 無料特典はなし。 空いてて見学しやすかったのはそのおかげかもしれないけれど。
この美術館はとても良い。 印象派を見るならオルセーの最上階が第一候補だろうけれど、ここの大量のモネは全くもって見劣りしない。 モネの作品が展示されている地下室は美術館の内装や雰囲気も良い。 小さいけど平気で数時間くらいは過ごせそうな美術館であった。 ちなみに中は写真撮影禁止だったので写真がない。
3 ドゥザルプ(les deux alpes)でスキー
晴れたドゥザルプ
グルノーブルに来るたびに行こう行こうと思っていていけなかったアルプスのスキー場。 ついにそのうちの一つであるドゥザルプを訪れることができた。
このスキー場の売りはなんといっても標高3600mからの壮大な眺め。 そして高低差2000mのコースを一気に滑り降りたのはかなり爽快だった。 できることならばもう一度行きたいスキー場である。
4 タリンのプラットフォームからの眺め
タリンの旧市街からバルト海まで一望
タリンの旧市街の眺めはなんだか明るいヨーロッパ臭のする眺め。 グルノーブルは割と暗めのイメージだったし、ヘルシンキはもう少し白っぽいイメージ。 タリンのプラットフォームからは、明るいヨーロッパの街並みを一望することができる。 北なのでやはり夏場がオススメだけど秋も悪くなかった。
5 バルト海をフェリーで渡る北欧クルーズ旅行
フェリーから眺めるバルト海に落ちる夕陽
北欧はバルト海が各国をつないでいるのでフェリー旅行が盛んだ。 いくつか利点がある。 まず飛行機よりだいぶ安いことが多い。 それから小さいとはいえクルーズ船なので、中の施設には結構気合が入っている。 免税店で安いのはビールくらいだけど、品揃えは結構良し。 船の上、色々な雑事を忘れてのんびりと過ごすことができる。
ちょっと時間はかかるけれど遊んでいたり寝ていればすぐ到着する。 日程がおしてなければ北欧旅行はフェリーがオススメだ。
五大ベストレストラン
子供ができてからはやはりレストランに行く頻度もだいぶ減ってしまった。 とはいえ5個くらいなら上げられるだろうと頑張って書いてみることにする。
1 Restaurant L’INITIAL (PARIS)
パリのノートルダム大聖堂からセーヌ川を渡ってすぐそこ。 贔屓目はあるけれど、贔屓目抜きにしても今年の一番のレストラン。 日本人シェフが作り出すフレンチの味。 50ユーロのコースでこれだけ美味しいものが食べられるのなら通う価値あり。 最近混んでるとの噂。 予約はお早めに。
2 Fisken på Disken (HELSINKI)
年末に駆け込みで出会った久々に美味しかったレストラン。 Kamppiセンターの5階。 値段も結構するけど、全般に新鮮な印象で美味しかった。 生牡蠣がとても美味しかった。 魚のスープも絶品。
3 Teplo (ST. PETERSBURG)
サンクトペテルブルグは聖イサアク大聖堂のすぐ近くのカフェ。 フェリーの時間まで結構あったので立ち寄ったのだけど大正解。
まず食事が普通に美味しい。 ロシア料理も結構ある。 それからソファー席はもちろんテーブル席もおしゃれで良い感じ。
何と言ってもキッズルームが併設されているので子供づれに優しい。 やはりお子様連れに人気のようで、入り口にベビーカーがたくさん駐車されていたのを覚えている。 入り口が少し見つけにくいのでそこだけ注意。
4 Urban Deli (STOCKHOLM)
こちらもお洒落なストックホルムのレストラン。 フィッシュスープがなかなかのレベル。 混んでいるので予約した方が良いかもしれない。 私たちはレストラン席には入れず、バーカウンターで食べたんだった。 蟹も美味しかったんだけど、バーカウンターで蟹をほじくるのは結構大変だった。
5 Von Krahli Aed (TALLINN)
タリンの旧市街の中。 カラフルな野菜に彩られたメインプレートが特徴のレストラン。 そのカラフルな野菜はちょっと独特の味なので好き嫌いは分かれるかもしれない。 しかしラムのソテーは絶品だった。 内装もかなりおしゃれ。 中庭席や地下の席を今度は試してみたい。
おまけ:ベストホテル Hotel Ekaterina (ST. PETERSBURG)
5大ってやろうと思ったら5箇所しかホテルに泊まっていなかった。 そういえば子供ができてからは同じホテルに連泊にすることが多い。 だいたいどこも100ユーロくらいのホテルだったと思うのだけど、ここが一番パフォーマンスが高かった。 ロシアの物価が安い影響もあるのだろうけど。 唯一の難点はバリアフリーじゃないのでベビーカーを運ぶのが大変だったこと。
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