アイスランドはスネイフェルネス半島を探検する ~Iceland11days(2)

アイスランド旅行2日目。いよいよ旅行の本番が始まる。

アイスランド旅行2日目・スネイフェルネス半島を探索する

borganesでの虹

薄いけれど虹のお出迎え

3時間の時差ボケのおかげでみんなして早く起きだした私たち。
もうちょっと朝はゆっくりするつもりだったのだけど、起きちゃったものはしかたない。少し早めに出かけることにした。
ホストにはこんなに早くでてくのかって驚かれてしまった。

この日の朝のBorgarnesは晴れてたり少しの雨が降ったり。おかげでアイスランドの自然から虹という歓迎を受けることができた。

石柱群Gerðuberg Cliffsへ

Gerduberg Cliffs parking

石柱側から見た駐車場。拡大しないと見えないかな

さてスネイフェルネス半島に入ってすぐにあるこちらの石柱群。このあたりのメインロードの54号線から、未舗装路に入ってちょっとだけ走ると駐車場がある。

Gerduberg Cliffs

柱状節理っていうのかな、整然とならんだ石柱群。結構な規模なんだけど。ほとんど誰もいない穴場。
私たちがたどり着いた時には二人組が石柱の上にいただけ。私たちの滞在中にも数グループやってきたけどね。

Gerduberg Cliffs

端から登って石柱の上側に回り込める

Gerduberg Cliffsの上に登って

石柱の上側からの景色も美しい

そうこの石柱は端の方から回り込んで登ることができる。石柱を垂直に登るというわけではない。
石柱の上に乗った写真を撮れる上に、石柱を乗り越えた側の景色もなかなかの美しい眺め。

Gerðuberg Cliffsでの私たちの滞在時間は30分くらいだった。石柱の端っこまで歩いて行ったりするならもっと時間がかかると思うけれど。

Búðakirkja(Black Church)の見学

続いて私たちが訪れたのは黒い教会で有名なBúðakirkja。

黒い教会Búdakirkja

海沿いに佇む黒い教会

緑の中の黒い教会

緑の中の黒い教会

この教会は見た目が美しいのでお写真スポット。周りの海沿いの景色や山の稜線の景色などのバックグラウンドも良いし。
この時はちょうど結構天気が良かった。グーグルの写真を見る感じだと、むしろ天気が悪い曇りの日とか、雪の日の方が写真映えしている様子。

それからいくつかウォーキングトレイルが周りにある。この日も歩き回っているグループがちらほらいた。

Vatnshellir Caveツアーへの参加

こちらは1時間のガイド付き洞窟探検ツアー。

外部リンク: Summit adventure guidesの洞窟ツアー

チケットはアイスランドクーポンというものを利用したので20%引きで一人3000ISK。
その代わりチケットのオンラインでの購入はできず、到着してから料金を支払うというシステムだった。

黒い教会からの道を間違えてしまい、時間ギリギリに洞窟に到着した私たち。
受付の建物へと急いで走る。どうやら予約なしの当日申し込みも受け付けているようで、その場で申し込みをしている人もちらほらいた。

私たちはクーポン適応の料金にしてもらわないといけないので、ちょっと受付の人とお話。でもツアー会社とのやりとりのメールを見せて、クーポンを使いたいと言ったらすぐに通じた。
割引料金の支払いをしたら受付は完了。安全用のヘルメットと懐中電灯を貸し出してくれる。

事務所入り口のそばで待っているように言われたのでしばらく待機。5分ほど待つとツアーガイドが現れた。
どうやらこの時間の人数が多かったからか、英語のツアーとアイスランド語のツアーの二つに分けた模様。意外とフレクシブルなのかもしれない。

洞窟探検ツアーの入り口

洞窟探検ツアーの入り口

ツアーは鉛筆型の不思議な入り口をくぐり階段を下りるところから始まる。中に入るとしばらく薄暗い空間に閉じこもることになる。太陽の光とはここでお別れ。

洞窟探検ツアー2

洞窟内の概略マップ

ツアーガイドは聴きやすい英語を話す陽気なお兄さん。最初に軽く概略を説明してくれる。だいたい3層構造、洞窟を入ると前後に洞窟が伸びているそうな。どうやらこんな入り口から入る割にしっかり広い洞窟のようだ。

そんな感じで狭い階段をゆっくり降りていくと洞窟探検の始まり。
入り口から少し離れたら光が全く入らなくなるので、ここからはガイドのもつ大型照明と手元の懐中電灯だけが頼り。

洞窟の中のオブジェ

洞窟の中の溶岩が固まったオブジェ

そんな明るさなので洞窟内では写真が取れないわけではないけれど、写真の写りは人々の懐中電灯の気分次第ということになる。
いろんな形に見える溶岩の由来などを紹介してもらいながら奥へと進んでいく。

ちなみにこの洞窟は火山帯らしく溶岩が通り抜けた後にできたものだそうな。だから海に近づくにつれて下っていくことになる。
ということで途中で階段をまた降ることになる。のだがこの階段が結構狭くて急で濡れていて怖い。ついでに階段の手すりがとっても冷たかったので、滑りにくい防水の手袋でも持って来れば良かったと思った。

洞窟内の階段

洞窟内にある細く長い階段

この階段を下って降りた先にあったのは冷たい暗闇に閉ざされた世界。懐中電灯さえ消してしまったあとは、周囲は完全な静寂と暗黒に包まれた。

という感じのなかなかに有意義な体験だった。60分ほどのツアーだったけれどあっという間に時間がすぎたように感じられた。
洞窟の中は結構寒いので少し暖かめの服の方が良いだろう。ちなみに冬になると洞窟の中のほうが暖かいそうな。

CafeでのランチとView point巡り

Fjöruhúsið café

海岸線に佇むカフェ

赤い屋根が可愛らしい海岸線のカフェ

さて続いて訪れたのは海岸線に佇むとても眺めの良いカフェ。サービスもまあまあ良い。室内席もあるけれどこの時期はテラス席一択だろう。
だけど価格はかなりお高め。それからレビューで評価の高かったフィッシュスープはさほどでもなかった。フィッシュスープなら他のレストランで食べたものの方が断然美味しかった。
ここのカフェだとキッシュとかワッフルとかの方が好印象だったかな。

Hellnar View Point

Hellnar View Point

アイスランド海岸線の美しい景色その1

上のカフェから下ったところにある海岸線。カフェで腹ごしらえをした後にちょっと海岸線を散策した。ちょっと石の多い海岸線だけど、歩きにくいというほどでもない。
突き出ている岩の反対側に回るウォーキングトレイルもある。20分ほど写真撮影をしたりして退散。

Londrangar view point

Londrangar Viewpoint

アイスランド海岸線の美しい景色その2

さらに10分ほど運転してたどり着いたのはまたまたViewpoint。こちらは美しい海岸線の景色と奇岩。駐車場からぐるっと一周する10分ほどのお散歩コースを歩いた。

SAXHÓLLを登る

そのままスネイフェルネス国立公園を北へと走っていくとSAXHÓLLと呼ばれる場所にたどり着く。

Saxhólar Craterとも呼ばれるこの場所は噴火口跡。
少しだけ山道を登る必要がある、階段で200段ないくらいかな。だけどこの階段が丁寧に作られているので登るのにさほど苦労はしない。

Saxhollの頂上から

晴れた日のSaxhollの頂上からの眺め

眺めは良いので登ってもいいけれど、噴火口はさほど綺麗ではなかったかな。風が強いので色々吹き飛ばされているのかも。この日もちょっと風が強くて目に砂が入らないようにするのが大変だった。
この辺りで時間が余っていたら寄っていくくらいの感じだと思う。

Kirkjufellの山と滝と写真撮影

スネイフェルネス半島で人気の観光地。
アイスランド、特にこの半島内では珍しく、駐車場が若干リミットオーバーしていた。私たちは抜けた車のところにちょうどよく入れたのだけど。ただ回転は良いので、さほど待たずには入ることはできるだろう。

Kirkjufellの山

形が美しいKirkjufellの山

ここの人気はまずは山。映画にも使われたことのある綺麗な形の山。

Kirkjufellの滝

Kirkjufellの滝

そして滝。サイズは大きくはないものの綺麗な2本滝がある。ちなみに2段滝でもあるので、この写真の下にももう一つ滝がある。
滝までたどり着くには少しだけ階段を登ったりと歩く必要がある。

Kirkjufellの山と滝

Kirkjufellの山と滝

そして滝の後ろ側を回って反対に回ると、これらを同時に収めることのできる写真スポットがある。携帯の写真だとなかなか光がうまく取れないけど、直接目で見た眺めはべらぼうに良かった。

Grundarfjörðurの宿へ

Grundarfjordurのスーパー

立ち寄った町のスーパーマーケット

さてKirkjufellからこの日の宿のGrundarfjörðurまでは10分ほどのドライブ。
この日のAirbnbはどうやら半分プロっぽいオーナーのアパート。チェックインすると事細かに指示が書かれていてわかりやすかった。綺麗なお風呂や設備の整ったリビングルームがグッド。
その後はGrundarfjörðurの人気のレストランBjargarsteinnを試してみようと思ったらまさかの予約でいっぱい。アイスランドでも人気のお店は予約をする必要があるようだ。
ちなみにその後すぐ近くのLaki Hafnarkaffiっていうレストランでピザを食べたんだけど、十分以上に美味しかった。

充実した1日を過ごしお腹もいっぱいで満足した私たち。次の日に備えてゆっくり眠りについたのだった。

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2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

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アイスランド初上陸からレンタルカーのピックアップ ~Iceland11days(1)

前回の投稿でアイスランド一周旅行の全体の概要について投稿した。

内部リンク: 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

ここからはきままに日記を書いていくことにしたい。

アイスランド旅行1日目・アイスランドへの上陸

アイスランド旅行1日目

アイスランドエアでヘルシンキからレイキャビクへ

アイスランドエアへのチェックインカウンターは電車から来ると少し奥の方に位置している。特に並んでいることもなくサクサクとチェックイン手続きは終了。

ヘルシンキ空港のセキュリティーは家族レーンがあるのでそちらを通過。
セキュリティーを抜けた後はいつも通りヘルシンキ国際空港の子供用プレイルームで出発までの時間を過ごした。

ユーロ内とはいえアイスランドまでは3時間の長いフライト。そのせいもあってか、結構大きめの飛行機。ユーロ路線では珍しく、座席にディスプレイがついていた。
機内プログラムは普通の映画などに加えて、アイスランドの自然や観光地を紹介する番組がたくさん。アイスランドの交通ルールをまとめた十分くらいのビデオもあった。運転する予定の人にはオススメ。
ちなみにアイスランドエアではイヤフォンは購入する必要がある。映画などを見たい人は自前のを持って行く方が良いかもしれない。

アイスランドエアのパッケージ

アイスランドエアの子供用パッケージ

ちなみに子供連れにはちょっとしたパッケージがもらえる。パッケージには3歳上向けって書かれていたけれど、1歳半のうちの子供のL君にもくれた。中にはイアフォンとかが入っていたりしたので、こっそり私たちで使ってしまったのだけど。

窓からのアイスランドの眺め

窓からのアイスランドの眺めにワクワク

そんなことをしているうちに長いフライトもあっという間におしまい。
ケプラヴィーク国際空港は到着便はバスからが多いのかな?大きめの飛行機だったけど、直接ゲートにはつけずにバスへと乗り込むことになった。

ユーロ圏内なので入国審査はなし。預け荷物のピックアップに直接向かった。
さて預け荷物のピックアップの場所だけど、この空港では免税店が目の前にある。アイスランド国内に入ると、スーパーではライトビールくらいしか売っていない。専門店のリカーショップにいけばビール・ワイン、その他蒸留酒なども買えるけど、これが結構お高い。
旅行中にお酒を嗜む人で荷物や時間に余裕のある人は、ここで購入しておくのも一つの手だ。

レンタルカーのピックアップ

さてアイスランドへ入国した私たち。早速レンタルカーのピックアップへと向かった。

Blue Car Rental事務所の外観

Blue Car Rental事務所の外見

私たちはアイスランドのレンタルカー会社Blue Car Rentalを予約していた。ちなみに7人乗りのSUVに色々保険などをつけて11日間で1900ユーロほど。それでも夏のアイスランドとしては決して高すぎる値段ではない。
Blue Car Rentalはアイスランドの会社の中では大きいようで、ケプラヴィーク国際空港の敷地内に事務所を構えている。
事務所まではシャトルバスも出ているけれど、出発カウンターのすぐそばの出口から出ると歩いて五分くらいで到着する。駐車場を通り抜けた先にあるプレハブのような見た目の事務所。
少し遠いけれど空港の出口から一応看板が見える。割と辿り着きやすいと思う。

BlueCarRental事務所の入り口

入り口のこのマシンで受付番号を取得する

さて事務所に入るとまずは順番待ちの番号を受けとるマシンがある。ピックアップやドロップオフなどで分かれているので必要なものを押す。この日の私たちはピックアップ。
あまり混んでいなかったのですぐさま番号が呼び出されてカウンターへと向かった。

カウンターにいたのは比較的聞きやすい英語を喋るお兄さん。まずは予約内容の確認。どうやらNissanのXtrailという車になった模様。7人座席のベビーシート付き、そしてFロードの運転も問題なしという仕様。
それから保険の説明を受けて運転免許証を見せて、いくつか書類にサインをしたら事務手続きはおしまい。とてもクイック。

だけど保険システムについては丁寧に説明してくれた。アイスランドの保険システムは割と特殊なので、トラブルになることもあるからかもしれない。

まず重要なのがフルに保険に入ったとしてもディタクタブルを払わないといけないということ。ディダクタブルってシステムはアメリカの個人の運転保険だと一般的だったけど日本ではどうなのだろう。
簡単にいうとディタクタブルが300ユーロだとしたら、700ユーロの損害を与えたら300ユーロを自分で払って、保険では残りの400ユーロ分対応しますよってこと。アイスランドのレンタルカー保険では、このディタクタブルが結構高めに設定されているというわけだ。
個人保険の場合はディダクタブルを高めに設定することで保険料が安くなるんだけど、レンタルカーでディタクタブルがついてるってのはアメリカの感覚だとちょっと不思議。

それからアイスランドで運転すると細かい傷がつく可能性は多分にある。例えばメインロードの1号線をちょっと外れるだけで未舗装路に突入することになる。未舗装路を走っているとまず自分の車が小石を跳ね上げて車に当たる。
それからこちらが安全運転していても、対向車線からすごいスピードで車が走ってきて小石を跳ね上げてきたりもする。

それから南部を走っていると暴風の中で砂嵐みたいなのに遭遇することもある。砂嵐ようにはサンドプロテクトって保険がまたあるんだけど、このサンドプロテクトに入ったとしてもディダクタブルがついているというわけだ。

そういうわけで実際に傷をつけてしまい、払えと言われたら払わないといけないのがアイスランドのルール。だけど予防的にやっておくと良いこともある。
その一つがレンタルカーを借りる時にする車体のチェック。まずはレンタルカー会社の方で把握している傷が書かれたシートをくれるので、その傷以外に傷がないかは自分の方でもチェックするように言われる。私たちは1箇所書かれていない引っ掻き傷を見つけたので申告。
それから車体の写真を撮りまくっておくことも重要。レンタルカー会社の人も写真を撮ることを勧めていた。
私たちの場合車体についていたうっすらとした凹みがあったのだ。この凹みは車体チェックのときには見落としていのだけど、うちの父が旅行の途中で気づいた。
最初は駐車場で止めているときにでもぶつけられてしまったのかなと心配したのだけど、実はこの凹みは最初からついていたということが撮っておいた写真で確認できた。

たぶんこの気づきにくいくらいの車体の傷ってのは、返したときにも何も言われないとは思う。だってぱっと見ていても気づかないんだから。実際私たちも何も言われなかった。
だけど一応セーフティーファーストで写真をしっかり撮っておく方が安心だろう。

NissanのXtrail

というわけでしっかりと写真撮影を済ませてから、2年ぶりの運転へと繰り出したのだった。

ボーナスで日用品の買い出し

私たちは全泊Aibnbなので基本的に毎日自炊ができる仕様だった。ついでにアイスランドは8月とはいえ気温が低いから野菜などは結構持ち歩ける。
というわけで重要になるのが野菜やお肉などの買い物。

アイスランドではスーパーが高いというのが定番のようで、ぱっと入ったスーパーがべらぼうに高かったなんてブログを結構見かけた。そんな中で人気なのが安売りスーパーのボーナス(Bonus)。ボーナスで買い物をしておけば間違いないというブログが散見された。

というわけで私たちも空港からレイキャビクへ向かう途中のボーナスで買い物をしてみた。野菜・肉や飲み物などをドンと購入。電子レンジであっためれば食べられるようなものや、サラダなどもあったのでそれらも購入。

値段に関してはBonusがべらぼうに安いわけでもないかな。他にたくさんあるKronanやNettoとかもそれほど高いわけではなかった。

Borgarnesのアイスランドの荒野のど真ん中の宿へ

Borgarnesのガソリンスタンドから

Borgarnesのガソリンスタンドからの眺め

空港を出た時からアイスランドの絶景の中をドライブしていたわけだけど、レイキャビクを過ぎたあたりからまた眺めが変わっていく。
美しい海岸線、火山帯らしい山肌、そして広大な荒野へと。

Borganesの日没

アイスランドの何もない大地への日の入り

そんな中を道を間違えたりしながら進んでいたわけだが、目的の宿のあたりは本当にmiddle of nowhereという言葉がぴったりの荒野のど真ん中。
事前に送ってもらっておいた写真と同じ家が目に入らなかったら場所を間違えたんじゃないかと思うような場所だった。

とはいえ間違いなくその場所であっていた。迎えに出てきてくれた夫婦はとても良い感じの方々。家の中はとても綺麗でスタイリッシュ。それからオーナー夫妻が準備しておいてくれたケーキとパンは絶品だった。

外は冒険心をくすぐられるような場所だったのだけど、3時間の時差もあり疲れていた私たち。次の日に備えてすぐに就寝したのだった。

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2. 8月のアイスランドをレンタルカーで一周する10泊11日の旅

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8月のアイスランドをレンタルカーで一周する旅・準備編

さて今年と言わずこのフィンランド滞在の間のメイン旅行にすらなりそうなこの旅行。
目指す目的地はアイスランド。雄大な自然を旅するのが好きな私たちにとっては格好の旅行先。
せっかくなのでこのチャンスにアイスランドの1周旅行をしてしまおうと、少し長めだけれど10泊の旅をすることにしたのだった。

この投稿ではこのアイスランド旅行に準備・計画したこと、それから実際の11日間の旅程について書き記していきたい。
準備計画編が結構長いので、旅程の方に興味がある方は中程まで飛ばしてもらった方が良いかも。

ちょっと長すぎたので二つの投稿に割ることにした。この投稿では準備したことについて書いて行く。
実際の旅程については以下の投稿にまとめなおした。

内部リンク: 8月のアイスランドを10泊11日で一周する旅・旅程編

アイスランド旅行の準備と計画編

アイスランドへの飛行機の予約

ヘルシンキ・レイキャビクの往復飛行機。直通一択だったので選択肢はアイスランドエアかフィンエアか。
アイスランドエアの方が安かったので、アイスランドエアでのフライトを予約。
3ヶ月前に予約して一人300ユーロと少し。子供のL君は2歳以下だったので、膝上で20ユーロくらい。

後々気付いたのだけどこの料金は預け荷物が0での料金だった。私たちの場合は預け荷物を一つ追加してもこの料金の方がお得だったけど、メンバーや預け荷物の数次第では初めから高いチケットを買う方が良い場合もある。
ちなみにフィンエアだとoneworld傘下。アイスランドエアはoneworldにもスターアライアンスにも加盟していない。しかしアイスランドエアとフィンエアは提携しているので、フィンエアのアカウントがあればマイルを貯めることはできる。
フィンランドから行く場合以外は大した問題ではないか。

Airbnbで宿泊の予約

この旅行は全泊Airbnb。
アイスランドではAirbnbが評判良いということもあるけれど、大きい理由としては準備し始めた頃(旅行3ヶ月ほど前)には予約可能なホテルがほとんど消え去っていたということもある。
とはいえアイスランドはAirbnb大国。慣れきったホストたちが素晴らしい旅行をアシストしてくれる。

費用は大人5人泊まれるアパートを借りきる場合、大体200ユーロから300ユーロというところ。もちろん高いところはもっと高いけれど。北欧なせいか子供向け設備が充実してるアパートも多かった。
私たちの宿泊先ではホフィンのアパートだけ一物件しか残りがなかったせいか、400ユーロを超えてきた。

10日間も泊まったけれどハズレは1日もなし。さすが観光国アイスランドのAirbnb。

フィンランドの運転免許の取得

そういえばこの旅行のためにフィンランドの運転免許の取得もしたんだった。フィンランドから日本の免許の国際免許ってのは少し面倒臭かったので。
詳細は下記リンクの投稿で。

内部リンク: フィンランドの運転免許証を日本の免許証と交換で取得する

アイスランドでのレンタルカーの予約とシステム

私たちのレンタルカーの条件は結構厳しかったのだ。悪路の35号線を運転したいってことと、5人大人プラスベビーシートを乗せるという条件だったので。
この条件を満たそうと思うと、少なくとも7座席付きの4WDが必要ということになる。この条件で検索したところ、アイスランド系のレンタルカー会社の方が国際大手の会社よりもだいぶ安いということがわかった。

それでアイスランドの会社の中で選んだのはblue car rentalという会社。
この会社を選んだ理由は、割とgoogleなどのレビューで評価が高かったというのと、同じランクの車ならば一番安い値段を出していたからというところ。
空港の敷地に会社を構えているくらいの、割と大きい会社であるというところ。
それから4WDの車の説明のところに、しっかりと35号線やFロードを走っても大丈夫な車って書いてあるのも安心材料だった。

値段はMitsubishi outlanderもしくはNissan Xtrailレベルの車を11日間で1900ユーロほど。これはサンドプロテクトを含めた保険全部と、ベビーシート、それからドライバー2人追加を合わせた値段。
ちょっと高いけれどアイスランドの大型車を借りると大体こんなもの。

保険ということで重要なのが、アイスランドのレンタルカー会社では、保険に入っていても、車にダメージを入れたら結構高いディダクタブルを払わないといけないというルールになっている。このルールを巡ってレビューの中でいくつか討論が発生していた。まあ車に傷をつけなければ問題はないのだけど、そこは運次第なところもある。

私たちの経験では、車にはそれなりに最初から傷がついていた。その一部はレンタカー会社の方ですでにチェックされているが、気づかれていないかすり傷や凹みなどもあった。
なので乗り出す前にしっかりと車体の写真をたくさん撮っておくことが重要。私たちの借りた車はタイヤ横にほとんど見えないくらいのとても小さな凹みがあった。旅行途中でうちの父がそれに気付いたので最初の写真を見直してみたら、この凹みは最初からしっかりあったことがわかった。
まあ車を返したときに、その小さな凹みについて何か言われることはなかったけどね。でもどこらへんから修理の基準になるかは謎なのでセーフティーファースト。

長々と書いてきたけど、そもそもにしてそんな高いディダクタブルを全部払ったとしても、大手会社よりもアイスランドの会社の方が安いくらいの料金設定。だから私たちの場合はアイスランドのレンタルカー会社一択だったのだ。

予約は会社のBlue Car Rentalのホームページから直接行った。
レンタルに入力した情報は旅行日とピックアップ、ドロップオフの場所・時間に加えて、名前や生年月日など。免許証番号はフィンランドの免許がまだ手元に届いていなかったので入力しなかったけど、問題なく予約できた。支払いはISKでの支払いだったので、外貨手数料のかからないクレジットカードがあったのでそれで支払った。

あ、そういえばレンタルカー会社によってなのか、免許取ってから1年以上経過していないとダメってルールがあったような気がするんだけど、この会社の人は全く日付をチェックしている様子はなかったな。

アイスランドの交通事情のお勉強

他の国で運転すると時たま変わったルールがあったりするので注意が必要。例えばアメリカでは赤信号では安全なら右折して良い場合が多いし、オーストラリアのメルボルンでは右折レーンが左車線についていたりする場合があるそうな。

そういった国に比べるとアイスランドは極めて普通だった。特に問題を感じるような交通ルールはない。看板も見ればわかるものばかり。
変わっているのはアスファルト舗装されていない道路が普通に点在しているところ。普通にGPSに案内されてると未舗装路に突っ込んだりする。
未表示の区間の最高速度は舗装路の場合だと90kmだけど、未舗装の場合だと80kmである。
そうそう道路上にカメラマークが描いてある青い看板が出ていたら要注意。運転速度を見直そう。大体そのしばらく後にスピードメーターが出てくる。
そこでスピード超過の写真を撮られてしまったら罰金を払わないといけないのだろう。

それからFロードっていう本格的にダートっぽい道があるんだけど、そちらはもう少し走りにくい道になる。私たちは35号線とそこから分岐したFロードを走ったけれど、4WDのSUVなら特に問題なく走れた。浅い水たまりを乗り越えないといけないくらい。アメリカのホワイトポケットへの道の方がチャレンジングだった。

内部リンク: 海外旅行記・グランドサークル 〜秘境ホワイトポケットの絶景

あと問題になりそうなのは左ハンドルと右側運転。
右側運転は意外とすぐ慣れるので問題ない。一方で右ハンドルで運転し慣れている人が左ハンドルに乗ると、車体が若干右寄りになることが多い。
なので最初は中央ラインを意識して、若干中央寄せで走るといいかも。まあアイスランドの道は十分に広いので特に問題はないけれど。
レイキャビク市内以外では極めて交通量も少ないし、外国人でも運転しやすい国と言えるだろう。

アイスランド旅行のために準備したことはこのくらいかな。何か思いだしたら追記していくことにする。

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