7月のノルウェー(Day2) 〜公共交通で巡るオスロの観光名所

オスロ観光の二日目。
この日はVyの1日チケットを購入して、公共交通でオスロを巡った。

ノルウェーの首都オスロで2泊3日の2日目

トラムと地下鉄を乗り継いでムンク美術館へ

ノルウェー二日目は割とのんびり8時半に起床。宿で朝食を自炊してから、本格的なオスロ散策へと出発した。

オスロのゴミ捨て

生ゴミ、埋め立て、プラスティックが一つの箱へ

この日の朝はゴミ捨てをしてから出発したんだけど、ちょっとノルウェーの分別って分かりにくかった。
ゴミ捨て場にリサイクル用のでっかい箱があるのはいいんだけど、この箱違うタイプのリサイクルをまとめて突っ込んでしまっていい模様。それでどうやって見分けてるのかっていうと、ゴミ袋のタイプがそもそも決められているよう。
というわけで分別してゴミ捨てするなら、適切なゴミ袋を使用する必要がある。Airbnbのオーナーが分別はするって言ってたんだけど、そこまで詳しい説明はなかったので少し戸惑ってしまった。

さて、そんな感じで出発した私たち。
この日はオスロを広範囲に散策する予定だったので、Vyの一日券を購入。
チケットの購入自体はappから簡単にできるんだけど、Vyのシステムで買った後にチケットが有効になるまで数分の猶予時間がかかる。
これって電車の中でチケットチェックが入ってきたのを見てからチケットを購入するってのを避けるためだと思うんだけど、別に買ってから猶予時間中に乗り込む分には多分問題ないよう。
だけどこの時はそれを知らなかったので、有効時間になるまで乗っちゃいけないのかと思ってた。そんなわけでトラムに乗り込めなかったので、一度チケットをキャンセル。それからもう1度チケットを買い直したのだった。
まあそれ自体はキャンセルしただけだからいいんだけど、Vyのappでのキャンセルのシステムがちょっと謎。appでキャンセルしたんだから、勝手に払い戻されるのかと思ってたんだけど、数日待っても音沙汰なし。しょうがないのでこちらからVyに連絡してみたら、その時点から数日で払い戻しますとのことだった。もしかしたら連絡しないと払い戻し受けられないのかもしれない。

さて、気を取り直して、次にきたトラムに乗り込む。数分でオスロ中央駅に到着。

オスロの地下鉄

オスロの地下鉄マップ

続けてオスロ初の地下鉄へ。
オスロ中央駅の地下鉄駅は結構エレベータを探してホームまでたどり着くのが大変だった。もちろんベビーカーがなければどこからでもいけるだろうけど。
オスロの地下鉄はヘルシンキと違って複数路線あるので、乗る地下鉄を間違えないようにする必要がある。

osloのTøyen

オスロのTøyen駅

私たちはすぐにやってきた地下鉄一番でムンク美術館最寄りのTøyenへ。中央駅からはすぐ近くで、二駅だったかな。
レンガつくりっぽい古めかしい駅を抜けると、なんとなく素敵な感じの公園へと通じていた。

ムンク博物館への看板

ムンク美術館を示す看板

公園の中を数分歩くと、すぐにムンク美術館の看板が見えてくる。
それからもうちょい歩くと、ムンク美術館の入り口にたどり着く。

ムンク美術館の入り口

Exitとか書いてあるけど、ムンク美術館の入り口

入り口を抜けると、左側にカフェ、右側に美術館へのセキュリティーチェック、真ん中ほどにチケット売り場がある。
入り口を抜けると、バッグなどを地下のロッカーに預けるようにと言われる。トイレも地下のロッカーコーナーにある。

荷物を預けたらチケットを持っていない場合はチケット売り場へ。それからセキュリティーを抜けて美術館に入場する。
ちなみに私たちは、ベビーカーを入り口で預けて、美術館用の簡易ベビーカーを借りた。

ムンクの絵

なんだかこんなゲームのキャラクターいそうな

さて、息子のL君があまり美術館に興味のある年じゃないので、ちょっと飽きちゃって大変だったけど、サクサクとムンク作品を鑑賞。
ムンクって叫び以外の印象はあまりなかったんだけど、なんていうか漫画調っぽかったりサスペンス調なところがあったり、なんとなく親しみを持てる感じの作品も多かった。

ムンク美術館の叫び

ムンク美術館の方にある叫び

叫ぶピカチュウ

叫ぶピカチュウ

私たちの滞在中はちょうど国立美術館の叫びが移転中だったので、ムンクの叫びが見られるのはここだけ、ってこともあって私は結構楽しめた。国立美術館の叫びは撮影禁止らしいけど、こっちのは写真撮っていいみたいだったし。
叫び風のピカチュウとか、いろんなポスターとか、結構面白い展示が多かったし。
でも他の多くの人が言っていたように、すぐ見て回れちゃうとても小さな美術館ではあった。国立美術館が空いてる時は、みんなそっちに行くってのはなんとなく理解できる感じかなあ。

ムンク美術館のムンクケーキ

ムンク美術館の叫びケーキ

作品を見おわたったあとは、ムンク美術館のカフェへ。
サンドイッチとケーキとコーヒーを頼んだんだけど、どれも満足できるレベル。ノルウェーってことを考えれば、さほど価格が高いってわけでもない。
ちなみに割と有名な叫びチョコの乗ったケーキは、とても美味しかった。フィンランドは割とケーキ不毛なんだけど、ノルウェーのがレベル高いのかも。

行列のできたムンク美術館

ムンク美術館の入り口に並ぶ人々

出るときにはなぜか短い行列のできていたムンク美術館。チケット購入のラインなのか、それとも中の人数制限するようにしてるのかな?

ノルウェーの森を抜ける電車

ノルウェーの木々を抜ける地下鉄1番線

続いて向かったのは、地下鉄一番の終点。Tøyenから来た時とは逆方向の地下鉄1番に乗り込む。目的地は終点のFrognerseterenなんだけど、この地下鉄一番が結構な観光電車。

地下鉄一番は少しずつ高台へ

地下鉄一番は少しずつ高台へ登っていく

地下鉄とは言ってもすぐに地上に出るし、むしろその後ひたすら山登り。日本にはこういう観光電車ありそうだけど、フィンランドではお目にかからなさそうな感じの景色。

Frognerseteren駅からの眺め

Frognerseteren駅からの眺め

たどり着いた終点駅Frognerseterenは結構な高台。けど、視界はそれなりにブロックされてる。
駅から10分ほど砂利道を下ると、少し見晴らしのいいところにあるレストランがある。
下り道はちょっと急なところもあって、ベビーカーを押すのに少し怖かったところもあったけど、まあ注意すれば問題ないレベル。

Frognerseterenのレストラン

Frognerseterenのレストラン

レストランの周りはちょっと古い草葺き屋根の建物とかあるし、眺めもいいので結構観光客っぽい人たちもいた。
でもレストランでご飯を食べるんじゃなければ、そんなにすることもないかな。むしろ電車からの眺めた景色や民家の方が印象に残ってるかも。

というわけで再び同じ砂利道を登って今度は逆方向の地下鉄へ乗車。
そのまま地下鉄一番でMajorstuen駅へ。あ、ちなみに終点駅から数駅はホームが小さいので、全部のドアが開かない。危うく降り損なってる人たちとかいたので、注意が必要。

さて、私たちが次に目指したのは、ヴィーゲラン彫刻公園。
Majorstuen駅からは歩いて10分くらいだったかな。適当に歩いてたらたどり着いた。けどメインエントランスじゃなくて、ちょっとはずれの入り口だった。

ヴィーゲラン彫刻公園

のどかなヴィーゲラン彫刻公園

公園はいかにも公園というか、広い芝生があったり、綺麗に植樹されてたりする。道は大体舗装路だけど、砂利道っぽいところも結構ある。ベビーカー押すのに苦労するような道はないけど。

モノリッテン

モノリッテンにはたくさん人がいた

メインの入り口から入らなかったので、私たちはとりあえず真ん中のモニュメントのモノリッテンを目指した。
結構広い公園ではあるけれど、10分ほど歩いたらたどりモノリッテンまで着いたかな。
モノリッテンは彫刻がたくさん彫り込まれた塔。ちょうど寝ていた息子のL君が起きだしたんだけど、彼の興味は塔の周りの階段。ひたすらに上り下りするL君をフォローするのは大変だったけど、まあエネルギーを使ってくれたのでよし。

曇天の隙間を刺すモノリッテン

曇天の隙間を刺すモノリッテン

モノリッテンのあとは天気も怪しくなってきたので、メインエントランスの方に足を向けた。
この正門からモノリッテンまでの通りは、彫刻公園という名にふさわしい彫刻通り。
例の有名な怒りんぼの彫刻も見ることができた。みんな触るので、数カ所ツヤッツヤになってた。

怒れる男の子の像

一部が輝く怒れる怒りんぼの像

このあたりから結構しっかりと雨が降り出した。そんな中なんとか私たちはトラムを捕まえて、ハーバーエリアのAker Bryggeに移動。
このトラムが結構古いトラムで、ベビーカーマークの書いてある入り口だったんだけど、3段ほど階段が付いていた。しょうがないので、嫁Xと頑張ってベビーカーを担いで運び込むことになった。

Aker Bryggeのフィッシュマーケット

Aker Bryggeのフィッシュマーケットのあたり

Aker Bryggeでは小ぶりの雨の中で要塞を眺めたり、行き来するフェリーを眺めたり。結構歩いているだけで楽しいエリアだった。20分ほど散策してから、夕食を食べるところを物色。
Aker Bryggeにあるフィッシュマーケットのレストランが結構有名なので、しばらくグーグルレビューとにらめっこ。評価はさほど悪くもなかったんだけど、前日の夕食と丸かぶりかなってのが難点。結局別のところ、来る前にチェックしていたレストランの一つDen Glade Grisに行くことにした。

土砂降りの中の噴水

土砂降りの中でどっかで見たような噴水が

グーグルマップを見ながら適当に進んでたんだけど、途中からすんごい大雨の夕立に。フィンランドで体験した記憶のない、バケツをひっくり返したような雨の中をずぶ濡れになりながら歩いた。

そんなこんなで辿り着いたDen Glade Gris。
豚のマークが特徴的なレストランだった。ベビーカーは中に持ち込めないので、入り口のところに駐車。感じのいいウェイトレスが席まで案内してくれたので、まずは我慢してたトイレへ。

シュニッツェル

大きなシュニッツェル

頼んだのは、豚の首肉のソテー、シュニッツェル、それと息子のL君用に子供メニューのプルドポークのサンドイッチ。
首肉のソテーはとても柔らかくて美味しかったのでオススメ。少し豚っぽい匂いはしたけど、まあ気になるほどではない。
シュニッツェルは最近オーストリアで食べた時の方が美味しかった。オススメメニューに、もう一つ揚げ物っぽいメニューがあったのでそっちにするべきだった。
プルドポークはまあどこで食べてもおんなじ味。
それからビールを2杯ほど飲んで満足。

全般に満足な食事だったんだけど、会計の時にトラブルってほどでもないけどちょっとしたミスが一つ。
チップを払い損ねた前日の経験から、今回は忘れずにチップをつけた。それは良かったんだけど、支払いが終わってお店を出たところで、お店の人が追いかけて来る。
何かと思ったら、会計に使ったレシートが間違ってたとのこと。
んで言われてしっかり見てみたら、確かに全然違うメニュー。新しく持ってきたレシートの方が間違いなく正しい金額だった。ということで差額を10ユーロほど追加で支払うことになった。
だいたいの金額が100ユーロくらいであってたし、メニューの数もだいたい合ってたので、レシートの中身を真面目に確認してなかったんだけど、こういうこともあるんだなと反省。
まあ今回は安く支払ってたわけだけど、高く支払ってる場合もあるんだから、支払のレシートは確認しとく方が無難だよね……っていうお話でした。

そんな夕食の後は、トラムで一気に宿まで。長かったオスロの1日観光はこれでおしまい。

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