2018年の初めに 〜フィンランドの新年と新しいバス路線

明けましておめでとうございます。 2018年が皆様にとって実りのある良い年になることを祈っております。

フィンランドの新年

ヘルシンキはEU圏内ではトルコとロシアを除いておくと、一番早く新年を迎えるタイムゾーン。 というわけでヨーロッパで一早いハッピーニューイヤーを味わうことのできる国だ。 日本にいるときは基本的に日本の新年が終わったら寝る感じだった。 そのため他の国の新年に意識を向けることはあまりなかった。 今回はフィンランドにいるので、日本から中国、そしてアジア諸国を通って新年が近づいてくるのを感じることができてなかなか面白い経験だった。

さてフィンランドでの年越しは例のごとくテレビの1chの年末特番。 日本の紅白からゆく年くる年への流れのようなものか。 どうやらヘルシンキではフェリー港のあたりで大きなイベントをやっていたようだ。 大道芸からロックミュージックやダンスの舞台。 そして新年が近づくとカウントダウン。 それから新年の花火。  ヘルシンキの花火はさすが北欧といったところ。 お洒落なデザインの花火だった。 花火が終わった後はDJが出てきてダンスミュージックでみんな踊っていた。
一方私の住まいのエスポーエリア。 こちらでも5時過ぎくらいから個人の花火が続々と打ちあがっていた。 エスポーエリアはどこでも花火打ち上げて良いのかしら? ルールはわからないが、新年周りではいたるところで花火が打ちあがっていた。 もちろん大都市の花火とは規模が段違いだけれど、十分綺麗な花火をマンションの一室から楽しむことができたのは嬉しい誤算。

エスポーエリアの新しいバス路線の開始

ISO OMENAの地下鉄駅からバスへ

地下鉄matinkylä駅を出るとバスステーションは左手側

エスポーエリアの2017年のハイライトは、地下鉄路線の開通と言って良いだろう。 この地下鉄路線の開通に合わせてエスポーエリアのバス路線が変更されることになった。 変更は1月3日から。

バスステーション

電光掲示板でバスターミナルを確認してその番号へ

変更の内容としては基本的にヘルシンキのKamppiセンターへの直通のバスがなくなる模様。 その代わりとしてISO OMENAの中に屋内バスセンターが新しくできた。 このエスポーの西部ではISO OMENAのバスセンターを中心としたバスネットワークを作り、ヘルシンキとは地下鉄でつなごうというアイディアなのだろう。

IsoOmenaバス駅

バスが到着したらドア横のボタンを押してドアを開ける

というわけで早速新しいバスを使ってみた。 まずバスが地下鉄の乗り換え場所の横の屋内ターミナルへと乗り付けるようになった。 バスを降りたら数十メートル歩けば地下鉄の入り口だ。 外に出なくていいし、これは便利。
地下鉄から上がってくる場合だと少しだけ余計に時間がかかるけど誤差範囲内かな。 バスの時刻表示版は地下鉄の出口を出たらすぐにある。
すぐバスがなくても屋内で寒くないし時間を潰すお店もたくさんある。 そういうわけで今の所かなり好印象の新バス路線である。

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2. フィンランドの公共交通 〜バスの乗り方

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エクセルにスクリプト言語としてpythonが導入される?

エクセルにpythonが導入される?

最近エクセルにpythonが導入されるかもしれないという記事をいくつか読んだ。 実際に導入されるかはまだ決定はされていない模様。

python as an Excel scripting language

ことの発端は上記のマイクロソフトのユーザーフォーラム。 pythonの導入がだいぶ前にリクエストされていたそうなのだ。 もともとのポストは2015年の11月4日だから2年前。 それに対してマイクロソフトチームが昨年末の2017年11月14日に突如コメントをつける。 どういう需要があるのかを調査したいのでアンケートに協力してねっ、てことなのでポジティブなコメントと言えるだろう。 しかしアンケートしてるぐらいだしまだまだ初期も初期段階。

マイクロソフトエクセルチームからのアンケート

せっかくなのでアンケートに答えてきた。

  1. どこ住んでるの?
  2. お仕事の種類はお金目的?
  3. 会社の種類はどんな感じ?
  4. 研究開発的な専門職についてるの?
  5. どんだけの間python使ってる?
  6. pythonは何に使ってるの?
  7. エクセルとpythonが統合するとしたらどんなことに一番便利かな?
  8. 7と同じ質問だけど、こっちは一番じゃないので何個も答えて良い
  9. エクセルにpython導入されたら君の仕事のどんな役にたつの? 特に7、8の質問と関連づけてくれるとわかりやすいな。
  10. pythonスクリプトは自分で使ってるの? 他の人に提供してるの?
  11. いままでに何かエクセルとpythonを繋げるようなソフト使ってた?
  12. 他にどんなプログラミングする?
  13. 何か他にも意見ある?
  14. もうちょっと協力してくれるならemailアドレス教えて

重要な質問は7−9と11くらいかな。

エクセルとpython統合に関する私見

さてエクセルもpythonもデータ解析にちょろっとずつ使っている私の意見。
自分用にだけならば今のところこの二つを統合する利点は感じていない。 大量計算を簡単にしたいだけならpythonを使う。 もっと大量に早く計算したいとなるとむしろCとかにいく必要がある。
元データがエクセルデータなら簡単な計算はエクセルでそのまま計算。 そうじゃないならばpandasでpythonにインポートして計算させる。

ただし他の人のためのスクリプトを書くとなるとちょっと話しは別かな。 サイエンス界隈の人たちでもエクセルを使ってる人は多い。 裾野を広げたらもっと多くなるだろう。 何かしらスクリプトを書くとしたらデータがエクセルフォーマットでやってくることは多い。 しかも中身が統一されていない様々なフォーマットだったり。 そんな時にいちいちスクリプトを書き直すのは面倒臭い。 エクセルにネイティブにpythonが組み込まれていれば、そこらへんの融通は効きやすくなるんじゃないかなと期待はしている。

といわけでエクセルとpythonの統合で何かが便利になりそうという期待はあまりしていない。 しかし統合されたならば使ってみたい、と思うくらいの興味はあるというのが現状。 上のアンケートなどでとても便利でエクセレントなアイディアを出す人たちがいると良いのだけど。
またエクセルのような大御所がpythonを導入するならば、pythonコミュニティーがまた広がるんじゃないかなと思う。 pythonってわかりやすいし書きやすい良い言語だと思うのだよね。 遅いけど。

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