海外旅行記・ヨーロッパ 〜フェリーでEspooの島巡りとBBQ

さてフィンランドも夏の比較的暖かいシーズンに入って来たこともあり、うちのボスとバーベキューをしようという話になった。 ボスがいうにはこの時期にフィンランドでバーベキューをするなら、島が良いということのこと。 幸いうちの近くからフェリーが発着していたので、子供連れでも大した労力はいらない。 天気がよさげな週末にフェリーで島へと向かうことになったのだった。

さてヘルシンキのお隣の都市エスポーの島巡りフェリーには2つのルートがある。 Kivenlahtiから発着しているものとOtaniemiからのものだ。 観光でフィンランドに来ている時にローカルの島巡り観光がしたいという場合は、ヘルシンキに割と近いOtaniemi発着が良いだろう。 ローカルな人はそれぞれの路線でいくつか発着場があるので、便利なところを選ぶと良い。 発着場や何時発の便があるかなどは、エスポー市のホームページに詳しい(英語版あり)

Kivenlahtiのビーチから眺めた船着場

Kivenlahtiのビーチから見た小さな船着場

さて私たちはKivenlahtiの船着場からの9時発のフェリーを利用することにした。 朝方アパートから歩き出して船着場へと向かう。 船着場は公式ホームページのマップではビーチよりにあるように見えたのだが、実際には反対側にあるレストランの方にフェリーがいた。 まあ小さい船着場なので10分前にでも来れば一番遠くにいたとしても捕まえるのは簡単だろう。 見たところ他のフェリー乗り場も似たような小さなものであった。

espooのフェリーチケット

大人用チケット(赤)と無料の幼児用(白)

9時少し前にフェリーがやってくるので、フェリーの船員からチケットを購入する。 チケットは大人一人5ユーロで、幼児は無料。 往復チケットがある的なことが公式ホームページには書いてあったけど、船員には帰りにまた購入してくださいとのことを言われた。

エスポーのフェリーの座席

フェリー内の座席

チケットをもらったらフェリーに乗り込む。 さすがに小さなフェリーなので、ベビーカーの持ち込みは持ち上げて運び入れる必要があった。 ベビーカーは入り口を入ってすぐの階段の前に置いておいて良いとのことであった。 子供はかついで座席まで。 座席は木製のベンチに座布団がしいてあるような感じだが、一時間と少しの船旅には問題なし。 デッキに出てそちらのベンチに座っていることもできる。 バルト海だしほぼ湾内なので船が大きく揺れることもなかった。 ちなみにフェリーによってはコーヒーが付いていることもあるとの連れが言っていたが、この日のフェリーには付いていなかった。 飲み物が欲しければ持って来た方が良いだろう。 あ、確認はしなかったけど、トイレは見たところ付いていなかった。

Gåsgrundetのフェリー着き場

小さなEspooの遊覧フェリーとGåsgrundetのフェリー着き場

一時間半ほどかけて今回の目的地であるGåsgrundetという島まで到着した。 GåsgrundetはEspooの小さな島々の中では割と大きい方で、キャンプをしている人たちを多く見かけた。 私たちはBBQが主目的だったが、まずは島の半分を20分ほどかけてのんびり散策した。 島を一周したくても一時間かからないくらいのサイズだ。

GåsgrundetのBBQ場

Gåsgrundetの屋根付きBBQ場

BBQ用の場所はフェリー乗り場の目の前にある。 上の写真のような屋根付きの場所に加えて、すぐ外のベンチのところにもう一つBBQ用のかまどが置いてある。 またもう一つ建設中のBBQ場があったので、来年には新しいものもできていることだろう。
この日は私たちのグループが屋根付きの方を使って、もう一組のグループが外側のベンチでソーセージを焼いていた。 かまどはそんなに大きくないので、混んでいるときはかまどを交換で使うのだろうか。 予約のシステムは無いようなので、来た人から順番にシェアして使っていくようだ。 薪はよく乾燥された薪が近くの薪置き場に大量に置いてある。 その他の必要なものは自分で準備して持ってくる必要がある。
トイレは近くにボットンが一箇所あり、使用後には自分でおがくずをかけて消臭をするというシステムであった。 おがくずのおかげか中は匂いがしたりはしなかった。

GåsgrundetでのBBQ

GåsgrundetでのBBQ

三時間ほどかけてのんびりとBBQを楽しんだ後は、BBQ場の片付けをしてから再び同じ船員さんの運転するフェリーへと乗り込んだのであった。 来た時と同じ方向へ向かうフェリーに乗ったのだが、Kivenlahtiまで戻るのにかかった時間は行きとほぼ同じ一時間半であった。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリン聖オラブ教会からの眺め

タリン滞在に二日間と余裕を持った旅行プランだったので、二日目の日の朝はのんびりと起き出したのだった。 この日は子供の百日歳だったので、午前中はホテルで記念に写真撮影などしていた。

11時過ぎにホテルをチェックアウトすると、ホテルに荷物を預けてから再び旧市街へと向かった。 この日はヴィル門から入って、城壁沿いに観光しながら旧市街の北端を目指したのだった。

聖カトリーナ通り

ちょっと人通りが途絶えたタイミングで・・

旧市街に入ってすぐのカトリーナ通りはとても雰囲気の良い通りだ。 写真撮影にしばし時間を使う。 ウェブの前情報ではここの人通りは少ないということであったが、この日は結構観光客が通っていた。

タリンのマスターズコートヤード

多くの手芸店などがあるマスターズコートヤード

その後カトリーナ通りを抜けて少し左側にあるマスターズコートヤードを訪れガラス細工などをちょろっと見学。 ここにある有名なチョコレートカフェに入るか少し悩んだのだけど、時間がなくなるかもしれないのでスキップ。
その後も写真撮影などをしつつ北を目指す。 聖オラブ教会を一度スキップして太っちょマルガレータでの写真を取ろうとしたが、ちょうど太陽が逆光になる時間帯であまり良い写真が撮れなかった。 ちなみにここら辺が一番観光客が少なかった印象。

タリン聖オラブ教会の螺旋階段

聖オラブ教会の細くて急な螺旋階段

再び南下して再び聖オラブ教会へ。 今度は中に入って屋上まで登ってみることにした。 1階の聖堂には無料で入場できるが、屋上の展望台に登るには3ユーロの入場料がかかる。
展望台まで上るには狭い螺旋階段を100m程ひたすら登ることになる。 結構急だったり狭かったりするのですれ違いが難しいが、しっかりロープが張ってあるので危険というほどではない。 結構な段数を登りきって屋上までたどり着くと、そこからのパノラマはかなり良い。

聖オラブ教会屋上からの眺め

聖オラブ教会の屋上からは旧市街を一望できる

屋上はかなり狭いので時計回りの一方通行で一周するようになっている。 360度色々と違ったタリンの風景を楽しむことができるが、やはり旧市街側の眺めが一番印象的であった。 昨日登った展望台を上から眺めることができるのだ。
十分に気をつけて再び階段を下りきると、子供がそろそろお腹が減ったとのアピール。 教会の近場では授乳場所で良さそうな場所を見かけなかったので、教会の職員さんにどこか近場で授乳場所がついた施設がないか聞いてみることにした。 するとなんと教会の奥の一室を使ってよいとのオファー。 おかげで落ち着いて授乳をすることができた。 いやはやとても親切な教会であった。

聖オラブ教会を後にした私たちは城壁を遠目に眺めつつ南下し、ラエコヤ広場まで降ってきた。 ラエコヤ広場には多くの出店が出ており、ショッピングを楽しむことができる。 私たちはちょっと時間がなくなってきてしまったので、ほぼ素通りして昼食を食べるべくOlde Hansaへと向かったのであった。 昼食を食べ終わると、ほぼフェリーにギリギリの時間になっていた。 慌ててホテルへ向かって荷物をピックアップすると、急ぎ足でフェリーターミナルへと向かったのであった。

旧市街の中心ラエコヤ広場

旧市街の中心ラエコヤ広場には多くの出店が出ている

フェリーターミナルはちょっとわかりにくいのだが、ヘルシンキからのフェリーが到着した場所の向かい側がチェックイン用の場所になっている。 到着したときにはすでに乗船が始まっていたが、なんとか無事にフェリーを捕まえることができた。 帰りの船内では免税店でちょろっとお買い物。

タリンの街並みの写真ギャラリーは中国語版の方にたくさん貼ってあるので、そちらも是非ご覧いただきたい

昼食:Olde Hansa ☆☆☆

Olde Hansaの外テーブルからの眺め

開放感のある外のテーブル

olde Hansaの料理

ほぼ旧市街の真ん中に位置する人気のレストラン。 3時ちょっとという時間に訪ねたのだが、結構客が入っていた。 しかしちょうど運良く3人分あいていたので、屋外の席をゲットすることができた。 まず頼んだのはハーブビールだが、これは結構甘い味付けだったので好みが分かれるところだろう。 陶器製のカップがおしゃれなのは良かったけど。 料理はneptun feastという海鮮の盛り合わせがなかなか美味しかった。 後ラムの煮物と燻製肉のサラダも良いクオリティー。 ベジタリアンプレートは私たちの好みではなかった。 内装やウェイターの衣装など雰囲気がとても良いし店員さんも親切。 また味も美味しいので、観光には良いと思うがちょっと高い。 料理だけだと前日訪ねたVon Krahli Aedの方が好みだった

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