海外旅行記・ヨーロッパ 〜エストニアの古都タリン

タリン旧市街を歩く

タリンのフェリーターミナルから

タリンのフェリーターミナルから眺めたタリンの街並み

フェリーターミナルからホテルまでは歩いて15分くらいで到着。 ホテルに着いたのは12時ちょっと過ぎだった。 空いてればチェックインできるかなとちょっと期待していたのだが、残念ながら3時までチェックインできないとのこと。 そこで大きな荷物だけ預けてお昼を食べに行くことにした。
最初は予約していなかったので無理かなと思いつつも、とても人気のレストランRataskaevu 16を訪ねてみた。 しかし本当に大人気のようで翌日のランチまでフルで予約が埋まっているとのことであった。
そこで私たちは近場のレストランVon Krahli Aedを訪ねることにした。 こちらのレストランもなかなか人気のようだが、時間が1時半とちょうどお客さんがはけてきたところですぐ入ることができた。 レストランについての詳細は投稿下部にまとめてある。

タリンの素敵な小道

タリンの素敵な小道を抜けて・・

タリンのアレクサンダーネブスキ大聖堂

アレクサンダーネブスキ教会のたまねぎのちょうど後ろに太陽が・・

ランチが終わったのは2時半くらい。 レストランが旧市街の西の方に位置していたので、この日は旧市街の南西方面を片付けることにした。 まずは聖ニコラス教会をちょろっと眺めつつ、素敵な小道(luhike jalg)を通り抜けてアレキサンダーネヴスキ大聖堂へと向かった。 ロシアっぽいたまねぎ型の教会でしばし写真撮影。

タリンの展望台からの眺め

タリン旧市街からバルト海まで眺められる展望台

そのままもう少し歩いていくと、旧市街からバルト海までを一望できる展望台へとたどり着く。 この展望台からの眺めは明るい屋根の色に染まった旧市街を見ることができるのでとてもオススメだ。 その後帰り道にちょろっと眺めた聖母マリア聖堂ではちょうど結婚式をやっていた、おめでとう。

その後はちょっと足にきていたのでホテルまで戻ってチェックイン、4時半くらいだったかな。 二時間ほど仮眠をとってから、夕食を食べるのに旧市街を再訪。 夕食を食べた後はもう結構疲れていたので、ちょろっとショッピングセンター(Viru Keskus Shopping Centre)を回って、アイスクリームと次の日の朝食を購入しただけ。 スーパーでちょっと市場調査をしたところ、ヘルシンキに比べて本当に物価が安い。

レストラン・ホテル情報

ホテル Nordic Hotel Forum

期限切れになりそうだったユナイテッドのマイルを使って予約した四つ星ホテル。 おしゃれな外観と清潔な部屋が良かった。 水着を持っていたら最上階のSPAを試したいところであったが、残念ながら持参せず。 ちょろっと覗きにいったらSPA側の眺めはかなり良さそうだった。 併設されているジム側はさほどでもない。 ベビーベッドと充電用のコンセントのコンバーターをを貸し出ししてくれた。 難点をあげるとすればホテルの規模に対してフロントの人数が少なく、チェックインに多少時間がかかったことくらいか。

昼食 Von Krahli Aed ☆☆☆☆

Von Krahli Aedでランチ

Von Krahli Aedでランチ2

Von Krahli Aedでランチ3

エストニア料理なのかな? メインの肉料理や魚料理にカラフルな野菜の付け合わせがついていて目にも舌にも美味しいレストランであった。 頼んだのはラムのローストとサーモン、サラダに前菜盛り合わせのプレートで4皿。 3人で簡単に食べられたので、ちょっと多めに注文しても大丈夫。 特にラム料理は丁寧に料理してあってとても美味しかった。 料理のレベルに対して値段はお手ごろ。 ちょっと舌慣れない味付けもあったので星4つとしたが、もう一度再訪したいと思うレストランである。 ちなみに内装もかなり気を使っていて、裏庭の席もかなり良さそうだったし、上の写真のように地下の座席も素敵だった。

夕食 Tai Restoran Krua ☆☆☆

Tai Restoran Kruaでのディナー

ちょっと寝起きでアジア系のものが食べたいなと思い選択。 旧市街の東端のあたりなのでホテルからすぐそこだったのも良かった。 ベビーカー連れで訪ねたところ、店員さんはベビーカーは中に運んでも良いし外の空きスペースに置いておいてもよいと親切なオファー。 結局外に置いておくことにした。 このレストランはこの日ほとんどお客さんがいなかったが、味は普通に美味しいタイ料理であった。 赤ちゃん連れだったのでガラガラだったのは気を使わなくてよくてむしろ良かった。 グリーンカレーと豚肉の生姜オイスター炒めを注文。 ベストのタイ料理というわけではないが、旅行中にちょっとアジア系のものが食べたいなんてときには充分オススメできるレストランだ。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜ヘルシンキからタリンへのフェリー

フィンランドでの子連れ夏旅行第二弾。 前回の自然を楽しむヌークシオ国立公園から一転して、東欧はエストニアの古都であり首都でもあるタリンを訪れることにしたのだった。

ヘルシンキからタリンに行くにはフェリーが便利だ。 タリン行きのフェリーを出している会社は、tallink silja line・vikind line・Eckerö Line・linda lineなどがある。 どれも時間は二時間前後。 値段は時期にもよるがだいたい一人20−30ユーロといったところ。
結局私たちはLinda Lineを選んだ。 特に理由があったわけではなくなんとなく。 月曜日に金曜日のチケットを購入して、大人3人幼児一人で58.5ユーロだった。

タリンへのフェリー

リンダラインのフェリーターミナル

リンダラインのフェリーターミナル

当日はアパートからバスでKamppiまで移動し、そこからトラム2でフェリーターミナルMakasiiniterminaaliまで移動。 トラムをEtelärantaという駅で降りるとフェリーターミナルは目の前にあるので迷うことはないだろう。
Linda Lineは15分前にはチェックインを締め切るということだったので、一応45分前に着くように移動した。  フェリーターミナルに入るとすぐにチケット売り場がある。 オンラインでチケットを購入してある場合は、チケット売り場はスルーして待合所でチェックイン時間まで待って入れば良い。
出船の30分前くらいになるとチェックインが始まる。 車イスとベビーカーの人は一等席の方のチェックインカウンターが利用でき、二等席の列の先頭まで直接行くことができる。 チェックインからさらにしばらく待つと乗船が開始された。

フェリー内ベビーカー置き場

フェリー内のベビーカー置き場

フェリーに乗船すると、入口を入ってすぐのところにベビーカーをおいておける場所がある。 この日のベビーカーは4台であった。 席はベビーカー置き場の近くの売店の前のあたりに座ることにした。 赤ちゃんは抱えて座席まで一緒に。
階段をのぼって2階に上がると、二倍くらい席数がある。 窓が広い分2階の方が明るく感じるし、また2階の方が空気の通りが良い。 私たちは授乳の必要があった場合に備えて、隠れやすい1階の端の方の席を選択したのだった。 しかし席だけで選ぶなら2階の方が良いと思う。 ちょろっと一等席の方ものぞいて見たが、そこまで席のグレードが違うようには見えなかった。
入り口を入ってすぐのところにハンディキャップ用のトイレがある。 このトイレにはおむつ交換台がついているので、オムツ交換に利用できる。 最近うちの子は旅慣れしてきたのか、移動中にいたすようになってきた。 ちなみに1階は普通のトイレがもう一箇所あり、2階には二個ついている。 しっかり清潔に掃除されていた。

フェリーの売店で買ったワインとクロワッサン

売店で購入したスパークリングワインとクロワッサン

出航したら売店でスパークリングワインや軽食を購入しを船旅を楽しんだ。 ワインやビール、またちょっとしたスナックがそれぞれ5ユーロくらい。 また2階からデッキに出られるので、海の上の空気を楽しむことができる。 しかし船内のエンターテインメントという意味では他のフェリー会社の方が良いのかもしれない。 リンダラインはまさに移動のための高速船という感じだった。
途中から子供がぐずってたのでだっこして船内をぶらぶら。 しかし特にトラブルもなく、一時間半と少しでタリンまで無事到着したのだった。 到着前になると出口の前には行列ができるので、早くおりたい人は並ぶ必要がある。 とはいえちっちゃな船なので最後まで待っても大して時間はかからない。

リンダラインのフェリー

リンダラインのフェリーは小型の高速船

出港前は慌ただしいので、船の外観はタリンに着いてからの方が写真に収めやすかった。 結構長くなってしまったので、タリンの観光については次の投稿で書くことにする

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜飛行機編

飛行機チケットの購入

今回のフライトはエールフランスコードでフィンエアの運航。

なのでチケットの予約はエールフランスからとった。 さてここで問題は赤ちゃんのチケットをどう買うかである。 私たちがチケットを購入した時、赤ちゃんはまだおなかの中。 チケットの購入には誕生日の情報が必要なのだ。
とりあえずウェブサイトでいろいろ情報を収集してみた。 英語のウェブサイトでは、名前さえ決まっていればダミーの誕生日でチケット購入できると書いてあるページが見つかった。 しかし、やはりダミーでというのは若干気持ちが悪い。
そこでエールフランスに直接問い合わせをしてみた。 彼らの返答は、先に両親のチケットは購入しておき、赤ちゃんのものは生まれてからチケットを買ってくださいとのことであった。 前述の英語サイトの方法でもいけるのかもしれないが、私たちは公式の方法で行くことにした。

さて赤ちゃんが無事生まれたので、エールフランスに電話をかける。 なぜだかわからないが、エールフランスの英語のラインがどれだけかけても繋がらない状態になっていた。 そこで家主夫妻の助けを借りてフランス語のラインの方に電話をかける。 すると今度はすぐにつながった。
電話ですることは、私たちの予約番号などを伝えてチケットを探す。 そうしたら赤ちゃんの生年月日・名前などの情報を伝えて、チケットを購入する。 座席は必要ないので、赤ちゃんのチケットの値段は正規料金の10%。 私たちが2ヶ月前に購入したチケットの10%くらいの値段だったので、幸いそれほど値上がりはしなかったようだ。

ちなみに赤ちゃんと搭乗する場合、機材によってはベビーベッドが付けられる場合がある。 電話の時に可能なら利用したいという旨を伝えておくと良い。 ちなみに私たちの飛行機には付いていなかった。

フライト当日チェックイン手続き

空港ホテルからターミナル2へ移動し、チェックインカウンターを探す。 シャルルドゴール空港はやたらと歩く必要のある距離が長い気がする。 指定のターミナルエリアに向かってみると、なぜかエールフランスのカウンターがない。 フィンエアーのカウンターはあったので、チェックインできるか聞いみるとオーケーとのこと。
二つで45kgあったスーツケースを預けしばしの間重さから解放される。 私たちはフィンランドの滞在許可証とパスポートを渡し、赤ちゃんは急いで取得したパスポートだけで手続き。 無事航空券を発券してもらった。
その後セキュリティーへと向かう。 ここで赤ちゃん連れの特典1。 並んでいる列をスキップして直接セキュリティーに向かえる。 とはいえセキュリティー手続きは同じだし、むしろ赤ちゃんがいる分大変だ。 特に問題なくゲートを潜り抜けて搭乗ゲートへと向かった。
搭乗ゲートの近くのおむつ交換台がついている多目的トイレ(トイレの入り口のところについていることが多い)でオムツの交換をして、搭乗を待つのであった。

ヘルシンキへのフライト

搭乗が始まると、赤ちゃん連れの特典2がある。 早めに機内へと入れるのだ。 とはいえこのフライトの場合Zone2という区分けであり、Zone1の人たちが終わってからの搭乗ではあったが。

飛行機に乗り込んだらさっさと荷物をしまうと、キャビンアテンダントに赤ちゃんのオムツ交換について聞いてみる。 するとオムツ交換はトイレでできるとのこと。 またオムツはゴミ箱に捨てて良いが、ビニール袋を持ってくるのでそれでしっかり密閉してから捨ててくれとのことであった。 またちょっと後で赤ちゃん用のシートベルトと、ライフジャケットを持って来てくれた。

赤ちゃんの場合、気圧の変化に対して耳抜きができないので問題になることがあるとの情報を見ていた。 そこでフライトが始まる少し前から授乳を開始した。 そのおかげもあってか、離陸の際はとてもおとなしかった。
ヘルシンキまでは三時間のフライト。 しばらくしていなかったから可能性はあるかなと思っていたことが起こる。 赤ちゃんから巨大な破裂音とともにちょっとした匂いが漏れ出す。 空調の風を強くして匂いを換気するとともに、赤ちゃんを連れてトイレへと向かったのだった。
飛行機のトイレは普段は意識していなかったが、おむつ交換台が引っ張り出せるようになっている。 ちょっと狭いもののオムツ交換はとても簡単だ。 赤ちゃんは大量にいたしていたが、さっさとオムツを交換すると座席に戻ったのだった。
後は飛行機が高度を下げ始めた後の適当なタイミングでもう一度授乳開始。 着陸の間もほぼずっとおとなしくしていてくれた赤ちゃんであった。

空港からはタクシーで移動。 途中ちょろっと立ち寄った大学でもう1回うんちをいたしたくらいで、無事アパートまでたどり着くことができたのだった。

ヨーロッパでの赤ちゃんの飛行機移動

生後数ヶ月までの赤ちゃんの飛行機搭乗には賛否両論がある。 私たちの場合はフランスの滞在許可証の期限が切れるため、どこかしらに移動することが必要だった。 フェリーでの移動も少し考えたのだが、十時間以上船の上にいるのは飛行機に乗るよりリスクが高かっただろう。 助産婦や他の人たちの意見も聞いたが、飛行機で行くのが一番とのことだった。 ちなみに航空会社は生後8日以内の搭乗は許可していない。 逆に言えばそれ以降であれば搭乗はできる。
リスクマネージメントはもちろん重要だが、TGV・ホテル・空港・フライトと、赤ちゃん連れで旅をするのによく整備・配慮がされていたと思う。 赤ちゃんとあえて飛行機旅をする必要があるわけでもないが、ヨーロッパではそれが必要な時には特に問題なくできると感じた旅であった。

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜シャルルドゴール空港ホテル

CitizenM hotel at Paris Charles de Gaulle Airport

グルノーブルから移動してきた私たちは、シャルルドゴール空港ターミナル3から歩いて5分と少しくらい(荷物なしならもう少し早いかな)のCitizenM hotel at Paris Charles de Gaulle Airportにチェックインした。 ちなみに電車の駅もターミナル3のところに付いている。

citizenMホテルの外観

CitizenMホテルの外観

CitizenMは四つ星の空港ホテル。 評価サイトのレーティングはとても高かった。 2ヶ月ほど前の予約で12%オフのクーポンを使って、100ドル程度とかなりリーズナブルなお値段。

このホテルは全体的になにやらおしゃれ。 ホテル自体のデコレーションも良いし、部屋の中もかなり気合が入っている。 またiPadが各部屋に備えられており、部屋の照明やテレビ・空調・カーテンなどはこのiPadでコントロールができる。 キングベッドは広くて快適。 シャワールームも清潔だった。
またチェックインをするときに、カウンターのお兄さんが私たちの赤ちゃんを見るやいなやベビーベッドを部屋にいれることをオファーしてくれた。 ついでに車椅子アクセスができるようの割と広めの部屋もオファーしてくれた。 サービスの良いホテル。

citizenMホテル ベビーベッド

ホテルでオファーしてくれたベビーベッド

CitizenMホテルにて夕食と朝食

夕食はホテルで食べるなら、24ユーロと少しお高めのブッフェ形式。 ブッフェ形式といっても、サラダ・スープ・メイン・デザートから一品ずつと書いてあった。 しかし使えるプレートの数が決まってるわけではないし、がっつり盛っても大丈夫。 一品ずつだからお代わりはどうなんだろう、聞かなかったのでわからない。
サラダもメインもクオリティーが高く、ブッフェなので気取らなくて良かった。 特に私たちは赤ちゃん連れだったので、ロビーのソファーやちょっと離れた場所のテーブルなど、座れるところならどこで食べても良いというのがとても良かった(ちなみに部屋に持って帰って食べても良いとも言っていた)。
システムとしてはバーカウンターでブッフェ料金を払って、飲み物が欲しかったら一緒に買うという感じ。 バーテンダーは気さくなちょっと日本語をしゃべるお兄さん。 ちなみに一杯飲み物を頼むとフリーギターサービスという看板があった。 フリードリンクと勘違いし頼みに行ったところ、「ギターだよ」と言いつつもういっぱいのビールをサービスしてくれた。
朝食も同じ会場で、18ユーロ。 こちらは朝食を食べたいならチェックインの時に支払いをする。 2・3種類のホットフードと、コンチネンタルブレックファーストだが全体的にクオリティーは高かった。

CitizenM チェックイン・チェックアウト

フロントのチェックイン・アウト用のコンピュータ

チェックアウトは入り口に置いてあるマシンでセルフチェックアウトができる。 フロントの受け付けもいるが、急いでいるときは待たなくていいので良い。

シャルルドゴール空港を使うなら、とてもおすすめできる空港ホテルである。

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜フランス国内移動

TGVチケットの購入

TGVチケットの購入は公式アプリから。 直前チケットや他の割引チケットはその他の媒体から買う必要がある。
しかし1ヶ月以上前など十分早めに買えば公式で買っても安い。 直前になるとかなり高くなるので、予定を早めに決めたらさっさと購入しておいた方が良い。 一等車と二等車があるが、早めだとたいして料金は変わらない。 一等車の方がやや席が広いが、二等車でも結構良い感じの席だ。
子供のチケットも一応買って提示する必要がある、無料だけど。
チケットは公式アプリの中の二次元バーコードを車掌が回って来たときに見せれば良い。 紙のチケットが欲しいタイプの人は、駅で黄色の自動発券機で発券できるそう。

TGVでグルノーブルからフランスまで

TGVの1等席を今回は確保した。 赤ちゃん連れだと少しでもスペースがあった方が良いかなと思ったのだった。 しかし前回のリヨンの旅路同様全く動じることなくおとなしくしてくれていた我らが息子であった。

TGVオムツ交換室のマーク

TGVのオムツ交換室のマーク

とはいえ今回はパリまでの三時間半の旅。 さらにパリのリヨン駅から空港までのバスもある。 私達はTGV内でのオムツ替えに挑戦することにした。 最初はトイレでやらないといけないのかなとも思っていたのだが、実はTGVにはオムツ替えと授乳用の個室が付いている。 私たちの座席からはちょっと遠かったのだが、せっかくなので個室まで行くことにした。

TGVのおむつ交換台

TGVのおむつ交換台

オムツ交換室に入ると、オムツ交換用の台が見える。 オムツを包んで捨てるようのビニルバッグやオムツ交換の下に引くシートなどが付いている。 さっさとオムツを交換したら今度は嫁の出番。 おむつ交換台を上に収納すると椅子になっており授乳スペースにできるのだ。 快適なスペースだったので、私たちは三時間半の旅程の中で2回利用した。

TGV授乳室

おむつ交換台をしまうと座席がある

TGVパリリヨン駅からシャルルドゴール空港へのバス移動

パリリヨン駅からのエアポートシャトル

パリリヨン駅からのシャルルドゴール空港へのバス

TGVのパリリヨン駅からシャルルドゴール空港まではバスが出ている。 看板が出ていないとの情報もあったが、結構でかでかとエアポートシャトルの掲示が出ていたので駅から外に出る方向までは問題はない。 しかし駅の外に出てからバスの乗り場までは若干遠く、またその間の看板はあまりない。 しかしバス乗り場には上の写真のような飛行機マークが付いているので、ちょろちょろと歩いていれば見つかるはずだ。
バスに乗ったら一時間ほどで空港に着く。 バスの運転手には終点まで行ってから、CDGVALに乗ると良いと言われた。 しかしCDGVALに乗るんだったら少し手前(ターミナル2の前の方)で降りといた方が良かったように感じたのだがどうなんだろう。 良いマップが見つからなかったのでよくわからない。
なにはともあれ30分ほどかけてターミナル3まで移動し、空港ホテルへと向かったのであった。

ちなみにグルノーブルからシャルルドゴール空港へは、乗り換えを1回するとTGVで直接乗り込める。 私たちはチケット購入の際にそれに気づかずリヨン駅への切符を買ってしまっていた。

空港ホテルからは次の投稿へ。

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フランスで赤ちゃんが生まれて1ヶ月間半にあったこと

フランスで赤ちゃんが生まれてから1ヶ月半が過ぎた。 フィンランドに移住し慌ただしい生活が続いているものの、少しずつこの環境に順応できてきた気がする。 生まれてからすぐのいくつかのことを少し前の投稿に書いた。 フィンランドにたどり着いたタイミングでなんだが、フランスでの海外育児体験をもう少し書いておきたい。

身長・体重の成長

どんどん大きくなっている。 まだまだ軽いので体重はそれほど感じないのだが、抱っこするときの体長の変化は顕著だ。 次の検診でどれくらい大きくなっているかが楽しみだ。 そういえば、最初の頃に助産婦からあまり神経質に体重を測ったりはしなくて良いと言われたな。 これは日本でもそうなのかな。

夜泣きベイビーから昼も泣きベイビーへ

夜泣きがなかなかすごいということを少し前の投稿で書いた。 しばらくしたら夜泣きはそのままだが昼も泣くようになった。 とは言っても体調が悪いという感じではなくて、ベッド嫌いに拍車がかかっている感じ。 完全に熟睡してからベッドに置かないとまず泣きわめく。
まあちょっと大変だけど、最近は小さい頃にたくさん抱っこしておいた方が良いともいうし、しばらくはおつきあいしましょう。

鼻から牛乳

上記な感じで少し暴れるので、ミルクを吐き出してしまうことが多々ある。 口から少し出たくらいなら再利用してるし良いのだろうけど、鼻から出てくると苦しそうだし少しかわいそうだ。 授乳後はできるだけガスをしっかり抜いて、ちょっと長めに抱っこしてから寝かせている。

眉毛の湿疹

脂漏性の湿疹が赤ちゃんだとよくあるそう。 眉毛だけで他の部分にはできていないので、とりあえずは様子見。 ベビー用のクリームやらワセリンやらを塗っている。

スリング始めました

フィンランドに移動する際のことを考えてスリングを購入した。 抱っこ紐なども考えたのだが、1ヶ月未満なので横抱きができるタイプのものが良いかなということでスリング。 the babaslingという商品。 イギリスの会社らしいので、日本語でババスリングと検索すると出てくるオーストラリアの会社とは別ものかな。
息子が普通の抱っこよりこっちが好きで、これに入るとすぐ寝てくれるのが棚から牡丹餅。 フィンランドへの移動の際にも役立ってくれると良いのだが。 難点としては付け方が難しい。 説明書やらyoutubeやらで説明を見たのだが、未だによくわからない。 しかし足だけ窮屈にならないように気をつけて入れてみると、心地良さそうにしているので良いのだろう。

初めてのおでかけ

パスポートの受領にリヨンまで行く必要があった。 年齢(?)は1ヶ月と5日、初めてのおでかけである。 両親はとても緊張してどうなることかと思っていたが・・・

行きのトラム ーー>爆睡

リヨン行きのTER ーー>爆睡

リヨンパールドゥー駅からリヨン領事館 ーー>爆睡

リヨン領事館 ーー> パスポートの受領のため職員さんとお話しをしているときだけ、よく泣いていた。 その後領事館の端っこの方で授乳。 その後トイレでおしっこだけしていたオムツを交換。

リヨン領事館からリヨンパールドュー駅 ーー>爆睡

グルノーブル行きのTER ーー>爆睡

家へのトラム ーー>爆睡

というわけでリヨン領事館の中以外ではずっとよく寝ていた。。 スリングの中が心地よかったのかもしれないが、全くもって手のかからない子であった。

1ヶ月検診

出産病院で紹介された小児科の一つの近くの病院を訪問。 三十分ほどの検診の結果全く問題なし!

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フランスで新生児のパスポート取得に必要な時間は?

 

私たちの第一子は無事フランスで生まれたのだが、私の仕事の都合すぐにフィンランドに旅立つ必要があった。私たちに残されたフランスでの時間は1ヶ月半。そこで表題の疑問ということになったわけ。
フランスから出産後にすぐ移動しなければならない人はそんなにいないだろうけど、ひょんなことで何かの役にたつこともあるかもしれないのでまとめておく。

パスポート取得のために出産前に準備したこと

こういった疑問に答えてくれるのは、日本大使館もしくは領事館。さっそくリヨン領事館にメールを出してみた。

「生後1ヶ月でフィンランドに行きたいんだけどどうしたら良いですか?」

領事館「出生届をフランス領事館で出すと戸籍が間に合わないですね。日本に郵送で直接出生届を出して、それから戸籍を郵送してパスポート申請してください。出生届と出生証明抄訳の用紙を添付しておきいますね。 パスポート申請後は1週間程度で受領できますよ」

とのこと。大使館経由で戸籍に登録しようとすると1ヶ月以上かかるそうだ。 一応今度は日本の地元の市役所に問い合わせ。

「なるべく早く戸籍に子供を登録したいんだけどどうしたら良い?」

市役所「出生届と出生証明書をできるだけ早く提出してもらう形になります。 出生証明書は病院からの出産証明でも良いですよ。フランス語の翻訳は本人(私)で良いです。戸籍登録には7−10日程度かかりますよー」

とのことであったが、以前書いたように病院からの出生証明書はフランスでの手続きに必要なのでこれは無理。しかし日程的には間に合いそうな日程である。とりあえずフランスの役所で処理をして出生証明(copie intégrale acte de naissance)を手に入れ、それから日本に国際郵便で郵送することにした。

出産後のパスポート申請書類の準備

実際には子供が予定日よりも少し早く産まれて来てくれたので、予定よりは日程的に少し余裕ができた。しかしよくよく考えてみると、その後日本ではゴールデンウィークに突入し、フランスも5月は休日が多い。念のため書類をスキャンして先送りし、手続きが先に開始できないか市役所に問い合わせてみた。すると、やはり原本でないと手続きはスタートできないとのこと。さすが日本の役所はしっかりしている。
さらにここで問題が一つ発生。市役所が言うには、リヨン領事館からもらった抄訳の用紙では、どこがどう翻訳されているのかわからないとのこと。急遽フランスの出生証明書のコピーに直接翻訳を書き込んだ書類を準備することになった。
さて原本の方はドイツに本拠地を置く国際郵便会社DHLを使って郵送することにした。いくつか日本に国際郵便を速達で送る選択肢はあったのだが、確実性と値段の兼ね合いで一番良かったのがDHLであった。オンラインで申し込むと、即日か次の日DHLの職員が郵便をピックアップしにきてくれる。 ルート的には中国経由で日本に郵送されたようであったが、週末を挟んでいたが予定どおり4日で実家までたどり着いた。

さてすぐさま私の父に書類を持って市役所に行ってもらい、無事出生書類が受理された。その際、パスポート取得のため急いでいるということを一応伝えてもらう。そのおかげもあってか、なんと二日後には戸籍に子供が追加されたという連絡がきたのだ。ここで再び国際郵便を使う手もあったのだが、数日後に私の両親がグルノーブルを訪ねる予定になっていたため、数日をあせるよりは確実に運んでもらうことにしたのであった。翌週彼らがグルノーブルに到着し、パスポート申請のための書類が全て整ったのであった。

リヨン領事館でのパスポートの申請

領事館でパスポート申請に必要な書類は以下の通りだ。

  • 一般旅券発給申請書
    • 国外ではホームページから申請書のダウンロードが可能とあったが、ダウンロードしたファイルが壊れていて使えなかった。領事館を訪ねた際に用紙をもらえるので記入すれば良い。入力内容は名前住所などよくある個人情報。私の息子はフランスの出生証明の際にアルファベット表記を中国式の発音にしていたため、裏面にパスポート記載をヘボン式から変える申し込みをする必要があった。この変更のために、赤ちゃんのフランスでの出生証明書を見せる必要があった。
  • 戸籍謄本
  • 出生証明書(copie intégrale acte de naissance)
  • 写真1枚
    • 赤ちゃんなので嫁に写真撮影してもらって、近くのスーパー(Simply market)に持って行って印刷した。USBでデータを持って行ったら、USBポートが壊れていた。その代わりiPhoneのプラグがついていたので、そこからデータを抜いて印刷することができた。一枚25ユーロセント。
  • 旅券申請同意書
    • 嫁が中国人なので嫁にサインをしてもらって一応準備した。領事館に行ってみたら必要とのことだったので準備しておいて良かった。

領事館で提出の際に確認すると、翌週の同曜日にはパスポートが準備できるとのことであった。少しフィンランド移動まで余裕があるため、子供の調子が良さそうな時に取りに行く予定だ。

フランスの領事館で赤ちゃんのパスポート取得に必要な時間

長々と書いて来たが、投稿タイトルの質問であるパスポート取得に必要な時間は以下のような感じだった。

出生証明書の取得(1−3日間)+出生証明書・出生届の郵送(〜4日間)+戸籍登録手続き(2−10日間)+戸籍の郵送(〜4日間)+パスポート申請から受領(7日間)=18ー28日

というわけで最速で18日、遅くとも1ヶ月の余裕があればパスポート取得は可能といったところ。 戸籍登録をなるべく早くしていただけるようお願いするのがポイントでしょうかねー。

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フランスにて赤ちゃんが産まれて最初の2週間

子供が生まれてまもなく2週間と少しが経とうとしている。 生活はそれまでと一変してやはり子供中心の生活になっていることを感じる。 のちに振り返るためにも、この2週間のできごとを綴っておきたい。 特に父側で大変だったことを。

〜夜泣きベイビー〜

新生児は二時間くらいしか続けて寝てくれないので、どうしても夜起きてしまう。 そうすると泣いている赤ちゃんの、オムツを替えて授乳してというのを1時、3時、5時といった時間にする必要がある。
日本の世のお父さん、お母さんが普通にこれをこなしつつ仕事をこなしていけるのが不思議でしょうがないが、私にはやっぱり結構大変だ。 現在の職場はまあ理解があるので、ちょっと不規則な時間で就業したり、たまに家から働くのを許していただいている。 それでもやっぱりちょっと大変だ。

〜オムツ交換〜

うちではだいたい三時間に1回くらいオムツを替えているが、私が替えることが多い。 準備するものは、体温程度のお湯・コットンパッド・替えのオムツ・かぶれ用のクリーム。 うちの子は大きい方をしていることが多いので、毎回しっかりとふいてあげないといけない。 フランスでは5x10cmくらいのコットンパッドがオムツ交換用に売っている。 ちなみにオムツはフランスではパンパースが多い。
最初はオムツをさっと外すが、オムツはお尻の下においたまま。 お尻についている汚れを体温程度のお湯で濡らしたコットンパッドでふき取り、コットンパッドはオムツの中に捨てる。 オムツ替えの間に赤ちゃんが追加でいたすときがあるので、念のためおむつを下にとっておいた方が良い。 また赤ちゃんの足が暴れていることも多いので、カエルのような形にして両足を片手で抱えておく。 それなりにしっかりとかかえておかないと、汚れのついたオムツを蹴っ飛ばしたりするので危険なのだ。
十分に汚れを拭き取ったら、かぶれができていないか確認する。 赤くなっているようだったら、クリームやオイルを塗ってあげる。 古いオムツを小さく丸めて捨て、新しいオムツを広げて腰の後ろに片側の端をセットする。 反対側を股下を通しておなか側に移動し、長さが余っていたら二回折りたたんで長さを調節する。 腰側についているテープを伸ばして両脇から止めたら出来上がり。

〜赤ちゃんのお風呂〜

フランスではお風呂は3日に1回くらいは入れるようにというような指導を受ける。 日本に比べて少ないのは、湿度が低い気候の影響だろうか。 お風呂は37度程度に温めたベビーバスを準備する。
赤ちゃんは適当な台の上でタオルの上に寝かせておく。 まずはベビーソープを濡らしてあわ立てて、頭、体、手足と洗って行く。 首回りや耳の後ろなど結構汚れがたまっているのでしっかり洗ってあげる必要がある。 最後に体を半回転させて体の後ろを洗う。
十分に洗いきったら、左手を首の後ろから回して脇のしたを抱えるようにし、右手はお尻の方を持って持ち上げお湯に入れる。 洗っている間はギャン泣きしているが、お湯にある程度つけると泣き止んで大人しくなる。 そこで右手は体から離して、右手でお湯をかけつつ泡を流してあげる。 左手が高すぎてお湯が足りなくて赤ちゃんが寒かったり、下げすぎて耳に水が入ったりしないように気をつける必要がある。 十分石鹸を流してからお湯から引き上げて、新しいタオルの上にあげる。 しっかりと拭いて服を着せてあげたらおしまいだ。

〜退院後の助産婦訪問〜

フランスでは退院後には助産婦が家を訪ねてくれる。 私たちの場合は、出産前講習でお世話になった英語が堪能な助産婦が訪ねてくれている。 出産して病院から退院したすぐ次の日から来てくれるのでとても助かっている。 簡単な検診をしてもらえたり、色々わからないことを質問したりできるのだ。 病院に行くのは産後1ヶ月後なので、それまでは助産婦の助けの元新両親生活をスタートしていくことになる。 特に退院後すぐは右も左もわからない状態だったりするので、助産婦の助けはとてもありがたかった。 助産婦訪問は基本的に無料である。 しかし産後2週間後からは一度20ユーロ程度を助産婦に支払ってから、社会保険で払い戻しを受けるというシステムに変わる。

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