トゥルクのレストランとAirbnbでの宿泊 〜二泊三日のトゥルク旅行

Airbnbで泊まったキャビンでのサウナ体験

私たちが泊まったのはフィンランドらしいサウナ付きのキャビン。
とは言っても森の中に立つキャビンというわけではない。トゥルクの中心地からは少し歩くけれど、閑静な住宅街の中といった立地。普通の住宅街の一軒家(大家さんのおうち)の離れがキャビン形式になっているお家だった。
トゥルクらしいとてもおしゃれな見た目が素敵な家。

夕方に訪ねて行くとちょうどオーナー夫妻が旅行に出かける直前だった。
なので期せずしてオーナーに会うことができたのだけど、とても丁寧な奥様でした。一緒にいた小学生くらいのお孫さんも英語の説明を手伝ってくれたし。
普段はキーボックスの暗証番号でチェックインなのだけど、簡単な説明を受けて直接鍵をもらうことができた。
その後オーナー夫妻はバスですぐに旅立っていった。

宿泊した部屋

ベビーベッドとベッドのあるお部屋

部屋の中はスタジオタイプの1室とサウナ付きのバスルームが一部屋。普通のホテルにあるものは大体準備されている。
加えて色々と軽食を準備しておいてくれたり、赤ちゃん用の用具やベッド、食事用の椅子なども揃えておいてくれて、至れり尽くせりだった。

伝統的なサウナ

1時間後くらいにオーナーの娘さんが訪ねて来て、サウナの使い方などを教えてくれた。
サウナは薪で暖炉を炊いて、その上で石を焼くという伝統的なサウナだった。 最近のアパートだと電気式がほとんどのようなので結構レアもの。ちょっと暗いけど上の写真をよく見ればなんとなく雰囲気はわかるかと思う。
薪はよく乾いていたので素人でも比較的簡単に着火することができた。あとは部屋を閉め切って温度が上がるのを待つばかり。部屋が五十度を超えて来たら準備完了。

日本でもよく見るような木製の椅子に、専用の敷きタオルを敷いて入り込む。重要なのはお湯を焼けた石にかけて行くこと。そうじゃないと五十度くらいの普通に暑いだけの乾いた部屋という感じ。
お湯をかけると湿度が上がり一気に体感温度が上がるのだ。最初勢いをつけて水を入れすぎて、部屋の中が急にべらぼうに暑くなった。水のかけ方である程度体感をコントロールできるので、水のかけ方は結構重要。
低温にコントロールしていたら、10分ほどでじわじわと汗をかいて来る。あとは好きなだけ流れる汗を楽しめば良い。フィンランドの人たちは1回出て体を冷やしてからまた入るってことをするそうだ。

体にはあまりよくないかもしれないが、風呂上がりのビールはうまかった。いやはや、とても良い体験だった。

トゥルクのレストラン

そんなに訪れたわけではないけど、いくつかご紹介。

Mami, Linnankatu 3, 20100 Turku ☆☆☆

フィンランド料理のレストラン。とても人気のレストランのようだ。

Mamiの幼児席

お洒落な木製のベビー椅子

初日のちょっとお昼時を過ぎた時間に訪れた。それでもテラス席は結構混んでいたので人気のほどがうかがえる。
運良くテラス席の端っこが取れたので、ベビーカーを簡単にテーブルまで運べた。とはいえお洒落なベビー席を貸してくれたのでそちらを利用。

mamiの魚料理

mamiの魚料理は美味しかった

mamiの肉料理

肉料理はちょっと甘め。 ソーセージは美味しかった

Mamiのデザート

おしゃれデザート

お料理の方は普通に美味しいといったところ。全般に盛り付けがおしゃれ。最初にパンを3種類持って来てくれて、黒パンが美味しかった。
僕の頼んだラムは少し好みから外れていたけれど、嫁の魚料理はソースと良くあっていて美味しかった。デザートも悪くはなかったけど、スキップしてpiece of cakeに行く方が良い。

お値段が結構良いお値段なのでもう少し期待してしまったところはあるけれど、フィンランド料理を一食食べようと思ったら悪くないチョイス。

そういえばMamiを訪れてる最中に食い逃げの捕り物劇があった。他のお店からだったけどちょうど僕らの席の斜め前で捕縛されていた。普通の店員が鮮やかに捕縛していたんだけれど、訓練でも受けてるのかな。
その後警察に引き渡されたけど、迎えのパトカーが来るまでしばらくの間地面に拘束されていた。フィンランドで捕り物劇を見るとは思わなかったので少しびっくり。

Kado, Eerikinkatu 16, 20100 Turku ☆☆☆

マーケットホールのお寿司屋さん

一食寿司を食べようという話になって選んだお寿司やさん。マーケットホールの1角にある。小さなお店なので席はそんなにないけれど、この日も食事時から外れていたので簡単に席が取れた。

kadoのお寿司

いつもなのかはわからないけれど、この日は日本人のシェフではなかった。
お寿司は握りは普通。ネタは悪くないけれど、格別良いわけでもない。巻物は少し固めでかなり細切りにしていた。まあそれはそれで美味しかったけれどね。

というわけで特にこだわりはないけど、寿司っぽいものが久々に食べたいなって感じならオススメ。立地も良いし値段もあまり高くない。

Piece of cake, Eerikinkatu 16, 20100 Turku ☆☆☆☆☆

piece of cake

今回の旅でどこか一箇所だけオススメを上げろと言われたらここ。レストランじゃないけど。
持ち帰りもできるし、フードコートのような座席で食べることもできる。コーヒーなども頼める。

piece of cakeのケーキ

フィンランドの甘味ってあんまり好みに合わないことが多かったのだけど、ここのケーキは甘さ具合や手の入れ方がとてもちょうど良い。1個5ユーロは安くはないけど、このケーキなら払う価値ありだと思う。

ベリーのチョコレートケーキが美味しかったけど、他のケーキも美味しかった。滞在中に二人で4個ケーキ食べた。

Yasukon Keittiö, Yliopistonkatu 26 C, 20100 Turku ☆☆☆☆

お外の看板

トゥルクの有名日本食レストラン。
お店の場所は看板も出てるしわかりやすいのだけど、ちょっと建物に入った後がわかりにくかった。建物に入って奥の左側の扉を開けるとエレベータと階段がありその2階。どこか日本の雰囲気を感じるものが並ぶ店内。やすこさんがキッチンの中で出迎えてくれる。

こちらもまたまた時間外れに訪れたのでこのときお客さんは私たちだけ。おかげでやすこさんに色々とフィンランドや周辺国の話を聞くことができた。とても有意義なランチ。Turkuについてのお話も色々伺えたのだけど、残念ながら訪れたのが最終日。次回の旅行の参考にしよう。

唐揚げ定食

お料理の方は普通に美味しい和食。味噌汁久しぶりに飲んだし、唐揚げがカラッと揚がっていて良かった。付け合わせのサラダがお洒落な感じなのがフィンランド風だったかしら。

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フィンランドの古都トゥルクの観光名所 〜二泊三日のトゥルク旅行

というわけでヘルシンキから電車でやってきましたのは、フィンランド西部の都市トゥルク(Turku)。 アウラ川沿いに発展した美しい都市。

内部リンク: ヘルシンキからトゥルクへの電車旅 〜二泊三日のトゥルク旅行

都市の人口規模的には6番目の様だけど、都市圏で見るとヘルシンキ、テンペレに続く第3の都市圏になるようだ[1]。

何と言ってもフィンランドの最古の都市。 かなりの間首都だったということもあってか、綺麗な建物が多く街並みもとても綺麗。 歩いてお散歩するのにとても良い都市だった。

トゥルクで観光に訪れた場所

マーケット広場(Market square)

トゥルクの電車駅(Rautatieasema)から歩いて15分ほどの場所。

初日に電車駅から直接歩いて訪れた。 昨年フィンランドではとても珍しいテロがあった場所。
今でも警備が厳重にされているって誰かのブログで読んだんだけど、この日はそんなこともなかった。
というか昇天祭のこの日はガラガラでお店もでていなかったし誰もいなかった。 以前アメリカンのチャールストンでクリスマスを過ごした日、夕食難民になったときのことを思い出した。

内部リンク: 海外旅行記・アメリカ東部 〜クリスマス・イン・チャールストン

土曜日のトゥルクマーケット広場

晴れた5月の土曜日のトゥルクのマーケット広場

その二日後の土曜日に再びマーケット広場を訪れたのだけど、この日はそれなりにお店が出ていた。 とはいえそんなに多くもなかった。
川沿いの方が賑わっていたので、この時期はみんな川沿いの方に行くのかもしれない。 嫁とアイスクリームだけ買ってそそくさと退散。

お勧め度 ☆☆

というわけでそんなに活況じゃなかった日なので微妙。 タリンの土曜日のマーケット広場の方が活況だった印象。 同じ日に比べないとフェアじゃないかもだけど。

内部リンク: 海外旅行記・ヨーロッパ 〜タリン聖オラブ教会からの眺め

滞在時間は20分もあれば良いか。 特に買い物をするとか、イベントをやっているとかでなければだけど。

トゥルク大聖堂(Turku Cathedral)

住所:Tuomiokirkonkatu 1, 20500 Turku

こちらはマーケット広場からさらに歩いて10分ほど。 フィンランドルター派の総本山だそうだ。

アウラ川沿いから見たトゥルク大聖堂

アウラ川沿いから見るトゥルク大聖堂

マーケット広場の方から川沿いを歩いてきたのだけど、川沿いの散歩道から見るととても綺麗に見える。 この写真を撮ったのは有名なフィンランド料理のレストランのMamiのあたりだったはず。

もうちょっと近づいたトゥルク大聖堂

正面広場からのトゥルク大聖堂

もうちょっと近づいて見ても綺麗。 この辺りは団欒の広場というか、のんびりとしている地元の人たちをたくさん見かけた。
一周ぐるっと周囲を散歩することができるけど、大聖堂は正面からの眺めが一番綺麗。 反対側は大学の敷地なので大学の綺麗な建物を見ることはできるけど。

トゥルク大聖堂の中

荘厳なトゥルク大聖堂の中

それから中で特に何もやっていないときは中に入ることもできるそう。 使わなかったけど入り口のところにトイレもついていたので、困った時は借りられるかな?
とても荘厳な教会だった。

お勧め度 ☆☆☆☆

とりあえず外見が綺麗な教会。 中に入れば古い教会独特の厳かな空気も体験できる。
天気の良い日には教会の周りをお散歩しつつ、近場のレストランのテラス席でご飯なんてのは良いだろう。

教会自体は外を一周ぐるっと回って中を一通り見て写真を撮ってで30分もあれば良いかな。

ルオスタリンマキ野外手工芸博物館 (Luostarinmäki Handicrafts Museum)

住所:Vartiovuorenkatu 2, 20101 Turku

屋根に草の生えたお家

草の生えた5月のルオスタリンマキの家屋

初日の夕方5時27分に訪れる。
まだ空いていたけどチケット販売は5時半までで、6時には閉まるということだったのでこの日はスキップ。
2日後土曜日の11時ほどに訪れる。 入り口すぐにチケットオフィスがあり、入場料は7ユーロ。 ちなみにチケットオフィスの横の建物のトイレはとても綺麗だった。

ルオスタリンマキのフグ

ちょっと見にくいけど吊るされたフグの剥製

基本的にはフィンランドの古い建物を見て回るっていうだけなんだけど、時折中に人がいて説明してくれたりする。
面白かったのはセーラーのお家の説明。 はるばる日本まで旅した船が持って帰ってきたというのがフグだったそう。 剥製が吊るされていた。
しかし日本人用の説明を準備していたあたり、フィンランドはまだまだ日本人観光客が多いのだろうね。

ルオメンリンマキの中の郵便局

中に郵便局(Posti)もある。 ポストカードなどが買えるだけではなく、普通に郵便を送ることもできる。 せっかくなので手紙を買って、フィンランドの家まで送ってみた。
それから中の古い建物の中に、手芸品を売っているお店もある。 私は今回は特に興味を惹かれるものはなかった。 入り口のチケット売り場の新しい建物のショップでもだいたい同じものが売っていたかと思う。
こんな感じで1周ぐるっと回ったら1時間半が過ぎていた。 初日に入らなかったのは正解だった。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

ヨーロッパではあまり見かけない、木造の古い建物が見られる場所。 とはいえやはりどこかヨーロッパ風味が感じられたから不思議。 フィンランドらしくしっかりサウナもあったしね。

天気が良かったので写真を結構撮ったりしながらで、滞在時間は1時間半。
ぱっと見て回れば30分で回れるとは思うけど、ちょこちょこ面白いので1時間は見ておいても良い。
逆に言うと天気が悪いとあまり良くないかも。

Turun Kaasukello(Window of the Sun)

住所:Purserinpolku 39, 20810 Turku

宿泊場所のご近所にあった芸術作品。 古ぼけた丸いガスボールタンクを再利用して芸術にしたもののようだ。 芸術の内容については英語の説明もついてたのだけど、いまいち意味がわからなかった。

お勧め度 ☆☆

近場を通りかかったら寄っても良いけれど、わざわざいくほどのものではないと思う。 周りに何もないしね。 頑張ると綺麗な写真が撮れる素材?

Föri(アウラ川渡り用のフェリー)

二日目に宿泊していたアウラ川の東側から西側へと移動するのに利用。

トゥルクの川渡りフェリー

川渡りのためのフェリー

写真のように両岸を行き来している。 川沿いに走っているフェリーもあったはず。
到着すると船についているバーが持ち上がる。 右側から乗車、左側は降りる用みたいな矢印が地面に書かれているけど、そこまで厳密ではない。 無料なのでバーが上がったらそそくさと自分で乗り込む。
そこにいる人が全員乗り込むと、フェリーは出発する。 到着までは1分半。 川の上からの景色を見ることができるのがよい。

トゥルクのフェリーからの眺め

フェリーからの川沿いの眺め

ちなみに冬場は川が凍ってたらフェリーじゃなくて氷の橋になるそうな[2]。 それはそれでちょっと見てみたい。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

ただなので通りかかったら乗っておくべき。 頻繁に行き来しているので無駄に往復しても大して時間はかからない。

トゥルク城

住所:Linnankatu 80, 20100 Turku

トゥルク城正面

トゥルク城の正面入り口から。 右側にカフェもあった

二日目のメインの観光地。 メインの観光地の中では一箇所だけポツンと外れている場所にある。 中心地にいる場合はアウラ川沿いをのんびりお散歩していくか、バスを使ってアクセスすると良い。
ちなみに登録制ではあるけれれど、トゥルクでは30分無料の自転車の貸し出しを始めている模様。 うちはベビーカーがあるので無理だったけど、みんな自転車に乗れるメンバーなら登録するのも良いかも。

さてトゥルク城。 割と大きめの建物なので、それなりに遠くからでも目に入る。 敷地にたどり着くと、城の前や周りはちょっとした公園になっており日光浴している人たちがちらほらいる。

トゥルク城裏口

トゥルク城の裏口。 ひっそりとしてるけど普通に入って大丈夫

バスでのアクセスや中心地の方から歩いてきた場合、正面入り口の方にたどり着くはずだ。 ただ正面入り口からだと階段を登らないといけない。 ベビーカーや車椅子の場合は、お城の真後ろに回ると専用の入り口がある。 とはいえ結構ガタガタの道だからそれなりにアクセスは大変。
ちなみに中は階段だらけなので、歩けない子供は担いで歩く必要がある。 10kgぐらいの子供だと結構大変。

トルゥク城への入り口

チケットオフィスそしてトゥルク城への入り口

お城の中に入りたい場合はチケットオフィスに入ってチケットを購入する。 お城の中への入り口も同じところ。 なんだかひっそりとした入り口なので不安になるけど、ドアを開けると広々としたホールにつながっている。
大人一人11ユーロで、4歳以下の子供は無料。

トゥルク城裏口側から入った中庭

裏口側から入ると中庭はこんな感じ

ちなみにお城の中庭まではただで入ることができる。 急ぎの人は中庭で写真撮影だけして行くのもあり。

階段の多いお城の中

矢印を追いながら階段を上り下りするトゥルク城

有料部分ではお城の中の教会や、お部屋などを次々と見ていく。 通路も昔のままの狭い廊下や階段が多い。 ちょっと道順がわかりにくいところもあるけれど、だいたい上の写真に見えるような矢印を追いかけていけば良い。
展示物は多岐にわたる。 歴史や古物が好きな人は結構楽しめるか。 私たちは子供が途中からエキサイトしていたので、サクサクと歩いて回った。
メインのループと小さなループがあるのだけど、小さな方も結構広い。 全部回るなら余裕の持ったスケジュールにしておいた方が良い。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

お城の中に入らなくて無料部分だけ見てもそれなりに楽しめる。 中も展示品はぱっぱと見て回っただけだけど、お城の造形自体がなかなか面白かった。 子供抱えて一周するとかなりいい運動になる。

私たちの滞在時間は1時間半ほど。 全部見るなら1時間は見ておいた方が良いと思う。 思いの外お城の中が広い。

トゥルクのマーケットホール(Turku Kauppahalli)

住所: Eerikinkatu 16, 20100 Turku

トゥルクのマーケットホール

色々お店が立ち並ぶマーケットホール

前述のマーケット広場の方が有名かもしれないけど、私はこっちの方が好きだった。 たくさんの小さなレストランや、生鮮食品店、ベーカリー、カフェなどが立ち並ぶ。 食事から、喫茶、買い物まで。
ベビーカーを持って入りたい場合は、細長い建物の中ほどの横手側にスロープと自動ドアがついている。

お勧め度 ☆☆☆☆

やはり無料なのでとりあえず訪れておくと良い。 トイレも結構綺麗だし。

基本的には食事時に訪れると良いだろうけど、持ち帰りもできるところが多いのでホテルにいく前に何か買っていくとかにも悪くない。
食事は別投稿にまとめるけれど、ここのpiece of cakeは試す価値あり。 フィンランドでは珍しい程よい甘さのケーキ。

トゥルク市立図書館

住所:Linnankatu 2, 20100 Turku

とてもフィンランドらしい素敵な図書館だった。
我らがEspooの図書館も負けてはいないけれど。

内部リンク: フィンランドの図書館は子供向け設備が充実している

トゥルク図書館の新館

現代的なデザインの新館

街の中心部から歩いてくると新館側にたどり着く。
綺麗な現代的な建物。 写真を撮るには交差点の反対側からじゃないと全体が写りにくい。

トゥルク図書館旧館

趣のある旧館側の眺め

一方内部通路、もしくは外から川沿いの方に歩いていくと旧館にたどり着く。
こちらはまさにヨーロッパの図書館といった外観。 図書館を新館側から旧館側へと抜けるとちょっとしたタイムスリップ気分を味わえる。

トゥルク図書館のキッズコーナー

各種おもちゃのそろったキッズコーナー

我々の主な目的はキッズコーナーで子供を遊ばせること。 フィンランドの図書館らしくおもちゃや子供用の本など充実していた。
上の写真の手前側のスペースも子供用スペースで結構広々としていた。 地元の子供達がちらほらと訪れているようで、常時3、4人くらいの子供達が入れ替わりで遊んでいた。
この日の年齢層は1歳くらいから3歳くらいまでだったかな。

トゥルク図書館のソファー

図書館キッズコーナーのあたりにあったソファー

その他ぐるっと全体を歩いて回ったけど、全般に真剣に本を読んでいる市民がとても多かった。 ソファーやテーブル席など各種の座席が整っている。 フィンランドらしいシンプルでおしゃれな感じ。

さて遊ばせていたら例のごとく息子が致したので、オムツ交換室へと向かう。 こちらの図書館にはオムツ交換専用のトイレがついていた。 本当にオムツ交換にしか開放していないようで、オムツ交換室のトイレのドアは図書館の受付の人に頼んで鍵を開けてもらう必要がある。
中にはオムツ交換台、普通の洋式トイレ、子供用の小さな洋式トイレがついていた。 オムツを封入するようの小さなビニル袋が付いていた。

お勧め度 ☆☆☆☆

ちょっと遊ばせる必要のある年齢の子供連れの方にはオススメ。 しかし図書館は図書館。 特に目的がなければ本館側と旧館側の外観の違いを楽しむくらいか。
我々は子供を遊ばせるのに1時間半ほど滞在。 建物や内装見学や写真撮影目的ならば30分ほどで良いかな。

アウラ川沿いを歩く

綺麗な川沿いの散歩道が街を貫くように続いている。

アウラ川の上流

アウラ川とトゥルク大聖堂

トルゥク川沿いの出店

出店の並んだアウラ川沿いの道

上流ではトゥルク大聖堂が見える。 川沿いが芝生で整えられており、日光浴を楽しんでいる市民がたくさんいる。 天気の良い週末だったせいかたくさんの出店も出ていて、ちょっとしたお祭り気分を楽しむことができる。

アウラ川の下流

アウラ川下流のクジラのようなオブジェ

一方で下流に下ると川幅も広くなり、上述した川を渡るフェリーなども見られる。 川沿いや川の中に芸術作品が飾られており楽しむことができる。

お勧め度 ☆☆☆☆☆

天気が良ければここを歩いて日光浴でもすればフィンランド人気分になれそう。

時間的にはトゥルク大聖堂からトゥルク城まで川沿いを歩いてだいたい1時間といったところ。

行かなかったけど行きたかった場所

次回用のメモ。

ラウマの旧市街

フィンランドの世界遺産。 トゥルクから約1時間半。 ちょっと子供がバス1時間は持たなさそうだったので断念。

ムーミンワールド

天気が良かったら行こうと思っていた場所。
トゥルクに着いてからなんとまだオープンしていなかったことが判明。 夏は6月初めくらいにオープンするそう。 冬はクリスマスシーズンかな。

参考資料

[1] 「トゥルク」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org)。2018年3月2日 (水) 15:52更新版

[2] 「Föri」『フリー百科事典 ウィキペディア英語版』(http://en.wikipedia.org)。2018年2月5日 (水) 21:32更新版

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ヘルシンキからトゥルクへの電車旅 〜二泊三日のトゥルク旅行 

フィンランドも5月に入ってようやく暖かくなり、旅行もしやすいシーズンになってきた。

といわけで私たちの2018年の旅行の第一弾。 ヘルシンキの近場のトゥルク(Turku)まで電車で旅行をすることにした。
都市の規模的には1泊だけで十分かなとも思ったのだけど、1歳の子供連れなので2泊3日の余裕を持った旅程にすることにした。

トゥルクへの旅行準備(電車とAirbnbの予約)

トゥルクへの電車の予約

電車の予約はVRの公式ページから。 日にちを入れて適当な時間を入力すれば電車の候補をたくさん出してくれる。

外部リンク: VRの公式Webページ

ちなみに各電車で設備が違うので、何か目的がある場合は1本時間をずらして見ると良い。 私たちは子供を遊ばせるのに遊戯室付きの電車を選択。
トゥルク行きの電車は一人20ユーロ。 これは値引きなしのフルプライス。 ヘルシンキへの帰りのチケットは安いチケットがまだ余っていて一人8.9ユーロで購入できた。
ちなみに赤ちゃんは無料。 バスや地下鉄と異なり、ベビーカー連れの親の方は無料じゃないので注意が必要。

席はチケット代に含まれている席だけでも色々種類があって指定することができる。

  • 普通席
  • 子供用の遊戯室の車両席
  • 車椅子のまま乗れる席
  • アレルギー用の席
  • 家族用に仕切られた席(ただし4席取り切っていない場合は他の人も予約できる)
  • 向かい合わせの席

などなど。 それから2階建なので1階席と2階席もある。
日本の電車は運行時刻の正確さなどで定評があるけれど、フィンランドのこういった色々な人に合わせた座席の種類。 これもまた違ったホスピタリティーが感じられて面白い。

それから一人7ユーロ追加することで、一等席に変えられる模様。 結構一等席は人気のようで、ほとんど埋まっていた。
食堂車の2階席も少し良い席のようで、5ユーロ追加で選ぶことができる。 こちらはなぜだか全然人気がなくてガラガラだったけれど。 食堂車だから騒音があったりするのかな?
我々は子供連れなので遊戯室の着いた車両の席を往復ともにとった。 ちなみになぜだか帰りの電車のチケットでは一等席を含む全ての席が追加料金なしで取れるようになっていた。

チケットはメールか携帯のテキストで送ってくれる。 駅でピックアップもできるようだけどメールの方が楽だよね。 支払いは各種カードで簡単にできる。

宿泊の予約

今回はAirbnbで宿泊場所を予約した。

外部リンク: Airbnbのトップページ

サウナ付きのキャビン(スタジオタイプの部屋と、バスルーム)が一泊55ユーロとなかなかのお手ごろ価格だった。 ちょっと中心部からは遠いからこの価格だったのかな。
ついでに部屋に暖炉もついていたけど、この季節にはちょっと必要ないか。 ベビーベッドもついていたので、私たちには丁度良い感じ。

予約確認をするタイプのオーナーだったけれど、すぐに予約受付のメッセージが来た。 ちなみに英語版だと申し込みのところがBookになっているとそのまま予約がとれて、Request to Bookだとオーナーが申し込みを確認してから予約できたかの返信が来る模様。

当日はアパートを離れているけど、娘さんが母屋に泊まってるから何か困ったら彼女に相談してとのこと。
質問をしてもすぐ返信が返ってくる良い感じのオーナーだった。 チェックインや設備についていくつか質問をした。

ヘルシンキからトゥルクへの電車移動

さて旅行へと出発。

まずはうちからEspoo駅までバスで移動。 普通の通勤電車に乗り換えてLeppävaara stationまで。 Selloと言う大型ショッピングモールがある場所なので、Espooに住んでいる人には馴染みのあるところかもしれない。
ちなみに最初に使っていたバスの終点も実は同じLeppävaaraだったので実は乗り換える必要がなかった。

次の電車の電光掲示

Turku行きの電車の電光掲示板

さてLeppävaaranの駅に到着すると、Turku行きの電車に乗り換える必要があった。 どうやら到着と出発が違うホームだったようなので、エレベータと歩きでホーム1へと移動。
我々はベビーカー連れだったので、できれば予約してある座席の車両へと直接向かいたかった。 そんなときに役立つのがホームの電光掲示板。
上の写真のように電車の各車両がABCDのどこに止まるかが書いてある。 ABCDのアルファベットはホームに大きく表示されているので簡単にどこに行けばよいかがわかる。 ちなみに遊戯室付きの車両は車椅子マークの車両だ。
ヘルシンキから出発の人は始発なのでのんびり探すことができるのかな。

VRの電車

ちょっと旧型だったのかなTuruku行きのVRの電車

電車は遅れることなく時間通りに到着。
ちょっと電車とホームの間が離れているので、ドア横のベビーカーマークボタンを押すと、渡し台がニョキニョキと生えてくる。 まあなくても大丈夫なくらいの隙間だったけどね。

電車の廊下についているロッカー

廊下には大型のロッカーと鍵をかけられる小型ロッカーが

電車に乗りこむと車両の中に結構な広さのベビーカーパーキングがある。
この日は休日だったせいか大量の赤ちゃんが乗っていて、たくさんのベビーカーで埋まっていた。
仕方がないので私たちは廊下の空きスペースに駐車。 一応ばらしてしまえる収納やロッカーもあったけれど。

座席のゴミ袋

各座席にはゴミ袋付き

私たちの乗った電車は結構古めの車両だった。 新しいのもあるのかな? 座席の座り心地はとても良かったけれど。

座席には収納式のテーブルとネットの物入れが付いている。
それから各座席にビニルのゴミ袋がたくさん付いている。 ゴミは降りるときはみなさんそのままにしていたので、きっとそれで良いのだろう。
充電はUSB式はなかったけど、普通の電源はあった。

トイレは電車の古さに見あった感じの古さ。
その一方でドアのロックがボタン式の電子ロックだったりして面白かった。 流すのも壁についたwcと書かれたボタンを押して。
ちなみに帰りの電車はこの電気系統が故障してるから一車両のトイレが使えないとのアナウンスがあった。
大きな車椅子も入れるトイレにはおまるもついていた。

電車内の遊戯コーナー

遊戯コーナー側から座席を見るとこんな感じ

電車内の遊戯コーナー

座席側から見てみた遊戯コーナー

さて肝心の遊戯コーナー。
最初は隔離された遊戯室が付いているのかなと思っていたら、上の写真のように車両の普通の座席の奥がそのまま遊戯コーナーになっている。
置いてあったのは本や少しのおもちゃ、それから電車型の座席など。 面白いのは滑り台がついていた。 大きめの子は滑り台を延々と滑っていた。
全般に良い感じだったけれど、1歳ちょいの年齢は少し若すぎたかな。 小さなおもちゃで少し遊べたくらいだった。
もう少し大きな子供たちはとても楽しそうに遊んでいた。 一方こんな感じの車両なので、この車両内は子供の騒音でいっぱい。 小さな子供連れの大人にとっては気を使う必要がなくて、とても気楽な車両だった。

電車からの田園地帯の眺め

電車からののどかの眺め

ひたすら田園地帯を走ること1時間半ほどでトゥルクまで到着。 途中停車は4回くらいだったかな。
トラブルと言ったら途中急に部屋が一度大便くさくなったくらい。 まあ乗っている大人たちは慣れたものなのかみんな気にしていなかった。 みんな自分の子供のお尻をチェックしていたけれど。

帰りの電車で気づいたけど、無料Wi-Fiもついている。 普通にウェブページを見るのには全く問題ない、それなりの速度が出る。
それから食堂車が付いている。 今回は残念ながらチェックにいけなかったけど。

そうそう、電車のチケットチェックは出発してしばらくすると車掌さんが見回りに来る。 帰りの電車ではチケットチェックがなぜか2回来た。

というわけで子供向け施設の整ったフィンランドの鉄道のお話でした。 フランスのTGVも赤ちゃん向け設備は整っていたけどね。

内部リンク: 赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜フランス国内移動

さてだいぶ長くなって来たのでトゥルク市内での観光とレストラン・Airbnbの宿泊については別の投稿で。

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