ヘルシンキ・エスポーエリアのレストラン・バーその1

この投稿では主にヘルシンキ・エスポーエリアのレストランやバーの情報をアップデートして行く予定。 増えすぎたらその2を作るかもしれないけど、子供が小さいのでそんなに増えて行く予定は今の所なし。

レストラン情報

Ravintola Merimakasiini, Hietalahdenranta 14, 00180 Helsinki ☆☆☆☆

Ravintola Merimakasiini

友達が少しまえに見かけて気になっていたと入ったお店。 ヘルシンキの中心のバス駅のKamppiから歩いて10分くらい。
80ユーロくらいの海鮮プレートをシェア。 二人で食べきったけど、3人でもいけると書いてあったくらいの量。 シーフードはフレッシュだった。 海老系が中心だったが、あまり日本ではみないタイプの海鮮が揃っていて楽しめた。 ソースも結構気合いが入っていて三種類。 どれもよく作ってあっておいしかった。
付け合わせのフライトポテトもいかすみのソースとともにバッチリ。 値段もソコソコしたけど、店員の対応も良かったしおすすめ。

McDonald’s Helsinki Kamppi, Fredrikinkatu 46, 00100 Helsinki

ちょっと赤ちゃん連れだったのでファストフード。 チキンバーガーとてもおいしかったのだけど7ユーロくらいした。 さすが北欧。

Tsuru, Piispansilta 11, 02230 Espoo ☆☆☆ > ☆☆☆☆

エスポー 鶴 天丼

EspooにあるIso Omenaというショッピングセンターで時間があったので試した日本食レストラン。 10ユーロちょっとくらいで、普通の和食が食べられる。
カツ丼は甘くて味付けが強かったのであまり好みではなかった。 天丼の方が良かったけど、普通の天丼という印象。 サラダが付いていたのが良かった。
通りすがりに食べるには悪くはなかったけど、和食レストランを探しているときの候補というほどではない。

Tsuruの唐揚げ定食

2018年になって再訪。
唐揚げ定食を食べたらとても美味しかった。 星4つに変更。 シェフが変わったのか唐揚げが特に美味しいのかはわからないけれど、また唐揚げを食べに行くと思う。

POPOMAMA DIM SUM &TEA HOUSE, Piispansilta 11, 02230 Espoo ☆☆

エスポーのpopomama

同じくIso Omenaのレストラン。 上のTsuruの斜め向かいにある中華レストラン。 清潔な見通しの良いレストランで落ち着いて座れる感じ。 また接客も丁寧。 小さな子供連れが多かったので、気兼ねなく食べられる感じだった。

料理の方はそこそこで値段がしっかりするので、コストパフォーマンスは悪く感じてしまった。 点心はそこそこだったけど、量が少なめ。 一緒に頼んだチャーハンは安いけど、おかずを食べるためのご飯という感じだった。
dim sumのお試しセットがあるので、初回はそれを頼んでみて好みに合うか試して見るのがおすすめ。

Ravintola Nepal, Kivenlahdenkatu 1, 02320 Espoo ☆☆☆☆

Ravintola Nepal lamb

Ravintola Nepal chicken

ちょっとヘルシンキからは遠いけど、EspooのKivenlahtiにあるネパールレストラン。 違いのわかる人には怒られるかもしれないけど、ネパールレストランはインドレストランとほぼ同じ。

ラムカレー的なlamb vindalooが程よくスパイシーで美味しかった。 嫁の頼んだチキンもなかなか秀逸。 ライスとナン、サラダ、ヨーグルトがついてきて15ユーロほど。 フィンランドのレストランとしてはコストパフォーマンスがかなり良い。 ネパールビールも美味しかった。

BAR情報

Bryggeri Helsinki, Sofiankatu 2, 00170 Helsinki ☆☆☆☆☆

美味しいビールが飲めるバー。 ピルスナーがとても好みの味で良かった。 一杯500mlで8ユーロくらい。 IPAやサマーエールも美味しかった。 ただ良く混んでいて外の席は満杯。 日本のガイドブックに乗っているのか日本人グループがちらほら来店していた。

Ooster, Elielinaukio 3, 00100 Helsinki ☆☆☆

ヘルシンキ中央駅の建物についていたバー。 やっぱり500mlくらいで8ユーロちょっと。 レッドエールをトライしたが、苦味が薄いので私の好みとは若干違う感じ。 品揃えもまあ普通なラインナップだったかな。 店員さんはテキパキしてたし立地が良いので、駅で電車の待ち時間に一杯やるのによい感じ。

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ヘルシンキ・エスポーエリアのレストラン・バーその2

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国による労働環境の違い 〜四カ国働いてみた感想

日本も含めればアメリカ、フランス、フィンランドと四カ国で働いてきた。 ポスドクをこれ以上することもないだろうし、この機会に各国の労働環境について考えて見ることにした。 この投稿では特に労働時間や休暇などに絞って書いていきたい。 研究への取り組みなどは、チャンスがあれば後ほど別の投稿にまとめる。
ポスドクはそもそも結構特殊な職業であるし、個々の研究所大学などによる労働環境の違いももちろんある。 それも踏まえた上で自分のこれまでの就労の中で感じた違いをまとめておこうと思う。

日本の労働環境

給料をもらっていた博士過程と無給の研究員をちょっとという経験。 働いていたといっていいかは微妙なところではある。 と書いていてふと思ったけど、PhD studentレベルが無給で勝手にやってくる日本ってやっぱりすごいな。 それが日本の科学を押し上げてもいるし、端々にガタが来る原因にもなってしまうのかしら。
日本の大学は学生の滞在時間は自由だった。 教授も結構遅くまで働いていたりしたし、好きにやっていた感じ。 長く働いてても文句はいわれないが、短いとボスに注意くらいはされると思う。
しかしタイムマネージメントのシステムは一切なかった。 裁量労働制というものだ。 自分で適当に切り上げるのがうまい人にはいいかもしれない。 同僚の中国人ポスドクなんかはこのシステムの中でうまいことやっていた。 一方私はこのマネージメントが少しずつうまくいかなくなって失敗した
とはいえ最終的にPhDが取れたのだから、周りのサポートしてくださった方々には感謝。

アメリカの労働環境

ポスドクひとつ目。
アメリカというか国立研究所だからかな、仕事時間は8−5くらいでとてもかっちりしてた。 装置のエンジニアとかは6−3とかだったが。 休憩時間を抜いて1日8時間縛り。 必要があれば時間外に実験することはもちろんあったが、働いた時間分は週内くらいで振替の時間休をとっていた。
働きすぎているとそれとなく注意が来る。 はたらいてないほうは注意のあとで首になると聞いたが、近場にそんな人がいなかったので実際のところはわからない。 ここもタイムカードは自分でオンライン入力するだけだったが、周りが誰も働いてなければ自然と帰るものだ。 あと時間外の単独労働は禁止だった。

私のボスは結構お偉い人だったが、彼も8−5時できっちりラボでの仕事は終えていた。 忙しい時期には家に帰ってから論文の更正をしてくれたりしていたので、部下のための家での残業は少ししてくれていたけど。 基本的にアメリカは時間内でかっちり仕事を終わらせることに美徳がある印象(アジア系のボスとかだとそうでもなかったりするが)。

有給休暇は年14日だったかな。 有給休暇に加えて病気休暇は保証されていた。 フランスなどに比べるとだいぶ少ないが、しっかり使い切ることができるし翌年度への繰越もできる。 あと確か常勤になると少しは増えたはず。

かっちりしている上にそれとなく過剰労働への予防線を張っていた。 仕事の効率や働きやすさのバランスがとても良い国だと思う。

フランスの労働環境

ヨーロッパに移ってポスドク二つ目。
フランスも研究所ではあったけど大学内の機関。 学生がいっぱい。 フランスはアメリカに比べると良くも悪くもいい加減。
朝それなりにゆっくり来る人もいれば、夜型の人も。 ここだけみると日本と同じにも見えるが、そんなことはない。 職場に来てたって、朝のコーヒー、長いランチ、食後のコーヒーなんてしてるのだから別にたいして働いているわけではない。 がしかし最後には仕事をキッチリ仕上げてくるのだからよくわからないところだ。 集中力の使い方がうまいのかな。  有給は年一ヶ月とチョイ。 有給使いきらないとボスに怒られたりする。
私の性格にはフランスという国の働きかたは馴染まなかったが、人によっては離れがたい魅力があるそう。 フランスも自分でマネージメントができる人向けかな。 働きすぎとるいう意味ではなく、仕事の成果をある程度出すためにという意味で。 私生活も仕事も楽しさが一番というタイプの人にはあっているのかな。

フィンランドの労働環境

ヨーロッパ二カ国目。 大学のポスドク。
ヨーロッパだが雰囲気はフランスよりアメリカな印象を受けている。 うちの大学の場合一般職は一日7.35時間と決まっている。 研究職は一年1624時間と決まっており、それをどう使うかは個人の自由だ。 1624時間は1日8時間で203日。 週末以外が260日で15日の祝日があるので、やはり1ヶ月ちょいの有給休暇ということになる。
アメリカと同じく時間外、週末の単独労働は禁止。 もちろん学位論文の提出が近いなどで遅くまでいる学生もいるが、基本的にはみんな定時で帰っている印象。
フィンランドのシステムもとても好き。 年に一定時間しか働けないので、 過剰労働はまあしない。 かといって忙しい時期にはしっかりと時間を使える。 またこの時間しか働けないとなると、いかに効率的に時間を使うかを考えないといけない。 だらだらと働くよりはよっぽど良い。 良いところどりというほどではないが、アメリカとフランスの間に位置している印象。 バランスが良い。

まとめ

という感じの四カ国就労体験談でした。 今のところ定職につくならフィンランド、次点でアメリカという感じかな。 とはいえもう一カ国くらい試してみたいと思っている私は、あまり研究職には向いていないのだろう。 普通海外で就職するなんて人はやりたいことで場所を決めるものだろうけど、ちょっと働く労働環境を変えてみたいなと思っている人の参考になれば幸いだ。

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フィンランドの移住手続き 〜住民登録・税金KELAカード

フィンランドの住民登録

フィンランドに移住したらまずは住民登録をする必要がある。 ヘルシンキエリアのあたりだと、外国人の受付をしているのはヘルシンキの支所だけになった模様だ。 市内の中心にあるのでアクセスは簡単。 バス駅の中心kamppiから歩いて10分くらいのところ。

さて外のドアから入ると、左手側に住民登録オフィスがある。 ドアをくぐると、順番待ちの番号札を取る自動マシンがある。 少しわかりにくいが、画面タッチパネルの赤いボタンを押すと番号札が出てくる。

順番になったら番号が表示されている窓口に行く。 パスポートと滞在許可証を渡すと、住民登録申請用の用紙をくれる。 後ろの席で記入するように言われるので、5分ほどかけて記入。 また書き終わったら同じ窓口に戻ってくれば良く、番号をもう一度取る必要はないと教えてくれた。 フィンランドの人は何かと丁寧なのだ。

用紙に名前住所などを記入して持って行くと、ちょろっと書類を確認しておしまい。 二・三週間で登録が終わり書類が手紙で送られてくるとのことであった。

フィンランドの税金・社会保障カード

こちらもヘルシンキにオフィスがある。 こちらはバス駅kamppiから出て1分ほど。 建物に近づくとすぐ目につくオフィスではなく、奥に入って行ってエレベーターを2階に上がったところにあるオフィスだ。 入り口から入っていくと受付の人がいる。
午前中のオフィスが閉まる15分前くらいに訪ねたので、お昼休憩の後に出直してくれとのことであった。 とはいえお昼休憩はそんなに長くなかったので、外に出てご飯を食べて来たらすぐだったが。

さて社会保障カード(kela)と税金の申請用の書類は、受け付けの人からもらえる。 社会保障カードの方は記入が終わったらその受け付けの人に渡せば、申請手続きをしてくれる。
私の1年の就業契約の申請条件だと私は社会保障に加入できるが、嫁と子供が入れるかはかなり怪しいとのことであった。 ただやってみないとわからないとのことで一応嫁のものも申請してくれた。 子供のものは滞在許可証がまだなかったのであとで。 こちらも無事KELAカードが発行されたら、郵送されてくるとのことであった。

税金の方は番号札を取って待つ必要がある。 1組みあたり30分程度かかっていた上に窓口が一つしかなかったので結構待つ必要があった。 基本的にはこちらの仕事の契約書類を見て情報を記入していくだけであるが、それが結構大変みたいだ。 忙しい時期はたぶんもっと窓口が開いているのだろう。
私はフランスから来たので税金の減免がフランス政府との協定であるかもしれないとのことを教えてくれた。 ただしフランス側から正式な書類をもらわないといけなくて、元の職場に問い合わせているが結構な時間がかかりそうな感じだ。

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フィンランドでの住宅保険・ホームインシュランスの入り方

フィンランドでは自分でアパートを借りる大抵の場合、住宅保険・ホームインシュランスに加入する必要がある。 ちなみにフィンランドでのアパート探しに興味がある方がいれば少し前に書いた投稿をご覧いただきたい
住宅保険は、火災や水漏れ用の保険・家具の損傷や盗難保険・その他もろもろが一緒になったものである。 ルームシェアなどで部屋を借りる場合は、先住民が先に契約しているかもしれないので確認が必要。
私の場合はちょうど銀行口座の開設をしにnordea bankに行くことがあったので、銀行提携の住宅保険会社の紹介をしてもらった。 大家から銀行経由だと少し割引が効くだろうという情報をもらったからだ。

銀行訪問の翌日保険会社から電話がかかってきた。 向こうはNordeaからの連絡でかけてきているので、まずはこちらが本人であるかを確認したいそう。 名前や住所などを伝えて、向こうが持っている個人情報と同じであるかを確認してもらった。
そのあとは保険の内容について説明を受けた。 電話なので一通り聞くのがなかなか大変といえば大変だったが、住宅保険に必要なベーシックな内容は全て含まれていることが確認できた。 システムは150€は自腹で払って残りを保険会社で払ってくれるというもの(アメリカで言うディダクタブルってやつ)。
部屋の情報は向こうが既に持っているので、値段はそれに応じて算出されたようだった。 一年で176€のところをnordea紹介の割引をつけて159€であった。 あとは契約書を送るから中身を見て決めてくれとのこと。 ただしフィンランド語でしか作れないから、内容はフィンランド人をとっ捕まえて聞いてくれとのことだった。

契約書は翌週アパートまで送られてきた。 契約書を大学に持って行き、博士課程の子に内容を確認してもらった。 それによると電話で話してもらった内容とまあ同じであるようだった。 車保険などとは異なり大した値段ではないので、あまり悩まずそのまま契約することにした。

契約の締結は電話で大丈夫とのことであったので、契約書類にかかれていた番号に電話をかけた。 名前と住所を伝えると、契約待ちの保険があることをすぐに確認してくれた。
引き落としをしたい銀行口座にお金が入っていなかったので、契約料金の引き落としがいつになるかだけ確認をする。 締結日から2週間以内に、払ってくれれば良いとのことであったので問題無し。 その場で契約することを口頭で伝え契約はおしまい。 保険の約款は後ほど郵便で送ってくれるとのことであった。

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フィンランドでの銀行口座の開設

フィンランドにしろどこにしろ、働き始めるとなると銀行口座をオープンする必要がある。 お給料を振り込む必要があるので。 今回の投稿ではフィンランドでの銀行口座を開いた体験について書いておきたい。

フィンランドのメインの銀行

フィンランドで働き始めた私が最初にしたことといえば人事(HR)との面接であった。 この面接ではスタートアップの事務手続きや役所手続きについて説明を受けたのだった。 そこで言われたことの一つが、銀行口座をオープンすることである。
フィンランドの大手の銀行は三つあるのだが、大学からオススメされたのはNordea bankかOPという銀行であった。 HRや友人の話を聞いて見たところ、私の条件だとNordeaの方が良いのではということであった。
とくにこだわりもなかったので、Nordeaにアポイントメントをとってみることにした。 ちなみに6ヶ月以内の契約だとOPの方がよいとHRは言っていた。 理由はよくわからなかったが。

Nordea銀行での口座開設手続きの予約

さてNordeaの場合だが、ヘルシンキ市内の大きいオフィスにいく場合はとくに予約をしないでも大丈夫らしい。 私の場合は大学の近くのオフィスに行くことにしたので、電話をかけて予約をした。
電話をかけると、英語の流暢なおばちゃんが電話に出た。 銀行口座を作りたいとの旨を伝えると、まずはフィンランドのID番号を聞かれる。 この番号は滞在許可証を取るときに一緒に申請しているはずなので、滞在許可証に書いてある番号を伝えれば良い。
そのほかにも何やら簡単なことを色々と聞いてくるので答える。 最後に口座を開けに銀行に行く日時を決める。 日時を決め終わったら、パスポートと滞在許可証と仕事のコントラクトを持ってくるように言われて電話はおしまいであった。 ちなみにアポイントメントの詳細はSMSで携帯に送ってくれた。

Nordea銀行での口座開設の手続き

当日は予定の時間より少し早く銀行に赴いた。 受付のお姉さんにSMSの画面を見せアポイントがあることを伝えると、座って待つようにと言われた。 ほぼ予定の時刻ちょうどに中から銀行職員が現れて、別室にて銀行口座の開設の手続きをすることになった。
ちょろちょろと世間話をしつつ、口座の開設に必要な書類の確認をしていく。 ここでちょっと問題が一つ。 前日言われた書類には入っていなかったのだが、住所を確認できる書類が必要だと言われる。
聞いてないよと思いつつも、アパートを借りた際のコントラクトを持ってきていた。 その書類を見せたところ、きっと大丈夫なはずだけど一応上司に確認してくるといって部屋から出て行くお姉さん。 送られてきた公共料金請求の手紙などが欲しかったらしいので、準備できる人は持って行くとよいだろう。
結局アパートのコントラクトで問題なく銀行口座のオープンができることになったのだったが。 ちなみに口座のキープ・ネットバンク・バンクカードの手数料で月7ユーロかかる。 結構高い。

銀行口座のオープンにやったことといえば、書類にサインしたくらいだったかな。 後は1週間ほどでカードが送られてくるとのことであった。 他にしたことといえばネットバンク・オンラインバンクの使いかたの説明を受けたくらい。 あ、後住宅保険・ホームインシュランスをNordeaで扱っていないか聞いたのだった。 提携している会社があるとのことで、そちらから電話をかけるように取り計らってくれた。 これらの手続きを終えるのに銀行にいた時間は40−50分くらい。 十分に時間の余裕のある時に赴くと良い。

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜飛行機編

飛行機チケットの購入

今回のフライトはエールフランスコードでフィンエアの運航。

なのでチケットの予約はエールフランスからとった。 さてここで問題は赤ちゃんのチケットをどう買うかである。 私たちがチケットを購入した時、赤ちゃんはまだおなかの中。 チケットの購入には誕生日の情報が必要なのだ。
とりあえずウェブサイトでいろいろ情報を収集してみた。 英語のウェブサイトでは、名前さえ決まっていればダミーの誕生日でチケット購入できると書いてあるページが見つかった。 しかし、やはりダミーでというのは若干気持ちが悪い。
そこでエールフランスに直接問い合わせをしてみた。 彼らの返答は、先に両親のチケットは購入しておき、赤ちゃんのものは生まれてからチケットを買ってくださいとのことであった。 前述の英語サイトの方法でもいけるのかもしれないが、私たちは公式の方法で行くことにした。

さて赤ちゃんが無事生まれたので、エールフランスに電話をかける。 なぜだかわからないが、エールフランスの英語のラインがどれだけかけても繋がらない状態になっていた。 そこで家主夫妻の助けを借りてフランス語のラインの方に電話をかける。 すると今度はすぐにつながった。
電話ですることは、私たちの予約番号などを伝えてチケットを探す。 そうしたら赤ちゃんの生年月日・名前などの情報を伝えて、チケットを購入する。 座席は必要ないので、赤ちゃんのチケットの値段は正規料金の10%。 私たちが2ヶ月前に購入したチケットの10%くらいの値段だったので、幸いそれほど値上がりはしなかったようだ。

ちなみに赤ちゃんと搭乗する場合、機材によってはベビーベッドが付けられる場合がある。 電話の時に可能なら利用したいという旨を伝えておくと良い。 ちなみに私たちの飛行機には付いていなかった。

フライト当日チェックイン手続き

空港ホテルからターミナル2へ移動し、チェックインカウンターを探す。 シャルルドゴール空港はやたらと歩く必要のある距離が長い気がする。 指定のターミナルエリアに向かってみると、なぜかエールフランスのカウンターがない。 フィンエアーのカウンターはあったので、チェックインできるか聞いみるとオーケーとのこと。
二つで45kgあったスーツケースを預けしばしの間重さから解放される。 私たちはフィンランドの滞在許可証とパスポートを渡し、赤ちゃんは急いで取得したパスポートだけで手続き。 無事航空券を発券してもらった。
その後セキュリティーへと向かう。 ここで赤ちゃん連れの特典1。 並んでいる列をスキップして直接セキュリティーに向かえる。 とはいえセキュリティー手続きは同じだし、むしろ赤ちゃんがいる分大変だ。 特に問題なくゲートを潜り抜けて搭乗ゲートへと向かった。
搭乗ゲートの近くのおむつ交換台がついている多目的トイレ(トイレの入り口のところについていることが多い)でオムツの交換をして、搭乗を待つのであった。

ヘルシンキへのフライト

搭乗が始まると、赤ちゃん連れの特典2がある。 早めに機内へと入れるのだ。 とはいえこのフライトの場合Zone2という区分けであり、Zone1の人たちが終わってからの搭乗ではあったが。

飛行機に乗り込んだらさっさと荷物をしまうと、キャビンアテンダントに赤ちゃんのオムツ交換について聞いてみる。 するとオムツ交換はトイレでできるとのこと。 またオムツはゴミ箱に捨てて良いが、ビニール袋を持ってくるのでそれでしっかり密閉してから捨ててくれとのことであった。 またちょっと後で赤ちゃん用のシートベルトと、ライフジャケットを持って来てくれた。

赤ちゃんの場合、気圧の変化に対して耳抜きができないので問題になることがあるとの情報を見ていた。 そこでフライトが始まる少し前から授乳を開始した。 そのおかげもあってか、離陸の際はとてもおとなしかった。
ヘルシンキまでは三時間のフライト。 しばらくしていなかったから可能性はあるかなと思っていたことが起こる。 赤ちゃんから巨大な破裂音とともにちょっとした匂いが漏れ出す。 空調の風を強くして匂いを換気するとともに、赤ちゃんを連れてトイレへと向かったのだった。
飛行機のトイレは普段は意識していなかったが、おむつ交換台が引っ張り出せるようになっている。 ちょっと狭いもののオムツ交換はとても簡単だ。 赤ちゃんは大量にいたしていたが、さっさとオムツを交換すると座席に戻ったのだった。
後は飛行機が高度を下げ始めた後の適当なタイミングでもう一度授乳開始。 着陸の間もほぼずっとおとなしくしていてくれた赤ちゃんであった。

空港からはタクシーで移動。 途中ちょろっと立ち寄った大学でもう1回うんちをいたしたくらいで、無事アパートまでたどり着くことができたのだった。

ヨーロッパでの赤ちゃんの飛行機移動

生後数ヶ月までの赤ちゃんの飛行機搭乗には賛否両論がある。 私たちの場合はフランスの滞在許可証の期限が切れるため、どこかしらに移動することが必要だった。 フェリーでの移動も少し考えたのだが、十時間以上船の上にいるのは飛行機に乗るよりリスクが高かっただろう。 助産婦や他の人たちの意見も聞いたが、飛行機で行くのが一番とのことだった。 ちなみに航空会社は生後8日以内の搭乗は許可していない。 逆に言えばそれ以降であれば搭乗はできる。
リスクマネージメントはもちろん重要だが、TGV・ホテル・空港・フライトと、赤ちゃん連れで旅をするのによく整備・配慮がされていたと思う。 赤ちゃんとあえて飛行機旅をする必要があるわけでもないが、ヨーロッパではそれが必要な時には特に問題なくできると感じた旅であった。

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜シャルルドゴール空港ホテル

CitizenM hotel at Paris Charles de Gaulle Airport

グルノーブルから移動してきた私たちは、シャルルドゴール空港ターミナル3から歩いて5分と少しくらい(荷物なしならもう少し早いかな)のCitizenM hotel at Paris Charles de Gaulle Airportにチェックインした。 ちなみに電車の駅もターミナル3のところに付いている。

citizenMホテルの外観

CitizenMホテルの外観

CitizenMは四つ星の空港ホテル。 評価サイトのレーティングはとても高かった。 2ヶ月ほど前の予約で12%オフのクーポンを使って、100ドル程度とかなりリーズナブルなお値段。

このホテルは全体的になにやらおしゃれ。 ホテル自体のデコレーションも良いし、部屋の中もかなり気合が入っている。 またiPadが各部屋に備えられており、部屋の照明やテレビ・空調・カーテンなどはこのiPadでコントロールができる。 キングベッドは広くて快適。 シャワールームも清潔だった。
またチェックインをするときに、カウンターのお兄さんが私たちの赤ちゃんを見るやいなやベビーベッドを部屋にいれることをオファーしてくれた。 ついでに車椅子アクセスができるようの割と広めの部屋もオファーしてくれた。 サービスの良いホテル。

citizenMホテル ベビーベッド

ホテルでオファーしてくれたベビーベッド

CitizenMホテルにて夕食と朝食

夕食はホテルで食べるなら、24ユーロと少しお高めのブッフェ形式。 ブッフェ形式といっても、サラダ・スープ・メイン・デザートから一品ずつと書いてあった。 しかし使えるプレートの数が決まってるわけではないし、がっつり盛っても大丈夫。 一品ずつだからお代わりはどうなんだろう、聞かなかったのでわからない。
サラダもメインもクオリティーが高く、ブッフェなので気取らなくて良かった。 特に私たちは赤ちゃん連れだったので、ロビーのソファーやちょっと離れた場所のテーブルなど、座れるところならどこで食べても良いというのがとても良かった(ちなみに部屋に持って帰って食べても良いとも言っていた)。
システムとしてはバーカウンターでブッフェ料金を払って、飲み物が欲しかったら一緒に買うという感じ。 バーテンダーは気さくなちょっと日本語をしゃべるお兄さん。 ちなみに一杯飲み物を頼むとフリーギターサービスという看板があった。 フリードリンクと勘違いし頼みに行ったところ、「ギターだよ」と言いつつもういっぱいのビールをサービスしてくれた。
朝食も同じ会場で、18ユーロ。 こちらは朝食を食べたいならチェックインの時に支払いをする。 2・3種類のホットフードと、コンチネンタルブレックファーストだが全体的にクオリティーは高かった。

CitizenM チェックイン・チェックアウト

フロントのチェックイン・アウト用のコンピュータ

チェックアウトは入り口に置いてあるマシンでセルフチェックアウトができる。 フロントの受け付けもいるが、急いでいるときは待たなくていいので良い。

シャルルドゴール空港を使うなら、とてもおすすめできる空港ホテルである。

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就職でフィンランド移住する際にやっておくべきことのまとめ

この投稿ではフィンランドの移住のための手続きを簡略にまとめておく。 詳しい内容はリンク先の投稿にあるのでご覧いただきたい。

移住前

  1. ビザもしくは滞在許可証の取得・フィンランドID番号の取得
  2. 必要に応じて健康保険の取得
  3. アポスティーユ付きの戸籍の英語翻訳の取得
  4. アパートや宿舎などの決定
  5. 各種種類のコピー、薬の処方箋などの準備

移住後

  1. 住民登録
  2. KELAカードと税金カードの申し込み
  3. 銀行口座の開設
  4. バスカードの取得

以上。 他に何かあったらあとで追記するかも。

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赤ちゃんとフィンランドへの移動 〜フランス国内移動

TGVチケットの購入

TGVチケットの購入は公式アプリから。 直前チケットや他の割引チケットはその他の媒体から買う必要がある。
しかし1ヶ月以上前など十分早めに買えば公式で買っても安い。 直前になるとかなり高くなるので、予定を早めに決めたらさっさと購入しておいた方が良い。 一等車と二等車があるが、早めだとたいして料金は変わらない。 一等車の方がやや席が広いが、二等車でも結構良い感じの席だ。
子供のチケットも一応買って提示する必要がある、無料だけど。
チケットは公式アプリの中の二次元バーコードを車掌が回って来たときに見せれば良い。 紙のチケットが欲しいタイプの人は、駅で黄色の自動発券機で発券できるそう。

TGVでグルノーブルからフランスまで

TGVの1等席を今回は確保した。 赤ちゃん連れだと少しでもスペースがあった方が良いかなと思ったのだった。 しかし前回のリヨンの旅路同様全く動じることなくおとなしくしてくれていた我らが息子であった。

TGVオムツ交換室のマーク

TGVのオムツ交換室のマーク

とはいえ今回はパリまでの三時間半の旅。 さらにパリのリヨン駅から空港までのバスもある。 私達はTGV内でのオムツ替えに挑戦することにした。 最初はトイレでやらないといけないのかなとも思っていたのだが、実はTGVにはオムツ替えと授乳用の個室が付いている。 私たちの座席からはちょっと遠かったのだが、せっかくなので個室まで行くことにした。

TGVのおむつ交換台

TGVのおむつ交換台

オムツ交換室に入ると、オムツ交換用の台が見える。 オムツを包んで捨てるようのビニルバッグやオムツ交換の下に引くシートなどが付いている。 さっさとオムツを交換したら今度は嫁の出番。 おむつ交換台を上に収納すると椅子になっており授乳スペースにできるのだ。 快適なスペースだったので、私たちは三時間半の旅程の中で2回利用した。

TGV授乳室

おむつ交換台をしまうと座席がある

TGVパリリヨン駅からシャルルドゴール空港へのバス移動

パリリヨン駅からのエアポートシャトル

パリリヨン駅からのシャルルドゴール空港へのバス

TGVのパリリヨン駅からシャルルドゴール空港まではバスが出ている。 看板が出ていないとの情報もあったが、結構でかでかとエアポートシャトルの掲示が出ていたので駅から外に出る方向までは問題はない。 しかし駅の外に出てからバスの乗り場までは若干遠く、またその間の看板はあまりない。 しかしバス乗り場には上の写真のような飛行機マークが付いているので、ちょろちょろと歩いていれば見つかるはずだ。
バスに乗ったら一時間ほどで空港に着く。 バスの運転手には終点まで行ってから、CDGVALに乗ると良いと言われた。 しかしCDGVALに乗るんだったら少し手前(ターミナル2の前の方)で降りといた方が良かったように感じたのだがどうなんだろう。 良いマップが見つからなかったのでよくわからない。
なにはともあれ30分ほどかけてターミナル3まで移動し、空港ホテルへと向かったのであった。

ちなみにグルノーブルからシャルルドゴール空港へは、乗り換えを1回するとTGVで直接乗り込める。 私たちはチケット購入の際にそれに気づかずリヨン駅への切符を買ってしまっていた。

空港ホテルからは次の投稿へ。

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フィンランド滞在の最初の数ヶ月のための健康保険

フランスの健康保険の加入はすったもんだしたものであったが、フィンランドの社会保険も一筋縄ではいかないよう。

フィンランドというか北欧の社会福祉は充実しているという印象をお持ちの方が多いかと思う。 最近はフランスなどはかなり福祉も充実しているから、北欧に限ったことではないかもしれないが。 とはいえやはりフィンランドの福祉(kela)は充実していると言えよう。 特に私は赤ちゃんが生まれたばかりなので、赤ちゃんへの無料の検診・ワクチン・赤ちゃん連れだと公共交通無料などのサービスはありがたい。

さて外国人がフィンランドにくる場合だが、契約期間が2年以上ある場合は話はシンプルだ。 2年以上の居住では永住者扱いになり、フィンランド国民と同じベネフィットが得られる。 また3ヶ月以内の場合だと、大概の海外旅行保険がリーズナブルな値段で適応できるので大した問題はないだろう。
今回の私の契約は、更新したければできるが1年刻み。 この場合だと3ヶ月以上2年未満という枠になる。 この場合では、条件付で社会福祉に加入できるという形になる。 まずは業務形態や収入制限がある。 研究者の場合ここから外れることはまずないだろう。
またどの国から来ているかなども重要。 ヨーロッパからの移住の場合、自分の国の保険が使えるとみなされるからだ。 ちょっとこのルールが不安だけれどおそらく大丈夫。 私たちの場合フランスからの移住であるが、国籍は日本と中国だからだ。
しかしこの3ヶ月以上2年未満という枠では必ずしも社会保険が得られるとは限らないそう。 さらにフルの社会保険には入れず、限定的なものになるそうだ。 また社会保険へ加入できるにしても、加入できるまでには事務手続きにしばらく時間がかかる。 保険に無事加入できれば後ほど払い戻しは受けられるそうだが、その間は自分で払っておかないといけない。
そこで私の大学では、この枠の人には1年間有効の健康保険に加入してくることを勧めている。 Kelaに無事加入できたあかつきには新しくそれについての投稿を書くとして、この投稿では短期の海外保険について書きたい。

私たちはMARSHというたぶんドイツの会社のSIP INTEGRALという保険に加入した。 大学の広報に出ていた会社ので、対応は信頼できるだろう。 加入はオンラインで情報入力してから支払いをするだけ。 1日単位で契約期間が決められ、延長もできるようなのでとりあえず3ヶ月嫁と私と契約した。 費用は二人で200€とちょっと。
健康保険に加えて、ちょっとした生命保険や盗難保険的などがいくつか含まれている。 オプションでウインタースポーツやマリンスポーツの救助などを入れることもできる。
問題は5歳未満の子供には適用できないので、私の子供は加入できない。 kelaに加入できるまでは、自腹でとりあえず払っておくしかないかな。

多少問題は残っているものの、これで数ヶ月の滞在には支障はないだろうと思っている。 このMARSHの海外保険は結構な国で使えるようなので、海外保険に困った時は選択肢に入れてみてもよいかもしれない。

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