フランスで新生児のパスポート取得に必要な時間は?

 

私たちの第一子は無事フランスで生まれたのだが、私の仕事の都合すぐにフィンランドに旅立つ必要があった。私たちに残されたフランスでの時間は1ヶ月半。そこで表題の疑問ということになったわけ。
フランスから出産後にすぐ移動しなければならない人はそんなにいないだろうけど、ひょんなことで何かの役にたつこともあるかもしれないのでまとめておく。

パスポート取得のために出産前に準備したこと

こういった疑問に答えてくれるのは、日本大使館もしくは領事館。さっそくリヨン領事館にメールを出してみた。

「生後1ヶ月でフィンランドに行きたいんだけどどうしたら良いですか?」

領事館「出生届をフランス領事館で出すと戸籍が間に合わないですね。日本に郵送で直接出生届を出して、それから戸籍を郵送してパスポート申請してください。出生届と出生証明抄訳の用紙を添付しておきいますね。 パスポート申請後は1週間程度で受領できますよ」

とのこと。大使館経由で戸籍に登録しようとすると1ヶ月以上かかるそうだ。 一応今度は日本の地元の市役所に問い合わせ。

「なるべく早く戸籍に子供を登録したいんだけどどうしたら良い?」

市役所「出生届と出生証明書をできるだけ早く提出してもらう形になります。 出生証明書は病院からの出産証明でも良いですよ。フランス語の翻訳は本人(私)で良いです。戸籍登録には7−10日程度かかりますよー」

とのことであったが、以前書いたように病院からの出生証明書はフランスでの手続きに必要なのでこれは無理。しかし日程的には間に合いそうな日程である。とりあえずフランスの役所で処理をして出生証明(copie intégrale acte de naissance)を手に入れ、それから日本に国際郵便で郵送することにした。

出産後のパスポート申請書類の準備

実際には子供が予定日よりも少し早く産まれて来てくれたので、予定よりは日程的に少し余裕ができた。しかしよくよく考えてみると、その後日本ではゴールデンウィークに突入し、フランスも5月は休日が多い。念のため書類をスキャンして先送りし、手続きが先に開始できないか市役所に問い合わせてみた。すると、やはり原本でないと手続きはスタートできないとのこと。さすが日本の役所はしっかりしている。
さらにここで問題が一つ発生。市役所が言うには、リヨン領事館からもらった抄訳の用紙では、どこがどう翻訳されているのかわからないとのこと。急遽フランスの出生証明書のコピーに直接翻訳を書き込んだ書類を準備することになった。
さて原本の方はドイツに本拠地を置く国際郵便会社DHLを使って郵送することにした。いくつか日本に国際郵便を速達で送る選択肢はあったのだが、確実性と値段の兼ね合いで一番良かったのがDHLであった。オンラインで申し込むと、即日か次の日DHLの職員が郵便をピックアップしにきてくれる。 ルート的には中国経由で日本に郵送されたようであったが、週末を挟んでいたが予定どおり4日で実家までたどり着いた。

さてすぐさま私の父に書類を持って市役所に行ってもらい、無事出生書類が受理された。その際、パスポート取得のため急いでいるということを一応伝えてもらう。そのおかげもあってか、なんと二日後には戸籍に子供が追加されたという連絡がきたのだ。ここで再び国際郵便を使う手もあったのだが、数日後に私の両親がグルノーブルを訪ねる予定になっていたため、数日をあせるよりは確実に運んでもらうことにしたのであった。翌週彼らがグルノーブルに到着し、パスポート申請のための書類が全て整ったのであった。

リヨン領事館でのパスポートの申請

領事館でパスポート申請に必要な書類は以下の通りだ。

  • 一般旅券発給申請書
    • 国外ではホームページから申請書のダウンロードが可能とあったが、ダウンロードしたファイルが壊れていて使えなかった。領事館を訪ねた際に用紙をもらえるので記入すれば良い。入力内容は名前住所などよくある個人情報。私の息子はフランスの出生証明の際にアルファベット表記を中国式の発音にしていたため、裏面にパスポート記載をヘボン式から変える申し込みをする必要があった。この変更のために、赤ちゃんのフランスでの出生証明書を見せる必要があった。
  • 戸籍謄本
  • 出生証明書(copie intégrale acte de naissance)
  • 写真1枚
    • 赤ちゃんなので嫁に写真撮影してもらって、近くのスーパー(Simply market)に持って行って印刷した。USBでデータを持って行ったら、USBポートが壊れていた。その代わりiPhoneのプラグがついていたので、そこからデータを抜いて印刷することができた。一枚25ユーロセント。
  • 旅券申請同意書
    • 嫁が中国人なので嫁にサインをしてもらって一応準備した。領事館に行ってみたら必要とのことだったので準備しておいて良かった。

領事館で提出の際に確認すると、翌週の同曜日にはパスポートが準備できるとのことであった。少しフィンランド移動まで余裕があるため、子供の調子が良さそうな時に取りに行く予定だ。

フランスの領事館で赤ちゃんのパスポート取得に必要な時間

長々と書いて来たが、投稿タイトルの質問であるパスポート取得に必要な時間は以下のような感じだった。

出生証明書の取得(1−3日間)+出生証明書・出生届の郵送(〜4日間)+戸籍登録手続き(2−10日間)+戸籍の郵送(〜4日間)+パスポート申請から受領(7日間)=18ー28日

というわけで最速で18日、遅くとも1ヶ月の余裕があればパスポート取得は可能といったところ。 戸籍登録をなるべく早くしていただけるようお願いするのがポイントでしょうかねー。

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フランス渡航手続き 〜健康保険

フランス渡航手続きの第二弾。

フランスで健康保険・社会保障を取得するための問題点

渡航用のビザ関係が全て済んだ後に、私たち家族にとって重要であり問題だったのが、健康保険への加入だった。 特に嫁が妊娠中であるため、検診や出産を考えると健康保険に入れないとなかなかの出費になる。 ちなみにグルノーブルの公立病院で出産手続きを全てやると6000ユーロほどの費用だったらしい。
いずれにしろ海外で長期間働く場合には、健康保険や社会保険への加入は必須であるだろう。 国や所属先、渡航期間などによって健康保険への加入手続きは違う。 例えば私がアメリカに渡航したときは国立研究所への就職であったため、契約書類にサインするだけで健康保険に加入することができた。 現在のフランスの就職先も、ちょっとした国立の機関であるため当初は保険契約に苦労するという想定はしていなかった。。

ところが保険契約をする上で問題になったのが、私の契約期間であった。 フランスでの仕事の契約は6ヶ月のみ。 なんとこの国立機関の契約している、保険会社は9ヶ月以上職務期間がある場合しか対応をしていないというのだ。 それではそういう場合の保険手続きがあるだろうと、ウェブサーチをしつつフランス在住の友人たちからも情報を集めてみる。 その結果、いくつかの方法が可能性としてはあるということと、同時に保険加入への道のりは思いの外難しそうであることがわかった。 私たちと似たような状況下で、保険契約を諦めて帰国を選んだという方のブログも見つかった。 一方で、フランスの良い方の適当さから、対応次第ではなんとかなりそうだと思わせるような友人の経験もあった。

いくつかのフランスで使える健康保険の候補

さて保険加入の方法であるが、まず日本から日本の保険会社と契約するという方法。 日本の会社だから契約や対応面では安心できるというのが利点だ。 難点としては契約料金はなかなか良い値段がするということ。 私たちにとって最も大きな問題だったのは、この契約の場合日本への帰国時期までの一括契約をしないといけないという点であった。 この当時フランス契約満了後の予定は未定であり、日本に戻って来るのは確実ではなかったのだ(実際にフィンランドに移住することが決まった)。 というわけで、6ヶ月で海外赴任保険を作ってみるということを考慮しつつも第一候補からは外すことになった。
次に調べてみたのが現地で民間保険に入るという方法であった。 いくつかの保険会社があり、外国人との短期契約が結べそうなところもありそうではあった。 しかしここで問題になったのが、私の嫁が妊娠中であったことだ。 契約中に妊娠する分には全くもって問題ないのだが、妊婦の契約は認めていないところが多かったのである。 ちなみに日本の保険会社と契約した場合でも、出産関係の費用が落ちるのかはわからない。 いずれにしろ、規定でダメとはいっていない保険会社がいくつかはあったので、それらの会社との契約交渉は候補に残しておいた。
この段階で最も可能性が高かったのはCMUへの加入であった。 基本的には無職や低所得者用の社会保険であるが、フランス国内からの収入がない場合や、止むを得ない事情がある場合などには加入できる可能性があるらしい。 職場のボスからこの状況ならばおそらく認められるのではないかという助言もあったため、CMUへの加入を目指すというのを第一候補としてフランスへの渡航をすることになった。

フランス渡航後の健康保険・社会保障加入の顛末

渡航の時点ではそういう事情であったので、健康保険に加入できなかった場合は、出産のために嫁が帰国することも視野にはいれていた。 だが、フランス渡航後状況が一変する。
職場にてスタートアップの書類の記入をしていたところ、人事から保険はどうなってるんだと尋ねられる。 CMUへの加入を試したいんだと伝えると、念のため所属期間の契約会社の方に電話をしてくれるというのだ。 その結果・・・なんと契約会社を通しての社会保険への加入の許可が出たのだ。 このチャンスを逃してなるものかと、その日のうちにオフィスへの訪問のアポイントをとり契約の締結にかかった。
実際のところ、オーケーが出たのは対応した職員の認識違いであり、ルールとしては6ヶ月期間では契約はできなかったそうなのだ。 職場のボスに同席してもらい交渉してもらった結果、一度許可を出してしまった以上、任意保険(mutuelle)に加入してくれるなら、契約をしましょうという提案をいただけた。 そういうことで無事フランスの社会保障システム(Sécurité sociale)と任意保険に入れることになったのである。
その後の手続きは嫁の英語版のブログに詳しく書いてあるが、必要書類や写真をそろえて保険会社に送ることで保険カード(Carte Vitale)を手にいれることができた。 手にいれるのが難しかった書類は戸籍の法定翻訳くらいだが、ここグルノーブルには日本人の法定翻訳家がいらっしゃるので、比較的迅速容易に手にいれることが可能である。 ちなみに各地の法定翻訳家のリストは領事館のホームページで確認できる。 保険カードが手元に届くまでは3ヶ月ほどかかったが、保険番号を教えることで保険を使い始めることができる。

フランスはとにかく人次第だ。 それによって物事がうまくまわらないこともあれば、今回のようにうまく行くケースもある。 ダメ元でもとりあえずお願いしてみるというのは試す価値があるだろう。 もちろん逆に失敗することもあるだろうから、そうなったときはそれはそれと笑い飛ばす心意気も必要ではあるだろう。。

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アメリカ渡航手続き 〜ビザ申請

フランス、フィンランドと渡航手続きについて書いたので、この機会にアメリカの渡航手続きについても書いてしまおうと思い立った。 少し昔の話になるので忘れてしまったこともあるかもしれないが、できるだけ思い出して書こうと思う。
博士号取得後うまいように就職先が決まらなかった中で、関係者各位のご助力もあってアメリカに就職が決まることになった。 他に行くあてもない状態であったので、就労ビザがおりなかったらどうなってしまうのかと、妙に緊張感を持って申請に臨んだことを覚えている。 ヨーロッパの二カ国とは異なり、アメリカで働くにはビザ申請用にやや多くの手続きが必要だ。

アメリカの場合何はともあれ、仕事のオファーの書類を受け取るはずだ。 条件の交渉をしたい人はしても良いが、オファーレターにサインをして送り返すことで、人事が移住手続きを開始することができる。 この段階では学位証明や個人情報を記入した書類を人事に送る用に言われたと思う。 1ヶ月ほどでアメリカ国内での手続きが終わり、在日本アメリカ大使館でビザ申請するための書類(I-797など)が送られてきた。

その後の手続きについてはアメリカ大使館のホームページがとても詳しい。 まずは電子申請(ds160)をオンラインで行う。 ここでは写真をアップロードするのだが、古いカメラをつかっていたりするとなかなか基準を満たすのが難しかったりする。  色々と入力事項があり答えが明瞭でないものもあるが、ウェブで調べつつ正直に入力。 全てを入力した後、大使館に持参する確認ページを印刷した。 ビザの申請には面接が必要なため、大使館のホームページから予約をとる。 アカウントを作る必要があったかと思う。 申請料金の支払いはクレジットカードが使えた。 指定の支払いのページを、コピーして控えておく。
面接当日、在日本アメリカ大使館はさすがに大きかった。 面接時間少し前に来ると、大使館の前に面接を待つ人の列ができていた。 大使館の中に入ってみても、他の二カ国での経験に比べて面接に来ていた人はとても多かった。 初めての大使館で緊張していたが、面接は英語で簡単なやりとりのみで 無事終えることができた。 その後2週間ほどでビザが添付されたパスポートが送られてきた。

というわけで、アメリカ労働ビザ取得体験記でした。 手続きや必要書類は少しずつ変わっているだろうし、状況によっても違うかもしれない。 しかし、少しでもこれから申請される方の参考になれば幸いである。

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フィンランド渡航手続き 〜滞在許可証

フランス滞在中にフィンランドに転職したくなる方はレアかもしれないが、そういう人たちの役に立てば嬉しいなと思いつつ、フランスでのフィンランド滞在許可証申請のプロセスを備忘録に記しておく。

滞在許可証の必要書類と電子申請

フィンランドで働く場合、3ヶ月以内の場合だとVISAの申請になり、3ヶ月以上の場合だと滞在許可証の申請が必要になる。 私の場合はとりあえず1年なので、滞在許可証の申請を行った。 滞在許可証のカテゴリーはいくつかあるのだが、私はポスドクだが大学での研究活動をすることになっている。 そこで研究者用での申請を行った。
必要書類はアメリカやフランスに比べると少ないという印象。 何より重要な書類は、就職先からの招待状である。 就職契約が済んでいるような場合だと、契約書も必要なようだ。 私の場合はこれから働きに行くので、招待状だけで大丈夫だった。 招待状は就職先の人事部に名前・住所などいくつか情報を送ったら、数日後には準備していただけた。 その他申請の必要書類は、履歴書やパスポート、フランスの滞在許可証など特に準備の必要ないものだけであり、速やかに申請準備を整えることができたのであった。
フィンランド大使館は電子申請の受付をしており、書類をスキャンして先に電子申請をすることで、申請手続きのスピードアップが可能なようであった。 しかし滞在許可証申請には指紋の取得などが必要なため、パリのフィンランド大使館を訪問する必要はある(VISAの申請の場合だと各地領事館でも申請ができるとのことであった)。 面接の予約は大使館に電話する必要があるが、この時期は空いていたようですぐに予約をとることができた。

滞在許可証申請のためのパリ・フィンランド大使館訪問

電子申請の翌日、各種書類の原本を揃えてパリのフィンランド大使館を訪ねた。 パリは私の住んでいるグルノーブルからだと直通のTGVで三時間程度、手続き時間を含めてギリギリ日帰りが可能だ。
フィンランド大使館はオルセー美術館のあたり、コンパクトな建物であった。 入り口らしきものはあったものの、入り方がわからず嫁としばらく相談。 結局普通にチャイムをならしたら、中から入り方の案内をしていただけた。
面接は情報入力の際に多少システム障害があったため、私と嫁の2件の申請に一時間強かかったが、順調にいけば30−40分くらいで終わるのではないだろうか。 発行されたら郵送してくれるとのことで、申請料金とともに郵送料金を払って大使館を後にした。
ちなみに本当に空いている時期だったようで、私たちの申請中の訪問者は私たち二人だけだった。

滞在許可証取得に要する期間

滞在許可証発行までにかかる期間の情報があまりなかったので、私たちはどれだけ待つか少し心配していた。 結果としてはフィンランドの滞在許可証の発行は極めて迅速であった。 大使館訪問から約1週間で許可証授与の決定がおり、その後1週間ほどで私たちの手元まで郵送されてきたのであった。

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フランス渡航手続き〜VISA申請、入国、滞在許可証

海外就職などで他国に長期滞在する場合、ビザの申請をする必要がある。 フランスに長期渡航された方達はよくご存知だと思うが、フランスの場合手続きが結構人次第だったりコロコロ変わっていたりして、思うように書類を手にいれたり提出したりすることが難しかったりする。 私は6ヶ月と比較的短い滞在期間で申請したため、多少特殊ではあるかもしれないが、せっかくなので体験記を記しておきたい。

研究者ビザの必要書類と申し込み

研究者がフランスに行く場合、研究者ビザに申請することができる。 この研究者ビザは多少優遇?されているのか他のビザよりはやや楽という噂であった。 研究者ビザの申請にはまず何よりConvention d’accueilを手にいれる必要がある。 この手続きには時間がかかることが多々ある。 しかし、私の場合幸いなことにこちらの必要書類がそろったのち、2週間ほどで手にいれることができた。
その他の必要書類は随時変わるので在日フランス大使館の必要書類リストをチェックしていただきたい。 ビザの申請には大使館で面接などが必要だが、11月初頭はさほど忙しくない時期だったようで、大使館の予約は2週間ほどでとることができた。

在日本フランス大使館での面接からフランス入国へ

朝早めの面接であったため、東京には前日入りした。 フランス大使館は広尾駅から歩いて15分ほどのおしゃれな建物であり、ビザセクションは道路沿いの小さな建物。 3人ほどしか同じ時間で待っている人はおらず、僕の担当の人は日本語の流暢なダンディーな男性。 フランス語が話せないので英語での面接になるのかと思っていたが、とてもスムーズに面接を終えることができた。
その後1週間ほどでビザが下り、フランス渡航は問題なくできることになった。。。。 がしかし、よくよくビザを見ると話に聞いていたのとは少しビザの状況が違うようであった。 私の滞在は6ヶ月であるのだが、ビザの期限は3ヶ月後まで。 あせりつつこれはどうしたことなのかと調べてみた。 するとビザは入国に必要なものであり、入国後しかるべき手続きを行えばその期限自体には問題がないということであった。 数週間後長いフライトの末にフランス上陸を果たすことができたのであった。

フランス入国後の滞在許可証の手続き

・・・がしかし、そのしかるべき手続きがまたもう一つの問題であった。 現在はフランス大使館のホームページを見ると、研究者ビザは県庁での手続きを行うとしっかりと書かれている。 私が申請した当時は移民局(OFII)での手続きを行うことになっており、そのための書類をフランス大使館で準備する必要があった。
しかし、なんということかまさに私の渡航のタイミングでシステムが切り替わるということがおこったようだ。 用意した書類をそのままOFIIに送ってしばらく待っていたところ、こちらでは対応できない県庁に送ってくれという返信がきた。 慌てて県庁に予約をとったところ、2月の末に滞在許可証用の面接の予約をとることができた。 私のビザの期限は2月末までであったので、ギリギリだが期限内に滞在許可証のレセピセを発行していただくことができた。

以上フランスへの入国手続き。 何か思い出したら追記します。

追記 3月29日

ちょっと思い出したことを追記。

1 私は研究者ビザで申請したのだが、発行されたビザスタンプはpasseport talent, cherceur, carte de sejour a solliciter dans les dという記載のビザであった。 従来の研究者ビザの記載(scientifique?)とは異なるが、これがシステム変更によるものなのか、私の状況によるものなのかはわからない。

2 グルノーブルでは滞在許可証の予約は県庁のホームページからできる。 しばらく待つと、大学にある県庁の支所での面接の日程がメールで送られてきた。 併設されている大学の国際学生センターのようなところで、面接の前の書類のチェックをしてもらえる。 ここの職員は英語が堪能。 予約上では嫁の面接日程は私のものより1ヶ月ほど先だったのだが、私の面接と同じ日程に変更していただけた。 ちょうどよく空きがあれば、融通がきくのかもしれない。 ちなみに面接時の県庁の職員さんも私の担当の方は英語で対応していただけた。

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