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フランスで妊娠・出産11 〜出産後の手続き

出生届の提出と出生証明の取得

フランスで子供ができた場合、出生届を5日以内に出す必要がある。 この届を出さないと、フランスはおろか日本の出生登録まで滞るという非常に重要な届だ。 前情報では3日以内ということであったので、期日的には多少改善されたのかもしれない。 しかし5日以内と書いてある割に、何曜日までに登録しなさいという方の記載が若干不思議な感じなので注意が必要だ。

月曜日ー月曜日

火曜日ー月曜日

水曜日ー月曜日

木曜日ー火曜日

金曜日ー水曜日

土曜日ー木曜日

日曜日ー金曜日

さてグルノーブルアルプス病院の場合、出産証明は病院の方で作製し町役場の方に送ってくれる。 出産証明の作製には名前が必要なので、できれば先に名前を決めておいた方が良いだろう。 名前さえ決まっていれば出産後に即作ってくれる。 さて町役場(Mairie)に行くのに私が持参する必要があった書類は、嫁と私の滞在許可証とパスポート、戸籍の法定翻訳である。 記載事項に間違いがないかの確認を細かく行うため、フランス語に自信のない方は色々準備しておいた方が良いだろう。

ラトロンシュ役場

ラトロンシュ役場にて出生届

ラトロンシュ(La tronche)の役場はとても小さな役場だ。 入口を通り抜けると、受付は一人だけ。 出生届について書いてあるパンフレットを見せると、中に入るように言われる。 中に入ると、また受付の人がおり出生届は入口左側のコーナーだと言われる。
6席ほどの椅子に2人ほど待っている人がいたので、軽く挨拶をすると「出生届を出しに来たのか?」と聞かれる。 そうだと答えると、ここで待ってれば良いと教えてくれる。 特にチケットを取ったりはしないので、来た順番を自分たちで覚えておかないといけない。 次の人〜という感じで呼ばれるので、順番になったら中に入れば良い。
一人当たりの所用時間は30分から一時間といったところ。 両親の名前・生まれた場所・職業や子供の名前・生まれた場所・時間、住所などの個人情報を念入りに確認して、出生登録と出生証明書の発行を行う。 こちらも前情報とは少し異なっており、フランス語のフルコピー(copie intégrale acte de naissance)は何も言わずとも8部を作ってくれた。 多国籍言語での説明書きがついたコピー(extrait de l’acte de naissance)は何部欲しいか聞かれたため、5部欲しいといったらくれた。 後者が何個までもらえるのかは未確認。 ちなみにその日働いていた二人の職員は英語を話すことができた。

出生証明の提出先

証明書の有効期限は3ヶ月。 そのため出生後必要な手続きは3ヶ月以内に行うこととなっている場合が多い。 後々必要になった場合は、ラトロンシュ役場まで取りに来てくださいね。。と言われたが、海外にいる場合は郵送してもらえるのだろうか。 聞きそびれた。

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フランスで妊娠・出産10 〜数日の病院生活

〜出産0日目〜

無事出産を終えて病室に移動したのは夕方7時くらいだっただろうか。 ちょうど空いていたので幸いなことに個室を取ることができた。 混んでいる場合だと二人部屋になることもあるそうだが、新生児の面倒を見つつふたり部屋というのは結構大変なのではなかろうか。 個室にはシャワーとトイレがついており、後は病院のベッドが一台と小さなテーブル、棚などがあった。
病室に移った私たちは、何はともあれと夕食をいただくことにした。 朝3時からほぼ何も食べていなかったのでとてもお腹が減っていたのだ。 公立病院の出産後の入院では、三食が基本セットとしてついてくる。 ちなみに配偶者は1日10€で部屋に滞在することができ、朝食がついている。 夕食はメニューとしては普通のフランスの食堂といった感じで、ポタージュ系のスープ・キッシュ・野菜の炒めもの・肉の煮物・パエリア・パン・デザートなど。 産後の体調と母乳育児を考慮してか、塩分は極めて控えめであった(塩分0のメニューもあったくらい)。 一方で出産後は体力勝負であるとばかりにカロリーは高め。

グルノーブルアルプス病院 夕食

グルノーブルアルプス病院の夕食

私たちはお産用の手荷物しか持ってきていなかったので、2−4日の入院に必要な手荷物を持ってくる必要があった。 眠さをこらえつつトラムに乗り、事前に準備しておいた産後入院お泊まりセットを持ってきた。 病院は8時を過ぎるとメイン入口の鍵が閉まってしまうので、裏口の方からインターフォンで人を呼んでフランス語で妻と息子が入院中であることを説明する必要があった。
そんなこんなで無事病室に戻ることができたのは夜の11時くらいであった。 朝3時に起きてから密度の濃い1日を過ごした疲れが出て、すぐさま眠りについてしまった。。。 が、赤ちゃんはそんなことにはおかまいなく初日から元気である。 よく起きてよく泣いた。 あやしていたら寝直してくれるのだが、どうしてもまた起きてしまうのでナースコールを押す。 そうすると服の色でよく見えなかったのだが、実は少し母乳を戻してしまっていたのだ。 服を交換して寝袋タイプの布団を綺麗に拭い、胃の中身が降りていくようにしばらく抱っこしてあげた。 そうすると今度は朝までゆっくりと寝てくれたのだ。 こうして体力勝負の出産0日目が終わりを告げた。。

〜出産1日後ー3日後〜

ドアをノックする音で目をさます。 朝食を運んできてくれたのだ。 時計を見ると8時半。 病院の規則では、配偶者が泊まっている場合は8時半までに起きて片付けておかないといけない。 慌ててベッドを片付けて、朝食を運んでもらう。 朝食は選択制だった。 飲み物はコーヒー・紅茶・ホットチョコレートなど、メインを普通のパンかビスケット(乾パンのようなもの)から選ぶ。 後はヨーグルトか何かかが選べたのだが、ずっとヨーグルトを食べていたのでもう一つが何だったかは忘れてしまった。

入院中の生活は新しいこと・覚えることばかりだが、時間がゆっくりとした感じでもある。 新しい家族との生活を少しずつ学ぶことができた。 時折助産婦や医師が訪ねてきて嫁や赤ちゃんの検診をしたり、赤ちゃんの面倒の見方や授乳の仕方、お風呂のいれ方などを教えてくれる。 またナースコールを押せば助産婦がきてくれるが、すぐやってくることもあれば10分以上もやってこないこともあった。 ここら辺はフランスらしい。。 ちなみに英語を話す人の割合はだいたい半分程度か。 グーグル翻訳を使ってみたり、身振り手振りまじりのフランス語で大体なんとかなるものであったが。 その他の時間は赤ちゃんが泣いていれば、授乳かおむつ交換かあやすか。 赤ちゃんがよく寝てくれていれば、此れ幸いと私たちも仮眠を取る。
私は入院中に何度か買い物をしたり、ちょっとしたものを取りに家に戻ったりもしていた。 朝方の体温測定で赤ちゃんに熱があり、血液検査をしなければならないと言われた時はひやっとしたものだが、検査結果は異常なしであった。
大変だったのは二日目の夜である。 母乳が初乳から成乳に変わるため、赤ちゃんの食欲が凄まじいことになる。 一時間おきには起きて母乳を求めて泣き続ける。 私は起きるだけで良いが、嫁は母乳を毎度与えないといけないためとても大変な夜であった。
3日目からは少し長めに寝てくれるようにはなったが、入院中の夜はほぼ寝ては起きての状態であった。 後は3日目にボスが家族とお見舞いにきてくれた。 グルノーブルアルプス病院では午後2−8時がお見舞いの時間になっており、この時間内の出入りは自由のようだ。

〜出産4日後・退院〜

入院生活もあっという間に退院の日となる。 私は午前中に役所にいって出生関係の書類仕事を済ませ、夕方にボスの奥さんに車で迎えにきてもらった。 全て情報が登録されてるからなのか、保険で全額賄えるからなのかはわからないが、病院での退院手続きはなぜかゼロ。 助産婦に聞いたら、そのまま出て行けば良いということであった。 赤ちゃんが車が大丈夫か少し心配したのだが、短い距離であったので全く問題なくおとなしくしていてくれた。

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フランスで妊娠・出産9 〜出産後分娩室でのあれこれ

さて前回の投稿の通り無事出産を済ませることができた。 その後母子に何かあったときのため、数時間を分娩室で過ごすことになる。

  1. ポジションの変更
      嫁は出産の際椅子の背もたれ側向きのポジションをとっていたので、出産後のプロセスのために嫁を反転する必要があった。 この時嫁は赤ちゃんに完全に集中しきっていたので、呼びかけるものの反転してもらうのは結構大変であった。
  2.  へその緒のカット
      へその緒のカットは立会い人が望めば自分で切ることができる。 最初は母と赤ちゃんをつないでいる真ん中を、2度目は赤ちゃんのおなか側でへその緒の長さを短くするのに。 へその緒は思いの外硬い。 最初のカットではハサミが強いものではなかったので、切断するのに数回にわける必要があった。 2度目の方は少し大きめのハサミに変えたので簡単に綺麗に切ることができた。 もちろん少し血も出るので、苦手な方の場合は助産婦でやってくれる。
  3. 胎盤の除去・裂傷の縫合
      出産の後は胎盤の排出が軽い陣痛とともになされる。 その他全ての出産後不要なものを子宮から出し切る必要があるので、嫁はもう一度しっかりとプッシュする必要があった。 助産婦が念入りに全てが排出されたかの確認をしていた。 また裂傷がある場合は、この後に縫合をすることになる。 ちなみに麻酔はまだ接続中であったので、この間に数回追加した。
  4. 低血圧
      結構な出血量のため、出産後低血圧(高60・低40程度)になった。 気分が悪くなり顔色がだいぶ悪くなっていたので、足を上げて点滴(中身については失念、嫁はただの水分と言っていた)をした。 30分ほど安静にしていたらだいぶ良くなった。
  5. カンガルーケア
      赤ちゃんは体の水分を拭った後すぐに嫁の体の上にお腹合わせで置かれ、上部をタオルで包まれた。 私は知らなかったがカンガルーケアというそうだ。 上記のように嫁が低血圧で治療を始めてからは私の方に移された。 助産婦に突然上の服を脱げと言われた時にはなんのことかと思ったが、素肌でのふれあいが重要らしい。
  6. 初めての授乳
      最初の母乳はほぼ油分で量もあまりない。 しかし、抗生成分などの赤ちゃんのスタートアップに重要な成分を含んでおり重要である。 赤ちゃんは産まれたてで寝たくて仕方がないといった感じであったが、くすぐったりしながら起きてもらい母乳を飲んでもらった。
  7. 最初の身体測定
      生まれたての体重・身長などの測定をすぐに行う。 少し早く出てきたので、体重は3100gであった。 この間は少し泣いていたが、意外なことに生まれてすぐの間はそんなに泣かないものであった。
  8. 病院発行の出産証明書の作製
      フランスでは出生届を5日以内に行う(前情報では3日以内だったが規則が変わったのだろうか)。 そのために病院ではまず出産証明を作る必要がある。 記載内容は名前や体重・身長、出産時間など。 グルノーブルアルプス病院では、その場で記入して病院側でラトロンシュの町役場(Mairie)に送ってくれた。 名前が決まってない場合は別の方法もあるのかもしれないが、名前が先に決まっていれば手続きが楽になるだろう。
  9.  病室への移動
      二時間ほど待って嫁の体調が安定したところで病室への移動の許可が下りた。 嫁はキャスター付きの椅子で、赤ちゃんはキャスター付きのベッドで助産婦とともに病室まで移動した。

長くなってきたので、病室に移ってからのあれこれは別に投稿することにする。

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フランスで妊娠・出産8 〜急にやって来たその日・無痛分娩

ということで、無事グルノーブルアルプス病院にて出産を済ませることができた。。 当日のタイムライン・出来事を思い出しつつ描いてみたい。

******

3:00 am 

嫁が陣痛らしきものを感じ始める。 痛みがないので前駆陣痛かもしれないと思いしばらく待機。

3:30 am

陣痛に痛みが出てきたので、嫁が私のことを起こす。 しばらく嫁の状況説明を聞き、その症状が前駆陣痛か陣痛か話し合う。 この段階では痛みの程度は軽かった。

3:50 am – 6:30 am

陣痛の頻度を測ってみることにする。 最初は6・7分間隔だった周期が、4時半頃には5分間隔になり始める。 これはいよいよ陣痛かもしれないと、病院に運ぶ荷物をまとめ出す。 事前の妊婦講習では陣痛が5分間隔になったら、二時間待ってから病院に行く様に言われていた。 そこでこの間、ベッドでのポジションを変えたり、バースボールに乗ったりして陣痛をやり過ごす。 6時も過ぎたころにおしるしのようなものも確認されたので、大家のおじいさんに病院まで車を出して貰えるかお願いに行く。 事前に陣痛が来たら送ってくれると言ってくれていたのだ。 この時大家さんはまだ寝ていたが、事情を話すと快く送っていただけることになった。 嫁はこれまた事前の講習で教わっていた通りにシャワーを浴びていた。 6時半頃には痛みが本格的に強くなっていた。

6:45 am

車で15分ほどのグルノーブルアルプス病院(CHU Grenoble Alpes)に移動する。 早朝なのでドライブは順調だったが、大家さんが病院の場所を勘違いしていて少し遠回りする。

7:00 am

病院に到着。 早朝なので裏側の緊急入り口から病院に入る。 この頃には歩くのもだいぶ辛い状態であった。 エレベータで2階に移動し、インターフォンを押して陣痛が来ていることを説明し中に入れてもらう。 (私たちの感覚では)のんびりと保険情報の登録などをし、中の診察室に移動した。

7:20 am – 8:20 am

診察室にはすぐ助産婦がやって来て、簡単な問診を行なったのち子宮口のサイズをチェックした。 この時に既に4cmまで開いており、初産でここまで家で待機できてるのは素晴らしい、と助産婦さんに褒められる。 4cmになっていたので、私たちはそのまま分娩室に移動することができた。 病院の規定では3cmまでの場合は、別室で待機だそう。 分娩室に入ると別の助産婦が待機していた。 こちらの助産婦は英語がとても流暢だったので私たちにはとてもありがたかった。 助産婦によると分娩室に入ったら無痛分娩を開始できるとのこと。 ただし麻酔科医を待たなければいけないということで、この待ち時間が嫁にとって最も辛い時間であった。 助産婦は分娩室は自分の部屋だと思って寛いでねと言って、しばらくしたら戻ると他の仕事に去っていった。 部屋は照明や空調が良くコントロールできるようになっており、またオーディオはスマホを繋いで好きな音楽を流せるようになっていた。

8:20 am

無痛分娩の開始。 幸いなことに麻酔科医も助産婦ほどではないが、聞きやすい英語を話した。 英語が通じるであろうということでグルノーブルアルプス病院を選んだが、私たちにとっては本当に良いチョイスであった。 麻酔科医と助産婦の説明を聞くと、最初に局部麻酔を使うとのこと。 その後で下半身麻酔のチューブを入れるという手順であった。 10分ほどの準備の後、実際に麻酔のプロセスに入る。 最初の局部麻酔はかなり痛かったようだが、その後の手順は特に何も問題はなかったようだ。 この後急激に陣痛の際の嫁の表情が改善し、私としてはやや楽に見ていられるようになった。 ちなみにこの時に麻酔追加用のボタンが渡され、痛みを感じた場合は自分で追加することができる。 しかし過剰投与を避ける為、一定時間内で追加できる回数は決まっている。

10:30 am

2度目の子宮口検診。 この時子宮口のサイズはほぼ7cm、助産婦の想定よりも早く進行していた。 この検診中に破水も起こり、後4・5時間くらいで出産までたどり着けるだろうという話になる。 ただし、この時子供の顔がおなか側を向いているとのことであった。 こちらの向きでも出産に問題があるわけではないが、背中向きの方がスムーズに出産ができるとのこと。 子供の向きを変えるための試みをしてみることになる。

10:30 am – 11:20 am 

ひざまづいてバースボールに前向きによりかかる姿勢をとる。 この姿勢は赤ちゃんが動きやすく、向きが変わる可能性が高いそうだ。 下半身麻酔の影響か足に力が入らず、若干鬱血気味になってしまったのが難点といえば難点だが、無事赤ちゃんの向きを変えることに成功した。

11:20 am – 0:30 pm 

赤ちゃんの向きが無事変わったので、今度は赤ちゃんが子宮口に向かっておりて来るのを助けるポジションに変えることになった。 具体的には体の左側を下にして横になり、少し高めの台座に右足を曲げて乗せ、左足は伸ばした形である。 この体勢は赤ちゃんのポジションを下げるのにとても効果的であった。 しかし、陣痛をより強く感じる体勢でもあったため、嫁は何度か追加で麻酔を使う必要があった。

12:30 pm

3度目の検診。 いよいよ子宮口が10cmまで開く。 ここから二時間以上待ってから、出産のための最後のプッシュ(いきみ)を始めるというのがこの病院のやり方であった。 なのでこの待ち時間は、プッシュの練習をしつつその時を待つということになる。

13:00 pm

まずは最もクラシカルな体勢、仰向けになり両足を抱えた状態でのプッシュを試すことになった。 また、息を止めてプッシュする呼吸法と、息を少しずつ吐き出しながらプッシュする呼吸方を試した。 嫁の場合は、息を吐き出しながらの方が相性が良かった。 なかなか上手にできていると助産婦に褒められる。 しかしここで問題が一つ。 この体勢は嫁にとって楽で陣痛が感じにくい体勢であった。 前回の陣痛の強かったポジションで麻酔を追加したため、この体勢では陣痛を全く感じることができなかったのだ。 そのことに不安を感じた嫁は、助産婦と話し合った上で別の体勢も試してみることにした。

13:50 pm

さてそのポジションであるが、ひざまづいて椅子の背もたれの方を向いてよりかかりお尻を両足首の間に配置するようなポジションであった。 この体勢の利点は赤ちゃんが降りて来るのに、重力が利用できること。 また、痛いというほどでもないが、陣痛の兆候をしっかりと感じることができたことにあった。 嫁はだいぶどのポジションを使うかを悩んでいた。 助産婦からの助言では、どの体勢でも出産はしっかりできるはず、そしてポジションを変えたかったら途中で変えても良いとのことであった。 短い話し合いの結果、後から試したポジションで最初のトライをしようという結論になったのだ。。

14:30 pm

いよいよ、プッシュの開始である。 陣痛のタイミングに合わせて、息を大きく吸い込み、思い切り細く吐き出しながら赤ちゃんを押し出す。 1回の陣痛につき3回のプッシュ。 最初の方はどの程度赤ちゃんが押し出されているかが見た目にはわかりにくく、見ている私としては若干不安にもなった。 しかし助産婦はしっかりと見ており、赤ちゃんが少しずつ押し出されていると嫁を励ましていた。 私は力になっているのかもわからないが、呼吸法を一緒になって行っていた。 数回のトライの末に赤ちゃんの頭がはっきりと視認できるようになってきたので、少しづつだが着実に進行しているのがわかった。 嫁はかなり消耗していたが、後もう少しであることがわかると少し気力を取り戻していた。

14:58 pm

30分ほどが経過して5・6回目の陣痛の波だっただろうか・・・ほぼ出かかっているという助産婦の言葉に、覗き込んでみると赤ちゃんの頭がしっかりと見える。 その陣痛の波は終わりかけていたが、最後のもうひと押しと嫁は全力でプッシュした。。。 するとズポっと赤ちゃんの頭が現れたのだ。 その後は陣痛中ではなかったかもしれないが、もうひと押しして赤ちゃんの体を押し出した。 赤ちゃんは水を少し吐き出して、少ししてからオギャーと泣き声をあげたのだ。 生命の誕生の瞬間はとても感動的であり少し泣けた。

******

今回私たちはフランスで出産をすることになったので、フランスでは多数派である無痛分娩を行うことになった。 私は今回無痛分娩に立ち会ったのだが、分娩室での多くの時間で嫁と普通に会話をしていた。 嫁が陣痛の間の体力の消耗を抑えることができたことも良かったし、精神的な余裕は麻酔なしの出産に比べてかなりあったと思う。 立会いをするのにも嫁が普段と変わらない状態であるため、心身面でのサポートもしやすかった。 日本では無痛分娩の割合はとても少ないようである。 出産前に多くの出産体験を読んだが、その多くが出産中の時間を辛い痛みに耐えつつ過ごしていた。 フランスでも麻酔なしの出産を選ぶカップルもそれなりにいるようであるし、それは各カップルの自由であろう。 しかし私たちは今回無痛分娩を選んで良かったと思っている。 少なくとも選択肢の中に無痛分娩があるということは、素晴らしいことであろう。

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フランスで妊娠・出産7 〜出産入院・持ち物リスト

フランス病院出産に持って行く持ち物リストの備忘録。

    1. パスポートなどのID証明
    2. 二人の戸籍(フランス語翻訳付き)
    3. 保険証(carte vitale)、保険会社の保険(mutuelle)
    4. 滞在許可証(carte de sejour)
    5. 嫁の血液型証明書(ラボラトリーで貰える)
    6. 超音波検査とその他検診の結果
    7. 赤ちゃんを社会保障に加入させるための申請書(保険会社から貰える)

続いて、赤ちゃん用品だがこれは日本でも大体同じであろう。

赤ちゃん用持ち物リスト

出:出産用 入:出産後入院用

    1. 下着(出:1着、入:6着)
    2. パジャマ(出:1着、入:6着)
    3. セーター(出:1着、入:4着)
    4. 帽子 (出:1つ、入:2つ)
    5. 赤ちゃん用寝袋 (入)
    6. おむつ一袋 (入)
    7. コットンのおしりふき (入)
    8. 赤ちゃん用体温計 (入)

その他、靴下・タオル・お風呂の温度計・退院用のお洋服などなど

    また出産後の母親用の用品

出産母親用持ち物リスト

    1. 水のスプレー (初)
    2. 産褥ナプキン (後)
    3. 使い捨て下着 (後)

その他、パジャマ・生理用品などなど

    上記はグルノーブルアルプス病院(CHU grenoble alpes)での必要リストである。 病院ごとに必要なリストはやや異なる。 最後に、嫁が自分で調べて追加で用意したもの。

追加持ち物リスト

  1. 授乳後用のクリーム (後)
  2. 授乳後用のコットン胸パッド (後)
  3. 陣痛判定用の痛み止め (後)
  4. ドライシャンプー (後)

実際に使ったもの、もっと用意が必要であったものについては後ほど追記する予定。

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フランスで妊娠・出産6 〜8回の妊娠・出産無料講習

内閣府のホームページなどで確認できるが、フランスの出生率は高い。 日本に比べて高いのは当然として、他の先進国と比べても高くなっている。 ちなみに意外なことに日本の出生率はアジアの国の中ではそんなに悪くないようである。
さてフランスの出生率の高さには様々な要因があるのだろうが、充実した妊婦への支援がその一つの理由になっていることは確かだろう。 フランスの妊婦は6ヶ月目からの無料の妊婦健診に加えて、無料の歯科検診、そして8回の無料の出産のための講習があるのだ。

ちょうど嫁の8回の講習が終わったので、講習について簡単にまとめてみたい。 この講習への参加は、病院の助産婦から3回目の検診の際に紹介された。 病院の助産婦がちょうど英語が話せる助産婦を知っており、1対1での英語での講習を受けられることになったのである。
前情報を何も持たずにその助産婦を訪ねてみたところ、講習は1回一時間のようであった。 初回の講習では、私たちの健康状況の確認、また私たちからの質問に答えていただいたりした。 残りの7回の予約もその時にしたのだが、私たちの場合妊娠後期にさしかかっていたため、週2回のペースの駆け足で行うことになったのだ。
ちなみに旦那の参加はもちろん歓迎されるのだが、タイミングの悪さもあって2回しか参加することはできなかった。 しかし私の参加するときに合わせて、旦那に必要な知識を講習するように取り計らってくれた。 講習の内容は以下のようである。

  • いつ病院を訪ねるか、陣痛の感じ方・兆候など
  • 授乳について
  • 当日出産がどのように進むか、
  • 呼吸法・バースボールの使い方
  • 出産が順調にいかない場合の対処法
  • 出産時に赤ちゃんを押し出す為の方法
  • 出産後の回復や体の変化

毎回、助産婦は丁寧に質問に答えてくれたし、質問をできるだけ準備してくるようにと言ってくれた。 たとえば嫁はフランスでの病院での出産に何を持って行く必要があるかということを念入りに聞いていた。 助産婦はとてもよくグルノーブルアルプス病院での出産について知っていたし、英語で丁寧に説明してくれたので本当に有意義であった。 講習については嫁の英語版の方にもう少し詳しく書いてあるので合わせてご覧いただきたい。
私が参加した際には、旦那が出産の際に直接できることはあまりない。 しかし、実際に旦那のサポートはとても重要だということを教えてもらった。 具体的には、出産時に冷静に状況を見られるのは旦那だけなので、講習で習った様な呼吸法や動きがうまくできているかを確認することなどだ。 またバースボールでの運動やマッサージを、夫婦二人でする方法などを教えてもらった。

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フランスで妊娠・出産5 妊娠の届け出とCAF

フランスでは妊娠をしたらCAF(caisses d’allocations familiales)に届け出をすることになる。 CAFは社会保障システムの一部で、届け出をすることで様々な公的補助が受けられるのだ。 規則では妊娠14週までに届け出をしないといけないことになっている。
が、これはその後にフランスに入国している私たちにはもちろん不可能な日程だ。 私たちが届け出を出したのは、助産婦との2回目の検診の後であったので、大体25週を過ぎたくらいの頃であった。 どういう条件によるのかはわからないが、事情があれば14週までというのは絶対の規則ではないようだ。 妊娠中にフランスに移住する方は、この手続きについて心配する必要はないだろう。

さて申請方法であるが、まず助産婦との最初の面談の時に届け出用紙(nous attendez un enfant)を受け取った。 この書類に記入する重要な情報は、妊娠開始日である。 なので最初の超音波検査の際に、正確な妊娠開始日の予測をしてもらい、その日付を書類に記入してもらう。 それから助産婦との2回目の検診の時にその書類にサインをしてもらう。 最後に個人情報などを記入して、そのうちの2部をCAFに郵送した。 残りの1部は保険会社に送る必要があるので、個人用に取っておく必要がある場合はコピーを取っておくと良い。

郵送してから2週間ほど待つと、CAFから個人番号が郵送されてきた。 それからしばらくの間、嫁は苦労しつつCAFと書類のやりとりをしていた。 CAFが追加で要求してきた書類は下記のとおりなのだが、なぜだか1度に要求するのでなく一つずつ別の手紙が送られてきたのだ。

  1. もう少し詳しい個人情報
  2. 出生証明書(嫁の戸籍、フランス語翻訳付き)
  3. 一昨年の収入状況(嫁と私のもの、特に証明する必要はない)
  4. 滞在許可証のコピー(嫁と私のもの)

 

最近になってようやく全ての書類のやりとりを終えることができた。 私たちの場合、いくつか情報誌のようなものをCAFからもらったが、それ以外のベネフィットは特には受けられないようだ(基準が一昨年の収入状況によるため)。
出産後には何かあるのかもしれないが、私たちはフィンランドに移住することになっている。 とりあえず登録だけはしてみたのでその方法を備忘録代わりに書いておいたが、実際に受けられる社会保障については他の情報を当たっていただきたい。

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フランスで妊娠・出産4 〜検査機関・薬局

フランスの医療システムでは、最初に総合医であるホームドクターのお世話になる。 保険システムの都合、最初から専門医にかかると保険での払い戻しが少なくなるのだ。 また専門医との予約を取るのも、ホームドクターを介しての方が予約が早く取れたりするそうだ。 しかし妊娠の場合で、直接総合病院に行きたければ特にホームドクターを介する必要はない。 私たちは直接グルノーブルアルプス病院に予約をとり、助産婦との検診を行ってきた。

さて、病院での検診をしていると血液検査・尿検査などを指示される場合がある。 フランスではそのような検査をするのに、病院と検査機関(ラボラトリー・laboratory)が別になっていることがある。 また、病院の近くや中に付属している場合もあるが、その場合でも別に他のラボラトリーに行っても問題はない。
私の嫁の場合は、まず助産婦からどのような検査を行うかという詳細が書いてある処方箋(病院のスタンプと助産婦のサイン入り)を受け取った。 そして家の近くのラボラトリーに行き、その処方箋と保険証を受付に渡して検査をしてもらった。 検査結果はラボラトリーまで取りに行っても良いし、オンラインで確認することもできる。

ラボラトリーと同様に薬局も独立した機関だ。 これは最近の日本のシステムと一緒だろう。 薬局はグルノーブル市内の至る所にあるので、どこに住んでいてもアクセスには困らない。 同様に助産婦や医師に処方箋を書いてもらい、保険証と一緒に見せると薬を出してくれる。 薬の保険による払い戻しの割合はまちまちだ。 私の嫁の場合ビタミン剤や鉄剤などは100%の払い戻しだったが、痛み止めのような薬は15%だけしか払い戻しがされなかったようだ。

フランスでの保険証の発行はかなりの時間がかかるが、最初に送られてくる仮の番号さえ手に入れば、簡単に払い戻しを受けることができる。 また保険番号が手に入る前でも、しっかりと書類を受け取っておけば後々払い戻すこともできる。
しかしフランスあるあるシリーズの人次第。 人によっては、保険証(緑のカード)がないとそもそもダメだと思っている人がいたりするし、よく保険発行の手続きについて知っている人もいる。 私の嫁は最初にラボラトリーに行ったときは、保険を受け付けてもらうのにしばらくの時間を要した。 また薬局でも同じように苦労をしたそうだ。 うまくいかない時は他の詳しい人を呼んでもらうか、またはすっぱり諦めて別の薬局を当たってみると良いかもしれない。

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フランスで妊娠・出産3 〜超音波検査・エコグラフィー

さて、助産婦からの指示を受けて、フランスでの初の超音波検査(echography)をすることになった。 フランスでの超音波検査は3度だけとのことだ。 妊娠3ヶ月目に1度目、5・6ヶ月目に2度目、そして8ヶ月目に3度目を行う。 私たちは渡仏前に中国で3回ほど超音波検査をすでにしてたが、フランスでは5・6ヶ月目の2度目から行うことになった。

さて超音波検査だが、グルノーブルアルプス病院(CHU grenoble alpes)で行うことができる。 なので前回の助産婦との検診の後に、受付で問題なく予約を取ることができた。 超音波検査の目的は正確な出産予定日の確認と、胎児に異常が見られないかの確認のため。 今回の超音波検査は検診の助産婦とは別の助産婦が担当し、また大学病院であるためインターンの学生が一緒に同席していた。 その学生が英語が得意だったので、私たちにとってはラッキーであった。

超音波検査は、30分ほどかけてゆっくりと胎児の様子とサイズの確認を行った。 見ている場所を変えるたびに見ている場所について説明をしてくれたので、超音波画像でもなんとなく理解することができた。
そして、その途中で唐突に赤ちゃんの性別を知りたいかを尋ねられた。 私たちはまだ性別を知らなかったので、せっかくなので教えていただくことにした。 その結果は・・・男の子であった。 ちなみにフランスでは基本的に教えるのが普通のようなので、知りたくない場合はむしろ先に伝えておかないといけない、との友人談であった。 また、いくつかの画像から合成した3D表示の赤ちゃんの顔も作ってくれた。
最後に、10数枚の赤ちゃんの超音波写真と一緒にレポートを私たちに作ってくれたのだが、なんと再検査が必要だということであった。 どうやら、赤ちゃんのポジションの都合、全ての必要な写真をとることができなかったというのが一つ目の理由。 もう一つの理由が、私たちの提供した情報から推測されるよりも、赤ちゃんのサイズが少し小さいということであった。
というわけでやや緊張しつつも、1週間後に2度目の超音波検査をしにグルノーブル病院を再訪した。 2度目の超音波検査の結果に加えて、中国で行った最初の超音波検査のフランス語翻訳を見せたところ、結局最初の予想出産日が間違っていたということであったのだ。 というわけで、無事赤ちゃんが育っていることがわかり、私たちは安心することができたのである。 妊娠途中でフランスの病院に移る場合は、元の国での検査結果のフランス語翻訳を作っておいた方が話がスムーズに進むだろう。

3回目の超音波検査は、33週目に同病院にて。 2回目と同じくらいの時間をかけて、再び全身のサイズの測定を行った。 サイズから推測される体重は約1900g、この時期の赤ちゃんとしては標準のサイズである。 また赤ちゃんのポジションも、下向きであったため問題はなし。 後は出産を待つのみである。。。

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フランスで妊娠・出産2 〜助産婦との定期検診

助産婦、英語ではmidwife、フランス語ではsage-femme。

グルノーブルアルプス病院の訪問と登録

前回の投稿で書いたように、出産のための病院をグルノーブルアルプス病院(CHU grenoblel alpes)に決めて検診の予約を取った。
当日は、若干道に迷ったりしつつも時間通りに病院にたどり着くことができた。 病院の総合案内に待合室を聞いてみるが、その日の担当の人はフランス語しか話さないようであった。 とはいえ身振り手振りを交えつつ親切に受付の方法を教えてくれたので、十分に理解することができた。
まず最初に受付カウンターに行って個人情報を登録する必要があるそうだ。 チケットを自動発券機から一枚抜き取って、受付番号を手に入れる。 そしてその番号が呼ばれたら、カウンターに行きパスポート情報・保険番号など必要情報の登録を行った。 この受付カウンターでは英語が話せる職員がいたので、比較的楽に受付を済ませることができた。
これで無事に嫁の保険が登録することができたので、病院費用は保険でまかなうことができることになったのだ。 フランスでの妊娠5ヶ月目の病院費用は、社会保障で70%がカバーでき、保険会社の補完保険に入っていれば残りの30%がカバーできる。 ちなみに、六ヶ月目からは全額が社会保障だけでカバーされる。 情報の登録が済んだ後、当日の検診額が支払い済みであることを証明するバーコードをもらった。

助産婦との初めての検診

さて、検診の待合室はすぐ近くであり、簡単にたどり着くことができた。 ちなみに何度か通った印象では、受付の人で英語で対応してくれる人は半分よりやや少ないくらいかなと思う。 もちろん、簡単なフランス語と身振り手振りでなんとかなってしまうことも多いし、困っていれば英語を話せる人を連れて来てくれる。
とはいえこの流れでは助産婦も英語を喋らなかったりするのかな・・・と少しドキドキしながら検診室に向かった。 簡単なフランス語での挨拶の後、私たちフランス語話せないよとつたないフランス語で伝えてみる。 すると、あんまり得意ではないけど、英語大丈夫だよとあまりなまりのない英語で話してくれた。 というわけで、無事英語での病院検診をスタートすることができたのだ。
とりあえず先ほど受付で手に入れたバーコードを助産婦に渡す。 たくさんのバーコードが1枚のシートに貼り付けてあったのだが、助産婦は全てのバーコードをシートごと回収した。

最初の検診であったため、助産婦からは多くの質問があった。 その多くは私たちと私たちの家族に関する病歴などに関する質問であった。 病気系の単語は英語でも意外と知らないこともあるので、先に少しチェックしておくと良いかもしれない。 それから、嫁の血圧や体重などの簡単な検査をした後、胎児の心音を確認した。
検診の終わりに、別の検査機関(laboratory)で必要な検査を受けてくることと、同病院でのエコグラフィーの予約を取ることを指示されてその日の検診は終わった。

その後月一度のペースで助産婦との検診を行うことになる。 2回目からは、どのように待合室に来るかはわかっているので、速やかに手続きを済ませることができるようになった。 また、六ヶ月を超えて検診に行った時に、受付の人がバーコードにピンクのシートを貼ってくれた。 次からは直接そのバーコードシートを持って助産婦や医師の待合室の方に行って良いということであったのだ。 これは、六ヶ月目からは検診費が全て社会保険でカバーされるため、支払いの受付をする必要がないからだろう。 この日からは助産婦は、バーコードをシートから1枚ずつだけ回収するようになり、また次の検診からもそのシートを忘れずに持って来る必要があった。

助産婦との定期検診ですること

助産婦との検診では、問診・体重測定・血圧測定・お腹のチェック・胎児の心音測定・別の検査機関での血液検査の検討、などを行う。 こちら側からも、最近の嫁の体調や赤ちゃんの様子の変化などを伝える。 そうすると助産婦が、体調に応じたサプリや薬などを処方してくれるのだ。 私の嫁の場合は貧血があったため、鉄剤の処方を毎回してもらっている。 冬の時期の妊娠であるためか、ビタミンDの処方が一度だけあった。
あとは妊娠糖尿病のチェックを血液検査(初回)と、尿検査(各月)で行ってきた。 フランス特有なのは、トキソプラズマのチェックだ。 日本でも感染する可能性はあるだろうが、フランスの場合は成人女性の抗体所有率が半分以上ということだ。 つまりフランスで生活していると、トキソプラズマに感染する確率が結構ある。
私の嫁は初回の血液検査で陰性であることがわかったので、その後は生野菜や生ハム、スモークサーモンなどの摂取は控えるようにして、牛肉などもしっかりと火を通すようにした。 また、私たちの住居の裏庭にはよく猫たちが訪問するのだが、猫好きの嫁には悪いが接触を控えるようにお願いした。 最終血液検査まで陰性を保つことができたので、ひとまず安心というところである。
その他には、妊婦向けのクラスの紹介や陣痛が来たらどのように対処すれば良いかなどなど、親切に教えていただけた。 この助産婦とCHUグルノーブル病院のおかげもあって、今の所全て順調である。

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