海外旅行記・中国 〜黄山の二日目・西海大峡谷に潜む仙境

夜明け二時間ほど前。 昨日の運動で疲れ果てた体であったが、日の出を見るというモチベーションの元ベッドからなんとか抜け出す。 トイレなどを済ませると、日の出のベストポジションを確保すべく早々に出発した。 時期は7月の初めだが、早朝はとても寒い。 ホテルが各部屋に貸し出しているスキー用のジャケットを羽織り、この日の日の出ポイント・丹霞峰の近くのオーバールックを目指した。

丹霞峰からの日の出を目指して

黄山は夜はほぼ真っ暗闇である。 私たちは小さな懐中電灯を片手に丹霞峰への階段をひたすら登った。 途中ロープウェイに向かう分岐点があるが、ここは丹霞峰側に歩いて行けばよいのでわかりやすい。 しばらく登ると丹霞峰の頂上とオーバールックに向かう分岐点がある。 この日?時間?は頂上への道は閉じられており、私たちはオーバールックに向かった。 オーバールックにたどり着いた時は日の出の一時間ほど前。 グランドサークルのメサアーチの日の出の時もそうだったが、今回も無事一番のりだった。
しかし残念なことに天気はどんより曇り空。 また夜明けが近づくころには、雨もちらつきはじめていた。 しかし黄山の山々の上少しづつ明るくなっていく空と、やや朝日に赤く染まった部分を見せつつ流れる雲は十分に印象的な光景であった。 写真は全く良いものがとれなかったが。。
夜明けが近づく頃には個人客に加えて団体客も現れ始め、ほぼ身動きがとれない状態になっていた。 天気が悪くてもそんな様子だったので、晴れそうな日は言わずもがなだろう。 早めに良いポジションをお確保した方が良い。 そんなわけで夜明けの帰り道は渋滞していたので、のんびりとホテルまで戻った。 ちょっと疲れを感じた私たちは、チェックアウトの時間まで寝直すことにしたのだった。

西海大峡谷の散策

排云楼宾馆をチェックアウトした私たちは、この日のホテルである獅林大酒店に向かった。 荷物を預けるつもりだったのだが、もうチェックインできると言われる。 そこで部屋に重めの荷物を置いてから出発することにした。
獅林大酒店から来た道を戻る必要があったが、荷物がないおかげで足取りはとても軽い。 さっさと排云楼宾馆・排云亭を通り抜け、この日のメイン西海大峡谷へと足を進めたのであった。

黄山 西海大峡谷

黄山 西海大峡谷を下る・・・

黄山 西海大峡谷の通路

西海大峡谷の山沿いの石段通路

西海大峡谷はまさに仙人の住処といった様相だ。 渓谷の絶景に目を見張りつつ、急斜度の狭い石段を降りて行く。 一環と二環と呼ばれる8の字のコースは、初日のホテルの店員のおすすめのコースを辿った。 一環は右側を通り、二環は左側を。 反対側を試すほどの体力は残っていなかったので、どちらの方が良かったのかはわからない。
谷底までは約2.5kmの道のりである。 下まで降りた時にはだいぶ疲れていたので、歩いて登ることは諦めてケーブルカーに乗ることにしたのであった。 ケーブルカーからの眺めもなかなか良かった。 半分くらいは霧の中であったが。

光明頂・猴子観海・獅子峰

黄山 光明頂のボール

黄山 光明頂のボール

だいぶ疲れもたまって来ていたが、もう一踏ん張りと光明頂を目指す。 ケーブルカーの天海駅から光明頂はすぐそこ。 光明頂はボールが置いてあるからなんとなくわかりやすいが、他のピークに比べると何かあるというわけでもない。 しかしアクセスが良いので、大概のプランだと行っておくことになるだろう。

光明頂を出た後は特に寄り道することもなく獅林大酒店まで戻った。 この日は獅林大酒店のレストランで夕食を食べた。 レストランの値段はふもとに比べるとだいぶ高いが、中国はもともと食費は安いので大したことはない。 きのこの炒め物、麻婆豆腐、鴨の冷菜とビールで3000円程度。 おいしかった。

黄山 獅子観海

黄山・猴子観海 猴子がどこかに・・?

食後は翌日の日の出の下見も兼ねて猴子観海・獅子峰を見に行った。 獅子峰はしまっていたので、猴子観海まで登って雰囲気を楽しんだ。 ここは最後が少しアスレチックのような感じで楽しいのだ。
何箇所かチェックした結果、翌日の日の出は少し下の清涼台で見ることにした。 日が落ちて暗くなってきたのでホテルに戻り休息を取ることにしたのだった。

プラン:
排云楼宾馆(4:30)ーー丹霞峰(日の出, 5:00-6:30)ーー排云楼宾馆(7:00)
排云楼宾馆(10:00)ーー獅林大酒店(チェックイン,10:20)ーー排云亭(12:00)ーー西海大峡谷谷底(14:00)ーーケーブルカー天海駅(14:30)ーー光明頂(15:00)ーー獅林大酒店(16:30)
獅林大酒店(18:00)
ーー猴子観海・獅子峰(18:30-19:15)ーー獅林大酒店(20:00)

*ゆっくり歩いてちょうど良いくらいのプラン。 楽すぎず疲れすぎず。 健脚な方だとケーブルカーを使わず、西海大峡谷から登ってくるのも良いプランだろう。

ホテル:獅林大酒店

*スタンダードルーム・朝食込みで一万円程度のホテル代だが、部屋は清潔でしっかりと湿度がコントロールされていた。 朝食も結構チョイスがあって美味しかった。 排云楼宾馆と同価格帯だが部屋と食事だけならこちらの方が良い。 とはいえ黄山の場合目的次第の立地が重要だろうけど。

日の出:丹霧峰の近くのオーバールック

*日の出方向の見晴らしがとても良い。 天気が良かったら最高の日の出が見れそう。 私たちは残念だったが。 しかし先頭をとらないと人の波に飲まれる可能性がある、早めにくることをお勧めする。

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海外旅行記・中国 〜徒歩で登りきった黄山入山

黄山のふもとのホテルに前日入りしたおかげか、この日の黄山登山に向けコンディションは絶好調。 朝食はホテルのレストランでさっぱりした麺を注文して食べた。 結構美味しかったので、お昼用にチャーハンのテイクアウトも追加注文。

バスを乗り継ぎ黄山の前山から入山

チェックアウトした私たちは公認バスのバス乗り場まで歩いて向かった。 するとその途中で前日聞いていたことが起こった。 一台の車が近づいて来て黄山の入り口まで安く乗せてってくれるというのだ。 しかし黄山に入山するためのエリアにアクセスできるのは、実は公認のバスだけなのである。 前情報が十分にあったため、これが例のどっか別の山に連れてってしまうというあれか・・と思いつつやり過ごすことができた。 中国の場合だと何かしらの方法でアクセスがあるドライバーもいるのかもしれないが、バスはたくさん走っている。 リスクをとる必要は皆無だ。
バス乗り場にたどり着くとチケット売り場があるので、一人19元でバスチケットを購入。 列の先頭でバスを待っていると、私はバスの運転手の知り合いだから先に乗せなさい、と言うおばちゃんが現れた。 しかし、幸いなことにチケット売り場のおばちゃんがやって来て撃退してくれた。
10分ほど待ってバスに乗り込み、前山側の入り口・慈光閣ロープウェイ乗り場までバスで移動した。 ロープウェイ乗り場は少し場所が変わったようで、慈光閣より手前にある。 結構綺麗なトイレなどがついている。

黄山 ロープウェイ

黄山のロープウェイ

さて黄山への入山だが、二箇所入り口がある。 前山と后山である。 歩きやすさ・勾配の楽さの関係から、ホテルのお兄さんは后山側から登ることを勧めていた。 どこのホテルもそのように勧めるので、最近は多くの人が后山側から登っているようである。 私たちの場合は日の入り・日の出を見ることを中心にホテルやルートを決めていった。 その都合、前山側から登ることにしたのだった。
前山にも后山にもロープウェイがついている。
時間が限られている場合や、体に負担をかけたく無い場合は、ロープウェイを使うと良い。 私たちは山中二泊のコースだったので、時間はたっぷりある。 せっかくなので歩いて登ることにした。

黄山 人力輸送

黄山・物資の人力輸送

歩いて登る場合は、慈光閣のロープウェイ乗り場から慈光閣までもう一本バスが出ている。 このバスはチケットを見せる必要はなく、乗客がそれなり溜まったところで出発した。 バスを降りたら、慈光閣の改札を通っていよいよ入山だ。ちなみに260元の入山チケットはあらかじめホテルで買っておいた。

石段を歩き登り迎客松へ

入山したらさっそく石段を登り始める。 黄山はほぼ全てのルートが石で舗装がされている。 そのため登山靴というよりは、石で滑りにくい靴を履いておくとよいだろう。 野菜や様々な商品を山上のホテルまで人力で運ぶ人々や、子連れの凶暴な猿などを横目にしつつ、ゆっくりと着実に登っていく。
前山側から登って行くと黄山の最高峰の二つ、天都峰と蓮花峰がある。 自然保護の観点から、この二峰は4年ごとに交互に開放されている。 この年開いていたのは天都峰の方。 しかしとても残念なことに、この日はこの天都峰に向かうコースが小雨のため臨時休業であった。 ちなみに最高峰の蓮花峰が次にオープンするのは、2018年4月1日だそうだ。 もうすぐ。

黄山の猿

子連れの凶暴な猿

登ること4時間ほど。 目的地の一つである迎客松までたどり着いた。 迎客松はお客さんを歓迎しているように見えるそうだが、私にはちょっと難しかった。
このあたりにはレストランなどの休憩施設がある。 ちょうどお昼時だったので、ここでお昼を食べることにする。 ホテルで買ったチャーハンと、インスタントヌードル、後は家から持って来た筍の漬物を野外のテーブルで食べた。 四時間登り続けた後の昼食はとても美味いものであった。 山の上にしてはとても綺麗なトイレを済ませて、午後の部に再出発。

百歩雲梯・光明頂・飛来石

黄山 百歩雲梯

見た目より急な黄山・百歩雲梯

迎客松のあたりでは蓮花峰を遠目に眺めたり、百歩雲梯の急な階段コースを楽しむことができる。 2時間ほどかけて光明頂周辺までたどり着くが、この日は素通りしてそのまま飛来石方面へと進む。 飛来石は名前の通りどっかから飛んで来たような石。 自然は不思議だ。

黄山 飛来石

黄山・たまたまちょっと晴れた飛来石

排云楼宾馆へのチェックイン・排云亭での日の入り

光明頂から再び二時間ほど歩き、この日のホテルである排云楼宾馆に到着した。 部屋はベッドルームとそれなりに大きいバスルーム。 黄山の高湿度の影響をもろにうけており、湿度が高いとてもウェットな部屋であった。 とはいえ不潔な感じはしなかったが。
ひとまず荷物を置いて少し休憩。 その後日の入りの写真を撮りに行くことにした。 この日の日の入りポイントはホテルからすぐ近くの排云亭周辺。 しかし天気はしっかり曇り。 黄山は天気がとても難しい。 綺麗な日の出日の入りを見るには、長期滞在か幸運が必要なようだ。

夕食はホテルに戻りカップ麺と雪花啤酒で済ませた。 fitbitで計測したところこの日は約382階分の階段を上り下りしたようだ(途中で電源が落ちたのでもう少しかも)。 私たちは翌日の日の出こそはリベンジ・・と早めに就寝することにしたのだった。

 

コース慈光閣ー(4時間)ー>迎客松ー(2時間)ー>光明頂ー(2時間)ー>排云楼宾馆
*最初の予定では天都峰を挟む予定だったが、入れるとホテル到着はかなり遅れたと思う。

ホテル:排云楼宾馆
*本文記載の通り。 スタンダードルームが朝食付きで1万円程度。 朝食のブッフェは遅く行ったせいもあるだろうが、品切れや冷えた残り物的なメニューだった。 とてもおすすめというほどでもないが立地は良い。 日の出日の入りフリークの方には良いホテル。

日の入り:排云亭周辺
*私たちは外したが、天気が良ければ絶景だと思われる。

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海外旅行記・中国 〜黄山への旅立ち

水の九寨溝に対して、山の黄山。 中国の訪れるべき自然景観地をあげていったら、必ずこの二つは入って来るだろう。 九寨溝の旅行記でも書いたが、「五岳归来不看山 黄山归来不看岳 九寨归来不看水」(五岳を見たら他の山には行きたくなくなるが、黄山を見たら五岳にも行きたくなくなる。 九寨溝を見たら他の川を見たくはならない)という詩になっているくらいだ。

黄山の雲海

黄山に佇む雲海

杭州から黄山へのバス移動

2016年の夏、中国の嫁の実家に滞在中だった私と嫁は近場での旅行の計画をたてた。 私にとって初めての中国滞在であり、すぐに候補に上がったのが中国ベストの自然観光地の一つである黄山であった。
嫁の実家は杭州のすぐ近くなので、黄山に行くには杭州からバスで三時間程度。 中国の広さを考えたらすぐそこだ。 ちなみに数年内に新幹線が通るそうなので、さらにアクセスは簡単になるだろう。

初日はまずバスで一時間ほどかけて嫁の実家から杭州に移動。 その後市内でちょっと用事を済ませた後、市バスで杭州市の長距離バスステーション(西駅)へと向かった。 バスステーションで、マクドナルドを食べてからバスに乗り込む。 ときに中国のマクドナルドはなぜかチキンがメイン。
バスは運転手のポケットマネーにでもなるのか、路上で結構人を拾っていた。 それ以外は渋滞もなく、一度のトイレ休憩だけであっさり黄山に到着した。 ちなみに休憩のトイレはとても古めかしかった。 バス駅も大概古かったが。
バスの運転手が到着前に簡単な黄山の案内をしてくれた。 正規のバス以外の車がよくタクシーを申し出てくるが、黄山ではない別の山に連れて行かれてしまうそうな。。

ホテルへのチェックインと黄山入りの準備

ホテルはバスの停留所から送迎で10分くらいの黄山自遊人客棧。 中国の運転手はすべからく運転が荒いが、このホテルの送迎の運転手は1日1回くらい事故ってそうな運転だった。 いい人ではあったけど。 この地方は高湿度なのでどうしてもウェットな感じになってしまうが、それでもホテルの部屋は結構清潔であった。

近くのお店で水、カップラーメン・雨具などを購入し準備を整える。 ちなみにバスの停留所やホテルの周りで、押し売りのごとく雨具を売りつけようとしてくる人々が大量にいる。 別に対して高く売ってるわけではないのだろうが、あえて彼らから買う必要もない。
夕食はホテルのレストランで食べることにした。 臭豆腐の料理がおすすめメニューに入っていたが、店員に聞いたら臭いからやめとけと言われる。 店員のおすすめの川魚料理・山菜料理と雪花啤酒を注文。
夕食後に送迎の運転手でもあったホテルの店員が来て、黄山の観光案内をしてくれた。 見るべきポイントやおすすめのコースなどを教えてくれたのだ。 コースについては山上で一泊のコースをやたらとおすすめしていたが、私たちはすでに二泊宿を取っていたので自分たちのプランで行くことにした。
またホテルは登山用のスティックを無料で貸し出ししていた。 黄山に登る前に前泊する旅程ならば、とてもおすすめできるホテルである。

ちょっと長くなって来たので、黄山入山からは次の投稿にて。

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海外旅行記・中国 〜九寨溝の美しい森と湖と川と2

九寨溝の散策(則査窪溝)

1日目は日則溝の方を見たので、2日目は則査窪溝の奥から見て行くことにした。 一番奥に位置する長海は、諾日朗瀑布のバス停からは約20分程度。 普通の湖といえば湖だが、山あいに抜けて行く湖の形からはどこかで見たことがあるような印象を受けた。 おそらくテレビか何かで見ているのだろう。 しばらく写真撮影。

九寨溝 長海

九寨溝・山あいに抜けて行く秋の長海

長海から歩いてすぐのところに、五彩池がある。 九寨溝の中では一番カラフルな湖なのではないだろうか。
アクセスの良さもあって、ここはべらぼうに人がいる。 綺麗な写真を撮りたかったら、いかに人を避けつつ五彩池とバックグラウンドをとるかを計算する必要がある。 下の写真は人入りのもの。 初日の投稿に人抜きの写真を載せたが、やはり池が小さくなってしまうのだ。 この日はちょっと人混みに突っ込む気力はなく、この程度の写真と頭に映像を焼き付けて撤収した。

九寨溝 五彩池

九寨溝・五彩池の色彩と観光客の色彩

五彩池と諾日朗瀑布の間も何個か綺麗な湖などがあるのだが、あまりバスを降りて行く人はいないようだ。 なのでバスから眺めるために、バスでの席どりが重要になる。 行きは左側、帰りは右側サイドがより色々見れたと思う。 ちなみに入り口から諾日朗瀑布までのバスも行きが左側、帰りが右側の方が眺めが良いだろう。 即日溝は反対になる。
さて、何度も通りすがってきた諾日朗瀑布を、この時はじめて眺めることになった。 横にとても規模の大きな滝だが、他の場所の美しさと比べると印象としては普通な感じ。

九寨溝 諾日朗瀑布から長海へ

諾日朗瀑布から長海へ抜けるトレイルにて

さてここで時間的に少し余裕があったので、諾日朗瀑布のバス停に戻るよりも、鏡海までのハイキングトレイルを通り抜けることにした。 このトレイルはあまり人気がなく、他の混雑っぷりと比べてとても落ち着いていた。 眺めも良く密かにお気に入りのコースである。 諾日朗瀑布側からだと少し登りになるので、逆側から歩く方が楽だろうが。

九寨溝の散策(樹正溝)

九寨溝 葦の中の流れ

葦の中の綺麗な流れ

最後は樹正溝エリアをひたすらハイキング。 連日の疲れでちょっと足にきていたが、メインのところだけでもと頑張ることにした。 確か犀牛海だけスキップし、あとは老虎海から火花海まで歩ききったのだったと思う。
このハイキング中だけでも、他の場所では見ることができないような景色を次から次へと見ることができる。 最後の方にある葦ばたけの中を綺麗な川が流れている光景が私にはとても印象的に写った。 ここまで歩き切ったところで、この日の歩数は約2万5千歩。 とても良いハイキングであった。
九寨溝はこれにて切り上げ、観光はおしまい。 あとはホテルでのんびりと休むことにした。

ホテル インターコンチネンタル九寨パラダイス(九寨天堂洲際大飯店)

九寨溝 インターコンチネンタル

この旅唯一の高級ホテル。10月の初旬で2万円と少し。 部屋とトイレはとても綺麗で広かった。 確かお風呂がついていなかったのが少し残念。 このホテルだけでリゾートとして滞在できるように作られているので、スパや買い物・散策を楽しむことができる。
私たちは疲れていたのでしばらくのんびり。 夕食は数あるレストランの中から、鍋のお店を選択。 いろんな種類の地元のキノコが入った鍋は美味しかった。 途中チベット民族のショーなどあり。
次の日も飛行機の時間までのんびりとリゾートを満喫。

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海外旅行記・中国 〜九寨溝の美しい森と湖と川と1

タクシーでの九寨溝への移動

この日は疲れが溜まっており、朝方少し寝過ごしてしまう。 ホテルの食堂で朝食を食べいざホテルの送迎で九寨溝に向かおうとする。 しかしフロントに向かってみると、なんとその日の送迎は終わってしまったとのこと。 しょうがないので、タクシーを拾って九寨溝に向かうことにした。
さてここで問題が一つ。 中国の観光地のタクシーは信用ならない可能性があるのだ。 見た目がタクシーの車だろうが、普通の車だろうがあまり関係ないそう。 ぼったくりの可能性、または適当なところに送られてしまう可能性もある(さすがに誘拐されるようなことはないだろうが)。
とりあえず嫁がその辺に座ってた公安に聞いたところ、10元前後だったらぼったくりではないとのことだ。 するとそこに通りがかった普通車のおじさんが、九寨溝の入り口まで乗せてってくれるという。 嫁が話してみたところ15元と少し割高であったが、気にするほどではないので乗せてもらうことにした。 行き先には注意を払っておくことにする。

さて九寨溝の入り口まで乗せてってもらっている途中であった。 運転手が何やら言うには、九寨溝への入場チケットを安く手配できるという。 嫁はとりあえずそのチケット売りの人に会うだけ会ってみることにしたらしい。
私たちは九寨溝の入り口で、その斡旋をしているというお姉さんに会い話を聞いてみた。 システムとしては関係者枠の安い入場券があるらしく、関係者枠で中に入れるということ。 そして私たちの払った金額との差額分が、紹介のお姉さんに入るということらしい。
しばらく待たないといけなかったのが難であったが、実際に問題なく入場することができたのだ。 しかし紙のチケットがもらえなかったので、中に入ってからチケットの確認をされたら罰金を払わなくてはいけなかったのではないだろうか・・・まあ結果として問題がなかったのでよしとしよう。

九寨溝の深部へバスで移動

さて九寨溝の中は多くのバスが走っており、バスを利用して奥地に進んで行くことになる。 私たちはまず中心地点の諾日朗瀑布のあたりに向かった。 ちなみにその奥まで行きたい場合は、行き先が二つに分かれているので注意する必要がある。
諾日朗瀑布を少し過ぎたところのチベット族の経営する食堂でお湯をもらい、外で買ったインスタントヌードルを食べ栄養補給。

九寨溝の散策(日則溝)

この日は日則溝を探索することにし、諾日朗瀑布から煎竹海までバスで移動した。 煎竹海からはハイキングの始まりである。 ちなみにハイキングコース沿いにトイレは結構ある、結構清潔だ。 このあたりでは美しい湖を眺めつつのんびりとハイキングが出来るのだが、この日はあいにくと小雨が降ったり止んだり。 しかし滝などを眺めつつ熊猫海を通り過ぎ、五花海までたどり着く頃にはその雨も上がっていた。
こういうルートで来ると、五花海からは珍珠灘瀑布に行く人が多いかもしれない。 一方私たちは五花海の道路沿を登っていき、高台からの五花海の景色を楽しむことにした。 この日はこれでおしまいということにし、バスを使ってホテルまで戻った。 あとで確認したら、この日は2万歩近く歩いていた。

ホテル 某チベット族のホテル

某グッドスポットに存在する、知る人ぞ知る宿泊施設。 中国人が九寨溝に泊りがけで行く時はよく使われるそうな。 小さいベッドルームだが、シャワーとトイレは付いていた。 夕食と朝食は普通の中華料理だが(多少味付けがチベット風だったのかな?)、とても美味しかった。

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海外旅行記・中国 〜黄龍風景区の色彩美

九寨溝も黄龍も自然が作りあげた美しい色に彩られている。 豊かな自然の中で青色や緑色に美しく染めあげられた九寨溝に対し、複雑な石灰華の造形と超自然的な色彩を楽しむことができるのが黄龍だ。

松潘川主寺阿帝大酒店での朝食

黄龍の美しい池

黄龍の石灰華と水の美しいコンビネーション

前日の移動疲れもあり、ホテルではしっかり熟睡することができた。 またどうやら高地にも順応できているようであった。 しっかりとお腹が空いていたので、フロントで朝食を食べられるとこを聞いてみる。 するとどうやらお隣の食堂で食事ができるらしい。
行ってみるとここら辺一帯の労働者の朝食の場所のようだ。 多くの現地の労働者に混じって朝食をいただくことにした。 人気メニューは牛肉麺だったが、みんな頼んでいたので時間がかかりそう。 美味しそうではあったものの、すぐ出てくる包子を食べることにした。
しばらく食べていると、どうやら一つの牛肉麺が誰が注文したかわからず行き場を失っていた。 せっかくなので私たちのテーブルに回収して食べることにした。 結構しっかりと味付けがされた牛肉で美味しかった。 それもそのはずで、この一帯は牛肉の産地なのだ。 しっかりと食べて二人で300円ほど。

黄龍へのアクセスとロープウェイ

黄龍への道にいた牛

黄龍への車内から撮影した羊

昨日出会った男性と食堂で合流し、そのままホテル前からフロントで予約しておいたタクシーに乗り込んだ。 この日のホテル松潘川主寺阿帝大酒店から黄龍までは車で一時間ほど。
私たちがいた九寨黄龍空港側の町から黄龍に行くには、4000m超えの峠を超えていく必要がある。 最高地点あたりは私たちが訪れた10月初めでも、雪が降っていた。 多くの放し飼いにされた牛たちや羊をチラ見しつつ、黄龍までのドライブを楽しんだ。

黄龍はあまり標高差はないが山だ。 山頂までのアクセスは、歩いて登るかロープウェイを使うかである。 私たちはロープウェイを使うことにし、同行の男性は歩いて登ることにしたようだ。 するとタクシーの運転手が、代わりにチケットを買ってくるという。 値段は正規の料金と同じ4000円程度。 どうやら彼らはチケット購入の紹介をすることで、同料金でも多少の紹介料が受け取れるということらしい。 タクシーはホテル紹介だし運転手も信頼できる感じではあったので、私たちには特に問題はなかった。 しばらく待つと、入場とロープウェイのチケットを持って来てくれた。

色彩豊かな黄龍の風景

ロープウェイを登ると標高は3200m程度。 ここから黄龍のメインの一つである五彩池には、ほぼ平坦な道を歩いて行く。 この道はしっかりと整備された道であり、トイレや酸素バーが備え付けられている。 多少調子が悪いくらいなら酸素バーを利用しつつやりすごすことになる。 もちろん高山病がひどい場合はすぐさま下山だろうが。
しばらく歩くと黄龍の美しい景観が目に入るようになる。 最後に五彩池の周りで少し登りがあるが、その美しい景観を眺めながらなので疲れも忘れることができるだろう。
ベストのポイントに行くと写真を撮ってくれる業者がいる。 普段は鬱陶しい感じもするが、中国の観光地はシーズンだとめちゃくちゃ人が多いので、それらをかき分けて写真を撮りたかったら彼らを利用するのもありかな。 私たちは使わなかったけど。

黄龍の五彩池

黄龍の五彩池

ここでタクシーをシェアした男性と遭遇。 私たちはかなりゆっくり歩いてきたが、五彩池にたどり着くまでの時間は歩いて登ってもさほど変わらないようだ。
さて、ここまで来たあとは黄龍独特の美しい景色を眺めながら降っていくことになる。 この間の写真は下のギャラリーにまとめておいたので時間があったらご覧いただきたい。

黄龍から九寨溝への移動

黄龍を下りきった私たちは、もう一人の男性・タクシー運転手と合流し、一路九寨溝へと旅立つことになる。 どういう契約になっているのかはわからないが、途中のガソリンスタンドから別の運転手への交代があった。 それも含めて九寨溝のホテルへのドライブは三時間ほどかかったのだった。 ホテルに着いたあとは買い物などをしつつ、次の日からの九寨溝観光の準備をした。

ホテル 九寨童活精品酒店 (3000円)

このホテルは夕食が含まれていた。 味も結構美味しかったし、何か怪しげな薬膳酒が一杯無料で付いていた。 入り口のところで牛肉とジャガイモのBBQのようなこともやっており、食後にビールを片手に一つ二つつまんだらなかなか美味しかった。 部屋は広くて結構綺麗。 問題だったのはシャワー室の水はけが異常に悪かったくらいだろうか。 使ったあとしばらくバスルームの床が水浸しだった。 夕食後に九寨溝の観光案内を30分ほどホテルの人がしてくれる。 次の日の予定が決まってない人には役立つだろう。 おすすめできるホテル。

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海外旅行記・中国 〜黄龍・九寨溝エリアへの旅立ち

中国では「五岳归来不看山 黄山归来不看岳 九寨归来不看水」(五岳を見たら他の山には行きたくなくなるが、黄山を見たら五岳にも行きたくなくなる。 九寨溝を見たら他の川を見たくはならない)という詩があるそうだ。
九寨溝の絶景は写真で見ただけで惹きつけられるものであり、自分の目で一度は見てみたかった場所である。 九寨溝には四川九寨黄龍空港があるが、日本からの直行便はなく成都の経由便が多いようだ。
私たちは杭州近くにに滞在していたので、杭州国際空港から四川九寨黄龍空港へ直行便で向かうことにした。 四泊五日で、時期は10月の初め。 この年ではちょっと紅葉には早いかなという時期であった。

九寨溝の五彩池

九寨溝・五彩池

1日目 〜移動日

上海から杭州への移動

この日は結婚用の独身証明書を取得するため上海にいたので、新幹線を利用して上海虹橋站(駅)から杭州東站に移動した。
中国の新幹線はセキュリティチェックが付いており、駅次第でチケット売り場が中だったり外だったりする。 売り場が外の場合は、セキュリティにチケットを提示する必要があるので注意が必要だ。
チケット売り場では行き先と、希望があれば一等席か二等席かを伝える。 そうすると空席のある時間のリストを教えてくれるので、その中から選べば良い。 混んでいる時期で満車だらけだったら、立ち乗りを考慮する必要があるだろう。 チケット購入にはパスポートなどの身分証明が必要だ。 ちなみにこの時上海のチケット売りの担当官は英語が話せたが、必ずしもではないそうな。
チケットに書いてあるゲートに向かい、出発10分前くらいになるとゲートの中に入ることができる。 杭州東站までは一時間程度。

杭州東站から杭州国際空港へ

杭州東站から杭州国際空港へは直通のバスが出ている。 専用のバス乗り場があるので、チケットを買ってバスに乗り込めば良い。 バスもやはりセキュリティーチェックがある。 普通の時間であれば、バスの数はそこそこあるので少し待てば乗れるだろう。 空港までは30分くらいだったかな。

杭州国際空港についたら、四川航空のカウンターでチェックインをした。 この時小さな(?)トラブル。 嫁が私の航空券を予約してくれていたのだが、中国国内専用のアプリを使っていたため、私のアルファベット表記が自動で中国語発音になっていたのだ。 そのため発券された航空券にはパスポートと違うアルファベットが記載されていた。
四川航空の職員の対応は、セキュリティーを抜けられるかわからないけど、とりあえず行って来いというなかなかに豪胆なもの。 ちょっとドキドキしつつも、嫁がいるしなんとかなるか・・・とセキュリティーに向かう。 航空券とパスポートを渡すと、担当職員は暫くの間マジマジと航空券を眺めていた。 これは無理かと思ったが、どうやらまあいいやということになったようで、無事出発エリアに入ることができたのだ。
杭州国際空港はコンパクトな空港で、喫茶店で青島ビールを飲みつつ出発までの時間をつぶした。

四川九寨黄龍空港から初日のホテルへ

四川九寨黄龍空港までは三時間のフライト。 中国語飛び交う賑やかな機内であったことは覚えているが、機内食が美味しかったかなどは忘れてしまった。 フライトには少しの遅延はあったものの、順調に着陸することができた。
さて時期は10月の初めであったが、四川九寨黄龍空港はその標高なんと3500m。 とても寒い。 特に杭州が割と暖かかったので、その寒暖差が凄まじかった。 ある程度は予想していたので、準備していたダウンジャケットやマフラーなどをはおり寒さをしのぐ。
空港出口でしばらく待つと、ホテルからのピックアップサービスが迎えに来てくれた。 車の中で話していたところによると、人によると空港を出てすぐ高山病になる人がいるやらなんやら。 私たちは今大丈夫なんだからきっと大丈夫だよ、と言われたのを覚えている。 この旅行中の最高標高は4200m程度であったが、私たちは特に問題を感じなかった。

ホテル(松潘川主寺阿帝大酒店)は空港から15分ほどの黄龍と九寨溝の間にあり、比較的清潔な部屋とバスルームが付いていた。 値段は3000円ほど。 この気候の中暖房の一つが壊れているというアクシデントがあったが、ベッドに電気毛布が付いていたので問題はなかった。
基本的におすすめできるホテルであったが、検索したところ中国語の情報しか出てこなかった。 中国人の友達でもいれば、予約してもらえるかもしれない。 うちの嫁はctrip.comというウェブサイトのアプリ版を利用していた。

チェックイン後すぐフロントまで行って、次の日の黄龍までのタクシーの手配をすることにした。 ちょうどもう一人黄龍に行きたいという観光客がいたので、次の日はご一緒することにしたのであった。 交渉の末、ホテルから黄龍までと黄龍から九寨溝エリアまでの2回のドライブが6000円程度ということになり、3人で当分することになったのであった。
その後は次の日の黄龍観光に備えてさっさと寝ることにした。

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国際結婚の手続き 〜中国で結婚・日本に婚姻関係の移動

最近では国際結婚は珍しいものではないだろう。 私は、アメリカポスドク時代に同僚だった中国人の嫁と結婚した。 幸い中国はお隣、結婚手続きは比較的近場でできる。 とはいえ、やはり日本人同士が日本で結婚するよりは、少し手間がかかったのかな。

最初の婚姻手続き

私が嫁と結婚したのは、アメリカでのポスドクが終わりフランスへの移動を待つ間であった。 なので私は日本に、彼女は中国にいた。 必然結婚の書類手続きは日本か中国でする必要があった。 さて問題は日本でするか、中国でするかである。 結論から言うと、私たちは中国で結婚してから書類を日本に移すことにした。 理由は単純。 私はビザ無しで中国に入国できるが、嫁はビザが必要であったからだ。 結婚自体の手続きはほぼ一緒で、むしろ日本での方が楽かなとすら思っていたが。

独身証明書の取得

さて中国で国際結婚するのに必要なのは独身だと証明すること。 そのための独身証明書は日本でも取れるが、外務省の認定を受けた上で法廷翻訳を作る必要がある。 これには結構な手間と金額がかかる 東京に行く必要があるし、翻訳は高い。 それよりは中国に行って在中国日本領事館で、独身証明書を作ってもらった方が良い。 もちろん近場にないなら、話は別だが。 私は上海領事館に行って、証明書を取得した。
必要書類は、最近の戸籍謄本、パスポート、後70元。  ちなみに現地で確認されたりはしなかったが、独身証明の発行には嫁と一緒に行く必要があるらしい。 嫁の方でも戸籍と身分証明を準備するようにと指定されていたが、使ったかどうかは記憶にない。 連休明けの月曜に尋ねたので混雑を予想していたが、幸いそれほど待つことはなかった。 書類の提出に30分くらい。 受け取りに15分くらいだったかな。 もちろん会話は全て日本語で。 どうでも良いが、領事館フロアのすぐ外のトイレはウォッシュレット付きの良いトイレ。

中国の役所での結婚手続き

さて無事独身証明書を手に入れたら、実は後必要なのはパスポートと嫁の戸籍だけだったのだ。 あ、後二人で撮った写真か。
私たちは杭州役所の結婚登記所を訪れた。 役所には大量の人がいてどれだけ待つことかと思ったが、結婚手続きの場所に行くとそうでもなかった。 国際結婚の場所はさらに別だったようで、別室に案内された。 そこには1組だけ手続き中のカップルがいたがそれだけ。 英語で喋ってたのでわかったのだが、どうやら結婚ではなく離婚手続き中。 まあなごやかだったけど。
10分ほど待つと私たちの番になった。 やることは個人情報を確認しつつ一枚書類にサインをするだけだったかな。 ちなみに登記官とは嫁が中国語でやりとりしてたけど、英語もとても綺麗な発音だった。
登録が終わると、結婚証明になる赤い手帳を発行してくれる。 これを受け取って無事結婚手続きが完了ということになる。 ちなみに中国で結婚するのには中国の病院での身体検査が必須との情報もあったが、ルールが変わったようで今は必須ではなかった。

婚姻関係の日本への連絡手続き

日本での結婚の届け出をするには、受け取った赤い手帳と日本の婚姻届を市役所に持参する。 手帳は中国語なので日本語訳を作っておく必要があるが自分で作っても良い。
婚姻届は普通に入力していき、嫁には中国にいった際に記入してもらっておいた。 婚姻届の提出には嫁が同行する必要はないのだ。 独身証明の取得には嫁を連れて行く必要があったが、婚姻届には必要ないというのは少し面白い感じがしたものだ。
こうして無事日本でも結婚手続きが終わると、日本の戸籍に嫁の名前が入る。 中国で先に結婚したため、婚姻は中国方式という但し書きが入る。 ちなみに結婚したからといって嫁の日本入国が簡単になったりはしない、ビザが必要だ。 私が日本に就職したらまた別なのかな。

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