フィンランドでは11月の暗黒の月を超えると、雪で少しずつ明るくなり始める。 それからクリスマス・新年へと人々の気持ちが上がっていくようだ。 クリスマスの今日はそんなフィンランドの年末行事について少し書いていきたい。
フィンランドのブラックフライデー
ママたちがこぞってブラックフライデーセールに
なぜだかフィンランドに上陸していたブラックフライデー。 サンクスギビングデーの後で十一月の最終金曜日。 フィンランドではブラックウイークエンドとか言って、週末の間セールをしていたようだ。 アメリカの次週の月曜日にやるサイバーマンデーはまだ輸入されてないのかな。
ブラックフライデーは秋のセールと比べると少し小さめ。 格別に良いようなセール品は見なかった。 秋のセールと違って各所で同じ時期に一気にセールをする。 なので1箇所がこむことはない。 人混みを避けるにはこっちの方が良いかもしれない。
フィンランドの独立記念日
今年は100周年記念ということで気合が入っていた? フィンランドからロシアからの独立を宣言したのが1917年の12月6日だった。
フィンランドの独立記念日は、みんなでテレビの1チャンネルを見る日なのだ。 7時前くらいから大統領夫妻がたくさんのお客を招待し、ひたすらに握手をし続ける数時間の催し。 呼ばれるお客様は年によってテーマがあるそうで、毎年系統の違う人たちが招待される。 フィンランド人の友達が言うには有名人が多かったようだけど、フィンランド在住一年にも満たない私には知らない人ばかり。
最後の方は小さなダンスパーティーがある。 フィニッシュタンゴの音楽に合わせてひたすら踊る人々。 フィニッシュタンゴは不思議な感じだけど心地良いリズム。
この招待客たちがどんな服装をしていたかとかをしっかりとチェックしておく必要がある。 次の日のコーヒー時間に誰のドレスが良かったかを語るのがフィンランド流だそう。 なかなか派手なドレスを身にまとった方々が多く、目で楽しむことができた。
10時くらいからヘルシンキ中心部で花火がある。 テレビでも放映がある。 でもそんなに大きくない。
フィンランドのクリスマスマーケット
ヘルシンキのクリスマスマーケット
フィンランドの友人の話ではフランスのマルシェドノエルとはちょっとイメージが違うそうだ。 どちらかというと結構実用的なマーケットだそう。 12月2日から12月22日まで。 一番大きいのはヘルシンキの有名な元老院広場(Senate Square)のところで開催されている。 ヘルシンキ大聖堂の前。 マーケットスクエアのところじゃないので注意。 嫁がちょっと覗きにいったのだけど朝早くてほとんどお店は閉まっていた模様。
クリスマス
フィンランドでは24日がクリスマスイブ、25日がクリスマス、そして26日がボクシングデーということで祝日。 ボクシングデーって聞き覚えがなかった。 どうやらイギリス発祥の祝日で、カナダなどイギリス系の国ではこの名前で親しまれているよう。
フィンランドのホットワインGlögi
フィンランドはヨーロッパでは珍しくイブも重要視しているそうな。 クリスマスは残り物を食べたり友達を尋ねたりして過ごすそう。 とてもフィンランドらしいのは伝統的にはサウナに入って身を清めてからクリスマスのお祝いをする。
フィンランドもホットワインがクリスマスシーズンの飲み物だそう。 Glögiと呼ばれるもの。 K-supermarketで購入したものはノンアルコールも4.7%のものも7ユーロくらいだった。 Alkoだともう少し濃いのが売ってるのかな?
公共交通機関はイブが休日スケジュールになり、クリスマスは11時までお休み。 11時以降は休日スケジュールで運行する模様。 クリスマスの朝はだいぶ静かになりそうだ。
スーパーマーケットは時間を短縮して営業するところが多いようだ。 イブはお昼くらいからお店が閉まり始める。 逆に一部のAlepaでは24時間営業をするそう。
ちなみにクリスマスはやはり家族と過ごす人が多いよう。 数少ないフィンランド人の友達は地元の家で過ごすと言っていた。 外国から来てる友達はフィンランド国内を回ったり、暗いフィンランドから飛行機で脱出する人など色々だ。 同じ部屋の同僚は一番仕事に集中できる週だと働く気まんまんだったけれど。
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