フランスで妊娠・出産8 〜急にやって来たその日・無痛分娩

ということで、無事グルノーブルアルプス病院にて出産を済ませることができた。。 当日のタイムライン・出来事を思い出しつつ描いてみたい。

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3:00 am 

嫁が陣痛らしきものを感じ始める。 痛みがないので前駆陣痛かもしれないと思いしばらく待機。

3:30 am

陣痛に痛みが出てきたので、嫁が私のことを起こす。 しばらく嫁の状況説明を聞き、その症状が前駆陣痛か陣痛か話し合う。 この段階では痛みの程度は軽かった。

3:50 am – 6:30 am

陣痛の頻度を測ってみることにする。 最初は6・7分間隔だった周期が、4時半頃には5分間隔になり始める。 これはいよいよ陣痛かもしれないと、病院に運ぶ荷物をまとめ出す。 事前の妊婦講習では陣痛が5分間隔になったら、二時間待ってから病院に行く様に言われていた。 そこでこの間、ベッドでのポジションを変えたり、バースボールに乗ったりして陣痛をやり過ごす。 6時も過ぎたころにおしるしのようなものも確認されたので、大家のおじいさんに病院まで車を出して貰えるかお願いに行く。 事前に陣痛が来たら送ってくれると言ってくれていたのだ。 この時大家さんはまだ寝ていたが、事情を話すと快く送っていただけることになった。 嫁はこれまた事前の講習で教わっていた通りにシャワーを浴びていた。 6時半頃には痛みが本格的に強くなっていた。

6:45 am

車で15分ほどのグルノーブルアルプス病院(CHU Grenoble Alpes)に移動する。 早朝なのでドライブは順調だったが、大家さんが病院の場所を勘違いしていて少し遠回りする。

7:00 am

病院に到着。 早朝なので裏側の緊急入り口から病院に入る。 この頃には歩くのもだいぶ辛い状態であった。 エレベータで2階に移動し、インターフォンを押して陣痛が来ていることを説明し中に入れてもらう。 (私たちの感覚では)のんびりと保険情報の登録などをし、中の診察室に移動した。

7:20 am – 8:20 am

診察室にはすぐ助産婦がやって来て、簡単な問診を行なったのち子宮口のサイズをチェックした。 この時に既に4cmまで開いており、初産でここまで家で待機できてるのは素晴らしい、と助産婦さんに褒められる。 4cmになっていたので、私たちはそのまま分娩室に移動することができた。 病院の規定では3cmまでの場合は、別室で待機だそう。 分娩室に入ると別の助産婦が待機していた。 こちらの助産婦は英語がとても流暢だったので私たちにはとてもありがたかった。 助産婦によると分娩室に入ったら無痛分娩を開始できるとのこと。 ただし麻酔科医を待たなければいけないということで、この待ち時間が嫁にとって最も辛い時間であった。 助産婦は分娩室は自分の部屋だと思って寛いでねと言って、しばらくしたら戻ると他の仕事に去っていった。 部屋は照明や空調が良くコントロールできるようになっており、またオーディオはスマホを繋いで好きな音楽を流せるようになっていた。

8:20 am

無痛分娩の開始。 幸いなことに麻酔科医も助産婦ほどではないが、聞きやすい英語を話した。 英語が通じるであろうということでグルノーブルアルプス病院を選んだが、私たちにとっては本当に良いチョイスであった。 麻酔科医と助産婦の説明を聞くと、最初に局部麻酔を使うとのこと。 その後で下半身麻酔のチューブを入れるという手順であった。 10分ほどの準備の後、実際に麻酔のプロセスに入る。 最初の局部麻酔はかなり痛かったようだが、その後の手順は特に何も問題はなかったようだ。 この後急激に陣痛の際の嫁の表情が改善し、私としてはやや楽に見ていられるようになった。 ちなみにこの時に麻酔追加用のボタンが渡され、痛みを感じた場合は自分で追加することができる。 しかし過剰投与を避ける為、一定時間内で追加できる回数は決まっている。

10:30 am

2度目の子宮口検診。 この時子宮口のサイズはほぼ7cm、助産婦の想定よりも早く進行していた。 この検診中に破水も起こり、後4・5時間くらいで出産までたどり着けるだろうという話になる。 ただし、この時子供の顔がおなか側を向いているとのことであった。 こちらの向きでも出産に問題があるわけではないが、背中向きの方がスムーズに出産ができるとのこと。 子供の向きを変えるための試みをしてみることになる。

10:30 am – 11:20 am 

ひざまづいてバースボールに前向きによりかかる姿勢をとる。 この姿勢は赤ちゃんが動きやすく、向きが変わる可能性が高いそうだ。 下半身麻酔の影響か足に力が入らず、若干鬱血気味になってしまったのが難点といえば難点だが、無事赤ちゃんの向きを変えることに成功した。

11:20 am – 0:30 pm 

赤ちゃんの向きが無事変わったので、今度は赤ちゃんが子宮口に向かっておりて来るのを助けるポジションに変えることになった。 具体的には体の左側を下にして横になり、少し高めの台座に右足を曲げて乗せ、左足は伸ばした形である。 この体勢は赤ちゃんのポジションを下げるのにとても効果的であった。 しかし、陣痛をより強く感じる体勢でもあったため、嫁は何度か追加で麻酔を使う必要があった。

12:30 pm

3度目の検診。 いよいよ子宮口が10cmまで開く。 ここから二時間以上待ってから、出産のための最後のプッシュ(いきみ)を始めるというのがこの病院のやり方であった。 なのでこの待ち時間は、プッシュの練習をしつつその時を待つということになる。

13:00 pm

まずは最もクラシカルな体勢、仰向けになり両足を抱えた状態でのプッシュを試すことになった。 また、息を止めてプッシュする呼吸法と、息を少しずつ吐き出しながらプッシュする呼吸方を試した。 嫁の場合は、息を吐き出しながらの方が相性が良かった。 なかなか上手にできていると助産婦に褒められる。 しかしここで問題が一つ。 この体勢は嫁にとって楽で陣痛が感じにくい体勢であった。 前回の陣痛の強かったポジションで麻酔を追加したため、この体勢では陣痛を全く感じることができなかったのだ。 そのことに不安を感じた嫁は、助産婦と話し合った上で別の体勢も試してみることにした。

13:50 pm

さてそのポジションであるが、ひざまづいて椅子の背もたれの方を向いてよりかかりお尻を両足首の間に配置するようなポジションであった。 この体勢の利点は赤ちゃんが降りて来るのに、重力が利用できること。 また、痛いというほどでもないが、陣痛の兆候をしっかりと感じることができたことにあった。 嫁はだいぶどのポジションを使うかを悩んでいた。 助産婦からの助言では、どの体勢でも出産はしっかりできるはず、そしてポジションを変えたかったら途中で変えても良いとのことであった。 短い話し合いの結果、後から試したポジションで最初のトライをしようという結論になったのだ。。

14:30 pm

いよいよ、プッシュの開始である。 陣痛のタイミングに合わせて、息を大きく吸い込み、思い切り細く吐き出しながら赤ちゃんを押し出す。 1回の陣痛につき3回のプッシュ。 最初の方はどの程度赤ちゃんが押し出されているかが見た目にはわかりにくく、見ている私としては若干不安にもなった。 しかし助産婦はしっかりと見ており、赤ちゃんが少しずつ押し出されていると嫁を励ましていた。 私は力になっているのかもわからないが、呼吸法を一緒になって行っていた。 数回のトライの末に赤ちゃんの頭がはっきりと視認できるようになってきたので、少しづつだが着実に進行しているのがわかった。 嫁はかなり消耗していたが、後もう少しであることがわかると少し気力を取り戻していた。

14:58 pm

30分ほどが経過して5・6回目の陣痛の波だっただろうか・・・ほぼ出かかっているという助産婦の言葉に、覗き込んでみると赤ちゃんの頭がしっかりと見える。 その陣痛の波は終わりかけていたが、最後のもうひと押しと嫁は全力でプッシュした。。。 するとズポっと赤ちゃんの頭が現れたのだ。 その後は陣痛中ではなかったかもしれないが、もうひと押しして赤ちゃんの体を押し出した。 赤ちゃんは水を少し吐き出して、少ししてからオギャーと泣き声をあげたのだ。 生命の誕生の瞬間はとても感動的であり少し泣けた。

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今回私たちはフランスで出産をすることになったので、フランスでは多数派である無痛分娩を行うことになった。 私は今回無痛分娩に立ち会ったのだが、分娩室での多くの時間で嫁と普通に会話をしていた。 嫁が陣痛の間の体力の消耗を抑えることができたことも良かったし、精神的な余裕は麻酔なしの出産に比べてかなりあったと思う。 立会いをするのにも嫁が普段と変わらない状態であるため、心身面でのサポートもしやすかった。 日本では無痛分娩の割合はとても少ないようである。 出産前に多くの出産体験を読んだが、その多くが出産中の時間を辛い痛みに耐えつつ過ごしていた。 フランスでも麻酔なしの出産を選ぶカップルもそれなりにいるようであるし、それは各カップルの自由であろう。 しかし私たちは今回無痛分娩を選んで良かったと思っている。 少なくとも選択肢の中に無痛分娩があるということは、素晴らしいことであろう。

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フランスで妊娠・出産7 〜出産入院・持ち物リスト

フランス病院出産に持って行く持ち物リストの備忘録。

    1. パスポートなどのID証明
    2. 二人の戸籍(フランス語翻訳付き)
    3. 保険証(carte vitale)、保険会社の保険(mutuelle)
    4. 滞在許可証(carte de sejour)
    5. 嫁の血液型証明書(ラボラトリーで貰える)
    6. 超音波検査とその他検診の結果
    7. 赤ちゃんを社会保障に加入させるための申請書(保険会社から貰える)

続いて、赤ちゃん用品だがこれは日本でも大体同じであろう。

赤ちゃん用持ち物リスト

出:出産用 入:出産後入院用

    1. 下着(出:1着、入:6着)
    2. パジャマ(出:1着、入:6着)
    3. セーター(出:1着、入:4着)
    4. 帽子 (出:1つ、入:2つ)
    5. 赤ちゃん用寝袋 (入)
    6. おむつ一袋 (入)
    7. コットンのおしりふき (入)
    8. 赤ちゃん用体温計 (入)

その他、靴下・タオル・お風呂の温度計・退院用のお洋服などなど

    また出産後の母親用の用品

出産母親用持ち物リスト

    1. 水のスプレー (初)
    2. 産褥ナプキン (後)
    3. 使い捨て下着 (後)

その他、パジャマ・生理用品などなど

    上記はグルノーブルアルプス病院(CHU grenoble alpes)での必要リストである。 病院ごとに必要なリストはやや異なる。 最後に、嫁が自分で調べて追加で用意したもの。

追加持ち物リスト

  1. 授乳後用のクリーム (後)
  2. 授乳後用のコットン胸パッド (後)
  3. 陣痛判定用の痛み止め (後)
  4. ドライシャンプー (後)

実際に使ったもの、もっと用意が必要であったものについては後ほど追記する予定。

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フランスで妊娠・出産6 〜8回の妊娠・出産無料講習

内閣府のホームページなどで確認できるが、フランスの出生率は高い。 日本に比べて高いのは当然として、他の先進国と比べても高くなっている。 ちなみに意外なことに日本の出生率はアジアの国の中ではそんなに悪くないようである。
さてフランスの出生率の高さには様々な要因があるのだろうが、充実した妊婦への支援がその一つの理由になっていることは確かだろう。 フランスの妊婦は6ヶ月目からの無料の妊婦健診に加えて、無料の歯科検診、そして8回の無料の出産のための講習があるのだ。

ちょうど嫁の8回の講習が終わったので、講習について簡単にまとめてみたい。 この講習への参加は、病院の助産婦から3回目の検診の際に紹介された。 病院の助産婦がちょうど英語が話せる助産婦を知っており、1対1での英語での講習を受けられることになったのである。
前情報を何も持たずにその助産婦を訪ねてみたところ、講習は1回一時間のようであった。 初回の講習では、私たちの健康状況の確認、また私たちからの質問に答えていただいたりした。 残りの7回の予約もその時にしたのだが、私たちの場合妊娠後期にさしかかっていたため、週2回のペースの駆け足で行うことになったのだ。
ちなみに旦那の参加はもちろん歓迎されるのだが、タイミングの悪さもあって2回しか参加することはできなかった。 しかし私の参加するときに合わせて、旦那に必要な知識を講習するように取り計らってくれた。 講習の内容は以下のようである。

  • いつ病院を訪ねるか、陣痛の感じ方・兆候など
  • 授乳について
  • 当日出産がどのように進むか、
  • 呼吸法・バースボールの使い方
  • 出産が順調にいかない場合の対処法
  • 出産時に赤ちゃんを押し出す為の方法
  • 出産後の回復や体の変化

毎回、助産婦は丁寧に質問に答えてくれたし、質問をできるだけ準備してくるようにと言ってくれた。 たとえば嫁はフランスでの病院での出産に何を持って行く必要があるかということを念入りに聞いていた。 助産婦はとてもよくグルノーブルアルプス病院での出産について知っていたし、英語で丁寧に説明してくれたので本当に有意義であった。 講習については嫁の英語版の方にもう少し詳しく書いてあるので合わせてご覧いただきたい。
私が参加した際には、旦那が出産の際に直接できることはあまりない。 しかし、実際に旦那のサポートはとても重要だということを教えてもらった。 具体的には、出産時に冷静に状況を見られるのは旦那だけなので、講習で習った様な呼吸法や動きがうまくできているかを確認することなどだ。 またバースボールでの運動やマッサージを、夫婦二人でする方法などを教えてもらった。

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フランスで妊娠・出産5 妊娠の届け出とCAF

フランスでは妊娠をしたらCAF(caisses d’allocations familiales)に届け出をすることになる。 CAFは社会保障システムの一部で、届け出をすることで様々な公的補助が受けられるのだ。 規則では妊娠14週までに届け出をしないといけないことになっている。
が、これはその後にフランスに入国している私たちにはもちろん不可能な日程だ。 私たちが届け出を出したのは、助産婦との2回目の検診の後であったので、大体25週を過ぎたくらいの頃であった。 どういう条件によるのかはわからないが、事情があれば14週までというのは絶対の規則ではないようだ。 妊娠中にフランスに移住する方は、この手続きについて心配する必要はないだろう。

さて申請方法であるが、まず助産婦との最初の面談の時に届け出用紙(nous attendez un enfant)を受け取った。 この書類に記入する重要な情報は、妊娠開始日である。 なので最初の超音波検査の際に、正確な妊娠開始日の予測をしてもらい、その日付を書類に記入してもらう。 それから助産婦との2回目の検診の時にその書類にサインをしてもらう。 最後に個人情報などを記入して、そのうちの2部をCAFに郵送した。 残りの1部は保険会社に送る必要があるので、個人用に取っておく必要がある場合はコピーを取っておくと良い。

郵送してから2週間ほど待つと、CAFから個人番号が郵送されてきた。 それからしばらくの間、嫁は苦労しつつCAFと書類のやりとりをしていた。 CAFが追加で要求してきた書類は下記のとおりなのだが、なぜだか1度に要求するのでなく一つずつ別の手紙が送られてきたのだ。

  1. もう少し詳しい個人情報
  2. 出生証明書(嫁の戸籍、フランス語翻訳付き)
  3. 一昨年の収入状況(嫁と私のもの、特に証明する必要はない)
  4. 滞在許可証のコピー(嫁と私のもの)

 

最近になってようやく全ての書類のやりとりを終えることができた。 私たちの場合、いくつか情報誌のようなものをCAFからもらったが、それ以外のベネフィットは特には受けられないようだ(基準が一昨年の収入状況によるため)。
出産後には何かあるのかもしれないが、私たちはフィンランドに移住することになっている。 とりあえず登録だけはしてみたのでその方法を備忘録代わりに書いておいたが、実際に受けられる社会保障については他の情報を当たっていただきたい。

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フランスで妊娠・出産4 〜検査機関・薬局

フランスの医療システムでは、最初に総合医であるホームドクターのお世話になる。 保険システムの都合、最初から専門医にかかると保険での払い戻しが少なくなるのだ。 また専門医との予約を取るのも、ホームドクターを介しての方が予約が早く取れたりするそうだ。 しかし妊娠の場合で、直接総合病院に行きたければ特にホームドクターを介する必要はない。 私たちは直接グルノーブルアルプス病院に予約をとり、助産婦との検診を行ってきた。

さて、病院での検診をしていると血液検査・尿検査などを指示される場合がある。 フランスではそのような検査をするのに、病院と検査機関(ラボラトリー・laboratory)が別になっていることがある。 また、病院の近くや中に付属している場合もあるが、その場合でも別に他のラボラトリーに行っても問題はない。
私の嫁の場合は、まず助産婦からどのような検査を行うかという詳細が書いてある処方箋(病院のスタンプと助産婦のサイン入り)を受け取った。 そして家の近くのラボラトリーに行き、その処方箋と保険証を受付に渡して検査をしてもらった。 検査結果はラボラトリーまで取りに行っても良いし、オンラインで確認することもできる。

ラボラトリーと同様に薬局も独立した機関だ。 これは最近の日本のシステムと一緒だろう。 薬局はグルノーブル市内の至る所にあるので、どこに住んでいてもアクセスには困らない。 同様に助産婦や医師に処方箋を書いてもらい、保険証と一緒に見せると薬を出してくれる。 薬の保険による払い戻しの割合はまちまちだ。 私の嫁の場合ビタミン剤や鉄剤などは100%の払い戻しだったが、痛み止めのような薬は15%だけしか払い戻しがされなかったようだ。

フランスでの保険証の発行はかなりの時間がかかるが、最初に送られてくる仮の番号さえ手に入れば、簡単に払い戻しを受けることができる。 また保険番号が手に入る前でも、しっかりと書類を受け取っておけば後々払い戻すこともできる。
しかしフランスあるあるシリーズの人次第。 人によっては、保険証(緑のカード)がないとそもそもダメだと思っている人がいたりするし、よく保険発行の手続きについて知っている人もいる。 私の嫁は最初にラボラトリーに行ったときは、保険を受け付けてもらうのにしばらくの時間を要した。 また薬局でも同じように苦労をしたそうだ。 うまくいかない時は他の詳しい人を呼んでもらうか、またはすっぱり諦めて別の薬局を当たってみると良いかもしれない。

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フランスで妊娠・出産3 〜超音波検査・エコグラフィー

さて、助産婦からの指示を受けて、フランスでの初の超音波検査(echography)をすることになった。 フランスでの超音波検査は3度だけとのことだ。 妊娠3ヶ月目に1度目、5・6ヶ月目に2度目、そして8ヶ月目に3度目を行う。 私たちは渡仏前に中国で3回ほど超音波検査をすでにしてたが、フランスでは5・6ヶ月目の2度目から行うことになった。

さて超音波検査だが、グルノーブルアルプス病院(CHU grenoble alpes)で行うことができる。 なので前回の助産婦との検診の後に、受付で問題なく予約を取ることができた。 超音波検査の目的は正確な出産予定日の確認と、胎児に異常が見られないかの確認のため。 今回の超音波検査は検診の助産婦とは別の助産婦が担当し、また大学病院であるためインターンの学生が一緒に同席していた。 その学生が英語が得意だったので、私たちにとってはラッキーであった。

超音波検査は、30分ほどかけてゆっくりと胎児の様子とサイズの確認を行った。 見ている場所を変えるたびに見ている場所について説明をしてくれたので、超音波画像でもなんとなく理解することができた。
そして、その途中で唐突に赤ちゃんの性別を知りたいかを尋ねられた。 私たちはまだ性別を知らなかったので、せっかくなので教えていただくことにした。 その結果は・・・男の子であった。 ちなみにフランスでは基本的に教えるのが普通のようなので、知りたくない場合はむしろ先に伝えておかないといけない、との友人談であった。 また、いくつかの画像から合成した3D表示の赤ちゃんの顔も作ってくれた。
最後に、10数枚の赤ちゃんの超音波写真と一緒にレポートを私たちに作ってくれたのだが、なんと再検査が必要だということであった。 どうやら、赤ちゃんのポジションの都合、全ての必要な写真をとることができなかったというのが一つ目の理由。 もう一つの理由が、私たちの提供した情報から推測されるよりも、赤ちゃんのサイズが少し小さいということであった。
というわけでやや緊張しつつも、1週間後に2度目の超音波検査をしにグルノーブル病院を再訪した。 2度目の超音波検査の結果に加えて、中国で行った最初の超音波検査のフランス語翻訳を見せたところ、結局最初の予想出産日が間違っていたということであったのだ。 というわけで、無事赤ちゃんが育っていることがわかり、私たちは安心することができたのである。 妊娠途中でフランスの病院に移る場合は、元の国での検査結果のフランス語翻訳を作っておいた方が話がスムーズに進むだろう。

3回目の超音波検査は、33週目に同病院にて。 2回目と同じくらいの時間をかけて、再び全身のサイズの測定を行った。 サイズから推測される体重は約1900g、この時期の赤ちゃんとしては標準のサイズである。 また赤ちゃんのポジションも、下向きであったため問題はなし。 後は出産を待つのみである。。。

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フランスで妊娠・出産2 〜助産婦との定期検診

助産婦、英語ではmidwife、フランス語ではsage-femme。

グルノーブルアルプス病院の訪問と登録

前回の投稿で書いたように、出産のための病院をグルノーブルアルプス病院(CHU grenoblel alpes)に決めて検診の予約を取った。
当日は、若干道に迷ったりしつつも時間通りに病院にたどり着くことができた。 病院の総合案内に待合室を聞いてみるが、その日の担当の人はフランス語しか話さないようであった。 とはいえ身振り手振りを交えつつ親切に受付の方法を教えてくれたので、十分に理解することができた。
まず最初に受付カウンターに行って個人情報を登録する必要があるそうだ。 チケットを自動発券機から一枚抜き取って、受付番号を手に入れる。 そしてその番号が呼ばれたら、カウンターに行きパスポート情報・保険番号など必要情報の登録を行った。 この受付カウンターでは英語が話せる職員がいたので、比較的楽に受付を済ませることができた。
これで無事に嫁の保険が登録することができたので、病院費用は保険でまかなうことができることになったのだ。 フランスでの妊娠5ヶ月目の病院費用は、社会保障で70%がカバーでき、保険会社の補完保険に入っていれば残りの30%がカバーできる。 ちなみに、六ヶ月目からは全額が社会保障だけでカバーされる。 情報の登録が済んだ後、当日の検診額が支払い済みであることを証明するバーコードをもらった。

助産婦との初めての検診

さて、検診の待合室はすぐ近くであり、簡単にたどり着くことができた。 ちなみに何度か通った印象では、受付の人で英語で対応してくれる人は半分よりやや少ないくらいかなと思う。 もちろん、簡単なフランス語と身振り手振りでなんとかなってしまうことも多いし、困っていれば英語を話せる人を連れて来てくれる。
とはいえこの流れでは助産婦も英語を喋らなかったりするのかな・・・と少しドキドキしながら検診室に向かった。 簡単なフランス語での挨拶の後、私たちフランス語話せないよとつたないフランス語で伝えてみる。 すると、あんまり得意ではないけど、英語大丈夫だよとあまりなまりのない英語で話してくれた。 というわけで、無事英語での病院検診をスタートすることができたのだ。
とりあえず先ほど受付で手に入れたバーコードを助産婦に渡す。 たくさんのバーコードが1枚のシートに貼り付けてあったのだが、助産婦は全てのバーコードをシートごと回収した。

最初の検診であったため、助産婦からは多くの質問があった。 その多くは私たちと私たちの家族に関する病歴などに関する質問であった。 病気系の単語は英語でも意外と知らないこともあるので、先に少しチェックしておくと良いかもしれない。 それから、嫁の血圧や体重などの簡単な検査をした後、胎児の心音を確認した。
検診の終わりに、別の検査機関(laboratory)で必要な検査を受けてくることと、同病院でのエコグラフィーの予約を取ることを指示されてその日の検診は終わった。

その後月一度のペースで助産婦との検診を行うことになる。 2回目からは、どのように待合室に来るかはわかっているので、速やかに手続きを済ませることができるようになった。 また、六ヶ月を超えて検診に行った時に、受付の人がバーコードにピンクのシートを貼ってくれた。 次からは直接そのバーコードシートを持って助産婦や医師の待合室の方に行って良いということであったのだ。 これは、六ヶ月目からは検診費が全て社会保険でカバーされるため、支払いの受付をする必要がないからだろう。 この日からは助産婦は、バーコードをシートから1枚ずつだけ回収するようになり、また次の検診からもそのシートを忘れずに持って来る必要があった。

助産婦との定期検診ですること

助産婦との検診では、問診・体重測定・血圧測定・お腹のチェック・胎児の心音測定・別の検査機関での血液検査の検討、などを行う。 こちら側からも、最近の嫁の体調や赤ちゃんの様子の変化などを伝える。 そうすると助産婦が、体調に応じたサプリや薬などを処方してくれるのだ。 私の嫁の場合は貧血があったため、鉄剤の処方を毎回してもらっている。 冬の時期の妊娠であるためか、ビタミンDの処方が一度だけあった。
あとは妊娠糖尿病のチェックを血液検査(初回)と、尿検査(各月)で行ってきた。 フランス特有なのは、トキソプラズマのチェックだ。 日本でも感染する可能性はあるだろうが、フランスの場合は成人女性の抗体所有率が半分以上ということだ。 つまりフランスで生活していると、トキソプラズマに感染する確率が結構ある。
私の嫁は初回の血液検査で陰性であることがわかったので、その後は生野菜や生ハム、スモークサーモンなどの摂取は控えるようにして、牛肉などもしっかりと火を通すようにした。 また、私たちの住居の裏庭にはよく猫たちが訪問するのだが、猫好きの嫁には悪いが接触を控えるようにお願いした。 最終血液検査まで陰性を保つことができたので、ひとまず安心というところである。
その他には、妊婦向けのクラスの紹介や陣痛が来たらどのように対処すれば良いかなどなど、親切に教えていただけた。 この助産婦とCHUグルノーブル病院のおかげもあって、今の所全て順調である。

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海外旅行記・グランドサークル 〜ブライスキャニオン国立公園

ブライスキャニオン国立公園は、私たちのグランドサークルの旅の最後の目的地であった。 優先度が低かったわけではなく、周回コースの最後の地点にあったからだ。 とはいえ、ザ・ウェーブの抽選に三日を使い、最終日はグランドジャンクションまで六時間のドライブをこなさなければならなかったため、ブライスキャニオンでの滞在時間は必然と短くなってしまった。 そこで私たちのプランは、短い滞在時間の中で美味しいとこどりをしようというものであった。

サンライズポイントでの夕陽鑑賞

日の入り ブライスキャニオン

サンライズポイントからの日没風景

日の入り風景が有名なブライスキャニオンであるので、日の入りに間に合う様にブライスキャニオンにたどり着くようにした。 サンセットを見るのにベストと言われている場所は、なぜかサンライズポイントと呼ばれる地点。 記憶が正しければ、メインゲートを通り過ぎてから数分でサンセットポイントの駐車場まで行けたはずだ。 サンライズポイントは駐車場から歩いてすぐのところ。 写真にベストな場所は、写真家たちが早めに三脚を設置して確保していた。 とはいえサンライズポイントの周りはとても広いので、見るだけならゆっくり行っても大丈夫だ。 残念ながらこの日は日没時の天気には恵まれなかったが、のんびりと赤く染まって行くフードゥー(hoodoo)は印象的であった。 日没後は一度引き上げて、ブライスキャニオンのゲートを出てすぐそばの、ベストウエスタンプラスルビーズイン(Best Western Plus Ruby’s Inn)にチェックインした。

ブライスポイントでの天の川鑑賞

天の川

ブライスキャニオン国立公園から見た天の川

その後夕食を食べてから、スターゲイジングのため10時過ぎにブライスキャニオンを再び訪れた。 日の入り時には雲が多かったものの、幸いにしてこの時までには雲ひとつない星空へと好転していた。 ゲートをくぐってから車で10分ほどのブライスポイントに向かい、車の明かりを消して目を暗闇にならす。 そこに広がっていた星空は、通常の数十倍の星が輝く壮大な光景であった。 肌寒さを忘れ星空に見入りつつ、嫁は同時に写真撮影。 無事天の川と綺麗なスタートレイルが取れたと喜んでいた、興味のある方はぜひ英語版の方の写真を見ていただきたい。 ブライスポイントの駐車場は数組程度同じ目的であろうか、やってきたグループがいた。 どうしても車の光は入ってきてしまうので、長時間露光の撮影を成功させるには、もう少し人の少ない場所を狙うか少しの幸運が必要だろう。 今嫁と話して見ても、なぜブライスキャニオンでスターゲイジングをしようという話になったのかは覚えていない。 グランドサークル内には他にもスターゲージングに有名な場所はある。 しかしブライスキャニオンから見た星空は十分以上に美しかったし、アクセスの良さを考えればおすすめの場所だ。

インスピレーションポイントでの日の出鑑賞

さて明朝早朝に再び起き出し、日の出鑑賞に向かう。 日の出はサンライズポイントではなく、インスピレーションポイント(Inspiration Point)に向かった。 私たちは写真にベストな場所を探すべく、日の出の30分前にはポイント入りした。 やや曇りがちではあったものの、前日の日の入り時よりはやや良さげ。 美しい日の出を期待しつつ静かに日の出を待つ。 やはり直前になると多くの人がポイントに来ていたので、ベストな位置を確保したかったら少し早めに向かうのが良いだろう。 日の出とともにオレンジ色に染め上げられて行く石柱群は、グランドサークルの絶景の中でもここでだけしか見れない素晴らしい景観であった。。。  その後、サンライズポイントのナバホトレイルというハイキングコースを少し歩いた後に、グランドジャンクションまでの六時間のドライブに旅立つのであった。

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フランスで妊娠・出産1 〜病院選択

私たちがフランスに渡航した当時、嫁は妊娠五ヶ月ほどであった。 なのでフランスに家族揃って渡航できるのかどうか、その時は不安を持ちつつ渡航準備を始めたのを覚えている。
まず気になったのが、妊娠中の飛行機が大丈夫なのかという点。 いろいろと調べた結果、安定期に入っていたらフライト自体は問題なさそうだという意見が多かった。 もちろん普段より疲れやすかったり、環境にセンシティブであったりするので、万全のケアが必要だ。 航空会社の方でも、早めに搭乗できるなどの妊婦へのケアを行ってくれる。 私たちは飛行機内で少しでもリラックスできるように、最後部座席の方の二人がけのシートを早めに予約した。
とはいえフランスまでの長時間のフライトであり、時差ボケもあったので旅行後の嫁はだいぶ疲れていた。 妊娠中の長距離移動は避けられるに越したことはないだろう。
フランスに入国後、別記事で既に書いた様に保険問題をクリアした。 そこで次なる問題は、検診や出産の病院をどう決めるかということだった。 フランスの医者のシステムは、まずホームドクターにかかる。  それから必要があれば専門医に紹介してもらうことになるらしい。 らしいというのは、この方法ではまだ病院のお世話になっていないからだ。

さて、私たちが病院の情報を集め出すと友人達が様々な情報をくれた。
職場のボス「北病院に直接行くのがベスト。 彼らは英語が話せるし、いろいろ面倒が少ない。 」
職場の先輩「私は別のとこで産んだけど、外国人だったら北病院が一番だったって後で言われた」
職場の大ボス「わしの孫は北病院で助産師をしていた、英語の翻訳サービスもあるらしいぞ」
大家夫婦「クリニックが綺麗だからいいのでは? 知り合いの知り合いの産婦人科紹介しようか?」
大家の義理の息子医者「北病院。 総合病院だったら何があってもすぐ対応できる。施設はクリニックのが良いけどね。」

というわけで、四対一で通称北病院にお世話になることにした。 利便性よりも確実性を取りたかったというのもある。 ほかの私立病院などと公立病院の詳しい比較は、嫁が英語版の方で詳しく書いているので参考にしてほしい。
北病院は通称の様で、正式にはユニヴェルシテール・グルノーブル・アルプ総合病院(CHU,centre hospitalier universitaire Grenoble Alpes)、大学病院だ。 メインの建物はトラムB線のミシャロン(michallon)駅側にあるが、産婦人科専門の建物が同B線のラトロンシュ(la tronche)駅から降りてすぐの場所にある。

英語を喋れるという情報に気を大きくして、さっそく予約を取ろうと電話をかけてみた。 ところが・・・フランスあるあるの一つ、どんなに英語を喋る人の多い機関でもなぜか電話受付の人は英語を話さない、にヒットしてしまう。 なんとかつたないフランス語を使ってコミュニケーションを試みるが、理解できた単語を並べると、フランス語喋れる人を探してきてねってことであった。 なので、職場の同僚に電話予約を代理でしてもらうことにした。
その後話はスムーズに進んで、無事同病院に予約をとることができたのだった。 ちなみに、大学病院の産婦人科の場合ホームドクターからの紹介などは必要なく、直接予約を取ることができた。 嫁は現在もこの病院に通いつつ、まもなく出産を当病院で迎える予定である。 少し長くなってきたので、他のトピックは別記事にまとめることにする。

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海外旅行記・グルノーブル 〜3600mからのスキー

私は学生の頃からグルノーブルに来る機会が多く、スキーシーズンにもなんどか訪れた。 しかしスキーに行こうと思うたびに、記録的な暖冬であったり、インフルエンザにかかってしまったりなどして、断念を余儀なくされてきたのだ。
今回の滞在も嫁が妊娠中であり、スキップすることになるかなと思っていた。 しかし私の父がグルノーブルまで遊びに来てくれるということになった。 このチャンスを逃すまいとスキーに行くことにしたのであった。

グルノーブルのスキー場

さてグルノーブルだが、1968年の冬季オリンピックを開催した都市なだけあって、良いスキーリゾートがたくさんある。 せっかく父が日本から来てくれるのだから、ベストのところに何泊かしてスキーをしようと情報を集めるが、これがなかなか難しかった。
現地民にとっては、日帰りバスで全部いけば良いのでは?・・という認識だったからだ。 とりあえず大きめの、ドゥエズ(d’Huez)とドゥザルプ(les deux alpes)を候補にして、スキー場の様子とホテルの感じで決めることにした。

ドゥザルプ(les deux alpes)への移動やホテル

ドゥザルプ山頂からの眺め

ドゥザルプ山頂からの眺め

結論から言うと、私たちはドゥザルプに行くことにした。 理由としては、山頂周りの景観が絶景とのことだったからだ。 ゲレンデのレベルはドゥエズの方が良いという友人の意見もあったが、良いゲレンデは日本にもたくさんある。 アルプスの雄大な山々に囲まれてスキーをする方が、他国では得難い体験になると思ったのだ。
当日はグルノーブルのバスステーションから、Transaltitudeのバスを使って、一時間半ほどでドゥザルプにたどり着いた。 私たちはのんびりと十時半くらいのバスをとったが、良い時間のバスを取りたかったら早めにバスの予約を抑えておく必要がある。
ホテルは割とリーズナブルで、ゲレンデ直通の立地からトュラン(Hotel Turan)を選んだ。  現地のレンタルやレストランの割引券をくれたり、親切に英語で説明してくれたり、チェックアウト後に営業時間外のレストランのトイレを開けて貸してくれたり、サービスの良いホテルであった。 部屋はスキー場のホテルとしては十分清潔だし広さも十分。 朝食も結構チョイスがあって良い感じ。。
レンタルスキーは、ホテルのお隣のJMSPORTSでレンタルをした。 結構良い板を借りることができた。

ホテルトゥランの部屋から

ドゥザルプ(les deux alpes)のゲレンデ

さてスキー場であるが、一言で言うととても素晴らしかった。 二月のベストシーズンの天気の良い週末だったので、やや混雑していたが気になるほどではない。 ゴンドラリフト二本と短いリフトを乗り継いで3600mの頂上までたどり着けば、そこはスキーリゾートの中とは思えないような絶景であった。
実は初日は風が強くてゴンドラの先は短いリフト一本だけだったのだが、2日目に来た時は天候が回復し、さらに二本ほどリフトを乗り継いで、その先の頂上までたどり着くことができた。 頂上から一気に滑り降りるとどのくらいかかるだろうか・・・高低差2000メートルのコースを一気に滑りおりることができる。 このスキー場の良いところは、頂上まで行ってもほぼ初心者・中級者コースだけで下まで降りてこられるので、ある程度滑れるようになったら簡単に頂上に挑戦できることだ。
この日は暖かく標高の低いところの雪質はあまり良くなかったが、標高をあげれば雪質は最高であった。 ドゥザルプでは標高の高いゲレンデは、四月の終わりまでスキーを楽しむことができるそうだ。

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