海外旅行記・中国 〜九寨溝の美しい森と湖と川と1

タクシーでの九寨溝への移動

この日は疲れが溜まっており、朝方少し寝過ごしてしまう。 ホテルの食堂で朝食を食べいざホテルの送迎で九寨溝に向かおうとする。 しかしフロントに向かってみると、なんとその日の送迎は終わってしまったとのこと。 しょうがないので、タクシーを拾って九寨溝に向かうことにした。
さてここで問題が一つ。 中国の観光地のタクシーは信用ならない可能性があるのだ。 見た目がタクシーの車だろうが、普通の車だろうがあまり関係ないそう。 ぼったくりの可能性、または適当なところに送られてしまう可能性もある(さすがに誘拐されるようなことはないだろうが)。
とりあえず嫁がその辺に座ってた公安に聞いたところ、10元前後だったらぼったくりではないとのことだ。 するとそこに通りがかった普通車のおじさんが、九寨溝の入り口まで乗せてってくれるという。 嫁が話してみたところ15元と少し割高であったが、気にするほどではないので乗せてもらうことにした。 行き先には注意を払っておくことにする。

さて九寨溝の入り口まで乗せてってもらっている途中であった。 運転手が何やら言うには、九寨溝への入場チケットを安く手配できるという。 嫁はとりあえずそのチケット売りの人に会うだけ会ってみることにしたらしい。
私たちは九寨溝の入り口で、その斡旋をしているというお姉さんに会い話を聞いてみた。 システムとしては関係者枠の安い入場券があるらしく、関係者枠で中に入れるということ。 そして私たちの払った金額との差額分が、紹介のお姉さんに入るということらしい。
しばらく待たないといけなかったのが難であったが、実際に問題なく入場することができたのだ。 しかし紙のチケットがもらえなかったので、中に入ってからチケットの確認をされたら罰金を払わなくてはいけなかったのではないだろうか・・・まあ結果として問題がなかったのでよしとしよう。

九寨溝の深部へバスで移動

さて九寨溝の中は多くのバスが走っており、バスを利用して奥地に進んで行くことになる。 私たちはまず中心地点の諾日朗瀑布のあたりに向かった。 ちなみにその奥まで行きたい場合は、行き先が二つに分かれているので注意する必要がある。
諾日朗瀑布を少し過ぎたところのチベット族の経営する食堂でお湯をもらい、外で買ったインスタントヌードルを食べ栄養補給。

九寨溝の散策(日則溝)

この日は日則溝を探索することにし、諾日朗瀑布から煎竹海までバスで移動した。 煎竹海からはハイキングの始まりである。 ちなみにハイキングコース沿いにトイレは結構ある、結構清潔だ。 このあたりでは美しい湖を眺めつつのんびりとハイキングが出来るのだが、この日はあいにくと小雨が降ったり止んだり。 しかし滝などを眺めつつ熊猫海を通り過ぎ、五花海までたどり着く頃にはその雨も上がっていた。
こういうルートで来ると、五花海からは珍珠灘瀑布に行く人が多いかもしれない。 一方私たちは五花海の道路沿を登っていき、高台からの五花海の景色を楽しむことにした。 この日はこれでおしまいということにし、バスを使ってホテルまで戻った。 あとで確認したら、この日は2万歩近く歩いていた。

ホテル 某チベット族のホテル

某グッドスポットに存在する、知る人ぞ知る宿泊施設。 中国人が九寨溝に泊りがけで行く時はよく使われるそうな。 小さいベッドルームだが、シャワーとトイレは付いていた。 夕食と朝食は普通の中華料理だが(多少味付けがチベット風だったのかな?)、とても美味しかった。

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海外旅行記・中国 〜黄龍風景区の色彩美

九寨溝も黄龍も自然が作りあげた美しい色に彩られている。 豊かな自然の中で青色や緑色に美しく染めあげられた九寨溝に対し、複雑な石灰華の造形と超自然的な色彩を楽しむことができるのが黄龍だ。

松潘川主寺阿帝大酒店での朝食

黄龍の美しい池

黄龍の石灰華と水の美しいコンビネーション

前日の移動疲れもあり、ホテルではしっかり熟睡することができた。 またどうやら高地にも順応できているようであった。 しっかりとお腹が空いていたので、フロントで朝食を食べられるとこを聞いてみる。 するとどうやらお隣の食堂で食事ができるらしい。
行ってみるとここら辺一帯の労働者の朝食の場所のようだ。 多くの現地の労働者に混じって朝食をいただくことにした。 人気メニューは牛肉麺だったが、みんな頼んでいたので時間がかかりそう。 美味しそうではあったものの、すぐ出てくる包子を食べることにした。
しばらく食べていると、どうやら一つの牛肉麺が誰が注文したかわからず行き場を失っていた。 せっかくなので私たちのテーブルに回収して食べることにした。 結構しっかりと味付けがされた牛肉で美味しかった。 それもそのはずで、この一帯は牛肉の産地なのだ。 しっかりと食べて二人で300円ほど。

黄龍へのアクセスとロープウェイ

黄龍への道にいた牛

黄龍への車内から撮影した羊

昨日出会った男性と食堂で合流し、そのままホテル前からフロントで予約しておいたタクシーに乗り込んだ。 この日のホテル松潘川主寺阿帝大酒店から黄龍までは車で一時間ほど。
私たちがいた九寨黄龍空港側の町から黄龍に行くには、4000m超えの峠を超えていく必要がある。 最高地点あたりは私たちが訪れた10月初めでも、雪が降っていた。 多くの放し飼いにされた牛たちや羊をチラ見しつつ、黄龍までのドライブを楽しんだ。

黄龍はあまり標高差はないが山だ。 山頂までのアクセスは、歩いて登るかロープウェイを使うかである。 私たちはロープウェイを使うことにし、同行の男性は歩いて登ることにしたようだ。 するとタクシーの運転手が、代わりにチケットを買ってくるという。 値段は正規の料金と同じ4000円程度。 どうやら彼らはチケット購入の紹介をすることで、同料金でも多少の紹介料が受け取れるということらしい。 タクシーはホテル紹介だし運転手も信頼できる感じではあったので、私たちには特に問題はなかった。 しばらく待つと、入場とロープウェイのチケットを持って来てくれた。

色彩豊かな黄龍の風景

ロープウェイを登ると標高は3200m程度。 ここから黄龍のメインの一つである五彩池には、ほぼ平坦な道を歩いて行く。 この道はしっかりと整備された道であり、トイレや酸素バーが備え付けられている。 多少調子が悪いくらいなら酸素バーを利用しつつやりすごすことになる。 もちろん高山病がひどい場合はすぐさま下山だろうが。
しばらく歩くと黄龍の美しい景観が目に入るようになる。 最後に五彩池の周りで少し登りがあるが、その美しい景観を眺めながらなので疲れも忘れることができるだろう。
ベストのポイントに行くと写真を撮ってくれる業者がいる。 普段は鬱陶しい感じもするが、中国の観光地はシーズンだとめちゃくちゃ人が多いので、それらをかき分けて写真を撮りたかったら彼らを利用するのもありかな。 私たちは使わなかったけど。

黄龍の五彩池

黄龍の五彩池

ここでタクシーをシェアした男性と遭遇。 私たちはかなりゆっくり歩いてきたが、五彩池にたどり着くまでの時間は歩いて登ってもさほど変わらないようだ。
さて、ここまで来たあとは黄龍独特の美しい景色を眺めながら降っていくことになる。 この間の写真は下のギャラリーにまとめておいたので時間があったらご覧いただきたい。

黄龍から九寨溝への移動

黄龍を下りきった私たちは、もう一人の男性・タクシー運転手と合流し、一路九寨溝へと旅立つことになる。 どういう契約になっているのかはわからないが、途中のガソリンスタンドから別の運転手への交代があった。 それも含めて九寨溝のホテルへのドライブは三時間ほどかかったのだった。 ホテルに着いたあとは買い物などをしつつ、次の日からの九寨溝観光の準備をした。

ホテル 九寨童活精品酒店 (3000円)

このホテルは夕食が含まれていた。 味も結構美味しかったし、何か怪しげな薬膳酒が一杯無料で付いていた。 入り口のところで牛肉とジャガイモのBBQのようなこともやっており、食後にビールを片手に一つ二つつまんだらなかなか美味しかった。 部屋は広くて結構綺麗。 問題だったのはシャワー室の水はけが異常に悪かったくらいだろうか。 使ったあとしばらくバスルームの床が水浸しだった。 夕食後に九寨溝の観光案内を30分ほどホテルの人がしてくれる。 次の日の予定が決まってない人には役立つだろう。 おすすめできるホテル。

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海外旅行記・中国 〜黄龍・九寨溝エリアへの旅立ち

中国では「五岳归来不看山 黄山归来不看岳 九寨归来不看水」(五岳を見たら他の山には行きたくなくなるが、黄山を見たら五岳にも行きたくなくなる。 九寨溝を見たら他の川を見たくはならない)という詩があるそうだ。
九寨溝の絶景は写真で見ただけで惹きつけられるものであり、自分の目で一度は見てみたかった場所である。 九寨溝には四川九寨黄龍空港があるが、日本からの直行便はなく成都の経由便が多いようだ。
私たちは杭州近くにに滞在していたので、杭州国際空港から四川九寨黄龍空港へ直行便で向かうことにした。 四泊五日で、時期は10月の初め。 この年ではちょっと紅葉には早いかなという時期であった。

九寨溝の五彩池

九寨溝・五彩池

1日目 〜移動日

上海から杭州への移動

この日は結婚用の独身証明書を取得するため上海にいたので、新幹線を利用して上海虹橋站(駅)から杭州東站に移動した。
中国の新幹線はセキュリティチェックが付いており、駅次第でチケット売り場が中だったり外だったりする。 売り場が外の場合は、セキュリティにチケットを提示する必要があるので注意が必要だ。
チケット売り場では行き先と、希望があれば一等席か二等席かを伝える。 そうすると空席のある時間のリストを教えてくれるので、その中から選べば良い。 混んでいる時期で満車だらけだったら、立ち乗りを考慮する必要があるだろう。 チケット購入にはパスポートなどの身分証明が必要だ。 ちなみにこの時上海のチケット売りの担当官は英語が話せたが、必ずしもではないそうな。
チケットに書いてあるゲートに向かい、出発10分前くらいになるとゲートの中に入ることができる。 杭州東站までは一時間程度。

杭州東站から杭州国際空港へ

杭州東站から杭州国際空港へは直通のバスが出ている。 専用のバス乗り場があるので、チケットを買ってバスに乗り込めば良い。 バスもやはりセキュリティーチェックがある。 普通の時間であれば、バスの数はそこそこあるので少し待てば乗れるだろう。 空港までは30分くらいだったかな。

杭州国際空港についたら、四川航空のカウンターでチェックインをした。 この時小さな(?)トラブル。 嫁が私の航空券を予約してくれていたのだが、中国国内専用のアプリを使っていたため、私のアルファベット表記が自動で中国語発音になっていたのだ。 そのため発券された航空券にはパスポートと違うアルファベットが記載されていた。
四川航空の職員の対応は、セキュリティーを抜けられるかわからないけど、とりあえず行って来いというなかなかに豪胆なもの。 ちょっとドキドキしつつも、嫁がいるしなんとかなるか・・・とセキュリティーに向かう。 航空券とパスポートを渡すと、担当職員は暫くの間マジマジと航空券を眺めていた。 これは無理かと思ったが、どうやらまあいいやということになったようで、無事出発エリアに入ることができたのだ。
杭州国際空港はコンパクトな空港で、喫茶店で青島ビールを飲みつつ出発までの時間をつぶした。

四川九寨黄龍空港から初日のホテルへ

四川九寨黄龍空港までは三時間のフライト。 中国語飛び交う賑やかな機内であったことは覚えているが、機内食が美味しかったかなどは忘れてしまった。 フライトには少しの遅延はあったものの、順調に着陸することができた。
さて時期は10月の初めであったが、四川九寨黄龍空港はその標高なんと3500m。 とても寒い。 特に杭州が割と暖かかったので、その寒暖差が凄まじかった。 ある程度は予想していたので、準備していたダウンジャケットやマフラーなどをはおり寒さをしのぐ。
空港出口でしばらく待つと、ホテルからのピックアップサービスが迎えに来てくれた。 車の中で話していたところによると、人によると空港を出てすぐ高山病になる人がいるやらなんやら。 私たちは今大丈夫なんだからきっと大丈夫だよ、と言われたのを覚えている。 この旅行中の最高標高は4200m程度であったが、私たちは特に問題を感じなかった。

ホテル(松潘川主寺阿帝大酒店)は空港から15分ほどの黄龍と九寨溝の間にあり、比較的清潔な部屋とバスルームが付いていた。 値段は3000円ほど。 この気候の中暖房の一つが壊れているというアクシデントがあったが、ベッドに電気毛布が付いていたので問題はなかった。
基本的におすすめできるホテルであったが、検索したところ中国語の情報しか出てこなかった。 中国人の友達でもいれば、予約してもらえるかもしれない。 うちの嫁はctrip.comというウェブサイトのアプリ版を利用していた。

チェックイン後すぐフロントまで行って、次の日の黄龍までのタクシーの手配をすることにした。 ちょうどもう一人黄龍に行きたいという観光客がいたので、次の日はご一緒することにしたのであった。 交渉の末、ホテルから黄龍までと黄龍から九寨溝エリアまでの2回のドライブが6000円程度ということになり、3人で当分することになったのであった。
その後は次の日の黄龍観光に備えてさっさと寝ることにした。

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜パリの素敵な美術館

パリ旅行3投稿目。 オルセー美術館・オランジュリー美術館を満喫し、ルーブル美術館での驚きの体験の後でも、パリにはまだまだ見るところがたくさんあるのだ。

5日目 〜マルモッタンモネ美術館・ヴェルサイユ宮殿

この日は2月の第一日曜日。 公共施設が無料で利用できる日だ。 なのでとりあえず美術館や公共施設に向かおうという話になる。 最初に向かったのはマルモッタンモネ美術館。 この美術館はやや外れにあるので、私たちのホテルから辿り着くにはChâteletから地下鉄を乗り継いで40分程度。 わかりやすい看板が地下鉄の外にあまりなかったので、事前にある程度場所を調べておいた方が良いだろう。 ちなみに夜に友人宅を訪れる予定があったため、zone1-5の地下鉄、国鉄SNCFやRERが1日乗り放題のチケットを17ユーロで購入した。 さて辿り着いてみたところ、第一日曜日にもかかわらずほとんど人がいなかった。 不思議に思いつつも、受付を素通りしセキュリティーチェックのところまで行ってみる。 するといかついセキュリティーのお兄さんがチケットを見せろという。 なので今日は第一日曜日だから無料でしょ?と尋ねてみる。 するとマルモッタンモネは私立美術館だからただじゃない、受付でチケットを買ってきてとのことであった。。 なるほど、それなりに有名な美術館だからすっかり公立だと思い込んでいたが、私立美術館じゃあ無料にはならないのは当然だ。 大人しく受付に戻ってチケットを3人分購入した。 中に入ると、ヨーロッパタイプの家の部屋の中に素敵な絵画や芸術品が飾られている。 2階も似たような感じであり、素敵な雰囲気の美術館である。 しかしこの美術館の本番はミュージアムショップを通り抜けた先にある地下にある。 地下には大きな1フロアがあり、そのフロア全体がモネの絵で囲まれているのだ。 印象派・モネ好きにはたまらない空間だ。 小さな美術館であるがこのフロアを見るためだけに、マルモッタンモネ美術館を訪れる価値があると断言できる。 特に印象派の由来となったとされる「印象・日の出」は一見の価値がある。

私たちはマルモッタンモネ美術館を後にし、RERを使ってヴェルサイユ宮殿に向かった。 途中乗り換える必要があったのだが、これが結構わかりにくい。 ホームに電光掲示板があるので、行き先をしっかりと確認しよう。 反対側のホームに行く場合は地下通路があった。 行き先が違う電車が同じホームに入ってくるため、行き先を十分に確認してから乗る必要がある。 ヴェルサイユは終点なので、降りる方は簡単であったが。 ヴェルサイユ宮殿の入り口までは駅から歩いて10分くらい。 簡単なセキュリティーチェックを抜けるとヴェルサイユ宮殿前の広場に入れる・・・のだが、そこにはとてつもなく長い列ができていた。 この列はヴェルサイユ宮殿の宮殿内に入るための列である。 無料の日なので長い列はある程度覚悟していたのだが、ここまでの列は想定外。 ちょっと話し合った結果せっかくなので、列に並んで見ることにした。 結局入り口に入るまでにかかった時間は二時間程度であった。 トイレは入ってすぐのところにあるが、タイミング次第では結構待つことになるかもしれないので注意。 気になる方は無料の日は避けた方が良いかもしれない。 宮殿内では豪華絢爛であったであろう宮殿の雰囲気を楽しむことができる。 中庭は並ばないで入ることができるし、なかなか綺麗なので時間があるなら立ち寄る価値はある。ヴェルサイユ宮殿中庭

ヴェルサイユ宮殿の中庭

ヴェルサイユ宮殿を後にした私たちは、嫁の中学校の時の同級生宅へと向かった。 RERのC線を終点まで北上し、そこから友人の迎えで家まで移動した。 嫁の友人にフランス料理をふるまってもらいつつ、楽しい時間を過ごすことができたが、問題は帰り道であった。 10時過ぎくらいに駅から電車のH線に乗ってパリの中心地まで戻って来たのだが、電車自体は新しく綺麗であったものの酔っ払い客などが多く若干不安な感じ(まあ東京でもそんなものかもしれないが)。 また最後に乗り換えてChâteletまで戻る際には、RERのB線を一駅使わないといけなかった。 この電車はとても古くて薄暗く、客層もあまりよろしくない感じであった。 一駅だけだったし十分に警戒していたこともあって何も問題はなかったのだが、夜間に長距離乗りたい感じの電車では決してなかった。

昼食 スキップ

夕食 友人宅

6日目 〜ポンピドゥー・センター

パリの現代美術館。 最終日なのでホテルからチェックアウトだけして、ホテルに荷物を預けて出かけた。 そのため最終日はホテルからは歩いてすぐのところにあった現代美術館、ポンピドューセンター(Pompidou Centre)を訪ねることにした。 私は現代美術は全く知識も理解もないので流し見するだけであったが、建物は現代的な建築であり見ていて楽しい感じはあった。 現代美術館らしくミュージアムショップは品揃えが良くて、おしゃれなものが多く楽しめた。 その後ホテルで荷物をピックアップしたのちにリヨン駅に向かい、TGVでグルノーブルへと旅立つのであった。

ポンピドゥセンター

ポンピドゥセンター外観

レストラン情報

昼食 IT Trattoria ☆☆☆

ポンピドューの近くのパスタとピザのお店。 他はサラダとかコーヒーとか。 クリームソースが少し重たかったけど、パスタは美味しかった。 フランスのお店のコーヒーはほぼ美味しい。

夕食 リヨン駅で買ったサラダ、サンドイッチなどをTGV車内にて

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海外旅行記のまとめ

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜何かが起こったルーブル美術館

前回の投稿に引き続きフランスはパリ旅行記。

3日目 〜ルーブル美術館

パリ旅行の三日目はルーブル美術館を訪れることにした。 ルーブル美術館は言わずと知れた世界最大級の美術館である。 私たちのパリの旅でも、もちろんメインの目的地の一つであった。 チケットはオンラインであらかじめ購入し持参。 二月の混雑していない時期であったため、真ん中の透明ピラミッドの入り口から入場することにした。 待ち時間はほとんどなし。 入場すると無料のロッカーがあるので、そこにカバンと上着をしまってルーブル美術館の探索を始めたのだった(このことを後ほど若干後悔することになる)。

ルーブルは巨大な美術館なので事前のプランニングが重要だ。 私の父がすでに何度かルーブルに来ていたため、私たちは彼のおすすめのプランをなぞることにした。 始めはサモトラケのニケを見る。 まさに教科書で見たままの姿だ、ちょっと感動。 続いて通路の展示品を眺めつつルネッサンスエリアへと向かう。 その辺に何気なくおかれているダビンチの絵などに驚きつつ、大広間へと移動したモナリザを見に行く。 モナリザはやはりあの有名なモナリザである。 見た人々が常に思っていたより小さかったという感想を述べるため、どれだけ小さいのかと思っていた私は、逆にそれなりに大きいなという印象を受けた。 さてそのまま大広間を抜けた私たちは、ナポレオンの戴冠など巨大絵画が並ぶコーナーへと向かった。 このコーナーは有名絵画が多く、その一つである民衆を導く自由の女神を眺めつつ、そういえば高校の社会科の授業で習ったななどと回想していたりした。。。

そんなときであった。 急に不思議な館内放送が流れ出したのだ。 それは平板なトーンであまり意味があるように感じられないような放送だった。 私のフランス語のリスニング能力は皆無に等しいので、フランス語だったのかもしれないがわからない。 館内放送の故障かなと気にしないことにして、鑑賞を続けることにした。 しかしそれからほんの少ししてからだった、ルーブルの職員が奥の方から現れて、逆の方向に行くように指示を出し始めたのだ。 大人しく従いつつも、これは有名人でも現れて一角を封鎖でもするのかなと、職員の反対側をのぞいて見ていたりした。 どうやらそういうわけでもないようなので、移動しつつ職員にどうなっているのか聞いて見る。 その時は職員もよくわからないと答えていた。 しばらく歩き続けていると同じ方向に歩く人たちが少しづつ増え出しており、これは何かしら起こっているのかもしれないと思いだす。 またこの頃には職員も「早く進んでください、これはあなたたちの安全のためです」というニュアンスのことを言い始めていた。 実は私たちは避難中であったのだ。 その後ルーブルの一角に避難した私たちは、安全が確保されるまで二時間ほど閉じ込められることになる。 ルーブルの職員はほとんど情報をくれないため、インターネットで原因を検索した。 するとどうやらルーブルの入り口の一つに、大型ナイフを持った男が現れて警備の兵士に撃たれたというのだ。 後ほど読んだニュースの情報では、計画的とは言い難いような事件ではあったのだが、フランス国内ではテロ事件として大々的に報道されていた。 避難室では窮屈に閉じ込められていたものの、安全は十分に確保されている雰囲気であり、それほど緊張を強いられることはなかった。 仮設の?トイレは一つしかなかったので一時間も超えたあたりからトイレに行列ができていたが。 二時間ほど待つと、外に出るように案内された。 この後どうなるんだと尋ねると、外に出れば大丈夫とだけ言われ詳細は教えてもらえない。 その後出口で武装警察によるボディーチェックを受けたのち、ルーブルの敷地外まで案内されたのだった。。。

事件後のルーブル

事件後のルーブル出口

敷地から出ると多くの報道陣や警察が周囲を囲んでおり、情報が欲しくともどこへ行ったら良いのかもわからない状況であった。 ようやく一人のルーブル職員を捕まえるもめぼしい情報はなし。 ダウンジャケットもカバンもルーブルのロッカールームだったため、寒いのを我慢して少しの間情報のアップデートを待っていたが何もなし。 諦めて近くの喫茶店に入り、昼食を食べることにした。 のんびりと時間をかけて昼食を食べ終えるが、有用な新しい情報は出て来てはいなかった。 私たちは次の日もパリにいるので、カバンはひとまず諦めてホテルに戻ることにしたのだった。 さすがにちょっと気疲れした私たちは、午後一杯ホテルで休むことにした。 その後少し気力を取り戻し、歩いて中華料理屋まで夕食を食べに行って、何かと疲れた1日を終えることができたのだった。 ちなみに夜7時過ぎにルーブルからきていたメールによると、この日のチケットは3日間有効になるそうだ。 カバンもルーブルの中だし、嫁も父もやる気だったので翌日もう一度ルーブルを訪れることにした。

レストラン情報

昼食 Café des Beaux Arts ☆☆☆

事件後慌てていた中でのんびりと、昼食とコーヒーを取ることができた。 店内がおしゃれ。 普通のカフェの食事といった感じで、バーガー、キッシュ、オムレツを注文。 料理はそれなりに美味しかったかな。

夕食 Mirama ☆☆☆☆

アジア系の食事には点が甘くなっているかもしれない。。 普通の中華料理だけどやっぱり美味しかった。 青島ビールと美味しい中華で事件疲れを多少なりとも取ることができた。 エビワンタン麺を食べた。

〜ルーブルの事件対応について〜

ルーブル職員の対応は優れていたのではないかと思う。 多数の美術品の中100人近い人をパニックをおこさせることなく誘導するというのは、重要なことでありとても難しいことではないだろうか。 ほぼ全ての時間不安を感じることなく、待っていることができたのは職員の努力も大きかったかと思う。 一方で、待ち時間はともかくお客さんをリリースする際の情報公開は、もう少しできても良かったのではないかと思う。 事件捜査との兼ね合いで情報が出しにくかったのかもしれない。 しかし、その場で待っていた方が良いのか、しばらくは何の情報も出ないから一度ルーブルから離れた方が良いのか、というような大雑把な情報だけでもあれば、その後の動きを決める手助けになったと思う。 あとは国際旅行など限られた時間の中で来ている人が多いルーブルで、チケットを三日しか延長しないのはちょっと短いかな。 3年延長とかにしておけば戻ってこれる人もいるかもしれないのにとは思った。

 

4日目 〜ルーブル美術館

ミロのビーナス

ミロのビーナス

というわけで再びやってきた、ルーブル美術館である。 この日は地下鉄の駅から直接入場口に向かうが、事件の翌日にもかかわらずとても混んでいた。 そこで私の父が知っていた、パッサージリシュリュー入り口に向かうとすぐさま入ることができた。 ロッカールームを確認すると、中の荷物は無事入ったままであった。 入り口では前日のチケットを見せるとその日の日付入りのスタンプが押されて中に入ることができた。 この日は半地下の中世ルーブルの遺跡を通り抜けて、ミロのビーナスへとまず向かう。 うん、やはりどこかで見たことのあるビーナスだ。 その後昨日途中になってしまった、自由の女神近辺の絵画を再び眺める。 事件後も何も変わらない自由の女神の姿がそこにはあった。 その後はのんびりと1日かけて残りの展示品をほぼ完走した。 ハンムラビ法典とレンブラントがフロア改修中で見れなかったのがちょっと残念。 途中カフェアンジェリーナでのお茶と昼食休憩を挟んだ。

パリ旅行の続きは次の投稿で

レストラン情報

喫茶 Café Richelieu / Angelina ☆☆☆

サービスは英語で丁寧にしてくれた。 ケーキやフルーツ・コーヒーは美味しかったが、やはり高い。 まあ場所代と考えれば悪くはない。

昼食 出口を出てすぐのフードコートのようなところ ☆☆☆

ファストフード的に食べるには十分。 値段も立地を考えればあまり高くない。 ワインを買ったら、コップは2ユーロ?(定かではない)で返却すればお金を返すよってシステムであった。

夕食 ギャラリーラファイエットのお惣菜のお持ち帰り ☆☆

父によると昔に比べてお惣菜コーナーの規模が縮小したのかな。 中華コーナーの店員の対応があまりよろしくなく、スキップして地中海料理のお店で何品か見繕う。 あとはピザ。 例のごとく嫁は気にしていなかったので、さほどひどくはなかったのだろう。 食事はまあお惣菜コーナーなので普通、コストパフォーマンスは良かったと思う。

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2. 海外旅行記・ヨーロッパ 〜エルミタージュ美術館へ

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海外旅行記・ヨーロッパ 〜一度は訪れたい都パリ

残念なことに昨今どうしても治安の悪さなどが目立ってしまうパリである。 それでもパリはパリ。 いつかは必ず行きたい都市の一つだ。 治安が劇的に改善される可能性は残念ながらそう高くはないだろう。 そこでフランス在住であるこのチャンスに、メインの美術館だけでも回ってくることにしたのだ。 まずは旅行前にパリについて前情報の収集。

職場のボス「パリは危ないよ。 気をつけてね」

最近国外移住した友人「パリは窃盗・スリが多い。 最近はカツアゲも多い。 気をつけてね」

職場の友人「リヨンは安全!」

・・・不安である。。

1日目 〜モンマルトルの丘・凱旋門・シャンゼリゼ通り

何はともあれ移動はTGV。 グルノーブルからリヨン国際空港に1回停まるだけで、三時間半くらいでパリのリヨン駅(gare de lyon)に到着した。 とりあえず地下鉄のカルネ・10回券を窓口で買って地下鉄でホテルまで移動した。 ホテルはプライスラインでヒットしたホテル デ デュック ダンジュー(Hôtel des Ducs D’Anjou)に5連泊。 一泊90ユーロくらいだったと思う。 朝食はクロワッサン、パンオショコラなどをメインに、ベーコン・卵など少しの暖かい料理、ハム・チーズ、ヨーグルト・ナッツなどがついており結構良かったと思う。 ただし朝食が料金に入っていないプランならば、外に出てどこかで食べた方がコストパフォーマンスが良いかも。 実は私たちのプランは朝食なしだったことがチェックアウト時に判明したのだが、ホテル側のチェックイン時の手違いが原因であったので無料になったのだった。

パリ・モンマルトルの丘

パリ・モンマルトルの丘から

ホテルにて日本から来た私の父と合流し、ホテルの近くのパン屋さんでパンなどを買って昼食にした。 初日は特に予定は立てていなかったのだが、地下鉄に乗ってモンマルトルの丘を訪ねることにする。 とても眺めの良い丘であり、パリを一望することができる。 その後ムーランルージュ方面へとぶらぶらしつつ、映画アメリのカフェでビールを一杯。 地下鉄に乗ってエッフェル塔をチラ見、その後凱旋門に向かう。 そのままシャンゼリゼ通りを歩いて、ルイヴィトンに立ち寄ってみると春節のイベントをやっていた。 中国が今はメインの客層なのだろうか? エスカレーターで最上階まで上がってぐるぐる降りてくる構造のお店。 お店はおしゃれで見ていて楽しかった。 もちろん何も買わなかったが。 さらにシャンゼリゼ通りを歩いて、ベルギーレストランでディナー。 普通に美味しかった。

レストラン情報

昼食 Boulangerie Dheilly ☆☆☆

キッシュが美味しかった。 クロワッサン・パンオショコラなどは普通のフランスレベル、おいしい。

休憩 映画アメリのカフェ(Café des Deux Moulins) ☆

クレープは普通。 飲み物はビールだったのでまあ普通。 接客がびっくりするくらい悪かった。 おすすめはしない。 が、ウェイター次第だろうし、フランス語が堪能なら大丈夫かも。 嫁はあんまり気にしていなかったので私がセンシティブなだけかもしれないが。 と思ってグーグルのレビューを見たら、時折最悪の接客というコメントあり。 同じ人にあたったのかな。

夕食 Léon de Bruxelles – Champs Elysées ☆☆☆

ムール貝が有名。 ビールに良くあっておいしかったけど、ムール貝はムール貝。 サラダが良かったかな。 妊娠中の嫁用に頼んだ牛肉の煮込みももそこそこ美味しかった。

2日目 〜オルセー美術館・オランジュリー美術館

ホテルで朝食を食べた後バスでオルセー美術館に向かう。 オープン10分前の9時20分からチケットを買う方の列に並んだが、二月の平日だったので全く混んでいなかった。 オランジュリーとのコンボチケットを買って入場。 リュックタイプのカバンはクロークに預ける必要あり。 私たちは最上階の印象派のフロアをすぐさま訪れた。 このフロアには数多くの印象派の作品が展示されており、印象派好きにはたまらない。 もくろみ通りしばらくの間はあまり人が来ず、数多くの名画をのんびりと眺めることができたのだった。 その後他のフロアや特別展示などを鑑賞し、お昼はオルセー美術館内のカフェで軽く済ませた。 2時過ぎくらいにはオルセーのメインの展示物を見終えることができたので、後ろ髪を引かれつつもオランジュリー美術館に移動した。 オランジュリー美術館はオルセーから歩いてすぐ。 ここはなんといってもモネの睡蓮の絵を見るためにあると言っても良いだろう。 計8枚の横幅10m超の睡蓮の絵が、この絵画を展示するために作られた二つの展示室に飾られているのだ。 私たちを取り囲む異なった表情を見せる睡蓮の絵達に、時を忘れて見入ってしまっていた。 その後オランジェリーのその他の展示を一通り鑑賞して、この日の密度の濃い絵画鑑賞を終えることになった。 その後はライトアップされたノートルダム寺院の脇を通り抜けて、L’INITIALという日本人シェフのフランス料理屋でディナーを食べてホテルへと戻った。

レストラン情報

昼食 The Café Campana ☆☆☆

オルセーはレストランが結構有名だったので少し悩んだのだが、軽く食べたかったのでこちらのカフェをチョイスした。 印象派のフロアを出てすぐにあるので、印象派で疲れた足を癒すのにちょうど良いかもしれない。 サービスは迅速だったし結構良かった。 味はよく覚えてないので、まあ普通だったのだろう。

夕食 Restaurant L’INITIAL  ☆☆☆☆☆

滞在中で一番美味しかったレストラン。 日本人シェフの作るフレンチ。 従業員はみんな日本人。 日本語での落ち着いたサービスが受けられるのは、海外旅行に気を張っているなか心休まるし嬉しいものだ。 せっかくなのでプレート数の多い48ユーロのコースを頼んだ。 正直48ユーロで良いのか不安になるくらい、全ての料理が美味しかった。 なかでもフォアグラのソテーと果物の柿を合わせたプレートと、牛肉とトリフュのステーキは絶品。 日本人シェフのセンスを感じるメニューであった。 三時間ほどかけてゆっくりと料理を楽しむことができた。 もう一度パリに戻るときは是非とも再訪したいレストランである。

長くなって来たので、旅行の続きは次の投稿に回すことにする。

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海外旅行記のまとめ

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海外旅行記・グランドサークル 〜立ち寄りスポットと豆情報

グランドサークルシリーズは、この投稿で一休み。 グランドサークルは是非とももう一度訪れたい場所なので、その時にはこのシリーズも再開したいと思う。 このひとまず最後の投稿では、ちょっと立ち寄った場所・ポイントや、良かったホテル・レストランなどを記していきたい。

〜ドライブだけでテンションが上がるグランドサークル〜

他に何もない荒野を突っ走るのはとても気持ちが良い。

絶景の中をゆっくりとドライブするのもまた良し。

白い雲と青い空の下、砂道を疾走するのも面白い。

グランドサークルには素晴らしいドライブコースが揃っている。

 

〜ほっとする普通の観光地・レイクパウエル〜

日の入り時のレイクパウエル

日の入り時のレイクパウエル

レイクパウエルはアリゾナ州ページからすぐの綺麗な湖、リゾート地になっている。 クルージングなどしてみたり、のんびり休憩を1日挟むのも悪くないかもしれない。 私たちは湖そばの眺めの良いレストランでディナーを食べただけだが。 眺めはとても良く、味はそこそこだったかな。

〜砂漠の日の入り・コーラルピンク砂丘州立公園〜

コーラルピンク砂丘州立公園

コーラルピンク砂丘州立公園の日の入り

予定にはなかったが、時間があったので立ち寄った州立公園。 ユタ州カナブ(kanab)にて日の入りまで一時間ほど。 日の入りが綺麗に見える近くの場所をウェブでサーチした結果見つかったのがコーラルピンク砂丘州立公園(coral pink sand dunes state park)であった。 カナブからは車で30分ほどの距離。 到着するころには、太陽はちょうど地平線の木々の中に隠れ出すところであった。 そんな時間なので職員さんはもう帰ってるかなと思いきや、しっかりと入場料を払う必要があった(夕方だったので3ドルくらい)。 せっかくなので日の入りの写真を撮った後も、残りの明かりで砂の上で二人しばらく遊んでいた。

コーラルピンク砂丘州立公園

コーラルピンク砂丘州立公園・日の入り後

ちなみに帰り道では暗闇の中で、大量の牛さんたちが道路を塞いでいた。 ここに限らずだが、夜間は動物注意である。

コーラルピンク砂丘の牛

コーラルピンク砂丘の牛

美味しかったレストラン情報

Thai sapa(ザイオン国立公園)

ドランクンヌードルの味付けがとても良かった。 グリーンカレーも美味しかった。

Szechuan restaurant(モアブ)

ナスの炒め物が美味しかったかな。

良かったホテル情報

Best western plus canyonlands inn(モアブ)

部屋はきれい。 朝食のブッフェもいろいろ選択肢があって良かった。

the view hotel(モニュメントバレー)

何よりもバルコニーからの眺め、日の出が最高。

Grand Circle Bed & Breakfast(カナブ)

B&B。 綺麗な部屋と大きなバス。 朝食がとても美味しかった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜エンジェルズランディング

グランドサークルの旅七日目。 ザ・ウェーブの抽選を三たびはずしたこの日、私たちは前日のナローズでの川歩きに続きザイオン国立公園を再訪することになったのだ。 ザイオン国立公園にはエンジェルズランディングという素敵な名前のトレイルがある。 名前通りというべきなのか似合わずというべきか、なかなかに歩きごたえのあるトレイルであった。

舗装路を登るエンジェルズランディング前半

ザイオン国立公園 エンジェルズランディング

エンジェルズランディング・最初は整備された登り道

前日同様ユタ州カナブ(kanab)からビジターセンターまで移動した私たち。 エンジェルズランディングは天気が良ければ、鉄砲水などの心配はない。 そこでビジターセンターはスキップして、シャトルバスに直接乗り込む。 グロット(The grotto)という停留所で降りると、ハイキングトレイルの入口はすぐそこである。 最初は上写真のような割と整備された道をウォーミングアップとばかりに登って行く。 それなりに傾斜のある登りが続くので、水など必要なもの以外は荷物を最低限にしておいた方が楽に登れるだろう。 下写真のようなジグザグの登り道までたどり着いたら中間地点はもうすぐそこだ。

ザイオン国立公園 エンジェルズランディング

エンジェルズランディング・中間地点まで後少し

岩を登るエンジェルズランディング後半

私たちは休みをとりつつゆっくり目のペースで登ったので、中間地点にたどり着いた時には一時間半程の時が過ぎていた。 中間地点までは走って登って行く人もいるくらいなので、時間が押している人はずっと早く登ることが可能だろう。 さて、ここからがエンジェルズランディングの本番である。 下の写真のような岩場の尾根を踏破するのだ。 拡大していただくと、豆粒のような人々が尾根の上に見えるかと思う。

ザイオン エンジェルズランディングエンジェルズランディングの本番・山頂への尾根

ザイオン エンジェルズランディング

チェーンの補助付きの岩登り

岩場は狭く、時折ほぼ垂直に登っていかないといけないような場所もある。 また脇の方をひょいとのぞけば絶壁の崖だ。 しかし難しい場所には必ずチェーンが張ってあるので、下を見ないように少しずつ登って行けば問題ない。 私は高所は苦手な方なのだが、一時間ほどかけてエンジェルズランディングの山頂までたどり着くことができた。

ザイオン エンジェルズランディング 山頂

エンジェルズランディングの終点・山頂

エンジェルズランディングの山頂からの峡谷の眺めは、苦労して登って来たこともプラスして格別の絶景となる。 4−5時間をザイオン国立公園で取れる方は是非この景色を自分の目で見ていただきたい。

しばらく山頂で過ごしていると、小さな雨雲が近づいて来て小雨が降り出した。 幸いなことに小雨程度であれば足元が悪化して劇的に滑り易くなったりはしなかった。 しかし雨が強く降り出したら話は別だろう、天候には十分注意する必要がある。 幸い軽い通り雨であったため、私たちは問題なく下り切ることができた。 私たちは四時間半をかけてエンジェルズランディングを踏破したのだ。 その後ブライスキャニオン国立公園へと移動するのだが、運転中に足がつりかけて大変だったことを覚えている。

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海外旅行記・グランドサークル 〜ナローズのんびり川歩き

グランドサークルシリーズは、場所を移してユタ州ザイオン国立公園。 ザイオン国立公園は、グランドサークルの国立公園の中ではやや特殊な感じがある。
まず岩や大地などの無機物の美しさが目を引くことの多いグランドサークルの中で、比較的緑に包まれた国立公園である。 その景観はもちろん美しく、見ておくべきスポットは多い。
しかしそれより何より、ザイオン国立公園内の各所はエンターテインメント性に富んでいるのだ。 ザ・ウェイブの抽選を外したこともあり、ザイオン国立公園のハイキングトレイルを二つ試すことができた。 そのうちの一つがコロラド川の支流ヴァージン川(virgin river)の中をひたすら歩くハイキングトレイル・・・ナローズである。

ザイオン国立公園ナローズへのアクセス

ザイオン国立公園ナローズ

ヴァージン川を歩くザイオン国立公園・ナローズ

グランドサークルの旅6日目の朝。 ユタ州カナブ(kanab)のビジターセンターで無事ザ・ウェーブの抽選を外した私たちは、その足でザイオン国立公園へと向かった。
カナブからザイオン国立公園のゲートまでは車で40分程度。 道も非常にわかりやすくアクセスの良い国立公園だ。 年間パスを使ってゲートをくぐり抜ける。 のんびりとドライブしていると、道路沿いのいくつかの観光スポットを見ることができる。 トンネルをいくつかくぐりつつ山道を走ると、大きな駐車場があるビジターセンターにたどりつく。
ビジターセンターで今日のナローズの最新情報を簡単に確認した後、シャトルバスに乗り込む。 シャトルバスは5ー10分おきくらいだっただろう。 ナローズに行くには、終点のテンプルオブシナワバ(temple of shinawava)まで行けば良い。 途中鹿などの野生動物に遭遇すると運転手がスピードを落として、教えてくれたりする。
シナワバのシャトルバスの停留所には比較的綺麗なトイレがついていた。 ここからナローズの入口にたどり着くには、1kmと少し川沿いの舗装路を歩いて行く必要がある。 このリバーサイドウオークの入口に、ナローズでの鉄砲水の可能性を表示する掲示板があり、この日は確率が非常に低いという表示であった。

ナローズでの川歩きに準備するもの

ナローズ ザイオン国立公園

膝程度までの深さのあるナローズ

さてナローズは川沿いではなく川の中を歩くので、しっかりと準備を整えておく必要がある。 上半身は暑ければTシャツで良いが、川の中にいると意外と涼しく感じるかもしれないので、念のため上着は持っていた方が良いだろう。 下半身は私はハーフスパッツ型の競泳用水着を履いていたが、普通の薄手のショートパンツでも大丈夫。
靴は川歩き用の水に濡れても良く歩き易いウオーターシューズ的なものを準備した方が良いだろう。 また結構な距離を歩いてしまうものなので、十分に靴はならしておいた方が良い。 私は数度しか履いていない新しい靴で若干靴擦れした。
川の中を歩くわけだが、川の水は飲めないので、十分な飲料水も持って行く必要もある。 そこらへんに落ちている流木を使っても良いが、杖を使っている人は多かった。 それなりに流れの速いところを歩くこともあるので、装備が整っているにこしたことはない。

ナローズでの川歩き

ナローズの開始地点付近

ナローズのスタート付近

この日は天候に恵まれていた。 やや冷たい川の中を歩いていて、暑くも寒くも感じない程度の気温。
スタート地点は足が浸かる程度の深さで流れもさほど早くない感じ。 上流に向かって進むにつれて、膝から太もも程度までの深さの場所を歩く必要があったり、浅くとも流れが早く歩きにくい場所などもあった。
しかし川の中を濡れるのも気にせず歩くというのはなかなかにして楽しい。 童心に帰りつつ三時間ほど進んだところで、目標地点であった分岐点までたどり着くことができた。 それほど疲れていたわけでもなかったが、帰り道も同じ距離を歩かないといけないのでここで引き返すことにしたのだ。 ちなみにこの先にもう少し進むと、かなり水深が深い場所があるようだ。
帰り道は川の流れと同じ方向に歩くわけだが、だからといってそんなに楽できるというわけでもない。 下流側からスタートする場合は、十分に余力を持った段階で引き返す必要がある。 ちなみに上流側からスタートする場合は事前に許可を得る必要があり、キャンプを挟みつつ1日かけて踏破するそうだ。

無事スタート地点まで戻った私たちは、川の中を歩いたため普段とは違うタイプの疲れを感じていた。 ビジターセンターまでシャトルバスで戻り、入って来た方とは反対側の出口側のタイ料理レストランにて夕食をとった。 あまりよろしくないレビューも散見されたが、私たちが頼んだメニューは国立公園の側で食べてるとは思えないほどとても美味しかった(グリーンカレー、ドランクンヌードル、サモサだったかな・・・)。 メニューかシェフの当たり外れがあるのかもしれない。 その後ザイオン国立公園を通り抜けて、カナブまで戻るのであった。

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海外旅行記・グランドサークル 〜西部の荒野モニュメントバレー

多くの人が西部劇という言葉でイメージする景観というのは、ここモニュメントバレーなのではないだろうか。 果てしない荒野と、メサ・ビュートと呼ばれる大岩のオブジェが独特の景観を作り出している。 私たちのグランドサークルの旅の二つ目の目的地であった。

モニュメントバレーへのアクセスとビューホテル

ビューホテルからのモニュメントバレー

お昼過ぎにモアブ(moab)を発った私たちは、夕方にはモニュメントバレーに到着した。 道中はメキシカンハットと呼ばれる岩に立ち寄ったくらい。 有名なモニュメントバレーに続く一本道の写真撮影はしたかったのだが、ちょうどその辺りを通る時に視界がほぼ無いくらいの豪雷雨に遭遇。 諦めることにする。
モニュメントバレーへのゲートにたどり着いた頃には雨は上がったのだが、残念ながら天気は今ひとつであった。 ゲートで20ドルの入場料を払い敷地に入りビューホテルに向かった。
ビューホテルはモニュメントバレーの敷地内にある唯一のホテルで、部屋のバルコニーからモニュメントバレーの荒野を一望することができる。 そのぶんお値段は高くなっており、普通のアメリカンタイプの一部屋が300ドルほどする。 しかし部屋のバルコニーにのんびりと座りつつ、夕暮れ時のモニュメントバレーの景観を満喫できることを考えれば安いものだろう。
唯一残念であったのは、天候に恵まれず夕日に染まって行くモニュメントバレーを見ることができなかったことだ。 日没後はちょっと疲れていたこともあり、部屋でインスタントヌードルを食べて就寝することにした。

ビューホテルからの日の出鑑賞

ビューホテルの部屋からの日の出

早朝夜明け前に起き出して日の出を待つ。 ビューホテルのもう一つの良い点は、バルコニーが東向きであることだ。 この方角のおかげでモニュメントバレーでは日の出を部屋のバルコニーから楽しむことができたのだ。 太陽がビュートの後ろから現れて来る様子に、眠たさも忘れて見入ってしまった。 ちなみに嫁はベストの角度と視界を求めて、ホテルのレストラン側の方に写真を撮りに行っていた。
朝食付きでホテルを取っていたので、その後朝食のブッフェを食べた。 レストランからの眺めもとても良いが、そんなにチョイスもなく味も普通。 何か買っておいて食べるならそれも良いだろう。

モニュメントバレーのトレイルで荒野の散策

朝食後にホテルをチェックアウトし、モニュメントバレー内のビュートの周りを一周するワイルドキャットトレイル(wildcat trail)に向かうことにした。 このトレイルの開始地点はとてもわかりにくく、しばらく見つけることができなかった。 掃除のお姉さんに聞くと、道なき道をおりて行けば良いとのこと。 実際には別の正しい開始地点があったのかもしれないが、とりあえずそこからおりていきいつのまにやらトレイルに合流していた。
ワイルドキャットトレイルは5kmの周回コース。 ホテルにはそれなりに人がいたが、このトレイルで見かけたのは一組くらい。 近づくと巨大なビュートと私たちだけが広大な荒野の中に静かに佇んでいるというのは、何やら不思議でもあり心地よい感じでもあった。 気温はかなり高くなっていたので、水休憩を頻繁にとりつつのんびりと一周。

Monument Valley

ワイルドキャットトレイルから撮影

モニュメントバレーの荒野をドライブ

ウォーキングの後は車に乗り換えて、モニュメントバレー内のドライビングコースに向かった。 SUVの車をレンタルし、またできれば4WDにしておきたかったのはここを走るためでもある。 とはいえ前日の雨にもかかわらず想定していたよりはずっと道の状態は良く、このドライブコースは普通の車でも大丈夫であったかもしれない(実際に普通の車が走っているのを見かけた)。
最初の下りが若干急勾配であり見た目的には不安な感じだが、走り始めてしまえば大したことはない。 このドライブコースには映画の撮影に使われたような場所がいくつかあり、そう行った地点での景観は確かに何かの西部劇で見たことのあるような感じであった。 しかし何よりもそういった光景の中を自分でドライブできるというのは、とても気持ちの良い体験でもあった。
敷地内のドライブはナバホ族のツアーに参加することもできるが、自分でドライブしてみるのも悪くないプランだと思う。

モニュメントバレービューホテルから去りつつ

ウォーキングとドライブが終わったのが午後2時前後であっただろう。 モニュメントバレーを離れ、アリゾナ州ページへと向かうのであった。

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