アイスランドで氷河湖ボートツアー ~Iceland11days(5)

アイスランド旅行も5日目。この日のメインは氷河湖Jökulsárlónでのボートツアー。
ドライブは一気に南部で有名な町ヘプン(Höfn)まで。

アイスランド5日目・氷河湖Jökulsárlónボートツアーへの参加

5日目のロードマップ

南部のドライブではちょいちょい氷河が現れる

南部に限らずだけど、アイスランドをドライブしているとちょいちょい景観の良いビューポイントがある。どこもわざわざ駐車場を作ってるだけあってなかなかの景観。全部止まるのは時間的に無理があるだろうけど、気が向いたら止まって見るのも悪くない。
道路沿いに500m先など看板で表示されているのでわかりやすい。駐車場が狭かったりして入りにくいところもあるけれど。

Viewpointからの氷河

ここ南部のでは氷河関連のビューポイントが多い。いくつかある氷河が色々な角度から見ることができるから。
同じ氷河を見れるビューポイントがいくつかあるので焦ることはないけれど、これはって思ったところで止まって見ると良い。近くから見るのとはまた別の趣がある。

緑の草に包まれた教会Hofskirkjaを訪ねる

この日の最初の目的地はHofと呼ばれる小さな村。

緑に包まれた教会1

山あいの可愛らしい教会

この小さな山あいの村に何があるのかというと、のどかな空気に包まれた素敵な教会がある。
1号線から曲がってすぐたどり着くので、ホフィンまで行く方は是非寄って行くと良いと思う。

緑に埋められた教会

緑の草に埋没した教会

この教会はアイスランドの大地に立っているだけではない。アイスランドの自然の草に包まれている教会なのだ。草葺きの屋根がアイスランドの大地によく馴染んでいる。

ぼこぼこに包まれた教会

アイスランドの時の流れに包まれた教会

そしてアイスランドという土地に暮らす人々の歴史を伝える教会でもあるのだろう。落ち着いた美しさに包まれた教会であった。

ちょっと次のボートツアーへの時間が押していたので慌ただしい滞在になってしまったけれど、美しいのどかな村をちょっと歩いて見ても良かったかもと後で思った。

氷河湖Jökulsárlónのボートツアーへ

さていよいよ本日のメイン。Jökulsárlónのボートツアー。
いくつかボートツアーをやっている会社はある。私たちが選んだのはJökulsárlón Glacier Lagoon Boat ToursのAMPHIBIAN BOAT TOUR。

外部リンク: AMPHIBIAN BOAT TOUR

このツアーを選んだ理由は何と言っても0歳児から参加が可能っていうことで、息子のL君が参加可能だったから。水陸両用車での移動なので陸上では若干揺れる。だけど湖の上に出てしまえばほとんど揺れないので子供でも問題ない。

それから予約するときのTIPSを一つ。この会社割とすぐに予約がいっぱいになってしまうのだけど、日程が近づいてくるとボートの数を増やすことが多いようだ。
私たちも最初希望の時間はすでに予約が埋まってしまっていた。しかし旅行の少し前になったら希望の時間の近くに新しいボートツアーのスケジュールが追加されて、無事そこを予約することができた。

さて、ここの湖Jökulsárlónは1号線を走ってくればとてもわかりやすい。ツアーの開始先は西から来た場合橋大きなを渡った先にある。
橋を渡ったら左手に大きな駐車場があるので、そこに止めて歩いていけば良い。こちらの駐車場は無料。
アイスランドにしては珍しくかつかつに止めている駐車場だったけど、まあバックパーキングになれている日本から来る人には全く問題ないだろう。

私たちはちょっとドライブの時間の見積もりを誤ってしまい、予約しておいたツアー開始時間の直前に到着。みんなで慌てて車から降りて、焦りながらボートへと向かった。
ボートが停まっているすぐ目の前にJökulsárlónの会社の受付の場所があるんだけど、そこは数人の人が並んでいた。おそらく当日受付のボートツアーに申し込んでいる人なのだろう。

氷河湖ボートツアーの水陸両用車

Jökulsárlónの水陸両用車両

一方水陸両用のボートカーにはすでに人が乗り込み始めている様子。このまま並んでいたら間に合わないかもしれない、ということでボートの方に行って従業員に直接聞いてみた。そしたら名前を無線で確認してくれて、そのまま乗り込むことができた。
フレキシブルに対応してくれた従業員に感謝感謝。
ボートに乗り込むと救命具をくれるのでそれを身につけて出発を待つ。1つのボートには20人くらい乗っていた。
全員座ったら準備完了。1分ほど陸上モードで走った後にそのまま氷河湖へ突入し、ボートツアーに変わる。

氷河湖の青い氷

ボートモードに移行したら、立ち上がっても良いとの許可が下りる。その頃にはあたりは氷河の青い氷に包まれている。
こうして浮かび始めた氷の寿命は短いので一期一会。同じ形の氷に出会うことはないと思うとなかなかに感慨深い。
ちなみにこの青い氷は密度が高い氷の構造由来だそうな。

しばらくの間はガイドはなしで、写真撮影に集中する感じ。

氷河湖から氷を拾ってくれたガイドさん

氷河湖から氷を拾い上げてくれたガイドさん

一通り写真撮影が終わると、ガイドの説明が始まる。
氷河湖の由来から、氷河の氷がどのくらいの時間をかけてこの湖に流れこんでくるか。この湖に浮かび始めてからの氷の寿命など。
それから氷河湖の氷を拾い上げてくだいてみんなに配ってくれる。私もせっかくなのでひとかけら味見。アイスランドの自然の中で長年を経た氷の味は格別だった。

反転する前の氷河の氷

反転する前の氷河の氷はあまり綺麗ではない

氷河湖の氷が青く美しいのは湖の中の氷の下部表面が洗い流された後に、重さの関係で上下が反転するから。
氷河湖の奥の方までくると、まだ反転していない大きな氷もある。こちらはあまり綺麗ではないけれど、遠くに見える氷河の感じとはこちらの方が似ている。

時折ジョークや日本語を交えながらのガイドツアーはなかなかにして楽しかった。良いガイドに当たったのかもしれないけど、全般にアイスランドは丁寧で優しげな人が多かったな。

駐車場から歩いていける湖の眺め

氷だけ見るなら駐車場の側の高台からもたくさん見える

1時間ほどのツアーを終えると出発したところと同じ場所へと戻ってくる。
今度は歩いて氷河湖の見学に行ったんだけど、湖にはボロボロと氷河からの氷が溜まっている。これはこれでなかなかに印象的な光景。
なのでボートツアーに参加しない人は、湖だけでも見ていくと良いだろう。

それにしてもこのボートツアーはとてもよかった。次来るときはたぶん氷河ハイキングのツアーに参加するとは思うけど、初めて来る人には全然おすすめできるツアーだ。

そういえば同じく有名なダイアモンドビーチもこのすぐ側だったんだけど、ボートツアーで満足してた私たちはうっかり訪問するのを忘れてしまった。

ヘプンでの夕暮れから日没のHornafjörður Airportへ

さて氷河湖ツアーの後はヘプンまで1時間のドライブ。

せっかく南部では大きめの街のヘプンにいるので、この日の夕食はレストランへと向かうことにした。

レストランはヘプンで人気の高かったシーフードレストランのPakkhús Restaurant。大きな店だったので予約してなかったけど席を取ることができた。
店員さんも丁寧だったし、料理もなかなか美味しかったし満足。価格はまあアイスランド価格だけど、雰囲気と味がよければ問題無し。

Hornafjörður Airport

日没後で誰もいない小さなHornafjörður空港

夕食を食べた後にまだ幾分元気のあった私と嫁はHornafjörður Airportへと向かうことにした。
この空港はとても小さなかわいらしい空港。特に見るものがあるわけではない。

私たちがここにきた理由は、映画「The Secret Life of Walter Mitty」の撮影に使われていたから。日本語名はライフかな?

映画では何もない空港だったけど、実際にも何もない空港。
でもなんとなく雰囲気を感じることができてよかった。

というわけでアイスランド5日目はなかなかに充実した1日だった。翌日からはいよいよアイスランド東部へと進出だ。

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